JPH028666Y2 - - Google Patents

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JPH028666Y2
JPH028666Y2 JP8715981U JP8715981U JPH028666Y2 JP H028666 Y2 JPH028666 Y2 JP H028666Y2 JP 8715981 U JP8715981 U JP 8715981U JP 8715981 U JP8715981 U JP 8715981U JP H028666 Y2 JPH028666 Y2 JP H028666Y2
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magnetic
magnet
speaker
center pole
transfer pallet
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JP8715981U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカー組立装置の移送パレツト上
へスピーカーのセンターポールを固定する磁力式
固定装置に関し、吸着力を調節可能にして組立精
度・品質を高め、組立作業能率を高めることを目
的とする。
スピーカー組立装置では、タクト順送りされる
移送パレツト上にスピーカーのセンターポールを
吸着固定して、そこに界磁部・振動部の諸部品を
約40〜50工程の作業ステーシヨンで手作業や全自
動・半自動式組立機械により組付ける方法でスピ
ーカーが組付けられる。これらの各ステーシヨン
において、その組立作業の内容に応じて、センタ
ーポールを移送パレツトに強力に吸着したり、又
弱く吸着したり、又自由動自在にする必要があ
る。
従来装置では、例えば永久磁石などを付設した
移送パレツトを用いていたので、吸着力の調節は
出来なかつた。従つて、組立機械とセンターポー
ルとの芯出しなどの際、吸着状態を行なうので、
精度低下、品質低下及び作業能率の低下を来す。
また、全周に沿う部分の接着工程などでは、セン
ターポールを強力に吸着できないので、センター
ポールの離脱を防ぐために旋回速度を高めること
が難くなる。
本考案は、上記諸欠点を解決する為、センター
ポールを吸着する吸着力を調節可能にするもので
ある。
即ち、移送パレツトに磁力式固定装置の磁石を
付設してセンターポールを吸着可能にするととも
に、磁石の磁極端面に磁性体を接当状に配設し、
この磁性体間に磁力変化用磁石を下方から挿抜可
能に付設し、この磁力変化用磁石で吸着力を増加
させたり、減少させたりできるようにしたもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図〜第4図に示すように、スピーカー組立
装置の移送パレツト1は平面視で方形の合成樹脂
製パレツト本体1aからなり、組立装置の前後方
向に走る移送レール3上に多数の移送パレツト1
が所定間隔ずつ隔て配設され、移送レール3のベ
ルト4上に載置され、駆動装置でベルト4を駆動
することによりタクトで順送り可能となつてい
る。こうして、順送りされる各移送パレツト1を
所定の各作業ステーシヨン位置に位置決めするた
め、位置決め用ストツパー5が移送パレツト1の
下側で移送レール3に枢支され、空圧シリンダ6
で揺動可能に構成される。移送パレツト1を所定
位置に停止させる場合、空圧シリンダ6のピスト
ンロツド6aを進出させてストツパー5を鉛直に
上方へ揺動させることにより、移送パレツト1の
前端面1aをストツパー5で受止めるようになつ
ている。
スピーカーの組立は、移送パレツト1上に載
置・固定されたセンターポール7に、各作業ステ
ーシヨンで界磁部、振動部などの諸部品を全自動
乃至半自動式の組立機械で順々に組付けていくタ
クト送り流れ作業方式で行なわれる。
上記組立作業中に、例えばパレツト順送り時に
はセンターポール7を移送パレツト1の上面の中
央部の支持面8に弱く吸着固定し、又接着作業時
などにはセンターポール7を強力に吸着固定しな
がら旋回駆動させて全周に沿う接着を行ない、又
組立機械に対するセンターポール7の芯出しする
時にはセンターポール7を吸着固定せずに自由動
可能にする必要がある。
このように、各作業ステーシヨンでの作業に応
じて、弱吸着・強吸着又弱吸着・強吸着・非吸着
の状態に吸着力を調整できるようにする為、磁力
式固定装置F及び磁力変化用磁石Mが次のように
付設される。
移送パレツト1の支持面8の中央部の下側で移
送パレツト1内に前後一対の永久磁石9からなる
磁力式固定装置Fが各N極10を左側、S極11
を右側として左右方向に向けて配設され、これら
永久磁石9,9の磁力でセンターポール7を支持
面8に吸着固定可能に構成される。また、上記両
永久磁石9の左右端面に各々左右から一対の縦長
の磁性体12を接当させて付設するとともに、左
右の磁性体12間を真ちゆう製の蓋体20で塞
ぐ。上記左右の磁性体12間でかつ永久磁石9の
内側に前後一対の磁石挿入空間13を設け、この
磁石挿入空間13に磁力変化用磁石Mを挿抜可能
に構成する。
即ち、各作業ステーシヨンのうち、固定装置F
の磁力を変化させる必要のある作業ステーシヨン
において、昇降用縦形空圧シリンダ14のピスト
ンロツド14aの頂部に固定された台板15の上
面に磁極18,19を左右方向に向けた前後一対
の永久磁石16からなる磁力変化用磁石Mが固設
され、昇降用空圧シリンダ14に圧搾空気を供給
して上昇させると、上記永久磁石16は磁石挿入
空間13に挿嵌し、各磁石16の左右端面が左右
の磁性体12の内側面に略接当状に嵌るようにな
つている。
ここで、第5図のイに示すように、磁力変化用
磁石Mを下降させたままで挿嵌しない状態では、
永久磁石9の略一定の弱い磁力でセンターポール
