JPH0286101A - 高感度の感湿素子材料 - Google Patents

高感度の感湿素子材料

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JPH0286101A
JPH0286101A JP63236293A JP23629388A JPH0286101A JP H0286101 A JPH0286101 A JP H0286101A JP 63236293 A JP63236293 A JP 63236293A JP 23629388 A JP23629388 A JP 23629388A JP H0286101 A JPH0286101 A JP H0286101A
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JP
Japan
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relative humidity
element material
fluctuation
hydroxyapatite
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP63236293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nagai
正幸 永井
Tatsuya Saeki
達哉 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高感度の感温素子材料に関し、詳しくは低温
においてもガス中の温度の変動をす早く検知することが
できる高感度の感湿素子材料に関する。
本発明の感湿素子材料は、環境条件における空気中に相
対湿度の変動の検知に利用することができ、それによっ
て空気中の相対湿度の急蛍な上昇または下降に対して敏
感な試験設備または生産設備の保守および稼動における
警報礪構に利用することができる。
〔技術の背景および従来技術の説明〕
水酸アパタイト(Ca、o (po4)6(OH)2)
は、感湿−感温御飯ガス素子として利用することが知ら
れており(特開昭58−166249号公報)、また水
酸アパタイトと無機ハロゲン化物の複合材料を炭酸ガス
の検出素子として利用することが提案されている(特原
昭61−85126号)。
本発明者は水酸アパタイトの物性について研究を続けて
いるが、その研究において、水酸アパタイトに塩化カル
シウムおよび塩化アンモニウムを加えた多孔質の複合材
料が、室温において短時間にガス中の相対湿度の変動を
検知することができることを見出し、この知見に基づい
て本発明に到達した。
〔発明の目的および発明の要約〕
本発明の目的は、低温においてガス中の相対温度の変動
を検知することができる感温素子材料を提供することに
あり、詳しくは、ガス中の相対温度の変動を短かい応答
時間、すなわち高い感度で検知することができる高感度
の感温素子材料を提供することにある。
本発明は、水酸アパタイトおよび無機ハロゲン化物のI
mまたは2種以上の複合材料からなり、それによってガ
ス中の相対温度の変動を短かい応答時間で検知すること
ができる高感度の感湿素子材料である。
本発明の感湿素子材料における無機ハロゲン化物は、塩
化物、臭化物およびヨウ化物を使用することができるが
、塩化カルシウムおよび塩化アンモニウムを使用するの
が好ましい。
本発明の感湿素子材料は、水酸アパタイトの粉末のペー
ストから成形品をつくり、この成形品を600〜100
0℃(好ましくは700〜900℃)の温度に加熱して
焼結して多孔質の成形体をつくり、この多孔質の成形体
に無機ハロゲン化物の溶液を含浸させて、乾燥すること
によって得られる。
本発明の感温素子材料は、その多孔質の成形体に電極を
焼き付け、その電極の間のインピーダンス値の変動によ
ってその感温素子材料と接触するガス中の相対湿度の変
動を検知することができる。
〔発明の詳細な説明〕
本発明の感湿素子材料における水酸アパタイトは、 Ca、o(po4)6(o旧2 の化学式を有する物質であって、公知の方法、たとえば
湿式法、乾式法または水熱法のいかなる方法によってつ
くられたものであっても、これを使用することができる
が、Ca / Pのモル比が1.5〜1.8の範囲内に
あるものを使用する。
本発明の感湿素子材料は以下に示す手順によりつくられ
る。
水酸アパタイトの粉末を成形型に入れ、これを加圧して
成形し、得られた成形体を600−1000℃(好まし
くは700〜900″C)に少なくとも1時間(好まし
くは1.5〜2.5時間)加熱して焼結し、多孔質の焼
結体をつくる。
