JPH0289558A - 鋳造用取鍋 - Google Patents
鋳造用取鍋Info
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- JPH0289558A JPH0289558A JP23786288A JP23786288A JPH0289558A JP H0289558 A JPH0289558 A JP H0289558A JP 23786288 A JP23786288 A JP 23786288A JP 23786288 A JP23786288 A JP 23786288A JP H0289558 A JPH0289558 A JP H0289558A
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は合成樹脂成形用金型等の鋳造品を製造するため
に、溶解炉からの溶湯を収容し、鋳型に流し込む取鍋に
関するものである。
に、溶解炉からの溶湯を収容し、鋳型に流し込む取鍋に
関するものである。
[従来の技術]
第4図に示すように、従来から使用されている取鍋11
は、有底円筒状の容器であって、同取鍋11の中央部に
は、把手12が設けられ、同把手12は図示しないクレ
ーンに取着されたフック13にかけられて支持されてい
る。そして、溶解炉14からの溶湯1−が注入されるよ
うになっている。
は、有底円筒状の容器であって、同取鍋11の中央部に
は、把手12が設けられ、同把手12は図示しないクレ
ーンに取着されたフック13にかけられて支持されてい
る。そして、溶解炉14からの溶湯1−が注入されるよ
うになっている。
第5図に示すように、取鍋11内に注入された)8湯は
、傾けられて所定の鋳型15内に注入され、鋳造品が成
形されるようになっている。
、傾けられて所定の鋳型15内に注入され、鋳造品が成
形されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題1
上記従来の取鍋11を使用した鋳込み工程においては、
溶湯りを)容解炉14から取鍋11へ注入し、続いて鋳
型15へ流し込む間に溶湯り中のノロと称される鉄の酸
化物や砂等の不純物が溶湯り表面に浮遊して溶湯I4と
共に鋳型15へ流れ込んでしまう。そのため、溶解炉1
4中又は取鍋11中でこれらを浮遊させて除去作業を行
うが、限られた時間内では充分に行えず、また溶解炉1
4や取鍋11を傾動させる際、壁面に付着した不純物を
再溶解し、これが鋳型15内に流れ込んでしまうため、
完全に除去することができない。
溶湯りを)容解炉14から取鍋11へ注入し、続いて鋳
型15へ流し込む間に溶湯り中のノロと称される鉄の酸
化物や砂等の不純物が溶湯り表面に浮遊して溶湯I4と
共に鋳型15へ流れ込んでしまう。そのため、溶解炉1
4中又は取鍋11中でこれらを浮遊させて除去作業を行
うが、限られた時間内では充分に行えず、また溶解炉1
4や取鍋11を傾動させる際、壁面に付着した不純物を
再溶解し、これが鋳型15内に流れ込んでしまうため、
完全に除去することができない。
その結果、上記のような不純物が鋳造品の表面に付着し
て鋳造品の表面欠陥となるという問題点があった。また
、鋳造のやり直しや欠陥の修正が必要となるため、作業
工数が増加したり、製造コストが上昇するという問題点
があった。
て鋳造品の表面欠陥となるという問題点があった。また
、鋳造のやり直しや欠陥の修正が必要となるため、作業
工数が増加したり、製造コストが上昇するという問題点
があった。
本発明の目的は、不純物が確実に除去できることにより
鋳造品の表面欠陥がなく、従って作業工数の短縮、製造
コストの低減をはかることができるとともに、スペース
を節約できる取鍋を提供することにある。
鋳造品の表面欠陥がなく、従って作業工数の短縮、製造
コストの低減をはかることができるとともに、スペース
を節約できる取鍋を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は上記目的を達成するために、下部に溶湯を鋳型
へ注ぎ込む注入孔を設け、同注入孔の上部に上方に向か
って拡径したテーバ部を形成する取鍋本体と、前記注入
孔の上方には、下部が前記テーバ部に対応する傾斜部を
有し、溶湯を前記注入孔から下方へ抜き出すか又は停止
する栓と、同栓にこれを引上げるための把手とを設ける
という構成を採用している。
