JPH0291203A

JPH0291203A - 射撃用上着および銃

Info

Publication number: JPH0291203A
Application number: JP1148641A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Matsumori; 松森　茂
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-06-30
Filing date: 1989-06-12
Publication date: 1990-03-30
Also published as: US5014358A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、射撃や狩猟用に使用する射撃用上着および
射撃用銃に関する。

〔従来の技術〕

銃を用いて射撃の訓練や狩猟を行なう場合には、銃床が
身体に当たる箇所に銃当てパッドを縫着した射撃用上着
が着用され、射撃時の衝撃をこの銃当てパッドによって
吸収することによって、転倒や脱臼、骨折、打撲傷等の
怪我が防止される。

従来の射撃用上着においては、この銃当てパッドに獣皮
、合成皮革、厚布、ゴム質シート等が用いられ、これを
銃床が当たる右肩当りから胸当りにかけて、または肩当
りから腹当りにかけて縫着されていた。

また、銃においては、銃床の基端面に衝撃を吸収し、且
つ欠けないようにその端面を保護する床尾板を取り付け
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の射撃用上着によれば、銃当てパッドの弾力性に乏
しいため、射撃時の衝撃で怪我をする危険性があった。

銃当てパッドのうちでも殊に獣皮や合成皮革、厚布等の
場合は、単に上着の地に厚みを増加することによる衝撃
吸収性であって、銃当てパッド単独では衝撃吸収性に乏
しいため危険性が大きく、また、ゴム質シー１〜の場合
であると。

衝撃はその弾性によって吸収されるけれども、その反発
が大きいため、射撃時に反動で銃が前に飛び出ることに
よって銃身が狂い、即座の復元が難しいので、連発の命
中率に余り期待ができないという問題もあった。

また、従来の銃当てパッドは軟質性に欠けるため、銃床
を肩に当てた場合、肩になじみ難く、手で引く力で強く
肩に当てないと銃がずれ落ちるので、力み過ぎて命中度
が悪くなるという問題もあった。

銃においても、銃床基端の床尾板がゴムまたはプラスチ
ックで成形されていたので、ｒ＃撃吸収性が余り大きく
なく、衝撃で事故を起こしやすく、また、軟質性がない
ために、床尾板を肩に当てた場合、肩になじみ難く、手
で引く力で強く肩に当てないとずれ落ちるので、力み過
ぎて命中度が悪くなるという問題もあった。

この発明は、上記のような実情に鑑みて、銃の衝撃をパ
ッドが良く吸収するので、射撃時の危険を防止でき、吸
収するときに反発しなく、しかも肩当て具合いも良好で
あるため、銃の命中度を格段に高めることができる射撃
用上着および銃を提供することを目的としたものである
。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、この発明は次のように構
成した。

１）射撃用上着については、上着の地に少なくとも肩当
りから胸当りにかけて射撃の衝撃を吸収する銃当てパッ
ドを取り付けた射撃用上着において、銃当てパッドを超
衝撃吸収材で形成し、且つ、その外面に超衝撃吸収材の
突部を散在して設けた。

２）射撃用銃については、銃床の基端に肩当てパッドを
固着し、パッドを衝撃吸収材で形成すると共に、内部に
空間部または超衝撃吸収材の充填部を設けた。

〔作　　用〕

１）射撃用上着を上記のように構成したので、それを着
用して射撃する場合に、超衝撃吸収材の銃当てパッドに
よって衝撃が効率的に吸収され、また、衝撃の吸収が突
部とパッド主体とで時間的に二段となり、パッドの潰れ
過ぎが防止されるため、身体への衝撃が大幅に緩和され
、また銃の頬に対する反動、つまり従来は銃身の跳ね上
がりがひどく、頬骨に突き当り頬に痛みを生じさせるも
のであったが、本発明により、頬への衝撃が非常に緩和
されたものになる。

２）射撃用銃を上記のように構成したので、パッドが肩
に均等な圧力で当接し、パッド内の空間部または超衝撃
吸収材によって衝撃が非常に吸収されやすい。即ち、射
撃した場合には、その反動がパットに効率的に吸収され
るので、頬、肩、身体への衝撃は大幅に緩和される。

超衝撃吸収材は、普通の天然ゴムや合成ゴムよりも衝撃
吸収性が良好なものであって、その種類は特に問うもの
ではない。これには、ゴム系のものとして、英国製であ
って、商品名「ソルボセンイ」と称される弾性体があり
、またゲル状・発泡品として「ダイナコイル」の商品名
で呼ばれるものがある。ちなみに、「キュウービックエ
ンジニアリング開発■」が開発したゲル状素材について
は、鶏卵落下試験において、厚さ２Ｑ１１のα−ＧｅＬ
で約１５メートルの高さから落としても割れなかった。

