JPH0294281A - 屋根融雪用面状発熱体 - Google Patents

屋根融雪用面状発熱体

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Publication number
JPH0294281A
JPH0294281A JP24332388A JP24332388A JPH0294281A JP H0294281 A JPH0294281 A JP H0294281A JP 24332388 A JP24332388 A JP 24332388A JP 24332388 A JP24332388 A JP 24332388A JP H0294281 A JPH0294281 A JP H0294281A
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JP
Japan
Prior art keywords
heating element
vinyl acetate
temperature
roof
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP24332388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Ando
雅仁 安藤
Hideki Iketani
池谷 秀輝
Kunihiko Yamanaka
邦彦 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP24332388A priority Critical patent/JPH0294281A/ja
Publication of JPH0294281A publication Critical patent/JPH0294281A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は、屋根融雪用面状発熱体に関する。
〔従来の技術〕
従来の屋根融雪用面状発熱体は第1図に示すようなもの
が知られている。同図において、板状のMA林棒体2発
熱体用抵抗体1が前記絶縁体2の全域に亘って内包され
、この発熱体用抵抗体1の両端辺には電極3が設けられ
たものとなっている。
そして、前記発熱体用抵抗体1は、ゴム、ポリ塩化ビニ
ル(pvc)、ポリエチレン(P、 E )、ポリプロ
ピレン(pp)等に導電性カーボンブラックを練り込み
、所定の抵抗値としたものである。
このような構成からなる屋根融雪用面状発熱体は屋根に
設置され、該屋根を暖めることによって、積った雪を融
かすようにする。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、荊記発熱体用抵抗体1の材料のうち、ゴム、ポ
リ塩化ビニル(pvc)等の非結晶性樹脂が使用されて
いるものは、フレキシブル性を有するものとして形成す
ることができる。しかし、発熱体の抵抗が通電、加熱に
よる変化が少ないことから、特に外部から温度を測定し
ながら発熱温度を制御しなければならないものであった
。このことは温度測定手段としてのセンサに故障が生じ
た場合、異常加熱による火災発生の危惧をもたらすもの
であった。
また、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(pp)
等の結晶性樹脂が使用されているものは、融点付近で抵
抗が高くなる(正の温度係数を有する)性質を有するこ
とに鑑み、発熱量を自己コントロールでき、これにより
、発熱温度を自動制御し得ることから、特に外部から温
度を81g定する手段を設けずに済む。ここで、融点付
近で抵抗が高くなるのは、該融点において、結晶の体積
膨張率が大きくなり樹脂中に分散されたカーボンブラッ
クの粒子間距離が大きくなるためである。しかし、上述
の結晶性樹脂はそれ自体でも非常に硬いうえ、カーボン
を添加したものはさらに硬くなってフレキシブル性に乏
しいものとなる。
このようにフレキシブル性の乏しい発熱体は、屋根の瓦
の下に配置せざるを得ないという制約が課されるものと
なる。屋根の瓦の上に配置した場合、発熱体は瓦に充分
密着せず、浮いた状態となり、その上に積った雪の重さ
で変形が生じたり、該雪がずり落ちる際、ともに落下し
て破損を生じさせるからである。したがって、このよう
に発熱体を屋根の下に配置しなければならないとすると
その設置作業に困難性がともない、瓦自体を加熱しなけ
ればならないことから発熱量を高くしなければならない
という問題点を有していた。さらに、樹脂(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン)の融点は約100℃以上であるた
