JPH0295374A

JPH0295374A - 錠数判定装置

Info

Publication number: JPH0295374A
Application number: JP24714488A
Authority: JP
Inventors: Shiro Omura; 司郎大村
Original assignee: Tokyo Shokai Ltd
Current assignee: Tokyo Shokai Ltd
Priority date: 1988-09-30
Filing date: 1988-09-30
Publication date: 1990-04-06
Also published as: JPH0417665B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は所定の区域内に存在する錠剤（カプセルを含
む、）の錠数を判定する錠数判定装置に関するものであ
る。

［従来の技術］一最に、たとえば病院薬局において、各種の錠剤分包機
を使って錠剤を１回分ずつ分包した場合、それらの各分
包装に収容されている錠剤が処方箋どおりの適正な錠数
に間違いないかどうかを確認するため、薬剤師が、各分
包装に収容されている錠剤の錠数監査作業を行っている
。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、たとえば大きな病院薬局では。

１日に多数の処方箋に基づく調剤作業を行わなければな
らないうえ、分包装の色数は１処方当たり多数であるた
め、１日に処理する分包装の包数はきわめて大量の数に
なる。

そのため、このきわめて大量の分包装に収容されている
錠剤の錠数を１包ずつ監査することは薬剤師にとって大
きな負担であり、したがって、各種の錠剤分包機を使っ
て錠剤の分包作業を自動化しても、各分包装に収容され
ている錠剤の錠数監査作業については、ある程度以上に
能率を向上させることが困難であり、その結果、錠剤分
包機を使って錠剤分包作業の処理能力を高めれば高める
ほど、薬剤師にとっては、分包装に収容されている錠剤
の錠数監査作業の負担がますます増えてしまう等の問題
点があった。

この発明は上記従来のもののもつ問題点を解決して、所
定の区域内に存在する錠剤の錠数を判定することができ
、そのため、たとえば錠剤の錠数監査に適用して分包装
内の錠数を判定すれば、薬剤師による錠数監査作業の負
担を軽減することのできる錠数判定装置を提供すること
を目的とするものである。

［課題を解決するための手段］この発明は上記目的を達成するため、所定の区域内に存
在する錠剤の錠数を判定する装置であって、前記区域内
の錠剤を光学的に検出する手段と、前記検出手段によっ
て検出された錠剤の画顔データに基づいて面積、周長お
よび複雑度を演算する手段と、前記演算手段によって求
められた面積と複雑度とから錠数を判定する手段とを具
えたものである。

［作用］この発明は上記手段を採用したことにより、所定の区域
内に存在する錠剤は、検出手段によって光学的に検出さ
れ、その画像データに基づいて演算手段によって面積、
周長および複雑度が求められたうえ、その面積と複雑度
とから判定手段によって錠数が判定されることとなり、
そのため、たとえば錠剤の錠数監査に適用して分包装内
の錠数を判定すれば、薬剤師による錠数監査作業の負担
が大幅に軽減されることとなる。

［実施例］以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示し、１は所定の区域内
（たとえば分包装内）に存在する錠剤を光学的に検出す
る検出装置であって、たとえばＣＣＤカメラその他適宜
の手段によって構成されたものである。

２は検出装置１によって検出された錠剤の画像をデータ
処理する画像処理装置であって、たとえばサンプリング
、平滑ｆヒ、２値化・反転、小粒子除去およびラベリン
グ等の各種の画像処理技術を使って処理するものである
。

３は画像処理装置２で処理して得られた画像データを演
算して、錠剤画像の面積、周長および複雑度を求める演
算装置であって、複雑度は、周長の２乗を面積安割るこ
とによって求められるものである。