7は支持面8に吸着される。次に第5図のロに示
すように、磁力変化用磁石Mを上昇させて磁石挿
入空間13に嵌めた状態で、かつ図示のように永
久磁石9と永久磁石16との極性を一致させる
と、永久磁石16の磁力もセンターポール7の吸
着に寄与することになり、その分だけ吸着力は強
化される。
また、第5図のハに図示するように、の永久磁
石16の極性を永久磁石9の極性の逆に切換えて
挿嵌すると、永久磁石9との永久磁石16と磁性
体12とは磁性体からなる磁束の閉ループを形成
することになるので、磁束は外部に殆んど漏出し
なくなつて、センターポール7を吸着する吸着力
は殆んど発生しなくなる。
即ち、第5図イ,ロ,ハの場合に、各々弱吸
着、強吸着及び非吸着の状態となるように永久磁
石9、永久磁石16の諸元を適宜設定することが
できる。また、各作業ステーシヨンにおける作業
に応じて、弱吸着・強吸着、弱吸着・強吸着・非
吸着の状態に切換可能に形成される。但し、後者
の場合、磁力変化用磁石Mを旋回させる旋回機構
を付設する必要がある。
尚、上記に於いて、磁力式固定装置Fを永久磁
石9に限らず、電磁石で構成してもよく、また、
磁力変化用磁石Mを永久磁石16に限らず、電磁
石で構成して上記旋回構造を省略することもでき
る。磁力式固定装置Fの磁石は2個と限らず、2
個以上乃至1個の磁石で構成してもよく、磁力変
化用磁石Mも2個と限らず2個以上乃至1個の磁
石で構成してもよい。
尚、図中符号17は支持面8上のセンターポー
ル7の有無を電気的に検出する為の検出子であ
る。
本考案は上記のように構成されるので、次の効
果を奏する。
スピーカー組立装置の移送パレツトの支持面の
下部に磁力式固定装置を固定し、その磁力でスピ
ーカーのセンターポールを支持面に吸着可能にす
るとともに、この固定装置の磁石の左右の磁極側
の端面に縦長の磁性体を接当させ、この磁性体間
に磁極を左右方向に向けた磁力変化用磁石を、固
定装置の磁石と同一磁極側または反対の磁極側の
いずれかの磁極端面が磁性体と略接当する位置
へ、下方から挿抜する構造なので、下記のように
極めて簡単にセンターポールを支持面に吸着する
吸着力を強化したり解消したりすることができ
る。
即ち、吸着力を強化するときには、磁力変化用
磁石を磁性体間に挿入して、その磁極方向を固定
装置の磁石と一致させれば、両者の磁石が打ち消
し合うことなく、磁力変化用磁石もセンターポー
ルの吸着に寄与し吸着力が大幅に強化される。ま
た、吸着力を解消するときには、両者の磁極方向
を相互に反対にすれば、磁性体を介して両者の磁
石の磁力線が閉ループをなし、外部に殆んど漏出
しないので、センターポールの吸着力を減少ない
しは解消し得る。
このように、センターポールを移送パレツトに
吸着する吸着力を組立作業に応じて適宜強弱2段
階乃至3段階に切換えることができるので、スピ
ーカー組立の精度・品質を高めるとともに、組立
作業の能率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図及び第2
図は各々スピーカー組立装置の部分平面図及び要
部部分縦断正面図、第3図は要部縦断側面図、第
4図は移送パレツトの縦断正面図、第5図は各状
態における磁石及び磁極方向の説明図である。 1……移送パレツト、4……支持面、F……磁
力式固定装置(9……永久磁石)、7……スピー
カーのセンターポール、8……支持面、10……
9のN極、11……9のS極、12……磁性体、
14……昇降用空圧シリンダー、M……磁力変化
用磁石(16……永久磁石)、18,19……1
6の磁極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 スピーカー組立装置の移送ベルト4上に移送
    パレツト1を順送り可能に位置決めして配置
    し、移送パレツト1の上面の中央部をスピーカ
    ーのセンターポール7の支持面8とするととも
    に、その下部に磁力式固定装置Fを固定し、こ
    の磁力式固定装置Fの磁力出支持面8にセンタ
    ーポール7を固定可能に構成し、磁力式固定装
    置Fは磁極10,11を左右方向に向けた磁石
    9の左右各磁極端面に縦長の各磁性体12を接
    当して構成し、両磁性体12間に磁極18,1
    9を左右方向に向けた磁力変化用磁石Mを、磁
    石9と同一磁極側または反対の磁極側のいずれ
    かの磁極端面が磁性体12と略接当する位置
    へ、下から挿抜可能に構成したことを特徴とす
    るスピーカー組立装置の移送パレツト上へのス
    ピーカーのセンターポール固定装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載したス
    ピーカー組立装置の移送パレツト上へのスピー
    カーのセンターポール固定装置において、磁力
    変化用磁石Mを永久磁石16で構成し、この永
    久磁石16を旋回させることにより磁力変化用
    磁石Mの磁極18,19を切換可能に構成した
    もの。 3 実用新案登録請求の範囲第1項に記載したス
    ピーカー組立装置の移送パレツト上へのスピー
    カーのセンターポール固定装置において、磁力
    変化用磁石Mを空圧シリンダ14からなる昇降
    手段で昇降させて両磁性体12間に挿抜可能に
    したもの。 4 実用新案登録請求の範囲第1項に記載したス
    ピーカー組立装置の移送パレツト上へのスピー
    カーのセンターポール固定装置において、磁力
    変化用磁石Mを電磁石で構成したもの。
JP8715981U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPH028666Y2 (ja)

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