水酸アパタイトの成形体の焼結において600″C以下
の温度の加熱では多孔質の焼結体の強度が充分なもので
なく、また1000℃以上の温度の加熱では焼結体の多
孔構造が破壊され、焼結体の全表面積が減少し、それに
よって感湿特性が低下する。
水酸アパタイトの焼結体を無機ハロゲン化物の溶液に浸
漬して、水酸アパタイトに無機ハロゲン化物を含浸させ
、これを乾燥した後、100〜600℃(好ましくは4
00℃)に少なくとも30分間(好ましくは1〜3時間
)加熱して、水酸アパタイトを無機ハロゲン化物との複
合材料とし、本発明の感温素子材料がつくられる。
本発明の感温素子材料の水酸アパタイトの多孔質の焼結
体の表面に電極を形成して、感湿素子として使用する。
本発明の感湿素子材料の製造における無機ハロゲン化物
は、水酸アパタイトとの複合材料としたときに、これと
接触するガス中の相対温度の変動によるインピーダンス
値の変動の応答速度を向上するものであれば、フッ化物
、塩化物、臭化物およびヨウ化物のいかなるものであっ
ても、これを使用することができるが、塩化物を使用す
るのが好ましく、塩化カルシウムおよび塩化アンモニウ
ムを使用するのが特に好ましい。
本発明の感湿素子材料の製造における水酸アパタイトの
粉末の成形体の成形において、水酸アパタイトの粉末に
有機質のバインダー、例えばメチルセルロースを加えて
成形することができる。また水酸アパタイトの粉末に、
有機質のバインダー例えばメチルセルロースとともに水
を加え、ペーストをつくり、このペーストを基板に塗布
して薄膜状に成形し、これをそのまま600〜1000
’C(好ましくは700〜900℃)に加熱して焼結し
、多孔質の焼結体をつくることもできる。有機質のバイ
ンダーは焼結のときの加熱において燃焼ないし分解する
が、バインダーの燃焼ないし分解後は、その部分がさら
に微細な多孔構造を形成し、それによって感湿素子の性
能を向上する。
水着アパタイトの多孔質の焼結体に対する無機ハロゲン
化物の溶液の含浸は、水酸アパタイトの多孔質の焼結体
に無機ハロゲン化物の溶液をへヶ塗りすることにより行
なうことができる。水酸アパタイトの多孔質の焼結体は
、その多孔構造にょリ、複合材料の形成に必要な無機ハ
ロゲン化物を吸収し、保持することができる。
さらにまた水酸アパタイトの多孔質の焼結体に対する無
機ハロゲン化物の溶液の含浸は、水酸アパタイトの多孔
質の焼結体にS極を形成した後に行ない、それによって
感i素子の製作を感湿素子材料の形成と同時に行なうこ
ともできる。
以下において、実施例に代りうる試験例により本発明を
さらに詳しく説明する。
試験例 l 水酸アパタイトの温度の検出に及ぼす塩化カルシウムお
よび塩化アンモニウムの影響について試験を行なった。
(1)試料の調製 (1−1)対照状B(未処理素子) 水酸化カルシウム100gをpH11の水に懸濁し、撹
拌器(東京理化器械: EYELA、 MINT D、
C。
5TrRRE )で撹拌しながらこれに、3倍に希釈し
たリン酸液をマイクロチューブポンプ(東京理化器械:
MIP−3)により連続的に滴下した。反応液のpHt
fillになったときに、10倍に希釈したリン酸液に
切り替え、同様なマイクロチューブポンプにより徐々に
滴下した。
得られた沈澱を濾過し、70℃において24時間乾燥し
た後、さらに120℃において24時間乾燥した。得ら
れた粉末をさらに800℃において1時間焼成して、粉
末状の水酸アパタイトを調製した。
エタノール45−にポリプチルビニラール20,9を溶
解し、これに上記の水酸アパタイト(Ca / P :
 1−67 )の粉末20gを加え、よく批拌して均一
に分散した後、得られた分散液をドクターブレード法に
より厚さQ、l+wのシートに成形した。このシートを
101111平方の小片に裁断し、このシートの小片l
を第511!i+に示すとおりの25龍平方のアルミナ
基板2上に接着して固定した。
このシートの小片を接着したアルミナ基板上に、白金ペ
ーストを第5図に示すとおりのクシ形に塗布して電極3
とし、これを電気炉において800’Cに2時間加熱し
て、焼結および電極の焼付を行ない、対照状B(未処理
素子)をIIIWシた。
(1−2)試験試料(塩化物処理素子)塩化カルシウム
IB、4g/lおよび塩化アンモニウム17.7 g/
 Zを含む処理溶液(pH: 8.0)を調製し、この
処理溶液に、前記(1−1)で得た対照試料(未処理素
子〕を24時間浸漬した後、24時間90〜100″C
において乾燥して、試験試料(塩化物処理素子)を調製
した。
(2)試験方法 種々の飽和溶液を用いて、相対湿度が0%、29%、4
2%、70%および100%の空気を調製した。
