JPH0288076A

JPH0288076A - 注射針の廃棄処理容器

Info

Publication number: JPH0288076A
Application number: JP63238772A
Authority: JP
Inventors: Koichi Doi; 弘一土居; Hidehiko Omi; 英彦近江
Original assignee: Japan Crown Cork Co Ltd
Current assignee: Nippon Closures Co Ltd
Priority date: 1988-09-26
Filing date: 1988-09-26
Publication date: 1990-03-28
Anticipated expiration: 2012-11-12
Also published as: JP2674800B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は注射針の廃棄処理容器に係り、特に、使用済の
注射筒に取り付けられた注射針を安全に廃棄処理するた
めの容器及びその容器蓋に関する。

〔従来技術〕

最近、医療器具の再使用による感染を防止するため、注
射筒や注射針は一回使用に限るデスポーザブルシステム
が取られている。このような注射針は通常滅菌して市販
され、ユーザは使用後、すぐに廃棄処分とする。

ところで、市販のデスポーザブル注射針等は、針部と、
注射筒の取り付け口としてのプラスチックのハブとから
構成され、針とハブとは接着されて組立てられている。

また、注射針は針部を覆うプロテクター（キャップ）が
ハブに嵌めこまれた状態で市販され、ユーザの使用時は
、このプロテクターを外して使用する。使用後、ユーザ
が注射針等を廃棄処理する場合には、安全のためプロテ
クターで再び針部を覆ってから焼却物等と共に廃棄処理
される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような注射針の廃棄処理方法では、
使用後、針先をプロテクターに収める時に誤って手等を
傷付ける虚がある。また、プロテクターを嵌着した注射
針であっても、単品でバラバラにせず、注射筒を取り付
けたままの注射針を廃棄した場合は、長尺で高張るだけ
でなく、搬送時にプロテクター等が外れ易く廃棄処理作
業者が危険に晒される不具合がある。

そこで、プロテクターを嵌着した後、注射筒と注射針と
を分離して、単品毎に廃棄することが考えられる。しか
し、注射筒と注射針との接合部には血液等が溜まってい
る場合があり、注射針の分離に際してこの血液等が飛び
敗る広がある。このため、注射筒と注射針を分離して、
単品毎にバラバラに廃棄処分できない不具合がある。

本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、使用
済の注射針を簡単で安全に廃棄処理できる注射針の廃棄
処理容器を提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明に係る注射針の廃棄
処理容器は、廃棄する注射針を収容する容器本体と、容
器本体の口部に取り付けられた分離蓋とから構成される
。分離蓋には注射筒に取り付けたれた注射針を注射筒か
ら外すため、分離口が形成される。分離口は、周縁が注
射針のハブ（注射筒の取り付け口）の係止部となるよう
に形成されていることを特徴としている。

また、分離口の周縁が注射針のハブの係止部とするため
に、分離口は注射針のハブの挿通時に拡開し、挿通後に
元の開口径となる拡縮可能に形成することを特徴として
いる。

更に、前記分離蓋の上面に切り離し可能な環状部材を形
成すると共に内面に突起部が形成された上蓋を本体また
は分離蓋に取り付け、前記上蓋は環状部材の上端部に嵌
合可能に形成されると共に環状部材を切り取った状態に
おいて内面の突起が前記分離口に挿通して分離口を塞い
で分離蓋に嵌着することを特徴とするこつとができる。

また、本発明に係°る注射針の廃棄処理容器は、廃棄す
る注射針を収容する容器本体と、容器本体の口部に取り
付けられた分離蓋と、上蓋とから構成される。分離蓋に
は注射筒に取り付けたれた注射針を注射筒から外すため
、前述と同様に分離口が形成される。分離口は、注射針
のハブ（注射筒の取り付け口）の係止部となるように形
成され、注射針をその口部内に保持することが特徴とな
っている。そして、上蓋には、分離口内で保持された注
射針を容器本体内に落とし込む突起部がその内面に形成
されていることを特徴としている。

〔作用〕

本発明に係る注射針の廃棄処理容器によれば、注射針と
注射筒とが一体となうた使用済の注射針を分離蓋の分離
口に挿入したとき、注射針のハブのフランジ部分等は分
離口の周縁に係止される。

そして、この係止された状態で、注射筒を持ち上げて抜
くと、注射針は注射筒から簡単に外れて容器本体内に残
る。この場合には、注射針が容器本体内或いは分離口内
で外れるため、残留血液等が飛び敗らない。

尚、拡縮可能な分離口においては、注射針を分離口に挿
し込んで挿通後、分離口の径は元に戻るため、注射針の
ハブのフランジ部分等は分離口の周縁に確実に係止され
る。

更に、上蓋と環状バンドとを設けることによって、容器
本体内に廃棄注射針が満杯となった時、環状バンドを切
り取り、上蓋を分離蓋に嵌着させることができる。この
為、容器本体内からは腐敗した残留血液等が漏れること
なく、安全に廃棄処理場等に搬送できる。

