JPH0281619A - 熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法

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JPH0281619A
JPH0281619A JP63234332A JP23433288A JPH0281619A JP H0281619 A JPH0281619 A JP H0281619A JP 63234332 A JP63234332 A JP 63234332A JP 23433288 A JP23433288 A JP 23433288A JP H0281619 A JPH0281619 A JP H0281619A
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JP
Japan
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film
water
casting
thermoplastic resin
less
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JP63234332A
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Seizo Aoki
青木 精三
Seiya Sugiura
靖也 杉浦
Morishige Sonoda
薗田 守重
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法に関す
るものである。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法として、冷却ロー
ル(以下キャストロールと呼ぶ)表面に、水等の液体を
塗り、キャストの高速化やフィルム表面性の改善などの
試みがなされてきた(特公昭55−46855、特公昭
58−52818、特公昭61−38012、特開昭5
4−150/177 、特開昭61−219621.2
19622.237619)。
[本発明が解決しようとする課題] しかし、これらの手法では以下のような問題を生じる。
(1)  水の膜厚が薄く出来ないなめに、フィルム表
面に水が沸騰し凹凸となる沸騰マーク(以下沸騰マーク
と呼ぶ)を作ったり、フィルムの流れ方向と直角の方向
(幅方向)に小波状の欠点を生じる。
(2)  また、むりやり薄く水膜を作成すると、水の
切れた部分とそうでない部分で、水塗布状態そのままの
フィルム表面凹凸形状が出来てしまう。
(3)  ミスト方法においても、その水滴に応じた水
滴による凹凸が生じ、フィルム表面欠点となる。
本発明は、これらの問題を解決するため、鋭意検討の結
果、本発明に到達したものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、熱可塑性樹脂フィルムを冷却ロール上にキャ
ストする方法において、表面粗さRaが0.04μm以
下である鏡面ドラムに、最大水滴径が70μm以下であ
り、水滴個数が50〜500個10.1mrrfの水滴
を付着させキャストする熱可塑性樹脂フィルムのキャス
ト方法を特徴とするものである。
本発明で言う熱可塑性樹脂フィルムとは、熱可塑性ポリ
マーからなる膜状物をいい、厚みに拘らず、−mにフィ
ルム、シート、薄葉物などと呼ばれるものを全て含むも
のである。熱可塑性ポリマーとは、加熱すると塑性を示
すポリマーであり、化学構造的には線状高分子である。
代表的なポリマーとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリエチレンα、β−ビス(2−クロルフェノ
キシ)エタン4,4′−ジカルボキシレート、p−へキ
サヒドロ・キシリレンテレフタレートからのポリマー、
1,4シクロヘキサンジメタツールからのポリマー、ポ
リ−p−エチレンオキシベンゾエート、ボリアリレート
、ポリカーボネートなど及びそれらの共重合体で代表さ
れるように主鎖にエステル結合を有するポリエステル類
、更にナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン12、ナイロン11などで代表されるように、主
鎖にアミド結合を有するポリアミド類、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリメ
チルペンテン、ポリブテン、ポリイソブチレン、ボッス
チレン、などで代表されるように主としてハイドロカー
ボンのみからなるポリオレフィン類、ポリエーテルサル
フオン(PES)、ポリフェニレンオキサイド(PPO
) 、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) 、ポ
リエチレンオキサイド1.ポリプロピレンオキサイド、
ポリオキシメチレンなどで代表されるポリエーテル類、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリクロロトリフルオロエチレンなどで代表さ
れるハロゲン化ポリマー類及びポリフェニレンスルフィ
ド(PPS) 、ポリスルフォン及びそれらの共重合体
や変性体などである。本発明の場合、熱可塑性ポリマー
としては、特に、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリ
エーテル類、ポリフェニレンスルフィドなどであり、更
にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレ
ート、などのポリエステル類及びポリフェニレンスルフ
ィドは特に本発明の効果が顕著であり、好ましい。もち
ろん、上記ポリマーに公知の添加剤、例えば安定剤、粘
度調製剤、酸化防止剤、充填剤、滑り剤、帯電防止剤、
ブロッキング防止剤、剥離剤、離型剤などを含有させて
もよい。
冷却装置とは、ロール状の回転体や、ベルトの如き、移
動可能なものであり、冷却表面としては、公知の鏡面ク
ロムメツキ仕上げをしたものや、必要によっては、親水
化処理された面であってもよい。
しかし、Raは0.04μm以下である必要があり、こ
れを超えるものでは、フィルムの表面粗れを起すのみで
なく後述する水の吸引が出来にくくなり、最大水滴径が
70μm以下のものが得られなくなり、水滴による表面
欠点を生じる。
また、この表面粗さRmaXは0.4μm以下であるの
が好ましい。
本発明における冷却装置表面に水滴を付着させる方法と
しては、湿気を含んだ空気を、その露点以下に保たれた
冷却表面に吹き付けて結露させる方法や、静電荷を帯び
た水蒸気を噴霧する方法などがある。
本発明における最大水滴径は70μm以下である必要が
あり、好ましくは50μm以下が良い。
70μmを起えるものでは、フィルム表面に凹凸状の欠
点を生じる。
また、この水滴は、50〜500個10.1mイである
必要があり、好ましくは70〜400個10.1mrr
?が良い。50個10.1mイ以下では、水の不足によ
るエアーかみ込みを生じたフィルム表面欠点を起す。5
