JPH0285045A - 損傷車両の板金工賃見積装置 - Google Patents

損傷車両の板金工賃見積装置

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JPH0285045A
JPH0285045A JP63236231A JP23623188A JPH0285045A JP H0285045 A JPH0285045 A JP H0285045A JP 63236231 A JP63236231 A JP 63236231A JP 23623188 A JP23623188 A JP 23623188A JP H0285045 A JPH0285045 A JP H0285045A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、損傷車両を修理する際における外板や骨格部
位の板金に要する費用の見積を行なう損傷車両の板金工
賃見積装置に関する。
〔従来技術〕
衝突事故等によって車両の外板や骨格部位に損傷が生じ
、その修理を依頼された場合には、修理に要する板金工
賃の見積を行なう必要がある。
従来、上記のごとき修理費用の見積を行なう方法として
は、例えば第4図に示すごとき簡易見積表による方法が
用いられていた。第4図において。
縦軸は修理に要する作業時間(単位は分)、横軸は損傷
面積(単位はd)である、また、■〜■の各曲線は、板
金作業の難易度に応じた板金・下地処理作業時間算定曲
線であり、その他、材料費算定曲線及び塗装作業時間算
定曲線がそれぞれメタリック塗装とソリッド塗装とにつ
いて表示されている。
上記の簡易見積衣を使用する場合は、先ず、損傷部位の
変形面積に一定の係数を乗算して損傷部面積を算出する
次に、板金作業の難易度に応じて上記■〜■の各曲線の
うちのいずれか−っを選択し、簡易見積衣の横軸におい
て上記の算出した損傷部面積の点から垂線を延ばして上
記の選択した曲線との交点を求め、その交点から左に水
平線を延ばし、縦軸の作業時間から板金作業時間を求め
る。
次に、上記と同様の手順によって塗装作業時間算定曲線
から塗装作業時間を求める。
次に、上記の板金作業時間と塗装作業時間との合計を求
め、その合計作業時間にレバーレート(時間当りの工賃
)を乗算することによって工賃を算出する。
次に、前記と同様に簡易見積衣の材料算定曲線から塗料
の材料費、すなわち塗料費用を求める。
次に、上記の工賃と塗料費用とを加算することによって
修理に要する総費用、すなわち見積金額を算出する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、従来の簡易見積衣を用いた見積方法にお
いては、見積表から各種の値を求める手順の他に、前記
のごとき各種の乗算と加算とを使用者が行なわなければ
ならず、そのため作業が煩雑であり、作業に長時間を要
すると共に、計算の間違いによって見積金額に過ちを生
じるおそれがあり、また、見積を担当する作業員の経験
や勘に頼る部分が多いので、見積にバラツキが生じやす
く、そのため依頼者の信頼を損なうおそれもあるという
問題があった。
また、第4図から判るように、簡易見積衣は複雑な曲線
と細かな数値とが記載されているため、使用者に見やす
くするためには、少なくともA4版程度の大きさにする
必要があり、そのため携帯に不便で、使い勝手が悪いと
いう問題もあった。
本発明は、上記のごとき従来技術の間違を解決するため
になされたものであり、使用者は計算する必要がなく、
しかも小型で携帯に便利であり、使い勝手も良い損傷車
両の板金工賃見積装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明においては、使用者
の操作によって外板の板金に必要な種々のデータ、すな
わち損傷した外板(パネル)毎に、損傷部位の変形の程
度が大変形、生変形、小変形のいずれであるか1作業難
易度及び損傷面積のそれぞれに関するデータを入力し、
さらにレバーレートを入力するデータ入力手段と、上記
の変形の程度に関するデータ、作業難易度に関するデー
タ及び損傷面積に関するデータから上記大、中、小の各
変形毎に定められた所定の数式に基づいて損傷部位毎に
作業時間を算出し、それらを加算して総作業時間すなわ
ち外板の板金工数を計算し、該板金工数に上記のレバー
