JPH0293451A - 補生フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置 - Google Patents

補生フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置

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JPH0293451A
JPH0293451A JP63248580A JP24858088A JPH0293451A JP H0293451 A JPH0293451 A JP H0293451A JP 63248580 A JP63248580 A JP 63248580A JP 24858088 A JP24858088 A JP 24858088A JP H0293451 A JPH0293451 A JP H0293451A
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JP
Japan
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correction filter
film
color
image reading
signal
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Pending
Application number
JP63248580A
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English (en)
Inventor
Yasushi Shimada
島田 矢寸志
Harutaka Sudo
須藤 晴孝
Yoshiya Iki
伊木 善弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0293451A publication Critical patent/JPH0293451A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、原稿フィルムの画像をフィルムプロジェクタ
より画像読取装置本体に映写してその映写画像を読み取
ることにより、原稿フィルムに記録されている画像を再
現するためのフィルム画像読取装置に関し、特に、フィ
ルムプロジェクタの光源ランプの分光特性や原稿フィル
ムの分光特性を補正するための補正フィルタを使用する
フィルム画像読取装置に関するものである。
(従来の技術) 35mn+フィルム等の各種フィルムに記録された画像
を所望の大きさにプリントするには、一般に感光紙に焼
き付けることにより行われている。しかしながら、この
ような感光紙に焼き付ける方法では、高度な専門技術や
特殊設備が必要であり、一般の人が誰でも手軽にプリン
トを行うことはできなかった。加えて、プリントの価格
もかなり高く、気軽にフィルムの画像を所望の大きさに
プリントすることもできなかった。
方、近年、カラー複写機の技術が進歩して紙に記録され
ている画像を高精度にカラーコピーすることができるよ
うになってきている。その上、拡大、縮小機能を始めカ
ラー複写機の多機能化がユーザの要望に応えるべく、か
なり進んでいる。
このようなことから、各種フィルムに記録された画像を
フィルムプロジェクタによって映写し、その映写画像を
ディジタルカラー複写機におけるCCDセンサ等の光電
変換素子を備えた画像読取装置により光電的に読み取っ
て電気的な画像信号を得、この画像信号に基づいてその
複写機によりカラーコピーを行うことが提案されている
。また、従来からあるアナログ複写機にフィルムプロジ
ェクタを装着してこのフィルムプロジェクタによって映
写されたフィルム画像をコピーしたり、映写画像を直接
感光体に当てることによりプリントしたりすることも行
われている。
ところで、画像を記録するフィルムには、ネガフィルム
やポジフィルム等の多くの押類があり、これらのフィル
ムはそれぞれその特性が異なっている。例えば、ネガフ
ィルムにおいては濃度レンジが約2程度までであるのに
対し、ポジフィルムのそれは約3程度となっていて、ポ
ジフィルムの濃Iyレンジの方が広くなっている。一方
、カラー複写機の画像読取装置におけるイメージインプ
ットターミナル(IIT)の読み取りレンジは約1゜8
程度であり、このIITではネガフィルムおよびポジフ
ィルムの全濃度域にわたって正確に読み取ることはでき
ない。そこで、従来は、フィルムプロジェクタの光源ラ
ンプの光量を変化させることにより、このような問題に
対処している。また、ネガフィルムはオレンジ色をして
いるので、赤(R)の透過率が多いのに対して青(6)
の透過率が少ない。このため、ネガフィルムにおいては
、Bの光量が多くなるように分光特性を補正する必要が
ある。更に、フィルムプロジェクタの光源ランプとして
ハロゲンランプを用いた場合には、ハロゲンランプが一
般的にRが多く、Bが少ないという分光特性を仔してい
るので、このランプでフィルムを映写すると、投影光の
R,G、  Bの比がランプの分光特性によって影響を
受けてしまう。
このため、ハロゲンランプを用いて映写する場合には、
分光特性の補正が必要となる。
このようなことから、従来、フィルムプロジェクタによ
ってフィルムを映写する場合には、異なる種類のフィル
ム毎にそのフィルムの分光特性に対応した補正フィルタ
を準備し、これらの補正フィルタのうち、原稿フィルム
に対応した適正な補正フィルタを選択し、この補正フィ
ルタにより分光特性を補正して画像を正確に読み取るよ
うにしている。その場合、補正フィルタの交換作業はす
べて手作業で行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このように手作業で補正フィルタの交換
を行うようにしたのでは、補正フィルタを正確に取り付
けなければならないので交換作業が面倒になり、作業に
手間がかかってしまう。また、多くの補正フィルタを交
換することになるので、特に、フィルムの専門知識をそ
れほど習得していない者にとっては間違って交換すると
いうことも起こる。このように、補正フィルタを正確に
かつ容易に交換されないと、誰でもがフィルムに記録さ
れた画像を手軽にかつ正確にコピーすることはできない
。しかも、これらの補正フィルタを保管する場所が必要
となるばかりでなく、補正フィルタの管理が煩わしいと
いう問題もある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、補正フィルタの交換をフィルムに応じ
て正確にかつ簡単に行うことができるようにした補正フ
ィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置を提
供することである。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するために、本発明による補正フィル
タ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置は、この
読取装置に適した分光特性を与えるための少なくとも一
つの補正フィルタと、該補正フィルタの選択信号に基づ
き前記補正フィルタを使用位置に選択的に装着させる移
動手段とを備えていることを特徴としている。
また、請求項(20)の発明は、シェーディング補正の
ためのシェーディングデータ採取時に、原稿フィルムの
種類に関係なく同じ補正フィルタが使用位置に装着され
るように前記移動手段が制御されることを特徴としてい
る。
(作用) このような構成をした本発明によるフィルム画像読取装
置は、原稿フィルムの映写時に補正フィルタ選択信号が
発せられると移動手段が作動する。
そして、移動手段はこの補正フィルタ選択信号に基づい
てこの選択信号に対応した補正フィルタが選択され、そ
の選択された補正フィルタが使用位置に装着される。
こうして、補正フィルタ自動交換装置は原稿フィルム映
写時にその原稿フィルムに対応した補正フィルタを自動
的に使用位置に装着するようになる。
また、請求項(20)の発明によれば、シェーディング
補正のためのシェーディングデータ採取時には、原稿フ
ィルムの種類に関係なく設定された同じ補正フィルタが
使用位置に装着されるようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
目次 実施例の説明に先立って、本実施例の説明についての目
次を示す。なお、以下の説明において、(I)〜(n)
は、本発明によるフィルム画像読取装置の画像読取装置
本体を構成するIIT等の画像読取装置を備えたカラー
複写機の全体構成の概要を説明する項であって、本発明
のフィルム画像読取装置の実施例を説明する項が(II
I)である。
(I)装置の概要 (I−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (n)具体的な各部の構成 (n−1)システム (n−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(II−
3)イメージ処理システム(IPS)(n−4)イメー
ジ出力ターミナル(IOT)(II−5)ユーザインタ
フェース(U/ I )(III)フィルム画像読取装
置 Cm−1’)フィルム画像読取装置の概略構成(III
−2)フィルム画像読取装置の主な機能(III−3)
画像信号処理 (III−4)繰作手順および信号のタイミング(I)
装置の概要 (I−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(!0T)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプシeンとして、エデイツトバ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)E1
2、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F / 
P)64を備える。
前記llT1 IoTl U/I等の制御を行うために
は電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハード
ウェアは、llT1 IITの出力信号をイメージ処理
するIPSl U/I、F/P等の各処理の単位毎に複
数の基板に分けられており、更にそれらを制御するSY
S基板、およびl0T1ADF、  ソータ等を制御す
るためのMCB基板(マスターコントロールボード)等
と共に電気制御系収納部33に収納されている。
llT32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記I IT32のB、  G1R信号を
トナーの原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼ
ンタ)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、
精細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を
施してプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの
2値化トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベル
ト41は、駆動ブー’J 41 aによって駆動され、
その周囲にクリーナ41b1 帯電器41ct  YN
  ?t4  CN  Kの各現像器41dおよび転写
Fir 41 eが配置されている。そして、この転写
器41eに対向して転写装置42が設けられていて、用
紙トレイ35から用紙搬送路35aを経て送られる用紙
をくわえ込み、例えば、4色フルカラーコピーの場合に
は、転写装置42を4回転させ、用紙にYlMlC。
Kの順序で転写させる。転写された用紙は、転写装置4
2から真空搬送装置43を経て定着器45で定着され、
排出される。また、用紙搬送路35aには、S81 (
シングルシートインサータ)35bからも用紙が選択的
に供給されるようになっている。
U/l3E3は、ユーザが所望の機能を選択してその実
行条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51
と、その横にハードコントロールパネル52を備え、さ
らに赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフ
トボタンで直接指示できるようにしている。次に、ベー
スマシン30へのオブシdンについて説明する。1つは
プラテンガラス31上に、座標入力装置であるエデイツ
トパッド61を載置し、入力ペンまたはメモリカードに
より、各種画像編集を可能にする。また、既存のADF
62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)85を載置し、これにF
/P64からフィルム画像を投射させ、llT32のイ
メージングユニット37で画像信号として読取ることに
より、カラーフィルムから直接カラーコピーをとること
を可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム、
ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォーカ
ス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(I−2)システムの機能Φ特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、J((もが簡単に操
作できることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー インタラブド、
インフオメーシロン、言語切り換え等を行い、各圃機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機能選択領域であるパ
スウェイに対応したパスウェイタブをタッチすることに
よりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集
等容811編集機能を選択できるようにし、従来のコピ
ー感覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピ
ーを行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー 黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する何倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動73度調整を行っ
ている。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトををし、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーボッ/aン
、フィルムプロジェクタ−ページプログラミング、マー
ジンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、1ncollatedが選択されている
と、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値内
に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
P hoto) 、文字(Character)、網点
印刷(Print)、写真と文字の混合(p hot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとツールパスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールバスウェイで任意
に設定できる。
コピーボッ/コンは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35m■ネガ・ボッのプロジ
エクシヨン、35.、ネガプラテン置き、6 cm X
 6 c++スライドプラテン置装、41nX4inス
ライドプラテン置きを選択できる。フィルムプロジェク
タでは、特に用紙を選択しなければA4用1氏が自動的
に選択され、またフィルムプロノエクタポップアップ内
には、カラーバランス機能があり、カラーバランスを“
赤味”にすると赤っぽく、 “青味3′にすると青っぽ
く補正され、また独自の自動濃度コントロール、マニュ
アル濃度コントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、O〜30■■の範囲で1諷諷刻みでマーノ
ンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能である
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、環モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、 トリム、マスク、カラー
メツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。な
お、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーま
たはエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行
う。以下の各編集機能における領域指定でも同様である
。そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリア
に相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の色調パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、重宝領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー 領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイント1、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプはt汚泥ポイント;こシンボルマークのよう
なロゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ
縦置き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個
のみ設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してRO
Mにより供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標県色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
羽は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無$1限、使用できる色調パターンは7パター
ンまでである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1龍刻みで行
うことができるエリア/ポイントコレフシ日ン、指定の
エリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモードを
有しており、指定した領域の確認、修正、変更、消去等
を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージフンポノシHン、コピ
ーオンコピー カラーコンボジン日ン、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメツシュ、カ
ラーフンバージ日ン、ネガ/ボッ反転、 リピート、ペ
イント2.1度フントロ−ル、カラーバランス、コピー
コントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、 
トリム、マスク、 ミラーイメージ、マージン、ライン
、シフト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクシ
ヨン、ファンクシジンクリア、Add Functio
n機能を設けており、この機能では原稿はカラー原稿と
して扱われ、1原稿に対して複数のファンクションが設
定でき、1エリアに対してファンクションの併用ができ
、また指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示
によるポイントである。
イメージコンボジシジンは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジシロンは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシθン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクシθン、カラーレジストレー
ジジン、フィジンムタイプレジストレー2日ン、カラー
コレクシジン、プリセット、フィルムプロジェクタ−ス
キャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマ
ーセット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メ
モリカードフォーマツティングを設けている。このパス
ウェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力し
なければ入れない。従って、ツールパスウェイで設定/
変更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジ
ニアである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタ
マ−エンジニアだけである。
カラーレジストレージジンは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクシジンは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレージジンは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー1度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクンジンは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を存している。
(6)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、oHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、  ソータを設置(オプション)
して多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%
選択でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段
B5〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SI
B5〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー A
4で4.80PM164で4.8CPM1 A3で2.