また、ボールをその上に落としてもほとんど飛び上がら
なく、吸い付くようにして停止する。

〔射撃用上着の実施例〕

第１図および第４図は一実施例を示したもので、その射
撃用上着Ｗは、トラップ用のチョッキであって、表地１
の裏面に肩当りから胸当りにかけて銃当てパッドＰａが
接着され、パッドＰａの外面には半球状の突部５が散在
して均等に形成されている。しかし、糸で表地１に縫着
してもよい。なお、パッドＰａは裏地で被覆される。

銃当てパッドＰａとその外面の突部５はプラスチックフ
オームの超？＃撃吸収材で一体成形されている。

なお、パッドＰａの表面には織物やレザー、不織布等の
外皮（図示しない）を貼着することもある。

上記の射撃用上着Ｗを着用して銃床を銃当てパッドＰａ
に当てながら身構えたところ、銃床が銃当てパッドＰａ
にしっとりと当たり、軽く当てていてもずれ落ちること
はなかった。また、弾丸を発射したところ、その衝撃を
肩で軽く受けることができ、女子であっても転倒をしな
いことは勿論、衝撃による痛みはほとんど受けなかった
。

〔他の実施例〕

突部５の平面的形状については、前記実施例のような円
形に限られることはなく、例えば第５図のように長楕円
形状、第６図のように太線状、第７図のように蛇行状で
あってもよい。

また、突部５の断面形状については、波形であってもよ
い。前記第６図および第７図の場合も波形であるが、波
形であるときには、第７図および第８図に示すように、
突部５の中にワイヤ８を入れて補強したり、第９図に示
すように、中にトンネル状の空洞９を設けてクツション
性を増加したり、第１０図に示すように、中に柔軟性の
ある細管１０を入れることによって、補強すると共に、
クツション性を増加することができる。

第１１図では表地１に超衝撃吸収材からなる突部５を散
在して形成し、さらに突部５と突部５との間を埋めるよ
うにして、その間に衝撃吸収係数の一段小さい他の超衝
撃吸収材を充填し、その素材で低面層１２を形成しであ
る。このようにしても。

二段階で衝撃が吸収されるが、突部５に非常に柔軟で衝
撃吸収の良好な材料を使用することによって、衝撃吸収
性を一段と高めることができる。

第１２図においては、突部５が太線状であるけれども、
同じように低面層１２を形成しである。

第１３図では、パッドＰａに波形に突部５を形成し、そ
の突部５の中に円弧形断面の弾性材からなる帯板１３を
入れることによって、縦振れを防止し弾性を得ると共に
補強しである。また、この場合は、パッドＰａを糸２に
より表地１に縫着しである。

なお１以上の各実施例は、表地１の表においても同様に
実施することができる。

第１４図ないし第１６図は、表地１の表に実施した場合
を示したもので、表地１にはメツシュ１５を介してパッ
ドＰａを縫着し、メツシュ１５により縦振れを防止する
と共に補強しである。

〔射撃用銃の実施例〕

この場合は、第１７図において肩当てパッドｐｂの取付
は状態を説明し、以下の図面においてその構造例を説明
する。

銃Ｇは、その銃床１９の端面に床尾板２０を介してパッ
ドＰｂが取り付けられているが、銃床１９に直接パッド
ｐｂを取り付けてもよい。

パッドｐｂは、衝撃吸収材としてゴムまたは合成ゴムで
形成されているが、超衝撃吸収材で形成してもよい。第
１８図では、その中に空間部２１を設けることによりパ
ッドｐｂを中空体に形成しであるが、空間部２１に超衝
撃吸収材を充填することにより、衝撃吸収性を高めるこ
とができる。

第１９図はパッドｐｂの中に中央空間部２２ａと両側空
間部２３ａ、２３ａを形成し、その各空間部２２ａ、２
３ａに超衝撃吸収材が詰まる充填部２５を形成したもの
である。

第２０図の場合もパッドｐｂの中に中央空間部２２ａと
両側空間部２３．２３を設けたものであるが、中央空間
部２２ａには超Ｉ＃撃吸収材の充填部２５を形成すると
共に、バネ材２６を内装することにより衝撃吸収性に弾
発力を加えて、効率的に反動を抑えるように調和を図っ
である。

なお、３０は超衝撃吸収材の充填部２５の角部や隅角部
を補強する金属製又はプラスチック製の弾性を有する補
強部材である。

一方、バネ材２６は、第２１図にも示すように、衝撃を
吸収しやすく開くようにＶ字形に形成され、その両下端
に外側へ突出する脚片２７．２７を形成しである。　第
２２図は、パッドｐｂの中に横長の空間部２１を二列に
形成したもので、各空間部２１を断面形状において台形
に形成することによって衝撃を吸収しやすくしである。