レートを乗算して外板の板金工賃を計算する外板板金工
賃計算手段と、所定の順序に従って入力すべきデータ名
を指示する信号を送出する入力順序指示手段と、該入力
順序指示手段の信号と上記外板板金工賃計算手段の計算
結果とを表示する表示手段とを備えた演算装置と、磁性
材料を装着した弾性体からなり、上記変形の程度、すな
わち大変形、生変形、小変形に対応してそれぞれ異なっ
た3種類の色に色分けされた所定の大きさの少なくとも
3枚の板枠であって、上記外板の損傷部に変形の程度に
対応して磁気的に貼付するデータ判別用手段と、を備え
るように構成している。
なお、上記の外板(パネル)というのは、車両を構成し
ている各部分毎の外板を言い1例えばトランクリッド、
フロントドア、リアドア、エンジンフード等がある。
〔作用〕
以下、第1図に基づいて本発明の詳細な説明する。
第17図は本発明の機能ブロック図であり、演算装置の
部分を示す。なお、データ判別用手段については図示せ
ず、後述のごとく文章で説明する。
第1図において、データ入力手段1は1例えばキーボー
ドであり、使用者の操作によって必要なデータを入力す
るものである。
上記のデータとしては、損傷部位の変形の程度が大変形
、中度形、小変形のいずれであるかに関するデータ6、
作業難易度に関するデータ7、損傷面積に関するデータ
8、及びレバーレート9(単位時間当たりの工賃)があ
り、レーバーレート9以外の上記3つのデータは損傷部
位毎に入力する。なお、上記の各データの具体例につい
ては、後記の実施例において詳述する。
次に、入力順序指示手段2は、所定の順序に従って入力
すべきデータ名を指示する信号を送出する手段であり、
入力すべきデータの順序を予め記憶しておき、データが
入力される毎に次に入力すべきデータ名を指示する信号
を順次送出する。
表示手段3は、例えば液晶表示器であり、入力順序指示
手段2から与えられる信号に応じた表示、すなわち次に
入力すべきデータ名及びその他の必要な表示を行なう手
段である。
一方、外板板金工賃計算手段4は、上記の入力データの
うちの変形の程度に関するデータ6、作業難易度に関す
るデータ7、損傷面積に関するデータ8から、上記大、
中、小の各変形毎に定められた所定の数式(具体例は実
施例において詳述)に基づいて損傷部位毎に作業時間を
算出し、それらを加算して板金作業時間すなわち外板の
板金工数を計算し、次に、その求めた板金工数にデータ
入力手段1から入力したレバーレート9を乗算すること
によって外板板金工賃を計算する。
上記の外板板金工賃計算手段4で求められた外板板金工
賃すなわち外板板金に関する見積金額が表示手段3で表
示される。
また、上記のデータ入力手段1で入力する各データ6〜
9のうち、レバーレート9以外の各データ6〜8は、デ
ータ判別用手段(第1図には図示せず)によって判別し
て入力する。このデータ判別用手段は、例えば後記第5
.6図の実施例に示すごとく、磁性材料を装着したゴム
板等の弾性体からなり、上記変形の程度、すなわち大変
形、中度形、小変形に対応してそれぞれ異なった3種類
の色(例えば赤、黄、緑)に色分けされた所定の大きさ
(例えば1 da” )の仮枠である。
そしてこのデータ判別用手段を外板の損傷部に変形の程
度に対応して磁気的に貼付することにより、変形の程度
、作業難易度及び損傷面積の各データを容易に判別する
ことが出来る。すなわち、変形の程度(大変形、中度形
、小変形)は板枠の色で判別することが出来1作業難易
度は板枠の貼付された位置(例えばプレスライン上にあ
るか否か等)によって判別することが出来、損傷面積は
貼付された板枠の数(板枠の面積が一定であるから仮枠
の数が損傷面積に対応する)によって判別することが出
来る。
また、上記のデータ判別用手段は磁気的に貼付するので
あるから、貼付および撤去が容易である。
上記のように1本発明の装置によれば、表示手段に表示
された順序にしたがって必要なデータを入力するだけで
・、自動的に外板板金の工賃見積金額が計算されて表示
される。
したがって、従来のごとく使用者が自分で計算する必要
が全くなくなるので、計算間違いを生じるおそれもなく
、また、入力すべきデータ名も順次表示され、その表示
に従って入力すればよいので、操作も極めて簡単になる
と共に間違いを犯すおそれもなくなる。さらに見積を担
当する作業員の経験や勘に頼る部分が従来より大幅に少
