JPH0289228A - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents

情報記録装置及び情報記録方法

Info

Publication number
JPH0289228A
JPH0289228A JP24001288A JP24001288A JPH0289228A JP H0289228 A JPH0289228 A JP H0289228A JP 24001288 A JP24001288 A JP 24001288A JP 24001288 A JP24001288 A JP 24001288A JP H0289228 A JPH0289228 A JP H0289228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
information recording
recording medium
signal
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24001288A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kobayashi
忠 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24001288A priority Critical patent/JPH0289228A/ja
Publication of JPH0289228A publication Critical patent/JPH0289228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、情報記録媒体に光ビームを照射して、照射
部分に多段階の情報を記録することができる情報記録装
置及び情報記録方法に関する。
(従来の技術) 将来の計算機の大容量化、高速処理化にとって、メモリ
の高密度化、大容量化が重要な技術課題の一つである。
しかしながら、現在使用されている光ディスク、光カー
ド等の光メモリでは一つの記録スポットに1段階の信号
しか書込めないため(即ち、記録の有・無に対応した信
号)、108ビツト/am2が限界であり、メモリ密度
は未だ不十分である。
このメモリ密度の限界を打破る方法として、一つの記録
スポット中に複数の信号を書込む多重記録方式が考えら
れる。このような多重記録方式としては、光化学ホール
バーニング(PHB)による超高密度光メモリが知られ
ている(トビカルミーティング、オン、オプティ力ルデ
ークストレイジ、1987年3月11〜13日、ネバタ
州ステートライン)。ここでPHBとは、ホスト中に分
散させたゲストの吸収スペクトル中にホールが生じる現
象である。ホールは、レーザ光を吸収したゲストのみが
光化学反応を起してレーザ光波長位置のエネルギ状態の
ゲストが現象するために生ずる。ホールの有・無を0.
1の信号として用いれば、波長次元での多重記録が可能
である。
(発明が解決しようとする課WJ) しかしながら、このようなPHBによる多重記録方式は
、PHBメモリ膜を数に乃至数十にの低温に保持するこ
とが必要であり、光メモリ装置として解決すべき問題が
多く、実用化に至っていない。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
実用的に高密度記録を達成することができる情報記録装
置及び情報記録方法を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明に係る第1の情報記録装置は、平衡相と、少な
くとも2種以上の非平衡相とを有するF1変化型の情報
記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、入力
した情報信号を3段階以上の信号に変換する信号処理手
段と、この3段階以上の処理信号に応じてエネルギが多
段階に変調された光ビームを出力する光ビーム出力手段
と、光ビームを前記情報記録媒体に集光照射する光学系
とを有し、前記情報記録媒体に初期状態とは異なる他段
階の相の記録マークを形成することを特徴とする。
この発明に係る第2の情報記録装置は、光ビームの照射
により可逆的に色が変化する材料で形成された情報記録
媒体に情報を記録する情報記録装置であって、入力した
情報信号を3段階以上の信号に変換する信号処理手段と
、この3段階以上の処理信号に応じてエネルギが多段階
に変調された光ビームを出力する光ビーム出力手段と、
光ビームを前記情報記録媒体に集光照射する光学系とを