また、第２３図においては、各空間部２１ａに超衝撃吸
収材の充填部２５を形成しである。

第２４図では、パッドｐｂの中の広い空間部２８に一対
のバネ材２６を内装すると共に、両バネ材２６゜２６間
に超衝撃吸収材の充填部２５を形成しである。

また、両バネ材２６を段状に形成し、その外側溝に空間
部２１を形成しである。さらに、３０は第２０図で説明
したと同様の補強部材である。

〔発明の効果〕

この発明は、以上説明した如くであるから、次のような
効果を顕著に発揮する。

１）この発明の射撃用上着によれば、少なくとも肩当り
から胸当りにかけて銃当てパッドを取り付けたものであ
るが、パッドを超衝撃吸収材で形成し、且つその外面に
超衝撃吸収材の突部を散在して設けたので、これを着用
して射撃訓練または狩猟をした場合には、弾丸を発射し
たときに、二段に衝撃が吸収されることにより、銃から
の衝撃を大幅に緩和できるため、転倒や怪我をする危険
を有効に防止でき、また銃当てパッドが銃の衝撃を吸収
するだけで反発しないので、反動で銃身がずれることは
なく、殊に連発の場合の狙い姿勢の復帰を素早く正確に
行なうことができ、後発の命中度を非常に高めることが
できる。さらに、銃当てパッドに銃床を軽く当ててもず
れ落ちないので、身構えるときに力む必要がなく、この
点でも射撃の命中度を高め得ることは勿論、疲労がなく
快適に着用できるという優れた効果がある。

２）この発明の射撃用銃によれば、肩当てパッドを衝撃
吸収材で形成すると共に、内部に空間部または超ＷＩ撃
吸収材の充填部を設けたので、射撃時の反動がパッドに
ほとんど吸収され、身体にその反動が余り伝わらないた
め、怪我なく安心して使用でき、射撃を繰り返しても肩
が疲労することはなく、婦女、老人等も事故なく安全に
使用できる。

また、パッドが肩にしっとりと当たり、肩との組み工合
いが非常に良好であるため、カむような姿勢が自然に排
除され、正しい姿勢を容易に保持できることから、銃弾
の命中度を大幅に高め得るという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１６図は射撃用上着の実施例を示す。第１図ないし第４図は一実施例を示し、第１図は斜視図
、第２図は要部の拡大斜視図、第３図は要部の拡大平面
図、第４図は要部の拡大断面図である。第５図ないし第７図はそれぞれ他の実施例を示す第３図
に対応する平面図である。第８図ないし第１３図はそれぞれ他の実施例を示す第４
図に対応する断面図である。第１４図ないし第１６図はさらに他に実施例を示し、第
１４図は斜視図、第１５図は要部拡大断面図、第１６図
は要部を剥離状態で示す拡大斜視図である。第１７図ないし第２３図は射撃用銃の実施例を示す。第１７図は銃の一部斜視図である。第１８図ないし第２０図は第１７図のＡ−Ａ線矢視にお
いてそれぞれ異なる実施例を示す拡大断面図、第２１図
はバネ材の斜視図である。第２２図ないし第２４図は第１７図のＢ−Ｂ線矢視にお
いてそれぞれ異なる実施例を示す拡大断面図である。Ｐａ・・・銃当てパッド　ｐｂ・・・肩当てパッドＷ・
・・射撃用上着　Ｇ・・・射撃用銃　１・・・上着の地
５・・・突部　　２１．２３・・空間部　　２５・・・
充填部Ｌ、Ｂ手続補正書平成１年６月１／日特許庁長官　吉　１）文　毅　殿２、発明の名称射撃用」−４および銃３、補正をする者事件との関係　　特許出願人住　所　　富山県富山市今泉３０番地の１氏名　松　森
　茂４、代理人　〒９３０費０７６４−３３−０４７３８、
補正の内容１）明細書の第５頁第１９行目〜第２０行目に「ソルボ
センイ」とあるのを、「ソルボセンイ２）明細書の第６頁第１行〜第２行目に了・・・商品名
で呼ばれるものがある。・・・」とあるのを、了・・・
商品名で呼ばれるものや、日本オートメーション社開発
のウレタン樹脂を素材とした「ゲルナック」などがある
。・・・」と補正する。６、補正により増加する請求項の数な　　しノー１１

Claims

【特許請求の範囲】１）上着の地に少なくとも肩当りから胸当りにかけて射
撃の衝撃を吸収する銃当てパッドを取り付けた射撃用上
着において、銃当てパッドを超衝撃吸収材で形成し、且
つ、その外面に超衝撃吸収材の突部を散在して設けたこ
とを特徴とする射撃用上着。２）銃床の基端に肩当てパッドを固着し、パッドを衝撃
吸収材で形成すると共に、内部に空間部または超衝撃吸
収材の充填部を設けたことを特徴とする射撃用銃。