へ注ぎ込む注入孔を設け、同注入孔の上部に上方に向か
って拡径したテーバ部を形成する取鍋本体と、前記注入
孔の上方には、下部が前記テーバ部に対応する傾斜部を
有し、溶湯を前記注入孔から下方へ抜き出すか又は停止
する栓と、同栓にこれを引上げるための把手とを設ける
という構成を採用している。
[作用]
上記構成を採用したことにより、溶解炉からの溶湯が取
鍋内に注入されると、栓に設けられた把手を持ち上げる
ことにより、栓の下部の傾斜部が上昇して取鍋の下部の
注入孔から離れるため、不純物を含まない底部の溶湯が
注入孔から下方へ流れ、取鍋の下部に位置する鋳型内に
直接注入される。
鍋内に注入されると、栓に設けられた把手を持ち上げる
ことにより、栓の下部の傾斜部が上昇して取鍋の下部の
注入孔から離れるため、不純物を含まない底部の溶湯が
注入孔から下方へ流れ、取鍋の下部に位置する鋳型内に
直接注入される。
[実施例]
以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第3図に示すように、合成樹脂成形用金型を製造するた
めの鋳型1は、成形凹部1aと押湯のための湯溜部1b
とから構成されている。この鋳型1はセラミック等で成
形され、通気性を付与するために多数の細かな通気孔を
備えている。また、鋳型1の上部には、上記成形凹部1
a及び湯溜部lbへ溶湯りを注入するための鋳込口1c
が設けられている。
めの鋳型1は、成形凹部1aと押湯のための湯溜部1b
とから構成されている。この鋳型1はセラミック等で成
形され、通気性を付与するために多数の細かな通気孔を
備えている。また、鋳型1の上部には、上記成形凹部1
a及び湯溜部lbへ溶湯りを注入するための鋳込口1c
が設けられている。
第2図に示すように、上記鋳型1上には、セラミック類
で円筒状の取鍋本体2が載置されている。
で円筒状の取鍋本体2が載置されている。
同取鍋本体2の外周部には、円筒状の鉄製の補強板2d
が被覆されている。また、取鍋本体2の中央下部には、
取鍋本体2内の溶湯りを下方へ抜く注入孔2aが貫設さ
れている。同注入孔2aの上部は45度に傾斜したテー
バ部2bとなっている。
が被覆されている。また、取鍋本体2の中央下部には、
取鍋本体2内の溶湯りを下方へ抜く注入孔2aが貫設さ
れている。同注入孔2aの上部は45度に傾斜したテー
バ部2bとなっている。
同テーバ部2bの上部外周部は平坦部2Cとなっている
。また、注入孔2aの下部には、溶湯りを前記鋳型1の
鋳込口ICへ案内する案内筒3が取着されている。
。また、注入孔2aの下部には、溶湯りを前記鋳型1の
鋳込口ICへ案内する案内筒3が取着されている。
なお、本実施例においては、取鍋本体2内の容積は鋳型
1内の容積とほぼ同等となっており、取鍋本体2内の溶
湯りが1回で鋳型1内へ注入されるようになっている。
1内の容積とほぼ同等となっており、取鍋本体2内の溶
湯りが1回で鋳型1内へ注入されるようになっている。
上記取鍋本体2内の中央部には、上下方向に延びる円柱
状でセラミック類の栓4が配置されている。同栓4の位
置は、溶湯りが冷却して固まるのを防ぐため、取鍋本体
2内壁面から通常5 cm以上離すことが望ましい。同
栓4の下部は、前記取鍋本体2の注入孔2a上部のテー
バ部2bに対応して45度に傾斜した傾斜部4aとなり
、これらテーバ部2bと傾斜部4aは密着するようにな
っている。
状でセラミック類の栓4が配置されている。同栓4の位
置は、溶湯りが冷却して固まるのを防ぐため、取鍋本体
2内壁面から通常5 cm以上離すことが望ましい。同
栓4の下部は、前記取鍋本体2の注入孔2a上部のテー
バ部2bに対応して45度に傾斜した傾斜部4aとなり
、これらテーバ部2bと傾斜部4aは密着するようにな
っている。
同傾斜部4aの上部外周部は平面部4bとなり、前記取
鍋本体2下部の平坦部2Cと密着するようになっている
。そして、上記テーバ部2bと傾斜部4a及び平坦部2
Cと平面部4bの双方で取鍋本体2内の溶湯りを注入孔
2aへ流れないようにしている。
鍋本体2下部の平坦部2Cと密着するようになっている
。そして、上記テーバ部2bと傾斜部4a及び平坦部2
Cと平面部4bの双方で取鍋本体2内の溶湯りを注入孔
2aへ流れないようにしている。
上記栓4は耐熱性を必要とするため、セラミック類のも
のが使用され、例えばアルミナ、溶融シリカ、ムライト