なくなるので見積が均質になり、そのため見積に対する
信頼性を向上させることが出来る。特に、データ判別用
手段を用いることにより、入力するデータの判別がより
客観的で正確になり、かつ容易になる。
また、本発明の装置を実際に構成する場合には、市販の
いわゆるポケット・コンピュータ程度の装置で実現でき
るので、極めて小型になり、携帯にも便利である。
〔実施例〕
本発明の装置は、例えばキーボード、CPU、RAM、
ROM、液晶表示器等から構成することが出来、具体的
には市販のいわゆるポケット・コンピュータを利用し、
プログラムを作成することによって構成することが出来
る。
第2図は1本発明の外板板金工賃を表示する装置におけ
る演算過程を示すフローチャートの一実施例図である。
以下、第2図の内容を説明するが、その前に、損傷部位
の変形の区分及び難易度の判断基準について説明する。
本実施例においては、損傷の程度を、変形が大変形、中
変形、小変形のいずれであるか、損傷部位の作業上の難
易度および損傷面積の3種のデータによって判断するよ
うになっている。
上記の変形の程度が大変形、中変形、小変形のいずれで
あるか、及び損傷部位の作業上の難易度に関しては1例
えば、次頁の第1表に示すごとき基準に基づいて使用者
が判断する。
上記第1表において、難易度の分類における係数U及び
Aは、後述する板金作業時間算出の際に用いられるもの
である。
また、上記の変形の程度、損傷部位の作業上の難易度お
よび損傷面積の3種のデータは、データ判別用手段を用
いて判別する。
以下、データ判別用手段について説明する。
第5図はデータ判別用手段の一実施例図であり、第6図
はデータ判別用手段の使用例図であり、自動車のフロン
トフェンダが損傷した場合を例示する。
第5図に示すごとく、データ判別用手段は、例えば10
a++ X Loan (面積1 dIa” )の薄い
ゴムの板枠30の裏側に磁性化塗料(図示せず)等を塗
布したものであり、自動車の外板等に磁気的に貼付する
ことが出来るようにしたものである。そして上記の板枠
30の表面は、変形の程度に応じて色分けされている。
例えば大変形用の仮枠は赤色(以下、赤枠33と記す)
、中度形用は黄色(以下、黄枠34と記す)、小変形用
は緑色(以下、縁枠35と記す)になっている。
上記のごとき赤枠33、黄枠34.緑枠35を、第6図
に示すように、損傷部分(図中の破線で示す部分)の変
形の程度に応じて、大変形部分には赤枠33を、生変形
部分には黄枠34を、小変形部分には縁枠35をそれぞ
れ貼付する。そして演算手段にデータを入力する場合に
は、上記の各板枠によって各データを判別する。すなわ
ち、成る部分の変形の程度が大変形′か、中変形か、小
変形かを判別するには、その部分に貼付されている板枠
の色を見れば容易に判別することが出来る。また、損傷
部位の作業上の難易度は、その板枠が貼付されている位
置、例えばプレスライン32を股いで貼付されているか
、その位置が裏面から作業可能な位置か否か1等によっ
て判別することが出来る。また、各板枠は全て一定面積
1例えば1 da”になっているから、板枠の数に応じ
て変形の程度毎の面積でも全体の損傷面積でも必要に応
じて極めて容易に判別することが出来る。なお、データ
判別用手段は、磁気的に貼付するのであるから、貼付お
よび撤去が極めて容易であり、かつ、貼付による変形や
痕跡等を生じるおそれもない。
上記のように、データ判別用手段を用いることにより、
変形の程度1作業の難易度および損傷面積の各データを
、極めて容易に判別することが出来、作業性が向上する
。また、メジャーを用いたリ手の平で測定するより誤差
が少なく、データ入力の平準化を図ることが出来る。ま
た、仮枠の内側部分では損傷状態が目視できるので、特
に、前記第1表の判定基準2(合わせ作業の必要の有無
)の評価を行うときに有効である。
なお、上記のデータ判別用手段は、第3図で後述する骨
格板金工賃演算の際にも同様に用いることが出来る。
以下、第2図のフローチャートを説明する。
第2図において、まず、P□では、レーバーレートすな
わち単位時間当たりの工賃を入力する。
なお、実際上は、上記の入力の前に、使用者がレバーレ
ート変更・確認キーを押すと、予め設定されたプログラ
ムに基づいて、レバーレート入力開始となり、使用者が
キーボードを操作して所定のパスワード番号を与えるこ
