JPH028634B2 - - Google Patents

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JPH028634B2
JPH028634B2 JP5458682A JP5458682A JPH028634B2 JP H028634 B2 JPH028634 B2 JP H028634B2 JP 5458682 A JP5458682 A JP 5458682A JP 5458682 A JP5458682 A JP 5458682A JP H028634 B2 JPH028634 B2 JP H028634B2
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JP
Japan
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formula
primer
sealant
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copolymer
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JP5458682A
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JPS58171467A (ja
Inventor
Takuro Morimoto
Masahiko Asai
Tamotsu Yamada
Teruo Fujioka
Yoshikazu Nakayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
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Application filed by Yamauchi Rubber Industry Co Ltd filed Critical Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
Priority to JP5458682A priority Critical patent/JPS58171467A/ja
Publication of JPS58171467A publication Critical patent/JPS58171467A/ja
Publication of JPH028634B2 publication Critical patent/JPH028634B2/ja
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はアクリル変性ウレタンシーラント用プ
ライマーに関するものである。 近年建築業界における技術の進歩やニーズの多
様化はめざましく、建築用シーリング材に関する
日本工業規格JISA 5758−1979も改定され、耐久
性区分として9030、8020、7020、7010及び7005の
5種が規定され、ポリウレタン系シーリング材も
9030の耐久性用シーリング材への適用が可能とな
つた。しかしながら、従来のポリウレタン系シー
リング材は耐熱性に乏しく、現実にはアクリル変
性したポリウレタン系シーリング材が最もJISA
5758−1979の耐久性区分に適合するものといえ
る。 本発明者は、このようにアクリル変性ウレタン
シーリング材が、種々の利点を有し、また、それ
故に実用されているにもかかわらず、当該シーラ
ントの施工の際に用いるプライマーとしては、シ
ーラントと同質系のアクリル変性ウレタン樹脂が
型通りに用いられており、必ずしも要望に即応す
るものとしては用いられていないとの着眼にた
ち、鋭意研究の結果本発明に到達したものであ
る。 即ち、通常、シーラント用プライマーとして
は、シーラントとの接着性を加味すれば、シーラ
ントと同質系のものが適当とされるのであるが、
プライマーとしてウレタン樹脂を配合することと
した場合には、ウレタン樹脂の一般的な欠点であ
る耐熱性の悪さ、光劣化のし易さを露呈させるこ
とのない限られた条件範囲内で、対象素材(シー
リングを施す対象となる素材)毎に良好な条件設
定をなさねばならず、高度の熟練を必要とする。
かかる観点から、本発明者は、ウレタン樹脂を配
合することなく、アクリル変性ウレタンシーラン
トに充分適応するシーラント用プライマーを提供
せんとしたものであつて、詳しくは、 (イ) アクリロニトリル又はメタアクリロニトリル (ロ) 一般式
【式】(式中R1は炭素 数1〜4のアルキル基を意味する。)で表わさ
れるメタアクリレート化合物、 (ハ) スチレン又は一般式
【式】 (式中nはベンゼン核に置換しているメチル基
の数を意味する1〜3の整数である。)で表わ
されるスチレン誘導体、及び (ニ) 一般式
【式】〔式中R2はH又はメチ ル基、XはCOOH、
【式】
【式】(mは2〜4の整数) 又はCO−Y{YはNH2、NHCH2OR3(R3はH
又は炭素数1〜4のアルキル基)又は(CH2l
−N(R42(lは1〜4の整数、R4は炭素数1
〜4のアルキル基)}を意味する。〕で表わされ
る化合物、 を70重量%以上含有するモノマー混合物から共重
合して得た共重合体を主成分とするアクリル変性
ウレタンシーラント用プライマー、を提供するも
のである。 ここにおいて、(ニ)の化合物とは、更に具体的に
