JPH0296825A - 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール - Google Patents

座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール

Info

Publication number
JPH0296825A
JPH0296825A JP63248956A JP24895688A JPH0296825A JP H0296825 A JPH0296825 A JP H0296825A JP 63248956 A JP63248956 A JP 63248956A JP 24895688 A JP24895688 A JP 24895688A JP H0296825 A JPH0296825 A JP H0296825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modules
tablet
coil
position indicator
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63248956A
Other languages
English (en)
Inventor
Azuma Murakami
東 村上
Norio Akamatsu
則男 赤松
Kazuo Aoki
一男 青木
Yasuhiro Fukuzaki
康弘 福崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP63248956A priority Critical patent/JPH0296825A/ja
Publication of JPH0296825A publication Critical patent/JPH0296825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タブレットと位置指示器との間の電磁結合作
用を利用した座標入力装置及び該装置に用いるタブレッ
ト並びに該タブレットを構成するモジュールに関するも
のである。
(従来の技術) この出願に先立ち、本件出願人は特願昭61−2139
70号(特開昭63−70326号公報参照)c以下、
先願と称す。)において、タブレットと位置指示器との
間の電磁結合作用を利用して位置指示器の指定座標を検
出する新規な装置について提案した。
先願の内容を簡単に説明すると、X方向及びY方向に多
数のループコイルを並設してなるタブレットのうちの一
のループコイルに所定の周波数の電流を加えて該一のル
ープコイルより電波を発信させ、該電波を位置指示器に
設けたコイルとコンデンサを含む同調回路に受信させ、
この時、同調した前記同調回路のコイルより発信される
電波を、前記電流の供給を停止した前記一のループコイ
ルに受信させることによって、該一のループコイルに誘
導電圧を発生させ、これらを前記多数のループコイルの
全てについて繰返し、各ループコイルに発生した多数の
誘導電圧よりその電圧値が最大となる座標、即ち位置指
示器の指定座標を検出するようになしたものであった。
(発明が解決しようとする課題) 前記装置では位置指示器と他の部分との間に信号線を必
要とせず、また、位置指示器に電源を必要としない等の
利点があるが、タブレットの各ループコイルとして、通
常、蒸着やエツチング等によりプリント基板上に形成し
たパターンを用いて構成していたため、タブレットを大
型化するにはその大きさのプリント基板が必要となり、
非常に高価となり、また、各ループコイルはX方向又は
Y方向に直交する方向の広がりを有するため、複数の位
置指示器の指定座標を分離して検出することが困難であ
るという問題点があった。
本発明はタブレットを安価に大型化でき且つ複数の位置
指示器の指定座標を分離して検出可能な座標入力装置を
提供し、また、構成が簡単で精度の良い座標入力装置を
提供し、また、これらの座標入力装置に用いるタブレッ
トを提供し、さらにまた、これらのタブレットを構成す
るモジュールを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明では前記目的を達成するため、タブレットと位置
