JPH0280324A - シェブレル相化合物の合成法 - Google Patents

シェブレル相化合物の合成法

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JPH0280324A
JPH0280324A JP22957388A JP22957388A JPH0280324A JP H0280324 A JPH0280324 A JP H0280324A JP 22957388 A JP22957388 A JP 22957388A JP 22957388 A JP22957388 A JP 22957388A JP H0280324 A JPH0280324 A JP H0280324A
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JP
Japan
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mixture
chevrel phase
explosive
synthesizing
phase compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP22957388A
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English (en)
Inventor
Yoshito Goto
義人 後藤
Shuzo Fujiwara
修三 藤原
Yoshinao Oosawa
大沢 吉直
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、シェブレル相化合物の合成法に関するもので
ある。
(従来技術及びその問題点) 組成式Cu、 Mo、 S、や、PbMOGS、、Sn
Mo、S、で示されるシェブレル相化合物は、超伝導性
物質としての用途を有している。このようなシェブレル
相化合物は、酸化物系のセラミックス超伝導性物質より
臨界温度は低いが、かなり強い磁場の中でも超伝導状態
を維持できるという特性を有する。
シェブレル相化合物の従来の合成法は、アニリング法に
よるものである。即ち、目的とするシェブレル相化合物
に対応する組成比の元素からなる混合物を、1000℃
に焼成した後、900−1100℃でアニーリングする
方法である。
しかし、このような従来法では、生成される結晶粒子が
大きく、またその粒度分布が不均一であるため、生成さ
れる超伝導性物質は臨界電流密度が小さいという問題が
ある。
(発明の課題) 本発明は、従来の合成法に見られる前記問題を解決する
ことをその課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決するために種々研究を重
ねた結果、目的とするシェブレル相化合物に対応する組
成比の元素からなる混合物を金属製容器に充填し、爆薬
の爆発により生じる高温、高圧の衝撃波を用いて該金属
製容器とともに圧縮加熱することによって、結晶粒子の
小さなシェブレル相化合物が収率よく合成されることを
見出し、本発明を完成するに到った。
本発明においては、先ず、目的とするシェブレル相化合
物に対応する成分組成の混合物を調製する。この混合物
は、原料元素を粉末状で混合し。
必要に応じてペレット化する。この場合、各元素の粉末
の平均粒径は、通常、20.以下である。
次に、この混合物を金属製容器に充填し、密封する。金
属容器の材質としては、真ちゅうや、ステンレススチー
ル、クロム鋼等が用いられ、その形状は、円管状、ボッ
クス状等の各種の形状であることができる。
次に、このようにして、金属製容器に充填された混合物
を、爆発衝撃圧縮装置を用いて、爆薬の爆発により生じ
る高温、高圧の?tf撃波により、金属製容器とともに
圧縮加熱する。この場合の温度、圧力は使用する爆薬に
もよるが、−船釣には、温度: 1000〜4000℃
、及び圧カニ1万〜30万気圧である。
第1図に、爆発衝撃圧縮装置の説明断面図を示す。
第1図において、1は起爆装置、2は爆薬レンズ、3は
主爆薬、4,7は真ちゅう容器、5,6はスチール容器
、8,9はスチールリング、10は原料混合物、11は
鉛ブロックである。
この装置において、起爆装置1に点火すると、その起爆
力は爆薬レンズ2を介して主爆薬3を爆発させる。この
爆発により高温、高圧の衝撃波(爆ゴウ波)が発生し、
この衝撃波により、真ちゅう容器4及びその内部のスチ
ール容器5は下方に圧縮加熱され、これによって混合物
10も圧縮加熱される。
主爆薬3としては、ニトロメタンや、高融点爆薬(HM
X)等が用いられ、爆薬レンズ2としては、飽水ヒドラ
ジンの硝酸溶液、ニトロメタン等が用いられ、起爆装置
1の爆薬としては、テトリル等が用いられる。また、爆
発による#!II波は、これを直接混合物の入った容器
に加えることができる他、剛質の物体を介して加えるこ
ともできる。即ち、衝撃波をステンレススチール板等の
剛質物質の表面に加えてこの剛質物体を高速で飛翔させ
、これを混合物の充填された容器に衝突させて圧縮させ
る。このような爆薬圧縮法については、例えば、特開昭
5111−139735号公報、特開昭59−2264
8号公報等に詳述されている。
(発明の効果) 前記のような爆発圧縮処理により、原料混合物はほぼ単
一のシェブレル相化合物に変換される。
このようにして合成されたシェブレル相化合物の結晶粒
