JPH0295626A

JPH0295626A - モータ内蔵型カートリッジ

Info

Publication number: JPH0295626A
Application number: JP24864288A
Authority: JP
Inventors: Tomoyuki Nakanishi; 中西　知行
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1988-09-30
Filing date: 1988-09-30
Publication date: 1990-04-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、例えば銀行業務で使用される現金自動預金
支払機、自動両替機等に着脱されるようなカートリッジ
に関し、さらに詳しくは紙葉類の繰出し性能を高めなモ
ータ内蔵型カー　トリッジに関する。

（ロ）従来の技術一般に、この種のカートリッジは、装置本体に着脱して
使用され、内部に紙幣、伝票、カード、定形用紙、有価
証券等の紙葉類を重ねて収納する収納部を有し、この収
納部の前部繰出し側に対向する繰出しローラを介して紙
葉類を一枚ずつ繰出している。

通常、この繰出しローラの駆動源は、装置本体に装備さ
れた駆動機構の駆動出力を受けて駆動されるため、繰出
しローラは終始高速の繰出し速度で動力伝達されて回転
駆動し、次第に速度を増して行くような紙葉類の繰出し
に適した速度制御ができず、この結果、繰出し始動時に
紙葉類との摩擦接触力が十分に得られ゛ずに、空出しが
発生することがあった。

また、カートリッジの外部よりカートリッジの内部に動
力伝達する構成のため、動力伝３！！機構としての電磁
クラッチや電磁ブレーキ等を要してコスト高となる問題
を有していた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点この発明は、紙葉類の繰出しに適した繰出し速度で繰出
すことができるモータ内蔵型カートリッジの提供を目的
とする。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明は、装置本体に着脱許容され、内部には紙葉類
を重ねて収納する収納部を有し、この収納部の重ね方向
前方に対向する繰出しローラを介して紙葉類を一枚ずつ
繰出すカートリッジであって、前記繰出しローラを一枚
出し駆動制御するパルスモータをカートリッジの内部に
備えなモータ内蔵型カートリッジである。

（ホ）発明の作用この発明によれば、カートリッジの内部に設けられたパ
ルスモータを駆動制御し、このパルスモタによって紙葉
類を繰出す繰出し始動時には、紙葉類との間に十分な摩
擦接触力が得られるように繰出しローラを低速で繰出し
回転させ、これ以降は次第に繰出し速度を速めて所定の
繰出し速度で紙葉類を繰出し操作する。

（へ）発明の効果この結果、繰出される紙葉類は繰出しローラの摩擦接触
力が与えられて一枚ずつ確実に繰出され、空出し等を解
消した円滑な繰出しが行なえる。

また、カートリッジの内部にパルスモータを内蔵するこ
とで、動力伝達用の電磁クラッチや電磁ブレーキ等の動
力伝達部品を省略することができ、確実に低コスト化で
きるほか、カートリッジ外部の駆動系を介して内部の紙
葉類を取出すような不正行為も完全に防止することがで
き、防盗性にも優れた効果を発揮する。

（ト）実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は現金自動預金支払機に着脱されるモータ内蔵型カ
ートリッジを示し、このモータ内蔵型カドリッジ１１は
長方形状を有して構成され、内部の長手方向には紙幣１
２の多数枚を収納する収納部１３が形成されている。

この収納部１３は、紙幣１２を横長の立姿に重ねた状態
で繰出しに適した後傾状態の押圧板１４にもたれさせて
、繰出し方向の前後プーリ１６間に長く張設されな載置
搬送ベルト１５上に整列収納し、これら押圧板１４と載
置搬送ベルト１５との双方の付勢移送作用によって、内
部に収納された紙幣１２を繰出し側に付勢移送すべく設
けている。