指示器との間の電磁結合作用に基づいて位置指示器の指
定座標を検出する座標入力装置において、複数ターンの
コイルを内蔵したチップ状のモジュールを多数、X方向
及びY方向にセグメント状に配置してなるタブレットと
、前記タブレットの多数のモジュール中の位置指示器の
指定位置を囲む複数のモジュールと位置指示器との間の
電磁結合作用に基づいて位置指示器のX方向及びY方向
の指定座標を検出する座標検出手段とを備えた座標入力
装置と、該座標入力装置において複数ターンのコイルを
内蔵し且つ該コイルの両端にコンデンサを接続したチッ
プ状のモジュールを多数、X方向及びY方向にセグメン
ト状に配置してなるタブレットと、コイルとコンデンサ
を含み、所定の周波数を同調周波数とする同調回路を有
する位置指示器と、前記多数のモジュールに前記所定の
周波数の交流信号を供給する信号発生回路、前記多数の
モジュールより一のモジュールを選択する選択回路、及
び該選択回路に選択情報を送出して前記多数のモジュー
ルにそれぞれ発生する電圧を順次検出し、該多数の電圧
より位置指示器のX方向及びY方向の指定座標を算出す
る処理装置からなる座標検出手段とを用いた座標入力装
置と、複数ターンのコイルを内蔵したチップ状のモジュ
ールを多数、X方向及びY方向にセグメント状に配置し
たタブレットと、該タブレットにおいて多数のモジュー
ルの各コイルの両端にコンデンサをそれぞれ接続したタ
ブレットと、複数ターンのコイルを内蔵し、チップ状に
形成したモジュールと、該モジュールにおいてコイルの
両端にコンデンサを接続したモジュールとを提案する。
(作 用) 本発明の座標入力装置によれば、位置指示器より発生さ
れる電波に基づいてタブレットの多数のモジュールのコ
イルに電圧が発生し又はタブレットの多数のモジュール
のコイルより順次発生される電波に基づいて位置指示器
に電圧が発生するが、該電圧のうちの前記多数のモジュ
ール中の位置指示器の指定位置を囲む複数のモジュール
のコイルに発生する電圧又は位置指示器の指定位置を囲
む複数のモジュールのコイルより発生される電波に基づ
いて位置指示器に発生する電圧より、座標検出手段によ
って前記位置指示器のX方向及びY方向の指定座標が検
出され、位置指示器が複数個あれば、各位置指示器の指
定位置を囲む複数のモジュールのコイルに発生する電圧
又は各位置指示器の指定位置を囲む複数のモジュールの
コイルよ・り発生される電波に基づいて各位置指示器に
発生する電圧より、座標検出手段によって前記各位置指
示器のX方向及びY方向の指定座標が検出される。
また、本発明の他の座標入力装置によれば、タブレット
の多数のモジュール中のコイル及びコンデンサには信号
発生回路より発生される所定の周波数の交流信号が加え
られて共振し、該多数のモジュール中のコイルからはそ
れぞれ電波が発生される。該電波はタブレット上で位置
指定を行なう位置指示器の同調回路内のコイルに受信さ
れるが、この際、モジュール中のコイル及びコンデンサ
内の電磁エネルギーは位置指示器の同調回路に移動、即
ち吸収され、該同調回路に前記交流信号に同期した誘導
電圧を発生させるとともに、コンデンサの両端間の電圧
を低下させる。前記電磁エネルギーの移動はモジュール
中のコイルと位置指示器のコイルとの電磁結合によって
行なわれるため、前記コンデンサの両端間の電圧はモジ
ュール中のコイルと位置指示器のコイルとの距離に依存
し、該距離が小さい程、小さくなる。従って、位置指示
器を置いた位置(指定位置)に最も近いコイルを有する
モジュール中のコンデンサの両端間の電圧を最小として
、該指定位置から離れるに従って徐々に大きくなる電圧
が各モジュール中のコンデンサの両端間に発生する。前
記多数のモジュール中のコンデンサの両端間の電圧は選
択回路を介して順次検出され、さらに処理装置により演
算処理され、その値がX方向及びY方向において最小と
なる位置、即ち位置指示器のX方向及びY方向の指定座
標が求められる。なお、位置指示器が複数個ある場合で
も前記同様にして各位置指示器毎のX方向及びY方向の
指定座標が求められる。
また、本発明のタブレットによれば、モジュールの数を
変えることによりその面積を自由に変更でき、大型のタ