有し、前記情報記録媒体に状態が異なる多段階の記録マ
ークを形成することを特徴とする。
この発明に係る第1の情報記録方法は、平衡相と、少な
くとも2種以上の非平衡相とを有する相変化型の情報記
録媒体に光ビームを照射し、照射部分に相変化を生じさ
せて情報を記録する情報記録方法であって、記録しよう
とする情報信号に応じて前記光ビームの照射エネルギを
多段階に変化させ、これにより情報記録媒体に初期状態
とは異なる多段階の相の記録マークを形成して多重情報
を記録することを特徴とする。
この発明に係る第2の情報記録方法は、光ビームの照射
により可逆的に色が変化する材料で形成された情報記録
媒体に光ビームを照射し、照射部分に状態の変化を生じ
させて情報を記録する情報記録方法であって、記録しよ
うとする情報信号に応じて前記光ビームの照射エネルギ
を多段階に変化させ、これにより情報記録媒体に異なる
状態の多段階の記録マークを形成して多重情報を記録す
ることを特徴とする。
(作用) 光ビーム出力手段から照射される光ビームのエネルギを
信号処理手段からの信号に基き多段階に変調させて、上
述のような情報記録媒体に照射することにより、照射部
分の状態を多段階に変化させることができる。従って、
一つの記録スポットに対し複数の信号を記録し得るので
、情報の記録密度を極めて高くすることができる。
[実施例] 以下この発明について具体的に説明する。第1図はこの
発明の実施例に係る情報記録装置を示す概略構成図であ
る。情報処理装置10は、後にその構造を詳細に説明す
るように、入力された情報信号を複数レベルに変換する
ものである。そして、この複数レベルの処理信号が光源
11に出力される。光源11としては半導体レーザ又は
HeNeレーザ等を好適に用いることができ、この光源
11から信号処理装置10から出力される複数レベルの
信号に応じて多段階のエネルギの記録用レーザビームを
照射する。ここでレーザビームのエネルギを多段階に変
化させるためには、レーザビームの強度若しくはパルス
幅若しくはこれら両方を変化させればよい。このような
多段階の光学特性のレーザビームが光学系30を介して
情報記録媒体(光ディスク)20の後述する記録層に照
射されることにより、照射部分においてレーザビームの
エネルギに応じた状態変化が生じ多段階の情報が記録さ
れる。
前述の光源11は、情報を再生する場合には、記録用の
レーザビームよりも低強度で一定のレーザビームを出力
する。光源11から出力された再生用レーザビームは、
光学系30を介して情報記録媒体20に照射され、その
反射光が光学系30介して光電変換素子等で構成された
検出器12に導かれる。検出器12により変換された信
号は、処理回路14を介して再生信号処理装置40に導
かれ、後述するように多段階の情報に応じた再生信号が
出力される。なお、情報を消去する場合には、光源11
から光学系30を介して情報記録媒体20の記録層の情
報記録部分に記録の際よりも低強度のレーザビームを出
力してその部分を初期状態に変化させる。
光学系30においては、半導体レーザ11から出力され
た発散性のレーザビームがコリメータレンズ31によっ
て平行光束に変換され、ビームスプリッタ32に導かれ
る。ビームスプリッタ32で反射したビームは集光レン
ズ36により情報記録媒体20に集光照射される。半導
体レーザ11から出力されるレーザビームが再生用の場
合には、レーザビームが情報記録媒体20で反射し、そ
の反射光がビームスプリッタ32を直進してハーフミラ
−34に導かれる。ハーフミラ−33を直進したビーム
は、レンズ35を介して光電変換素子13に導かれ、ハ
ーフミラ−33で反射した光はレンズ34を介して光電
素子12に導かれる。
光電素子12から出力された信号の一方は、前述したよ
うに処理回路14を介して再生信号処理装置40に出力
されるが、他方は更に増幅回路16を介してトラッキン
グ制御装置19に導かれ、ビームの照射位置が適正化さ
れる。また、光電変換素子13から出力された信号は、
処理回路15及び増幅回路17を介してフォーカシング
制御装置18に導かれ、これにより焦点制御される。
なお、情報の記録、消去及び再生は光ディスクである情
報記録媒体20を図示しないモータにより回転させなが
ら行われる。
次に、記録信号処理装置10について具体的に説明する
。第2図は記録信号処理装置の一例の概略構成を示すブ
ロック図である。この第2図に示されているように記録
信号処理装置10は、n値化回路lotと、D/A変換
回路102と、半導体レーザドライブ回路103とを備
えている。入力データ(情報信号)は2値化された状態
