JPH027994A - 被縫製物の保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ミシンの布セツト台に載置した被縫製物を保
持するため保持装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、紳士服の前端地縫専用機等の自動縫製機器によっ
て紳士服の前身等の縫製物を左右交互に１枚ずつ縫製す
る場合、セットした左前身あるいは右前身に見返しを重
ねてその裾と襟部分を各々保持装置で押えた状態で縫製
を行っている。

例えば、第９図に示すような形状の左前身４０と見返し
４１を縫製する場合は、その裾部分４２と襟部分４３の
形状に合った保持装置を位置合せしてミシンの枠体にね
じ止めし上記裾部分４２と襟部分４３の保持を行ってい
た。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の保持装置では、形状が裾部分４２と襟部
分４３に対応した形状となっているため、裾と襟が左右
反対となる右前身の縫製を行う場合、人手によって左右
の保持装置を取替えなければならなかった。このため、
特に小ロツト生産時には段とり時間が大巾に必要となり
工数がかかりすぎる欠点があった。また、縫製物の長さ
が変化した場合も、人手により位置決めを行う必要があ
った。

上記の如〈従来の保持装置は、被縫製物の形状が変わる
度に取替え作業が必要となり操作に手間がかかるという
問題点があった。

［課題を解決するための手段］ 上記従来の課題を解決する本発明の被縫製物の保持装置
は、ミシンの枠体に回転自在に取付けられた保持機構と
、該保持８！横を回転させる駆動機構とを備えてなり、 上記保持１ｆｌＩはベースプレートに被縫製物の第１の
部分を保持可能な第１の保持部と、上記第１の部分と異
なる形状の第２の部分を保持可能な第２の保持部を設け
て構成したことを特徴とする。

［実施例］ 以下１本発明の一実施例について図面をｇ暇して詳細に
説明する。

第１ｃｉ！ｌから第８図に本発明の一実施例による被縫
製物の保持装置を示す。

まず、紳士服の前端地縫専用機であるミシンの全体構成
を第２図に従って説明する。このミシンは、枠体１に縫
製機ｉ２と布セツト台３を備え、かつ布セット台３上に
！！置された被縫製物を押える中押えｍ楕４と左端保持
袋２５及び右端保持装置６を備えて構成されている。７
は縫製時の制御を行うオペレーシゴンパネルである。上
記縫製機構２は、前後左右に駆動して布セット台３上の
被３Ｊ１製物の１；１製念行う。

上記左端保持装置５と右端保持装置６は、各々布セツト
台３の左右に配置させてあり、布セツト台３にセットさ
れた左前身又は右前身の裾部分又は襟部分の保持を行う
。

この左端保持装置５と右端保持装置６は、各々第１図に
示すようなベースグレート１２に襟保持部つと裾保持部
１０を設けてなる保持機Ｍ８と、保持機構８を回転する
駆動礫摺２１と、保持機構８の茫吉の位置決めを行う位
置決めの機構３（−ンからなる。

上記ベースプレート１２に設けられた席保持部９は、複
数の襟押え１１と、襟押え受け１３と、戻しバネ１４と
、襟押えシリンダ１５によって構成されている。

上記襟押え１１と席押え受け１３は、第９図に示した左
前身４０（又右前身）の襟部分４３の形状に会わせて略
く字状に配置しである。襟押え１１は、ベースプレート
１２に対し上下に回動可能に設けてあり、襟押え受け１
３は、襟押え１１と対向させてベースプレート１２に固
定して設けである。これにより、第３図に示す如く襟押
え１１を下方に押し下げると、襟押え１１と襟押え受け
１３とで生地１６を保持できるようになっている。

また、戻しバネ１４は、ベースプレート１２に設けられ
たＬ型の止めプレート２８と襟押え１１間に設けてあり
、襟押え１１を常時上方に持ち上げている。襟押えシリ
ンダ１５は、上記止めプレート２８に固定されており、
戻しバネ１４のバネ力に抗して襟押え１１を下方に押し
下げる。この襟押えシリンダ１５は、襟押え１１ごとに
複数段けである。

上記ベースプレート１２に設けられた裾保持部１０は、
２つの裾押え１７と、裾押え受け１８と、裾押えシリン
ダ１９と、戻しバネ２ｏによって構成されている。

上記裾押え１７と裾押え受け１８は、第９図に示した左
前身４０（又右前身）の裾部分４２の外形と略同形状に
形成され裾部分を確実に保持しうる構造としである。裾
押え１７は、図示の如くベースプレート１２に対し上下
に回動可能に設けてＬＰＪす、裾押え受け１８は、ベー
スプレート】２に固定され裾押え１７の下方に位置させ
である、据押え】７分下方に押し下げることにより、裾
押ん１７と据押え受け１８間に生地１６をはさみ込んで
保持できるようになっている。

上記戻しバネ２０は、ベースプレート１２と裾押え１７
間に設けてあり、裾押え１７を常時上方に持ち上げてい
る。裾押えシリンダ１つは、ベースプレート１２に設け
られた支持プレート１９ａに固定して設けてあり、戻し
バネ２０のバネ力に抗して裾押え１７を下方に押し下げ
る。なお、裾押え１７は、裾押え受け１８の両側近くに
２つ配置してあり、上記裾押えシリンダ１つによって同
時に動作する。

