JPH029517Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH029517Y2
JPH029517Y2 JP1985063467U JP6346785U JPH029517Y2 JP H029517 Y2 JPH029517 Y2 JP H029517Y2 JP 1985063467 U JP1985063467 U JP 1985063467U JP 6346785 U JP6346785 U JP 6346785U JP H029517 Y2 JPH029517 Y2 JP H029517Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat generating
generating part
equipment
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985063467U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61179692U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985063467U priority Critical patent/JPH029517Y2/ja
Publication of JPS61179692U publication Critical patent/JPS61179692U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH029517Y2 publication Critical patent/JPH029517Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばNC工作機械の制御機器など
の電気機器の結露の発生を防止するために好適な
電気機器用保温マツトに関する。
(従来の技術およびその問題点) 一般に、冷たく冷された物体が急激に温かい場
所に移動すると、その温度差によつてこの物体の
表面に水滴が発生する、所謂結露現象が生じるこ
とは周知のことである。
例えばNC工作機械などの精密電気機器の制御
装置は、例えば寒い冬期などにおいて機器が冷え
た状態で駆動されると、暖房による室内(工場な
ど)の温度と機器の温度差によつて、この機器制
御装置などに水滴が発生する結露現象が起る。
しかして、この機器を結露状態のまま本格的に
駆動させると、制御部が誤動作を起すなど、精度
の高い製品を加工する際には、不良品が多く発生
するなど好ましいものではない。従つて、冬期に
おいて特に寒い地方では、機器を本格的に駆動さ
せる始業の一時間ぐらい前に、予め機器に通電し
て所定の時間暖機運転を行なつて結露を蒸発させ
るなどの管理を行なつていた。
このため、機器および従業員の管理が繁雑とな
るばかりか、暖機運転などに余分な電力を費すな
どの各種の問題点があつた。
また、この種の問題は上記工作機械のみに影響
するばかりでなく、例えばカセツトテープレコー
ダおよび絵の出るレコードとして近年脚光を浴び
ているビデオデイスクなどの情報記録媒体を記録
再生する音響機器にも顕著に現われている。即
ち、例えばビデオデイスクなどにおいては、冬期
寒い所に保管してあるデイスクを、暖房してある
温かい部屋に置いてある再生装置で再生しようと
する際、デイスク面に上記した理由によつて結露
が生じ、この状態で再生装置を駆動してピツクア
ツプ部によつて情報を再生しようとすると、水滴
によつて針飛びなど所謂ドロツプアウト現象が生
じて、良好な信号の再生が行なえないなどの問題
が生じている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の欠点を除去すべくなされた
ものであり、板状に形成された金属箔上に絶縁被
覆され、かつサーモスタツトを接続した発熱線を
略一様に張り巡らせて固着してなる発熱部に、一
側面に防水膜を形成した一対の不織布をその布側
が前記発熱部側と対向するようそれぞれ配置する
と共に、この不織布上に平板状に形成した一対の
耐熱性の緩衝材を配置し、これらを防水シートで
包囲したことを特徴とする電気機器用保温マツト
を提供することを目的とする。
(実施例) 第1図は本考案の電気機器用保温マツトの好適
な一実施例を示す一部破断外観斜視図、第2図は
第1図の分解斜視図である。
第1図において、本考案の保温マツトAは、例
えば難燃性軟質の塩化ビニール樹脂の上下一対の
シート材1a,1bからなる袋状の軟質容器1内
に発熱部2を密封収納した構成としてある。な
お、このシート1a,1bは防水効果を有するも
のである。
その具体的な構成は第2図と併せて説明する
に、発熱部2は所定の大きさ、形状に形成された
アルミ箔5と、その上面に固定された一対の発熱
体6a,6bから構成されており、発熱体6a,
6bは例えば塩化ビニールなどの絶縁体により被
覆されたものを用いて、これをアルミ箔5上に図
示の如く櫛型状に略一様に張り巡らして配置した
後、高周波などによつて被覆材たる塩化ビニール
を溶して溶着してある。
なお、7はサーモスタツト、8はヒユーズ、1
1はコンセント12を備えた導線である。
発熱部2の上下面には、一側面を塩化ビニール
などで薄く耐熱、耐水コーテイングした一対の大
なる形状の不織布9が、その布10側を発熱体2
側に位置するように両面テープなどによつてそれ
ぞれ固着してある。
さらに、不織布9の上部には、熱伝達方向を一
方向とすると共に、発熱線を保護し、かつ熱効率
を高めるための熱遮断機能を有する例えば発泡ウ
レタンなどからなる多孔性軟質の一対の緩衝材1
3がこれを覆う如く配置してある。
そして完成された保温マツトAを作るには、そ
の上下面に不織布9および緩衝材13を順次積層
する如くそれぞれ配置した発熱部2の上下に、さ
らに、これより大なる形状の上記難燃性軟質のシ
ート材1a,1bをそれぞれ配置した後、この発
熱部2の外周部囲繞する如くシート材1a,1b
を加熱溶着(溶着部を第1図中二点鎖線で示す)
すると、第1図に示す如く発熱部2はシート材1
a,1bによつて形成される袋状の軟質容器1内
に密封収納されて保温マツトAが完成する。
なお、4はゴムなどに永久磁石粉をモールドし
て形成した可撓性を有するマグネツトシート材で
あり、これは発熱部2の外周部においてシート材
1a,1b間に挟持されると共に、磁極部を一方
のシート材1aに形成した透孔3内より外部に露
出させてある。
このように構成された本考案の保温マツトAの
利用方法としては、例えば冬期において工場始業
時より数時間前にNC工作機械などの制御装置が
保温できるように装置の外周面にそのマグネツト
4を利用して固着させておく。そして始業時前こ
の保温マツトAが動作して制御装置が保温できる
ようにタイマー装置などを用いてセツトしておく
