JPH0290342A - 情報ライフサイクルプロセッサ - Google Patents

情報ライフサイクルプロセッサ

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JPH0290342A
JPH0290342A JP63241129A JP24112988A JPH0290342A JP H0290342 A JPH0290342 A JP H0290342A JP 63241129 A JP63241129 A JP 63241129A JP 24112988 A JP24112988 A JP 24112988A JP H0290342 A JPH0290342 A JP H0290342A
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JP
Japan
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life cycle
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state
management
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Pending
Application number
JP63241129A
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English (en)
Inventor
Hideo Muto
武藤 英男
Keiji Mogi
茂木 啓次
Takehiko Shibayama
柴山 武彦
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Chubu Software Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
Hitachi Chubu Software Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプログラムやデータベースなどの情報を管理す
るシステムに係り、特に情報の作成段階から消滅段階ま
での情報ライフサイクルに基づく、安全かつ高速な情報
処理を行うのに好適な情報ライフサイクルプロセッサに
関する。
〔従来の技術〕
情報は生成段階から消滅段階までのライフサイクルを持
っている。そしてこの情報ライフサイクル各段階で要求
される情報管理機能、あるいは情報利用方法は異なって
いる。
例えば、「日立リレーショナルデータベース管理システ
ムRDBIマニュアル」に記載されているような、計算
機システムにおけるプログラムライブラリ管理において
は、不良摘出や動作試験を完了していない作成途中のプ
ログラムを利用に供することはできない。そして、動作
試験が完了してプログラムとして完成したなら、作成者
といえども、そのプログラムを勝手に変更することはで
きない。このプログラムは組織内の承認を受け、初めて
製品などとして一般の利用に供せられる。
その後、機能拡張などがあり変更が必要な場合は、必要
ならそのプログラムは利用停止され、別バージョンのプ
ログラムとして作成開始される。従来このような管理は
全て運用で行っている。すなわち、プログラムライブラ
リ管理は登録されたプログラムが作成中か完成品かなど
を区別して管理できないため,運用規則として、作成中
と完成済みのプログラムの格納場所を分けたり、プログ
ラム名称付与やアクセス権限付与などの規則を設け、こ
れをプログラム作成者が各自の責任で遵守することによ
り管理している。このため、登録プログラムの増大に伴
い、これらの運用のための負担、誤りなどによるプログ
ラム財産の破壊や盗難などの危険が増大している。
データベース管理においても、データベースに登録され
た情報はそれが未完成であろうと完成済であろうと、同
一に扱われる。このため、プログラムの場合と同様に運
用によって管理しており、同じ問題が内在している。ま
た、登録されている情報に対する処理機構にも差がなく
、どの情報に対しても最も厳しい管理方法での処理を適
用するため、この情報に対し適切かつ効率的な処理の実
現が困難である。例えば、作成中の情報に対しては、情
報内容の更新に対する備えや更新中の障害への対処機構
が必要だが、情報の共用に対する備えばかなり単純な機
構で済むはずである。また、完成済みの情報に対しては
情報参照しか許さないため、大量な情報に対する多様な
検索要求に応える高速な検索機構を必要とするが、更新
や障害に対する備えはかなり単純にできる。
事務分野における文書情報、あるいは設計分野における
図面情報の管理などにおいても同様である。特に、作成
、審査、承認、そして公開などという情報開発手順に沿
った管理や、知的所有物である著作物としての利用管理
、例えば情報複写に対する制限など、も運用に依存して
いる。
〔発明が解決しようとする課題率〕
上記従来技術は情報が本来持っているライフサイクルに
基づく情報管理機構を備えていない。このため、情報管
理者は情報運用規則を設け、これを利用者が遵守するこ
とで管理を行っている。また、情報ライフサイクル各段
階の情報に対し画一的な処理機構しか適用せず、そして
、著作物としての情報管理機構も提供していない。
このため、情報の運用管理負担は増大し、適切かつ効率
的な処理機構を利用できず、また安全な著作物管理も困
難、などの問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を解決することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、プログラムや
データベースのような情報を管理する情報管理システム
に、以下の手段を設けることに特徴がある。
(1)各情報オブジェクトの情報ライフサイクル状態に
基づいた処理実行制御を行う情報ライフサイクル管理手
段、 (2)各情報オブジェクトの管理者(著作者)や利用者
など、情報オブジェクトをアクセスする者、そしてそれ
らの実行可能な操作種別や利用目的を管理する情報アク
セッサ管理手段、 (3)該情報オブジェクトを定義する情報オブジェクト
定義言語を提供し、この定義内容に従って情報オブジェ
クトを管理する情報オブジェクト管理手段、 (4)該情報オブジェクトの管理者に対し、情報ライフ
サイクル状態の移行を制御するための情報ライフサイク
ル制御言語を提供し、この移行要求を実行する情報ライ
フサイクル移行手段、(5)情報オブジェクト利用のた
めの情報アクセス言語を提供し、各情報オブジェクトの
情報ライフサイクル状態に従ってアクセス制御方式を選
択して実行する情報アクセス手段。
〔作用〕
前記の各手段は、情報管理システムにおいて、以下のよ
うに作用する。
(1)情報ライフサイクル管理手段は、情報オブジェク
ト定義言語による情報オブジェクト定義要求、情報ライ
フサイクル制御言語による情報ライフサイクル状態の移
行要求、情報アクセス言語による情報オブジェクト利用
要求を受は付け、当該要求内容を解析し、情報オブジェ
クトの作成から廃棄に至る情報ライフサイクルに基づい
た情報オブジェクト処理実行制御をおこない、 (2)情報アクセッサ管理手段は、情報オブジェク1〜
についてその情報ライフサイクル状態毎の機密管理を行
うために、各情報オブジェクトに関して、その管理者、
利用者、そしてかれらの実行可能な操作種別などを管理
し、情報オブジェクト操作要求受は付は時、その操作対
象の情報オブジェクト々の情報ライフサイクル状態に基
づいて、その要求者および操作内容の正当性を確認し、
(3)情報オブジェクト管理手段は、情報ライフサイク
ルに基づいた情報オブジェクト操作要求を操作対象の情
報オブジェクト構造に適切に反映させるために、情報オ
ブジェクト定義言語で定義された情報オブジェクトを管
理し処理する、(4)情報ライフサイクル移行手段は、
情報ライフサイクル制御言語による情報ライフサイクル
状態移行要求の受は付は時、あるいは情報オブジェクト
定義時に指定された移行タイミングにおいて、定義され
た移行順序に基づいて情報オブジェクトのライフサイク
ル状態の移行処理を実行し、(5)情報アクセス手段は
、情報アクセス言語を提供し、操作対象の情報オブジェ
クトの情報ライフサイクル状態に従って、最適なアクセ
ス制御方式を選択し実行する、 ことにより、情報ライフサイクル状態に基づいた情報オ
ブジェクト管理を、安全かつ効率的に実現できる。
情報ライフサイクルプロセッサのシステム構成の一例を
第1図に示す。
情報ライフサイクルプロセッサは、情報オブジェクトを
処理する情報処理装置(1)、ユーザが情報オブジェク