4CPM、  白黒、A4で19.2CPM、B4で1
9.2CPM1A3で9.80PM、  ウオームアツ
プ時間8分以内、FCOTは4色フルカラーで28秒以
下、白黒で7秒以下を達成し、また、連続コピースピー
ドは、フルカラー7.5枚/A4、白黒30枚/A4を
達成して高生産性を図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
7画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべ(1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオープンし
て各挿編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
画品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
ー 黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ
−コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を確認できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー 高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー 及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟綽者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター カレンダー 
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は版売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩中を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(I−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−ソフトウェアアーキテクチ
ャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUIを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
UI系、SYS系およびMCB系の3811の系に大別
されている。UI系はUIリモート70を含み、SYS
系においては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72
、原稿読み取りを行うIITリモート73、種々の画像
処理を行うIPSリモート74を分散し、これらのリモ
ートを統括して管理するものとしてS Y S (Sy
sten1)リモート71が設けられている。SYSリ
モート71はUIの画面遷移をコントロールするための
プログラム等のために膨大なメモリ容量を必要とするの
で、16ビツトマイクロコンピユータを搭載した808
6を使用している。なお、808Gの他に例えば680
00等を使用することもできるものである。また、MC
B系においては、感材ベルトにレーザで潜像を形成する
ために使用するビデオ信号をIPSリモート74から受
は取り、IOTに送出するためのラスター出カスキャン
(Raster 0utput 5can:RO3)イ
ンターフェースであるV CB (vlde。
Control Board)リモート76、転写装置
(タードル)のサーボのためのRCBリモート77、更
にはIOT、ADF、  ソータ、アクセサリ−のため
のI10ボートとしてのIOBリモート78、およびア
クセサリ−リモート79を分散させ、それらを統括して
管理するためにM CB (Master Cantr
ol Board)リモート75が設けられている。な
お、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成され
ている。また、図中の太い実線はx87.5k bps
のLNET高速通信網、太い破線は9[100bpSの
マスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し
、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットラ
インを示す。また、図中7[i、8kbpsとあるのは
、エデイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカード
から入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報
をU I Uモー)70からIPSリモート74に通知
するための専用回線である。更に、図中CCC(Com
munlcatlon Cantrot Chip)と
あるのは、高速通信回線LNETのプロトコルをサポー
トするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、UI系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す+87.5kbpsのLNET高速通信
網、9600bpSツマスタ一/スレーブ方式シリアル
通信網を介して行われるデータの授受またはホットライ
ンを介して行われる制御信号の伝送関係を示している。
UIリモート70は、L LU I  (Low Le
vel 旧)モジュール80と、エデイツトパッドおよ
びメモリカードについての処理を行うモジュール(図示
せず)から構成されている。LLUIモジュール80は
通常CRTコントローラとして知られているものと同様
であって、カラーCRTに画面を表示するためのソフト
ウェアモジュールであり、その時々でどのような絵の画
面を表示するかは、5YSUIモジユール81またはM
CBUIモジュール86により制御される。これにより
UIリモートを他の機挿または装置と共通化することが
できることは明かである。なぜなら、どのような画面(
Jη成とするか、画面遷移をどうするかは機挿によって
異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用さ
れるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSUIモジユール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSU Iモジュール81は画面遷移をコントロール
するソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジ
ュール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選
択されたか、つまりどのようなジロブが選択されたかを
認識するF / F (Feature Functl
on)選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無
いかどうか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認
のソフトウェア、および、他のモジュールとの間でF/
F選択、ジaブリカバリ−マシンステート等の種々の情
報の授受を行うパ、もの通信を制御するソフトウェアを
含むモジュールである。SYS、DIAGモジュール8
3は、自己診断を行うダイアグノスティックステートで
コピー動作を行うカスタマーシミュレーシジンモードの
場合にffL)1作tルモジュールである。カスタマー
シミュレーシロンモードは通常のコピーと同じ動作をす
るので、SYS、DIAGモジュール83は実質的には
SYSTEMモジュール82と同じなのであるが、ダイ
アグノスティックという特別なステートで使用されるの
で、SYSTEMモジュール82とは別に、しかし一部
が重畳されて記載されているものである。また、IIT
リモート73にはイメージングユニットに使用されてい
るステッピングモータの制御を行うIITモジュール8
4が、IPSリモート74にはIPSに関する種々の処
理を行うIPSモジュール85がそれぞれ格納されてお
り、これらのモジュールはSYSTEMモジュール82
によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Audltron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行うIOTモジュール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91、ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。また、RCB IJモート77には
転写装置の動作を制御するタードルサーボモジュール9
3が格納されており、当該タードルサーボモジュール9
3はゼログラフィーサイクルの転写工程を司るために、
I。
Tモジュール90の管理の下に置かれている。なお、図
中、コピアエグゼクティブモジュール87とダイアグエ
グゼクティブモジュール88が重複しているのは、SY
STEMモジュール82とSYS、DIAGモジュール
83が重複している理由と同様である。
ると次のようである。コピー動作は現像される色の違い
を別にすればよく似た動作の繰り返しであり、第5図に
示すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができ
る。1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位
を何回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色の
コピーを行うについてイメージングユニットをどのよう
に移動させるか、用紙搬送をどうするか、現像機、転写
装置等をどのように動作させるか、ジャムの検知はどの
ように行うか、という動作であって、ピッチ処理をY、
  M、  Cの3色について行えば3色カラーのコピ
ーが、Y、  M、  C,Kの4色について行えば4
色フルカラーのコピーが1枚出来上がることになる。こ
れがコピーレイヤであり、具体的には、用紙に各色のト
ナーを転写した後、フユーザで定着させて複写機本体か
ら排紙する処理を行うレイヤである。ここまでの処理の
管理はMCB系のフピアエグゼクティブモジュール87
が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPROという信号と、LE@REGという2つ
の信号のやり取りが行われる。具体的にいえば、PRO
信号がIOTモジュール90から出力されると、MCB
リモート75からLNETを介してVCBリモート76
に送られ、更にVCBリモート76からホットラインに
よりIPSリモート74およびIITリモート73に伝
送される。これによりIITリモート73およびIPS
リモート74をIOTに同期させてピッチ処理を行わせ
ることができる。
また、このときIPSリモート74とVCBリモート7
6の間では、感材ベルトに潜像を形成するために使用さ
れるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受が行わ
れ、VCBIJモート7Bで受信されたビデオ信号はL
NETによりMCBリモート75に渡され、更にIOB
リモート78を介してIOTのレーザ出力部40aに供
給される。
1回のピッチ処理が終了し、イメージングユニットが所
定のレジ位置に位置するとIITリモート73はLE@
REG信号をホットラインに出力し、SYSリモー)7
1、VCBリモート76およびIOBリモート78に伝
送し、IOBリモート78からIOTに渡される。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PER0RIGINAL)レイヤで行われる処理
である。更にその上には、ジ日ブのパラメータを変える
処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体的
には、ADF’を使用するか否か、原稿の一部の色を変
える、何倍機能を使用するか否か、ということである。
これらパーオリジナル処理とジョブプログラミング処理
はSYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUlモ
ジュール80から送られてきたジFブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、asoob p s
シリアル通信網によりIITモジュール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機挿、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUI系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(6)ステート分割 以上、UI系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでUIを使用するUIマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあることである。つまり
、上述したようにCPUを分散させたことによって、U
Iリモート70のLLUIモジュール80は5YSUI
モジユール81ばかりでなくMCBUIモジュール86
によっても制御されるのであり、また、ピッチおよびコ
ピー処理はMCB系のコピアエグゼクティブモジュール
87で管理されるのに対して、パーオリジナル処理およ
びジョブプログラミング処理はSYSモジュール82で
管理されるというように処理が分担されているから、こ
れに対応して各ステートにおいてSYSモジュール82
、コピアエグゼクティブモジュール87のどちらが全体
のコントロール権を有するか、また、UIマスター権を
仔するかが異なるのである。第6図においては縦線で示
されるステートはUIマスター権をMCB系のコピアエ
グゼクティブモジュール87が有することを示し、黒く
塗りつぶされたステー)i;tUIマスター権をSYS
モジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給される■PSリセット信号およびI
ITリセット信号がH(旧GH)となり、 IPSリモ
ート74、 IITリモート73はリセットが解除され
て動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCB!Jモート75が動
作を開始し、コントロール権およびUIマスター権を確
立すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。ま
た、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCB
リモート75がらSYSリモート71に送られる。MC
Bリモート75の動作開始後所定の時間TOが経過する
と、MCBリモート75からホットラインを通じてSY
Sリモート71に供給されるシステムリセット信号がH
となり、SYsリモート71のリセットが解除されて動
作が開始されるが、この際、5YSIJ−[−−)71
の動作開始は、sYsリモート71の内部の信号である
86NMI、8E3リセツトという二つの信号により上
記To時間の経過後更に200μsec遅延される。こ
の200μsecという時間は、クラッシュ、即ち電源
の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアのバグ等に
よる一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あるいは
暴走したときに、マシンがどのステートにあるかを不揮
発性メモリに格納するために設けられているものである
S Y S Uモート71が動作を開始すると、約3゜
8secの間コアテスト、即ちROM1 RAMのチエ
ツク、ハードウェアのチエツク等を行う。このとき不所
望のデータ等が入力されると暴走する可能性があるので
、SYSリモート71は自らの監督下で、コアテストの
開始と共にIPSリセット信号およびIITリセット信
号をL (Low)とし、工psリモート74およびI
ITリモート73をリセットして動作を停止させる。S
YSリモート71は、コアテストが終了すると、lθ〜
3!ooIIlsecの間CCCセルフテストを行うと
共に、IPSリセット信号およびIITリセット信号を
Hとし、■PSリモー ドア4およびIITリモート7
3の動作を再開させ、それぞれコアテストを行わせる。
CCCセルフテストは、LNETに所定のデータを送出
して自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと
同じであることを確認することで行う。なお、CCCセ
ルフテストを行うについては、セルフテストの時間が重
ならないように各CCCに対して時間が割り当てられて
いる。つまり、LNETにおいては、SYSリモート7
1、MCBリモート75等の各ノードはデータを送信し
たいときに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所
定時間経過後再送信を行うというコンテンシロン方式を
採用しているので、SYSリモート71がCCCセルフ
テストを行っているとき、他のノードがLNETを使用
しているとデータの衝突が生じてしまい、セルフテスト
が行えないからである。従って、SYSリモート71が
CCCセルフテストを開始するときには、MCBリモー
ト75のLNETテストは終了している。CCCセルフ
テストが終了すると、SYSリモート71は、IPSリ
モート74およびIITリモート73のコアテストが終
了するまで待機し、T1の期間にSYSTEMノードの
通信テストを行う。この通信テストは、9[100bp
sのシリアル通信網のテストであり、所定のシーケンス
で所定のデータの送受信が行われる。当該通信テストが
終了すると、T2の期間にSYSリモート71とMCB
リモート75の間でLNETの通信テストを行う。即ち
、MCBリモート75はSYSリモート71に対してセ
ルフテストの結果を要求し、SYSリモート71は当該
要求に応じてこれまで行ってきたテストの結果をセルフ
テストリザルトとしてMCBIJモート75に発行する
。MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は
取るとトークンパスt−s ysリモート71に発行す
る。 トークンパスはUlマスター権をやり取りする札
であり、トークンパスがSYSリモート71に渡される
ことで、Ulマスター権はMCBリモート75からSY
Sリモート71に移ることになる。ここまでがパワーオ
ンシーケンスである。当該パワーオンシーケンスの期間
中、UIリモート70は「しばらくお待ち下さい」等の
表示を行うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、
各種のテストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してUl
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUI7スター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、r INITIALIZE SUBSYS
TEMJ :I ? 7ドをMCBリモート75に発行
してMCB系をもイニシャライズする。その結果はサブ
システムステータス情報としてMCBリモート75から
送られてくる。これにより例えばIOTではフユーザを
加熱したり、トレイのエレベータが所定の位置に配置さ
れたりしてコピーを行う牟備が整えられる。ここまでが
イニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUIマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUIマスター権に基づいてUI画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチエツクするためにMCBリモート75は、500
Iasec毎にバックグランドポールをSYS ’Jモ
ート71に発行し、SYSリモート71はこれに対して
セルフテストリザルトを200m5ec以内にMCBリ
モート75に返すという処理を行う。このときセルフテ
ストリザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリ
ザルトの内容に異常があるときには、MCBリモート7
5はUIリモート70に対して異常が発生した旨を知ら
せ、その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBCモリ)
75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、U■
リモート70を制御してオーデイトロンのための表示を
行わせる。
スタンバイステートにおいてF/Fが設定され、スター
トキーが押されるとプログレスステートに入る。プログ
レスステートは、セットアツプ、サイクルアップ、ラン
、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウン、サイクル
ダウンンヤットダウンという6ステートに細分化される
が、これらのステートを、第8図を参照して説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびIPSリモート74に送り、ま
たLNETを介してジ研ブの内容をスタートジョブとい
うコマンドと共にMCBリモート75内のコピアエグゼ
クティブモジュール87に発行する。このことでマシン
はセットアツプに入り、各リモートでは指定されたジョ
ブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモジュー
ル90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパラメー
タの合わせ込み等が行われる。スタートジョブに対する
応答であるA CK (Acknovledge)がM
CBリモート75から送り返されたことを確認すると、
SYSリモート71は、IITリモート73にプリスキ
ャンを行わせる。プリスキャンには、原稿サイズを検出
するためのプリスキャン、原稿の指定された位置の色を
検出するためのプリスキャン、塗り絵を行う場合の閉ル
ープ検出のためのプリスキャン、マーカ編集の場合のマ
ーカ読み取りのためのプリスキャンの4種類があり、選
択されたF/Fに応じて最高3回までプリスキャンを行
う。
このときUlには例えば「しばらくお待ち下さい」等の
表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドがコピアエグゼクティブモジュール87に発行され、
ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBリモート75はIOT、  
転写装置の動作を開始し、5YSIJモート71はIP
Sリモート74を初期化する。このときUlは、現在プ
ログレスステートにあること、および選択されたジョブ
の内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずM CB Uモート75のIOTモ
ジュール90から1個目のPROが出されるとIITは
1回目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い
、これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが
出されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が
終了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
リモート75が管理するが、その上のレイヤであるパー
オリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSYS
リモート71が行う。従って、現在何枚目のコピーを行
っているかをSYSリモート71が認識できるように、
各コピーの1個目のPROが出されるとき、MCBリモ
ート75はSYSリモート71に対してメイドカウント
信号を発行するようになされている。また、最後のPR
Oが出されるときには、MCBリモート75はSYSリ
モート71に対してrRDY FORNXT  JOB
Jというコマンドを発行して次のジョブを要求する。こ
のときスタートジョブを発行するとジープを続行できる
が、ユーザが次のジョブを設定しなければジョブは終了
であるから、SYSリモート71はrEND  JOB
JというコマンドをMCBリモート75に発行する。M
CBリモート75はrEND  JOBJコマンドを受
信してジョブが終了したことを確認すると、マシンはノ
ーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウン
では、MCBリモート75はIOTの動作を停止させる
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認さレルトソノ旨
をrDELIVERED  JOBJ:1マントでSY
Sリモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウ
ンが完了してマシンが停止すルト、ソノ旨をrIOT 
 5TAND  BYJ :ff7ンドでSYSリモー
ト71に知らせる。これによりプログレスステートは終
了し、スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャフトダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれをしている
。これに対してUIマスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、U■にはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
パーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるからで
ある。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーシなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはフピアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、llT1 IPS。
F/PはSYSリモート71が管理しているのでSYS
リモート71が検出し、 IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
IJモート75が検出する。従って、本複写機において
は次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さいj等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少な(
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとシープリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIlマスター権SYSノ
ードが宵している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等の)1ブリカバリ
−のためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するパーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プログレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。
スタンバイステートにおいて、所定のキー操作を行うこ
とによってダイアグノスティック(以下、単にダイアグ
と称す。)ステートに入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各回パラメータの設定、各皿モードの設定、NVM
(不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のための
ステートであり、その概念を第9図に示す。図から明ら
かなように、ダイアグとしてTECHREPモード、カ
スタマーシミュレーションモードの2つのモードが設け
られている。
TECHREPモードは入力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマーシミュレーシジンモードであり、ピリングを
行わない点、UIにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマーシミュレー
シロンモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドからカスタマーシミュレーシジンモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマーシミュレーシロン
モードからTECHREPモードへの移行(図のDのル
ート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる。
また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティブ
モジュール88(第4図)が行うのでコントロール権、
UIマスター権は共にMCBノードが有しているが、カ
スタマーシミュレーシロンモードはSYS、DIAGモ
ジュール83(第4図)の制御の基で通常のコピー動作
を行うので、フントロール権、UIマスター権は共にS
YSノードが有する。
(II)具体的な各部の構成 (II−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSUIモノニー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5Y
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT73、IPS74
との間はシリアル通信インターフェースで接続され、M
CB75、RO876、RAIB79との間はLNET
高速通信網で接続されている。
次にシステムのモノニール構成について説明する。
第11図は7ステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、IPSl 10T等の各
モノニールは部品のように考え、これらをコントロール
するシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えて
いる。そして、分散CPU方式を採用し、システム側で
はパーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理
を担当し、これに対応してイニシャライズステート、ス
タンバイステート、セットアツプステート、サイクルス
テートを管理するコントロール権、およびこれらのステ
ートでUlを使用するUIマスター権を有しているので
、それに対応するモジュールでシステムを構成している
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーサイクルの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSU Iから指示された
FEATURE (使用者の要求を達成するためのM/
Cに対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し
、作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケン
スを決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、
抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体とな
る。また、第12図(c)に示すようにADF原稿3枚
の場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原
稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそ
れらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI ITl IPS、MC
Bに対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MC
Bを起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール1102it
/Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体
的にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダ
イアグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコビーンーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜[相]はモジュール間データを示している。
5YStJ Iリモートとイニシャライズコントロール
部101との間では、5YSU IからはCRTの制御
権をSYSTEM  N0DEに渡すT。
KENコマンドが送られ、一方イニシャライズコントロ
ール1101からはコンフィグコマントカ送られる。
5YSUIリモートとスタンバイコントロール部102
との間では、5YSUIからはモードチェンジコマンド
、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマンド
、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送られ
、一方スタンバイコントロール部102からはM/Cス
テータスコマンド、トレイステータスコマンド、トナー
ステータスコマンド、回収ボトルステータスコマンド、
色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送られる
5YSUIリモートとセットアツプコントロール部10
3との間では、セットアツプコントロール部103から
はM/Cステータスコマンド(プログレス)、APMS
ステータスコマントカ送うれ、一方5YSUIリモート
からはストップリクエストコマンド、インターラブドコ
マンドが送られる。
■PSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
IITリモートとイニシャライズコントロール1110
1との間では、IITリモートからはIITレディコマ
ンド、イニシャライズコントロール部101からはNV
Mパラメータコマンド、■NITIALIZEコマンド
が送られる。
IPSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマントカ送うレ、スタンバイコ
ントロール9102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプフン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
IITリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスタート
コマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
IITリモートとセットアツプフントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジθブコマンド、IITレディコマンド、ストツブ
シ日ブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストツブシ日
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジ日ブコマンド、ジθブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールトコマンド、システムシャットダウンコマ
ンドが送られる。
11 T Uモートとコミニュケーシ日ソコントロール
部107との間では、IITリモートからスキャンレデ
ィ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー)No、  及び受信データが
送られて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ
授受を行う。一方、各モジュール(101〜107)か
らシステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
コミニュケーシジンコントロール部107 +i、イニ
シャライズコントロール部101、スタンバイコントロ
ール部102、セットアツプコントロール部103、コ
ピーサイクルコントロール部104、フォルトコントロ
ール部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する
スタンバイコントロール部102は、スタート03に対
してシステムステート(プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール部103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(n−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(A)原
稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206.207とテンションプー
リ208.209に巻回され、テンシロンブー1208
.209には、図示矢印方向にテンシロンがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベルト212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしながら
、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比較
して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に挿々
の対策を採っている。
(6)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図(b)に示すように、例えば25.9 Hz
を逓倍してゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加
させる。このようにパルス列に規則性を持たせることに
よりパルス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示
すように、2591)I)s/3.9msで階段状に規
則的な加速を行い台形プロファイルを作るようにしてい
る。また、フォワードスキャンとバックスキャンの間に
は休止時間を設け、IITメカ系の振動が絨少するの待
ち、またIOTにおける画像出力と同期させるようにし
ている。本実施例におていは加速度を0.7Gにし従来
のものと比較して大にすることによりスキャンサイクル
時間を短縮させている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がすれて色ずれが発生する。また、同図(
d)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色すれが発生
する。また、同図(e)はレソ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 11Tリモートは、各種コピー動作のためのシーケンス
制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイル
セイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は、
通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに分
けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメー
タは、SYSリモート71よりンリアル通信で送られて
くる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
0〜432mm(1m■ステップ)が設定され、スキャ
ン速度は倍率(50%〜400%)により設定され、プ
リスキャン長(停止位置からレジ位置までの距離)デー
タも、倍率(50%〜400%)により設定される。ス
キャンコマンドを受けると、FL−ON信号により蛍光
灯を点灯させると共に、5CN−RDY信号によりモー
タドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディ
ング補正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを
開始する。レジセンサを通過すると、イメージエリア信
号IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベルと
なり、これと同期してIIT−PS信号がIPSに出力
される。
第16図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより
、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作
を複数回繰り返した後、停止する。
第16図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの確認、レジセンサによるイメー
ジングユニット動作の確認、レジセンサによるイメージ
ングユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像画がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、ンアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に正立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるという利点を有する。また、イメ
ージングユニット37には、CCDラインセンサドライ
ブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含む
回路基板227が搭載される。なお、228はランプヒ
ータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、23
0は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDラインセンサにより、多数
の受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(b
)に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の
表面にR1G1 Bの3色フィルタをこの順に繰り返し
て配列し、隣りあった3ピツトで読取時の1画素を構成
している。各色の読取画素密度を16ドツト/■、1チ
ツプ当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長
さが2928/(16X3)=81.−となり、5チッ
プ全体で81X5=305.、の長さとなる。従って、
これによりへ〇版の読取りが可能な等倍系のCCDライ
ンセンサが得られる。また、RlG、  Bの各画素を
45度傾けて配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわち
、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走査
方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取る
と、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセン
サ228b、226dからの信号と、それに続く第2列
のCCDラインセンサ226 a、  228 c12
28eからの信号との間には、隣接するCCDラインセ
ンサ間の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ22E3b1226dからの信号を記憶せしめ、
それに続く第2列のCCDラインセンサ228 a% 
 226CN  228 eからの信号出力に同期して
読みだすことが必要となる。この場合、例えば、ずれ量
が250μmで、解像度が16ドツト/m■であるとす
ると、4ライン分の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツト/ msの解像度であれば、r     
   7        T’    −−7−−”1
縮拡率 1速 度 1解像度 1千鳥補正%    1
  倍   1ドフト/□ I ライン数F−−−−−
+ −−一−+−−−−十−−−−@)−−−−−+−
−−−−+−−−−−+−−−−」100     1
       1E3      4)−−−−十−−
−−−+−−−−十−−−−@200    1/2 
    32      8トー−−−+−−−一十−
−−−−+−−−−−1400   1/4     
64     16し一一一一土一一一一上一一一一上
一一一一」の如き関係となる。従って縮拡率の増加につ
れて解像度が上がることになり、よって、前記の千鳥配
列の差250μmを補正するための必要ラインメモリ数
も増大することになる。
(E)ビデオ信号処I11!回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR,G、  B毎に反射率信号として
読取り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換する
ためのビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、R1G1 Bに色分解されて読み取られ、そ
れぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、
ユニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の
回路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプ
ルホールド回路5H232において、サンプルホールド
パルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う
(第20図232a)。ところがCCDラインセンサの
光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、
同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをその
まま出力すると画像データにスジやムラが生じる。その
ために各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路A G C(AUTOMATICGAI
N C0NTR0L)233では、センサ出力信号の増
幅率の調整を行う。これは、白レベル調整と言われるも
ので、各センサの出力を増幅して後述するAOC234
を経てA/D変換器235に入力する回路において、A
/D変換の誤差を少なくするために設けられている。そ
のために、各センサで白のレフ1ランスデータを読取り
、これをデジタル化してシェーディングRAM240に
格納し、この1ライン分のデータをSYSリモート71
(第3図)において所定の基準値と比較判断し、所定の
ゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC233
に出力し、ゲインを256段階に調節可能にする。
オフセット調整回路A OC(AUTOMAYIC0F
SETCONTROL ) 234は、黒レベル調整と
言われるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する。
そのために、螢光灯を消灯させて暗時出力を各センサに
より読取り、このデータをデジタル化してシェーディン
グRAM240に格納し、この1ライン分のデータをS
YSリモート71(第3図)において所定の基準値と比
較判断し、オフセット値をD/A変換してAOC234
に出力し、オフセット電圧を256段階に調節している
。このAOCの出力は、第20図234aに示すように
最終的に読み取る原稿1度に対して出力濃度が規定値に
なるように調整している。
コノヨウにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235a)たデータは、GBRGBR・
・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出力
される。遅延皿設定回路236は、複数ライン分が格納
されるメモリで、FIFo構成をとり、原稿を先行して
走査する第1列のCCDラインセンサ226b、226
dがらの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCCD
ラインセンサ2213av  22ec122E3eか
らの信号出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にRl
G、  Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を
各CCDラインセンサのR,G16毎にシリアルに合成
して出力するものである。変換器238は、ROMから
構成され、対数変換テーブルLUT“1″が格納されて
おり、デジタル値をROMのアドレス信号として入力す
ると、対数変換テーブルLUT“1”でRlG、  B
の反射率の情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
ンエーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データlog(R1)をラインメモリ240に記憶さ
