JPH0295553A - ワークの加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ワークの加工装置に関し、更に、詳細には、
搬送されるワークを順次加工する複数の加工ステーショ
ンから構成され、前加工ステーションの加工情報に基づ
いて、後加工ステーションでワークへの加工を行うよう
になっているワークの加工装置に関するものである。

（従来の技術） 上記したような種類のワークの加工技術としては、例え
ば、特開昭５８−４０２５１号公報に開示されているよ
うなワークの加工方法が知られている。このワークの加
工方法は、互いに異なる加工指示方法によってワークを
加工する複数の上流側ラインと、これらのラインを通過
したワークを混在させて加工搬送する併行生産ラインと
を備えた加工ラインにおいて使用されるものであり、上
流側ラインの識別の表示をワークに表示手段により付け
、上記上流ラインと併行生産ラインとの間に設けた検出
手段により上記表示を検出し、この検出手段の信号に基
づき、下流側の併行生産ラインの制御装置に加工指示デ
ータを設定させ、ステージ毎に所定の加工を行わさせる
ものである。

このような加工方法によれば、上流側ラインにおいて、
ワークがどのような種類の加工を受けたかが検出でき、
この検出に基づき、下流側ラインでの加工の内容を設定
することができる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述の加工方法においての下流側ライン
での加工の内容の設定は、単に上流側の加工の種類に基
づいて行われるに過ぎず、従って、上流側での加工の許
容範囲内でのバラツキ等の対処を下流の加工ステーショ
ンで行わなければならないが、その際、そのバラツキの
情報は、利手段にて下流の加工ステーションに送らなけ
ればならず、設備投資の増大を招くおそれがあった。

そこで、本発明は、前加工ステーションでの加工情報も
生かし、全体としての加工精度を向上させるとともに、
従来のシステムと比較して、大幅な設備投資を行う必要
のないワークの加工装置を提供することを目的とするも
のである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、搬送されるワークを順次加工する複数の加工
ステーションから構成され、前加工ステーションの加工
情報に基づいて、後加工ステーションでワークへの加工
を行うようになっているワークの加工装置であって、ワ
ークとともに搬送される記憶手段、前記前加工ステーシ
ョンでのワークへの加工状態を検出し、この加工状態を
示す前加工情報を前記記憶手段に記憶させる検出手段、
前記記憶手段に記憶されている前加工情報を読み取る読
取り手段、およびこの読取り手段が読み取った前加工情
報を受け、この前加工情報に基づいて、後加工ステーシ
ョンに加工指令を行う制御手段を備えていることを特徴
とするものである。

（発明の作用・効果） 本発明のワークの加工装置においては、例えば、前加工
ステーションでのワークへの加工状態、すなわち、許容
範囲内でのバラツキをも含めた実際の加工寸法等の実際
の加工状態を検出し、この検出された加工状態ｊご基づ
き、後りロエステーションで、上記バラツキを吸収する
ような加工指示を゛行うことができ、加工全体としての
精度を向上させることができる。

（実施例） 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施例
によるワークの加工装置について説明する。なお、以下
の実施例にふいては、ワークの加工装置が、自動車用エ
ンジンの組立装置の一部である場合について説明する。

ワーク加工装置の概要 第１図は、自動車用エンジンの組立ライン１の一部を概
略的に示したものである。

この組立ライン１は、ワーク支持部材Ｃ（第２図、第３
図）に支持されたワークＷをコンベア等の搬送装置２に
よって、矢印六方向に搬送しつつ加工を行うものであり
、シリンダブロックへピストンを嵌挿する加工までを行
う前加工ステーション３と、このシリンダブロックとシ
リンダヘッドの間にガスケットを取り付けるガスケット
取付はステーションである後加工ステーション４とを備
えている。