め、上述のような抵抗変化による発熱温度制御を行なう
場合、発熱温度も100℃近傍になるようにしなければ
ならず、火災等の危険性を免れないものとなっていた。
それ故1本発明は、このような事情に基づいてなされた
ものであり、フレキシブル性を有するとともに、外部か
ら温度を測定せずども発熱量制御の可能な屋根融雪用面
状発熱体を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段〕 このような目的を達成するために、本発明は、発熱体用
抵抗が、酢酸ビニル共重合体(EVA)に酢酸ビニル(
VA)を含有したものに、カーボンブラックを配合させ
てなるようにしたものである。
また、前記酢酸ビニル(VA)は酢酸ビニル共重合体(
EVA)に対し25重量%以上含有させるようにしたも
のである。
〔作用〕
このように構成する屋根融雪用面状発熱体は、剛性率の
小さいもの、すなわちフレキシブル性に優れたものを形
成することができる。
そして、正の抵抗係数を有する抵抗体が得られるように
なることから、自己発熱による温度上昇は発熱抵抗体の
抵抗値が急激に変化する温度以上には上昇せず、発熱量
を自己コントロールすることができる。このため外部か
ら温度を測定せずども発熱量制御が可能となる。
〔実施例〕
本発明による屋根融雪用面状発熱体は、その構成におい
ては第1図に示すと同様のものとなる。
発熱体用抵抗体1としては′、その樹脂としてエチレン
酢酸ビニル共重合体(EVA)に酢酸ビニル(VA)が
約重量25%以上含有されたものが使用されている。そ
して、該樹脂に導電性をもたせるため、アセチレンブラ
ック、ケッチンブラックEC、パルカンXC−72等の
導電性カーボンブラック、SAF、HAF、FEF、S
RF等のカーボンブラックを目的の抵抗に合わせ、5〜
200重量部配合されている。また、その他酸化防止剤
、充填剤、可塑剤等が必要に応じて添加されてもよい。
なお、このような抵抗体は、耐熱性をもたせるため、有
機過酸化物添加、電子線照射等により架橋されたもので
ある。
MA縁体2としては、フレキシブル性、耐候性。
電気絶縁性、耐水性、および機械物性等を有する材料な
らば充分に適用可能であり、たとえば架橋EPDM等が
選定される。
また、電極3としては、電気的抵抗の小さい銅(Cu)
、アルミニウム(AQ)等が選定される。
形状としては、厚さをできるだけ薄くし、フレキシブル
性を持たせるために平編線とするのが好適となる。そし
てスズメツキ等の処理がなされて防錆が図れている。
このような概略的な構成において、エチレン酢酸ビニル
共重合体(EVA)に対する酢酸ビニル(VA)の重量
比率、カーボンブラックの種類、架橋剤としてDCPを
用いた場合の実施例、およびそれ以外における比較例と
、それらの特性を示すグラフを第2図に示す。なお、こ
こで、第1図中、Tt=1on、T2=2mm、W、=
150nwo、およびW2=210閣と設定した。
第2図にて、たとえば、実施例3の場合を例にとると、
品名EV150のエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA
)L:対し、で、l1v1′酸ビニル(VA)を33%
含有し、カーボンブラックとしてデンカブラック70重
量%、架橋剤としてDCPを用いたものである。これに
より、温度24℃に対して体積抵抗率は10Ω−■、ま
た、同温度に対して剛性率は210kg/cnになるこ
とを示している。
また、たとえば比較例4の場合を例にとると、発熱体用
抵抗体として、EP33 (日本合成ゴム社品名)のゴ
ムに、カーボンブラックとしてケッチンブラックEC(
日本イージー社品名)を20重量%、架橋剤としてDC
Pを用いたものである。
これにより、温度24℃に対して体積抵抗率は70Ω−
■、また同温度に対して剛性率は80kg/aJになる
ことを示している。
なお、上記体積抵抗率、および剛性率の各特性は、上記
配合をロールにて混練し、180℃、20分間、50k
g/cdの条件で、lInl11厚のプレスシートを作
成した上で試験を行なったものである。
また、第3図は上記実施例工ないし5、比較例1ないし
4のそれぞれの場合における温度温度(℃)に対する体
積抵抗率(Ω−all)の特性を示したグラフである。
上記第2図および第3図から明らかなように、実施例1
ないし5は1体積抵抗率は正の温度係数を有し、しかも
抵抗のピーク温度も60’C程度であることが判る(第
3図)。また、剛性率(低い方がフレキシブル性ありと
判断できる)は比較例2.3の場合のLDPE、HDP
Eに比べ非常に小さく、また比較例4のゴムを用いたと
