JPH0280622A

JPH0280622A - 出口に横ベルトを備えたカード

Info

Publication number: JPH0280622A
Application number: JP1204929A
Authority: JP
Inventors: Paul Staeheli; パウル・シユテーヘリ; Giuseppe Verzilli; ジユゼツペ・フエルツイリ
Original assignee: Maschinenfabrik Rieter AG
Current assignee: Maschinenfabrik Rieter AG
Priority date: 1988-08-16
Filing date: 1989-08-09
Publication date: 1990-03-20
Also published as: US4998325A; DE3827822A1; EP0355503A2; EP0355503A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はスライバを製造するためのカードであって、シ
リンダと、カーディングされた繊維を前記シリンダから
受取り、少なくとも２つの回転するローラの間に形成さ
れたニップ個所に供給するドツファとを有し、ニップ個
所から出てき繊維ウェブが、前記ローラの端部に隣接し
て配置された偏向ローラの間を前記ローラの軸方向ｌこ
延びて循環する横ベルトの上側のベルト区分の上に載置
され、前記ローラの一方の軸方向端部に導かれる形式の
ものに関する。

従来の技術このような形式のカードは西ドイツ国特許出願公開第１
６８５６１７号もしくは相当する米国特許第３４８１０
０４号に開示されている。

繊維ウェブをカードの一方の端面に導くために横ベルト
を使用し、次いで横ベルトの偏向個所で横ベルトにより
ほぼ９０°偏向させ、例えば測定ホッパを通して導くこ
とは実地においてはきわめて有利であることが証明され
ている。

繊維ウェブを横ベルトで偏向できるようにするためには
、この横ベルトは水平面内を延びるが、上側ベルト区分
はしばしばベルト走行方向に対して横方向に約３０°の
角度を成すように配置されている。

このような横ベルトを備えたカード、特に上側ベルト区
分の上面が傾斜して配置されているカードの実地におけ
る構成では、上側ベルト区分の、ドツファに面した縦縁
側に定置の案内板が配置される。この場合には案内板は
上側ベルト区分と隣接する構造体もしくはローラとの間
のギャップをカバーしている。

実地においては横ベルトの上の繊維ウェブの縁に繊維塊
が生じることが確認された。この繊維塊は遊離し、スラ
イバと一緒に連行され、繊維の後続加工に不利な作用を
及ぼす。したがってこのような繊維塊はきわめて不都合
である。

発明の課題本発明の課題は冒頭に述べた形式のカードを簡単な手段
で改良し、少なくともほぼ繊維塊が生ぜず、この繊維塊
が原因として、後続の糸製造プロセスにおいて品質低下
が生じないようにすることである。

課題を解決するための手段本発明の課題は横ベルトが少なくともシリンダに面した
側で、横ベルトの、繊維ウェブを案内する外側の上面に
配置された肩を有していることにより解決された。

発明の効果本発明は案内板が繊維塊の原因であり、しかもその理由
が案内板と横ベルトとの間に汚染物が集精し、案内板が
横ベルトの循環する面の横にある定置の面を成している
ことにあるという認識から出発している。

さらに本発明は案内面と横ベルトの上側ベルト区分との
間に摩擦が生じないと前記捩りも生じないという認識に
も基づいている。この摩擦は横ベルトの、ドツファに面
した縦縁側において横ベルトの外側の表面に屑が設けら
れていることにより回避された。肩は横ベルトと一緒に
循環し、不都合な繊維塊の形成を阻止する。

循環する肩、特に横ベルトとユニットを成す肩、つまり
横ベルトと一体に形成された肩は本発明によればエンド
レスな横ベルトの全周に互って延びている。

本発明による横ベルトの構成は、横ベルトの上側ベルト
区分が傾斜して配置されたカードにも、横ベルトの上側
ベルト区分の上面が水平面内を延びているカードにも使
用することができる。

特に横ベルトの上側ベルトの区分の上面が水平面内を延
びている構造の場合、しかしながら横ベルトの上側ベル
ト区分が傾斜している構造の場合にも、横ベルトのシリ
ンダに面１７ていない縦縁側に第２の肩が設けられてお
り、この肩が同様に繊維ウェブを搬送する上面の上に配
置され、第１の肩と同様に横ベルトの全周に亙って延び
かつ横ベルトと一緒に循環するように構成されていると
有利である。