ブレットを構成できる。また、本発明の他のタブレット
によれば、インダクタンスの大きなコイルとコンデンサ
による電磁結合作用の強い同調回路からなる任意の面積
を備えたタブレットを構成できる。
また、本発明のモジュールによれば、任意の形状のタブ
レットを構成でき、また、本発明の他のモジュールによ
れば、インダクタンスの大きなコイルとコンデンサによ
る電磁結合作用の強い同調回路を備えた任意の形状のタ
ブレットを構成できる。
(実施例) 第1図は本発明の座標入力装置の一実施例を示すもので
、図中、1はタブレット、2は信号発生回路、3は位置
指示器、4は選択回路、5は処理装置である。
タブレット1は、多数、ここでは256個のチップ状の
モジュール11−1〜11−258をX方向及びY方向
にそれぞれ16個ずつセグメント状に配置してなるもの
であり、これらは実際には合成樹脂のような電波を遮断
しない素材からなるケース(図示せず)に収納され一体
化されている。
各モジュールは、第2図にも示すように略正方形の基板
12上に複数ターン(ここでは20〜30ターン)構成
のコイルLをその軸が基板面12aに直交する如く設け
、該コイルLの両端をコンデンサCで接続するとともに
端子13及び14にそれぞれ接続し、さらに該コイルL
の一端、二二では端子13に接続された一端を抵抗Rを
介して端子15に接続してなっている。なお、コンデン
サCはコイルLとともに周知の共振(同調)回路を構成
するためのものであり、その容量値はコイルLの誘導値
とともに所定の周波数foにおいて電圧と電流の位相が
同相で共振(同調)する値に設定されている。
前記各モジュール11−1〜11−25[iの端子13
はそれぞれ選択回路4に接続され、また、端子14は共
通に接地されている。
信号発生回路2は、前述した所定の周波数の交流信号を
発生し、これを各モジュール11−1〜11−256に
供給するものであり、各モジュール11−1〜11−2
58にその端子15を介して接続されている。
位置指示器3は、タブレット1上で位置を指定するため
のものであり、コイルとコンデンサを含む同調回路31
を内蔵している。
第3図は位置指示器(以下、ベンと称す。)3の詳細な
構造を示すもので、合成樹脂等の非金属素材からなるペ
ン軸32の内部にその先端寄りから、ボールペン等の芯
体33と、該芯体33を摺動自在に収容し得る透孔を備
えたフェライトコア34と、コイルバネ35と、スイッ
チ311.フェライトコア34の周囲に巻回されたコイ
ル312゜コンデンサ313からなる同調回路31とが
一体的に組合されて内蔵され、その後端にはキャップ3
6が取付けられてなっている。
前記コイル312とコンデンサ313は第4図にも示す
ようにスイッチ311を介して互いに直列に接続されて
おり、該スイッチ3Nがオンとなった時、周知の共振回
路を構成する如くなっている。該コイル312及びコン
デンサ313の数値は所定の周波数fOにおいて、電圧
と電流の位相が同相で共振(同調)する値に設定されて
いる。なお、スイッチ311はペン軸32を手等で保持
し、芯体33の先端をタブレット1の入力面(図示せず
)に押付けることによってペン軸32内に押込むと、そ
の後端によりコイルバネ35を介して押圧され、オンと
なる如くなっている。
選択回路4は、前記多数のモジュール11−1〜11−
258より一のモジュールを選択するものであり、マル
チプレクサ(MPX)41=1〜41−16及び42か
らなっている。各マルチプレクサ41−1〜41−16
はそれぞれY方向に一列に並んだ16個のモジュールの
端子13に接続され、処理装置5からのY方向選択情報
に基づいてそのうちの一つをそれぞれ選択し、また、マ
ルチプレクサ42は各マルチプレクサ41−1〜41−
16の出力端子に接続され、処理装置5からのX方向選
択情報に基づいてそのうちの一つ、即ち各マルチプレク
サ41−1〜41−16によって選択された16個のX
方向に一列に並んだモジュールのうちの一つを選択し、
その出力信号を処理装置5に送出する如くなっている。
第4図は同調回路31及び処理装置5の詳細とともに装
置全体の構成を示すもので、図中、51は制御回路、5
2は増幅器、53は検波器、54は低域コイルタ(L 
P F)であり、これらは処理装置5を構成する。