ト処理要求を行う一つ以上の端末装置(2)、情報オブ
ジェクト(3)群を情報ライフサイクル状態毎に区別し
て格納する一つ以上の格納媒体(4)、ユーザや情報オ
ブジェクトとその情報ライフサイクル状態など、の管理
情報辞書(5)を格納する一つ以上の格納媒体(6)、
ユーザによる操作履歴(7)を格納する一つ以上の格納
媒体(8)、から構成される。
情報処理装置(1)は、一つのシステム空間(9)、一
つ以上の応用プログラム空間(10)、一つ以上のデー
タ処理空間(11)、から成る。
システム空間(9)には情報ライフサイクルに基づく情
報管理を行う情報管理プログラム(12)が存在する。
応用プログラム空間(10)では、情報オブジェクト操
作要求を行う応用プログラム(13)群を実行できる。
各データ処理空間(11)では、情報ライフサイクル状
態毎に情報オブジェクト(3)群を処理できる。
ユーザが端末装置(2)あるいは応用プログラム(13
)から情報オブジェクト操作要求を行うと、情報管理プ
ログラム(12)は、管理情報辞書(5)で当該要求の
正当性を確認し、正当なら操作対象の情報オブジェクト
(3)の情報ライフサイクル状態に基づいて適当なデー
タ処理空間(11)を決定し、当該空間上で処理対象の
情報オブジェクト(3)を処理する。そして、情報管理
プログラム(12)は、処理結果を端末装置(2)ある
いは応用プログラム(13)に返送する。情報管理プロ
グラム(12)は、この操作履歴(7)を格納媒体(8
)に取得することもできる。
次に、情報オブジェクト(3)の情報ライフサイクル状
態および状態遷移の一実施例を第2図に示す。情報ライ
フサイクル状態として、以下の状態を考える。
(a)まだ情報として完結していない状態である作成中
状態(21) (b)情報として完結してはいるがまだ内容が承認され
ていない状態である完成状態(22)(c)情報内容が
認められたがまだ利用許可していない状態である承認状
態(23) (d)利用を許可した状態である公開状態(26)(e
)所有者以外によるアクセスを禁止した状態である封印
状態(24) (f)該情報オブジェクトを抹消した状態である廃棄状
態(25)。
作成中状態(21)は、情報オブジェクト(3)の初期
状態である。作成者における当該情報オブジェクト(3
)の作成終了で完成状態(22)へ移行する。完成状態
(22)の情報オブジェクト(3)は作成部署での承認
を受けて承認状態(23)になる。そして、承認状態(
23)の情報オブジェクト(3)は、一般の利用に供す
るために公開状態(26)になることができる。公開状
態(26)の情報オブジェクト(3)は、一般への公開
を禁止する非公開操作により承認状態(23)へ戻すこ
とができる。情報オブジェクト(3)は、承認過程で、
完成状態(22)や承認状態(23)から作成中状態(
21)へ戻る可能性もある。作成中、完成、および承認
状態(23)の情報オブジェクト(3)は利用を禁する
封印状態(24)へも移行できる。そして、これら各状
態の情報オブジェクト(3)は最終的に、情報として抹
消された状態である廃棄状態(25)へ移行して情報ラ
イフサイクルを終了する。
第3図に情報管理プログラム(12)の機能構造図を示
す。
A、情報ライフサイクル管理機構(30)は、該情報オ
ブジェクト(3)を、作成中状態(21)、完成状態(
22)、承認状態(23)−公開状態(26)、封印状
態(24)、廃棄状態(25)、などの情報ライフサイ
クル状態に基づく処理を制御する。
B、情報アクセッサ管理機構(40)は、(、)情報処
理装置(1)で管理する各情報オブジェクト(3)の所
有者(著作者)、(b)所有者から情報オブジェクト(
3)の作成を委任された作成者、 (c)所有者から情報オブジェクト(3)の内容承認を
委任された承認者、 (d)所有者から情報オブジェクト(3)の利用を許可
された利用者、 など情報オブジェクト(3)をアクセスする者を管理情
報辞書(5)を利用して管理し、情報オブジェクト(3
)の所有者は、承認者、作成者、利用者を選択し、これ
らが情報オブジェクト(3)に対し実行できる参照、更
新、複写、あるいは移動などのアクセス内容、および情
報オブジェクト(3)に関し許可する利用目的を規定で
きる。
C9情報オブジェクト管理機構(50)は、所有者に対
し、 (a)情報オブジェクトの情報造、 (b)全集とその各巻のような情報オブジェクトの階層
構造、 (c)所有者名、 (d)承認者基、 (e)作成者基、 (f)利用者名、およびこれらのアクセス権限、など情
報オブジェクト(3)の属性を定義する情報オブジェク
ト定義言語(15)を提供し、情報オブジェクト(3)
に関し、情報オブジェクト階層構造内での位置、その情
報ライフサイクル状態、情報オブジェクト識別名、など
を管理情報辞書(5)を利用して管理する。
D、情報ライフサイクル移行機構(6o)は、情報オブ
ジェクト(3)の所有者、承認者、作成者による情報オ
ブジェクト(3)に関する情報ライフサイクル状態の移
行制御のために、(a)移行操作種別、 (b)移行対象の情報オブジェクト群を特定する条件、 (c)当該情報オブジェクト群の情報ライフサイクル状
態、 (d)移行のタイミング、 (e)移行順序、 などを指定でき、即実行したり、事前登録できる情報ラ
イフサイクル制御言語(17)を提供し、情報ライフサ
イクルの流れに沿って当該要求を実行する。
情報ライフサイクル移行操作としては、(a)作成状態
(21)の情報オブジェクトを完成状態(22)へ移行
する完成宣言操作、(b)完成状態(22)の情報オブ
ジェクトを承認状態(23)へ移行する承認操作、(c
)完成状態(22)の情報オブジェクトを作成状態(2
1)へ戻す承認却下操作、(d)承認状態(23)の情
報オブジェクトを公開状態(26)に移行する公開操作
、(e)公開状態(26)の情報オブジェクトを承認状
態(23)に戻す非公開操作、 (f)封印状態(24)へ移行する封印操作、(g)廃
棄状態(25)へ移行する廃棄操作、を許す。
情報ライフサイクル移行機構(60)は、■ 作成中状
態(21)河情報オブジェクトに関しては、作成者から
の完成宣言操作、および所有者から封印操作、廃棄操作
を許し、 ■ 完成状態(22)の情報オブジェクトに関しては、
承認者からの承認操作、あるいは承認却下操作、そして
所有者による封印操作、廃棄操作を許し、 ■ 承認状態(23)の情報オブジェクトに関しては、
所有者の公開操作、承認却下操作、封印操作、廃棄操作
を許し、 ■ 公開状態(26)の情報オブジェクトに関しては、
所有者の非公開操作を許し、 ■ 封印状態(24)の情報オブジェクトに関しては、
所有者の封印解除操作、廃棄操作を許す。
移行タイミングとしては、この情報オブジェクト(3)
の所有者、承認者、作成者は、情報ライフサイクル状態
を移行したい日付などの絶対時間、何日後などの相対時
間、あるいは他の事象、などの移行タイミングを予め指
定できる。情報ライフサイクル移行機構(60)は、情
報ライフサイクルの流れの時間的順序性を可能な限り調
べ、判断できる範囲内で順序どおりなら当該要求を受は
付け、判断できないものは移行タイミング発生時に判断
し、正当なら要求された時間に当該移行要求を実行する
移行順序として、該情報オブジェクト(3)の所有者は
特定の情報ライフサイクル状態への移行を省略したり、
変更した移行形態を登録することができる。情報ライフ
サイクル移行機構(60)は、当該移行要求受付時、当
該移行順序に従って状態移行を実行する。また、情報オ
ブジェクト(3)の所有者が事前に標準的な情報ライフ
サイクル状態移行形態を登録しても、情報オブジェクト
(3)に対し個別に情報ライフサイクル制御言語(17
)で状態移行要求された時にはこれを優先して実行でき
る。そして、情報オブジェクト階層上の情報オブジェク
ト(3)に関し、その直下の階層上の情報オブジェクト
(3)群が全て同じライフサイクル状態になった時、こ
の情報オブジェクト(3)もそのライフサイクル状態へ
移行させ、あるいは、情報オブジェクト(3)のライフ
サイクル状態の移行を提示した時、その下位の情報オブ
ジェクト(3)群でも移行可能な状況ならこれらも同じ
ライフサイクル状態へ移行させる。
E、情報アクセス機構(70)は、ユーザに権限さえあ
れば、 ・情報オブジェクトの操、 ・情報オブジェクトの更新、 ・複製物を作成する複写、 ・管理場所を変更する移行、 などのアクセスができ、また、情報オブジェクト階層上
の情報オブジェクト(3)に対するアクセスはその階層
下位の情報オブジェクト(3)群への操作を包含でき、
さらに、異なる情報ライフサイクル状態の情報オブジェ
クト(3)群をまとめてアクセスすることもできる情報