、即ち2進数の信号として入力され、この信号は、先ず
記録情報の多重度に応じてn値化回路101にてnビッ
ト単位の情報、即ちn値化データに変換される。このn
値化データはD/A変換回路102にてアナログ信号に
変換され、半導体レーザドライブ回路+03に電圧とし
て印加される。これにより、光ビ−ムの強度等が記録信
号に応じてn段階に変調される。
なお、D/A変換回路を用いずに、予め多段階の情報に
応じた半導体レーザドライブ回路への印加電圧を準備し
ておき、情報のビット値に応じて印加電圧のゲートを切
替えて記録パワー等を変調させてもよい。
次に、再生信号処理装置40について具体的に説明する
。第3図は再生信号処理装置のの一例の概略構成を示す
ブロック図である。この再生信号処理装置40は、第3
図に示すようにA/D変換回路401と、n値化回路4
02と、2値化回路403とを備えている。処理回路1
4から出力された読出し信号は、先ず、A/D変換回路
401にてディジタル化されて読取られ、次いで、予め
設定された基準電圧(又は基準電流)との比較によりn
値化される。その後、n値化された信号は2値化回路4
03にて2値化されて出力される。これにより記録され
た多値情報が復調されたことになる。
次に、情報記録媒体20について詳細に説明する。第4
図はこの発明に適用される情報記録媒体の第1の例を示
す断面図である。基板21は透明で経時変化が少ない材
料、例えばポリメチルメタクリレートのようなアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン
樹脂、又はガラス等で形成されている。基板21には、
保護層22、記録層23、保護層24及び表面保護層2
5がこの順に形成されている。
記録層23は平衡相の他に2種以上の非平衡相を有し、
光ビームの照射エネルギによりこれら相の間で可逆的に
相変化し得、これら相変化に伴って反射率又は透過率等
の光学特性が変化し得る材料で形成されている。このよ
うな材料としては例えばAuGe、AuB1.AuSb
、InSb。
pbsb合金等がある。この記録層23は真空蒸着法、
又はスパッタリング法等で形成することができる。この
記録層23の層厚としては、実用上数nm乃至数μmの
範囲であることが好ましい。
保護層22.24は、記録層23を挟むように配設され
ており、レーザビームの照射により記録層23が飛散し
たり、記録層23に穴がおいてしまうことを防止する役
割を有している。この保護層22.24は5i02、s
io、AIN%A 1203 、Z r O2、T l
 02 、T a 203、ZnS、St、又はGe等
を真空蒸着法やスパッタリング法等で形成することがで
きる。保護層22.24の層厚は実用上数nm乃至数μ
mであることが好ましい。
保護層25は、情報記録媒体20を取扱う上での傷、は
こり等を防止するために配設さされるものであり、通常
紫外線硬化樹脂等により形成される。この保護層25は
、例えば紫外線硬化樹脂をスピンコード法により保護層
24の表面に塗布し、紫外線を照射して硬化させて形成
する。この保護層25の層厚としては、実用上数μm乃
至数百μmの範囲であることが好ましい。
なお、以上は片面の情報記録媒体の一例であるが、この
片面の情報記録媒体を記録層23を内側にして2枚張合
わせ、両面の情報記録媒体として用いることもできる。
次に、情報記録媒体20の第2の例について説明する。
第5図はこの発明に適用される情報記録媒体の第2の例
を示す断面図である。基板26は石英、ガラス等の透明
なセラミック材料、又はポリメチルメタクリレート等の
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、
ポリオレフィン等の透明なプラスチック材料で形成され
ている。
この基板26の上には記録層27が形成されている。記
録層27は光ビームの照射により可逆的に構造が変化す
ることにより色が変化するフォトクロミック材料で形成
されており、光ビームの熱によるヒートモード又は光エ
ネルギ吸収によるフォトンモードで情報が記録される。
この記録層27は、蒸着法、スパッタリング法、スピン
コード法等により形成することができる。この記録層2
7の層厚は数+nmから数μmであることが好ましい。
なお、第6図に示すように、記録層27を内側にしてス
ペーサ51を介して2枚張合わせ、エアーサンドイッチ
構造の両面の情報記録媒体とじて用いることもできる。
また、第7図に示すように、記録層27の上に補助層2
8を設けることもできる。記録層27にヒートモードで
記録する際には、記録層27が可視光を吸収しない透明
