JPH028744B2 - - Google Patents

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JPH028744B2
JPH028744B2 JP60031198A JP3119885A JPH028744B2 JP H028744 B2 JPH028744 B2 JP H028744B2 JP 60031198 A JP60031198 A JP 60031198A JP 3119885 A JP3119885 A JP 3119885A JP H028744 B2 JPH028744 B2 JP H028744B2
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JP
Japan
Prior art keywords
balloon
tubular body
drug solution
injection part
outflow hole
Prior art date
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JP60031198A
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English (en)
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JPS6211465A (ja
Inventor
Osamu Tsukada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUKADA MEDEIKARU RISAACHI KK
Original Assignee
TSUKADA MEDEIKARU RISAACHI KK
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Publication of JPH028744B2 publication Critical patent/JPH028744B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、バルーン内に薬液を注入し、所定量
の薬液を所定時間内に血管内に注入するために用
いる血管用バルーン付き薬液持続注入器に関する
ものである。
(ロ) 従来技術 従来、血管に薬液を比較的長時間注入する方法
としては、注射針またはカテーテルに薬液を入れ
た注射器を接続し、その注射器を手動、バネ、電
動によつて作動して薬液を流出するか、あるいは
点滴ビンまたは容器内に薬液を入れ、自然滴下ま
たは電動により薬液を流出していた。
薬液を数分から数時間かけて血管内に注入する
場合には、その時間だけ薬液供給源としての注射
器または点滴ビンを注射針またはカテーテルに接
続していなければならないので、患者および施術
者にとつて多くの不都合を強いていた。
例えば、手動による持続注入の場合には、患者
および施術者が一定時間人体を拘束固定されるの
で、肉体的にも精神的にも大きな苦痛をともな
う。実際には、1〜2分が限度であるとされてい
る。電動またはバネを利用したとしても、電源の
確保、注射器の設置などが必要であり、患者の行
動が制限される。
点滴による薬液の持続注入の場合には、薬液に
くらべて大量の補液を入れることになり、また、
補液を必要としない患者でも不必要な液を入れる
ことになる。点滴ビンまたは容器を患者よりも高
い位置に設置しなければならず、また、注射針ま
たはカテーテルと点滴ビンとを結ぶ複雑で長い管
路を必要とするので、患者の体動を制約するとと
もに、施術者も適宜点検する必要があつた。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、薬液を比
較的長時間持続して血管内に注入するさいに、構
造が簡単で取扱が簡便で、安全性の高い血管用薬
液持続注入器を得ることにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の血管用バルーン付き薬液持続注入器
は、長手方向軸心にそつて形成された薬液流路1
1を有する管状本体1を設け、該管状本体の一端
に逆止弁121を有する薬液注入部12を設け、
前記管状本体の他端に流量調節弁131を有する
薬液注出部13を設け、前記管状本体の中間に前
記薬液流路を遮断する部材14を設け、該遮断部
材14の付近で前記薬液注入部側に流入穴141
をまた前記薬液注出部側に流出穴142をそれぞ
れ前記管状本体の管壁を貫通して形成し、弾性材
料からなるバルーン2によつて前記流入穴および
流出穴を包囲し、前記バルーンの周縁21を前記