、ジルコニア等にバインダーを配合して上記形状に焼成
したものが使用される。
のが使用され、例えばアルミナ、溶融シリカ、ムライト
、ジルコニア等にバインダーを配合して上記形状に焼成
したものが使用される。
上記栓4内の中央部には、上下方向に延びる補強部材と
しての鉄芯5が貫設され、同鉄芯5の下端部は栓4に固
定されるとともに、上端部には前記栓4を引き上げるた
めの円環状の把手5aが一体に形成されている。同把手
5aには、第1図に示すように、図示しないクレーンか
らのチェーン6の先端部のフック7がかけられるように
なっている。
しての鉄芯5が貫設され、同鉄芯5の下端部は栓4に固
定されるとともに、上端部には前記栓4を引き上げるた
めの円環状の把手5aが一体に形成されている。同把手
5aには、第1図に示すように、図示しないクレーンか
らのチェーン6の先端部のフック7がかけられるように
なっている。
また、前記取鍋本体2の上端部には、断面り字状の固定
治具8が蝶ナツト9によって着脱可能に設けられている
。そして、同固定治具8の先端部は、前記栓4の上端面
に位置し、固定治具8を蝶ナツト9で取鍋本体2に固定
することにより、栓4が上方へ浮き上がらないよ・)に
なっている。
治具8が蝶ナツト9によって着脱可能に設けられている
。そして、同固定治具8の先端部は、前記栓4の上端面
に位置し、固定治具8を蝶ナツト9で取鍋本体2に固定
することにより、栓4が上方へ浮き上がらないよ・)に
なっている。
第1図に示すように、前記取鍋本体2に隣接して溶解炉
10が配置され、同溶解炉10を傾斜することにより、
溶解した溶湯りを取鍋本体2に注入できるようになって
いる。
10が配置され、同溶解炉10を傾斜することにより、
溶解した溶湯りを取鍋本体2に注入できるようになって
いる。
上記のように構成された鋳造用取鍋について、作用及び
効果を説明する。
効果を説明する。
まず、第1図に示すように、鋳型1上に取鍋本体2を載
置する。次いで、把手5aがクレーンのフック7にかけ
られた栓4を下方へ降ろし、その下端部を取鍋本体2の
注入孔2aに挿入する。すると、その傾斜部4aは取鍋
本体2のテーパ部2bに密着し、平面部4bは取鍋本体
2の平坦部2cに密着する。続いて、固定治具8の先端
部を上記栓4の上面に当てた状態で取鍋本体2の上端部
に蝶ナツト9で固定する。
置する。次いで、把手5aがクレーンのフック7にかけ
られた栓4を下方へ降ろし、その下端部を取鍋本体2の
注入孔2aに挿入する。すると、その傾斜部4aは取鍋
本体2のテーパ部2bに密着し、平面部4bは取鍋本体
2の平坦部2cに密着する。続いて、固定治具8の先端
部を上記栓4の上面に当てた状態で取鍋本体2の上端部
に蝶ナツト9で固定する。
そして、上記栓4を含む取鍋本体2をあらがしめ溶湯り
の温度を極力下げないよう800 ’C程度まで加熱し
ておく。前記栓4は前述のように、セラミック類であっ
て、所定の型内で任意の形状に早くしかも安価に製造で
きる。
の温度を極力下げないよう800 ’C程度まで加熱し
ておく。前記栓4は前述のように、セラミック類であっ
て、所定の型内で任意の形状に早くしかも安価に製造で
きる。
この状態で、溶解炉10内の溶融した?8湯りを溶解炉
10を傾斜させることによって、取鍋本体2内に注入す
る。溶湯りの量が250 kgの場合、注入時間は20
〜30秒である。このとき、取鍋本体2内の溶湯り表面
には溶湯りよりも軽い鉄の酸化物や砂等の不純物が浮遊
している。しかし、溶湯りの下部にはそのような不純物
はない。
10を傾斜させることによって、取鍋本体2内に注入す
る。溶湯りの量が250 kgの場合、注入時間は20
〜30秒である。このとき、取鍋本体2内の溶湯り表面
には溶湯りよりも軽い鉄の酸化物や砂等の不純物が浮遊
している。しかし、溶湯りの下部にはそのような不純物
はない。
続いて、取鍋本体2内の溶湯り表面に不純物が浮遊した
ことを目視により確認した後、蝶ナツト9を回して固定
治具8を取鍋本体2の上端部から取り外す。次に、クレ
ーンのチェーン6につながれたフック7を引き上げるこ
とにより、同フック7にかけられた栓4の把手5aを介
して栓4が引き上げられる。このとき、栓4はその外周
部に不純物が付着した状態で上昇する。同時に栓4の下
部の傾斜部4a及び平面部4bも上昇し、それぞれ取鍋
本体2のテーパ部2b、平坦部2Cから離れる。