アクセス言語(16)を備え、データ処理対象の情報オ
ブジェクト(3)の情報ライフサイクル状態に従って、
そのライフサイクル状態に最適なアクセス制御力式を選
択して実行する。
例えば、 (a)作成中状態(21)の情報オブジェクトに関して
は、共用不可モードで作成者、所有者、承認者の参照、
更新操作を許し、 (b)完成状態(22)の情報オブジェクトに関しては
、共用不可モードで所有者、承認者の参照、複写、移動
操作を許し、 (c)承認状態(23)の情報オブジェクトに関しては
、共用不可モードで所有者の参照、複写、移動操作を許
し、 (d)公開状態(26)の情報オブジェクトに関しては
、利用者群の共用モードでの参照操作を許し、 (e)封印状態(24)の情報オブジェクトに関しては
、直接アクセス不可にする。
F、情報ライフサイクル操作履歴管理機構(34)は、
情報オブジェクト(3)に対して行われた情報ライフサ
イクル状態移行操作、あるいは各情報ライフサイクル状
態において行われた情報アクセス操作に関する操作履歴
(7)を記録し、業務実行中のシステムにおける障害発
生時にはこの操作履歴(7)情報を基に該業務で行った
操作内容を取り消したり、操作内容の分析やユーザへの
操作状況報告のためにこの操作履歴(7)情報を提供す
る。
G、情報ライフサイクル状態提示機構(80)は、ユー
ザへの情報提示時、情報オブジェクト(3)群の各情報
ライフサイクル状態の識別情報を提供し、さらに、異な
る情報ライフサイクル状態を持つ情報オブジェクト(3
)群をディスプレイ端末画面に表示する場合には、各情
報オブジェクト(3)の情報ライフサイクル状態を視覚
的に識別できるように、情報ライフサイクル状態毎に異
なる色彩、異なる明るさ、異なる画面位置、などによる
表示を行い、あるいは情報ライフサイクル状態ごとの段
階的タイミングによる表示、異なる文字パターンや文字
サイズによる表示、情報ライフサイクル状態を明示する
情報付加による表示、異なるカーソル表示による表示、
などを行う。
H0承認階層制御機構(65)は、情報オブジェクト(
3)に対し1Å以上の承認者が存在し、これらが承認者
階層をなす場合、所有者に対し、1つ以上の承認階層レ
ベルを持つ承認階層構造、および各レベルの情報承認者
群の登録を許し、この承認階層構造の下位レベルの情報
承認者が該情報オブジェクトに対し承認操作を行った後
でのみ、その上位の情報承認者が承認操作可能にし、最
上位の情報承認操作を行った時に情報オブジェクト(3
)を承認状態(23)に移行し、承認却下の場合は、情
報オブジェクト(3)に対し最後に承認操作を行った承
認者の1つ上位の承認者に承認却下操作を許すことによ
り迄の承認操作を無効とし、情報オブジェクト(3)を
作成中状態(21)へ戻す。
■、空間管理機構(90)は、各情報オブジェクト(3
)の情報ライフサイクル状態に対応して下記に示すそれ
ぞれ1つ以上のデータ処理空間(11)を設ける。
(a)作成中空間は作成中状態(21)の情報オブジェ
クトを処理する空間であり、情報オブジェクトに対する
同時には一人のユーザ、例えば作成者からの参照や更新
、あるいは完成宣言操作を許す。この空間はシステム内
の各種障害、例えば電源異常などに備える能力、例えば
不揮発性を必要とする。
(b)完成/承認空間は完成/承認状態の情報オブジェ
クトを処理する空間であり、各情報オブジェクトに対す
る同じには一人のユーザ、例えば承認者からの参照、承
認操作、承認却下操作、あるいは所有者からの参照、公
開操作、移動操作や封印操作を許す。この空間は情報オ
ブジェクト群に対する高い機密保護能力が必要となる。
(c)公開空間は公開状態(26)の情報オブジェクト
を処理する空間であり、複数の利用者からの参照操作や
複写操作、所有者からの非公開操作を許す。この空間は
、更新操作の禁止能力が必要となる。
(d)封印空間は封印状態(24)の情報オブジェクト
を処理する空間であり、所有者からの廃棄操作や封印解
除操作のみを許す。この空間内の情報オブジェクト群は
直接利用することができない。
空間管理機構(90)は、アクセス対象の情報オブジェ
クト(3)群をそれぞれの情報ライフサイクル状態に従
って、これを処理するデータ処理空間(11)を動的に
決定してその空間上でデータ処理を行う。
情報ライフサイクル状態により、処理できる空間を分け
たことにより、情報ライフサイクル状態の移行による情
報オブジェクト(3)の空間間移動が必要となるが、空
間内処理の効率化ができ、また、同時に複数の情報ライ
フサイクルの情報オブジェクト(3)群を処理する場合
、空間間で並行処理できる。
J0通知機構(37)は、情報オブジェクト(3)ある
いは予め設定した情報オブジェクト(3)群の情報ライ
フサイクル状態が変更された時、所有者や承認者などに
その変更内容を通知する。
K、格納管理機構(95)は、情報ライフサイクル状態
毎に適切な記憶媒体に情報オブジェクト(3)群を格納
するものであり、情報オブジェクト(3)の格納方式と
して、 (a)磁気ディスク装置のような記憶媒体毎に異なる情
報ライフサイクル状態の情報オブジェク1−群を格納す
る方式〇 (b)ファイル毎に異なる情報ライフサイクル状態の情
報オブジェクト群を格納する方式。
(c)ファイル内のレコード集合毎に異なる情報ライフ
サイクル状態の情報オブジェクト群を格納する方式。
(d)ファイル内のレコード集合のカラム群毎に異なる
情報ライフサイクル状態の情報オブジェクト群を格納す
る方式、 (e)大型計算機からワークステーションやパーソナル
コンピュータなどの小型計算機まで、互いに連絡できる
通信ネットワークでつながれた計算機階層上の各階層レ
ベルの計算機群で、異なる情報ライフサイクル状態の情
報オブジェクト群を格納する方式、 を提供する。
以下、情報オブジェクト処理フェーズ毎に、処理の流れ
を説明する。
(a)情報オブジェクト定義時 システム管理者が予め情報アクセッサ管理機構(40)
に登録した所有者は、情報ライフサイクル状態提示機構
(80)の提供するインタフェースを介し、情報ライフ
サイクル管理機構(30)に対し、情報オブジェクト定
義要求を行う。情報ライフサイクル管理機41!(30
)は情報アクセッサ管理機構(40)により所有者の正
当性チエツクを行う。正当なら、情報ライフサイクル管
理機構(30)は所有者に対し、所有者の情報オブジェ
クト−覧を提示する。所有者はこの情報を参考にして、
情報オブジェクト定義言語(15)により、作成しよう
とする情報オブジェクトに関して、情報オブジェクト識
別名、情報オブジェクト階層構造、作成者、承認者階層
、利用者、およびそれらのアクセス権限などの情報を入
力できる。情報ライフサイクル管理機構(30)は情報
ライフサ=27− イクル移行機構(60)へ情報オブジェクト生成要求を
行う。情報ライフサイクル移行機構(60)は情報オブ
ジェクト管理機構(50)に対し、情報オブジェクトの
登録を依頼する。情報オブジェクト管理機構(50)は
、情報アクセッサ管理機構(40)に該情報オブジェク
トの所有者、作成者、承認者、利用者についての正当性
チエツクを依頼する。正当なら情報オブジェクト管理機
構(50)は、この情報オブジェクト定義内容を登録す
るこの時所有者は、情報オブジェクトに関し、情報ライ
フサイクル移行形態や移行通知方法などを登録できる。
情報ライフサイクル管理機構(30)は、情報ライフサ
イクル操作履歴管理機構(34)によりこの状態移行の
操作履歴(7)を取得し、必要なら通知機構(37)に
よりユーザに通知する。
(b)情報オブジェクト作成時 作成者は情報ライフサイクル状態提示機構(80)の提
供するインタフェースを介し、情報ライフサイクル管理
機構(30)に対し、情報第ブジェクト作成要求を行う
。情報ライフサイクル管理機構(30)は情報アクセッ
サ管理機構(40)により作成者の正当性チエツクを行
う。
正当なら、情報ライフサイクル管理機構(3o)は情報
アクセス機構(70)情報オブジェクト作成準備を依頼
する。情報アクセス機構(70)は情報オブジェクト管
理機構(5o)に対し、情報オブジェクトの更新要求を
行う。情報オブジェクト管理機構(50)は、空間管理
機構(9o)に情報オブジェクト作成のためのデータ処
理空間(11)を準備させる。作成者は情報アクセス(
16)を使用して、この作成中空間で情報オブジェクト
を作成する。情報アクセス機構(70)は情報オブジェ
クトの変更履歴(7)を記録できる。作成途中の情報オ
ブジェクトは作成者の指定やシステム終了時などの適当
な時点で、空間管理機構(90)履が格納管理機構(9
5)に格納媒体(4)への保管を依頼する。情報オブジ
ェクトの作成完了時に作成者了情報ライフサイクル制御
言語(17)で完成宣言を行うと、情報ライフサイクル
管理機構(30)は、情報ライフサイクル移行機構(6
0)に制御を渡す。情報ライフサイクル移行機構(60
)は情報オブジェクトのライフサイクル状態を調べ、定
義された移行形態との整合性を確認し、正当な状態移行
なら、情報オブジェクト管理機構(50)から情報オブ
ジェクト階層構造情報を得て、移行の正当性を確認する
そして、空間管理機構(90)は作成中空間内の情報オ
ブジェクトおよび関連する情報オブジェクト群を完成/
承認空間に移す。また、格納管理機構(95)は、これ
らの情報オブジェクト群を完成/承認情報の格納場所へ
移す。情報ライフサイクル管理機構(30)は、情報ラ
イフサイクル操作履歴管理機構(34)によりこの状態
移行の履歴(7)を取得し、必要なら通知機構(37)
によりユーザに通知する。
(c)承認時 承認者は情報ライフサイクル状態提示機構(80)の提
示するインタフェースを介し、情報ライフサイクル管理
機構(30)に対し、情報オブジェクト承認要求を行う
。情報ライフサイクル管理機構(30)は情報ライフサ
イクル管理機構(40)により承認者の正当性チエツク
を行う。
正当なら、情報ライフサイクル管理機(30)は承認者
に対し、承認者の承認を持っている情報オブジェクト−
覧を提示する。承認者が情報オブジェクトを選択すると
、情報ライフサイクル管理機構(30)は情報ライフサ
イクル移行機構(60)に制御を渡す。情報ライフサイ
クル移行機構(60)は情報オブジェクト管理機構(5
0)から情報オブジェクト階層構造情報を得、情報オブ
ジェクトに対する当該承認操作の正当性を確認し、登録
された移行形態との整合性を確認する。正当な状態移行
なら、情報ライフサイクル移行機構(60)は情報アク
セス機構(70)に対し、この情報オブジェクト群の読
み込みを要求する。情報アクセス機構(70)は情報オ
ブジェクト管理機構(50)を介して、空間管理機構(
90)に情報オブジェクト群の読み込みを依頼する。空
間管理機構(90)は情報オブジェクト群のためにデー
タ処理空間(11)を準備し、格納管理機構(95)を
介して、データ処理空間(11)に情報オブジェクト群
を読み込む。承認者が情報ライフサイクル状態提示機構
(80)を介して情報オブジェクト内容を確認し、承認
操作実行を要求すると、情報ライフサイクル管理機構(
30)は情報ライフサイクル移行機構(60)へ制御を
渡す。
情報ライフサイクル移行機構(60)は、承認階層制御
機構(65)で当該承認者が承認者階層の最上位の承認
者が確認する。もしそうならば、情報オブジェクト管理
機構(50)に情報オブジェクトが承認状態(23)の
旨伝える。情報ライフサイクル管理機構(30)は、情
報ライフサイクル操作履歴管理機構(34)によりこの
状態移行の履歴(7)を取得し、必要なら通知機構(3
7)によりユーザに通知する。
(d)公開時 所有者は、この情報オブジェクトの利用公開をする時、
情報ライフサイクル状態提示機構(80)の提供するイ
ンタフェースを介し、情報ライフサイクル管理機構(3
0)に対し、情報オブジェクト公開要求を行う。情報ラ
イフサイクル管理機構(30)は情報アクセッサ管理機
構(40)により所有者の正当性チエツクを行う。正当
なら、情報ライフサイクル管理機構(30)は所有者に
対し、所有者の公開指示を持っている情報オブジェクト
−覧を提示する。所有者が情報オブジェクトを選択する
と、情報ライフサイクル管理機構(30)は情報ライフ
サイクル移行機構(60)に制御を渡す。情報ライフサ
イクル移行機構(60)は情報オブジェクトのライフサ
イクル状態を調べ、定義された移行形態との整合性を確
認する。正当なら、情報オブジェクト管理機構(50)
から情報オブジェクト階層構造情報を得て、移行の正当
性を確認する。正当な状態移行らな、情報ライフサイク
ル移行機構(60)は情報アクセス機構(70)に対し
、情報オブジェクト群の読み込みを要求する。情報アク
セス機構(70)は情報オブジェク1〜管理機構(50
)を介して、空間管理機構(90)に情報オブジェクト
群の読み込みを依頼する。空間管理機構(90)は情報
オブジェクト群のためにデータ処理空間(11)を準備
し、格納管理機構(95)を介して、該データ処理空間
(11)に情報オブジェクト群を読み込む。所有者が情
報ライフサイクル状態提示機構(80)を介して情報オ
ブジェクト内容を確認し、公開操作実行を要求すると、
情報ライフサイクル管理機構(30)は情報ライフサイ
クル移行機構(60)へ制御を渡す。情報ライフサイク
ル移行機構(60)は、情報オブジェクト管理機構(5
0)に情報オブジェクトが公開状態(26)の旨伝える
。情報オブジェクト管理機構(50)から制御を渡され
た空間管理機構(90)は、完成/承認空間内の情報オ
ブジェクトおよび関連する情報オブジェクト群を公開空
間に移す。
また、格納管理機構(95)は、これらの情報オブジェ
クト群を公開情報の格納場所へ移す。情報ライフサイク
ル管理機構(30)は、情報ライフサイクル操作履歴管
理機構(34)によりこの状態移行の履歴(7)を取得
し、必要なら通知機構(37)によりユーザに通知する
(e)非公開時 公開した情報オブジェクトの内容変更が必要となった場
合、情報オブジェクトの利用を停止するために、非公開
操作をする必要がある。非公開操作により承認状態(2
3)に戻った情報オブジェクトは、作成中状態(21)
となる複製を作りこれを修正して別の版として公開した
り、作成中状態(21)まで戻して修正を加え、再公開
したりできる。所有者は、情報ライフサイクル状態提示
機構(80)の提供するインタフェースを介し、情報ラ
イフサイクル管理機構(3o)に対し、情報オブジェク
ト非公開要求を行う。情報ライフサイクル管理機構(3
0)は情報アクセッサ管理機構(40)により所有者の
正当性チエツクを行う。
正当なら、情報ライフサイクル管理機構(30)は所有
者に対し、所有者の公開状態(26)の情報オブジェク
ト−覧厘を提示する。所有者が情報オブジェクトを選択
すると、情報ライフサイクル管理機構(30)は情報ラ
イフサイクル移行機構(60)に制御を渡す。情報ライ
フサイクル移行機構(60)は情報オブジェクトのライ
フサイクル状態を調べ、定義された移行形態との整合性
を確認する。正当な状態移行なら、情報オブジェクト管
理機構(50)から情報オブジェクト階層構造情報を得
て、情報アクセス機構(70)に対し、情報オブジェク
ト群の読み込みを要求する。情報アクセス機構−(70
)は情報オブジェク1〜管理機構(50)を介して、空
間管理機構(90)に情報オブジェクト群の読み込みを
依頼するる。空間管理機構(90)は情報オブジェクト
群のためにデータ処理空間(11)を準備し、格納管理
機構(95)を介して、データ処理空間(11)に情報
オブジェクト群を読み込む。所有者が情報ライフサイク
ル状態提示機構(80)を介して情報オブジェクト内容
を確認し、非公開操作実行を要求すると、情報ライフサ
イクル移行機構(60)は、情報オブジェクトに関して
定義された移行形態に従って、情報オブジェクト管理機
構(50)に対し情報オブジェクトの状態移行を伝える
。情報オブジェクト管理機構(50)から制御を渡され
た空間管理機構(90)は、公開空間内の情報オブジェ
クトおよび関連する情報オブジェクト群を適切なデータ
処理空間(11)に移す。また、格納管理機構(95)
は、これらの情報オブジェクト群をその格納場所へ移す
。情報ライフサイクル管理機構(30)は、情報ライフ
サイクル操作履歴管理機構(34)によりこの状態移行
の履歴(7)を取得し、必要なら通知機構(37)によ
りユーザに通知する。
(f)封印時 保存する必要はあるがアクセスを禁じる情報オブジェク
1−は封印操作で封印できる。所有者は、情報ライフサ
イクル状態提示機構(80)の提供するインタフェース
を介し、情報ライフサイクル管理機構(30)に対し、
情報オブジェクト封印要求を行う。情報ライフサイクル
管理機構(30)は情報アクセッサ管理機構(40)に
より所有者の正当性チエツクを行う。正当なら、情報ラ
イフサイクル管理機構(30)は所有者に対し、所有者
の情報オブジェクト−覧を提示する。所有者が情報オブ
ジェクトを選択すると、情報ライフサイクル管理機構(
30)は情報ライフサイクル移行機構(60)に制御を
渡す。情報ライフサイクル移行機構(60)は情報オブ
ジェク1−のライフサイクル状態を調べ、定義された移
行形態との整合性を確認する。正当な状態移行なら、情
報オブジェクト管理機構(50)から情報オブジェクト
階層構造情報を得て、情報アクセス機構(7o)に対し
、情報オブジェクト群の読み込みを要求する。