せておく。次に原稿を走査して読取った画像データlo
g(D1)がら前記基準濃度データlog(R1)を減
算すれば、log(D I) −log(Rl)= l
og(D I / RI)となり、シェーディング補正
された各画素のデータの対数値が得られる。このように
ログ変換した後にシェーディング補正を行うことにより
、従来のように複雑かつ大規模な回路でハードロジック
除算器を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用いる
ことにより演算処理を簡単に行うことができる。
(n−3)イメージ処理システム(IPS)(A)IP
Sのモジュール構成 第21図はIPSのモジュール構成の概要を示す図であ
る。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCODラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、YlMlC,Kのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にM、  C,Kについてもそれ
ぞれをプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ
、計4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点によ
る像を重畳することによってフルカラーによる像を再現
している。したがって、カラー分解信号(B1 G1 
R信号)をトナー信号(Y、  MlC,K信号)に変
換する場合においては、その色のバランスをどう調整す
るかやIITの読み取り特性およびIOTの出力特性に
合わせてその色をどう再現するか、濃度やコントラスト
のバランスをどう調整するか、エツジの強調やボケ、モ
アレをどう調整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB1 G1 Rのカラー分解信号
を入力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性
等を高めるために種々のデータ処理を施シて現像プロセ
スカラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出
力するものであり、第21図に示すようにEND変換(
Equlvalent Neutral Denslt
y;等価中性濃度変換)モジュール301、カラーマス
キングモジュール302、原稿サイズ検出モジュール3
03、カラー変換モジュール304、UCR(Unde
r Co1or Removal;下色除去)&黒生成
モジュール305、空間フィルター306s  TRC
(Tone Reproductlon Contro
l ;色調補正制御)モジュール307、縮拡処理モジ
ュール308、スクリーンジェネレータ309、IOT
インターフェースモジュール310、領域生成回路やス
イッチマトリクスををする領域画像側のモジュール31
1、エリアコマンドメモリ312やカラーパレットビデ
オスイッチ回路313やフォントバッファ314等を有
する編集制御モジュール等からなる。
そして、IITからB、  GlRのカラー分解信号に
ついて、それぞれ8ビツトデータ(256階1)をEN
D変換モジュール301に入力し、YlMl C1Kの
トナー信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号
Xをセレクトし、これを2値化してプロセスカラーのト
ナー信号のオン/オフデータとしIOTインターフェー
スモジュール310からIOTに出力している。したが
って、フルカラー(4カラー)の場合には、プリスキャ
/でまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原
稿情報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラー
のトナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロ
セスカラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを
順次実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応
した信号処理を行っている。
11Tでは、CODセンサーを使いB、  GXRのそ
れぞれについて、1ピクセルを16ドツト/■禦のサイ
ズで読み取り、そのデータを24ビツト(3色×8ビッ
ト;256階調)で出力している。
CODセンサーは、上面にB、  GlRのフィルター
が装着されていて16ドツト/田■の密度で300II
11の長さを有し、190. 5−m/seeのプロセ
ススピードで16ライン/II■のスキャンを行うので
、はぼ各色につき毎秒15Mピクセルの速度で読み取り
データを出力している。そして、IITでは、B、  
G、  Rの画素のアナログデータをログ変換すること
によって、反射率の情報から濃度の情報に変換し、さら
にデソタルデータに変換している。
次に各モジュールについて説明する。
第22図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(イ)END変換モジュール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、IITからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、  GlRのカラー分解信号の
値は光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でな
いため等しくなっていない。そこで、第22図(a)に
示すような変換テーブル(LUT; ルックアップテー
ブル)を用いてそのバランスをとるのがEND変換であ
る。したがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取
った場合にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい
階調でB、  G、  Rのカラー分解信号に変換して
出力する特性を有するものであり、IITの特性に依存
する。また、変換テーブルは、16面用意され、そのう
ち11面がネガフィルムを含むフィルムフプロジェクタ
ー用のテーブルであり、3面が通常のコピー用、写真用
、ジェネレーシジンコビー用のテーブルである。
(ロ)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、  G。
R信号をマトリクス演算することによりYlM。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
81G、  RからそれぞれY、  M、  Cを演算
する3×3のマトリクスを用いているが、B、  G。
Rだけでなく、BG、  GR,RB、  B2、G2
、R2の成分も加味するため種々のマトリクスを用いた
り、他のマトリクスを用いてもよいことは勿論である。
変換マトリクスとしては、通常のカラー調整用とモノカ
ラーモードにおける強度信号生成用の2セントを保存し
ている。
このように、IITのビデオ信号についてIPSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス、調整を行
っている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとす
ると、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿に
よるグレーバランス調整を行わなければならないため、
その変換テーブルがより複雑になる。
(ハ)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モノニール303は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第22図(b)に示すようにプラテンカラ
ー識別の上限値/下限値をスレランミルドレジスタ30
31にセットする。
そして、ブリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(γ変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッシミルドレジスタ3031
にセントされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標(x、y)の最大値と最小値とを最大/最
小ソータ3035に記憶する。
例えば第22図(d)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
XI、X2、yl、y)が検出、記憶される。また、原
稿読み取りスキャン時は、コンパレータ3033で原稿
のYl Ml Cとスレラン日ルドレジスタ3031に
セントされた上限値/下限値とを比較し、プラテンカラ
ー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテンの読
み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(ニ)カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
22図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッシ日ルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、  MlCの上限値/下限値をスレッシ日ル
ドレジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各
Y1M1Cの値をカラーパレット3053にセットする
そして、領域画像制御モジュールから入力されるエリア
信号にしたがってナントゲート3054を制御し、カラ
ー変換エリアでない場合には原稿のYl MX Cをそ
のままセレクタ3055から送出し、カラー変換エリア
に入ると、原稿のY1M1C信号がスレッショルドレジ
スタ3051にセットされたY、  M、  Cの上限
値と下限値の間に入るとウィンドコンパレータ3052
の出力でセレクタ3055を切り換えてカラーパレット
3053にセットされた変換カラーのY、  M、  
Cを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
  G、  R各25画素の平均をとって指定色を認識
する。この平均操作により、例えば150線原稿でも色
差5以内の精度で認識可能となる。B1GXR2Jm度
データの読み取りは、IITシェーディング補正RAM
より1旨定座標をアドレスに変換して読み出し、アドレ
ス変換に際しては、原稿サイズ検知と同様にレジス調整
−ジョン調整分の再調整が必要である。ブリスキャンで
は、IITはサンプルスキャンモードで動作する。ンエ
ーディング補正RAMより読み出された81G。
R43度データは、ソフトウェアによりシェーディング
補正された後、平均化され、さらにEND補正、カラー
マスキングを実行してからウィンドコンパレータ305
2にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、YlMl
olGlB、  Rおよびこれらの中間色とに1 Wの
14色を用意している。
(ホ)UCR&黒生成モジュール Yl Ml Gが等]である場合にはグレーになるので
、理論的には、等量のYlM、  Cを黒に置き換える
ことによって同じ色を再現できるが、現実的には、黒に
置き換えると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪く
なる。そこで、UCR&黒生成モジュール305では、
このような色の濁りが生しないように適量の■(を生成
し、その量に応じてY、  MlCを等量減する(下色
除去)処理を行う。具体的には、Y、  M、  Cの
最大値と最小値とを検出し、その差に応じて変換テーブ
ルより最小値以下で1(を生成し、その量に応じY、 
 M、  Cについて一定の下色除去を行っている。
UCR&黒生成では、第22図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、  M、  Cの最小値相当をそのま
ま除去して■〈を生成するが、最大値と最小値との差が
大きい場合には、除去の皿をYlM。
Cの最小値よりも少なくし、Kの生成1も少なくするこ
とによって、墨の混入および低明度高彩度色の彩度低下
を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第22図Cf)では、最大
値/最小値検出回路3051によりY、  M。
Cの最大値と最小値とを検出し、演算回路3053によ
りその差を演算し、変換テーブル3054と演算回路3
055によりIくを生成する。変換テーブル3054が
Kの値を調整するものであり、最大値と最小値の差が小
さい場合には、変換テーブル3054の出力値が零にな
るので演算回路3055から最小値をそのままKの値と
して出力するが、最大値と最小値の差が大きい場合には
、変換テーブル3054の出力値が零でなくなるので演
算回路3055で最小値からその分減算された値をKの
値として出力する。変換テーブル3056がKに対応し
てY、  M、  Cから除去する値を求めるテーブル
であり、この変換テーブル3056を通して演算回路3
059でYl Ml CからI(に対応する除去を行う
。また、アンドゲート3057.3058はモノカラー
モード、4フルカラーモードの各信号にしたがってに信
号およびY、  M。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りYlM、  C,Kのいずれかを選択するものである
。このように実際には、YlM。
Cの網点て色を再現しているので、Yl Ml Cの除
去やKの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブ
ル等を用いて設定されている。
(へ)空間フィルターモジュール 本複写機に適用される装置では、先に述べたようにII
TでCODをスキャンしながら原稿を読み取るので、そ
のままの情報を使うとボケた情報になり、また、網点に
より原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16
ドツト/■1のサンプリング周期との間でモアレが生じ
る。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との
間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール30
6は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去す
る機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網
点成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、
エツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール30Bでは、第22図(g)
に示すようにYlMX  CN  MinおよびMax
−Mlnの入力信号の1色をセレクタ3003で取り出
し、変換テーブル3004を用いて反射率に近い情報に
変換する。この情報の方がエツジを拾いやすいからであ
り、その1色としては例えばYをセレクトしている。ま
た、スレッシ日ルドレジスタ3001.4ビツトの2値
化回路3002、デコーダ3005を用いて画素毎に、
YlMlolMinおよびMax−MlnからYlM、
  C1に、  BlG、  R,W (白)の8つに
色相分離する。同図(g)のデコーダ3005は、2値
化情報に応じて色相を認識してプロセスカラーから必要
色か否かを1ビツトの情報で出力するものである。
第22図(g)の出力は、第22図(h)の回路に入力
される。ここでは、PIF03081と5×7デジタル
フイルタ3083、モジュレーシ日ソテーブル3066
により網点除去の情報を生成し、PIF03062と5
×7デジタルフイルタ3064、モジュレーシロンテー
ブル3087、デイレイ回路3065により同図(g)
の出力情報からエツジ強調情報を生成する。モノユレー
シジンテーブル3066.3067は、写真や文字専用
、混在等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
エツジ強調では、例えば第22図(1)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、YlCを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングを同図(h)のアンドゲート3
068で行っている。この処理を行うには、■の点線の
ように強調すると、■のようにエツジにMの混色による
濁りが生じる。
同図(h)のデイレイ回路3065は、このような強調
をプロセスカラー毎にアンドゲート3o68でスイッチ
ングするためにFIFO30E32と5×7デジタルフ
イルタ3064との同期を図るものである。鮮やかな緑
の文字を通常の処理で再生すると、緑の文字にマゼンタ
が混じり澗りが生じる。
そこで、上記のようにして緑と認識するとY、  Cは
通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調をしないよう
にする。
())TRC変換モジュール IOTは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、  M、  C,Kの各プロセスカラーにより4回の
コピーサイクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し
、フルカラー原稿の再生を可能にしているが、実際には
、信号処理により理論的に求めたカラーを忠実に再生す
るには、IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要であ
る。TRC変換モジュール309は、このような再現性
の向上を図るためのものであり、Yl Ml Cの濃度
の各組み合わせにより、第22図(j)に示すように8
ビツト画像データをアドレス入力とするアドレス変換テ
ーブルをRAMに持ち、エリア信号に従った濃度調整、
コントラスト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整
、文字モード、すかし合成等の編集機能を持っている。
このRAMアドレス上位3ビツトにはエリア信号のビッ
トO〜ビット3が使用される。また、領域外モードによ
り上記機能を組み合わせて使用することもできる。なお
、このRAMは、例えば2にバイト(256バイト×8
面)で構成して8面の変換テーブルを保育し、YXMl
 Cの各サイクル毎にIITキャリッジリターン中に最
高8面分ストアされ、領域指定やコピーモードに応じて
セレクトされる。勿論、RAM容量を増やせば各サイク
ル毎にロードする必要はない。
(チ)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じ
た重み付は処理して生成される。例えばデータXi′の
場合には、両側のデータX l 、X 141およびこ
れらのデータとサンプリングポイントとの距Widl、
d2から、(XIXd2 )+ (XI+IXdl)た
だし、 dl+d2=1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッフy3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(す)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入力
し、16ドツト/+nに対応するようにほぼ縦80μm
φ、幅60μmψの楕円形状のレーザビームをオン/オ
フして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第22図(n
)に示すように例えば4X4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このようなハーフトーンセルSに対応して
閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデ
ータ値とが比較される。そして、この比較処理では、例
えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクス
mの「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号
を生成する。
16ドツト/ Imで4×4のハーフトーンセルを一般
に100sp+、18階調の網点というが、これでは画
像が粗くカラー画像の町現性が悪いものとなる。そこで
、本複写機では、階調を上げる方法として、この16ド
ツト/■の画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単
位でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(o)に
示すように1/4の単位、すなわち4倍に上げるように
することによって4倍高い階調を実現している。したが
って、これに対応して同図(0)に示すような閾値マト
リクスm′を設定している。さらに、線数を上げるため
にサブマトリクス法を採用するのも有効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構成し
、同図(p)に示すようにマトリクスの成長核を2カ所
或いはそれ以上(複数)にするものである。このような
スクリーンのパターン設計手法を採用すると、例えば明
るいところは141spl、644階調し、暗くなるに
したがっテ2003pk  128階調にすることによ
って暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と階
調を変えることができる。このようなパターンは、階調
の?)1らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定
することによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、扁精細画像の再現性を高めている。
(ヌ)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーンヨ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、UC
Rモジュール305、空間フィルター306、TRCモ
ジュール307の制御に用いられる。なお、スイッチマ
トリクスは、ソフトウェアにより設定可能になっている
(ル)編集制御モジュール 編集制御モノニールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(m)に示すようにCPUのバスにA G D
 C(A dvanced G raphlc D 1
g1tal Controller)312 L  フ
ォントバッファ3126、ロゴROM12g、DMAC
(DMAController)3129が接続されて
いる。そして、CPUから、エンコードされた4ビツト
のエリアコマンドがAGDC3121を通してブレーン
メモリ3122に書き込まれ、フォントバッファ312
6にフォントが書き込まれる。ブレーンメモリ3122
は、4枚で構成し、例えばrooooJの場合にはコマ
ンド0であってオリジナルの原稿を出力するというよう
に、原稿の各点をブレーン0〜プレーン3の4ビツトで
設定できる。この4ビツト情報をコマンド0〜コマンド
15にデコードするのがデコーダ3123であり、コマ
ンド0〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジッ
ク、ロゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定
するのがスイッチマトリクス3124である。フォント
アドレスコントローラ3125は、2ビツトのフィルパ
ターン信号により網点シェード、ハツチングシェード等
のパターンに対応してフォントバッファ3126のアド
レスを生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX1  フォントバッファ3126、カラーパ
レットの選定等を行うものである。フィルロジックは、
バックグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシ
ュで塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マ
スキングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である
本複写機のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み
取り信号について、まずEND変換した後カラーマスキ
ングし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿
サイズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除
去および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている
。しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC1縮拡
等の処理は、プロセスカラーのデータを処理することに
よって、フルカラーのデータで処理する場合より処理量
を少なくシ、使用する変換テーブルの数を1/3にする
と共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再
現性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(6)イメージ処理システムのハードウェア構成第23
図はIPSのハードウェア構成例を示す図である。
本複写機のIPSでは、2枚の基板、IPS−Aおよび
I PS−Bに分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板IPS−Aに、
編集のように応用、専門機能を達成する部分を第2の基
板I PS−Bに搭載している。前者の構成が第23図
(a)〜(c)であり、後者の構成が同図(d)である
。特に第1の基板により基本的な機能が充分達成できれ
ば、第2の基板を設計変更するだけで応用、専門機能に
ついて柔軟に対応できる。したがって、カラー画像形成
装置として、さらに機能を高めようとする場合には、他
方の基板の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第23図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスA D RS B U S、  データ
バスDATABUS、  コントロールバスCTRLB
US)が接続され、IITのビデオデータB1G1R,
同期信号としてビデオクロックIIT・VCLK、  
ライン同期(主走査方向、水平同期)信号IIT・LS
、  ページ同期(副走査方向、垂直同期)信号IIT
@PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
IT@VCLKとライン同期信号IIT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ADR9BUS、DATABUS、CTRLBUS
)、チップセレクト信号C8が接続される。
IITのビデオデータB、  G、  RはEND変換
部のROM321に入力される。END変換テーブルは
、例えばRAMを用いCPUから適宜ロードするように
構成してもよいが、装置が使用状態にあって画像データ
の処理中に書き換える必要性はほとんど生じないので、
B、  G、  Rのそれぞれに2にバイトのROMを
2個ずつ用い、ROMによるLUT (ルックアップテ
ーブル)方式を採用している。そして、16面の変換テ
ーブルを保有し、4ビツトの選択信号ENDSelによ
り切り換えられる。
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
×1マトリクスを2面保有する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSI
322には、CPUの各バスが接続され、CPUからマ
トリクスの係数が設定可能になっている。画像信号の処
理からCPUによる書き換え等のためCPUのバスに切
り換えるためにセットアツプ信号SU1 チップセレク
ト信号C8が接続され、マトリクスの選択切り換えに1
ビツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号PDを入力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロツタを止めている。
演算LSI322によりB、  GlRからY、  M
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板I
 PS−Hのカラー変換り、S I 353を通してカ
ラー変換処理後、DOD用LSI323に入力される。
カラー変換LSI353には、非変換カラーを設定する
スレッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラー
パレット、コンパレータ等力らなるカラー変換回路を4
回路保有し、DOD用LS I 323には、原稿のエ
ツジ検出回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、UCR
用LSI324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラーX
1  必要色1(uel  エツジEdgeの各信号を
出力する。したがって、このLSIには、2ビツトのプ
ロセスカラー指定信号C0LR1カラーモード信号(4
COLR,MONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラーX1  必要色)(ue1エツジ
E dgeの各信号を5×7のデジタルフィルター32
6に入力するために4ライン分のデータを蓄積するFI
FOおよびその遅れ分を整合させるためのFIFOから
なる。ここで、プロセスカラーXとエツジE dgeに
ついては4ライン分蓄積してトータル5ライン分をデジ
タルフィルター326に送り、必要色Hueについては
FIFOで遅延させてデジタルフィルター326の出力
と同期させ、MIX用LSI327に送るようにしてい
る。
デジタルフィルター326は、2×7フイルターのLS
Iを3個で構成した5×7フイルターが21fl(ロー
パスLPとバイパスHP)J51:l、一方で、プロセ
スカラーXについての処理を行い、他方で、エツジE 
dgeについての処理を行っている。
MIX用LS I 327では、これらの出力に変換テ
ーブルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカ
ラーXにミキシングしている。ここでは、変換テーブル
を切り換えるための信号としてエツジE D G El
  シャープ5harpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の四き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換え
信号TRC3elにより切り換えられる。そして、ここ
からの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用LS
 I 345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトの
RAM344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバ
ッファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッ
チの生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(d)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDFJ11LSI348に戻る
。EDF用LST346は、前のラインの情報を保持す
るFIFOををし、前のラインの情報を用いてエラー拡
散処理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号
又は、スクリーンジェネレータを構成するSG用LS 
I 347を経てIOTインターフェースへ出力される
IOTインターフェースでは、1ビツトのオン/オフ信
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ピツトにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第23図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/ Imであるので、縮小LSI
354では、1/4に縮小して且っ2値化してエリアメ
モリに蓄える。拡大デコードLSI359は、フィルパ
ターンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報
を読み出してコマンドを生成するときに16ドツトに拡
大し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパ
ターンの発生処理を行っている。DRAM356は、4
面で構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納す
る。AGDC365は、エリアコマンドをコントロール
する専用のコントローラである。
(II−4)イメージ出力ターミナル(IOT)(A)
概略構成 第24図はイメージ出力ターミナル(IOT)の概略構
成を示す図である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Phot。
Recepterベルト)を使用し、4色フルカラー用
にYlM、  01Kからなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写装置(Tow Roll Tran
sfer Loop)40 (3、転写装置404から
定着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(V a
cuu■Transfer)407、用紙トレイ410
.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベルト、
現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ引き
出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラ40dを介して感材41上に照射されて露光
が行われ、潜像が形成される。感材上に形成されたイメ
ージは、現像機404で現像されてトナー像が形成され
る。現像機404はB、  M、  C1Yからなり、
図示するような位置関係で配置される。これは、例えば
暗減衰と各トナーの特性との関係、ブラックトナーへの
他のトナーの混色による影響の違いといったようなこと
を考慮して配置している。但し、フルカラーコピーの場
合の駆動順序は、M4C4Y−Bである。
方、2段のエレベータトレイからなる用紙トレイ410
、他の2段の用紙トレイ412から供給される用紙は、
搬送路411を通して転写装置4゜6に供給される。転
写装置40Bは転写部に配置され、タイミングチェーン
またはベルトで結合された2つのロールと、後述するよ
うなグリッパ−バーからなり、グリッパ−バーで用紙を
くわえ込んで用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転
写させる。4色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で
4回転し、MlC,YlBの像がこの順序で転写される
。転写後の用紙はグリッパ−バーから解放されて転写装
置406から真空搬送装置4゜7に渡され、定着装置4
08で定着されて排出される。真空搬送装置407は、
転写装置40Bと定着装置408との速度差を吸収して
同期をとっている。本装置においては、転写速度(プロ
セススピード)は190議冒/secで設定されており
、フルカラーコピー等の場合には定着速度は90■謙/
secであるので、転写速度と定着速度とは異なる。定
着度を確保するために、プロセススピードを落としてお
り、一方1.5kVA達成のため、パワーを定着装置4
08にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置4゜7の速度を190■
■/secから9o■■/seaに落として定着速度と
同じにしている。しかし、本装置では転写装置406と
定着装置408との間をなるべく短くして装置をコンパ
クト化するようにしているので、A3用紙の場合は転写
ポイントと定着装置408との間に納まらず、真空搬送
装置407の速度を落としてしまうと、A3の後端は転
写中であるので用紙にブレーキがかかり色ズレを生じて
しまうことになる。そこで、定着装置408と真空搬送
装置407との間にバッフル板409を設け、A3用紙
の場合にはバッフル板409を下側に倒して用紙にルー
プを描かせて搬送路を長クシ、真空搬送装置407は転
写速度と同一速度として転写が終わってから用紙先端が
定着装置408に到達するようにして速度差を吸収する
ようにしている。また、OHPの場合も熱伝導が悪いの
でA3用紙の場合と同様にしている。なお、本装置では
フルカラーだけでなく黒でも生産性を落とさずにコピー
できるようにしており、黒の場合にはトナー層が少なく
熱mが小さくても定着可能であるので、定着速度は19
0 mm/seaのまま行い、真空搬送装置407での
スピードダウンは行わない。つまり、黒以外にもシング
ルカラーのようにトナー層が1月の場合は定着速度は落
とさずにすむので同様にしている。そして、転写が終了
するとクリーナ405で感材上に残っているトナーが掻
き落とされる。
(6)転写装置の構成 転写装置406は第25図に示すような構成となってい
る。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また2スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーパスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲート425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲート425に到達したこと
はプリレジゲートセンサ424で検出するようにしてい
る。転写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミン
グベルトを介してローラ433を駆動することによって
行い、反時計方向に回転駆動している。ローラ434は
特に駆動はしておらず、ローラ433.434間には2
本のタイミング用のチェーン、またはベルト435が掛
けられ、チェーン間(搬送方向に直角方向)には、常時
は弾性で閉じており、転写装置入り口でソレノイドによ
り口を開くグリッパ−バー430が設けられており、転
写装置入口で用紙をくわえて引っ張り回すことにより搬
送する。転写装置には搬送する用紙の支持体は設けてお
らず、ローラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出される
ことになるので、これを防止するために2つのローラを
真空引きして用紙をローラの方へ引きつけている。した
がって、ローラを過ぎると用紙はひらひらしながら搬送
される。用紙は転写ポイントにおいて、ブタツクコロト
ロン、トランスファコロトロンが配置された感材の方へ
静電的な力により吸着され転写が行われる。転写終了後
、転写装置出口においてグリッパホームセンサ436で
位置検出し、適当なタイミングでソレノイドによりグリ
ッパバーの口を開いて用紙を離し、真空搬送装置へ渡す
ことになる。従って、転写装置において、用紙はフルカ
ラーの場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転
搬送されて転写が行われることになる。
従来は、マイラーシート、またはメツシュをアルミない
しスチール性の支持体に貼って用紙を支持していたため
、熱膨張率の違いにより凹凸が生じて転写に対して平面
性が悪くなり、転写効率が部分的に異なって色ムラが生
じていたのに対し、このグリッパ−バーの使用により、
用紙の支持体を特に設ける必要がなく、色ムラの発生を
防止することができる。また、本装置における転写装置
は、A4、B5等の小さいサイズの用紙の場合には、リ
ードエツジが転写ポイントから次の転写ポイントに戻っ
てくるまでは転写の機能をしていないので、その期間は
遠回しを行えるように2スピードにしてコピー速度を上
げている。なお、A3用紙の場合は転写装置の略3/4
周長さがあるので速度切り換えは行っていない。
(n−5)ユーザインターフェース(U/ I )(A
)カラーデイスプレィの採用 第28図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第27図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象材は得るものでなければならない。その
ために、本複写機では、ユーザーの使い方に対応したオ
リジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者に
はわかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の
内容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること
、色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレー
タに情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中す
ることを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信顆性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本複写機のユーザインターフェースは、このような操作
性の向上を図るため、第26図に示すように12インチ
のカラーデイスプレィ501のモニターとその横にハー
ドコントロールパネル502を備えている。そして、カ
ラー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニ
ューを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤
外線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボ
タンで直接アクセスできるようにしている。また、ハー
ドコントロールパネル502のハードウェアとカラーデ
イスプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作
内容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニ
ュー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図(b)、(C)に示すように
モニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板5
05、CRTのドライバー基板5oevが[Rされ、ハ
ードコントロールパネル502は、同図(C)に示すよ
うにカラーデイスプレィ501の面よりさらに中央の方
へ向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用すると
、第26図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーデイスプレィ501を第27図(a)に示すようニヘ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、コ
ンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設
計することができ、装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本複写機のユーザインターフェ
ースでは、第27図(b)に示すようにプラテンより高
い位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくな
ると共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方
で、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも
、デイスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけるこ
とによって、その下側をユーザインターフェースの制御
基板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプショ
ンキットの取り付はスペースとしても有効に活用できる
。したがって、メモリカード装置を取り付けるための構
造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメ
モリカード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの
取り付は位置、高さを見やすいものとすることができる
。また、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよい
が、角度を変えることができるような構造を採用しても
よいことは勿論である。
(6)システム構成 第28図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第29図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
零m写iのユーザインターフェースのモジュール構成は
、第28図に示すようにカラーデイスプレィ501の表
示画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュー
ル511、およびエデイツトバッド513、メモリカー
ド514の情報を人出処理するエデイツトパッドインタ
ーフェースモジュール512で構成し、これらをコント
ロールするシステムUI517.519やサブシステム
515、タッチスクリーン503、コントロールパネル
502がビデオデイスプレィモジュール511に接続さ
れる。
エデイツトパッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトパッド513からX、  Y座標を、また
、メモリカード514からジdブやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジュール511との間でUIコントロール信号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトパッドでな
ぞるクローズル−プを旨定かあるが、マーカー指定は特
にデータがなく、また2点指定はデータが少ないのに対
し、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量
のデータが必要である。このデータの編集はIPSリモ
ートで行われるが、高速で転送するにはデータ量が多い
。そこで、このようなX、Y座標のデータは、一般のデ
ータ転送ラインとは別に、IIT/IPS516への専
用の転送ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入カポインド(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517.519にボタンIDを送り、システム
UI517.519から表示要求を受は取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステージ
eンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラである
。この場合には、タッチスクリーン503やコントロー
ルパネル502、キーボード(図示せず)の情報は、そ
のままサブシステム515に転送され、表示画面の内容
がサブシステム515からビデオデイスプレィモジュー
ル511に送られてくる。
システムUI517.519は、マスターコントローラ
518.520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第32
図に示すSYSリモートの5YSUIモジユール81で
あり、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUI
モジュール86である。
本複写機のユーザインターフェースは、ハードウェアと
して第29図に示すようにUICB521とEPIB5
22からなる2枚のコントロールボードで構成し、上記
モジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けてい
る。そして、UICB521には、U■のハードをコン
トロールしエデイツトパッド513とメモリカード51
4をドライブするために、また、タッチスクリーン50
3の入力を処理してCRTに書くために2つのCPU(
例えばインテル社の8085相当と6845相当)を使
用し、さらに、EPIB522には、ビットマツプエリ
アに描画する機能が8ピツトでは不充分であるので16
ビツトのCPU(例えばインテル社の80C19E3K
A)を使用し、ビットマツプエリアの描画データをDM
AでUICB521に転送するように構成することによ
って機能分散を図っている。
第30図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を存し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオブシ日ナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ポート551とアウトプットポート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)からIMH
zのクロックと共にIMbpSでビデオデータを受は取
り、9600bpsでコマンドやステータス情報の授受
を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブートR
OM535の他、フレームROM53 Bと539、R
AM536、ビットマツプRAM537、V−RAM5
42を有している。フレームROM53Bと539は、
ビットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすい
データ構造により表示画面のデータが格納されたメモリ
であり、LNETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM538をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA541により
V−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツプ
のデータは、DMA540がEPIB522からビット
マツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラク
タジェネレータ544はグラフィックタイル用であり、
テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル用
である。
V−RAM642は、タイルコードで管理され、タイル
コードは、24ビツト(3バイト)で構成し、13ビツ
トをタイルの種類情報に、2ビツトをテキストかグラフ
ィックかビットマツプかの識別情報に、1ビツトをブリ
ンク情報に、5ビツトをタイルの色情報に、3ビツトを
バックグラウンドかフォアグラウンドかの情報にそれぞ
れ用いてイル。CRT’:lン)o−ラ53:it、V
−RAM542に書き込まれたタイルコードの情報に基
づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ545、マル
チプレクサ546、カラーパレット547を通してビデ
オデータをCRTに送り出している。
ビットマツプエリアの描画は、シフトレジスタ545で
切り換えられる。
第31図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C19θKA相当)555、ブートページのコー
ドROM556、OSページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ583を通してU
ICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、ドライバ565を通してIPSへX、Y座標デー
タを転送している。なお、メモリカード525に対する
読み/書きは、インターフェース560を通して行う。
したがって、エデイツトバッド524やメモリカード5
25からクローズループの編集領域指定情報やコピーモ
ード情報が入力されると、これらの情報は、適宜インタ
ーフェース561、ドライバ562を通してUICBへ
、高速通信インターフェース564、ドライバ565を
通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報でai3igに画面を構成するように工夫し
ている。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、
カラー表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって
画面画面での必要な情報の認識、識別が容易にできるよ
うに工夫している。
(イ)画面レイアウト 第32図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同
図(b)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を
展開した例を示す図、同図(c)はクリエイティブ編集
のペイント1画面の構成を示す図である。
本複写機のユーザインターフェースでは、初期画面とし
て、第32図に示すようなコピーモードを設定するベー
シックコピー画面が表示される。
コピーモードを設定する画面は、ソフトコントロールパ
ネルを構成し、第32図に示すようにメツセージエリア
AとパスウェイBに2分したものである。
メソセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアAの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中板数が表示される。
パスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックフピー エイディトフィーチャー マーカー
編集、ビジネス編集、フリーノーンド編集、クリエイテ
ィブ編集、ツールの各パスウェイを持ち、各パスウェイ
に対応してパスウェイタブCが表示される。また、各パ
スウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップ
を持つ。
パスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1  選択された機能に応じ
て変化しその機能を表示するアイコン(絵)El  縮
拡率を表示するインジケーターF等が表示され、ソフト
ボタンDでポツプアップされるものにΔのポツプアップ
マークGが付けられている。そして、パスウェイタブC
をタッチすることによってそのパスウェイがオープンで
き、ソフトボタンDをタッチすることによってその機能
が選択できる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選
択は、操作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順
に操作するような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の届構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや襟雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオープン機能を持た
せ、その詳れ口な設定情報を必要に応じてポツプアップ
オープンすることによって、各パスウェイの画面構成を
見やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツ
プアップマークが付いているソフトボタンをタッチした
ときオープンする。そして、クローズボタンやキャンセ
ルボタンをセレ′クトしたとき、オールクリアボタンを
押したとき、オートクリア機能によりオールクリアがか
かったとき等にクローズする。縮小拡大機能において、
変倍のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオープ
ンした画面の様子を示したのが第32図(b)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
パスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第32図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリアIを持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリアIは
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリア上1誂導メツセージエリア
Iとスクリーン上部のメツセージエリアAを除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第32図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、Y、  M、  C,K4種のトナー
によりコピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを
除いた3種のトナーによりコピーをとる3パスカラー 
12色の中から1色を選択できるシングルカラー 黒、
黒/赤の選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任
意に設定できるようになっている。ここで、シングルカ
ラー 黒/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことか
ら、その項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS)、)レイ1.2、
カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(AMS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
  任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーター
に設定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示さ
れる。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻
みの倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倚
)することもできる。したがって、これらの詳細な設定
項目は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは
1009Aである。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの1農度コントロ
ールが行える手動の選択肢を1寺ち、IPSにおいてそ
のコントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコピー上で減色
したい色をY、  M、  C,BlGlRから指定し
、IPSにおいてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジ日ブが格納できる32
にバイトの容重のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除く全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのパスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーボジシジン、フィルムプロジェクタ−ページプログ
ラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択のソ
フトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー編
集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティブ
X−集、さらにベーシックコピー ツールの各バスウェ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロ−ルが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジシーンは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35菖嘗ネガや3
5.−ポジ、プラテン上での351ネガや6 as X
 6 cmスライドや4” X5”スライドの選択肢を
持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30.、の範囲で111刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代置は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウェイ
がある。
マーカー編集パスウェイおよびフリーノ1ンド編集パス
ウェイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変
換に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコ
ピー、エイディトフィーチャー ツールのパスウェイタ
ブを持つ。
ビジネス編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウェ
イ等と同様にベーシックコピエイディドフィーチャー 
ツールのパスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代
、ネガボッ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、 リピート、拡大速写、g 分移1111、コ
ーナー/センター移動、マニュアル/オート変倍、マニ
ュアル/オート偏分、カラーモード、カラーバランス調
整、ベージ速写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち
、さらにマーカー編集パスウェイ等と同様にベーシック
コピーエイディドフィーチャー ツールのパスウェイタ
ブをt寺つ。
ツールパスウェイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーデイオド−・ン(音種、音量)、用紙搬送系そ
の他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ピリ
ングメーター デュアルランゲージの設定、ダイアグモ
ード、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関す
る各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピーt
QrL  コピーシャープネス、コピーコントラスト、
ページプログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの
色、色かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパ
ターン、とじ代置、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーシジン画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
m■(8ピクセル)、高さ6.、(16ピクセル)のタ
イル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25タ
イルである。ビットマップエリアは縦151ピクセル、
横216ピクセルで表示される。
以上のように本複写機のユーザインターフェースでは、
ベーシックコピー エイディトフィーチャー、編集等の
各モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、そ
れぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュ
ーを表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることに
より選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよ
うにしている。また、メニューの選択肢によってはその
詳細項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表
示)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択
可能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリ
させることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第26図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーション、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジ訝ブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーシgン画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り喚えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(III)フィルム画像読取装置 (III−1)フィルム画像読取装置の概略格成第2図
に示されているように、フィルム画像読取装置は、フィ
ルムプロジェクタ(F/P)64、ミラーユニット(M
/U)85およびIIT33等の画像読取装置本体を備
えている。
(A)F/Pの構成 第34図に示されているように、F/P84はハウジン
グ601を備えており、このハウジング601に動作確
認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、オ
ートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイッ
チ(AF/MF切り換えスイッチ)804、およびマニ
ュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ)
605a、805bが設けられている。また、ハウジン
グ601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を支持したフィルム保持ケース6とその原稿フィル
ム633に記録されている被写体の写し方に応じて縦ま
たは横方向からF/P64内に挿入することができる大
きさの孔eos、e。
9がそれぞれ穿設されている。これら孔608゜809
の反対側にもフィルム保持ケースE307が突出するこ
とができる孔(図示されない)が穿設されている。開閉
部606は蝶番によってハウジング601に回動可能に
取り付けられるか、あるいはハウジング601に着脱自
在に取り付けるようになっている。開閉部606を開閉
自在にすることにより、孔f308.809からハウジ
ング601内に小さな異物が侵入したときに容易にこの
異物を取り除くことができるようにしている。
このフィルム保持ケース607は35+u+ネガフイル
ム用のケースとポジフィルム用のケースとが準備されて
いる。したがって、F/Pe4はこれらのフィルムに対
応することができるようにしている。 また、 F/P
84は6 cmX 6 cmや41nchX5inch
のネガフィルムにも対応することができるようにしてい
る。その場合、このネガフィルムをM/U85とプラテ
ンガラス31との間でプラテンガラス31上に密着する
ようにしている。
第38図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ813の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ817がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えばポジフィルムの分光
特性およびランプ613の分光特性を補正するためのポ
ジフィルム用補正フィルタ635等の補正フィルタを支
持する補正フィルタ保持部材618と、この補正フィル
タ保持部材618を歯車減速装置640を介して回転す
る駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618
の回転位置を検出する第1および第2位置検出センサ6
20.821と駆動用モータ619を制御するコントロ
ール装置641とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交
換装置が設けられている。
そして、この補正フィルタ自動交換装置は、補正フィル
タ保持部材618に支持された補正フィルタのうち、例
えば原稿フィルム633がポジフィルムの場合に、この
ポジフィルムに対応したポジフィルム用補正フィルタ6
35を自動的に選択して映写レンズ610等の各レンズ
と同軸上の使用位置に整合するようにしている。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ保持部材611をハウジング601に対して摺
動させる摺動用モータ625とを備えたオートフォーカ
ス装置(A F iりが設けられている。フィルム保持
ケース607が孔608または孔1309からハウジン
グ601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケース
607に支持された原稿フィルム633は補正フィルタ
保持部材618と発光器623および受光器624との
間に位置するようにされている。原稿フィルム633の
装着位置の近傍には、この原稿フィルム633を冷却す
るためのフィルム冷却用ファン626が設けられている
このF/P84の電源はベースマシン30の電源とは別
に設けられるが、このベースマシン30内に収納されて
いる。
(A−1)補正フィルタ自動交換装置 第1図に示されているように、補正フィルタ保持部材6
18は円板によって形成され、この円板の所定位置に、
ボッフィルム用補正フィルタθ35とネガフィルム用補
正フィルタ636とが配設されている。更に、この補正
フィルタ保持部材618には第1カム637、第2カム
638、および第3カム639が設けられている。その
場合、第1カム637と第2カム638とが同一半径上
に配置されるとともに、第3カム639が第1、第2カ
ムf337.838と半径方向に異なる位置にかつ第2
カム638に近接した位置にそれぞれ設けられている。
また、ハウジング601には第1、第2カム637,6
38に対応する位置に常閉スイッチからなる第1位置検
出センサ620が設けられ、また第3カム639に対応
する位置に常閉スイッチからなる第2位置検出センサ6
21が設けられる。これらのセンサ620.E321は
、第33図に示されているように、それぞれ端子部62
0a、621aを備えており、これらの端子部820a
、621aに、対応するカムが当接することにより、セ
ンサ620,821がオフとなる、すなわちLOW信号
を発するようにされている。
また、円板の外周縁に歯が形成されていて、補正フィル
タ保持部材618は歯車となっている。
この保持部材618は歯車減速機構640を介してモー
タ619の出力軸に連結されている。したがって、モー
タ619の回転駆動力が歯車減速機構840を介して補
正フィルタ保持部材618に伝えられ、補正フィルタ保
持部材618は減速されて回転されるようにしている。
モータ619の駆動はマイクロプロセッサ(CPU)6
34からの2bitの命令信号に基づいてコントロール
装置641により制御される。すなわち、CPU634
からの命令信号が(0,0)のときにポジフィルム用補
正フィルタ635が使用位置に装着されるように設定す
る、すなわち信号(0,0)がポジフィルム用補正フィ
ルタ選択信号であるとすれば、コントロール装置641
は、CPU634からこの命令信号を受けた場合に、セ
ンサ620.621からの2bitの信号がこの命令信
号に合致していないとき、換言すれば第2カム638お
よび第3カム639がそれぞれ第1位置検出センサ62
0および第2位置検出センサ621の各端子部620a
、621aにともに当接していなく、センサe20.6
21がともにオフになっていないときには、モータ61
9を駆動し、補正フィルタ保持部材618を回転させる
第2、第3カム638.839がともに第1、第2位置
検出センサEi20,621をオフにする位置になると
、センサ620,821からの2bitの信号が命令信
号に合致するので、コントロール装置641はモータ6
19を停止する。このため、補正フィルタ保持部材61
8も停止し、この停止した位置ではポジフィルム用補正
フィルタ635が使用位置に装着された状態となる。そ
して、コントロール装置641は補正フィルタ装着信号
をCPU634に送り、CPU634は命令信号が実行
されたことを確認し、次の作業の命令信号をF/P64
に発するようにしている。
また、CPU834からの命令信号が(0,1)のとき
には、コントロール装置641はネガフィルム用補正フ
ィルタ636が使用位置に装着されるようにモータ61
9を駆動制御する。すなわち、信号(0,1)はネガフ
ィルム用補正フィルタ選択信号を構成している。その他
の命令信号、すなわち(1,0)および(1,1)のと
きには、コントロール装置641はモータ619を駆動
させないか、またはモータ619が駆動中のときには即
時停止させる。
このようにして、補正フィルタは自動的にしかも確実に
交換されるようになる。
(6)M/Uの構成 第36図に示されているように、ミラーユニッ) (M
/U)65は底板627とこの底板627に一喘が回動
可能に取り付けられたカバー628とを備えている。底
板627とカバー628との間には、一対の支持片82
9,829が枢着されており、これら支持片f329.
