JPH0278197A - インバータ式ｘ線発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Ｄ　Ｓ　Ａ　（Ｄｉｇｉｔａｌ　５ｕｂｔｒ
ｕｃｔｉｏｎ　Ａｎｇｉｏｇｒａｐｈｙ）撮影やシネ撮
影などにおける高速連続撮影に好適なインバータ式Ｘ線
発生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の３相１２ピ一ク方式のＸ線発生装置では、Ｘ線電
源を投入するタイミングをその電源位相と同期しない任
意位相で電源投入した場合には、高電圧のオーバーシュ
ート、うねり（電圧振動）などが発生し、最悪の場合は
Ｘ線管球の破損などの事故を発生させることがあった。

したがって、Ｘ線電源を投入するタイミングは所定の電
源位相と同期させる必要がある。しかし、電源投入タイ
ミングは最大２０１１ｓ　（ｆｆｔｆｔ波周波数、ＯＨ
ｚの場合）ずれる可能性があり、このため上述従来装置
では、高速度（５０ＥＸＰ／ｓ、　６０ＥＸＰ／ｓ、　
９０ＥＸＰ／ｓなど）の連続撮影には不適当であった。

また、上述従来装置の管電圧制御は、高圧トランスの一
次側に接続された単巻変圧器の刷子を移動することによ
り行っていた。このため、シネ撮影のように撮影中に管
電圧を変化させ、被検体の変化に対応できるようにする
場合にも不適当であった・ 一方、交流電源を整流する整流回路と、この整流回路の
出力電圧が蓄えられる第１のコンデンサと、この第１の
コンデンサの出力電圧をパルス幅制御するチョッパ回路
と、このチョッパ回路の出力電圧が印加される第２のコ
ンデンサと、この第２のコンデンサに蓄えられた直流電
圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、このインバ
ータ回路からの交流電圧を昇圧する高圧トランスと、こ
の高圧トランスの出力電圧を整流する高圧整流回路と、
この高圧整流回路で整流された高圧直流電圧が印加され
てＸ線を発生するＸ線管装置とを備えてなるインバータ
式Ｘ線発生装置がある。このインバータ式Ｘ線発生装置
は、投入位相は電源位相とは無関係であり、任意の位相
で電源投入することができる。また管電圧制御は、イン
バータ回路前段（チョッパ回路後段）にある第２のコン
デンサの電圧ＶＣ２によって行われる。このコンデンサ
電圧ＶＣ２は、チョッパ回路のパルス幅によって設定で
きるため、管電圧は純粋に電子的に短時間で設定するこ
とができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のインバータ式Ｘ線発生装置は、前記第２のコンデ
ンサの電圧ＶＣ２が設定値（管電圧に応じて決められる
）より低い場合は、チョッパ回路のパルス幅を制御する
ことで容易に対処できる。

しかし、第２のコンデンサの電圧ＶＣ２が何等かの原因
で設定値より高くなった場合には、第２のコンデンサの
電圧ＶＣ２を下げる半夏ては、同コンデンサに並列接続
された安全抵抗（電源を切ったとき、残留電荷を放電さ
せるための抵抗）を通しての放電しかなく、放電の時定
数が例えば数十秒〜数分というように極めて長い。この
ため、シネ撮影のように撮影中に高速に管電圧を変化さ
せることは不可能であるという問題点があった。

本発明の目的は、前記第２のコンデンサの電圧ＶＣ２が
設定値より高くなった場合でも、短時間でコンデンサ電
圧ＶＣ２を下げることができ、高速管電圧制御を可能と
したインバータ式Ｘ線発生装置を提供することにある。

（２１１１題を解決するための手段〕 上記目的は、第２のコンデンサと並列に、高速放電用抵
抗とスイッチング素子よりなる放電回路を接続し、Ｘ線
発生後、直ちに前記スイッチング素子を閉じて、前記第
２のコンデンサの電荷を放電させることにより達成され
る。

〔作　用〕

Ｘ線発生直後、前記放電回路のスイッチング素子を閉じ
ると、高速放電用抵抗が第２のコンデンサと並列に接続
されることになり、第２のコンデンサに蓄えられた電荷
は短時間に放電し、その電圧ｖＣ２は瞬時に設定値以下
に降下する。上記放電に要する時間は、第２のコンデン
サと高速放電用抵抗による時定数で決定されるため、高
速放電用抵抗の選定値により、所望の短時間放電が可能
である。