制御回路51は周知のマイクロプロセッサ等より構成さ
れ、所定のプログラムに従ってタブレット1の各モジュ
ールの切替を制御するとともに、低域コイルタ54から
の出力値をアナログ・ディジタル(A/D)変換し、後
述する演算処理を実行してベン3によるX方向及びY方
向の指定位置の座標値を算出する。
第5図は制御回路51のプログラムに対応する流れ図を
示すもので、以下、これに従って、動作を説明する。
タブレット1の各モジュール11−1〜11−256に
は前述したように信号発生回路2より所定の周波数fO
1例えば500kHzの交流信号(例えば正弦波信号)
が供給されており、モジュール11−1〜11−256
のコイルし及びコンデンサCは該周波数fOで共振し、
電波を発生する。
ここで、タブレット1上にてベン3が略直立状態に保持
され且つそのスイッチ311がオンとなっていると、各
モジュール11−1〜11−258のコイルLからの電
波はベン3のコイル312に受信されるが、この際、モ
ジュール11−1〜11−256のコイルし及びコンデ
ンサC中の電磁エネルギーはベン3の同調回路31に移
動、即ち吸収され、該同調回路31に前記交流信号に同
期した周波数fOの誘導電圧を発生させるとともに、各
モジュール11−1〜11−258のコンデンサCの両
端間の電圧を低下させる。
前記電磁エネルギーの移動はモジュール11−1〜11
−258のコイルLとベン3のコイル312との電磁結
合によって行なわれるため、各モジュール11−1〜1
1−258のコンデンサCの両端間の電圧はモジュール
11−1〜11−258のコイルLとベン3のコイル3
12との距離に依存し、該距離が小さい程、小さくなる
従って、ベン3を置いた位置(指定位置)に最も近いコ
イルLを有するモジュール中のコンデンサCの両端間の
電圧を最小として、該指定位置から離れるに従って徐々
に大きくなる電圧が各モジュール11−1〜11−25
8のコンデンサCの両端間に発生する。
第6図はベン3と各モジュール中のコイルしどの位置関
係の一例を示すもので、図中、符号37を付した印「+
」はベン3による指定位置を示し、また、記号りに番号
を添えた符号を付した印「O」はコイルLの位置を示す
(なお、番号は各コイルLに対応するモジュールの番号
である。)。
この場合、指定位置37に最も近いコイルはコイルL3
Bであり、該コイルLu1lを有するモジュール11−
36のコンデンサCの両端間の電圧が最小値となる。
モジュール11−1〜11−256のコンデンサCの両
端間の電圧は制御回路51よりのX方向及びY方向の選
択情報に基づいて切替えられる選択回路4を介して増幅
器52に順次入力され増幅され、検波器53で検波・整
流され、さらに遮断周波数の充分低い低域コイルタ54
にて直流電圧に変換され、制御回路51に送出される。
第7図は各モジュール中のコンデンサCの両端間の電圧
の一例を示すもので、ここでは第5図に示したコイルL
3Bを存するモジュールを含むX方向の複数のモジュー
ルのコンデンサCの両端間の電圧値を示す。図中、横軸
はX方向の座標位置を示し、x33〜x40はモジュー
ル11−33〜11−40中のコイルLのX方向におけ
る座標値を表わし、また、縦軸は電圧値を示し、V33
〜V40はモジュール11−33〜11−40中のコン
デンサCの両端間の電圧値を表わしている。
制御回路51は各モジュール11−1〜11−256の
コンデンサCの両端間の直流電圧を前記選択情報に同期
して読取り、A/D変換し、これらのディジタル値を一
時記憶し、そのうちの最小値が所定のレベル以下か否か
をチエツクし、所定レベル以下、即ちベン3による位置
指定がなされていれば、後述する演算処理を実行してベ
ン3によるX方向及びY方向の指定位置の座標値を算出
し、図示しないホストコンピュータ等へ転送し、以下、
これを繰返す。
なお、検出電圧の最小値が所定レベル以下でなければベ
ン3による位置指定がなされていないと判断して以後の
座標計算等を停止させる。
ベン3によるX方向及びY方向の指定位置の座標値を求
める算出方法の一つとして、前記検出電圧V1〜v25
6の極小値付近の波形を適当な函数で近似し、その函数
の極小値の座標を求める方法がある。
例えば第7図において、最小値の検出電圧V3Bと、そ