上記保持機構８を回転させる駆動機構２１は、回転用シ
リンダ２２と、回転板２４と、回転軸２５によって構成
されている。

上記回転用シリンダ２２は、第５図に示す如く支持枠体
２３の一端に固定されており、その出力軸に回転板２４
が連結しである。上記回転軸２５は、支持枠体２３に設
けられたベアリング２６に保持されており、上端を回転
板２４を介して回転用シリンダ２２と連結しである。そ
して、回転軸２５の下端に止めネジ２７によって保持機
構８のベースプレート１２が取付けられている。

このような構造により、回転用シリンダ２２を駆動する
ことにより、回転板２４、回転軸２５を介して保持機１
１８を回転させることができるようになっている。

上記保持機構８の位置決め機構３０は、第２図及び第６
図、第７図に示す如く駆動用モータ３１と、ボールネジ
３２と、ポールネジナツト３４と、ガイドレール３５と
、Ｌ型ベース３６によって構成されている。

上記駆動用モータ３１は、枠体１に固定されており、そ
の回転軸に接続カプラー３３を介してボールネジ３２が
接続されている。ボールネジ３２には、ポールネジナツ
ト３４が螺合させてあり、このポールネジナツト３４に
Ｌ型ベース３６が固定しである。また、Ｌ型ベース３６
には、保持機構８が回転可能に取付けられた支持枠体２
３の一端が固定され、かつガイドレール３５が設けられ
ている。

駆動用モータ３１によってボールネジ３２が回転すると
、ガイドレール３５でガイドされたポールネジナツト３
４が左右に移動し、これによって支持枠体２３が移動す
る。

なお、襟押えシリンダ１５、型押えシリンダ１９、回転
用シリンダ２２、駆動用モータ３１は、各々オペレーシ
ョンパネル７からの操作によって制御される。

次に、上記の如く構成される左端保持装置５と右端保持
装置６の作用について述べる。

被縫製物として第９図に示すような左前身４０と見返し
４１を布セツト台にセットして縫製する場合、まずＣＣ
Ｄ（イメージセンサ）によって縫い線を読取ると共に、
その読取ったデータに基づき縫い線よりあらかじめ設定
した長さＣオフセットして中押え機構７で生地を押える
。

次に、読取ったデータより縫い形状を判断して、裾部分
４２側の左端保持装置５の保持ｔ［８と、襟部分４３側
の右端保持装置６の保持機構８を回転させ、裾部分４２
側に裾保持部１０が、裾部分４３に襟保持部９が対応す
るようにする。各保持機構８の回転は、駆動ｉ構２１の
回転用シリンダ２２を駆動してなされる。また、位置決
め機構３０の駆動用モータ３１を駆動することにより、
ポイント（ｐ、”Ｉ　、　（Ｅに設定した位置まで各々
左右の保持機ｆｆ１８を移動する。

この状態で、裾部分４２側の保持機構８の裾押え１７が
ｊＭいているので、躍押え受け１８に裾部分４２を乗せ
ると共に型押えシリンダ１つで型押え１７を回動し、裾
部分４２を保持する。また、襟部分４３側の保持機構８
の襟押え１１が同様に開いているので、襟押え受け１３
に襟部分４３を乗せ襟押えシリンダ１５で襟押え１１を
押し下げて保持する。

縫製後は、襟押えシリンダ１５と型押えシリンダ１９の
エアーを閉じて襟押え１１と型押え１７を開き、生地を
取出す。

また、右前身の縫製を行う場合は、裾と襟の位置が左前
身と左右反対となるので、左右の保持機［８を回転用シ
リンダ２２で回転させ、右前身の裾部分に裾保持部１０
が対応し、襟部分に襟保持部９が対応するようにする。

その他の作業は、上述した内容と同じである。

なお、上記実施例では、紳士服の縫製と行うミシンに設
けた保持装置について説明したが、池の被縫１１！物の
縫製を行う縫製機にも適用できるのは言うまでもない。

また、保持機構８の各保持部の形状は、被縫製物の形状
に応じて変えることができる。さらに、駆動機＄７１２
１に用いる回転動力については、回転用シリンダ２２に
限らずカムとクランクを用いたもの又はモータを用いた
ものでもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の保持装置は、ミシンの枠木
に回転自在に取付けられた保持機構と、該保持ｔ１！楕
を回転させる駆動機構とを備えてなり、上記保持機構は
ベースプレートに被縫製物の第１の部分を保持可能な第
１の保持部と、上記第１の部分と異なる形状の第２の部
分を保持可能な第２の保持部を設けて構成したことによ
り、保持ｉ楕を回転させるだけで異種形状の被縫製物の
保持を行うことができるようになり、縫製時における段
とり時間を短縮することができ作業効率の向上を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による保持装置の保持機構の平面図、第
２図は本発明を適用したミシンの平面図、第３図は第１
図の矢印Ｑ方向から見た状態を示す図、第４図は第１図
の矢印Ｒ方向から見た状態を示す図、第５図は第１図の
矢印方向から見た状態を示す図、第６図は本発明による
保持装置の位置決め機構の平面図、第７図は第６図に示
す位置決め機構の側面図、第８図は左前身の保持を行う
場合の動作を示す図、第９図は左前身と見返しを示す図
である。 ■・枠体 ５：左端保持装置 ８：保持機構 １０：裾保持部 ２１：駆動ａ！１ｔｌｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミシンの枠体に回転自在に取付けられた保持機構と、該
   保持機構を回転させる駆動機構とを備えてなり、上記保
   持機構はベースプレートに被縫製物の第１の部分を保持
   可能な第１の保持部と、上記第１の部分と異なる形状の
   第２の部分を保持可能な第２の保持部を設けて構成した
   ことを特徴とする被縫製物の保持装置。