JPH0280805A - ドリルねじの製造方法 - Google Patents

ドリルねじの製造方法

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JPH0280805A
JPH0280805A JP23332888A JP23332888A JPH0280805A JP H0280805 A JPH0280805 A JP H0280805A JP 23332888 A JP23332888 A JP 23332888A JP 23332888 A JP23332888 A JP 23332888A JP H0280805 A JPH0280805 A JP H0280805A
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drilling
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    • F16B25/10Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws
    • F16B25/103Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws by means of a drilling screw-point, i.e. with a cutting and material removing action
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭付きねじの先端部に被締結物に対してねじ
下孔を穿設するためのドリル部を一体的に形成して成る
ドリルねじの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種のドリルねしには、例えば特公昭41−2
0009号公報(米国特許第3125923号明細書)
、米国特許第3933075号明細書又は特開昭56−
86217号公報(英国特許公開第2063731号公
報)等に記載されているように、ドリル部をフライス等
の切削加工によって形成したものと、例えば特公昭47
−2562号公報(米国特許第346304.5号明細
書)特公昭48−13139号公報(米国特許第339
5603号明細書)又は特開昭4.6−1401号公報
(米国特許第3683436号明細書)等に記載されて
いるようにドリル部を鍛造加工によって形成したものと
かある。
これら各種ドリルねじにおけるドリル部は、いずれも当
該ドリル部に少なくとも2つの紺溝を形成する一方、ド
リル部の先端には、前記両縁溝間におけるランド部分に
ドリル部の自由終端から前記シャンクに向って斜め外向
きに延びる一対の傾斜状進入端面を形成し、該両進入端
面をドリル部の自由終端において交差させることによっ
て当該交差箇所にチゼルエツジを形成し、且つ、前記両
縁溝を構成する一つの溝面を前記各進入端面と交差させ
ることによって当該交差箇所に各々先端切刃を形成した
ものであることば周知の通りである。
そして、これらドリルねしは、良く知られているように
適宜長さの棒状シャンク素材の一端邪に頭部を形成する
一方、シャンク素材の他端部に、鍛造又は切削加工によ
ってドリル部を形成し、次いでシャンク素材の外周にね
し山を形成し、浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れ処理した
あと焼戻し処理をし、最後に、鉄鋼製のドリルねじの場
合には防錆のために、またステンレス鋼製のl・リルね
じの場合には仕上げのために各々亜鉛又は錫の電気鍍金
を行うことによって製造される。
また、これらドリルねじにおけるドリル性能は、ドリル
ねしを所定の回転速度で回転させつつ金属板に対して所
定の力で押圧した場合に、そのドリル部が金属板を貫通
するまでに要する秒単位の時間(ドリル時間)によって
表わすのが一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記例示した先行の各特許文献等に記載されて
いる従来のドリルねしは、いずれも専らそのドリル部の
形状に工夫を施すことによって前記ドリル性能の向上を
図ったものであるが、l・リル部の形状によるドリル性
能の向上には、被締結物に対するドリル部による穿孔に
際してドリル部における先端切刃が欠損したり、ドリル
部を鍛造成形する場合にはその鍛造成形金型の寿命が極
端に低下したり、或いはドリル部を切削によって形成す
る場合にはその切削加工に要するコス1へか著しく向上
する等の点において限界があった。
従って、従来のドリルねしは、そのドリル部が金属板を