な膜であれば、補助層28に熱吸収機能を保持させるこ
とが有効である。この場合の材料としては、記録用のレ
ーザビームを吸収する有機膜、又はTe5BiTe合金
、5bTe合金、5bBi合金等の熱吸収の大きい材料
が好ましい。また、記録層27にフォトンモードで記録
する場合には、補助層28は反射層として機能すること
が有効である。この場合の材料としては、記録用レーザ
ビームに対する反射率が高い材料であるAI、Au、P
t、Pd、Ag等を用いることが好ましい。更に、第8
図に示すように接着層2つを介して記録層27を内側に
して片面の情報記録媒体を2枚貼り合せて両面の情報記
録媒体としてもよい。必要に応じて接着層29と記録層
27との間に反射層又は断面層を配設してもよい。
次に、このような情報記録媒体20の情報処理動作につ
いて説明する。
相変化型の記録層23は通常成膜直後に非晶質であり、
これを熱処理して結晶相とし、これを初期状態とする。
記録層27の場合には成膜直後の状態を初期状態とする
記録 記録層23.27に情報を記録する場合には、前述した
ように光源11から光学系30を介して記録層23.2
7にレーザビームを照射し、照射部分の状態を変化させ
ることによってなされる。
記録層23の場合には、照射部分を異なる結晶構造とす
ることによって情報が記録される。この場合に、記録層
23に照射されるレーザビームのエネルギに応じて、照
射部分が多段階の結晶相となる。初期状態が非平衡相の
場合には、レーザビーム射により平衡相及び非平衡相と
なり得、初期状態が平衡相の場合には、レーザビームの
照射により複数の非平衡相となり得る。そして、この相
変化に対応して多段階の記録マークが形成される。これ
らの相の記録マークは各々反射率又は透過率が異なるた
め、いずれかを検出することにより多重情報が再生され
る。なお、照射するレーザビームのエネルギEは、レー
ザビームの強度をP1パルス幅をTとすると、E−PX
Tで表わすことができるから、レーザビームのエネルギ
を変化させるためには、レーザビームの強度を変化させ
るか、又はパルス幅を変化させるか、あるいはこれら両
方を変化させればよい。
記録層27にヒートモードで情報を記録する場合には、
レーザビーム照射部分のレーザパワー密度は、第8図に
示すようにガウス分布をしており、記録マークを形成す
るために必要なパワー密度をPoとすれば、記録マーク
の径は2「oとなる。
この記録マークの径は、レーザビームパワーが大きいほ
ど大きくなるから、レーザビームパワーを多段階に変調
することにより大きさが異なる多段階の記録マークが形
成される。このような記録マークに再生用のレーザビー
ムを照射すると、記録マークの径が大きさにより反射率
が変化する。なお、上述したように、E−PXTである
から、レーザパワーが変化することによりエネルギが変
化したことになる。また、パワーを変化させるのみなら
ず、パルス幅を変化させてもよいし、パワー及びパルス
幅を両方変化させても大きさが異なる記録マークを形成
することができる。
記録層27にフォトンモードで情報を記録する場合には
、光源11としてHeNeレーザを好適に用いることが
できる。この場合に、レーザビームの照射エネルギに応
じて吸収されるエネルギが変化する。これにより照射部
分の構造が多段階に変化して反射率が異なる多段階の記
録マークが形成される。この反射率を検出することによ
り情報を再生することができる。
なお、多重情報を記録する場合の情報ビットが全て記録
マークに対応している必要はなく、記録マークを形成し
ない状態をひとつの情報ビットとすることができる。
再生 多重記録した情報は、レーザビーム照射部分、即ち記録
マークの反射率に応じて前述した光電変換素子12で電
気信号に変換され、この信号が再生信号処理装置40で
処理されて再生される。なお、反射率に限らず、透過率
を検出して情報を再生することもできる。
例えば3値の情報を記録する場合には、情報ビットと再
生における反射率の値との対応は、例えば第1表に示す
ようになる。
第1表 第2表 この第1表においては、多重記録された記録マークの反
射率を検出し、その反射率の値と情報ビットとを1=1
で対応させている。なお、第2表に示すように夫々の反
射率の近傍の値で対応させてもよいし、第3表に段階的
に対応させてもよいが、これらに限定されるものではな
い。
消去 記録層23.27はいずれも可逆的に状態変化が生じ得
るから、記録マーク部に適当なエネルギを照射すること
により初期状態に戻し、情報を消去することができる。
次に、この発明に基いて実験した実験例につ(1て具体
的に説明する。
実験例1 先ず、3値化回路によって記録信号を0,1゜2の3段