ことにより、始業時に工場の暖房装置が稼働して
も、制御装置は予め保温されているため、これと
大気との温度差が生じることがなく、その結果と
して結露が防止できるので、始業時より機械の安
定した稼働を行ない得ると共に、工作機械の加工
精度が損われるようなことがない。また、この保
温マツトAを使用することにより、機器を暖機運
転する必要がなく電力が節約できる。また、保温
マツトAは発熱部2側に不織布9の布側が位置し
ているため、内部に発生した露が布に一様に浸透
してこれがシート1a,1b側に張付くようなこ
とはない。
また、本考案の保温マツトAの他の利用方法と
しては、これを上記したビデオデイスクなどの情
報記録媒体を収納保存しておくための、例えばデ
イスク収納ラツク内に配置しておくことが考えら
れる。この場合、寒い場所に置かれたデイスクを
保温マツトAにより予め保温できるため、このデ
イスクをあつたまつている再生装置で再生させる
べく装填しても、デイスクと再生装置との温度差
による結露現象が生じることなく、水滴などに起
因するドロツプアウトなどのない安定した画像の
再生を行ない得る。
なお、本考案の実施例において、保温マツトA
をマグネツトシート4を用いて機器の金属面に取
付けられるように構成したが、このマグネツトシ
ート4の代りにハト目などを用いて、木製のラツ
ク内にねじなどで取付けられるようにしても良
い。
(考案の効果) 以上の如く本考案の電気機器用保温マツトは、
サーモスタツトにより常に適切な温度調整がなさ
れると共に、発泡ウレタンのような緩衝材の作用
によつて熱遮断がなされて熱伝達方向が一方向と
されると共に、発熱線が保護されて機器の信頼性
が向上し得、また例えば寒い冬期において、これ
を例えばNC工作機械など電気機器の制御装置の
外周部に取付け通電することにより、電気機器を
稼働する前に機器の制御部などを予め保温できめ
るため、機器を結露から保護することによつてこ
れの誤動作を防止して、安定した駆動を行ない得
るなどの実用的な利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気機器用保温マツトの好適
な一実施例を示す一部破断外観斜視図、第2図は
第1図の分解斜視図である。 1a,1b……シート材、2……発熱部、4…
…マグネツトシート、5……アルミ箔、6……発
熱線、9……不織布、13……緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状に形成された金属箔上に絶縁被覆され、か
    つサーモスタツトを接続した発熱線を略一様に張
    り巡らせて固定してなる発熱部に、一側面に防水
    膜を形成した一対の不織布をその布側が前記発熱
    部側と対向するようそれぞれ配置すると共に、こ
    の不織布上に平板状に形成した一対の緩衝材を配
    置し、これらを防水シートにて包囲したことを特
    徴とする電気機器用保温マツト。
JP1985063467U 1985-04-27 1985-04-27 Expired JPH029517Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985063467U JPH029517Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985063467U JPH029517Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61179692U JPS61179692U (ja) 1986-11-10
JPH029517Y2 true JPH029517Y2 (ja) 1990-03-08

Family

ID=30593639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985063467U Expired JPH029517Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH029517Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10172723A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Nippon Dennetsu Co Ltd マットヒータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137256U (ja) * 1974-09-11 1976-03-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137256U (ja) * 1974-09-11 1976-03-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61179692U (ja) 1986-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1991002355A1 (en) A recording and play-back system, primarily a video system, using tape cassettes
JPH029517Y2 (ja)
JPS6037735Y2 (ja) 磁気デイスクカ−トリツジ
JPH0454446Y2 (ja)
JPH01158649A (ja) 結露防止装置
JPS59193562A (ja) 回転ヘツド形装置
JPH0737293A (ja) ビデオテープレコーダのドラム装置
JPS6134604Y2 (ja)
JPS6016333U (ja) 磁気記録再生装置の結露解消装置
JPH01116924U (ja)
JPH0416294Y2 (ja)
JPH01307046A (ja) 結露除去装置
JPS63184456U (ja)
JPH04120450A (ja) 結露検知装置
JPS52116212A (en) Device for controlling actuator for mounting recording reproducing element of tape recorder
JPS6190036U (ja)
JPS55108907A (en) Magnetic recording and reproducing device
JPH01159291U (ja)
JPS58190342U (ja) 電気採暖器具
JPH0534236B2 (ja)
JPS62146447A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6299814U (ja)
JPH0380535U (ja)
JPH03125382A (ja) 録画インデツクス記録方式
JPS6349653U (ja)