また、分離口で注射針を一時係止できるようにしたもの
は、注射筒を捻って注射針から取り外すことができ、分
離口内で保持された注射針を上蓋で容器本体内に落とし
込むことができると共に容器を安全に密封することがで
きる。

〔発明の好ましい実施例〕

以下、本発明に係る好ましい実施例を添付図面にしたが
って説明する。

第１図（Ａ）乃至（Ｃ）は本発明に係る注射針の廃棄処
理容器の部分上面図、部分側面図及び部分斜視図である
。第１図に示すように容器本体１０の口部には、分離１
ｉ１２が取り付けられ、分離蓋１２は打ち込みによって
取り付けられている。

容器本体１０はガラス、金属、或いはプラスチック等か
ら形成され、分離蓋１２は主に弾性を有するプラスチッ
ク等から形成されるが、場合によっては金属で形成して
もよい。

分離Ｅｆ１２の中央には分離口１４が形成され、分ｋｔ
口１４には第２図に示す注射筒１６付きの注射針１８が
挿通される。注射針１８は針２０とハブ２２とから構成
され、針２０とハブ２２は接着剤によって接着されてい
る。ハブ２２は注射筒１６の取り付け口として形成され
、その口部は通常フランジ２４が形成される。分離口１
４はこのハブフランジ２４の径より小径に形成されるが
、第１図に示すように分離口１４には周縁にスリット２
６．２６、・・・−が形成されて拡縮可能になでいる。

このため、注射針１８を分離口１４に挿し込んだとき、
分離口１４は一時拡開して注射針が挿通する。尚、分離
Ｍ１２が充分に弾性変形する樹脂である場合には、分離
口１４が拡縮可能となるので、スリットを形成しなくて
もよい。

分離１１２の上面には環状バンド２８が取り付けられ、
環状バンド２８は分離Ｍ１２の上面から切り取って容易
に取り外すことができるようになっている。即ち、環状
バンド２日の付け根には切れ込みが形成され、また、図
示しないが環状バンドの上下方向に切れ込みが形成され
ている。そして、環状バンド２８はこれ等の切れ込みに
沿って引きちぎることにより、分離蓋１２から切り取る
ことができる。

環状バンド２８の上端には上蓋３０が嵌合され、上Ｍ３
０はヒンジバンド３２を介して分離Ｍ１２に取り付けら
れている。上蓋３０の内側中央には突起部３４が形成さ
れている。また、第３図に示すように環状バンド２８を
取り去ったとき、上Ｍ３０の突起部３４は分離口１４に
挿通ずる。そして、突起部３４の先端は拡径に形成され
ているため、その先端は分離口１４０周縁に係止され、
上１３０は分＃Ｍ１２に嵌着すると共に完全に分離口１
４を塞ぐ。

前記の如く構成された本発明に係る注射針の廃棄処理容
器によれば、第４図に示すように分離蓋１２の分離口１
４には注射筒１６を取り付けた注射針１８が挿通される
。この場合、注射針１８のハブ２２が挿通するに際して
、分離口１４は一時拡開する。挿通後、分離口１４の径
は元に戻り、注射筒１６を持ち上げて抜く時、ハブ２２
のフランジ部２４は分離口１４の周縁に係止される。従
って、注射筒１６を抜くと、注射針１８は注射筒１６か
ら外れ、容器本体１０内に落ちて安全に収納される。ま
た、注射針１８と注射筒１６が分離する時、注射筒１６
内の残留血液等は殆どが容器本体１０内で飛び敗り、ま
た、環状バンド２８もこの様な飛び敗る虞を未然に防止
している。

また、廃棄処理容器の使用時においては、上蓋３０は環
状バンド２日の上端部に嵌合されるが、容器本体１０内
に廃棄注射針１８が満杯になたとき、環状バンド２８は
分離Ｍ１２の上面から切り取られる。そして、第３図に
示すように上蓋３０が分離Ｍ１２に嵌着され、本体１０
内から残留液等が漏れることなく、安全に廃棄処理場に
搬送可能となる。

このように本発明に係る注射針の廃棄処理容器を使用す
ることによって、プロテクターの挿し込み事故がなくな
り、ユーザは廃棄注射針を簡単且つ安全に処理できると
共に廃棄処理業者においても、安全に取り扱うことがで
きる。また、廃棄注射針をまとめて処理でき、仕事の能
率が高められる。

尚、前記実施例では、分離Ｍ１２の分離口１４は拡縮可
能に設けたが、これに限るものではなく、分離口１４に
注射針の係止部が形成されていればよい。例えば、分離
口１４を大径部と小径部とが形成された断状に形成し、
小径部を係止部としてもよい。

第５図（Ａ）乃至（Ｃ）は本発明に係る注射針の廃棄処
理容器の別の実施例を示す要部断面図である。第５図に
示す容器本体１０、注射筒１６、注射針１８、及び環状
バンド２８は、第１図及び第２図で示したものと略同様
な部材なので、その詳し説明を省略する。

第６図は第５図の注射針の廃棄処理容器の分離蓋の断面
図である。第６図に示すように分離蓋１２の分離口１４
内壁には、−時係止部３６が形成され、注射針１８はハ
ブ２２が一時係上部３６を拡開した後に分離口内で保持
される。また、上蓋３０の突起部３４は長く形成され、
上Ｎ３０が環状バンド２８に嵌合した時、第５図（Ｂ）
に示すように突起部３４は分離口１４内に挿入される。

尚、分離蓋１２は容器本体１０に溶着して取り付けられ
る。

前記の如く構成された本発明に係る注射針の廃棄処理容
器によれば、第５図（Ａ）に示すように分離蓋１２の分
離口１４には注射筒１６を取り付けた注射針１８が挿入
される。この時、注射針１８のハブ２０が挿入する際、
分離口１４の一時係止部３６は一時拡開し、そして、注
射針１８は分離口１４内に保持される。このような状態
に於いては、注射針１８は分離蓋１２に固定され、注射
筒１６をひねりながら抜くことができ、注射筒１６と注
射針１８とがねじ式のものに好適である。

注射筒１６が取り外された後、注射針１８は分離口１４
内に保持されが、第５図（、Ｂ）に示すよに上蓋３０を
環状バンド２日に嵌合させて、突起部３４で注射針１８
を押し出すことができる。これにより、注射針１８は分
離口１４から外れ、容器本体ｌＯ内に落ちて安全に収納
される。

次に、第５図（Ｃ）示すように容器本体１０内に廃棄注
射針１８が満杯になたとき、環状バンド２８は分離蓋１
２の上面から切り取られる。そして、上蓋３０が分離Ｍ
１２に嵌着され、安全に廃棄処理場に搬送可能となる。

（発明の効果〕ご〉以上説明したよに本発明に係る注射針の廃棄処理容器に
よれば、注射針の廃棄処理容器本体に注射針を注射筒か
ら外すことの出来る分’４Ｍを設けたので、ユーザ等は
危険な使用済の注射針を簡単且つ安全に廃棄処理ができ
る。また、廃棄処理業者においても、安全に取り扱うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）乃至（Ｃ）は本発明に係る注射針の廃棄処
理容器の部分上面図、部分断面図及び部分斜視図、第２図は本発明に係る注射針の廃棄処理容器に使用され
る注射針及び注射筒の側面図、第３図は注射針の廃棄処
理容器に注射針が挿通された要部側断面図、第４図は環状バンドを切り取った時の注射針の廃棄処理
容器の要部断面図、第５図は本発明に係る注射針の廃棄処理容器の別の実施
例の要部断面図、第６図は第５図の注射針の廃棄処理容器の分離蓋の断面
図である。０−・・容器本体、２−　分離蓋、一・分離日、６・−注射筒、８・−注射針、２０−−−一針、２２−−一−ハブ、２６−−−−スリツト、２Ｂ−一一一環状バンド、３０・−上蓋、３４−・−突起部、３６−・−時係止部。

Claims

【特許請求の範囲】（１）廃棄する注射針を収容する容器本体と、容器本体
の口部に取り付けられ、周縁が注射針のハブ（注射筒の
取り付け口）の係止部となる分離口が形成され、注射筒
に取り付けられた注射針を該分離口に挿し込んで注射筒
から分離する分離蓋と、から構成された注射針の廃棄処
理容器。（２）前記分離蓋の分離口を注射針のハブの挿通時に拡
開し、挿通後に元の開口径となる拡縮可能な開口に形成
することを特徴とする請求項第１項記載の注射針の廃棄
処理容器。（３）前記分離蓋の分離口にスリットを形成
し、分離口をスリットによって拡縮可能にすることを特
徴とする請求項第２項記載の注射針の廃棄処理容器。（４）前記分離蓋の上面に切り離し可能な環状部材を形
成すると共に内面に突起部が形成された上蓋を分離蓋ま
たは本体に取り付け、前記上蓋は環状部材の上端部に嵌合可能に形成されると
共に環状部材を切り取った状態において内面の突起が前
記分離口に挿通して分離口を塞いで分離蓋に嵌着するこ
とを特徴とする請求項第１項記載の注射針の廃棄処理容
器。（５）廃棄する注射針を収容する容器本体と、容器本体
の口部に取り付けられ、拡縮可能で注射針のハブ（注射
筒の取り付け口）の押し込みによって拡開する一時係止
部を有した分離口が形成され、注射筒に取り付けられた
注射針を該分離口内で保持した状態で注射筒から分離す
る分離蓋と、分離蓋または容器本体に取り付けられ、前
記分離蓋の分離口内で保持された注射針を容器本体内に
押し込む突起部が内面に形成された上蓋と、から構成さ
れた注射針の廃棄処理容器。（６）前記分離蓋の上面に切り離し可能な環状部材を形
成し、前記上蓋は環状部材の上端部に嵌合可能に形成されると
共に、上蓋の突起部は環状部材との嵌合状態において分
離口内で保持された注射針を容器本体内に押し込み可能
に形成され、且つ環状部材を切り取った状態において前
記分離口に嵌着可能に形成されることを特徴とする請求
項第５項記載の注射針の廃棄処理容器。