階の信号に変換した。次に、半導体レーザドライブ回路
にて、3つの信号に応じてレーザビームの条件を夫々O
mW、10mWで100n S s 4 m Wで15
μsの3段階に変調して情報記録媒体に照射した。情報
記録媒体としては、ポリカーボネート基板上に1000
人の5i02保護層、1000人のInSb記録層及び
1000人の5i02保護層を順次成膜したものを用い
た。
記録層は初期状態で非晶質であるが熱処理して初期結晶
化した。そして、前述のような条件のレーザビームを照
射することにより初期結晶化状態以外に2種類の結晶相
となった。また、各ビットの記録スポットの反射率は第
4表に示すようになった。
第4表 この第4表に示すように、情報ビットOに対応するレー
ザビーム非照射部分の反射率が35%であり、情報ビッ
ト1に対応する部分の反射率が45%、情報ビット2に
対応する部分の反射率が25%であった。
このようにして記録された情報を以下のように再生した
。先ず、半導体レーザから0.5mWの連続光を記録媒
体の記録層に照射した。記録層で反射した反射光は、再
生信号処理装置のA/D変換回路により、夫々の反射率
に応じた0、1.2の3つの信号に変換され、3値化回
路により3値化され、更に2値化回路により2値化され
て再生情報として出力された。この場合に、第5表に示
すように、検出された反射率の値及びその近傍の値と情
報ビットとを対応させた。
第5表 このようにして記録媒体の1つの記録スポット部から、
3種類の情報を読取ることができた。
なお、記録層としてAuB1.Au5bsAuGe、P
b5bを用いた場合にも同様であった。
実験例2 フォトクロミック材料の記録層にヒートモードで情報を
記録した。この場合に、先ず、5値化回路によって記録
信号を0.1,2,3.4の5段階の信号に変換した。
次に、半導体レーザドライブ回路にて、5つの信号に応
じて半導体レーザのレーザビームパワーを5mW、6m
W、7mW。
8mW、9mWの5段階に変調して情報記録媒体に照射
した。情報記録媒体としては、ポリカーボネート基板上
に、式 層の上にTe製の熱吸収層を形成したものを用いた。な
お、熱吸収層を用いたのは、6゛−ヒドロキシスピロベ
ンゾピランが半導体レーザの波長である830nmに吸
収をもたないからである。これら信号に基くレーザビー
ムの照射により大きさが異なる5段階の情報が記録され
た。第6表に5つの情報ビットに対応するレーザパワー
、記録マーク径、及び反射率を示す。
第6表 で示される6″−ヒドロキシスピロベンゾピランの記録
層(厚み2000人)を形成し、この記録この第6表に
示すように、照射するレーザパワーが増加するに従って
記録マーク径が大きくなり、それに伴い反射率が低下し
た。
このようにして記録された情報を以下のように再生した
。先ず、半導体レーザから0.5mWの連続光を記録媒
体の記録層に照射した。記録層で反射した反射光は、再
生信号処理装置のA/D変換回路により、夫々の反射率
に応じた0、1,2゜3.4の5つの信号に変換され、
5値化回路により5値化され、更に2値化回路により2
値化されて再生情報として出力された。この場合に、第
7表に示すように、検出された反射率の値及びその近傍
の値と情報ビットとを対応させた。
第7表 層の上にAI反射層を形成した情報記録媒体にフォトン
モードで情報を記録した。光源としてはその波長で6′
−ヒドロキシスピロベンゾピランにフォトンモード記録
することが可能なHeNeレーザを使用した。この場合
に、実験例2と同様に5段階の信号を形成し、これら信
号に応じてHeNeレーザのパワーを5mW、6mW、
7mW。
8mW、9mWの5段階に変調して情報記録媒体に照射
した。第8表に5つの情報ビットに対応するレーザパワ
ー、及び初期状悪からの反射率変化を示す。
第8表 このようにして記録媒体の1つの記録スポット部から、
5種類の情報を読取ることができた。
実験例3 実験例2と同様の基板及び記録層を有し、記録この第8
表に示すように、レーザパワーが増加するに従って、反
射率変化が増大した。
このようにして記録された情報を実験例2と同様に再生
した。この場合に、第9表に示すように、検出された反
射率の値及びその近傍の値と情報ビットとを対応させた
第9表 このようにして記録媒体の1つの記録スポット部から、
5種類の情報を読取ることができた。
なお、この実施例では、相変化型の情報記録媒体におい
て3段階の情報を記録する場合について示したが、光ビ
ームのエネルギを任意の複数段階に変調させることによ
り、中間状態の結晶構造を形成させ、任意のビット数の