管状本体の外周に気密状に固定し、前記薬液注出
部に血管用カテーテルを接続することによつて、
上記問題点を解決している。
(ホ) 実施例 第1図から第3図までを参照して本発明の薬液
持続注入器の基本的構造について説明する。本発
明の薬液持続注入器は、管状本体1と、バルーン
2と、血管内留置器具3とからできている。
管状本体1は長手方向軸心にそつて薬液流路1
1が形成されている。管状本体1の一端(図示例
では右端)には薬液注入部12が、また、他端
(図示例では左端)には薬液注出部13がそれぞ
れ設けられる。薬液注入部12および薬液注出部
13は管状本体1と一体に成形されてもよいが、
製造および取扱いの便宜を考慮して図示例のよう
に別個の部品を接続することが好ましい。
薬液注入部12には慣用の逆止弁121を設け
る。逆止弁121は矢印方向122への薬液の注
入を許すが、その逆の流れを許さない機能を有し
ているものでよい。
薬液注出部13には慣用の流量調節器131を
設ける。流量調節弁131は、調節つまみ132
によつて施術者が容易に流量を調節することがで
きるものでよい。
管状本体1の中間には、薬液流路11を遮断す
る部材14が設けられる。遮断部材14は管状本
体1と一体に予め成形されてもよく、また、後に
別の部品を薬液流路11に詰め込まれてもよい。
遮断部材14の付近で薬液注入部12の側(図
示例では右側)に流入穴141を、また、薬液注
出部13の側(図示例では左側)に流出穴142
をそれぞれ管状本体1の管壁を貫通して形成す
る。したがつて、流入穴141および流出穴14
2は薬液流路11に連通する。流入穴141およ
び流出穴142は図示例ではそれぞれ1箇所設け
られているが、必要に応じて管状本体1の外周に
そつてまたは長手方向にそつて複数箇所設けても
よい。
バルーン2は流入穴141および流出穴142
を包囲し、バルーン2の周縁21が管状本体1の
外周に気密状に固定される。バルーン2は伸縮性
に富み、外部からの作用に対しても容易に損傷の
しない耐摩耗性、高靭性の材料からつくられるこ
とが好ましい。特に、透明または半透明材料のも
のが好ましい。このような材料としては例えば、
市販のシリコンゴムまたはラテツクスゴム等のも
のが最適である。
バルーン2は、第1図に示すように、薬液を注
入する前の常態時においては、管状本体1の外周
に密着し、また、薬液注入後の作動時においては
第3図に示すように周縁21を残して他の部分が
管状本体1の外周から離れて膨張する。
薬液注出部13には慣用の血管内留置器具3を
接続する。血管内留置器具3の先端から所定の長
さの部分までは血管内に留置される。血管内留置
器具3は、使用箇所に応じて各種形状および寸法
のものを多数準備しておき(第5図参照)、必要
に応じて所望のものを選定する。
本発明の別の変更例としては、管状本体1の薬
液注出部13の側をさらに延長して、血管内留置
器具として成形し、流量調節弁131の代りに慣
用のピンチコツクを取り付けた構成にしてもよ
い。
バルーン2は、基本的には球形のものである
が、人体の使用箇所の形状に合せて任意の形状に
成形することができる。例えば、第4図に示すよ
うに、扁平の長円体形状のものでもよい。
バルーンが万が一外部の鋭利な物体に触れて破
裂するようなことのないように、バルーン外部を
覆う透明なカバー(図示せず)を管状本体1に着
脱自在に取り付けてもよい。
(ヘ) 作用 薬液は薬液持続注入器の薬液注入部12から所
定量注入される。薬液は管状本体1の薬液流路1
1、流入穴141を通つてバルーン2内に流入
し、バルーン2を膨張させながら、バルーン2内
に充満される。
バルーン2内に充満される薬液は、バルーン2
の収縮力によつて流出穴142をかいして薬液流
路11に流出するので、薬液の充填中は血管内留
置器具3の端を手で塞ぐか、流量調節弁131を
最大に絞つて薬液注出部13を閉じることが好ま
しい。バルーン2内に充満された薬液は逆止弁1
21によつて逆流することはない。
バルーン2内に充填された薬液は、バルーン自
体の収縮力により、流出穴142、薬液流路1
1、薬液注出部13を通つて血管用カテーテル3
に流入する。
バルーン2内に所定量の薬液が充填された後
に、通常のエア抜きを行う。エア抜きを確認する
ために、各要素はすべて透明または半透明になつ
ていることが好ましい。
血管用カテーテル3の先端から所定の長さの部
分が血管内に留置され、薬液は薬液持続注入器か
ら血管内に注入される。
薬液の注出時間は、基本的には薬液の注入量お
よび粘性、バルーン2の収縮特性、流出穴142
の断面積によつて定まる。実際には各薬液持続注
入器について標準の薬液で注出時間を実測すれば
よい。