f329は、カバー628を最大に開いたときこのカバ
ー628と底板627とのなす角度が45度となるよう
にカバー628を支持するようにしている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第38図に示されているように、これらフレネルレンズ
E331と拡散板632とは一枚のアクリル板からなっ
ており、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631
が形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成
されている。フレネルレンズ631はミラー630によ
って反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変
えることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する
機能を有している。また拡散板632は、フレネルレン
ズ631からの平行光によって形成される、イメージン
グユニット37内のセルフォックレンズ224の影をラ
インセンサ226が検知し得ないようにするために平行
光を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P84によるカラーコピ
ーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保
管される。そして、ミラーユニット65は使用する時に
開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の所
定の場所に載置される。
(III−2)フィルム画像読取装置の主な機能フィル
ム画像読取装置は、以下の主な機能を備えている。
(A)補正フィルタ自動交換機能 前述の通り、F/P84はポジフィルム用補正フィルタ
635とネガフィルム用補正フィルタ636とを自動的
に交換することができるようになっている。
したがって、補正フィルタの交換は手間がかからなく、
簡単かつ正確に補正フィルタを交換することができるよ
うになる。
(6)原稿フィルム挿入方向検知機能 原稿フィルム833はフィルム保持ケース607に支持
される。このフィルム保持ケース607はハウジング6
01に形成された挿入孔608゜609のいずれの孔か
らも挿入することができる。
すなわち、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水
平方向からとの二方向からフィルム保持ケース607を
装着することができるようにしている。その場合、挿入
孔808,809の少なくともいずれか一方にはフィル
ム保持ケース検知スイッチが設けられている。すなわち
、フィルム保持ケース検知スイッチが少なくとも一つ設
けられている。例えば、第35図に示されているように
、挿入孔608の近傍のハウジング601の内側に、フ
ィルム保持ケース検知スイッチ642が配設されている
そして、フィルム保持ケース検知スイッチ642が孔6
08側に設けられ、孔609側には設けられない場合に
は、フィルム保持ケース607が孔608から挿入され
てフィルムが検知されたとき、このスイッチ642はオ
ンとなって、その検知信号がHIGHとなる。この検知
信号がHIGHのときにはラインセンサ226の必要エ
リアは縦、すなわち副走査方向が投影像の長手方向とな
るように設定される。また、フィルム保持ケース607
が孔609から挿入されたとき、このスイッチ642は
オフ状態を保持するので、検知信号はLOWとなる。こ
の検知信号がLOWのときには、ラインセンサ226の
必要エリアは横、すなわち主走査方向が投影像の長手方
向となるように設定される。
また、フィルム保持ケース検知スイッチが孔609側の
みに設けられている場合、あるいはフィルム保持ケース
検知スイッチが両方の孔608゜609側に設けられて
いる場合にも、同様に、フィルム保持ケース607が孔
608から挿入されたときにラインセンサ226の必要
エリアは副走査方向が投影像の長手方向となるように、
またフィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たときにラインセンサ226の必要エリアは主走査方向
が投影像の長手方向となるように、フィルム保持ケース
検知スイッチのHIGHl LOW信号が設定される。
(C)オートフォーカス機能(AF機能) フィルム保
持ケース607をF/P64に装着したとき、原稿フィ
ルム633の装着位置には数十μmの精度が要求される
。このため、原稿フィルム633を支持したフィルム保
持ケース607を装着した後、フィルム633のピント
合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行う場
合、プラテンガラス31の所定位置にセットされたM/
U65の拡散板632に原稿フィルム633の画像を投
影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材61
1を摺動させて行わなければならない。その場合、拡散
板632に投影された画像はきわめて見にくいので、正
確にピントを合わせることは非常に難しい。
そこで、原稿フィルム633を入れたフィルム保持ケー
ス607をF/P 64に装着したとき、F/P84は
自動的にピント合わせを行うことができるようにしてい
る。すなわち、F/P84はAF機能を有している。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/138におけるデイスプレィの画面上のキーを操作
してF/Pモードにすることにより、発光器623が光
を発し、また第34図において、F/P84のAF/M
F切り換えスイッチ604をAFに選択することにより
、AF装置が作動可能状態となる。第38図に示されて
いるように、原稿フィルム633が入っているフィルム
ケース607をF/P84に装着すると、発光器623
からの光がこの原稿フィルム633によって反射するよ
うになり、その反射光がAFのための例えば2素子型の
受光器624によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU534に出力す
る。CPU834はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果がOでないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差がOになると、CPU534はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルム633を入れたフィルム保持ケース607をF/P
64に装着したとき、その都度手動によりピント合わせ
を行わなくても済むようになる。したがって、手間がか
からないばかりでなく、ピントずれによるコピーの失敗
が防止できる。
また、フィルム保持ケース607がF/P E34に装
着されていないとき、またはケース607がF/P64
に装着されていてもケース607内にフィルム633が
入っていないときには、AF装置は作動しないようにし
ている。
(D)マニュアルフォーカス機n (MF機能)AF/
MF切り換えスイッチ604をMFに切り換えることに
より、自動的にランプ613が所定時間点灯し、手動で
ピント合わせを行うことができるようになる。MFの操
作は、ミラーユニット65の拡散板632に映写した原
稿フィルム633の画像を見ながら、操作スイッチ60
5 at605bを押すことにより行われる。このMF
により、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせる
ことができるようになる。
(E)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアルラン
プスイッチ603を押すことにより無条件にランプ61
3を点灯させることができるようにしている。このスイ
ッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いものに記
録されている画像をコピーする場合においてバックライ
ティングするとき、A1時に長時間映写像を見るとき、
およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(F)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更機能 U/13Bで用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/138で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(G)自動シ・ニーディング補正機能 CPU834のROMには、一般に、写真撮影によく使
用されるネガフィルムであるFUJI(登録商標)、K
ODAK(登録商標)およびKONICA(登録商標)
の各ASA100の未露光フィルムを現像したベースフ
ィルムの濃度データが記憶されており、これらのフィル
ムが選択されたとき、CPU834は記憶された濃度デ
ータに基づいて自動的にシェーディング補正を行うこと
ができるようにしている。その場合、これらのフィルム
のベースフィルムをF/P64に装着スる必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのベースフィルムの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
はベースマシン30のシステム内のRAMに記憶される
ようにしている。この登録されたフィルムの場合にも前
述の3種類のフィルムの場合と同様に自動的にシェーデ
ィング補正が行われる。
(H)自動画質調整機能 原稿フィルムの一度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてF補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に庁うことができるように
している。
(III−3)画像信号処理 (A)画像信号の補正の必要性およびその補正の原理 一般にフィルムの持っている一度し/ノは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルム、・)それよりも広いと
いうようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異な
る。更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの
露光量、被写体の濃度あるいは撮?二時の明るさ等の原
稿フィルムの撮影条件によって左右される。実際に、被
写体濃度はフィルムの一度レンジ内で広く分布している
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の1度が適正
となるように画像1取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第37図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体L′!度に相当する)を表
わし、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わして
いる。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネ
ガ濃度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を
表わしている。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はF
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光nと補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第37図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの21度が大きく、被写体
からの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム
濃度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある
程度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム
71度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少
ない場合には、例えば、そのフィルムに記録されている
画像が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコン
トラストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い
場合でも、線αの傾き、すなわちFの値が1よりも小さ
いのでr補正を行わないと、コピーが¥1.調になって
しまう。
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第37図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr゛は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直t9関係となるようにするために、F
−=1/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光1が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値Dadjが、第2象限において直線■で表わ
される値にあるとすると、シェーディング補正後の1度
は領域a−となる。この領域a−のうち領域Oについて
はENDカーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域
Oの部分はコピーをすると白くつぶれてしまう。そこで
、第2象限においてDadj値を直線■から直線■にン
フトして、シェーディング補正後の濃度をENDカーブ
βの変換範囲に入るようにする。このようにすることに
より、被写体からの露光量と出力コピー濃度との関係が
第4象限において45度の直線■に従うようになって、
コピーはN調をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
のDadj値を第2象限において直線■の僅に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー;1度とが第
4象限の45度の直線■で表わされるようにすることが
できる。すなわち、被写体からの露光1が領域すにある
とき、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっていると
すると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまう
ことが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出
すことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(6)画像信号処理方法 第38図に示されているように、ラインセンサ22Gが
原稿フィルム633の画像の映写光をRlG、  B毎
の光ユとしてアナログで読み敗り、この光量で表わされ
た画像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅さ
れる。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235に
よってディジタル信号に変換され、更にログ変換器23
8によって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルム633が前述の3種類のフィルムおよび登録され
たフィルムが選択されたときには、補正フィルタ自動交
換装置によって、まず補正フィルタがポジフィルム用フ
ィルタ635にセットされ、原稿フィルム033を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取る。
読み取った光量信号を増幅してディジタル信号に変換し
た後、さらに濃度信号に変換したものに基づいて得られ
たデータを基県データとしてラインメモリ240に記憶
させる。すなわち、イメージングユニット37をR,G
lBの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサン
プリングし、これらのサンプリングデータをラインメモ
リ240を通してCPU634に送り、CPU634が
32ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し
、/ニーディングデータをとる。このように平均をとる
ことにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている
また、フィルム保持ケース607をF/P E34に装
着してそのケース607に支持された原稿フィルム63
3の画像を読み取るときに、CPU834はROMに記
憶されているネガフィルムの濃度データから濃度調整値
Dadjを演算し、シェーディング補正回路239内の
LSIのレジスタに設定されているDadj値を書き換
える。更に、CPU634は選択されたフィルムに対応
してランプ613の光■および増幅器231のゲインを
調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD adj値を加えること
により、読み取った13度値をシフトさせる。更に、シ
ェーディング補正回路239はこれらの調整がされたデ
ータから各画素毎のシェーディングデータを引くことに
よりシェーディング補正を行う。
また、CPU834のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、原稿フィルム633のベースフィルムを装管してそ
のフィルムの濃度データを得、得られた濃度データから
DadJ値を演算しなければならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32は■PS33
にR,G、  Bの濃度信号を出力する。そして、CP
U634は原稿フィルム633の 実際のデータに基づ
いてENDカーブβを選択し、この選択したカーブβに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィル
ム633のrが1でないことや非線形特性から生じるコ
ントラストの不明瞭さを補正する。
(III−4)t!!作手順および信号のタイミング第
39〜42図に基づいて、操作手順および信号のタイミ
ングを説明する。なお、破線で示されている信号は、そ
の信号を用いてもよいことを示している。
F/P84の操作は、主にベースマシン30のU/13
Bによって行われる。すなわち、U/I36のデイスプ
レィの画面に表示されるF/P操作キーを操作すること
により、ベースマシン30をF’/Pモードにする。
原稿フィルム633が前記3R類のフィルムおよび登録
されているフィルムのうちの一つである場合を想定する
と、第39図に示されているように、U/13Bのデイ
スプレィの画面には、 「ミラーユニットを置いてから
フィルムの挿類な選んで下さい」と表示される。したが
って、まずM/U65を開いてプラテンガラス31の所
定位置にセットする。
次いで、U/13Bの画面上のフィルム選択キーのうち
、 「記憶または登録フィルム」のキーを押すと、画面
には「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される
。同時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィ
ルタ制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってF
C動作、すなわち補正フィルタ交換動作が行われる。す
なわち、補正フィルタ自動交換装置が作動してポジフィ
ルム用補正フィルタ635が使用位置にセットされる。
したがって、フィルム選択キーは補正フィルタ選択キー
をも構成している。
補正フィルタ635がセットされると、補正フィルタ交
換終了(「−一丁下7)信号がLOWとなる。その場合
、FCC0NT信号が(0,O)となった後所定時間(
例えば4秒)経過しても、このI「チーー百1「〒信号
がLOWとならないときには、U/I38の画面上に「
故障」または「電源が入っているか否かの確認」と表示
される。これにより、故障または電源の入れ忘れを認識
することができる。
FCSET信号がLOWとなったことかつランプ813
が点灯してランプの立上がり時間(例えば3〜5秒)経
過したことをトリガーとしてシェーディング補正のため
のシェーディングデータの採取が開始される。このシェ
ーディングデータ採取が終了すると、この終了をトリガ
ーとしてFCC0NTが(0,1)となって補正フィル
タ自動交換装置が作動し、FC動作が行われる。すなわ
ち、ネガフィルム補正用フィルタ636が使用位置にセ
ットされる。また、シェーディングデータの採取終了を
トリガーとして画面には「ピントを合わせます フィル
ムを入れて下さい」と表示されるとともに、ランプ61
3が消灯する。したがって、原稿フィルム633を入れ
たフィルムケース607をF/P64に装着する。これ
により、発光器623からの光がこのフィルムθ33に
よって反射され、その反射光が受光器624によって検
知される。
受光器624の2素子間の反射光の受光量の差分が0で
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF動作が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(F/P 
 RDY)信号がLOった後でかつFCSET信号がL
OWとなって1秒経過した後に、画面には「コピーでき
ます」と表示される。
U/l3Elの画面上のスタートキーを押すと、画面に
は「コピー中です」と表示され、かつランプ613が点
灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を待っ
て自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取、すな
わちA/E動作が開始される。すなわち、濃度調整、カ