貫通ずるに要する時間(ドリル時間)を短くするには、
金属板に対する押圧力を大きくしなければならないから
、金属板が薄い金属板の場合には、当該薄い金属板がド
リルねじの押圧力によって凹み変形することになり、或
いは厚い金属板の場合には、作業者の疲労が増大するこ
とになる。
また、ドリルねしは、そのシャンク部のねし山によって
、前記ドリル部にて金属板に穿孔したねじ下孔の内面に
雌ねじを造形しつつねじ込まれるものであるが、このね
し込みに必要なトルク(以下単に、ねじ込みトルクと称
する)も重要であって、厚い金属板に対するねじ込み1
−ルクが大きい場合には、ねし込みの途中においてシャ
ンクが折損する事態が発生ずるのである。
本発明の目的は、前記従来のドリルねじにおけるドリル
性能をそのドリル部の形状を変更することなく向上し、
ねじ込みトルクを低減し得るドリルねじを低コストで安
価に製造できる方法を1足供することにある。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕本発明者
はドリルねしにおいて、そのドリル性能を向上すると共
にねし込みl・ルクを低減することについて研究した結
果、ドリルねしにおけるドリル性能の向上及びねじ込み
トルクの低減は、そのドリル部及びねじ山の表面に対す
る極く簡単な表面処理によって達成できると言う事実に
基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち請求項第1の発明は、シャンクの先端のドリル
部を鍛造又は切削にて成形し、前記シャンクにねじ山を
形成し、次いで浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れ処理した
のち焼戻し処理を行うようにしたドリルねじの製造方法
において、前記焼戻し処理したあと、少なくともねじ山
及びドリル部の表面に亜鉛を被覆し、次いで加熱処理を
行うことを特徴とするドリルねじの製造方法である。
この場合、ねじ山及びドリル部の表面に対する亜鉛の被
覆手段としては、請求項2に記載したような亜鉛の電気
鍍金や、或いは熔融した亜鉛浴への浸漬することによる
熔融鍍金、又はねじ山及びドリル部の表面に亜鉛を溶射
鍍金する等の手段が採用される。
そして、このように浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れに続
く焼戻し処理後においてねじ山及びドリル部の表面に亜
鉛を被覆したのち加熱処理を行うことにより、ねし山及
びドリル部表面には、亜鉛鉄系の合金層が形成されるか
ら、以下の各実施例で述べるように、ドリル部によって
金属板を穿孔する場合におけるドリル性能は、ドリル部
に対して防食のために亜鉛又は錫を単に電気鍍金しただ
けのものよりも飛躍的に向上すると共に、厚い金属板に
対するねじ込みトルクも、ねじ山に対して防食のために
亜鉛又は錫を単に電気鍍金しただげのものよりも可成り
低減する。
しかして、ねじの表面に、その耐蝕性及び耐候性を向上
する目的のために亜鉛−鉄系の合金層を形成することは
良く知られているが、前記本発明のように、浸炭焼入れ
又は浸炭窒化焼入れに続(焼戻し処理後においてねじ山
及びドリル部の表面に亜鉛を被覆したのち加熱処理を行
うことによりドリルねじにおけるねじ山及びドリル部の
表面に形成した亜鉛−鉄系の合金層が、ねじ込み1〜ル
クの軽減及びドリル性能の向上に寄与することは本発明
者が初めて提唱するもので、ねじ山及びドリル部の表面
に前記の方法によって形成される亜鉛−鉄系の合金層が
、ねじ込みトルクの軽減及びドリル性能の向上にどのよ
うにして寄与するかについては明らかではない。
しかし、以下に述べる各実施例においてドリル部による
金属板の穿孔に際しての切削屑が、ドリル部の表面に対
して防食のために亜鉛又は錫を単に電気鍍金しただけの
ものでは、比較的細かい裂断形又はせん凹形切屑であっ
たのに対して、本発明の方法によってねじ山及びドリル
部の表面に亜鉛−鉄系の合金層を形成したものでは、コ
イル状に比較的長く連続する流れ形切屑であったこと、
及び、金属板に穿設したねじ下孔に対するねじ山の進入
によってねじ下孔の内面に形成される雌ねじの表面が、
ねじ山の表面に対して防食のために亜鉛又は錫を単に電
気鍍金しただけのものよりも遥かに滑らかであったこと
等から判断すると、ドリル部の表面における亜鉛−鉄系
の合金層の存在によって、ドリル部の表面と金属板及び
切削屑との滑り、更にはねじ山と金属板との滑りが著し
く良好になり、ドリル部におけるランドと金属板との摩
擦、進入端面と金属板との摩擦、溝面と切削屑との摩擦
、及びねじ山と金属板との摩擦が各々低減して、ドリル
部の先端切刃による切削及びねし下孔に対するねし山の
進入がきわめてスムースに行なえるようになったものと
推定される。
また、請求項3の発明は、シャンクの先端のドリル部を
鍛造又は切削にて成形し、前記シャンクにねし山を形成
し、次いで浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れ処理したのち
焼戻し処理を行うようにしたドリルねじの製造方法にお
いて、前記の浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れ処理したあ
と焼戻し処理を行う前に、少な(ともねじ山及びドリル
部の表面に亜鉛を被覆し、その後において焼戻し処理を
行うようにしたことを特徴とするドリルねじの製造方法
である。
すなわち、この請求項3における発明は、前記請求項1
の発明における浸炭焼入れ又は浸炭窒化焼入れと焼戻し
処理との間に、亜鉛の被覆工程を行うもので、この亜鉛
の被覆工程後における焼戻し処理の加熱によって、前記
亜鉛被覆層の一部又は全部が亜鉛−鉄系の合金層になり
、亜鉛−鉄系の合金層の形成が焼戻し工程によって同時
にできるから、前記請求項1の発明における加熱処理工
程を省略することができる。
なお、この請求項3の発明の場合においても、ねじ山及
びドリル部の表面に対する亜鉛の被覆手段として、請求
項4のような亜鉛の電気鍍金や、或いは溶融した亜鉛浴
へ浸漬することによる熔融鍍金、又はねし山及びドリル
部の表面に亜鉛を溶射鍍金する等の手段を採用し得るこ
とは言うまでもない。
〔実施例1〕 第1図〜第4図に示す鉄鋼製のドリルねし10は、頭部
12から一体的に延びるねじ山13付きシャンク11と
一体のドリル部14を、例えば特公昭48−131.3
9号公報(米国特許第3395603号明細書)に開示
されているように2つのダイスによる挟み成形によって
鍛造成形したものである。但し、この図において符号1
5は、前記ドリル部14に設けた左右一対の縦溝、16
は、該両組溝15間における2つのランド部分17にド
リル部14の自由終端から前記シャンク11に向かって
斜め外向きに延びるように設けた一対の傾斜状進入端面
、18は、前記再進入端面16をドリル部14の自由終
端で交差させることによって形成したチゼルエツジ、2
0は、前記両縁溝15を構成する一つの溝面19と前記
進入端面18との交差箇所に各々形成した先端切刃であ
る。
このようにして成形したねし山外径(D)が4龍サイズ
のドリルねじ10を、浸炭炉中に入れて加熱浸炭したの
ち油への浸漬で急冷することによって浸炭焼入れし、そ
の後、約350℃の温度に60分加熱したのち空冷する
ことにより焼戻し処理を行い、次いで、ドリルねじ10
の全表面に亜鉛の電気鍍金を施しくここまでは、従来と
同じ)、そして、この亜鉛の電気鍍金を施したものを、
リント炉に入れて約400°Cの温度で約60分間にわ
たって加熱処理した。
そして、このようにして製造した411サイズのドリル
ねしく本発明品)と、従来の方法によって製造した同じ
41サイズのドリルねじ(従来品)とを、毎分光たりの
回転数を2500回にした回転速度で、厚さ1・5 m
mの鉄板に対して13・6kgの押圧力にてねじ込む場
合と、厚さ3・21A1の鉄板に対して18・1 kg
の押圧力にてねじ込む場合との2つの場合について、そ
のドリル部14が鉄板を貫通する時間(ドリル時間)を
測定して、その各々の10本当たりの平均値を求めた結
果は、第1表の通りであり、また、ドリルねしにおける
ねじ山が3・2龍の厚い鉄板におけるねじ下孔に進入す
るときのねし込みl・ルクを測定して、その、各々10
本当たりの平均値を求めた結果は第2表の通りであった
第  1  表 第2表 すなわち、本発明の製造方法によるドリルねしは、従来
の製造方法によるドリルねじに比べて、ドリル部が鉄板
を貫通するに要する時間を約半分に短縮できると共に、
厚い鉄板に対するねじ込みトルクを約2割程度低減でき
るのであった。
次に前記亜鉛の電気鍍金後における加熱処理に際しての
加熱温度が、鉄板の貫通に要する時間とどのような関係
があるかについて実験した結果は、第5図の通りであっ
た。
すなわち、加熱時間を60分間とした場合の加熱の温度
は300〜520°Cの範囲が良く、加熱温度が520
℃を越えるとドリル部に対する焼入が完全に戻るから、
鉄板を貫通するのに要する時間が急に長くなり、また、
加熱温度が300℃以下の場合には、亜鉛−鉄系の合金
層の形成が不十分になってこれまた鉄板を貫通するのに
要する時間が長くなるのであったが、加熱温度と加熱時
間との間には、加熱時間を短くすると加熱温度は高(な
り、加熱時間を長くすると加熱温度は低くなると言うよ
うな相関関係が存在し、その下限は、加熱温度が230
〜250℃で加熱時間が150〜180分程度であり、