情報アクセス機構(70)は情報オブジェクト管理機構
(50)を介して、空間管理機構(9o)に情報オブジ
ェクト群の読み込みを依頼する。空間管理機構(90)
は情報オブジェクト群のためにデータ処理空間(11)
を準備し、格納管理機構(95)を介して、データ処理
空間(11)に情報オブジェクト群を読み込む。所有者
が情報ライフサイクル状態提示機構(80)を介して情
報オブジェクト内容を確認し、封印操作実行を要求する
と、情報ライフサイクル移行機構(6o)は、情報オブ
ジェクト管理機構(5o)に対し情報オブジェクトが封
印状態(24)の旨伝える。情報オブジェクト管理機構
(50)から制御を渡された空間管理機構(90)は、
公開空間内の情報オブジェクトおよび関連する情報オブ
ジェクト群を封印空間に移す。また、格納管理機構(9
5)は、これらの情報オブジェクト群を封印情報の格納
場所へ移す。情報ライフサイクル管理機構(3o)は、
情報ライフサイクル操作履歴管理機構(34)によりこ
の状態移行の履歴(7)を取得し、必要なら通知機構(
37)によりユーザに通知する。
(g)廃棄時 所有者は、情報ライフサイクル状態提示機構(80)の
提供するインタフェースを介し、情報ライフサイクル管
理機構(3o)に対し、情報オブジェクト廃棄要求を行
う。情報ライフサイクル管理機構(30)は情報アクセ
ッサ管理機構(40)により所有者の正当性チエツクを
行う。
正当なら、情報ライフサイクル管理機構(3o)は所有
者に対し、所有者の情報オブジェクト−覧を提示する。
所有者が情報オブジェクトを選択すると、情報ライフサ
イクル管理機構(3o)は情報ライフサイクル移行機構
(6o)に制御を渡す。
情報ライフサイクル移行機構(60)は情報オブジェク
1−のライフサイクル状態を調べ、定義された移行形態
との整合性を確認する。正当な状態移行なら、情報オブ
ジェクト管理機構(5o)がら情報オブジェクト階層構
造情報を得て、情報アクセス機構(70)に対し、情報
オブジェクト群の読み込みを要求する。情報アクセス機
構(7o)は情報オブジェクト管理機構(50)を介し
て、空間管理機構(90)に情報オブジェクト群の読み
込みを依頼する。空間管理機構(9o)は情報オブジェ
クト群のためにデータ処理空間(11)を準備し、格納
管理機構(95)を介して、データ処理空間(11)に
情報オブジェクト群を読み込む。所有者が情報ライフサ
イクル状態提示機構(80)を介して情報オブジェクト
内容を確認し、廃棄操作実行を要求すると、情報ライフ
サイクル移行機構(60)は、情報オブジェク1〜管理
機構(50)に対し情報オブジェクトが廃棄状態(25
)の旨伝える。情報オブジェクト管理機構(50)から
制御を渡された空間管理機構(90)は、空間内の情報
オブジェクトおよび関連オブジェクト群を消去する。ま
た、格納管理機構(95)も、これらの情報オブジェク
ト群を消去する。情報ライフサイクル管理機構(30)
は、情報ライフサイクル操作履歴管理機構(34)によ
りこの状態移行の履歴(7)を取得し、必要なら通知機
構(37)によりユーザに通知する。
(h)情報利用時 利用者は情報オブジェク1〜利用のために、所有者から
、参照の他、更新、複写、移動などの操作権限を選択的
に与えられる。利用者は、情報ライフサイクル状態提示
機構(80)の提供するインタフェースを介し、情報ラ
イフサイクル管理機構(30)に対し、情報アクセス言
語(16)により情報オブジェクト操作要求を行う。情
報ライフサイクル管理機構(30)は情報アクセッサ管
理機構(40)により利用者の正当性チエツクを行う。
正当なら、情報ライフサイクル管理機構(30)は所有
者に対し、利用者の利用可能な情報オブジェクト−覧を
提示する。利用者が情報オブジェクトを選択すると、情
報ライフサイクル管理機構(30)情報アクセス機構(
70)に制御を渡す。情報アクセス機構(70)は情報
オブジェクト管理機構(50)から情報オブジェクト階
層構造情報を得、これらの情報オブジェクト群を空間管
理機構(90)に要求する。空間管理機構(90)はこ
れらの情報オブジェクトのめのデータ処理空間(11)
を準備し、格納管理機構(95)を介して、該当するデ
ータ処理空間(11)にこれらの情報オブジェク1〜群
を読み込む。利用者は情報アクセス機構(70)を介し
て、情報オブジェクトの存在するデータ処理空間(11
)を意識せずに操作できる。
操作対象の情報オブジェクト群を特定する条件としては
、情報オブジェクト識別名などの情報オブジェクト属性
値、情報ライフサイクル状態、情報内容、などを指定で
きる。
利用者はまた、情報アクセス言語(16)で情報オブジ
ェクト管理機構(5o)から情報オブジェク1−群の定
義内容を得ることもできる。
次に、各機構の処理概要を説明する。
(A)情報ライフサイクル管理機構(30)第4図に情
報ライフサイクル管理機構(30)の処理の流れを示す
。情報ライフサイクル管理機構(30)は、情報ライフ
サイクル状態提示機構(80)の提供するインタフェー
スを介して受は取った要求を解析(処理301)する。
そして、情報アクセッサ管理機構(40)に対し要求を
発行した利用者の正当確認(処理302)を依頼する。
もし不当なら、エラーリターンする。正当なら、要求種
別に従った処理を行う。
情報ライフサイクル状態の移行要求の場合、情報オブジ
ェク1〜新規定義以外なら情報オブジェク1〜管理機構
(50)から利用者が情報ライフサイクル状態移行対象
とできる既存情報オブジェクト群の定義情報、情報オブ
ジェクト新規定義なら利用者が所有者である既存情報オ
ブジェクト群の定義情報を取得(処理304)L、情報
ライフサイクル状態提示機構(80)を介して利用者に
一覧表示(処理305)する。利用者が表示された情報
オブジェクト群から情報ライフサイクル状態を移行した
い情報オブジェクトを選択したり新規定義を行うと、情
報オブジェクトの情報ライフサイクル状態移行を情報ラ
イフサイクル移行機構(60)に依頼(処理306)す
る。そして必要なら、情報ライフサイクル操作履歴管理
機構(34)に対し操作履歴取得要求(処理307)、
通知機構(37)に対し通知要求(処理308)、を行
う。利用者による情報オブジェク1〜の情報ライフサイ
クル状態移行操作要求終了まで、(処理305)から(
処理308)を繰り返す(処理309)。
情報オブジェクトの操作要求の場合、情報オブジェクト
管理機構(50)から利用者が要求操作可能な情報オブ
ジェクト群の定義情報を取得(処理311)L、情報ラ
イフサイクル状態提示機構(80)を介して利用者に一
覧表示(処理312)=44 する。利用者が表示された情報オブジェクト群から操作
を実行したい情報オブジェクトを選択すると、情報オブ
ジェクトの操作を情報アクセス機構(70)に依頼(処
理313)する。利用者による情報オブジェクト操作要
求終了まで、(処理312)と(処理313)を繰り返
す(処理314)。
情報オブジェクトの定義変更要求の場合、情報オブジェ
クト管理機構(50)から利用者が定義変更可能な情報
オブジェクト群の定義情報を取得(処理321)L、、
情報ライフサイクル状態提示機構(80)を介して利用
者に一覧表示(処理322)する。利用者が表示された
情報オブジェクト群から定義変更操作を実行したい情報
オブジェクトを選択すると、情報オブジェクトの定義変
更操作を情報オブジェクト管理機構(50)に依頼(処
理323)する。利用者による情報オブジェクト定義変
更要求終了まで、(処理322)と(処理323)を繰
り返る(処理324)。
情報アクセッサ管理要求の場合、新規ユーザ登録以外な
ら情報アクセッサ管理機構(40)から要求対象の既存
ユーザ定義情報を取得(処理331)L、、情報ライフ
サイクル状態提示機構(80)を介して利用者に処理画
面を表示(処理332)する。利用者が表示された画面
から管理操作を行うと、情報アクセッサ定義情報の登録
処理を情報アクセッサ管理機構(40)に依頼(処理3
33)する。利用者による情報アクセッサ管理要求終了
まで、(処理332)と(処理333)を繰り返す(処
理334)。
(B)情報アクセッサ管理機構(40)第5にに情報ア
クセッサ管理機構(40)の処理の流れを示す。また、
第6図に情報アクセッサ管理情報を示す。情報アクセッ
サ管理機構(40)はまず、要求内容の解析(処理40
1)を行う。
そして、情報アクセッサ管理情報(処理420)により
、要求者の正当性を確認(処理402)L、不当ならエ
ラーリターン(処理403)する。正当なら要求種別に
従った処理(404)を行う。
新規ユーザ登録要求の場合はユーザ登録処理(405)
、既登録ユーザ定義情報変更要求の場合は属性変更処理
(4,06)、既登録ユーザ削除要求の場合はユーザ削