横ベルトの有利な実施例は請求項２以下に記載されてい
る。

次に図面について本発明を説明する。

第１図に示されたカードのシリンダ１１は稼働中には回
転軸線１３を中心として矢印１２の方向に回転する。シ
リンダ１１は公知の形式で針布（図示せずを有している
）。この場合、カーディングされた繊維１４は針の先端
に保持され、きわめて細かい梳られた繊維ウェブを形成
する。シリンダ１１の右側には一般的なドツファ１０が
あり、該ドツファ１０は矢印１５の方向で回転軸１６を
中心として回転する。ドツファ１０も自体公知の形式で
針布（図示せず）を有し、該針布の針の先端はシリンダ
１１から送られた繊維ウェブを受取り、ウェブ受取りロ
ーラ１７に供給する。該ウェブ受取りローラ１７は例え
ば溝ローラとして構成でき、矢印１８の方向に回転する
ことができる。ウェブ受取りローラ１７に向き合って案
内ローラ１９が配置され、該案内ローラ１９はウェブ受
取りローラ１７とは逆向きに回転する。ウェブ受取りロ
ーラ１７と案内ローラ１９は繊維ウェブを２つのニップ
ローラ２１．２２の間のニップ個所に導く。この場合に
はローラ２■はウェブ受取りローラ１７と同じ方向に回
転し、ローラ２２は案内ローラ１９と同じ方向に回転す
る。ローラ２１２２は２つ又は３つの溝を有する、高い
精度でつや出しされたローラである。溝の表面は螺旋状
に延び、しかも多溝のピッチはローラ２１２２の２回転
で溝がローラの全長に亙って延びるように選ばれている
。

ドツファｌＯ、ウェブ受取りローラ１７、案内ローラ１
９、ニップローラ２１．２２はシリンダの全長に亙って
延びている。ニップローラ２１．２２のニップ個所から
出てくる繊維ウェブ２３は横ベルトの上側ベルト区分２
４の上に載せられる。該横ベルトはローラの軸方向に延
び、しかも図面においては因子面に対して垂直な方向で
因子面内に延び込んでいる。横ベルトは２つの偏向ロー
ラ２５を介して案内されている。該偏向ローラ２５はそ
れぞれローラの軸方向の端部に隣接して配置されかつ各
軸２６を中心として回転する。第１図においては図示の
関係から１つの偏向ローラ２５とその軸２６しか図示さ
れていない。上側ベルト区分は水平方向に延びているが
、水平面に対して横方向で傾けられて延びている。この
ような形式でニップローラ２１．２２のニップ個所の全
幅、約１ｙｔの暢を有する繊維ウェブはほぼ２〜５ｃｍ
の厚さのスライバ２７が製造されるように横方向に圧縮
される。このスライバ２７は自体公知の形式で測定ホッ
パ２８に供給される。

下側のニップローラ２１＆横ベルトの、シリンダに面し
た縦縁との間にはカードフレームに対して定置された、
折曲げられた案内板２９が設けられている。この案内板
２９、つまり横ベルトに隣接した案内ストリップ３０は
すでに述べたように場合によっては繊維塊の形成をもた
らす。

第２図においては、少なくともシリンダ１１とドツファ
１０とウェブ受取憔ローラ１７と案内ローラ１９とニッ
プローラ２２との配置関係に関しては第１図の配置とき
わめて似ているので、同じ構成部分には同じ符号が選ば
れている、この実施例においても横ベルト３０は２つの
偏向ローラ２５を介して案内されている。偏向ローラ２
５は図面には１つしか示されていない第２図と第３図か
ら判るように横ベルト３１は環状の肩３２を備え、折曲
げられた案内板２９は、横ベルト３１に面した案内スト
リップ３０が横ベルト３１の上側ベルト区分における肩
３２の外側の面に対して平行に位置しかつ該面から小さ
な間隔を有するように配置されている肩３２の内側の面
３３は第１図の案内板２９の案内ストリップ３０の案内
機能を発揮するがこの場合には肩３２の内側の面３３は
横ベル１−３１と一緒に走行するので繊維を捩ることは
ない。

第４図には横ベルトの変化実施例が示されている。該横
ベルトは横ベルトの、シリンダに面していない縦縁に配
置された第２の肩３５を備えている。この肩３５も繊維
塊が形成されることを回避するのに役立つ。繊維塊の形
成は横ベルトの、シリンダに面していない縦縁において
は、シリンダに面した縦縁におけるほど顕著ではないが
、ここでも横ベルトの上に載せられた繊維ウェブの幅が
大きすぎる場合には繊維塊が形成される原因となる定置
の構造体が存在するさらに第４図からは横ベルトと両方
の肩とが偏向個所において一種の溝３６を形成している
ことが判かる。この場合には該溝は繊維ウェブが偏向ロ
ーラ２５を中心として偏向されるときに所定の案内機能
を発揮し、測定ホッパ２８（第１図）に対して繊維ウェ
ブが引き渡されるときに該繊維ウェブが損われることを
防止する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の複数の実施例を示すものであって、第１
図は公知技術であるカードの概略的な側面図、第２図は
肩を備えた横ベルトを有する本発明のカードの、第１図
に似た側面図、第３図は本発明による肩を有する横ベル
トを部分的に切除した斜視図、第４図は本発明による肩
を２つ有している横ベルトの第３図に相当する斜視図で
ある。１０・・・ドツファ、１１・・・シリンダ、１２・・・
矢印、１３・・・回転軸線、１４・・・カーディングさ
れた繊維、１５・・・矢印、１６・・・回転軸、１７・
・・ウェブ受取りローラ、１８・・・矢印、１９・・・
案内ローラ、２１．２２・・・ニップローラ、２３・・
・繊維ウェブ、１４・・・上側ベルト区分、２５・・・
偏向ローラ、２６・・・軸線、２７・・・スライバ、２
８・・・測定ホッパ、２９・・・案内板、３０・・・案
内ストリップ、溝。２・・・肩、３・・・内側、５・・・肩、３６・・・ −１・

Claims

【特許請求の範囲】１、スライバを製造するカードであって、シリンダと、
カーディングされた繊維を前記シリンダから受取り、少
なくとも２つの回転するローラの間に形成されたニップ
個所に供給するドッファとを備えており、該ニップ個所
から出てくる繊維ウェブが横ベルトの上側ベルト区分の
上に載せられるようになっており、該横ベルトが前記ロ
ーラの軸方向に、前記ローラの軸方向の端部に隣接して
配置された変向ローラの間を延びており、繊維ウェブを
前記ローラの一方の端部に向かって供給する形式のもの
において、横ベルト（３１）が前記シリンダ（１１）に
面した縦縁側に肩（３２）を有し、該肩（３２）が繊維
ウェブを案内する上面に配置されている、ことを特徴と
する、出口に横ベルトを備えたカード。２、横ベルト（３１）が前記シリンダ（１１）に面して
いない縦縁側に第２の肩（３５）を有し、該肩（３５）
も横ベルト（３１）の、繊維ウェブを搬送する外側の上
面に配置されている、請求項１記載のカード。３、少なくとも最初に述べた肩（３２）が台形の横断面
を有している、請求項１又は２記載のカード。４、第１の肩（３２）が横ベルト（３１）の、繊維ウェ
ブを搬送する上面に対して垂直に５〜２０ｍｍ、有利に
は８〜１２ｍｍ、特に１０ｍｍの高さを有している、請
求項１から３までのいずれか１項記載のカード。５、第１の肩（３２）の、シリンダ（１１）に面してい
ない面と第２の肩（３５）の、シリンダ（１１）に面し
た面とが、横ベルト（３１）の上面に対して８０゜〜１
５０゜、特に９０゜〜１４０゜、有利にはほぼ１３０゜
の角度を成している、請求項１から４までのいずれか１
項記載のカード。６、横ベルト（３１）の上面の高さと幅で測って少なく
とも第１の肩（３２）の幅に対する高さの横断面比が１
：４から１：２、有利にはほぼ１：１．５である、請求
項１から５までのいずれか１項記載のカード。