とにより、そのデータをポケット・コンピュータが入力
することになるが、上記の表示・操作のパートは省略し
ている。
また、その他の各データの入力時にも、同様に入力すべ
き項目の表示がなされ、その表示に応じて使用者がポケ
ット・コンピュータのキーボードを操作することによっ
てポケット・コンピュータに該当するデータガ与えられ
、そのデータをポケット・コンピュータが入力すること
になるが、このフローチャートにおいては、それらの表
示・操作のパートは全て省略している。
次に、P2〜P1では、大変形の損傷部位のデータの入
力及び大変形の板金工数(作業時間)の計算が行なわれ
る。
すなわち、使用者が損傷部位を観察し、前記第1表に基
づいて判断し、損傷した部位に大変形の損傷があった場
合は、P2〜P4において、それについての二つの係数
U、A及び変形面積(単位はdm”、前記データ判別用
手段を用いて判別)を入力する。
大変形の部位が2以上ある場合は、PsからP2へ戻っ
て同様に入力する。
また、入力した数値に誤りがあった場合はPGから戻っ
て必要な訂正を行なう。
次に、P7では、上記の入力した各データがら下記(1
)式に基づいて大変形部分の板金に要する作業時間Td
の計算を行なう。
Td=(20+10X(U+A)÷4)×B・・・(1
)なお、上記(1)式において、Bは大変形部の面積の
合計、常数20は大変形作業時間の最小値(分)、常数
10及び常数4は係数U及びAを分単位の作業時間に変
えるための係数であり、Tdの単位は分である。
次に、P8〜P1.では、中変形の損傷部位のデータの
入力及び中変形の板金工数(作業時間)の計算が行なわ
れる。
すなわち、使用者が損傷部位を観察し、前記第1表に基
づいて判断し、損傷した部位に中変形の損傷があった場
合は、前記の大変形の場合と同様に、それについての二
つの係数U、A及び変形面積を入力する。
そして、P□、では、上記の入力した各データから下記
(2)式に基づいて生変形部分の板金に要する作業時間
Thの計算を行なう。
Th=(10+10X(U十A)÷4)×E・・・(2
)なお、上記(2)式において、Eは中変形部の面積の
合計、最初の常数10は中度形作業時間の最小値(分)
、常数10及び常数4は係数U及びAを分単位の作業時
間に変えるための係数であり、Thの単位は分である。
次に、小変形の損傷部位がある場合は、P□4でその変
形面積Bを入力し、P!5において、下記(3)式に基
づいて小変形部分の板金に要する作業時間Tsの計算を
行なう。
Ts=75XNE” (3) 上記(3)式において、Mは小変形部の面積の合計、常
数7.5は小変形の単位面積当たり作業時間の平均値(
単位は分)であり、Tsの単位は分である。
次に、P16では、外板の板金工賃pbの計算を行なう
板金工賃pbは、まず、前記の各作業時間Td、Th、
Tsを加算して総作業時間を求め、それにレバーレート
Lを乗算することによって行なわれる。
なお、上記各作業時間Td、Th、Tsの単位は分であ
るのに対し、レバーレートは一般に時間単位で示される
ので、上記の計算は、例えば、下記(4)ようにして行
なわれる。
Pb= ((Td+Th+Ts)÷60)XL・ (4
)次に、P□7では、上記のようにして算出した板金工
賃、すなわち外板の板金工賃の見積額(単位は円)を液
晶表示器等に表示する。
なお、上記第2図のフローチャートにおいては、1枚の
パネルについて板金工賃を見積る場合を例示しているが
、第2図のP2〜P□5の部分を損傷パネルの数だけ繰
り返すように構成すれば、複数のパネルが損傷した場合
に、それらの損傷パネル全体についての板金工賃の見積
を行なうことが出来る。
次に、第3図は、骨格板金工賃の演算過程を示すフロー
チャートの一実施例図である。
なお、骨格部位というのは、いわゆるフレームといわれ
るものであるが、最近の乗用車では、モノコックボディ
のようにフレームとボディとが一体となったラーメン構
造体を形成しているものが多い。骨格部位は例えばサイ
ドメンバ、フードレッジ、ダッシュ°パネル、クロスメ
ンバのように溶接で接続され・るものである。
第3図において、まず、p21では、レーバーレートす
なわち単位時間当たりの工賃を入力する。
なお、前記第2図の場合と同様に、各入力の前に、予め
設定されたプログラムに基づいて、ポケット・コンピュ
ータがその液晶表示部に入力すべき項目を表示し、その