４は演算装置３によって求められた錠剤画像の面積と複
雑度とから、錠数を判定する判定装置である。

判定装置４による錠数判定の対象は、どのような輪郭形
状の錠剤（カプセルを含む、）であってもよいが、たと
えば、長さａ、幅ｂ、厚さＣのうちａ、ｂを含む正面か
ら見た形状が、ａ　＞　ｂでａに沿った直線部分を有す
るカプセルＡ（対応する輪部形状は第２図■参照）と、
円形の錠剤Ｂと、同じく円形の他の錠剤Ｃ（Ｂ、Ｃの対
応する輪郭形状は第２図■参照）と、正方形の錠剤Ｄ（
対応する輪郭形状は第２図■参照）と、ａ　＞　ｂ　′
ｃａに沿った直線部分を有しない楕円形の錠剤Ｅ（対応
する輪郭形状は第２図■参照）と、正六角形の錠剤Ｆ（
対応する輪郭形状は第２図■参照）と、正方形の各辺が
円弧状に張り出した花びらのような形状の錠剤Ｇ（対応
する輪郭形状は第２図■参照）とについて、それらの画
像データに基づいて演算装置３によって求められた面積
、周長および複雑度を下記の表１に示しである。

表　　１表１から明らかなように、輪郭形状が種々に異なってい
ても、錠剤単体では複雑度が１３〜１７の範囲にあり、
またカプセル単体では複雑度が１９〜２２の範囲にある
。

また、２つのカプセルＡ、　Ａ　（そのときの輪郭形状
は第３図■〜■参照）、カプセルＡと錠剤Ｂ（そのとき
の輪郭形状は第３図■、■参照）、カプセルＡと錠剤Ｃ
１および錠剤Ｂ、Ｃについて、それらが互いにくっつい
た状態における面積、周長および複雑度を下記の表２に
示しである。

表　　２表２から明らかなように、錠剤どうしが互いにくっつい
た状態では複雑度が２０〜２３の範囲にあり、これは、
錠剤単体の場合の複雑度１３〜１７の範囲と光分離れて
いる。

そのため、判定装置４は、錠数判定の対象が錠剤である
場合、複雑度１８または１９を境界として、複雑度がそ
れより小さければ、錠剤単体であると判断して、錠数を
判定して出力し、また、ａ！雑度がそれより大きければ
、錠剤どうしが互いにくっついた状態であると判断して
、錠数が判定できない旨を出力するようになっている。

また、表２から明らかなように、カプセルどうしが互い
にくっついた状態では、そのときの輪郭形状が第３図■
に示ずようなＡＡのを除いて複雑度が２５以上であり、
これは、カプセル単体の場合の複雑度！９〜２２の範囲
と光分離れている。

ただし、ＡＡ■の複雑度２０．０１はカプセル単体の場
合の複雑度１９〜２２の範囲に入っているため。

複雑度だけによる錠数判定は不可能であり、面積と複雑
度との比を判定要素に加えなければならない。

すなわち、カプセル単体の場合は、面積と複雑度との比
は４００〜５００の範囲にあるのに対して、ＡＡ■の場
合は、面積と複雑度との比は８８０〜１０００の範囲に
あることを、第２の判定要素とする。

そのため、判定装置４は、錠数判定の対象がカプセルで
ある場合、複雑度が２３または２４を境界としてそれよ
り小さく、かつ、面積と複雑度との比が７００前後を境
界としてそれより小さい場合に、カプセル単体であると
判断して、錠数を判定して出力し、また、複雑度が２３
または２４の境界より大きい場合、および、複雑度が境
界より小さくても面積と複雑度との比が７００前後の境
界より大きい場合は、カプセルどうしが互いにくっつい
た状態であると判断して、錠数が判定できない旨を出力
するようになっている。

さらに、表２から明らかなように、錠剤とカプセルとが
互いにくっついた状態では複雑度が２５以上であり、こ
れは、錠剤単体の場合の複雑度１３〜１７の範囲、およ
びカプセル単体の場合の複雑度１９〜２２の範囲と光分
離れている。

そのため、判定装置４は、錠数判定の対象が錠剤および
カプセルの混合したものて′ある場合、複雑度２３まな
は２４を境界として、複雑度がそれより小さければ、錠
剤およびカプセルそれぞれ単体であると判断して、錠数
を判定して出力し、また、複雑度がそれより大きければ
、錠剤とカプセルとが互いにくっついた状態であると判
断して、錠数が判定できない旨を出力するようになって
いる。

