JPH029141Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH029141Y2 JPH029141Y2 JP1982030388U JP3038882U JPH029141Y2 JP H029141 Y2 JPH029141 Y2 JP H029141Y2 JP 1982030388 U JP1982030388 U JP 1982030388U JP 3038882 U JP3038882 U JP 3038882U JP H029141 Y2 JPH029141 Y2 JP H029141Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- flange
- side plates
- side plate
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
この考案はクラツチデイスクに関する。
さらに詳細には、このクラツチデイスクは、常
時は充分な動力伝達を行うが、必要に応じ、すべ
りや動力伝達の断続を行なうクラツチ機構に利用
される。
時は充分な動力伝達を行うが、必要に応じ、すべ
りや動力伝達の断続を行なうクラツチ機構に利用
される。
（従来の技術）
クラツチデイスクは、クラツチフエーシングを
その外周部に有する主側板と、該主側板と対向し
かつ該主側板に保持される副側板と、両側板間に
延在するフランジを有しかつ出力軸側と協動する
ハブとを有し、所望の捩じれ特性を付与させるた
め、両側板とフランジとに設けた窓にトーシヨン
スプリングを配する。この窓は、限られたスペー
スに穿設させるものであることから、トーシヨン
スプリングの座りを充分に得ることができない。
このため、両側板間に延在する平坦な突片を有す
る対向シートを窓に配し、該シートにスプリング
の両端を着座させているが、クラツチデイスクの
回転に伴う遠心力により、トーシヨンスプリング
およびシートが窓内で動き、時には、トーシヨン
スプリングが窓から脱落することがあり、クラツ
チ機能を損ねる可能性があつた。
その外周部に有する主側板と、該主側板と対向し
かつ該主側板に保持される副側板と、両側板間に
延在するフランジを有しかつ出力軸側と協動する
ハブとを有し、所望の捩じれ特性を付与させるた
め、両側板とフランジとに設けた窓にトーシヨン
スプリングを配する。この窓は、限られたスペー
スに穿設させるものであることから、トーシヨン
スプリングの座りを充分に得ることができない。
このため、両側板間に延在する平坦な突片を有す
る対向シートを窓に配し、該シートにスプリング
の両端を着座させているが、クラツチデイスクの
回転に伴う遠心力により、トーシヨンスプリング
およびシートが窓内で動き、時には、トーシヨン
スプリングが窓から脱落することがあり、クラツ
チ機能を損ねる可能性があつた。
（考案が解決しようとする課題）
このため本考案は、トーシヨンスプリング保持
のためのシートの構造、および、トーシヨンスプ
リングとシートとの関係を改良させることで、前
述した不具合を解消させようとすることを技術的
課題とする。
のためのシートの構造、および、トーシヨンスプ
リングとシートとの関係を改良させることで、前
述した不具合を解消させようとすることを技術的
課題とする。
〔考案の構成〕
（課題を解決するための手段）
上記した技術的課題を解決するために以下に列
記した技術的手段を講じた。
記した技術的手段を講じた。
(イ) トーシヨンスプリングとして内外スプリング
を用い、内側スプリングをシートの中央ボス部
に保持させる。
を用い、内側スプリングをシートの中央ボス部
に保持させる。
(ロ) シートに設けた爪をハブのフランジの窓に係
合させる。
合させる。
(ハ) 両側板の窓に設けたヘリと外側スプリングと
の間のハブの軸線方向に直交する方向の寸法δ2
が、同方向の内外スプリングとの間の寸法δ1よ
り小さくする。
の間のハブの軸線方向に直交する方向の寸法δ2
が、同方向の内外スプリングとの間の寸法δ1よ
り小さくする。
（作用）
このような技術的手段の採用により、この考案
は、以下の作用を得ることができる。
は、以下の作用を得ることができる。
(ニ) クラツチデイスクに遠心力が作用すると、内
側スプリングがシートのボスで支持され且つシ
ートがその爪によりハブのフランジの窓に確実
に係合し、さらに、外側スプリングが両側板の
窓のヘリに接して、内外両スプリングの脱落が
防止される。
側スプリングがシートのボスで支持され且つシ
ートがその爪によりハブのフランジの窓に確実
に係合し、さらに、外側スプリングが両側板の
窓のヘリに接して、内外両スプリングの脱落が
防止される。
(ホ) 内外側スプリングに作用する遠心力を、それ