ことを目視により確認した後、蝶ナツト9を回して固定
治具8を取鍋本体2の上端部から取り外す。次に、クレ
ーンのチェーン6につながれたフック7を引き上げるこ
とにより、同フック7にかけられた栓4の把手5aを介
して栓4が引き上げられる。このとき、栓4はその外周
部に不純物が付着した状態で上昇する。同時に栓4の下
部の傾斜部4a及び平面部4bも上昇し、それぞれ取鍋
本体2のテーパ部2b、平坦部2Cから離れる。
従って、取鍋本体2内の溶湯りは、取鍋本体2下部の注
入孔2aから下方へ抜き出され、案内筒3を経て鋳型1
上部の鋳込口ICへ流れる。この溶28 Lは鋳型1内
の成形凹部1a内へ流れて、同成形凹部1aを満たし、
さらに湯溜部1bへと流れる。そして、所定量の溶湯り
が鋳型1内に満たされた後、冷却されて鋳造品が製造さ
れる。なお、本実施例では栓4の使用を1回限りとし、
使用後はセラミック類の部分を壊し、鉄芯5のみを再使
用に供した。
入孔2aから下方へ抜き出され、案内筒3を経て鋳型1
上部の鋳込口ICへ流れる。この溶28 Lは鋳型1内
の成形凹部1a内へ流れて、同成形凹部1aを満たし、
さらに湯溜部1bへと流れる。そして、所定量の溶湯り
が鋳型1内に満たされた後、冷却されて鋳造品が製造さ
れる。なお、本実施例では栓4の使用を1回限りとし、
使用後はセラミック類の部分を壊し、鉄芯5のみを再使
用に供した。
このように、本実施例の取鍋本体2は、溶湯りの不純物
のない下部から溶湯りを抜き出すので、不純物が鋳型1
の鋳込口1cを通って鋳型1内へ注入されることがない
。従って、鋳型1内へ注入される溶湯りは不純物が確実
に除去されているため、鋳型1内で成形される鋳造品の
表面欠陥がなくなる。
のない下部から溶湯りを抜き出すので、不純物が鋳型1
の鋳込口1cを通って鋳型1内へ注入されることがない
。従って、鋳型1内へ注入される溶湯りは不純物が確実
に除去されているため、鋳型1内で成形される鋳造品の
表面欠陥がなくなる。
また、従来のように鋳造品の表面欠陥に基づく鋳造のや
り直しや欠陥の修正をする工程が不要となるので、作業
工数が短縮され、ひいては鋳造品の製造コストが低減さ
れる。
り直しや欠陥の修正をする工程が不要となるので、作業
工数が短縮され、ひいては鋳造品の製造コストが低減さ
れる。
さらに、従来溶解炉からの溶湯りを一旦取鍋に収容した
後、取鍋を移動させて溶湯りを鋳型内へ注入していたの
に対し、本実施例では前記のように溶解炉10に隣接し
て鋳型1を配置し、その上部に取鍋本体2を配置し、溶
解炉10からの溶湯りを取鍋本体2に注入した後、取鍋
本体2の下部から溶湯りを鋳型1に直接注入するように
したので、取鍋の移動に伴う溶湯りの温度の低下がなく
、しかもスペースが節約できる。
後、取鍋を移動させて溶湯りを鋳型内へ注入していたの
に対し、本実施例では前記のように溶解炉10に隣接し
て鋳型1を配置し、その上部に取鍋本体2を配置し、溶
解炉10からの溶湯りを取鍋本体2に注入した後、取鍋
本体2の下部から溶湯りを鋳型1に直接注入するように
したので、取鍋の移動に伴う溶湯りの温度の低下がなく
、しかもスペースが節約できる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように構成する
こともできる。
の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように構成する
こともできる。
(1)取鍋本体2下部のテーパ部2b及び栓4下部の傾
斜部4aの角度は、上記実施例では45度に設定したが
、この傾斜角度が40〜75度が好ましく、これより小
さい角度では取鍋本体2内の溶湯りが下方へ漏れやすく
、大きい場合は栓4が嵌合しにくい。
斜部4aの角度は、上記実施例では45度に設定したが
、この傾斜角度が40〜75度が好ましく、これより小
さい角度では取鍋本体2内の溶湯りが下方へ漏れやすく
、大きい場合は栓4が嵌合しにくい。
(2)取鍋本体2内に配置される栓4の材質としては、
溶湯りが融点の低いアルミニウム合金や亜鉛合金の場合
にはセラミックの代わりに耐熱鋼を使用することもでき
る。
溶湯りが融点の低いアルミニウム合金や亜鉛合金の場合
にはセラミックの代わりに耐熱鋼を使用することもでき
る。
(3)前記実施例では、栓4の使用を1回限りとしたが
、上記耐熱鋼を使用した場合等においては、複数回にわ
たって繰り返し使用することも可能である。