は、アクリル酸、メタアクリル酸、これらの誘導
体である、ヒドロキシメチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、
ヒドロキシメチルメタアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タアクリレート、ヒドロキシブチルメタアクリレ
ート等のヒドロキシアルキルアクリレート又はヒ
ドロキシアルキルメタアクリレート、アクリルア
ミド、メタアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、N−メチロールメタアクリルアミ
ド、これらの誘導体である、N−メトキシメチル
アクリルアミド、N−エトキシメチルアクリルア
ミド、N−プロポキシメチルアクリルアミド、N
−ブトキシメチルアクリルアミド、N−メトキシ
メチルメタアクリルアミド、N−エトキシメチル
メタアクリルアミド、N−プロポキシメチルメタ
アクリルアミド、N−ブトキシメチルメタアクリ
ルアミド等のN−アルコキシメチルアクリルアミ
ド又はN−アルコキシメチルメタアクリルアミ
ド、及びグリシジルアクリレート、グリシジルメ
タアクリレート等であり、これらの内特に2−ヒ
ドロキシエチルメタアクリレートは、後記する耐
水試験に良好な結果を示した。 前記(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に該当する各化合物を混

してモノマー混合物とするに際しては、(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)に該当する化合物を夫々1種又は2種以上
づつ選択し(以下このように選択した化合物又は
化合物群を、それらが属する符号を用いて(イ)成
分、(ロ)成分、(ハ)成分、(ニ)成分と表現する)、下記
する混合比に従えばよい。 即ち、各成分の混合比は、目的物であるプライ
マーがどのようなアクリル変性シーラントに適用
されるものであるかによつて異なるので一概に特
定できないが、概ね、(イ)成分は、全モノマー中の
10〜40重量%、望ましくは15〜30重量%を占める
如く混合し、(ロ)成分は、同様に全モノマー中の20
〜70重量%、望ましくは40〜60重量%を、(ハ)成分
は2〜30重量%、望ましくは5〜20重量%を、(ニ)
成分は3〜40重量%、望ましくは5〜30重量%を
占める如く、夫々混合する。(イ)成分が少なすぎる
と耐熱性、耐温水性、耐油性が不充分となり、多
すぎると耐候性及び常態接着性が不充分となる。 また(ロ)成分は少なすぎても多すぎても常態接着
性が不充分となる。更に(ハ)成分が少なすぎると耐
熱性、耐沸水性が、逆に多すぎると耐油性、常態
接着性が不充分となり、(ニ)成分が少なすぎるとシ
ーラントとの接着性が、逆に多すぎると耐温水性
が不充分となる。 (イ)〜(ニ)成分外のモノマーは、できうれば加える
べきでないが、エチレン、プロピレン、ブテン、
ブタジエン等のアルキレン化合物、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、ステアリルアクリレート、ラウリルアクリレ
ート等のアクリル酸エステル、2−エチルヘキシ
ルメタアクリレート、ラウリルメタアクリレー
ト、ステアリルメタアクリレート等の長鎖アルキ
ルメタアクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、塩化ビニル等のビニル化合物、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸及びこれらのエステル
等の不飽和カルボン酸は、全モノマーの30重量%
を越えない範囲であれば許容することができる。 本発明のシーラント用プライマーを調製するに
あたつては、以上の如く混合したモノマーを先
ず、熱、光、電子線又は過酸化物等の触媒の存在
下で塊状重合、溶液重合、気相重合又は乳化重合
させて共重合体となし、次いでこの共重合体を適
当な有機溶媒に溶解し適当な粘度の溶液とすれば
よい。 上記のモノマーの重合には、溶液重合が最も有
利であり、重合時に用いた有機溶媒を除去するこ
となく、そのまま最終製品に残存させることがで
きる。 溶液重合に際しては、例えばベンゾイルパーオ
キシド、t−ブチルパーオキシド、ラウロイルパ
ーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、
クメンパーオキシド、ジクメンパーオキシド、ジ
クメンハイドロパーオキシド、アゾビスイソブチ
ロニトリル等、一般に用いられている重合開始剤
を、モノマー100重量部に対し0.05〜5重量部の
割合で用いればよく、その際には更に、例えばブ
チルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、三塩
化酢酸、四塩化炭素等の連鎖移動剤を、モノマー
100重量部に対し0.05〜10重量部の割合で用いる
ことができる。 溶液重合の際に使用する溶媒は、共重合体を溶
解するものであればよいが、好ましくは、活性水
素を有するアルコール類やアミン類等は避けるべ
きである。 このようにして得た共重合体は、30℃、DMF
溶液での極限粘度〔η〕にして0.07〜0.50dl/
g、とりわけ0.1〜0.3dl/gを示すものが良好
で、極限粘度が小さくなればなる程接着性、耐熱