ぞれ、シートのボスおよび両側板の窓のヘリで
受けるため、該遠心力を分散した形で受けるこ
ととなり、この部分での摩耗が少ない。
ぞれ、シートのボスおよび両側板の窓のヘリで
受けるため、該遠心力を分散した形で受けるこ
ととなり、この部分での摩耗が少ない。
(ヘ) シートの爪とハブのフランジの窓との係合部
面積は大きくとる必要がなく、また、該爪のな
じみによりヒステリシスに影響を与えることが
なく、長期的に安定したヒステリシスを得るこ
とができる。
面積は大きくとる必要がなく、また、該爪のな
じみによりヒステリシスに影響を与えることが
なく、長期的に安定したヒステリシスを得るこ
とができる。
（実施例）
この考案の一実施例を添付図面を参照して説明
する。
する。
クラツチデイスク１は、外周部にクラツチフエ
ーシング２を備える主側板３、該主側板３に対向
離間して固定される副側板４、および両側板３，
４間に延在するフランジ５を備えるハブ６を有
し、両側板３，４とフランジ５とに複数個の窓７
を穿設する。８は、捩じれ特性にヒステリシスを
与えるためのフリクシヨンワツシヤーを示す。
ーシング２を備える主側板３、該主側板３に対向
離間して固定される副側板４、および両側板３，
４間に延在するフランジ５を備えるハブ６を有
し、両側板３，４とフランジ５とに複数個の窓７
を穿設する。８は、捩じれ特性にヒステリシスを
与えるためのフリクシヨンワツシヤーを示す。
両側板３，４の窓７は、その半径方向の対向辺
にヘリ９，９を有する。内側コイルスプリング１
０と外側コイルスプリング１１とからなるトーシ
ヨンスプリングを、窓７に収容するか、あるいは
両スプリング１０，１１の端部をシート１２に着
座させる。
にヘリ９，９を有する。内側コイルスプリング１
０と外側コイルスプリング１１とからなるトーシ
ヨンスプリングを、窓７に収容するか、あるいは
両スプリング１０，１１の端部をシート１２に着
座させる。
シート１２は、その中央部に内側スプリング１
０の内径部側に延在するボス１３と、フランジ５
の窓に係合する爪１４とを有する。爪１３は、両
側板３，４間に延出するシート１２の突片の先端
部を折り曲げることで形成する。クラツチデイス
ク１の回転時、内側スプリング１０に作用する遠
心力はシート１２のボス１３で受け、またシート
１２に作用する遠心力はシート１２の爪１４とフ
ランジ５の窓７との係合部で受ける。
０の内径部側に延在するボス１３と、フランジ５
の窓に係合する爪１４とを有する。爪１３は、両
側板３，４間に延出するシート１２の突片の先端
部を折り曲げることで形成する。クラツチデイス
ク１の回転時、内側スプリング１０に作用する遠
心力はシート１２のボス１３で受け、またシート
１２に作用する遠心力はシート１２の爪１４とフ
ランジ５の窓７との係合部で受ける。
ハブ６の軸線方向に対し直交する方向におい
て、両側板３，４のヘリ９と外側スプリング１１
との間の寸法δ2は、両スプリング１０，１１間の
寸法δ1より、小さく設定する。
て、両側板３，４のヘリ９と外側スプリング１１
との間の寸法δ2は、両スプリング１０，１１間の
寸法δ1より、小さく設定する。
これは、外側スプリング１１に作用する遠心力
により、外側スプリング１１がδ2移動し、両側板
３，４のヘリ９に接した時、両スプリング１０，
１１の最小間隔はδ1−δ2となり、両者間に隙間を
残すことになる。このため、外側スプリング１１
の遠心力は、両側板３，４のヘリ９のみで受ける
ことになる。
により、外側スプリング１１がδ2移動し、両側板
３，４のヘリ９に接した時、両スプリング１０，
１１の最小間隔はδ1−δ2となり、両者間に隙間を
残すことになる。このため、外側スプリング１１
の遠心力は、両側板３，４のヘリ９のみで受ける
ことになる。
以上に述べた実施例により、本考案では次のよ
うな特有の効果を提供することができる。
うな特有の効果を提供することができる。
クラツチデイスクが高速で回転したとき、外側
および内側スプリングが遠心力によつてクラツチ
デイスクの径方向外方向へ膨出しても内側スプリ
ングの最大膨出量がδ1以下に設定され、さらにこ
のδ1が外側スプリングの最大膨出量δ2よりも小さ
い。このため、クラツチデイスクが高速で回転し
ても、内外コイルスプリングが互いに当接するこ
とがなくコイルスプリングの損傷を防止すること
ができる。
および内側スプリングが遠心力によつてクラツチ
デイスクの径方向外方向へ膨出しても内側スプリ
ングの最大膨出量がδ1以下に設定され、さらにこ
のδ1が外側スプリングの最大膨出量δ2よりも小さ
い。このため、クラツチデイスクが高速で回転し
ても、内外コイルスプリングが互いに当接するこ
とがなくコイルスプリングの損傷を防止すること
ができる。
さらに、外側コイルスプリングは主側板と副側