薬液の注出抵抗は、流出穴142の断面積の外
に、流量調節弁131の絞り率、接続する血管用
カテーテル3の管路抵抗および流出口に接する血
液抵抗によつても定まる。したがつて、実際の使
用にさいしては、これらのことを総合的に勘案し
て注出時間を決定すればよい。
さらに、注出抵抗を調節する手段として、流出
穴142に透過性の膜を貼付するか、または流出
穴142に細孔を明けた金属製薄板を貼付するこ
とも有効である。
(ト) 効果 本発明の薬液持続注入器は、薬液の容器とし
て、また薬液の注入器具として一体に機能するの
で、構造が簡単で取扱いが簡便になる。したがつ
て、患者の行動および体動を制限せず、施術者の
労力および拘束時間を軽減する。また、一度エア
抜きをしておけば、バルーンが完全に収縮してし
まうまでエアの混入は起らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薬液持続注入器の縦断面図。
第2図は第1図の―線からみた横断面図。第
3図は第1図と同様な図面であつてバルーンの膨
張状態を示す。第4図はバルーンの別の形状の一
例を示す平面図。第5図は血管内留置器具の各種
形状を示す平面図。 1:管状本体、11:薬液流路、12:薬液注
入部、13:薬液注出部、14:遮断部材、14
1:注入穴、142:注出穴、131:流量調節
弁、2:バルーン、21:周縁、3:血管内留置
器具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長手方向軸心にそつて形成された薬液流路1
    1を有する管状本体1を設け、該管状本体の一端
    に逆止弁121を有する薬液注入部12を設け、
    前記管状本体の他端に流量調節弁131を有する
    薬液注出部13を設け、前記管状本体の中間に前
    記薬液流路を遮断する部材14を設け、該遮断部
    材14の付近で前記薬液注入部側に流入穴141
    をまた前記薬液注出部側に流出穴142をそれぞ
    れ前記管状本体の管壁を貫通して形成し、弾性材
    料からなるバルーン2によつて前記流入穴および
    流出穴を包囲し、前記バルーンの周縁21を前記
    管状本体の外周に気密状に固定し、前記薬液注出
    部に血管内留置器具3を接続してなる血管用バル
    ーン付き薬液持続注入器。
JP60031198A 1985-02-19 1985-02-19 血管用バル−ン付き薬液持続注入器 Granted JPS6211465A (ja)

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JP60031198A JPS6211465A (ja) 1985-02-19 1985-02-19 血管用バル−ン付き薬液持続注入器

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JP60031198A JPS6211465A (ja) 1985-02-19 1985-02-19 血管用バル−ン付き薬液持続注入器

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Publication Number Publication Date
JPS6211465A JPS6211465A (ja) 1987-01-20
JPH028744B2 true JPH028744B2 (ja) 1990-02-27

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02307477A (ja) * 1989-05-22 1990-12-20 Kobayashi Shogo 薬液持続注入器
JP2568289B2 (ja) * 1989-05-24 1996-12-25 株式会社塚田メディカル・リサーチ バルーン付き薬液持続注入器
KR0141688B1 (ko) * 1989-05-24 1998-06-15 스까다 쇼오에이 액체형 약제를 연속적으로 주입하기 위한 기구를 가진 주입기
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JP3930735B2 (ja) 1999-07-29 2007-06-13 株式会社塚田メディカル・リサーチ 携帯鎮痛装置
AU2015402759B2 (en) * 2015-07-21 2020-09-03 Avent, Inc. Shaped elastomeric infusion pump

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