子の大きさはサブミクロンサイズであり、非常に微細な
ものである。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 (Cu、 Mo、 S、の合成)Cu2 M
o、 S、に対応する組成比で、銅、モリブデン及びイ
オウの各粉末を均一に混合し、この混合物を、第1図に
示すようkこ、スチール容器に充填し、さらに真ちゅう
容器で包囲し、第1図に示した爆発圧縮装置によりそれ
ら容器とともに、圧縮加熱した。この場合、爆薬として
は高融点爆薬(HMX)を用い、圧力はlO万低気圧以
上温度は2000℃以上であり、それらの高温、高圧の
印加時間は、10−’秒であった。
前記の爆発圧縮処理後、容器内から反応物を取出し、こ
れをX線回折法で分析すると、Cu2Mo、 Ssの組
成に一致するほぼ単一相のシェブレル相化合物が生成し
たことが確認された。シェブレル相化合物の結晶粒子の
寸法は、1μm以下であった。また、このようにして合
成された化合物は、従来のアニーリング法により得られ
たものと同様に、抵抗が小さく、導電性にすぐれたもの
であった。さらに、その超伝導臨界温度(Tc)は、R
F 5QUID法によりホク定して、 10.5°にで
あることが確認された。
実施例2 (PbMO,S、の合成) PbMo、 S、に対応する組成比で、鉛、モリブデン
及びイオウの各粉末を均一に混合し、この混合物を、実
施例1と同様に圧縮加熱した。
このようにして得られた生成物をX線回折分析した結果
、PbMo、S、に一致するシェブレル相化合物が生成
したことが確認された。
実施例3 (SnMo、S、の合成) SnMo、 S、に対応する組成比で、スズ、モリブデ
ン及びイオウの各粉末を均一に混合し、この混合物を、
実施例1と同様に圧縮加熱した。
このようにして得られた生成物をX線回折分析した結果
、SnMo6S8に一致するシェブレル相化合物が生成
したことが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の実施に用いる爆発衝撃圧縮装置の説
明断面図である。 l・・・起爆装置、2・・・爆薬レンズ、3・・・主爆
薬、4,7・・・真ちゅう容器、5,6・・・スチール
容器、10・・・原料混合物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)組成式Cu_2Mo_6S_8で示されるシェブ
    レル相化合物を合成するに際し、銅とイオウとモリブデ
    ンの各粉末を前記組成比で混合して形成した混合物を金
    属製容器に充填し、爆薬の爆発により生じる高温、高圧
    の衝撃波を用いて該混合物を金属製容器とともに圧縮加
    熱することを特徴とするシェブレル相化合物の合成法。
  2. (2)組成式PbMo_6S_8で示されるシェブレル
    相化合物を合成するに際し、鉛とイオウとモリブデンの
    各粉末を前記組成比で混合して形成した混合物を金属製
    容器に充填し、爆薬の爆発により生じる高温、高圧を用
    いて該混合物を金属製容器とともに圧縮加熱することを
    特徴とするシェブレル相化合物の合成法。
  3. (3)組成式SnMo_6S_8で示されるシェブレル
    相化合物を合成するに際し、スズとイオウとモリブデン
    の各粉末を前記組成比で混合して形成した混合物を金属
    製容器に充填し、爆薬の爆発により生じる高温、高圧を
    用いて該混合物を金属製容器とともに圧縮加熱すること
    を特徴とするシェブレル相化合物の合成法。
JP22957388A 1988-09-13 1988-09-13 シェブレル相化合物の合成法 Pending JPH0280324A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207576A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Tokyo Inst Of Technol シエブレル相化合物薄膜の製造方法
US4717627A (en) * 1986-12-04 1988-01-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Dynamic high pressure process for fabricating superconducting and permanent magnetic materials

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207576A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Tokyo Inst Of Technol シエブレル相化合物薄膜の製造方法
US4717627A (en) * 1986-12-04 1988-01-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Dynamic high pressure process for fabricating superconducting and permanent magnetic materials

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