板に形成されたヘリの部分によつて径方向外方へ
の移動が確実に規制されるため、クラツチデイス
クの高速回転によつて、内外スプリングに遠心力
が作用してもクラツチデイスクからの脱落を防止
することができる。
板に形成されたヘリの部分によつて径方向外方へ
の移動が確実に規制されるため、クラツチデイス
クの高速回転によつて、内外スプリングに遠心力
が作用してもクラツチデイスクからの脱落を防止
することができる。
第１図はクラツチデイスクの部分断面正面図、
第２図は第１図の矢視−より観た断面図であ
る。 １……クラツチデイスク、３……主側板、４…
…副側板、５……フランジ、６……ハブ、７……
窓、９……ヘリ、１０……内側スプリング、１１
……外側スプリング、１２……シート、１３……
ボス、１４……爪。
第２図は第１図の矢視−より観た断面図であ
る。 １……クラツチデイスク、３……主側板、４…
…副側板、５……フランジ、６……ハブ、７……
窓、９……ヘリ、１０……内側スプリング、１１
……外側スプリング、１２……シート、１３……
ボス、１４……爪。
Claims (1)
- 外周部にクラツチフエーシングを有する主側板
と、該主側板と対向離間し且つ該主側板に保持さ
れる副側板と、前記両側板間に延在するフランジ
を有するハブと、前記両側板と前記フランジとに
設けた窓に収納されるトーシヨンスプリングとを
有するクラツチデイスクにおいて、前記トーシヨ
ンスプリングが内側スプリングと外側スプリング
とからなり、前記両内外スプリングが前記フラン
ジの窓に係合する爪を有するシートにより前記両
側板と前記フランジとに設けた前記窓に収納さ
れ、且つ前記内側スプリングの内径側に延在する
前記シートのボスで前記内側スプリングを保持
し、さらに、前記両側板の前記窓に沿つて設けた
ヘリと前記外側スプリングとの間の前記ハブの軸
線方向に対し直角な方向の寸法δ2と前記内側スプ
リングと前記外側スプリングとの間の前記ハブの
軸線方向に対し直角な方向の寸法δ1とが、δ1＞δ2
の関係にあることを特徴とするクラツチデイス
ク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3038882U JPS58133617U (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | クラツチデイスク |
| AU86513/82A AU546478B2 (en) | 1982-03-05 | 1982-07-28 | Clutch disc |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3038882U JPS58133617U (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | クラツチデイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58133617U JPS58133617U (ja) | 1983-09-08 |
| JPH029141Y2 true JPH029141Y2 (ja) | 1990-03-06 |
Family
ID=12302518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3038882U Granted JPS58133617U (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | クラツチデイスク |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58133617U (ja) |
| AU (1) | AU546478B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5729072Y2 (ja) * | 1977-07-01 | 1982-06-25 |
-
1982
- 1982-03-05 JP JP3038882U patent/JPS58133617U/ja active Granted
- 1982-07-28 AU AU86513/82A patent/AU546478B2/en not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58133617U (ja) | 1983-09-08 |
| AU8651382A (en) | 1983-09-08 |
| AU546478B2 (en) | 1985-09-05 |
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