の両側の検出電圧V35及びVB2を2次函数で近似す
ると、次のようにしてベン3による指定位置のX方向の
座標値xpを算出することができる(但し、各モジュー
ル11−1〜11−258のコイルLの中心位置の座標
値をx1〜x 25Bとし、その間隔をΔXとする。)
。まず、各電圧と座標値より、 VB2−a  (x35−xp )   +b    
−=−=<1’)V3B= a  Cx3B −xp 
)   + b     −(2)VB2− a  (
x37− xp )   + b    ・・・・・(
8)となる。ここで、a、bは定数(a>0)である。
また、 x3B−x35−ΔX            ・・・
・・・(4)x37−x35=2Δx        
  −−−−−−(5)となる。(4)、(5)式を(
2) 、 (3)式に代入して整理すると、 xp −x35+Δx/2  ((3V35−4V3B
+ VB2) / (VB2−2 V3B+ VB2)
 )・・・・・・(6) となる。
従って、各検出電圧Vl−1’256より最小値の検出
電圧及び該最小値の検出電圧が得られたモジュールに対
してX方向の前後、即ち番号で「−1」及び「1」異な
るモジュールの検出電圧を抽出し、これらと該最小値の
検出電圧が得られたモジュールのX方向の1つ前のモジ
ュール中のコイルLのX座標値(既知)とから前述した
(6)式に相当する演算を行なうことにより、ベン3の
X方向の指定位置の座標値xpを算出できる。
また、同様に各検出電圧V1〜V25Bより最小値の検
出電圧及び該最小値の検出電圧が得られたモジュールに
対してY方向の前後、即ち番号でr−16J及び「16
」異なるモジュールの検出電圧を抽出し、これらと該最
小値の検出電圧が得られたモジュールのY方向の1つ前
のモジュール中のコイルLのY座標値(既知)とから前
述した(6)式に相当する演算を行なうことにより、ベ
ン3のY方向の指定位置の座標値を算出できる。
また、検出電圧v1〜V256中より所定レベル以下の
検出電圧が、一定以上離れた位置のモジュールに対応す
る電圧として、2つ以上検出された場合、複数のベン3
が使用されていると判断し、それぞれについて前述した
ようなX方向及びY方向の座標検出を行なうことができ
る。
なお、ベン3の同調回路31によって両端間の電圧値が
低下するコンデンサを有するモジュールは該ベン3が置
かれた位置を中心としてその前後の数本のみであり、ま
た、前述したように一方向の座標検出に必要な電圧値は
最小値を示す電圧値とその前後の電圧値との3つの値で
あるから、制御回路51は2回目以降の座標検出におい
てモジュール11−1〜11−256のうち、最小の電
圧値が得られたモジュールを中心としてそのX方向及び
Y方向の一定数、例えば4個×4個の計16個のモジュ
ールのみを選択する情報を選択回路4に送出し、前記同
様にして電圧値を得てベン3に対するX方向及びY方向
の座標検出を行なうようにしても良く、複数のベン3の
使用時にはそれぞれに対して同様に複数個のモジュール
のみを選択する情報を選択回路4に送出し、電圧値を得
て、それぞれのベン3に対するX方向及びY方向の座標
検出を行なうようにしても良い。
また、前記実施例ではタブレット1の各モジュール中の
電磁エネルギーをベン3側に吸収させ、この際、発生す
るコンデンサCの端子電圧の低下に基づいて座標検出を
行なう装置に適用したが、従来例で説明したタブレット
側のコイルとベン側の同調回路との間で電波を送受信し
、この際、タブレット側のコイルに誘導される電圧の強
さに基づいて座標検出を行なう装置に用いても良く、ま
た、ベンと処理装置との間がコードで接続された周知の
電磁結合型の座標入力装置に用いても良い。
なお、これらの装置に適用する場合、モジュール中のコ
ンデンサCや抵抗Rは省略しても良い。
また、実施例中のモジュールの個数やその並べ方は一例
であり、これに限定されないことはいうまでもない。
また、タブレット上に液晶デイスプレィパネルのような
平面状の表示装置(但し、電波を遮断するような素材を
使用しないものに限る。)を重ね合わせて使用するよう
にしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の座標入力装置によれば、複