表示に応じて使用者がポケット・コンピュータのキーボ
ードを操作することによってポケット・コンピュータに
該当するデータが与えられ、そのデータをポケット・コ
ンピュータが入力することになるが、それらの操作・表
示のパートは全て図示を省略している。
次に、P22〜P27では、大変形の損傷部位のデータ
の入力及び大変形の板金工数(作業時間)の計算が行な
われるが、この実施例においては、損傷した骨格部位ご
とに入力し、損傷した全ての骨格部位全体の板金工数を
計算する場合を示す。したがって、まず、第1骨格部位
(損傷したーっの骨格部位1例えばRH・フロント・サ
イドメンバ)についてのデータを入力する。
すなわち、使用者が損傷部位を観察し、前記第1表に基
づいて判断し、損傷した第1骨格部位に大変形の損傷が
あった場合は、P2□〜P24において、それについて
の二つの係数U、A及び変形面積(単位はdm”、前記
と同様にデータ判別用手段を用いて判別)を入力する。
第1骨格部位のなかに大変形の損傷部位が2以上ある場
合は、P2sからP22へ戻って同様にそれぞれの損傷
部分に関するデータを入力する。
また、入力した数値に誤りがあった場合はP26から戻
って必要な訂正を行なう。
次に、P2□では、上記の入力した各データから下記(
5)式に基づいて大変形部分の板金に要する作業時間F
dの計算を行なう。
Fd=(20+10X(U+A)÷4) X (1−α
)xB・・・(5)なお、上記(1)式において、Bは
大変形部の面積の合計、常数20は大変形作業時間の最
小値(分)、常数10及び常数4は係数U及びAを分単
位の作業時間に変えるための係数、αは大変形の減少率
(例えば0.2)であり、Fdの単位は分である。なお
、上記の減少率というのは、フレーム修正機よって粗出
しを行なうと変形面積が減少するので、その分を作業時
間から減じておくものであり、その値は、過去の修理作
業データから、例えば、大変形の場合は20%、中変形
の場合は10%、小変形の場合は0%に定めてあり、ポ
ケット・コンピュータ内のメモリに記憶しであるもので
ある。
次に、P、〜P33では、中変形の損傷部位のデータの
入力及び中変形の板金工数(作業時間)の計算が行なわ
れる。
すなわち、使用者が損傷部位をa察し、前記第1表に基
づいて判断し、損傷した第1骨格部位に中変形の損傷が
あった場合は、前記の大変形の場合と同様に、それにつ
いての二つの係数U、A及び変形面積を入力する。
そして、P33では、上記の入力した各データから下記
(6)式に基づいて中変形部分の板金に要する作業時間
Fhの計算を行なう。
Fh=(10+10X(U+A)÷4) X (1−β
)XE・・・(6)なお、上記(6)式において、Eは
中変形部の面積の合計、最初の常数10は生変形作業時
間の最小値(分)、常数10及び常数4は係数U及びA
を分単位の作業時間に変えるための係数、βは生変形の
減少率(例えば0.1)であり、Fhの単位は分である
次に、小変形の損傷部位がある場合は、P、4でその変
形面積Mを入力し、P、5において、下記(7)式に基
づいて小変形部分の板金に要する作業時間Fsの計算を
行なう。
Fs=7.5XM−(3) 上記(3)式において、Mは小変形部の面積の合計、常
数7.5は小変形の単位面積当たり作業時間の平均値(
単位は分)であり、Fsの単位は分である。
次に、P3.は、損傷した骨格部位が2以上ある場合の
繰返しのパートであり、例えば、前記の第1骨格部位の
他に、第2骨格部位(例えばLH・フロント・サイドメ
ンバ)も損傷している場合は、P22へ戻って上記と同
様に第2骨格部位に関するデータを入力し゛、上記と同
様P2□〜P3sが繰り返される。なお、損傷した骨格
部位が3以上ある場合も上記と同様にそれぞれのデータ
の入力と計算が行なわれる6 次に、P3.では、粗出し時間の入力を台なう。
この粗出し時間というのは、フレーム修正機等を用いて
損傷した骨格部位を基準寸法に復旧させるのに要する時
間であり、粗出し作業の効果の及ぶ範囲に応じて定まる
値である。例えば、過去の修理作業データに基づいて、
大損傷では180分程程度中損傷では120分程程度小
損傷では60分程度の値とする。なお、この粗出し時間
は、骨格部位毎に入力する値ではなく、損傷車両全体に
ついての値である。
次に、P3.では、上記の粗出し時間の値が所定値(例