情報を記録することができる。
また、フォトクロミック材料を記録層とした場合に、5
段階の情報を記録する場合について示したが、この場合
も3段階以上の任意のビット数の情報を記録することが
できる。 更に、記録層を構成する材料もここに示すも
のに限定されるものではない。
[発明の効果] この発明によれば、従来の情報記録装置を基本にして、
一つの記録スポットに多段階の情報を記録することがで
きるので、極めて実用的に高密度記録を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る情報記録装置を示す概
略構成図、第2図は記録信号処理装置を示すブロック図
、第3図は再生信号処理装置を示すブロック図、第4図
乃至第8図はこの発明に使用する情報記録媒体を示す断
面図、第9図は記録用レーザビーム照射部分のレーザス
ポット中心からの距離とレーザパワー密度との関係を示
す図である。 10;記録信号処理装置、11;光源、20;情報記録
媒体、30;光学系、40;再生信号処理装置。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第 図 第 図 仁1 F 図 第 図 第 図 憤 5τJ 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平衡相と、少なくとも2種以上の非平衡相とを有
    する相変化型の情報記録媒体に情報を記録する情報記録
    装置であって、入力した情報信号を3段階以上の信号に
    変換する信号処理手段と、この3段階以上の処理信号に
    応じてエネルギが多段階に変調された光ビームを出力す
    る光ビーム出力手段と、光ビームを前記情報記録媒体に
    集光照射する光学系とを有し、前記情報記録媒体に初期
    状態とは異なる多段階の相の記録マークを形成すること
    を特徴とする情報記録装置。
  2. (2)平衡相と、少なくとも2種以上の非平衡相とを有
    する相変化型の情報記録媒体に光ビームを照射し、照射
    部分に相変化を生じさせて情報を記録する情報記録方法
    であって、記録しようとする情報信号に応じて前記光ビ
    ームの照射エネルギを多段階に変化させ、これにより情
    報記録媒体に初期状態とは異なる多段階の相の記録マー
    クを形成して多重情報を記録することを特徴とする情報
    記録方法。
  3. (3)光ビームの照射により可逆的に色が変化する材料
    を有する情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で
    あって、入力した情報信号を3段階以上の信号に変換す
    る信号処理手段と、この3段階以上の処理信号に応じて
    エネルギが多段階に変調された光ビームを出力する光ビ
    ーム出力手段と、光ビームを前記情報記録媒体に集光照
    射する光学系とを有し、前記情報記録媒体に状態が異な
    る多段階の記録マークを形成することを特徴とする情報
    記録装置。
  4. (4)光ビームの照射により可逆的に色が変化する材料
    で形成された情報記録媒体に光ビームを照射し、照射部
    分に状態の変化を生じさせて情報を記録する情報記録方
    法であって、記録しようとする情報信号に応じて前記光
    ビームの照射エネルギを多段階に変化させ、これにより
    情報記録媒体に異なる状態の多段階の記録マークを形成
    して多重情報を記録することを特徴とする情報記録方法
JP24001288A 1988-09-26 1988-09-26 情報記録装置及び情報記録方法 Pending JPH0289228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24001288A JPH0289228A (ja) 1988-09-26 1988-09-26 情報記録装置及び情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24001288A JPH0289228A (ja) 1988-09-26 1988-09-26 情報記録装置及び情報記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0289228A true JPH0289228A (ja) 1990-03-29

Family