除処理(407)、ユーザ正当性確認要求の場合はユー
ザ確認処理(408)を情報アクセッサ管理情報(42
0)を用いて行う。この処理中にユーザ未登録やユーザ
未登録などの異常が検知された場合はエラーリターン(
処理409)する。
情報アクセッサ管理情報(420)は情報アクセッサで
あるユーザおよび各ユーザの情報オブジェク1〜利用権
限を管理する。アクセッサのユーザ識別名(421)、
利用可能な情報オブジェクト識別名(422)、当該情
報オブジェクトの所有者基(423)、当該情報オブジ
ェクトでの利用可能情報ライフサイクル状態(424)
、当該情報ライフサイクル状態の当該情報オブジェクト
の利用目的(425)および可能操作種別(426)、
などの情報を含む。
(C)情報オブジェクト管理機構(50)第7図に情報
オブジェクト管理機構(50)の処理の流れ、第8図に
情報オブジェクト定義情報(550)、第9図に情報オ
ブジェク1〜階層管理情報(570)、を示す。情報オ
ブジェクト管理機構(50)は、受は取った要求を解析
(処理501)L、、要求種別に従った処理(502)
を行う。
情報オブジェクト定義要求の場合、ユーザは情報オブジ
ェクト定義言語(15)により、情報オブジェクト識別
名、情報オブジェクト階層構造、作成者、承認者階層、
利用者、およびそれらのアクセス権限、情報ライフサイ
クル状態移行形態、通知オプションなどの情報を指定す
る。情報オブジェクト管理機構(50)は情報オブジェ
クト定義情報(550)を用いて、情報オブジェクト識
別名の正当性を確認(処理503)L、不当ならエラー
リタン(処理509)する。正当なら情報オブジェクト
定義情報(550)で情報オブジェクト階層構造の正当
性を確認(処理504)L、不当ならエラーリタン(処
理509)する。正当なら、情報アクセッサ管理機構(
40)覇所有者名、承認者基、作成者、利用者名の正当
性確認およびこれらの権限登録を依頼(処理505)す
る。
不当ならエラーリターン(処理509)L、正当なら情
報オブジェク1〜階層構造、承認者階層を含む、情報オ
ブジェクト定義情報登録(処理506)を行う。そして
、情報ライフサイクル状態移行形態の登録(処理507
)、および通知オプションの登録(処理508)を行い
、正常リターンする(処理549)。
既定義の情報オブジェクトの属性変更の場合、まず変更
内容の正当性を確認(処理511)L、不当ならエラー
リターン(処理509)する。正当でかつ情報ライフサ
イクル状態の移行要求なら、空間管理機構(90)へ情
報オブジェクト格納場所の変更を依頼(処理512)す
る。そして、変更内容を情報オブジェクト定義情報(5
50)や情報オブジェクト階層管理情報(570)など
に反映(処理513)する。
既存の情報オブジェク1−の削除の場合、情報オブジェ
ク1〜定義情報(550)や情報オブジェク1〜階層管
理情報(570)などから、情報オブジェクトに関する
管理情報を削除(処理521)L、空間管理機構(90
)に該情報オブジェクトの削除を依頼(処理522)す
る。
情報オブジェクトに対する参照や更新などの操作要求の
場合、空間管理機構(90)に情報オブジェクトの読み
込みを依頼(処理531)L、、データ処理空間(11
)上で操作を実行(処理532)する。そして必要なら
、操作履歴情報を作成(処理533)する。
既存の情報オブジェクトの一覧表時の場合、情報オブジ
ェクト定義情報(550)や情報オブジェクト階層管理
情報(570)などから、情報オブジェクトに関する管
理情報を取得(処理541)し、リターン(処理549
)する。
情報オブジェクト定義情報(550)は、各情報オブジ
ェクトに関して、情報オブジェクト所有者識別名(55
1)、情報オブジェク1〜識別名(552)、最新の情
報ライフサイクル状態(553)、作成者識別名(55
4)、最上位承認者識別名(555)、情報ライフサイ
クル状態の移行を通知する必要があるかを示す通知オプ
ションフラグ(556)、情報オブジェクトに対する操
作履歴を取得する必要があるかを示す操作履歴取得オプ
ションフラグ(557)、情報ライフサイクル状態の移
行形態を登録しているかを示す移行制御オプションフラ
グ(558)、承認階層の有無を示す承認者階層フラグ
(559)、を含む。
情報オブジェクト階層管理情報口570)は、大別して
、情報オブジェクト情報(571)、情報オブジェクト
の親情報オブジェクト情報(572)、情報オブジェク
1への子情報オブジェクト情報(573)、を含む、情
報オブジェクト情報(571)は、情報オブジェク1−
所有者識別名(574)、情報オブジェクト識宰名(5
75)、階層構造上での情報ライフサイクル状態(57
6)、を含む。親情報オブジェクト情報(572)は、
階層構造上、情報オブジェクトの上位にある情報オブジ
ェクトの情報オブジェクト所有者識別名(577)、情
報オブジェクト識別名(578)、階層構造上での情報
ライフサイクル状態(579)、を含む。子情報オブジ
ェクト情報(572)は、階層構造上、情報オブジェク
トの下位にある情報オブジェクトの情報オブジェクト所
有者識別名(580)、情報オブジェクト識別名(58
1)。
階層構造上での情報ライフサイクル状態(582)、お
よび情報オブジェクト内の配置位置を示すレイアウト情
報(583)、を含む。
(D)情報ライフサイクル移行機構(60)第10図に
情報ライフサイクル移行機構(60)の処理の流れ、第
11図ハ情報オブジェクトの情報ライフサイクル状態の
移行タイミングや移行先状態を管理する、情報ライフサ
イクル状態移行制御情報(630)、第12図に情報ラ
イフサイクル状態の移行順序を管理する、情報ライフサ
イクル状態移行形態管理情報(640)、を示す。情報
ライフサイクル移行機構(60)は、受は取った要求を
解析(処理601)L、情報ライフサイクル状態移行制
御情報(630)、および情報ライフサイクル状態移行
形態管理情報(640)を参照して、移行順序や移行タ
イミングの正当性を確認(処理602)する。不当なら
、エラーリターン(処理603)L、正当なら要求種別
に従った処理(604,)を行う。
情報オブジェクト生成要求の場合、情報オブジェク1〜
管理機構(50)に対し情報オブジェク1〜定義要求(
処理605)を行う。
情報オブジェクト完成宣言要求の場合、情報オブジェク
ト管理機構(5o)に対し情報オブジェクト属性変更要
求(処理606)を行う。
情報オブジェクト承認あるいは承認却下要求の場合、承
認階層制御機構(65)に対し承認階層構造の確認(処
理607)を行う。そして情報ライフサイクル状態の移
行が必要なら、情報オブジェクト管理機構(50)に対
し情報オブジェクト属性変更要求(処理608)を行う
情報オブジェクト公開あるいは非公開要求の場合、情報
オブジェクト管理機構(50)に対し情報オブジェク1
へ属性変更要求(処理609)を行う。
情報オブジェクト廃棄要求の場合、情報オブジェクト管
理機構(50)に対し情報オブジェクト削除要求(処理
610)を行い、情報アクセッサ管理機構(40)に情
報オブジェクト関連情報の削除を依頼(処理611)す
る。そして、情報オブジェクトの情報ライフサイクル状
態の移行を管理する情報を削除(処理612)する。
情報オブジェクト封印要求の場合、情報オブジェクト管
理機構(50)に対し情報オブジェクト属性変更要求(
処理613)を行う。
情報ライフサイクル状態移行制御情報(630)は情報
オブジェクト所有者識別名(631)、情報オブジェク
ト識別名(632)、移行元情報ライフサイクル状態(
633)、移行先情報ライフサイクル状態(634)、
移行タイミング(635)を含む。
情報ライフサイクル状態移行形態管理情報(640)は
情報オブジェクト所有者識別名(641)、情報オブジ
ェクト識別名(642)、および情報ライフサイクル状
態の移行の省略を制御する情報ライフサイクル状態移行
スキップフラグ(643)を含む。情報ライフサイクル
状態移行スキップフラグ(643)の各ビット位置は移
行を省略する情報ライフサイクル状態を示している。
(E)情報アクセス機構(70) 第13図は情報アクセス機構(70)の処理の流れを示
す。情報アクセス機構(70)は受は取った要求を解析
(処理701)L、、要求された情報オブジェクI・の
共用制御(処理702)を行う。
もしも共用不能なら、エラーリターンする(処理703
)。共用可能なら要求種別に従った処理(704−)を
行う。
情報オブジェクト参照要求の場合、情報アクセス機構(
70)は情報オブジェクト管理機構(50)に対し操作
依頼(処理705)を行う。
情報オブジェクト更新要求の場合も、情報オブジェクト
管理機構(50)に対し操作依頼(処理706)を行う