えば210分)以上か未満かを判定し、“以上″の場合
には、PI3で修理金額が高額になる旨の表示を行なう
。モしてP4.で訂正するか否かを判定し、訂正する場
合すなわち修理金額が高額になっては困る場合はP、7
へ戻って粗出し時間のデータを訂正する。 P3.で“
未満”の場合、及びP4゜で訂正しない場合すなわち修
理金額が高額になってもよい場合はそのままP2、へ行
く。
次に、’P、、では、計測時間を入力する。骨格部位の
場合は、部位によって各種の機能部品が取付けられると
ころもあるので、歪が残っていると種々の障害(例えば
、機能部品の取り付けが出来なかったり、ホイール・ア
ライメントが狂う等)を生じるおそれがある。そのため
、各車両ごとに定められている正規の寸法と一致してい
るかどうか等を正確に計測する必要があり、そのための
計測時間を見積もっておく必要がある。この計測時間の
値は、例えば十分〜数十分程度の値であり、損傷した骨
格部位が2以上ある場合は、それぞれについての値を入
力する。
次に、P、8では、上記の入力した各種のデータから骨
格部位の板金工賃を計算する。
骨格部位の板金工賃は、損傷した各骨格部位ごとに算出
し、全体の工賃はそれらの合計として算出する。
一つの骨格部位(例えば第1骨格部位)の板金工賃は、
まず、下記(8)式に基づいて板金時間(工数)X工を
計算し1次に、下記(9)式に基づいて板金工賃FX1
を算出する。
X、=Fd+Fh+Fs −(8) FX□= (QXXl−4−(Y+X1)+に、+X1
) +60XL・(9)なお、上記(8)式は、前記の
大変形部分の板金に要する作業時間Fd、中度形部分の
板金に要する作業時間Fh、小変形部分の板金に要する
作業時間Fsを合計したものである。
また、上記(9)式において、Qは前記の粗出し時間(
車両全体の粗出し時間)、Yは第1骨格部位以外の板金
時間の合計、K1は第1骨格部位の計測時間である。
また、(9)式の” Q X X工÷(y + x工)
″の部分は、第1骨格部位についての粗出し時間、すな
わち前記の全体の粗出し時間Qを損傷した各骨格部位に
振り分けるための数式である。したがって上記の式で算
出された第1骨格部位についての粗出し時間をQlと置
けば、(9)式は、FX、= (Qユ十に□+xi)÷
60XL・・・(10)と表すことが出来る。
すなわち、一つの骨格部位の板金工賃は、その骨格部位
毎の板金時間と計測時間と粗出し時間との合計を時間単
位に変換したものにレバーレートLを乗算したものであ
る。
また、全体の板金工賃TFXは、各骨格部位ごとの板金
工賃をFXl、FX、、・・・FX^とした場合に、 TFX=FX1+FX2+・・・+FX^・・・(11
)となる。
次に、P43では、上記の演算した骨格部位の板金工賃
を液晶表示器等に表示する。なお、板金工賃の表示は、
各骨格部位毎のFXl、FX、、・・・FX^をそれぞ
れ表示してもよいし、或いは全体の板金工賃TFXを表
示しても良いし、更にはそれらの両者を表示しても良い
次に、P44では、板金工賃の明細(各骨格部位毎の板
金時間、計測時間、粗出し時間等)が必要か否かを判断
し、′必要”が選択された場合にはP4sで明細を表示
し、゛不要”が選択された場合には、そのまま終了する
上記のように第2図及び第3図の実施例においては、使
用者は、ポケット・コンピュータが液晶表示部に示す指
示に従って順次各データを入力するだけで、自動的に見
積金額を得ることが出来る。
なお、上記の実施例においては、外板板金工賃を算出す
る装置と骨格板金工賃を算出する装置とをそれぞれ別個
に示したが、両者の機能を共に備えた装置とすることが
出来ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく、本発明によれば、表示手段に表示
される順序にしたがって必要なデータを入力するだけで
、自動的に見積金額が計算されて表示される。
したがって、従来のごとく使用者が自分で計算する必要
が全くなくなるので、計算間違いを生じるおそれもなく
、また、入力すべきデータ名も順次表示され、その表示
に従って入力すればよいので、操作も極めて簡単になる
と共に間違いを犯すおそれもなく、見積経験のない者で
も容易、かつ正確に見積を行なうことが可能となる。特
に、データ判別用手段を用いることにより、データの判
別がより客観的で正確になり、かつ容易になる。