00個を起えるものでは、最大水滴径が70μIn以下
にすることが不可能となる。
さらに、この最大水滴径と水滴個数を得るためには、フ
ィルムが冷却体表面から離れた後に付着している水の除
去が重要であり、除去方法としては、吸湿性のある不織
物ロール(マスロール、増田製作所■)やエアーナイフ
(ホットエアー、ドライエアー)および両者を組み合せ
たものなどを用いる。
この除去装置を通過したあとの水滴は、完全に無くする
のが好ましいが、完全除去は不可能であり、この場合は
、最大水滴径が10μm以下好ましくは5μm以下、よ
り好ましくは3μm以下とする必要がある。10μmを
起えるものでは再度水滴を付着させた時、前述の最大水
滴径が70μmを起えるものとなり、フィルム表面欠点
を生じる。
また、本発明においては、静電荷を印加させなくとも十
分フィルム表面欠点のないものが得られるが、幅方向の
厚みムラの均一性を良くする点からは、静電荷を印加さ
せながらキャストするのがより好ましい。
また本発明における水滴個数は前述した範囲内で幅方向
で変えるのが良く、幅方向中央部よりエツジ部(フィル
ム端部より50mmの範囲内)の水滴個数を多くするの
が好ましい。
エツジ部が中央部より、少なくなると平面性が悪化し、
延伸の連続安定性を悪くする。
[発明の効果] 冷却ロール(キャストロール)表面粗さRaを一定以下
とし、水滴形状を特定範囲にすることにより以下のよう
な効果を生じる。
(1)  水滴形状の状態で塗布しても、水の沸騰によ
る凹凸や小波状の表面欠点がなく、安定なキャストが可
能である。
(2〉  実質的には水の連続膜ではないが、水切れに
よるフィルムの表面凹凸による成形不良等が起らない。
(3)  水滴形状の凹凸転写等も起さない。
(4)  従来公知の静電荷キャスト法より大幅に高速
度化が可能で°、長時間安定なキャストが可能となる。
[評価方法] (1)  水滴径および水滴個数 冷却体表面に水滴付着させた後、すみやかに(30se
e後の測定)顕微鏡をセットし、写真に取ったのち、そ
の写真より水滴径および水滴個数を求めた。
(2)冷却体表面の粗さ JIS BO601に基づき測定した。
(3)エアーかみ込みによる成形不良 キャストドラム上のフィルムを観察し、肉眼で明らかに
エアーかみ込みを起しているものを成形不良として、X
印で示し、認められないものを良好としてQ印で示した
(4)  水沸騰による凹凸 溶融フィルムがキャスト点で水滴に接した時沸騰し、こ
れにより表面凹凸が出来るか、いなかで判断し、凹凸を
生じたものを不良としてX印で示した。また認められな
いものを良好としてO印で示した。
(5)オレンジ乳状凹凸 水滴の形状転写による表面欠点であり、キャストフィル
ムで、オレンジ皿状の欠点を生じ、なおかつ二軸延伸後
も明らかにオレンジ皿状の欠点の認められるもの(肉眼
および厚みムラ周期で、ただし延伸倍率分その周期性は
拡大)は、使用不能としてX印で示しな。
また、キャストフィルムで認められるが、二軸延伸後嗣
められないものは使用可能としてΔ印で示し、キャスト
フィルムでも認められないものは良好どして0印で示し
た。(いづれもフィルム中央部(製品部分)での判断と
した。) [実施例1] 以下本発明を実施例にもとづき説明する。
実施例1〜3、比較例1〜3 熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレート(IV
=0.6>を用い、180℃でJX空乾燥L、押出機に
供給し、285℃で溶融させたのちTダイよりフィルム
を吐出させ、該シートの全幅に静電荷を印加せさ、別表
1に示したような冷却ロール(クロムメツキロール)上
に、別表1のような湿り空気を送り、冷却ロール上に結
露させ、表のような水滴形状のものを得て、この上にフ
ィルム厚み100μm、速度90m/分でキャストしな
また、このフィルムがロールからはなれた所と湿り空気
を吹きつける所の間に、マスロール(味増田製作所製)
を取りつけ、荷重Q、8kg/cmをかけ、500d/
rrl’・分の吸引ポンプで余剰水を取り除くようにし
た。
このキャストフィルムを常法の二軸延伸装置にかけ二軸
延伸フィルムを得た9 この結果、特定の表面粗さをもった冷却ロール上に特定
の水滴形状をもった水滴を設けることにより、高速度で
のキャストをおこなっても、エアーかみ込みによる成形
不良や水の沸騰によるフィルム表面の凹凸、オレンジ皿
状の凹凸欠点などのないフィルムが得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂フィルムを冷却装置上にキャストす
    る方法において、表面粗さRaが0.04μm以下であ
    る冷却装置表面に、最大水滴径が70μm以下であり、
    水滴個数が50〜500個/0.1mm^2の水滴を付
    着させキャストすることを特徴とする熱可塑性樹脂フィ
    ルムのキャスト方法。
  2. (2)熱可塑性樹脂フィルムの非冷却側から静電荷を印
    加させつつキャストすることを特徴とする請求項1記載
    の熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法。
JP63234332A 1988-06-23 1988-09-19 熱可塑性樹脂フィルムのキャスト方法 Granted JPH0281619A (ja)

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DE68925429T DE68925429T3 (de) 1988-06-23 1989-06-23 Verfahren zur herstellung eines polyesterfilmes
US07/455,399 US5076976A (en) 1988-06-23 1989-06-23 Process for producing polyester film
EP89907298A EP0466921B2 (en) 1988-06-23 1989-06-23 Process for producing polyester film
PCT/JP1989/000625 WO1989012544A1 (en) 1988-06-23 1989-06-23 Process for producing polyester film
KR1019890701853A KR960007293B1 (ko) 1988-06-23 1989-06-23 폴리에스테르 필름의 제조방법

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536367A (en) * 1976-07-06 1978-01-20 Fuji Photo Film Co Ltd Method of producing sheet
JPS634492A (ja) * 1986-06-23 1988-01-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置

Patent Citations (2)

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