数ターンのコイルを内蔵したチップ状のモジュールを多
数、X方向及びY方向にセグメント状に配置してタブレ
ットとなしたため、大きなプリント基板等を必要とせず
、モジュールの数を増やすのみで大きなタブレットを構
成でき、また、前記タブレットの多数のモジュール中の
位置指示器の指定位置を囲む複数のモジュールと位置指
示器との間の電磁結合作用に基づいて位置指示器のX方
向及びY方向の指定座標を検出する座標検出手段を備え
たため、複数の位置指示器のX方向及びY方向の指定座
標を別々の複数のモジュールよりそれぞれ独立して検出
することができる。
また、本発明の他の座標入力装置によれば、タブレット
の多数のモジュール中のコイル及びコンデンサに所定の
周波数の交流信号を加えて電波を発生させ、該所定の周
波数を同調周波数とする位置指示器の同調回路により前
記電波を吸収させることによって各モジュールのコンデ
ンサの両端間の電圧を変化させ、該多数の電圧より位置
指示器のX方向及びY方向の指定座標を算出するように
なしたため、大きなプリント基板等を使用することなく
大きなタブレットを構成でき且つ複数の位置指示器の指
定座標をそれぞれ検出できることはもとより、多数のモ
ジュールには交流信号を常時加えるのみで良くその駆動
回路が簡単となり、また、各コンデンサの両端間の電圧
の読取り速度は処理装置の処理能力に合わせて任意に設
定でき、また、タブレット側及び位置指示器側ともコイ
ル及びコンデンサからなる同調回路を構成しているため
座標検出の精度が高く、また、位置指示器側にはコイル
とコンデンサを主要な要素とする同調回路を設けるのみ
で良く、コードが不要となり且つ電池や磁石等の重量の
ある部品が不要となり、その分、操作性が良くなる。ま
た、得られた電圧に対する演算処理の精度を上げること
によって、座標検出精度をさらに上げることもできる。
また、本発明のタブレットによれば、モジュールの数を
変えるのみで、その面積を自由に変更でき、大型のタブ
レットを安価に提供でき、また、本発明の他のタブレッ
トによれば、電磁結合作用の強い同調回路からなる任意
の面積を備えたタブレットを安価に提供できる。
また、本発明のモジュールによれば、任意の形状のタブ
レットを提供でき、また、本発明の他のモジュールによ
れば、電磁結合作用の強い同調回路を備えた任意の形状
のタブレットを提供できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の座標入力装置の一実施例を示す構成図
、第2図はモジュールの斜視図、第3図は位置指示器の
断面図、第4図は位置指示器の同調回路、処理装置の詳
細とともに装置全体の構成を示す図、第5図は制御回路
のプログラムに対応する流れ図、第6図はペンと各モジ
ュール中のコイルとの位置関係の一例を示す図、第7図
はモジュールより得られる検出電圧の一例を示す図であ
る。 1・・・タブレット、11−1〜11−256・・・モ
ジュール、2・・・信号発生回路、3・・・位置指示器
、4・・・選択回路、5・・・処理装置、12・・・基
板、L・・・コイル、C・・・コンデンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タブレットと位置指示器との間の電磁結合作用に
    基づいて位置指示器の指定座標を検出する座標入力装置
    において、 複数ターンのコイルを内蔵したチップ状のモジュールを
    多数、X方向及びY方向にセグメント状に配置してなる
    タブレットと、 前記タブレットの多数のモジュール中の位置指示器の指
    定位置を囲む複数のモジュールと位置指示器との間の電
    磁結合作用に基づいて位置指示器のX方向及びY方向の
    指定座標を検出する座標検出手段とを備えた ことを特徴とする座標入力装置。
  2. (2)複数ターンのコイルを内蔵し且つ該コイルの両端
    にコンデンサを接続したチップ状のモジュールを多数、
    X方向及びY方向にセグメント状に配置してなるタブレ
    ットと、 コイルとコンデンサを含み、所定の周波数を同調周波数
    とする同調回路を有する位置指示器と、前記多数のモジ
    ュールに前記所定の周波数の交流信号を供給する信号発