ID=17053150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24001288A Pending JPH0289228A (ja) 1988-09-26 1988-09-26 情報記録装置及び情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0289228A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432040A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Canon Inc 光学的情報記録媒体、その媒体を用いた情報記録方法および情報再生方法および情報再生装置
US5848045A (en) * 1993-04-06 1998-12-08 Hitachi, Ltd. Method for recording and reading an optical disk

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432040A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Canon Inc 光学的情報記録媒体、その媒体を用いた情報記録方法および情報再生方法および情報再生装置
US5848045A (en) * 1993-04-06 1998-12-08 Hitachi, Ltd. Method for recording and reading an optical disk

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5136573A (en) Information recording apparatus and method
JPH03157816A (ja) 光学情報記録部材および光学情報記録再生装置
GB2079031A (en) Optical information record and a method of reversibly recording and erasing information thereon
JPH06215439A (ja) 高密度記憶の情報キャリヤ上に光学的に書き込みまた読取る方法
US6410115B1 (en) Multi-rewritable optical recording medium with surface plasmon super-resolution layer
JPH0497242A (ja) 情報記録再生方法
US5144615A (en) Apparatus and method for recording and reproducing multi-level information
US6285652B1 (en) Pre-recording type optical recording medium with surface plasmon super-resolution layer
JP2642422B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH0289228A (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JPH0264932A (ja) 情報記録媒体、それを用いた情報記録装置、及び情報記録方法
JPH1196592A (ja) 2つの重ね合わされたレベルを有する光記録媒体およびそれに対応する記録デバイスならびに読出方法
JPH03157830A (ja) 光学的情報記録媒体
JP4216665B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録装置及び情報記録方法、情報再生装置及び情報再生方法並びに記録用プログラム及び再生用プログラム
JPH0289229A (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JPH0793806A (ja) 情報記録媒体及び情報記録方法
JP3399033B2 (ja) 光学的情報記録担体の製造方法
JPH01208737A (ja) 新規な光記録媒体及びその製造方法
JPH0416355B2 (ja)
JPH02158932A (ja) 光情報記録媒体及び光情報再生装置
JPH04209341A (ja) 情報記録媒体
JPH04209320A (ja) 情報再生装置
JP2829108B2 (ja) 情報再生装置
JPH04102228A (ja) 光ディスクの初期化方法
JPH04102227A (ja) 相変化型光ディスクの初期化方法