情報オブジェクト複写要求の場合、情報オブジエクト管
理機構(50)に対し複写先情報オブジェクトの定義依
頼(処理707)を行い、不当ならエラーリターン(処
理703)する。正当なら、情報オブジェクト管理機構
(50)に対し複写元情報オブジェクトの読み込み操作
依頼(処理708)を行い、さらに複写先情報オブジェ
クトの書き込み操作依頼(処理709)を行う。
情報オブジェクト移動要求の場合は、情報オブジェクト
管理機構(50)に対し、所有者を変更する属性変更依
頼(処理710)を行う。
そして最後に、必要なら操作履歴を作成(処理711)
L、、正常リターン(処理712)する。
(F)情報ライフサイクル操作履歴管理機構第14図河
情報うイフサイクル操作履歴管理機構(34)が取得し
管理する操作履歴情報(340)の一実施例を示す。
操作履歴報(340)は、操作者であるユーザの識別名
(341)、操作時刻(342)、操作を行った端末装
置(2)の識別名などを示す操作場所(343)、操作
対象(344)、参照や更新などの操作種別(345)
、および操作内容(346)を含む。操作対象(344
)、情報オブジェクト識別名(347)、情報オブジェ
クトの所有者識別名(348)、そして操作時の情報ラ
イフサイクル状態(34,9)から成る。操作内容(3
4,6)は、操作前の値(350)と操作後の値(35
1)から成る。
(G)情報ライフサイクル状態提示機構(80)第15
図に情報ライフサイクル状態提示機構(80)が端末装
置(2)のデイスプレ画面上に表示する表示画面の一実
施例を示す。
表示画面例(810)は、利用者が操作対象の情報オブ
ジェクトを選択するための操作可能情報オブジェクト定
義情報の表示例である。情報ライフサイクル状態提示機
構(80)は情報ライフサイクル状態毎に異なるウィン
ドウ (811)で情報オブジェクト定義情報を表示す
る。例えば一番先頭のウィンドウ (811)で公開状
態(26)の情報オブジェクト定義情報表示し、2番目
のつイントウ(811)で承認状態(23)の情報オブ
ジェクト定義情報を表示する。
表示画面例(820)は、利用者に操作対象の情報オブ
ジェクトの内容を表示する例である。本実施例では情報
オブジェクト(821)と情報オブジェクト(822)
は階層構造を成しており、下位の情報オブジェクト(8
22)は、上位の情報オブジェクト(821)内の適当
な位置に埋め込まれて表示される。これらの情報オブジ
ェクl−の情報ライフサイクル状態が異なる場合、情報
ライフサイクル状態提示機構(80)は、情報オブジェ
クト(821)と情報オブジェクト(822)の内容を
異なる色彩の背景で表示する。
(H)承認階層制御機構(65) 第17図に承認階層制御機構(65)の処理の流れ、第
18図に承認階層管理情報(680)の一実施例を示す
。承認階層制御機構(65)は受は取った要求を解析(
処理651)L、、要求種別に従った処理(652)を
行う。
承認要求の場合、まず該情報オブジェク1〜に対する最
初の承認操作かを承認階層管理情報(680)により確
認(処理653)する。最初の承認操作の場合、情報オ
ブジェクト正義情報(550)、および情報オブジェク
ト階層管理情報(570)により、情報オブジェクトの
下位の情報オブジェクト全てが完成宣言済かを確認(処
理654)L、、完成宣言済でないならエラーリターン
(処理655)する。最初の承認操作でないなら、この
処理は行わない。次に、承認階層管理情報(680)に
より承認操作が承認階層順に従っているかを確認(処理
656)L、、階層順でないならエラーリタン(処理6
55)する。もし階層順なら、この承認操作を承認階層
管理情報(680)に登録(処理657)L、、これが
最上位承認者によるものか確認(658)する。もし最
上位承認者によるものなら情報オブジェクトおよび下位
情報オブジェクト群を承認状態(28)へ移行可能の旨
セット(処理659)L、、リターン(処理660)す
る。
承認却下操作の場合、承認階層管理情報(680)によ
り該承認却下操作が承認階層順に従っているかを確認(
処理661)L、、階層順でないならエラーリターン(
処理655)する。もし階層順なら、承認階層管理情報
(680)から承認階層の下位の承認操作をリセット(
処理662)L、情報オブジェクトを作成中状態(21
)へ移行の旨セット(処理663)L、てリターン(処
理660)する。
承認階層管理情報(680)は、最大3名の承認者がい
る場合の情報例である。情報オブジェクト識別名(68
1)、所有者識別名(682)、最上位承認者情報(6
83)、その下位の承認者情報(684)、最下位の承
認者情報(685)、から成る。各承認者情報は、承認
者識別名(686)、承認時刻(687)を含む。未承
認の場合、この承認時刻(687)には、空値が設定さ
れる。
(I)空間管理機構(90) 第19図に空間管理機構(90)の処理の流れ、第20
図に空間記憶保護情報(930)、第21図に空間記憶
アクセス情報(940)、を示す。
空間管理機構(90)は受は取った要求を解析(処理9
01)L、処理対象の情報オブジェクトの情報ライフサ
イクル状態に合わせてデータ処理空間(11)を割り当
てる(処理902)。次に、処理対象の情報オブジェク
トが既に読み込み済か確認(処理903)L、、未だ読
み込まれていないなら格納管理機構(95)に対して情
報オブジェクトの読み込みを依頼(処理904)する。
そして、要求種別に従って各データ処理空間上で前述の
空間管理処理(905)を行い、格納管理機構(95)
に対し情報オブジェクトの蓄積処理要求を行う(処理9
06)。
空間記憶保護情報(930)は、ハードウェアあるいは
ソフトウェアの誤りによるデータ処理空間(11)に対
する不正な書き込み、読みだしを検出し、空間記憶保護
を行うものである。データ処理空間(11)は特定の大
きさのブロックに分割され、各ブロックに対し空間記憶
保護情報(930)を設ける。空間記憶保護情報(93
0)には、このブロックに配置された情報オブジェクト
の情報ライフサイクル状態を示すキー(931)、空間
記憶保護を書き込み動作だけに適用するか、読みだし動
作にも適用するかを示す読みだし保護ビット(932)
、読みだしおよび書き込み動作時にセットする参照ビッ
ト(933)、書き込み動作時にセットする変更ビット
(934)、が含まれる。
空間記憶アクセス情報(940)は、例えば、日立Mシ
リーズ処理装置マニュアル記載のプログラムステータス
ワード(PDW)に相当するハードウェア命令実行制御
情報であり、割込み発生時の制御マスク(941)、処
理要求元が処理対象にしている情報ライフサイクル状態
を示すキー(942)、次に実行すべき命令のアドレス
を示す命令アドレス(943)、が含まれる。
情報処理装置(1)は処理実行時、空間記憶保護情報(
930)および空間記憶アクセス情報(940)のキー
(931)および(942)を比較し、一致するなら処
理実行し、一致しないなら読みだし保護ビット(932
)に従って判断する。更新操作を禁止している情報ライ
フサイクル状態に対しては、書き込み動作禁止となる。
(J)通知機構(37) 第22図に通知機構(37)が利用する通知制御情報(
370)を示す。通知制御情報(370)は、通知が必
要な情報オブジェクトの識別名(371)、情報オブジ
ェクトに所有者識別名(372)、および複数の通知対
象情報(373)から成る。通知対象情報(373)に
は、通知相手の利用者識別名(374)、通知すべき情
報ライフサイクル状態をしめずビット(375)が含ま
れる。通知機構(37)は、通知制御情報(370)で
管理している情報オブジェクトが、ビット(375)で
示される情報ライフサイクル状態に移行した時、利用者
識別名(374)で示される利用者のメインボックスに
通知情報をセットする。利用者は自己のメインボックス
を確認することにより、特定情報オブジェクトの情報ラ
イフサイクル状態移行を知ることができる。
(K)格納管理機構(95) 第23図に格納管理機構(95)が情報オブジェクトの
格納場所を決定するために利用する、格納管理制御情報
(950)の一実施例を示す。本実施例では、情報ライ
フサイクル状態に従って格納場所を選択する例を示しで
ある。格納管理制御情報(950)は、情報ライフサイ
クル状態(951)、この情報ライフサイクル状態の情
報オブジェクトを管理する計算機場所を表すサイト識別
名(952)、そのサイトでの格納データセット識別名
(953)から成る。より好ましい実施例では、ある基
準でグループ分けされた情報オブジェクト群毎で格納場
所を選択することができる。上述した実施例における各
機構を設けることで、次のような効果が得られる。