そして、収納部１３の繰出し側に相当するカドリッジ１
１の前端開口部には、後傾状態に整列収納された紙幣１
２の前端面上部側に対向する補助ローラ１７と、前端面
下部側に対向する繰出しローラ１８とを対設し、これら
ローラ１７，１８はタイミングベルト１９を介して同期
して回転駆動され、通常は回転停止状態にある両ローラ
１７゜１８に対し、紙幣１２が押圧板１４および載置搬
送ベルト１５の付勢作用を受けて、繰出しに適した収納
状態で待機されている。さらに、繰出しローラ１８の下
側に対向する対向面には、紙幣１２を一枚出し規制する
ための分離ローラ２０が対設されている。

上述の補助ローラ１７および繰出しローラ１８の外周面
には、一部ゴム材等の高摩擦部材２１を周設しており、
この高摩擦部材２１により繰出しに要する紙幣１２との
十分な摩擦接触力が得られるように設けている。

ところで、このカートリッジ１１の内部繰出し側には、
繰出しローラ１８を駆動するための小型のパルスモータ
Ｍを内蔵しており、このパルスモータＭは、カートリッ
ジ前部の繰出し近傍位置に配設して、このパルスモータ
Ｍの主軸と一体の回転円板２２に突設した連結ピン２３
を、繰出しローラ１８の一端部に連結し、このパルスモ
ータＭを駆動することに基づいて駆動軸２４上の繰出し
ローラ１８を、所定パルス量だけ回転駆動させる。

このパルスモータＭに対しては、図示しない制御回路部
より所定のパルス信号が入力されて、紙幣の一枚出しに
適した回転速度および回転量になるように、パルスモー
タＭを駆動して、補助ロラ１７と繰出しローラ１８を回
転制御する。

図中、２５は繰出しガイド板、２６は装置本体側の駆動
接点片、２７はカートリッジ側の接点対応部である。

このように構成されたカートリッジを用いて紙幣を繰出
す際、通常、内部に収納されている紙幣１２・・・は、
押圧板１４の押圧付勢作用と、載置搬送ベルト１５の移
送作用とを受けて、紙幣１２は収納部１３の前端繰出し
側より繰出し可能な状態に待機されている。

そして、今、装置本体側からの繰出し信号が入力される
と、パルスモータＭはその繰出しパルス信号を受けて回
転駆動し、このとき紙幣１２の繰出し始動時は、各ロー
ラ１７，１８と紙幣１２との接触面間に十分な摩擦接触
力が得られるように両ローラ１７，１８を低速で繰出し
始動させ、これ以降は次第に繰出し速度を速めて、所定
の繰出し速度で紙幣１２を繰出すように駆動制御し、こ
の緩急を持たせた回転駆動作用により、終始紙幣の一枚
出しに適した繰出し対応速度となって、繰出し方向に導
びかれて繰出される。

上述のように、繰出される紙幣に対しては補助ローラお
よび繰出し口〜うの摩擦接触力が確実に与えられて、空
出しのない円滑な一枚出しが行なえる。

また、カートリッジの内部にパルスモータを内蔵するこ
とで、動力伝達用の電磁クラッチや電磁ブレーキ等の動
力伝達部品を省略して低コスト化が図れるほか、駆動系
を介した不正行為も完全に阻止することができ、防盗性
にも優れたカートリッジとなる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はモータ内蔵型カートリッジの要部横断平面図、第２図はモータ内蔵型カートリッジの要部縦断側面図で
ある。１１・・・モータ内蔵型カートリッジ１２・・・紙　幣　　　　　１３・・・収納部１７・・
・補助ローラ　　　１８・・・繰出しローラＭ・・・バ
ルスモータ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）装置本体に着脱許容され、内部には紙葉類を重ね
て収納する収納部を有し、この収納部の重ね方向前方に
対向する繰出しローラを介して紙葉類を一枚ずつ繰出す
カートリッジであつて、前記繰出しローラを一枚出し駆動制御するパルスモータ
をカートリッジの内部に備えたモータ内蔵型カートリッジ。