性が低下し、逆に大きくなりすぎても接着性が低
下し、また作業性も悪くなる。 最終的に本発明のシーラント用プライマーは、
使用する環境での溶液粘度が200cps以下、好まし
くは100cps以下となるように前記共重合体を適当
な溶媒に溶解して提供するが、この際の溶媒とし
ては、溶液重合の溶媒と同様の溶媒を使用すれば
よい。シーラント用プライマーには、又、着色
剤、粘度調整剤、貯蔵安定性向上剤等通常使用さ
れる添加剤も併用することができる。 本発明は以上から明らかな如く、ウレタン樹脂
を配合することなしに、アクリル変性ウレタンシ
ーラントに適用することが可能なプライマーを提
供するものであり、接着性が最も問題となり易い
セメントモルタルを対象素材とする際にも、後記
する実施例に示す如く、比較的広い組成範囲内に
おいて良好な性能を発揮するものである。 以下、本発明を共重合体の製造例、実施例等に
よつて更に具体的に説明する。 共重合体の製造例 1 アクリロニトリル20部、ブチルメタアクリレー
ト45部、スチレン10部、2−ヒドロキシエチルメ
タアクリレート25部、トルエン75部、およびアセ
トン25部を均一に混合し、これにアゾビスイソブ
チロニトリルを3部添加して、撹拌還流下に液温
を82℃に保ちつつ16時間加熱し、不揮発分49.5%
の無色透明な共重合体溶液を得た。この共重合体
は、石油ベンジンで沈澱せしめ、少量のアセトン
で希釈したのち再び石油ベンジンで沈澱せしめ、
別したものを室温で減圧乾燥し、ジメチルホル
ムアミドによつて30℃における極限粘度を求めた
ところ、0.224であつた。 共重合体の製造例 2〜16 モノマーの種類と量をかえる他は前記製造例1
と同様にして、本発明の共重合体及び比較のため
の共重合体を製造した。 これらの製造例におけるモノマーの種類と量及
び製造した共重合体の極限粘度〔η〕は、製造例
1の場合とともに表1に示した。
【表】
【表】 実施例及び比較例 前記製造例で得た共重合体のトルエン−アセト
ン溶液に、共重合体の濃度が、30%となる如くト
ルエンを追加し、表2の通りのシーラント用プラ
イマーを調製した。
【表】
【表】 試験例 前記実施例及び比較例で得たシーラント用プラ
イマーを使用し下記の試験をおこなつた。その結
果は表3に示す通りであつた。 <接着試験> JISA5758の5.12.2項に準拠して調製した50mm×
50mm×25mmのセメントモルタルブロツク2枚の各
1面にプライマーを塗布し、室温で30分間放置し
たのち、JISA5758の5.12.3項に準拠して、スペー
サーを用いて中央部にトツプシーラーAu(山内ゴ
ム工業株式会社製、商品名、アクリル変性シーリ
ング材)を押出して50mm×12mm×12mmの柱状に上
記セメントモルタルに接着して硬化せしめ、室温
で7日間、ついで50℃で7日間養生して、引張接
着試験用の試験片を作成した。このようにして得
られた試験片3個を用いて、引張試験機により凝
集破壊率と引張接着力を測定した。 <耐温水試験> 接着試験と同様に作成した試験片3個を50℃の
温水中に2日間浸漬したのち、接着試験と同様の
引張試験を行つた。 <耐熱試験> 接着試験と同様に作成した試験片3個を用い
JISA5758の5.12.3項に準拠し、80℃又は90℃で14
日間加熱したのち接着試験と同様の引張試験を行
つた。 <耐久試験> 接着試験と同様に作成した試験片3個を用い
JISA5758の5.12.3項による耐久性試験(耐久性の
区分8020及び9030)をおこなつた。
【表】
【表】 尚、表3中CFは凝集破壊(シーラント部分で
の破壊)、TLは薄層破壊(シーラントとプライマ
ーとの境での破壊)、AFは界面破壊(プライマー
と対象素材との間の破壊)を夫々意味し、CF、
TL、AFの後の数値は、面積比を意味する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) アクリロニトリル又はメタアクリロニト
    リル (ロ) 一般式【式】(式中R1は炭素 数1〜4のアルキル基を意味する。)で表わさ
    れるメタアクリレート化合物、 (ハ) スチレン又は一般式【式】 (式中nはベンゼン核に置換しているメチル基
    の数を意味する1〜3の整数である。)で表わ
    されるスチレン誘導体、及び (ニ) 一般式【式】〔式中R2はH又はメチ ル基、XはCOOH、【式】 【式】(mは2〜4の整数) 又はCO−Y{YはNH2、NHCH2OR3(R3はH
    又は炭素数1〜4のアルキル基)又は(CH2l
    −N(R42(lは1〜4の整数、R4は炭素数1
    〜4のアルキル基)}を意味する。〕で表わされ
    る化合物、 を70重量%以上含有するモノマー混合物から共重
    合して得た共重合体を主成分とするアクリル変性
    ウレタンシーラント用プライマー。
JP5458682A 1982-03-31 1982-03-31 アクリル変性ウレタンシ−ラント用プライマ− Granted JPS58171467A (ja)

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JPH0745643B2 (ja) * 1987-07-10 1995-05-17 昭和高分子株式会社 壁面防水塗材組成物

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