また、本発明の装置を実際に構成する場合には。
市販のいわゆるポケット・コンピュータ程度の装置で実
現できるので、極めて小型になり、携帯にも便利である
5等の多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の機能を示すブロック図、第2図は本発
明の外板板金見積の演算過程を示すフローチャートの一
実施例図、第3図は本発明の骨格板金見積の演算過程を
示すフローチャートの一実施例図、第4図は従来の簡易
見積表の一例図、第5図は本発明のデータ判別用手段の
一実施例図、第6図はデータ判別用手段の使用状態を示
す一実施例図である。 〈符号の説明〉 1・・・データ入力手段 2・・・入力順序指示手段 3・・・表示手段 4・・・外板板金工賃計算手段 11・・・データ入力手段 12・・・入力順序指示手段 13・・・表示手段 14・・・骨格板金工賃計算手段 30・・・ゴム板枠 31・・・フロントフェンダ 32・・・プレスライン 33・・・大変形用の赤枠 34・・・中変形用の黄枠 35・・・小変形用の縁枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 使用者の操作によって外板の板金に必要な種々のデータ
    、すなわち損傷した外板毎に、損傷部位の変形の程度が
    大変形、中変形、小変形のいずれであるか、作業難易度
    及び損傷面積のそれぞれに関するデータを入力し、さら
    にレバーレートを入力するデータ入力手段と、上記の変
    形の程度に関するデータ、作業難易度に関するデータ及
    び損傷面積に関するデータから上記大、中、小の各変形
    毎に定められた所定の数式に基づいて損傷部位毎に作業
    時間を算出し、それらを加算して総作業時間すなわち外
    板の板金工数を計算し、該板金工数に上記のレバーレー
    トを乗算して外板の板金工賃を計算する外板板金工賃計
    算手段と、所定の順序に従って入力すべきデータ名を指
    示する信号を送出する入力順序指示手段と、該入力順序
    指示手段の信号と上記外板板金工賃計算手段の計算結果
    とを表示する表示手段とを備えた演算装置と、磁性材料
    を装着した弾性体からなり、上記変形の程度、すなわち
    大変形、中変形、小変形に対応してそれぞれ異なった3
    種類の色に色分けされた所定の大きさの少なくとも3枚
    の板枠であって、上記外板の損傷部に変形の程度に対応
    して磁気的に貼付するデータ判別用手段と、から構成さ
    れた損傷車両の板金工賃見積装置。
JP63236231A 1988-02-26 1988-09-22 損傷車両の板金工賃見積装置 Granted JPH0285045A (ja)

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US07/315,635 US5377098A (en) 1988-02-26 1989-02-27 Method and apparatus for compiling data relating to damage extent, panel and chassis member rectification work, painting work and costs

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5161655A (en) * 1990-08-13 1992-11-10 Oiles Corporation Vibration energy absorbing apparatus
JP2003053427A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Takeo Kamigaki 板金修理支援装置
EP1473095A1 (en) * 1998-11-05 2004-11-03 Tateo Uegaki Method for calculating the amount of a repair work for repairing a damaged panel of a vehicle body

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