JP2575875Y2 - 薬液注入器具 - Google Patents
薬液注入器具Info
- Publication number
- JP2575875Y2 JP2575875Y2 JP1992025001U JP2500192U JP2575875Y2 JP 2575875 Y2 JP2575875 Y2 JP 2575875Y2 JP 1992025001 U JP1992025001 U JP 1992025001U JP 2500192 U JP2500192 U JP 2500192U JP 2575875 Y2 JP2575875 Y2 JP 2575875Y2
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- JP
- Japan
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- tube
- liquid
- connecting tube
- chemical
- check valve
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、抗癌剤等の薬液を間欠
的に一定量注入することができる簡易な薬液注入器具に
関するものである。
的に一定量注入することができる簡易な薬液注入器具に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】現在、疼
痛薬を硬膜外腔へ接続注入する手段や局所へ注入する手
段が知られている。持続注入する手段としては、例えば
特開昭62−11465号に記載されているように、弾
性材料からなるバルーンに薬液を収納しバルーンの収縮
力を利用して、薬液を長時間にわたって持続注入する方
法やシリンジポンプを用いて薬液を持続注入する方法が
あった。
痛薬を硬膜外腔へ接続注入する手段や局所へ注入する手
段が知られている。持続注入する手段としては、例えば
特開昭62−11465号に記載されているように、弾
性材料からなるバルーンに薬液を収納しバルーンの収縮
力を利用して、薬液を長時間にわたって持続注入する方
法やシリンジポンプを用いて薬液を持続注入する方法が
あった。
【0003】しかしながら、従来のバルーン方式では、
バルーンの収縮力が時々刻々と変化するので薬液の注入
時間にバラツキが生じていた。またシリンジポンプでは
持ち運びが困難であり高価であった。そこで本考案者
は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の考案に到達した。
バルーンの収縮力が時々刻々と変化するので薬液の注入
時間にバラツキが生じていた。またシリンジポンプでは
持ち運びが困難であり高価であった。そこで本考案者
は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の考案に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、薬液の貯液槽
2とこれに連結チューブ9を介して接続される薬液注入
手段3とから構成され、 薬液注入手段3は可とう性材料
よりなる内管6とこれを内部に配置した非可とう性の材
質からなる外管5と、外管5と内管6の間に形成される
空間に連結チューブ12を介して連通するように接続さ
れる計量器4と、内管6の内部空間に連結チューブ10
を介して接続される薬液注入チューブ11から構成さ
れ、前記計量器4はシリンジ4aとピストン4bから形
成され、 前記連結チューブ9の内部に逆止弁7を配置す
るとともに連結チューブ10の内部に逆止弁8を配置し
た薬液注入器具1を提供する。
2とこれに連結チューブ9を介して接続される薬液注入
手段3とから構成され、 薬液注入手段3は可とう性材料
よりなる内管6とこれを内部に配置した非可とう性の材
質からなる外管5と、外管5と内管6の間に形成される
空間に連結チューブ12を介して連通するように接続さ
れる計量器4と、内管6の内部空間に連結チューブ10
を介して接続される薬液注入チューブ11から構成さ
れ、前記計量器4はシリンジ4aとピストン4bから形
成され、 前記連結チューブ9の内部に逆止弁7を配置す
るとともに連結チューブ10の内部に逆止弁8を配置し
た薬液注入器具1を提供する。
【0005】
【作用】薬液注入手段を簡易に操作するだけで、薬液の
注入量を計量して間欠的に注入することができる。
注入量を計量して間欠的に注入することができる。
【0006】
【実施例】図1は本考案の薬液注入器具1の概略図であ
る。薬液注入器具1は、例えば抗癌剤等の薬液を収容し
た貯液槽2と該貯液槽2の下流に連結チューブ9を介し
て次の各構成部材よりなる薬液注入手段3を接続するこ
とにより構成される。
る。薬液注入器具1は、例えば抗癌剤等の薬液を収容し
た貯液槽2と該貯液槽2の下流に連結チューブ9を介し
て次の各構成部材よりなる薬液注入手段3を接続するこ
とにより構成される。
【0007】薬液注入手段3は、可とう性材料よりなる
内管6とこれを内部に配置した非可とう性材料よりなる
外管5と、外管5と内管6の間に形成される空間に連結
チューブ12を介して連通するように接続される計量器
4と、内管6の内部空間に連結チューブ10を介して接
続される薬液注入チューブ11より構成される。内管6
は、例えばシリコーンゴム、軟質塩化ビニル、天然また
は合成ゴム等からなり、外部と内部からの圧力により感
応できる柔軟なものでシート状のものでもチューブ状の
ものでも良い。外管5は、例えばポリカーボネート、ポ
リプロピレン等の熱硬化性樹脂、金属等の圧力変化では
容易に変形しない硬質のものが好ましい。形状はシート
状のものでもチューブ状のものでも良い。
内管6とこれを内部に配置した非可とう性材料よりなる
外管5と、外管5と内管6の間に形成される空間に連結
チューブ12を介して連通するように接続される計量器
4と、内管6の内部空間に連結チューブ10を介して接
続される薬液注入チューブ11より構成される。内管6
は、例えばシリコーンゴム、軟質塩化ビニル、天然また
は合成ゴム等からなり、外部と内部からの圧力により感
応できる柔軟なものでシート状のものでもチューブ状の
ものでも良い。外管5は、例えばポリカーボネート、ポ
リプロピレン等の熱硬化性樹脂、金属等の圧力変化では
容易に変形しない硬質のものが好ましい。形状はシート
状のものでもチューブ状のものでも良い。
【0008】前記内管6は、前記貯液槽2から連結チュ
ーブ9を経て導入される薬液を一時貯留するものであ
り、内管6の薬液流路の上流は前記連結チューブ9と、
下流は連結チューブ10を介して薬液注入チューブ11
と連通するように接続されている。連結チューブ9(1
0)の途中には液体が間欠的に内管6の中に貯留され排
出されるように図2に示すような逆止弁7(8)が装着
されている。
ーブ9を経て導入される薬液を一時貯留するものであ