ラーバランス調整、r補正等を行うためのデータを得る
ためにイメージングユニット37が一部スキャンして、
投影像の一部または全部を読み取る。
次いで、イメージングユニット37がフルカラーのとき
には4回スキャンしてコピーが行われる。
その場合、シェーディングデータおよび自動濃度調整用
データに基づいてシェーディング補正および1度調整が
自動的に行われる。コピーが終了すると、ランプ613
が消灯するとともに、画面には「コピーできます」と表
示される。したがって、再びスタートキーを押すと、新
たにコピーが行われる。
他の画像をコピーしたい場合には、フィルムのコマを変
えることになる。コマを変える際、F/P  RDY信
号がHIGHとなるとともに、画面には「ピントを合わ
せます」と表示される。新しいコマがセットされると、
AF動作が行われ、同時に、F/P  RDY信号がL
OWとなるとともに、画面には「コピーできます」と表
示される。
その後、スタートキーを押すことにより、コピーが行わ
れる。
第40図はCPU834に記憶された3種類のネガフィ
ルムおよび登録されたネガフィルム以外のその他のネガ
フィルムの場合の操作手順および信号のタイミングを示
している。
第40図から明らかなように、この場合には、シェーデ
ィング補正のためのシェーディングデータの一部目の採
取までは、フィルム選択キーのうちr35avネがその
他」のキーを押す以外は前述の場合と同じである。シェ
ーディングデータの採取が終了すると、この終了をトリ
ガーとしてランプ613が消灯し、かつ画面に「ベース
フィルムを入れた後シェーディングキーを押して下さい
」と表示される。したがって、ベースフィルムをフィル
ム保持ケース807に入れた後、フィルム保持ケース6
07をF/P84に装着する。発光器623からの光が
ベースフィルムによって反射し、その反射光を受光した
受光器624の2素子間の受光量の差がOでないときに
はAF作動が行われる。
フィルム保持ケース607をF/P64に装着した後、
シェーディングキーを押すと、画面には「お待ち下さい
」と表示され、かつランプ613が点灯する。同時に、
FCC0NT信号が(0゜1)となって補正フィルタ自
動交換装置が作動し、ネガフィルム用補正フィルタ63
6が使用位置にセットされる。ネガフィルム用補正フィ
ルタ636がセットされると、  C3ET信号がLO
Wとなる。FCSET信号がLOWでかつランプ613
の立ち上がり時間(例えば3〜5秒)が経過した後、2
回目のシェーディング補正のためのデータ採取が行われ
る。すなわち、イメージングユニット37が一部スキャ
ンしてベースフィルムの投影像の一部または全部を読み
取り、これに基づいてCPU834によりベースフィル
ムの濃度データが求められる。
データ採取が終了すると、そのトリガー信号がベースマ
シン30のシステムから発せられ、このトリガー信号に
よりランプ613が消灯するとともに、画面に「ピント
を合わせます フィルムを入れて下さい」と表示される
。原稿フィルム633をフィルム保持ケース607に入
れた後、このケース607をF/PE34に装着する。
発光器623からの光が原稿フィルム633によって反
射し、その反射光を受光した受光器624の2素子間の
受光量の差が0でないときにはAF作動が行われる。A
F動作が終了すると、F/P  RDY信号がLOWと
なり、このL(l信号をトリガーとして画面には「コピ
ーできます」と表示される。
スタートキーを押すと、ランプ613が点灯するととも
に、画面に「コピー中です」と表示される。
これ以降は、前述の場合と同じ操作が行われるので、そ
の説明は省略する。
このように、この原稿フィルムの場合には、ベースフィ
ルムをセットしてこのベースフィルムのシェーディング
データを採取する操作が必要となる。
第41図に示されているように、原稿フィルムが35m
mポジフィルムの場合には、ポジフィルム用補正フィル
タ635が使用位置にセットされるところまでは、ポジ
フィルム選択キーを押す以外は、第39図に示されてい
る場合と同じ操作が行われる。ポジフィルム用補正フィ
ルタ635がセットされると、r’C3ET信号がLO
Wとなる。
このFCSET信号がLOWとなったことかつランプ6
13の立ち上がり時間(例えば3〜5秒)経過したこと
をトリガーとして、シェーディング補正のためのデータ
採取が開始される。データ採取が終了すると、ランプ6
13が消灯し、画面には「ピントを合わせます フィル
ムを入れて下さい」と表示される。したがって、フィル
ム保持ケース607に原稿フィルム633を入れた後、
ケース607をF/P84に装着する。これ以降は、第
39図に示されている場合と同じ操作が行われる。その
場合、補正フィルタは変えないでポジフィルム用補正フ
ィルタを使用位置に装着したままにしておく。このよう
にして、ポジフィルムに記録された画像のコピー操作が
行われる。なお、ネガフィルムまたはポジフィルムのコ
ピー終了後、F/Pモードのままでひき続きポジフィル
ム選択キーを押すことによりポジフィルムを選択すると
、画面に「ピントを合わせます フィルムを入れて下さ
い」と表示されるとともに、FCC0NT信号が(0,
0)となり、ポジフィルム用補正フィルタ635が使用
位置にない場合には、FCCONT信号が(0,0)に
なったことをトリガーとしてFCSET信号がHIGH
となる。これによって、補正フィルタ635が使用位置
になるようにFC動作が行われる。
フィルム保持ケース607をF/P84から取り外し、
フィルムを入れ換えた後再びケース607をF/P64
に装着すると、AF動作が行なわとなったことかつTで
一丁Tτ1号がLOWとなって1秒経過したことをトリ
ガーとして、画面にコピーできます」と表示される。以
後、前述と同じ操作によりコピーが行われる。
第42図に示されているように、原稿フィルムが6 c
mX 8 cmまたは41nchX 5 Inchのフ
ィルムの場合には、AF動作が省略される以外は第41
図に示されているポジフィルムの場合と同じである。
したがって、そのコピー操作の説明は省略する。
なお、このフィルムの場合、コピーを行う際、このフィ
ルムはF/PE14には装着されな(、M/U65の拡
散板640とプラテンガラス31との間にセントされる
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
この実施例に限定されるものではなく、種々の設計変更
が可能である。
例えば、前述の実施例では、補正フィルタをネガフィル
ム用636とポジフィルム用635との2種類準備して
いるが、光源ランプ613の分光特性によっては、ポジ
フィルム用補正フィルタ635は必ずしも必要ではなく
省略できる。
また、前述の実施例では、補正フィルタ保持部材618
は2枚の補正フィルタ635.836を支持するように
しているが、更に多くの補正フィルタを支持したり、ラ
ンプ613の光が直接通過し得る補正フィルタのないラ
ンプ光通過部を設けるようにすることもできる。
更に、前述の実施例では、補正フィルタおよび補正フィ
ルタ自動交換装置をF/P84に設けるようにしている
が、これら補正フィルタおよび補正フィルタ自動交換装
置は、例えばプラテンガラス31とイメージングユニッ
ト37との間等のベースユニット30側に設けるように
したり、M/U85に設けるようにしたりすることもで
きる。
要は、光源ランプ613からの光の光軸上でありさえす
れば、どこにでも設けることができる。
更に、フィルム選択キーをベースユニット30のU/I
3Bにおけるデイスプレィ画面上に設けるようにしてい
るが、フィルム選択キーはF/P64側に設けるように
することもできる。
更に、モータ619の動力を歯車減速機構640により
補正フィルタ保持部材618に伝えるようにしているが
、ベルトによる減速機構を用いるようにすることもでき
る。
更に、補正フィルタ保持部材618を回転させる代わり
に直進運動を行うようにすることもできる。その場合に
は、モータ619を用いることもできるが、モータ61
9の代わりに例えばソレノイド磁石を用いるようにする
こともできる。
更に、補正フィルタ保持部材618の位置検出はカム6
37,838,839によって作動される常閉スイッチ
からなるセンサ620.821による接触方式で行う代
わりに、光センサ等による非接触方式によって行うよう
にすることもできる。
更に、補正フィルタセット信号を3種類の信号としてい
るが、補正フィルタの枚数にかかわらず、セット信号と
非セy)信号との2皿類の信号とすることもできる。そ
の場合には、信号線が少なくて済むので、部品点数が削
減できる。
更に、F/P64とM/U85とを別体に設けられるも
のとしているが、M/U65をF/Pet4と一体に設
けるようにすることもできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によるフィルム
画像読取装置は、補正フィルタ選択信号によって、自動
的に原稿フィルムに対応した補正フィルタを使用位置に
セットすることができるようになる。したがって、補正
フィルタの交換はきわめて簡単になるばかりでなく、フ
ィルムの専門知識をそれほど習得していない者にとって
も間違って交換するようなことは確実に防止できる。し
かも、補正フィルタはフィルム画像読取装置に内蔵され
るので、補正フィルタを保管する場所を特に設ける必要
もなくなるので、その管理も不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるフィルム画像読取装置の一実施例
に用いられる補正フィルタ自動交換装置を示す概略説明
図、第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構
成の1例を示す図、第3図はハードウェアアーキテクチ
ャ−を示す図、第4図はソフトウェアアーキテクチャ−
を示す図、第5図はコピーレイヤを示す図、第6図はス
テート分割を示す図、第7図はパワーオンステートから
スタンバイステートまでのシーケンスを説明する図、第
8図はプログレスステートのシーケンスを説明する図、
第9図はダイアグノスティックの概念を説明する図、第
10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図、第
11図はシステムのモジュール構成を示す図、第12図
はジeブモードの作成を説明する図、第13図はシステ
ムと各リモートとのデータフローおよびシステム内モジ
ュール間データフローを示す図、第14図は原稿走査機
構の斜視図、第15図はステッピングモータの制御方式
を説明する図、第16図はIITコントロール方式を説
明するタイミングチャート、第17図はイメージングユ
ニットの断面図、第18図はCCDラインセンサの配置
例を示す図、第19図はビデオ信号処理回路の構成例を
示す図、第20図はビデオ信号処理回路の動作を説明す
るタイミングチャート、第21図はIPSのモジュール
構成の概要を示す図、第22図はIPSを構成する各モ
ジュールを説明する図、第23図はIPSのハードウェ
アの構成例を示す図、第24図は10Tの概略構成を示
す図、第25図は転写装置の構成例を示す図、第26図
はデイスプレィを用いたUIの取り付は例を示す図、第
27図はUIの取り付は角や高さの設定例を説明する図
、第28図はUIのモジュール構成を示す図、第29図
はUIのハードウェア構成を示す図、第30図はUIC
Bの構成を示す図、第31図はEPIBの構成を示す図
、第32図はデイスプレィ画面の構成例を示す図、第3
3図は補正フィルタ保持部材の位置を検出する位置検出
センサを示す第1図におけるA−A線に沿う断面図、第
34図はこの実流側におけるフィルムプロジェクタの斜
視図、第35図はフィルム検知スイッチを示す第34図
におけるB−B線に沿う断面図、第36図はミラーユニ
ットの斜視図、第37図はフィルムの濃度特性および補
正の原理を説明する説明図、第38図はフィルムプロジ
ェクタの構成を概略的に示すとともに、フィルムプロジ
ェクタとミラーユニットとイメージインプットターミナ
ルとの関連を示す説明図、第39、第40図、第41図
、第42図はそれぞれ異なる種類のフィルムに記録され
ている画像をコピーするときの操作手順および信号のタ
イミングを説明する説明図である。 32・・・イメージインプットターミナル(画像読取装
置本体)、64・・・フィルムプロジェクタ、85・・
・ミラーユニット、633・・・原稿フィルム、618
・・・補正フィルタ保持部材、619・・・駆動用モー
タ(移動手段)、635.638・・・補正フィルタ、
641・・・コントロール装置 第1 図面の浄S(内容に変更なし) 第6図 第10図 シリアル通1:インヲーフエイス モジュール間インターフェイス 第12図 Lα) (bl 第14図 1U’1 第15図 (a) (b) EGI 第15図 (C) (d) (e) TAILEDGE 第16 図(a) 第16 図(b) 第18図 (b) ヒ「テヒ ons 第20図 235a 第22図 (d) (e) 第22図 (f) 第22図 (i) ■c−−ゴーしm− (稍小) (tE人) 第22囚 (p) (q) 第22図 (n) 第23図 (C) 第24図 第28図 第29図 第33図 手糸売ネ市正書 (方 式) 平成 元年 1月18日 事件の表示 昭和63年特許願第248580号 2、発明の名称 補正をする者 8、補正の内容 (1)明細書第203頁第9〜12行めの「第39、第
40図、第41図、第42図はそれぞれ異なる種類のフ
ィルムに記録されている画像をコピーするときの操作手
順および信号のタイミングを説明する説明図である。 」 とあるのを、 [第39図、第40図、第41図、
第42図はそれぞれ異なる種類のフィルムに記録されて
いる画像をコピーするときの操作手順および信号のタイ
ミングを説明する説明図である。」と補正する。 (2)図面第5図、第6図、第7図、第39図、第40
図。 第41図、第42図を別紙の通り補正する(内容に変更
なし)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)原稿フィルムの画像をフィルムプロジェクタより
    画像読取装置本体に映写して映写画像を読み取るフィル
    ム画像読取装置において、 前記読取装置に適した分光特性を与えるための少なくと
    も一つの補正フィルタと、該補正フィルタの選択信号に
    基づき前記補正フィルタを使用位置に選択的に装着させ
    る前記補正フィルタの移動手段とを備えていることを特
    徴とする補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画
    像読取装置。 (2)前記補正フィルタは移動可能な保持部材に支持さ
    れ、保持部材を移動させることによって前記補正フィル
    タを使用位置に選択的に装着することを特徴とする請求
    項(1)記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィ
    ルタ画像読取装置。 (3)更にミラーユニットを備え、前記フィルムプロジ
    ェクタからの映写光をミラーユニットを介して前記画像
    読取装置本体に映写することを特徴とする請求項(1)
    または(2)記載の補正フィルタ自動交換装置を備えた
    フィルム画像読取装置。 (4)前記補正フィルタは少なくとも一つのネガフィル
    ム用補正フィルタであることを特徴とする請求項(1)
    ないし(3)のいずれか一つに記載の補正フィルタ自動
    交換装置を備えたフィルム画像読取装置。 (5)前記補正フィルタとしてネガフィルム用補正フィ
    ルタとポジフィルム用補正フィルタとが準備されている
    ことを特徴とする請求項(1)ないし(3)のいずれか
    一つに記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィル
    ム画像読取装置。 (6)前記補正フィルタ保持部材はその周囲に歯車が形
    成された回動可能な円板から形成され、この円板の歯車
    に歯車減速装置を介して前記移動手段の回転駆動力が伝
    達されるようにしていることを特徴とする請求項(2)
    記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像
    読取装置。 (7)前記補正フィルタ保持部材は回動可能な円板から
    形成され、この円板にベルト減速装置を介して前記移動
    手段の回転駆動力を伝達するようにしたことを特徴とす
    る請求項(2)記載の補正フィルタ自動交換装置を備え
    たフィルム画像読取装置。 (8)前記補正フィルタ保持部材は復動運動可能に設け
    られていることを特徴とする請求項(2)記載の補正フ
    ィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置。 (9)前記補正フィルタ保持部材に、前記フィルムプロ
    ジェクタの光源ランプからの光が前記補正フィルタを介
    することなく直接通過し得るランプ光通過部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項(2)ないし(8)のい
    ずれか一つに記載の補正フィルタ自動交換装置を備えた
    フィルム画像読取装置。 (10)前記補正フィルタ自動交換装置が前記画像読取
    装置本体に設けられていることを特徴とする請求項(1
    )ないし(9)のいずれか一つに記載の補正フィルタ自
    動交換装置備えたフィルム画像読取装置。 (11)前記補正フィルタ自動交換装置が前記ディジタ
    ル複写機における前記画像読取装置のプラテンガラスと
    前記映写画像を読み取るイメージングユニットとの間に
    配設されていることを特徴とする請求項(10)記載の
    補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装
    置。 (12)前記補正フィルタ選択信号を発する補正フィル
    タ選択キーが前記フィルムプロジェクタに設けられてい
    ることを特徴とする請求項(1)ないし(11)記載の
    補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装
    置。 (13)前記補正フィルタ選択信号を発する補正フィル
    タ選択キーが前記画像読取装置本体に設けられているこ
    とを特徴とする請求項(1)ないし(11)のいずれか
    一つに記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィル
    ム画像読取装置 (14)前記補正フィルタ選択キーがフィルム選択キー
    であることを特徴とする請求項(12)または(13)
    記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像
    読取装置。(15)前記移動手段がコントロール装置を
    備え、前記補正フィルタ選択信号に基づいて前記補正フ
    ィルタが選択されて使用位置に装着されたとき、前記コ
    ントロール装置が前記補正フィルタが正しく装着完了し
    たことを示す補正フィルタ装着信号を前記画像読取装置
    本体に送信することを特徴とする請求項(1)ないし(
    14)のいずれか一つに記載の補正フィルタ自動交換装
    置を備えたフィルム画像読取装置。 (16)前記補正フィルタ装着信号に基づいて前記画像
    読取装置本体が次の作業信号をフィルムプロジェクタ側
    に出力することを特徴とする請求項(15)記載の補正
    フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置。 (17)前記補正フィルタ選択信号が出力されてから所
    定時間経過しても前記補正フィルタ装着信号が出力され
    ないときには、「故障」または「電源が入っているか否
    かの確認」のメッセージが前記画像読取装置本体に表示
    されることを特徴とする請求項(15)または(16)
    記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像
    読取装置。 (18)前記補正フィルタ選択信号はポジフィルム用補
    正フィルタ選択信号とネガフィルム用補正フィルタ選択
    信号とその他の選択信号とからなり、その他の選択信号
    が発せられたとき、前記コントロール装置は前記移動手
    段を即時停止させることを特徴とする請求項(15)記
    載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読
    取装置。 (19)前記補正フィルタ装着信号は補正フィルタの枚
    数にかかわらず装着信号と非装着信号とのいずれかであ
    ることを特徴とする請求項(15)記載の補正フィルタ
    自動交換装置を備えたフィルム画像読取装置。 (20)シェーディング補正時は、原稿フィルムの種類
    に関係なく同じ補正フィルタが前記使用位置に装着され
    るように前記移動手段が制御されることを特徴とする請
    求項(1)記載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフ
    ィルム画像読取装置。 (21)シェーディング補正のためのシェーディングデ
    ータ採取時は、原稿フィルムの種類に関係なくポジフィ
    ルム用補正フィルタが使用位置に装着されるように前記
    移動手段が制御されることを特徴とする請求項(5)記
    載の補正フィルタ自動交換装置を備えたフィルム画像読
    取装置。 (22)シェーディング補正のためのシェーディングデ
    ータ採取が終了したとき、シェーディングデータ採取終
    了信号が出力され、この終了信号をトリガーとして移動
    手段が前記原稿フィルムに対応した補正フィルタを使用
    位置に装着することを特徴とする請求項(1)記載のフ
    ィルム画像読取装置。 (23)前記補正フィルタ装着信号の一部または全部を
    条件としてシェーディング補正のためのシェーディング
    データ採取を開始するか、またはシェーディング採取の
    ために前記フィルムプロジェクタの光源ランプを点灯す
    ることを特徴とする請求項(15)または(16)記載
    のフィルム画像読取装置。 (24)前記フィルムプロジェクタの光源ランプの消灯
    信号をトリガーとして前記補正フィルタを前記原稿フィ
    ルムに対応する補正フィルタに交換することを特徴とす
    る請求項(1)記載のフィルム画像読取装置。
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