上記前加工ステーション３の下流側には、上死点位置に
あるピストンの上面とシリンダブロックの上面との間の
間隔であるトッピングを測定するためのトッピング装置
５が配置されている。このトッピング装置５は、上記ト
ッピングを測定して、このトッピングの値を示すトッピ
ング信号を出力するものである。このトッピング装置５
は、ワークＷを特定するための第１のＩＤ制御装置６に
接続されている。このＩＤ制御装置６は、第２図に概略
水したように、マイクロコンピュータ等からなるもので
あり、上記ワークＷのエンジンの車種を指示する車種指
示回路７とも接続されている。

上記ＩＤ制御装置６は、トッピング装置５および車種指
示回路７からそれぞれデータ信号を受け、これらの信号
に基づき、車種とトッピング値との関係で決定され、使
用されるガスケットの厚さに関係するワーク特定データ
を作成する。

このＩＤ制御装置６には、第２図に示されてぃるように
、磁気ヘッドである書込みヘッド８が接続されている。

この書込みへラド８は、トッピング装置の下流に設置さ
れて、該ワーク支持部材Ｃとともに搬送されるデータキ
ャリア９に、上記ＩＤ制御装置６のＩＤコントローラ６
ａの制御下で、上記ワーク特定データを書き込み、これ
を記憶させるようになっている。

上記後加工ステーション４の上流側には、第３図に良く
示されているように、上記データキャリア９に記憶され
ているワーク特定データを読み取るための磁気ヘッドで
ある読取りヘッド１０が配置されている。この読取りヘ
ッド１０は、マイクロコンピュータ等で構成された第２
のＩＤ制御装置１１に接続されている。この第２のＩＤ
制御装置１１は、ＩＤコントローラｌｌａを介してマイ
クロコンピュータに、ワーク特定データを取り込み、こ
のワーク特定データに基づいて、上記後加工ステーショ
ン４に配置されているガスケット自動搬送装置１２へ出
力する指令信号を作成する。

このＩＤ制御装置１１で作成され、ガスケット自動搬送
装置１２に出力される指令信号に、ガスケットの厚さに
ついての情報が含まれている。このガスケットの厚さは
、同一の車種の場合には、上記トッピングの値が小さい
ほど大きくされる。

上記ガスケット自動搬送装置１２は、ＩＤ制御装置１１
からの指令信号を受け、この信号に基づいて、厚さ、そ
の他の仕様が異なる数種類のガスケットの中から、所定
のガスケットをピックアップして搬送し、後加工ステー
ション４にふいて、エンジンへの該ガスケットの取り付
けを行う。

トッピング装置５ 次に、第４図を参照しつつ、トッピング装置５について
説明する。

このトッピング装置５は、支柱２０沿って、上下方向に
摺動することのできる摺動ヘッド２１を有している。こ
の摺動ヘッド２１には、ピストンが組み込まれたシリン
ダブロックであるワークＷのクランクシャフトＷ１を回
転させるクランクシャフト回転装置２２が設けられてい
る。このクランクシャフト回転装置２２は、クランクシ
ャフト＼〜１を把持するクランプ部２３を備えている。

上記摺動ヘッド２１には更に、ワークＷの上方に位置し
、ワークＷの実際のトッピング値を測定する差動トラン
ス測定器２４が設けられている。

この差動トランス測定器２４には、マイクロコンピュー
タ等で構成される計測制御ユニット２５が接続されてい
る。この計測制御ユニット２５は、ピストンの上死点を
判断し、このときのトッピング値を判定し、これを７−
クＷのトッピング値の情報として、ＩＤ制御装置６に出
力するようになっている。

ガスケット自動搬送装置１２ 次に、第５図を参照しつつ、ガスケット自動搬送装置１
２について説明する。

このガスケット自動搬送装置１２は、基台３０を備えて
おり、この基台３０上には、ガスケットホルダ３１が、
Ｘ方向に摺動可能に設けられている。このガスケットホ
ルダ３１は、例えば、図に示したように６つのガスケッ
ト収容部３１ａ、３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ、３Ｌｅ、３
１　ｆを備えており、この６つのガスケット収容部３１
ａ、３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ、３１ｅ、３１　ｆ内には
、それぞれ、車種、厚さ等で異なる６種のガスケット（
図示せず）が収容されている。