同様のフレキシブル性があることが判る(なお、比較例
4の場合は、第3図に示すように負の温度係数を有し不
適である)。
ここで実施例工ないし5にそれぞれみられるように、抵
抗体に用いる樹脂のEVAにおけるVAの含有量は、2
5重量%以上であり、このようにしたのは、比較例1に
示すように、25重量%未満では抵抗のピーク温度が8
0℃以上となってしまうとともに、剛性率も非常に高く
なってしまうからである。
EVAに対するVA含有量は上述のように25重量%以
上ならば、上限は特に選定されない。たとえば46重量
%以上になった場合1表面粘着性が高くなって、加工し
にくくなるにすぎない。
また、架橋は、冬期の融雪に使用する場合において、発
熱温度が60℃以下であること゛からその必要性に乏し
いが、特に夏期において太陽光線により表面温度が80
°C程度まで上昇することから、これに対する耐熱性を
もたせるものである。
以上説明したことから明らかなように、実施例1ないし
5によれば、第4図(a)、(b)に示すように、瓦5
に充分密着させた状態にて、屋根融雪用面状発熱体4を
配置させることができるようになる。このことは、第5
図(a)、(b)に示すように、従来の屋根融雪用面状
発熱体4に対する瓦5面の配置状態と比較すれば明らか
となる9また、上述した実施例1ないし5によれば、正
の温度特性を有することから、発熱時における抵抗値を
検知するようにすれば発熱温度を検知することができる
。したがって、外部温度センサ等を取り付ける必要はな
くなる。そして、たとえば実施例3を抵抗体とした発熱
体を0℃の環境下において、抵抗測定したところ、1m
当り80Ωであり、同じ環境下において、上記発熱体に
100V、50七の交流を通電させたところ、表面温度
が30℃という適温にまで上昇し一定となった。
さらに、架橋させた発熱体をJISC3005の加熱変
形試験において、温度120℃、荷重305kgの条件
にて実験したところ、変形率は10%以下で非常に変形
しにくいものとなった。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように1本発明による屋
根融雪用面状発熱体によれば、発熱体用抵抗体が、酢酸
ビニル共重合体(E V A)に酢酸ビニル(VA)を
含有したものに、カーボンブラックを配合させてなるも
のである。これによれば、フレキシブル性を有するとと
もに、外部から温度を測定せずども発熱量制御ができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による屋根融雪用面状発熱体の一実施
例を示す構成図、第2図は、前記屋根融雪用面状発熱体
の部材の配合等および試験結果を比較例とともに示した
グラフ、第3図は、前記屋根融雪用面状発熱体の測定温
度に対する体積抵抗率を比較例とともに示したグラフ、
第4図(a)。 (b)は本発明による効果を示す図、第5図は第4図と
対応させた従来の屋根融雪用面状発熱体を示す図である
。 1・・・発熱体用抵抗体、2・・・絶縁体、3・・・電
極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発熱体用抵抗体が、酢酸ビニル共重合体(EVA)
    に酢酸ビニル(VA)を含有したものに、カーボンブラ
    ックを配合させてなることを特徴とした屋根融雪用面状
    発熱体。 2、前記酢酸ビニル(VA)は酢酸ビニル共重合体(E
    VA)に対し25重量%以上含有されている請求項第1
    記載の屋根融雪用面状発熱体。 3、架橋が施こされている請求項第1記載の屋根融雪用
    面状発熱体。
JP24332388A 1988-09-28 1988-09-28 屋根融雪用面状発熱体 Pending JPH0294281A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04101421U (ja) * 1991-02-05 1992-09-02 スカイアルミニウム株式会社 融雪屋根材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617709A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Toshiba Corp 電流変換回路
JPS63132965A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Lonseal Corp 低温用発熱素子およびその製造方法

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