上限は、加熱温度が800°Cで加熱時間が30秒程度
で、この範囲内にするのが好ましかった。
なお、前記亜鉛の電気鍍金処理後における加熱により、
ドリルねじの全体が黒ずんだ色になって、商品価値が低
下することになるから、最終製品とするには、ドリルね
じの全体に金属色の塗装を行うようにすれば良いのであ
る。
〔実施例2〕 第6図〜第8図に示す鉄鋼部のドリルねじ10aは、頭
部12aから一体的に延びるねじ山13a付きシャンク
Ilaと一体のドリル部L 4. aを、前記特公昭4
1−20009号公報(米国特許第3125923号明
細書)に開示されている通りの形状に切削加工にて形成
したものである。但し、この図において符号15aは、
ドリル部14aに設けた左右一対の縦溝、16aは、該
両組溝16a間における2つのランド部分17aにドリ
ル部14aの自由終端から前記シャンクllaに向かフ
て斜め外向きに延びるように設けた一対の傾斜状進入端
面、18は、前記両進入端面16aをドリル部自由終端
で交差させることによって形成したチゼルエツジ、20
aは、前記両組溝15aを構成する一つの溝面19aと
前記進入端面16aとの交差箇所に各々形成した先端切
刃である。
このようにして形成したねじ山外径(D)が4鶴サイズ
のドリルねじ10aを、浸炭炉中に入れて加熱浸炭した
のち油への浸漬で急冷することによって浸炭焼入れし、
その後、約350 ”Cの温度に60分加熱したのち空
冷することにより焼戻し処理を行い、次いで、ドリルね
じ10aの全表面に亜鉛の電気鍍金を施しくここまでは
、従来と同じ)、そして、この亜鉛の電気鍍金を施した
ものを、リント炉に入れて約400°Cの温度で約60
分間にわたって加熱処理した。
そして、このようにして製造した4龍サイズのドリルね
しく本発明品)と、従来の方法によって製造した同じ4
Iサイズのドリルねじ(従来品)とを、毎分当たりの回
転数を2500回にした回転速度で、厚さ1・6道璽の
鉄板に対して13・6kgの押圧力にてねし込む場合と
、厚さ3・2mmの鉄板に対して18・1 kgの押圧
力にてねじ込む場合との2つの場合について、そのドリ
ル部14aが鉄板を貫通ずる時間(ドリル時間)を測定
して、その各々の10本当たりの平均値を求めた結果は
、第3表の通りであり、また、ドリルねしにおけるねじ
山が3・211の厚い鉄板におけるねじ下孔に進入する
ときのねし込み1−ルクを測定して、その各々の10本
当たりの平均値を求めた結果は第4表の通りであった。
〔以下余白〕
第  3  表 第  4  表 すなわち、本発明の製造方法によるドリルねしは、従来
の製造方法によるドリルねじに比べて、ドリル部が鉄板
を貫通ずるのに要する時間を約3〜4割程度短縮できる
と共に、厚い鉄板に対するねし込み1−ルクを約2割程
度低減できるのであった。
なお、この場合における加熱処理に際しての加熱温度と
鉄板の貫通に要する時間との関係は、前記第5図と略同
様であった。
また、ステンレス鋼にて前記第6図〜第8図に示すよう
な形状にしたドリルねしについても同様に試験して、ド
リル時間とねし込みトルクとを測定した結果は次の第5
表及び第6表の通りで、ステンレス鋼製のドリルねじに
ついても略同様の効果を得ることができた。
〔以下余白〕
第  5  表 第  6  表 〔実施例3〕 第9図〜第14図に示す鉄鋼製のドリルねし10bは、
頭部12bから一体的に延ひるねし山13b付きシャン
クllbと一体のドリル部14bを、前記特開昭56−
86217号公報(英国、特許公開第2063731号
公報)に開示されている形状通りに切削加工にて形成し
たものである。但し、この図において符号15bは、ド
リル部14bに設けた左右一対の糸径溝、16bは、該
両縦溝15b間における2つのラント部分17bにドリ
ル部14 bの自由終端から前記シャンク11bに向か
って斜め外向きに延びるように設けた一対の傾斜状進入
端面、18bは、前記再進入端面16bをドリル部14
 bの自由終端で交差させることによって形成したチゼ
ルエツジ、20bは、111記両縦溝15 )Jを構成
する一つの溝面19bと前記進入端面16bとの交差箇
所に各々形成した先’i+’A切刃である。
このようにして形成したねし山外径(D)が4mIIサ
イズのドリルねし101〕を、浸炭が中に入れて加熱浸
炭したのち油への浸漬で急冷することによって浸炭焼入
れし、その後、約350°Cの温度に60分加熱したの
ち空冷することにより焼戻し処理を行い、次いで、ドリ
ルねじ10bの全表面に亜鉛の電気鍍金を施しくここま
では、従来と同じ)、そして、この亜鉛の電気鍍金を施
したものを、リント炉に入れて約400℃の温度で約6
0分間にわたって加熱処理した。
そして、このようにして製造した4 xxサイズのドリ