    生回路、前記多数のモジュールより一のモジュールを選
    択する選択回路、及び該選択回路に選択情報を送出して
    前記多数のモジュールにそれぞれ発生する電圧を順次検
    出し、該多数の電圧より位置指示器のX方向及びY方向
    の指定座標を算出する処理装置からなる座標検出手段と
    を用いた ことを特徴とする請求項(1)記載の座標入力装置。
  3. (3)複数ターンのコイルを内蔵したチップ状のモジュ
    ールを多数、X方向及びY方向にセグメント状に配置し
    たことを特徴とするタブレット。
  4. (4)多数のモジュールの各コイルの両端にコンデンサ
    をそれぞれ接続したことを特徴とする請求項(3)記載
    のタブレット。
  5. (5)複数ターンのコイルを内蔵し、チップ状に形成し
    たことを特徴とするモジュール。(6)コイルの両端に
    コンデンサを接続したことを特徴とする請求項(5)記
    載のモジュール。
JP63248956A 1988-10-04 1988-10-04 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール Pending JPH0296825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63248956A JPH0296825A (ja) 1988-10-04 1988-10-04 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63248956A JPH0296825A (ja) 1988-10-04 1988-10-04 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0296825A true JPH0296825A (ja) 1990-04-09

Family

ID=17185905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63248956A Pending JPH0296825A (ja) 1988-10-04 1988-10-04 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0296825A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0607694B2 (en) Cordless digitizer
JPS6370326A (ja) 位置検出装置
EP2690533B1 (en) Indicator position detecting device
JPH07311647A (ja) 位置検出装置及びそのノイズ除去方法
KR20090033659A (ko) 좌표 입력 장치
JPS63108424A (ja) 位置検出装置
EP1413975B1 (en) Device and method for an electromagnetic digitizer tablet
JP2642592B2 (ja) 位置検出装置
JPH0296825A (ja) 座標入力装置及び該装置に用いるタブレット並びに該タブレットを構成するモジュール
JP2608895B2 (ja) 座標入力方法及びその装置
JP2513685B2 (ja) 位置検出装置
JP2855112B2 (ja) 位置検出装置
JP2513694B2 (ja) 座標入力装置
JP2583508B2 (ja) 位置検出装置
JPH03241415A (ja) 座標入力装置
JPH0253128A (ja) 位置検出装置
JPH0588811A (ja) 位置検出装置
JPS63108426A (ja) 位置検出装置
JPS63108425A (ja) 位置検出装置
JP2590167B2 (ja) タブレットの収容構造
JPH0421143Y2 (ja)
JP2966854B2 (ja) 座標入力装置
JPH0628093A (ja) コードレスデジタイザ
JPH07111673B2 (ja) 位置検出装置
JPS63115218A (ja) 位置検出装置