(1)情報ライフサイクル操作履歴管理機構は、各情報
オブジェクトに対して行われた情報ライフサイクル状態
移行操作、あるいは各情報ライフサイクル状態において
行われた情報アクセス操作に関する操作履歴を記録し、
業務実行中のシステム−η− における障害発生時にはこの操作履歴情報を基に該業務
で行った操作内容を取り消したり、操作内容の分析やユ
ーザへの操作状況報告のためにこの操作履歴情報を提供
する。
(2)情報ライフサイクル状態提示機構は、ユーザへ利
用対象の情報オブジェクト群の各情報ライフサイクル状
態の識別情報を提供でき、さらに、情報オブジェク1〜
群をディスプレイ端末画面に表示する場合には、各情報
オブジェクトの情報ライフサイクル状態が視覚的に識別
できるように表示することにより、ユーザの操作性向上
、および誤操作回避を実現する。
(3)承認階層制御機構は、情報オブジェクトに対し1
Å以上の承認者が存在し、これらが承認者階層をなす場
合、この承認者階層に従った情報ライフサイクル状態の
移行管理を行うことにより、実社会での承認手続きを直
接的に実現する。
(4)空間管理機構は、処理対象の各情報オブジェクト
に対し、その情報ライフサイクル状態に対応して動的に
データ処理空間を割当て、その空間上で適切なデータ処
理を行うことにより、各情報ライフサイクル状態の情報
オブジェクトを安全かつ効率的に処理を行う。
(5)通知機構は、予め設定した情報オブジェクト群の
情報ライフサイクル状態が変更された時、予め登録した
ユーザにその変更内容を通知することにより、情報オブ
ジェクトの容易な運用を実現する。
(6)格納管理機構は、情報ライフサイクル状態に従っ
て各情報オブジェクトを適切な格納場所で管理すること
により、情報オブジェクトの安全性、および運用容易性
を実現する。
(7)プログラムライブラリ管理機構は、」ユ記(1)
〜(6)記載の情報ライフサイクルプロセッサをプログ
ラムなどの計算ソフトウェア開発環境に適用し、開発か
ら廃棄に至る計算機ラフ1〜ウエアのライフサイクルに
基づいて、計算機ソフトウェアを管理、運用する。
(8)データベース管理機構は、上記(1)〜(6)記
載の情報ライフサイクルプロセッサをデータベース管理
環境に適用し、データベースへの登録から削除までのデ
ータのライフサイクルに基づいて、データベースを管理
、運用する。
(9)ドキュメン1−管理機構は、上記(1)〜(6)
記載の情報ライフサイクルプロセッサを文書あるいは設
計図面開発環境に適し、作成から廃棄までのドキュメン
トのライフサイクルに基づいて、文書あるいは設計図面
を管理、運用する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、下記に示すような、効果がある。
(1)情報ライフサイクル状態に基づく情報管理による
、情報運用負担の軽減。
(2)情報ライフサイクル状態毎の、情報オブジェクト
の効率的管理、 (3)著作物としての情報安全管理
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシステム構成図、第2図は情報ラ
イフサイクル状態遷移を示す図、第3図は情報管理プロ
グラム機能構造図、第4図〜第2寥図は本発明の実施例
の動作を説明するための図である。 符号の説明 30:情報ライフサイクル管理機構 60:情報ライフサイクル移行機構 80:情報ライフサイクル状態提示機構65:承認階層
制御機構 21:作成中状態 22:完成状態 23:承認状態 24:封印状態 25:廃棄状態 26:公開状態 爾 /り 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、データベースおよびプログラムからなる情報を蓄積
    できる記憶装置を有し、管理する各情報の一纏まりであ
    る情報オブジェクトを処理するデータ処理装置であって
    、 (1)該データ処理装置で管理する情報オブジェクトに
    関し、該情報オブジェクトが作成されてから廃棄に至る
    、情報ライフサイクル状態に基づいた情報オブジェクト
    処理実行制御を行う情報ライフサイクル管理手段、 (2)該データ処理装置で管理する各情報オブジェクト
    に関し、情報ライフサイクル状態に基づいて、実行可能
    な操作種別および利用目的を管理する情報アクセッサ管
    理手段、 (3)該データ処理装置で管理する各情報オブジェクト
    に関し、その情報構造および情報ライフサイクル状態の
    属性を定義する情報オブジェクト定義言語を提供し、こ
    の定義内容に従って情報オブジェクトを管理する情報オ
    ブジェクト管理手段、 (4)該情報オブジェクトの管理者に対し、該情報オブ
    ジェクトの情報ライフサイクル状態の移行順序、移行タ
    イミングを制御できる情報ライフサイクル制御言語を提
    供し、この定義内容に従って情報ライフサイクル状態の
    移行を制御する情報ライフサイクル移行手段、 (5)情報オブジェクト利用のための情報アクセス言語
    を提供し、各情報オブジェクトの情報ライフサイクル状
    態に従ってアクセス制御方式を選択して実行する情報ア
    クセス手段、 を備えたことを特徴とする情報ライフサイクルプロセッ
    サ。 2、上記情報に通して行われた情報ライフサイクル状態
    移行操作、および情報ライフサイクル状態において行わ
    れた情報アクセス操作に関する操作履歴を記録する、情
    報ライフサイクル操作履歴管理手段を備えたことを特徴
    とする請求項第1項に記載の情報ライフサイクルプロセ
    ッサ。 3、ユーザへの情報提示時、上記情報オブジェクト群の
    各情報ライフサイクル状態の識別情報を提供でき、さら
    に、情報オブジェクト群をディスプレイ端末画面に表示
    する場合には、各情報オブジェクトの情報ライフサイク
    ル状態を視覚的に識別できるように表示する情報ライフ
    サイクル状態提示手段を備えたことを特徴とする前記請
    求項第1項記載の情報ライフサイクルプロセッサ。 4、上記情報オブジェクトに対し1人以上の承認者が存
    在し、これらが承認者階層をなす場合、この承認階層に
    従って情報ライフサイクル状態の移行を管理する承認階
    層制御手段を備えたことを特徴とする請求項第1項記載
    の情報ライフサイクルプロセッサ。 5、上記データ処理装置で管理する各情オブジェクトの
    情報ライフサイクル状態に対応したデータ処理空間を備
    え、アクセス対象の情報群の情報ライフサイクル状態に
    従って、これを処理するデータ処理空間を決定し、その
    空間上でデータ処理を行う空間管理手段を備えたことを
    特徴とする請求項第1項記載の情報ライフサイクルプロ
    セッサ。 6、上記情報オブジェクトあるいは予め設定した情報オ
    ブジェクト群の情報ライフサイクル状態が変更された時
    、管理者や利用者にその変更内容を通知でき、通知手段
    を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のライフサ
    イクルプロセッサ。 7、情報オブジェクト群をその情報ライフサイクル状態
    に従って格納する格納管理手段をそなえたことを特徴と
    する請求項第1項記載の情報ライフサイクルプロセッサ
    。 8、計算機ソフトウェア開発環境において、開発中ある
    いは開発したプログラムの管理を請求項第1項ないし第
    7項のいずれか記載の情報ライフサイクルプロセッサで
    行うようにしたプログラムライブラリ管理方法、 9、データベース開発環境において、開発中あるいは開
    発したデータの管理を請求項第1項ないし第7項のいず
    れか記載の情報ライフサイクルプロセッサで行うように
    したデータベース管理方法、 10、文書あるいは設計図面開発環境において、開発中
    あるいは開発した文書や図面の管理を請求項第1項ない
    し第7項のいずれか記載の情報ライフサイクルプロセッ
    サで行うようにした文書又は図面管理方法。
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US08/070,634 US5379423A (en) 1988-09-28 1993-06-01 Information life cycle processor and information organizing method using it

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