ルねしく本発明品)と、従来の方法によって製造した同
じ417&サイズのドリルねしく従来品)とを、毎分当
たりの回転数を2500回にした回転速度で、厚さ1・
5 ++u+の鉄板に対して7 kg及び13・6 k
gの押圧力にて各々ねし込む場合と、厚さ3・2顛の鉄
板に対して18・1 kgの押圧力にてねじ込む場合と
の3つの場合について、そのドリル部14bが鉄板を貫
通する時間(ドリル時間)を測定して、その各々の10
本当たりの平均値を求めた結果は、第7表の通りであり
、また、ドリルねしにおけるねし山が3・2鮪の厚い鉄
板におりるねじト”孔に進入するときのねじ込みトルク
を測定して、その各々の10本当たりの平均値を求めた
結果は第8表の通りであった。
第  7  表 第  8  表 すなわち、本発明の製造方法によるドリルねしは、従来
の製造方法によるドリルねじに比べて、ドリル部が鉄板
を貫通するのに要する時間を約4〜6割程度短縮できる
と共に、厚い鉄板に対するねじ込みトルクを約1割5分
程度低減できるのであった。
なおこの場合における加熱処理に際しての加熱温度と鉄
板の貫通に要する時間との関係は、前記第5図と略同様
であった。
〔発明の効果〕
以上の通り請求項1及び2の発明によると、l・リルね
じを亜鉛の鍍金処理後において加熱処理をすると言うだ
けの極く簡単な処理によって製造するものであるから、
ねし込みトルクが低く且つドリル性能に優れたドリルね
じを、低コストで安価に大量生産できる効果を有する また、請求項3及び4の発明は、前記請求項1及び2の
発明における加熱処理を、焼戻し処理と同時に行うもの
で、工程が少なくなるから、ねし込みl・ルクが低く且
つドリル性能に優れたドリルねじの生産コス1−をより
低減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は第1の実施例に使用したドリルねしを
示し、第1図はl−リルねじの拡大正面図、第2図は第
1図の底面図、第3図は第2図の33視側面図、第4図
は第3図の4−4視側面図、第5図は加熱処理温度とl
・リル性能との関係を示す図、第6図〜第8図は第2の
実施例に使用したドリルねしを示し、第6図はドリルね
じの拡大正面図、第7図は第6図の底面図、第8図は第
6図の右側面図、第9図〜第14図は第3の実施例に使
用したドリルねじを示し、第9図は正面図、第10図は
第9図の底面図、第11図は第10図の拡大図、第12
図は第11図の12−12視側面図、第13図は第11
図の13−13視側面図、第14図は第11図の14−
14視側面図である。 10.10a、10b・・−・ドリルねじ、11゜11
 a、  1 l b−−・−シャンク、12,12a
、12b−・・34部、13.13a、13b・−・・
ねじ山、14.14a、]]4b−ドリル部15.15
a、■5b・−−−縦溝、16.16a、16b・−−
−進入端面、18.18a、18b・・・・チゼルエツ
ジ、19.19a、19b・−−−溝面、20.20a
、20b・・・・先端切刃。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、シャンクの先端のドリル部を鍛造又は切削にて
    成形し、前記シャンクにねじ山を形成し、次いで浸炭焼
    入れ又は浸炭窒化焼入れ処理したのち焼戻し処理を行う
    ようにしたドリルねじの製造方法において、前記焼戻し
    処理したあと、少なくともねじ山及びドリル部の表面に
    亜鉛を被覆し、次いで加熱処理を行うことを特徴とする
    ドリルねじの製造方法。
  2. (2)、ねじ山及びドリル部の表面に対する亜鉛の被覆
    が、亜鉛の電気鍍金であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のドリルねじの製造方法。
  3. (3)、シャンクの先端のドリル部を鍛造又は切削にて
    成形し、前記シャンクにねじ山を形成し、次いで浸炭焼
    入れ又は浸炭窒化焼入れ処理したのち焼戻し処理を行う
    ようにしたドリルねじの製造方法において、前記の浸炭
    焼入れ又は浸炭窒化焼入れ処理したあと焼戻し処理を行
    う前に、少なくともねじ山及びドリル部の表面に亜鉛を
    被覆し、その後において焼戻し処理を行うようにしたこ
    とを特徴とするドリルねじの製造方法。
  4. (4)、ねじ山及びドリル部の表面に対する亜鉛の被覆
    が、亜鉛の電気鍍金であることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載のドリルねじの製造方法。
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