(2−1)室温(15°C)における測定室温(15℃
)にv11整した測定チャンバー円に試料を置き、この
試料のインピーダンスを交流2端子法により、印加電圧
tVおよび周波数I KHzにおいて測定しながら測定
チャンバー内に、第1表に示すサイクルで、200d/
分の空気を流し、それぞれの試料のインピーダンスを測
定した。
g1表 空気の相対湿度、流した時間および流量(2−
2)  400’Cにおける測定試料を置く測定チャン
バーの温度を400℃にしたこと以外は、前記(2−1
)と同様にして、それぞれの試料のインピーダンスを測
定した。
(3)試験の結果 第1図、第2図、第3図および第4図に示すとおりであ
った。
第1図および第2図は、室温(15℃)における測定の
結果であって、WL1図は対照試料(未処理素子)の結
果であり、また第2図は試験試料(塩化物処理素子)の
結果である。
第3図および第4図は、400℃における測定の結果で
あって、第3図は対照試B(未処理素子)の結果であり
、また第4区は試験試料(塩化物処理素子)の結果であ
る。
各図におけるインピーダンス値は、測定チャンバー内に
流す空気の切換え後に、インピーダンス値が定常値に安
定した時のインピーダンス値である。
各試験における測定チャンバー内に流す空気の切換え後
に、インピーダンス値が定常値に安定するまでに要する
時間(応答速度)において測定チャンバー内に流す空気
の相対湿度を42%から70%に切換えた時の応答時間
は第2表に示すとおりであった。
第2表 相対湿度の変化に対する応答速度また各図にお
ける(−0−)(実線)は、測定チャンバー内に流す空
気の相対湿度を0%から100%に変化する行程におけ
るインピーダンス値であり、また(−へ−) (点線)
は、測定チャンバー内に流す空気の相対湿度を100%
か50%に変化する行程におけるインピーダンス値であ
る。
(4)考察 第1区および第2図によると、室温(15℃)において
対照試料(未処理素子)および試験試料(塩化物処理素
子)の両者ともに、良好な感温特性を示すが、第3図お
よび第4図によると、400℃においては対照試料(未
処理素子)は感湿特性を示すとはいえないが、試験試料
(塩化物処理素子)は感湿特性を示すといえることがわ
かる。
また第2表における空気の相対湿度が42%から70%
に変化する領域は普遍的な相対湿度の変化の領域である
が、この領域では室温(15℃)における試験試料(塩
化物処理素子)の6分は、化学反応に対する温度の影響
を考慮しても、可放り速いものであることがわかる。
〔発明の効果〕
感湿素子材料に接触するガスの相対湿度の変動を、低温
において検知することができる。
水酸アパタイトを無機ハロゲン化物との複合材料とする
ことにより、ガスの相対温度の変動がインピーダンス値
の変動に変換される速度(応答速度)が速くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図は、試験例1の試
験の結果を示す図表であり、第5図は、本発明の感湿素
子材料による感湿素子の平面図である。 出願人 積水化成品工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸アパタイト、および無機ハロゲン化物の1種
    または2種以上の複合材料からなることを特徴とする高
    感度の感湿素子材料。
  2. (2)無機ハロゲン化物が、塩化カルシウムおよび塩化
    アンモニウムであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の高感度の感湿素子材料。
JP63236293A 1988-09-22 1988-09-22 高感度の感湿素子材料 Pending JPH0286101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166616A1 (ja) 2019-02-15 2020-08-20 国立研究開発法人産業技術総合研究所 感湿複合材及び湿度センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56101704A (en) * 1980-01-17 1981-08-14 Mitsubishi Electric Corp Moisture sensitive element
JPS62242847A (ja) * 1986-04-15 1987-10-23 Sekisui Plastics Co Ltd 高感度の炭酸ガスの検出素子材料およびその製造法

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