り、内管6の薬液流路の上流は前記連結チューブ9と、
下流は連結チューブ10を介して薬液注入チューブ11
と連通するように接続されている。連結チューブ9(1
0)の途中には液体が間欠的に内管6の中に貯留され排
出されるように図2に示すような逆止弁7(8)が装着
されている。
【0009】前記外管5にはシリンジ4aとピストン4
bよりなる計量器4が連結チューブ12を介して接続さ
れ、該連結チューブ12は前記内管6と外管5の間に形
成される空間と前記ピストン4bの空間に連通するよう
に接続されている。
bよりなる計量器4が連結チューブ12を介して接続さ
れ、該連結チューブ12は前記内管6と外管5の間に形
成される空間と前記ピストン4bの空間に連通するよう
に接続されている。
【0010】次に薬液注入器具1の使用方法について説
明する。最初に、貯液槽2に薬液を充填し、計量器4の
ピストン4bを後方に引いて、内管6と外管5の間に形
成される空間内を陰圧にして、内管6を外側(外管5)
方向へ膨張させると同時に貯液槽2中の液体を内管6に
導入する(逆止弁7は開、逆止弁8は閉の状態にあ
る)。
明する。最初に、貯液槽2に薬液を充填し、計量器4の
ピストン4bを後方に引いて、内管6と外管5の間に形
成される空間内を陰圧にして、内管6を外側(外管5)
方向へ膨張させると同時に貯液槽2中の液体を内管6に
導入する(逆止弁7は開、逆止弁8は閉の状態にあ
る)。
【0011】その時シリンジ4aの外周に付された所定
目盛の位置までピストンを後方に移動させれば、内管6
の上流と下流に配置された逆止弁7、8の効果により、
所定目盛量に相当する液体量が内管6内に充填される。
目盛の位置までピストンを後方に移動させれば、内管6
の上流と下流に配置された逆止弁7、8の効果により、
所定目盛量に相当する液体量が内管6内に充填される。
【0012】続いてピストン4bを前方に押すと逆止弁
7は閉、逆止弁8は開となり、内管6中に充填された薬
液は、薬液注入チューブ11を経て患者へ注入される。
このように患者は自分で、薬液注入手段2を注入するこ
とができる。
7は閉、逆止弁8は開となり、内管6中に充填された薬
液は、薬液注入チューブ11を経て患者へ注入される。
このように患者は自分で、薬液注入手段2を注入するこ
とができる。
【0013】
【考案の効果】痛みが発生した時などに、患者自身で、
シリンジ4aとピストン4bよりなる計量器4と連結チ
ューブ9(10)の途中に設けた逆止弁7(8)の相乗
作用により必要量の薬液を計量して間欠的に注入するこ
とができるので操作性が良く感染等の発生なしに衛生的
な治療を実施することができる。また老人や身体の不自
由な患者にも容易に操作できる。さらに全体の構造を簡
単にでき安価に製作することができる。
シリンジ4aとピストン4bよりなる計量器4と連結チ
ューブ9(10)の途中に設けた逆止弁7(8)の相乗
作用により必要量の薬液を計量して間欠的に注入するこ
とができるので操作性が良く感染等の発生なしに衛生的
な治療を実施することができる。また老人や身体の不自
由な患者にも容易に操作できる。さらに全体の構造を簡
単にでき安価に製作することができる。
【図1】薬液注入器具の概略図
【図2】逆止弁の拡大図
1 薬液注入器具 2 貯液槽 3 薬液注入手段 4 計量器 5 外管 6 内管 7、8 逆止弁 9 連結チューブ 10 連結チューブ 11 薬液注入チューブ 12 連結チューブ
Claims (1)
- 【請求項1】 薬液の貯液槽2とこれに連結チューブ9
を介して接続される薬液注入手段3とから構成され、 薬液注入手段3は 可とう性材料よりなる内管6とこれを
内部に配置した非可とう性の材質からなる外管5と、外
管5と内管6の間に形成される空間に連結チューブ12
を介して連通するように接続される計量器4と、内管6の内部空間に連結チューブ10を介して接続され
る 薬液注入チューブ11から構成され、前記計量器4はシリンジ4aとピストン4bから形成さ
れ、 前記連結チューブ9の内部に逆止弁7を配置するととも
に連結チューブ10の内部に逆止弁8を配置した、 こと
を特徴とする薬液注入器具1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025001U JP2575875Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 薬液注入器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025001U JP2575875Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 薬液注入器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576447U JPH0576447U (ja) | 1993-10-19 |
JP2575875Y2 true JP2575875Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=12153731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992025001U Expired - Fee Related JP2575875Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 薬液注入器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575875Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7055401B2 (en) * | 2004-03-15 | 2006-06-06 | Haemonetics Corporation | Closed method and system for the sampling and testing of fluid |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3687794T2 (de) * | 1985-08-06 | 1993-09-23 | Baxter Int | Vom patienten kontrollierte verabreichung von heilmitteln. |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP1992025001U patent/JP2575875Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0576447U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |