JPH0292224A - コンクリート製人工魚礁の製造法 - Google Patents

コンクリート製人工魚礁の製造法

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JPH0292224A
JPH0292224A JP63240919A JP24091988A JPH0292224A JP H0292224 A JPH0292224 A JP H0292224A JP 63240919 A JP63240919 A JP 63240919A JP 24091988 A JP24091988 A JP 24091988A JP H0292224 A JPH0292224 A JP H0292224A
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JP
Japan
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concrete
water
synthetic resin
acrylic synthetic
resin solution
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JP63240919A
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English (en)
Inventor
Chiko Fujishima
藤嶋 智晃
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、海草類、昆布、海苔などの海産植物の養殖に
使用されるコンクリート製人工魚礁の改良製造法、詳し
くはコンクリート製人工魚礁の表面に水不溶性の特定の
アクリル系合成樹脂溶液、又は鉄、銅、マンガン、ニッ
ケル、亜鉛等の重金属を混合させた該溶液を含浸させた
海産植物の育成を促進させるコンクリート製人工魚礁の
製造法に関するものである。
(従来の技術) 近海における魚類、貝類、海草類等の水産物の人工的生
産方法として、人工魚礁及び人工藻場が利用されている
。例えばコンクリート、プラスチック、又は鉄を基材と
した人工魚礁などがある。
然しなから、人工魚礁として最も一般的であるコンクリ
ート製人工魚礁の表面は、コンクリートのアルカリ成分
により長時間に亘ってpua、sを超えるアルカリ性を
呈し、海草類の発生にとって非常に過酷な雰囲気にある
。一般に海草類の発生を促す条件はpH5,5〜8.0
の範囲にあり、海水中の溶存酸素が存在する約50mま
での海底が適当とされている。又海草類の増殖に寄与す
る条件として人工魚礁の躯体表面に鉄、銅、マンガン等
の金属化合物が存在することが望まれている。このため
魚礁躯体表面に金属化合物、又は他の物体を付着させる
方法が提案されている。例えばアルカリ金属、アルカリ
土類金属、リン、窒素を含有する無機多孔性粒子をフェ
ス状塗料に混合し、コンクリート魚礁表面に塗布し、塗
膜表面に無機多孔質粒子を固着させる方法がある。然し
なから、この方法は塗膜がコンクリート魚礁の表面のみ
に付着し、塗膜とコンクリートとの付着力が弱く、短年
月の間に塗膜が剥離する恐れがある。又水溶性アクリル
系樹脂エマルジョンに金属化合物を混入し、コンクリー
ト魚礁躯体に含浸させる方法も提案されているが、アク
リル系樹脂が水溶性であるため、短期間に海水中に流出
し、金属化合物も一部それとともに流出する。そして躯
体内に残った金属化合物が躯体中から流出するアルカリ
分を一時的に中和できても長時間に亘ってアルカリ分の
流出を阻止することはむつかしい。
コンクリート魚礁に海草が繁殖する経過は、コンクリー
ト魚礁躯体が長期間海水に浸漬することによりアルカリ
の流出がなくなりコンクリートが中性化する。この段階
で無数の細菌が躯体表面に付着する。この細菌を栄養源
として海草類が繁殖する、と考えられている。細菌の付
着は、海水中に存在する高分子有機物、蛋白質の如き高
分子がまず躯体表面に吸着されて下地被膜を形成し、そ
れを栄養素として生じるものと考えられている。
従ってコンクリート魚礁に海草の繁殖を促進するため、
躯体表面に細菌を付着し易いようにすることは海草類増
殖の一つである。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明は海草類の発生を促進させ、その育成にすくれた
効果を発揮するコンクリート製人工魚礁の製造法を提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 海水中の細菌類が好んで喰べる高分子有機物質として、
アクリル系合成樹脂、特にアルキル基を多く持ち、炭素
数が多く且つ異性体構造をもつアクリル系合成樹脂、が
すぐれていることを知った。
即ち、本発明はコンクリート製人工魚礁の躯体に水不溶
性で上記構造を有するアクリル系合成樹脂を含む溶液を
含浸させ該躯体の表面及びキャピラリーポアーをシール
して躯体表面から流出するアルカリ分を阻止するととも
に、該アクリル系合成樹脂により海水中の細菌類を該躯
体に増殖させることにより、海草の増殖し易いコンクリ
ート製人工魚礁を製造する方法を提供するものである。
更に該アクリル系合成樹脂溶液に、海草類の生育を促進
する養分として鉄、銅、マンガン、ニッケル、亜鉛等の
重金属、或はそれら金属を含有する高炉水滓スラグ、電
炉スラグ、又は製錬スラグ、の微粉を懸濁させた懸濁液
を該アクリル系合成樹脂溶液の代りに含浸させ、又は該
アクリル系合成樹脂溶液を含浸させた上に該懸濁液を更
に含浸させるとにより、又はこれら工程を逆に行うこと
により、えられたコンクリート製人工魚礁は海草の発生
、増殖を促進させる。
本発明に使用する高炉水滓スラグ、電炉スラグ、製錬ス
ラグは、鉄、銅、バナジウム、マンガン、ニッケル、亜
鉛等の金属を含むだけでなく、酸性の金属塩を形成して
いる場合もある。かかる金属塩は躯体表面から流出する
アルカリを中和するのに役立つが、基本的にコンクリー
トのアルカリの流出を止めるには、躯体表面及びそのキ
ャピラリーポアーを水不溶性で分子量の非常に高いアク
リル系合成樹脂で含浸しシールするのが最適である。
アクリル系合成樹脂でアルキル基を多くもち炭素数が多
く、且つその異性体構造をもつものが海水中の細菌を繁
殖させるので、本発明の使用には分子ff150万〜1
00万のイソブチルメタアクリレートとブチルアクリレ
ートとの共重合体が好ましく、パーマシールドのミネラ
ルタイプにュージャパンモニターズの商品名)が最適で
ある。上記スラグ類及び金属類は超微粉にしなければ躯
体のキャピラリーポアーに含浸させることはむつかしく
、このため使用するそれらの粒径は4.000〜16.
000プレーン、好ましくは8.000〜12.000
〜16,000プレーンであり、その量は格別限定され
るものでない。コンクリートのキャピラリーポアーはコ
ンクリートの水和反応で固化する際の遊離水の排出によ
り形成されるものである。従って該合成樹脂を該ポアー
に含浸させるためには、水の表面張力約70ダイン/c
11より小さい表面張力の溶液でなければならない。こ
のため該合成樹脂を表面張力の小さな特殊溶剤でとかし
、その溶液に水以上の浸透圧を持たせる必要があり、用
いる溶剤として、表面張力約30ダイン/cmの灯油、
ケロシン、イソプロピルアルコールなどが好適であり、
樹脂含量はlO〜50容量%、好ましくは15〜30容
量%である。各種スラグの代りに、鉄、銅、マンガン、
ニッケル、亜鉛などの珪N類の生育を促進する金属の微
粉、又はそれら金属とスラグの混合物を使用しても同様
の効果が期待できるが、長期間効果を持続さ・せるには
スラグ、特に高炉水滓スラグの微粉をパーマシールドの
ミネラルタイプに分散させてコンクリート躯体のキャピ
ラリーポアーに含浸させる方法がよい。
(作 用) コンクリート製人工魚礁に水不溶性アクリル系合成樹脂
溶液、或は鉄、銅、マンガン、ニッケル、亜鉛などの金
属を含む各種スラグの該合成樹脂溶液の懸濁液を含浸さ
せてえた人工魚礁は、従来のコンクリート製魚礁のごと
くアルカリが流出することがなく、水不溶性アクリル系
合成樹脂が細菌の栄養素となるので魚礁表面での細菌の
繁殖が著しくそのため海草類の育成が促進される。一方
コンクリート製人工魚礁用躯体に磁石を取り付けて磁場
を作り、海洋生物の生活生理の活性化を図って生物の育
成を促進させる方法(特開昭61−56030号公報)
が存在する。本発明に用いるパーマシールドは耐電圧が
1万ボルト以上の性能をもち、コンクリート躯体表面に
付着した生物はパーマシールドに分散された金属化合物
との相関関係で濃度差電池に基づく局部電池が形成され
ると考えられるので、本願発明によるコンクリート製人
工魚礁表面は微弱な磁場が形成されていると思われる。
これらの理由により本願発明のコンクリート製人工魚礁
は海草類の育成に適したものと云える。
以下、実施例に依って本発明の方法のすぐれた効果を具
体的に説明する。
(実施例) (11パーマシールド(商品名)をケロシンに18容量
%溶解させた溶液を養生が終了したコンクリート製人工
魚礁の躯体全表面に含浸細化させ、約1週間後に、8.
000〜16,000プレーンの高炉水滓スラグ、及び
銅の微粉末5・重量%を混入した前記樹脂の28容量%
の溶液を該躯体の全表面に重ね塗りし、約4週間経て該
躯体を人工魚礁として水深約10mの本邦沿岸海底に沈
積した。約1年後、観察すると本発明の方法を施した人
工魚礁には海草類、特に昆布が密生し、うに、アワビ、
が生息していた。しかし、本方法を通用しなかった人工
魚礁表面にはフジッボの付着が若干認められたが海草類
の発生は全く認められなかった。
(2)パーマシールド(商品名)をケロシンに18容計
%溶解させた溶液にフェロニッケル電炉から得られる電
炉スラグを約6.000プレーンに粉砕し、これに銅の
微粉末を均一に混合し、この3重量%を前記パーマシー
ルドの18容量%の溶液に混入して養生が終了したコン
クリート製人工魚礁の躯体全表面に含浸させ、樹脂が固
化したのち約4週間後に実施例1と同時期、同場所に沈
積した。
約1午後観察すると海草類が密生し1.うにの卵及びア
ワビが付着し黒鯛が生息していた。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな様に、本発明に依る海草類の養生
コンクリート製人工魚礁は、各種の海草類の生長の為に
生理的要求にもっとも良く適合した環境を提供すると共
に、繁殖に適合した栄養素を海水中に流出させる事もな
く供給し、目的とする海草類の繁殖を促し、ひいては魚
貝類にとって好適な生息場所を提供する事になる。従っ
て、厳しい国際環境下にある戦国沿岸漁業の発展に貢献
する事、多大なものがある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水不溶性アクリル系合成樹脂溶液をコンクリート
    製人工魚礁の表面及びそのキャピラリーポアーに含浸さ
    せることを特徴とする海草増殖用コンクリート製人工魚
    礁の製造法。
  2. (2)水不溶性アクリル系合成樹脂溶液に鉄、銅、マン
    ガン、ニッケル、亜鉛等の重金属を含有する高炉水滓ス
    ラグ、電炉スラグ又は重金属製錬スラグの微粉を混入さ
    せた請求項(1)記載の製造法。
  3. (3)該アクリル系合成樹脂溶液で処理したのち、請求
    項(2)の方法を通用する珪藻増殖用コンクリート製人
    工魚礁の製造法。
  4. (4)該スラグの微粉が4,000〜16,000プレ
    ーンの範囲にある請求項(2)又は(3)記載の製造法
  5. (5)水不溶性アクリル系合成樹脂溶液がブチルアクリ
    レート及びイソブチルメタアクリレートを主成分とする
    共重合物である請求項(1)乃至(3)のいずれか1項
    に記載の製造法。
  6. (6)水不溶性アクリル系合成樹脂の溶液中の濃度が1
    0〜50容量%である請求項(1)乃至(3)いずれか
    1項に記載の製造法。
  7. (7)該スラグの代りに、鉄、銅、マンガン、ニッケル
    、亜鉛等の重金属微粉を用いる請求項(2)または(3
    )記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031096A1 (en) * 2002-10-03 2004-04-15 Madelaine Joy Fernandez Composition suitable for aquatic habitat repair, replacement and/or enhancement
KR100470060B1 (ko) * 2000-12-21 2005-02-04 주식회사 포스코 제강슬래그를 이용한 고지방산 미세조류 배양방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112188A (en) * 1977-02-26 1978-09-30 Sato Yukitoshi Artificial fish shelters

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