、上記耐熱鋼を使用した場合等においては、複数回にわ
たって繰り返し使用することも可能である。
[発明の効果]
本発明の鋳造用取鍋は、鉄の酸化物や砂等の不純物を確
実に除去できるため鋳造品の表面欠陥がなく、従って作
業工数の短縮、製造コストの低減をはかることができる
とともに、スペースを節約できるという優れた効果を奏
する。
実に除去できるため鋳造品の表面欠陥がなく、従って作
業工数の短縮、製造コストの低減をはかることができる
とともに、スペースを節約できるという優れた効果を奏
する。
第1〜3図は本発明の実施例を示す図であって、第1図
は取鍋への溶湯の注入状態を示す一部破断正面図、第2
図は鋳型上に載置された取鍋を示す断面図、第3図は鋳
型を示す背面図、第4図及び第5図は従来の取鍋を示す
図であって、第4図は取鍋への溶湯の注入状態を示す正
面図、第5図は取鍋から鋳型への溶湯の注入状態を示す
正面図である。 ■・・・鋳型、2・・・取鍋本体、2a・・・注入孔、
2b・・・テーパ部、4・・・栓、4a・・・傾斜部、
5a・・・把手、L・・・溶湯
は取鍋への溶湯の注入状態を示す一部破断正面図、第2
図は鋳型上に載置された取鍋を示す断面図、第3図は鋳
型を示す背面図、第4図及び第5図は従来の取鍋を示す
図であって、第4図は取鍋への溶湯の注入状態を示す正
面図、第5図は取鍋から鋳型への溶湯の注入状態を示す
正面図である。 ■・・・鋳型、2・・・取鍋本体、2a・・・注入孔、
2b・・・テーパ部、4・・・栓、4a・・・傾斜部、
5a・・・把手、L・・・溶湯
Claims (1)
- 1、下部に溶湯(L)を鋳型(1)へ注ぎ込む注入孔(
2a)を設け、同注入孔(2a)の上部に上方に向かっ
て拡径したテーパ部(2b)を形成する取鍋本体(2)
と、前記注入孔(2a)の上方には、下部が前記テーパ
部(2b)に対応する傾斜部(4a)を有し、溶湯(L
)を前記注入孔(2a)から下方へ抜き出すか又は停止
する栓(4)と、同栓(4)にこれを引上げるための把
手(5a)とを設けたことを特徴とする鋳造用取鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23786288A JPH0289558A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 鋳造用取鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23786288A JPH0289558A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 鋳造用取鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0289558A true JPH0289558A (ja) | 1990-03-29 |
Family
ID=17021520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23786288A Pending JPH0289558A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 鋳造用取鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0289558A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0452058A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-20 | Kubota Corp | 遠心力鋳造法および注湯装置 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP23786288A patent/JPH0289558A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0452058A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-20 | Kubota Corp | 遠心力鋳造法および注湯装置 |
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