つぎに上記のものの作用について説明する。

まず、検出装Ｗ１が、分包袋等の所定の区域内に存在す
る錠剤を光学的に検出すると、画像処理装置２がその錠
剤の画像をデータ処理する。

続いて、演算装置３が１画像処理装置２で処理して得ら
れた画像データを演算して、錠剤画像の面積、周長およ
び複雑度を求めたうえ、判定装置４が、演算装置３によ
って求められた錠剤画像の面積と複雑度とから錠数を判
定する。

すなわち、判定装置４は、錠数判定の対象が錠剤である
場合、複雑度１８または１９を境界として、複雑度がそ
れより小さければ、錠剤単体であると判断して、錠数を
判定して出力し、また、複雑度がそれより大きければ、
錠剤どうしが互いにくっついた状態であると判断して、
錠数が判定できない旨を出力する。

また、判定装置４は、錠数判定の対象がカプセルである
場合、複雑度が２３または２４を境界としてそれより小
さく、かつ、面積と複雑度との比が７００前後を境界と
してそれより小さい場合に、カプセル単体であると判断
して、錠数を判定して出力し、また、複雑度が２３また
は２４の境界より大きい場合、および、複雑度が境界よ
り小さくても面積と複雑度との比が７００前後の境界よ
り大きい場合は、カプセルどうしが互いにくっついた状
態であると判断して、錠数が判定できない旨を出力する
。

さらに、判定装置４は、錠数判定の対象が錠剤およびカ
プセルの混合したものである場合、複雑度２３または２
４を境界として、複雑度がそれより小さければ、錠剤お
よびカプセルそれぞれ単体であると判断して、錠数を判
定して出力し、また、複雑度がそれより大きければ、錠
剤とカプセルとが互いにくっついた状態であると判断し
て、錠数が判定できない旨を出力する。

したがって、分包装等の所定の区域内に、他の錠剤（カ
プセルを含む、）と互いにくっつかない単体の状態で存
在する錠剤（カプセルを含む、）の錠数は、判定装置４
によって明確に判定されるため、これをたとえば錠剤の
錠数監査に適用して分包袋内の錠数を判定すれば、薬剤
師による錠数監査作業の負担が大幅に軽減されることと
なり、薬剤師は、判定装置４から錠数を判定できない旨
が出力された分包装についてのみ、それに収容されてい
る錠剤の錠数監査作業を行えばよいこととなる。

なお、上記実施例の演算装置３および判定装置４は、い
ずれも、コンピュータおよびその周辺技術を利用した適
宜の手段によって構成することができるものである。

また、上記実施例において検出装置１が検出する錠剤の
画像は、錠剤を透過した投影画像でもよいし、錠剤に反
射した反射画像でもよく、反射画像の場合は、単に錠剤
の輪郭形状だけでなく、色彩に関するデータも含めて画
像処理して、錠数判定に利用することができる。

さらに、錠数判定の対象となるカプセルおよび錠剤の正
面から見た輪郭形状は、第２図に示す輪郭形状に限定す
るものでなく、また、カプセルどうし、およびカプセル
と錠剤とが互いにくっついた状態の輪郭形状は、第３図
に示す輪郭形状に限定するものでなく、その他この発明
は上記実施例の種々の変更、修正が可能であることはい
うまでもない。

［発明の効果］この発明は上記のように構成したので、所定の区域内に
存在する錠剤の錠数を判定することができ、そのため、
たとえば錠剤の錠数監査に適用して分包袋内の錠数を判
定すれば、薬剤師による錠数監査作業の負担を大幅に軽
減することができる等のすぐれた効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実１ｆ！、例を示すプロ・ｌり図
、第２図はカプセルおよび各種錠剤の輪郭形状を示す正
面図、第３図はカプセルどうし、およびカプセルと錠剤
とが互いにくっついた状態の輪郭形状を示す説明図であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

１　所定の区域内に存在する錠剤の錠数を判定する装置
であって、前記区域内の錠剤を光学的に検出する手段と
、前記検出手段によって検出された錠剤の画像データに
基づいて面積、周長および複雑度を演算する手段と、前
記演算手段によつて求められた面積と複雑度とから錠数
を判定する手段とを具えていることを特徴とする錠数判
定装置。