上記基台３０の上方には、この基台３０から搬送装置２
の上方位置まで、上記Ｘ方向と直交する方向であるＹ方
向に延びるレール３２が設けられている。このレール３
２には、ガスケットピックアップ装置３３が摺動可能に
設けられている。このガスケットピックアップ装置３３
は、その下端にガスケット把持部３４を備えており、こ
のガスケット把持部３４は、シリンダ装置３５により上
下動できるようになっている。

上記ガスケットホルダ３１およびガスケットピックアッ
プ装置ｔ３３は、それぞれ駆動装置（図示せず）によっ
て上記の方向へ駆動させられる。

このガスケット自動搬送装置１２は、ＩＤ制御装置１１
から指令信号を受け、この信号に基づいて、６つのガス
ケット収容部３１ａ、３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ、３１ｅ
、３１　ｆの一つを特定し、上記ガスケットホルダ３１
をＸ方向に、またガスケットピックアップ装置３３をＹ
方向に移動させて、厚さ、その他の仕様が異なる数種類
のガスケットの中から、所定のガスケットが収容されて
いる所定のガスケット収容部上に、ガスケットピックア
ップ装置３３を位置付ける。次いで、ガスケット把持部
３４を、シリンダ装置３５を作動させて下降させ、この
後、ガスケット把持部３４により所定のガスケットを１
枚ピックアップする。この後、更にシリンダ装置３５を
作動させて、ガスケット把持部３４を今度は上昇させる
。ガスケット把持部３４が所定の高さまで上昇したとき
、シリンダ装置３５を停止させ、次いで、ガスケットピ
ックアップ装置３３をレール３２に沿って、ワークＷの
上方位置まで移動させる。最後に、ガスケット把持部３
４を、シリンダ装置３５を作動させてワークＷの位置ま
で下降させ、この後、ガスケットの把持を解かせて、ガ
スケットをワークＷであるシリンダブロックの上面上に
載置させる。

シリンダブロックの上面上に載置されたこのガスケット
が後加工ステーション４において、エンジンに組み込ま
れる。

以上説明した本発明のワークの加工装置においては、前
加工ステーションでのワークへの加工状態、すなわち、
許容範囲内でのバラツキ（例えば上記した実施例におい
てはトッピング値のバラツキ）をも含めた実際の加工寸
法等の実際の加工状態を検出し、この検出された実際の
加工状態に基づき、後加工ステーションで、上記バラツ
キを吸収するような加工指示（例えば、上記した実施例
においては、ガスケットの厚さに関する指示）を行うこ
とができ、加工全体としての精度を向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例による自動車用エンジンの組
立ラインの一部を示した概略図、第２図は、上記組立ラ
インのトッピング装置に関連する部分を示す概略図、 第３図は、上記組立ラインのガスケット自動搬送装置に
関する部分を示す概略図、 第４図は、上記トッピング装置の斜視図、第５図は、上
記ガスケット自動搬送装置の概略図である。 Ｗ　　ワーク １−　自動車用エンジンの組立ライン ２　　搬送装置 ３　・　前加工ステーション ４　・　後加工ステーション ５・　・トッピング装置 第４図 トッピング測定装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 搬送されるワークを順次加工する複数の加工ステーショ
   ンから構成され、前加工ステーションの加工情報に基づ
   いて、後加工ステーションでワークへの加工を行うよう
   になっているワークの加工装置であって、ワークととも
   に搬送される記憶手段、前記前加工ステーションでのワ
   ークへの加工状態を検出し、この加工状態を示す前加工
   情報を前記記憶手段に記憶させる検出手段、前記記憶手
   段に記憶されている前加工情報を読み取る読取り手段、
   およびこの読取り手段が読み取った前加工情報を受け、
   この前加工情報に基づいて、後加工ステーションに加工
   指令を行う制御手段を備えていることを特徴とするワー
   クの加工装置。