なお、高速放電用抵抗による放電で第２のコンデンサの
電圧ＶＣ２が設定値より下がっても、チョッパ回路によ
り、容易に設定値に上昇させることができる。

〔実施例〕

以下１図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は本発明によるインバータ式Ｘ線発生装置の一実施例を
示す回路図で、この第１図において、交流電源１より入
力した交流は整流回路２により直流に整流され、その直
流電圧は第１のコンデ、ンサ３に蓄えられる。第１のコ
ンデンサ３の出力電圧はチョッパ回路４によりパルス幅
制御され、Ｘ線管電圧に必要な高圧トランス７の一次電
圧となり、第２のコンデンサ５に印加される。第２のコ
ンデンサ５に蓄えられた直流電圧は、インバータ回路６
により交流電圧に変換される。その交流電圧は高圧トラ
ンス７により昇圧され、高圧整流回路８で高圧直流電圧
に整流されてＸ線管装置！ｉ９に印加されるもので、こ
れによりＸ線管装置９はＸ、線を発生する。

なお制御回路１０は、この間、前記整流回路２゜チョッ
パ回路４及びインバータ回路６を制御する６また、安全
抵抗１１．１２は電源１を切ったときの第１、第２のコ
ンデンサ３，５の残留電荷を放電させ、感電事故を防止
するもので、その値は大きいため時定数は長い。

以上は、従来装置の場合と特に変わるところはなく１本
発明は、このような構成に次のような回路を付加してな
るものである。すなわち本発明は。

前記第２のコンデンサ５と並列に、高速放電用抵抗１３
ａとスイッチング素子（パワートランジスタなど）１３
ｂの直列回路よりなる放電回路１３を接続してなるもの
である。この放電回路１３は前記制御回路１０によって
制御されるもので、以下、第２図のタイムチャートを併
用して、その動作について説明する。まず、制御回路１
０からチョッパ回路４に送られるチョッパ駆動信号ＣＨ
Ｐにより、第２のコンデンサ５の電圧ＶＣ２は上昇し、
設定電圧に達すると、Ｘ線管電圧がＸ線管装置９に印加
され、Ｘ線Ｘ−ＲＡＭが発生する。Ｘ線発生後、直ちに
、放電回路１３にスイッチング素子駆動信号ＴＲが与え
られる。これにより第２のコンデンサ５の電圧ＶＣ２は
、高速放電用抵抗１３ａを通して高速放電される。放電
後の電圧ＶＣ２は０になる必要はなく２次のＸ線発生に
必要な設定電圧より。

２〜３割低い電圧まで低下すればよい。電圧■ｃ２が低
下した後、再度、チョッパ駆動信号ＣＨＰが出力され、
電圧ＶＣ２は上昇して設定電圧に達する。

以下、同様の動作を経て、繰り返しＸ線を発生する。チ
ョッパ回路４により必要な設定電圧に達する時間を４＋
ａｓ、　Ｘ線発生時間を４ｍｓ、放電時間を２ｍｓとす
れば、１サイクル１０ｍ５となり、１００ＥＸＰ／　ｓ
が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、第２のコンデンサと並列に、高速放電
用抵抗とスイッチング素子の直列回路よりなる放電回路
を接続し、Ｘ線発生後、直ちに前記スイッチング素子を
閉じて第２のコンデンサの電荷を放電させるようにした
ので、第２のコンデンサの電圧ＶＣ２が設定値より高く
なった場合でも、短時間でそのコンデンサ電圧ＶＣ２を
下げることができ、インバータ式のＸ線発生装置におい
ても高速管電圧制御が可能になるという効果がある。し
たがって高速連続撮影が可能で、特に、撮影中に管電圧
を変化させて被検体厚の変化に対応するシネオート撮影
に極めて有用である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明装置の一実施例を示す回路図、第２図は
同上装置の動作説明のためのタイムチャートである。 １・・・交流電源、２・・・整流回路、３・・・第１の
コンデンサ、４・・・チョッパ回路、５・・・第２のコ
ンデンサ、６・・・インバータ回路、７・・・高圧トラ
ンス、８・・・高圧整流回路、９・・・Ｘ線管装置、　
１０・・・制御回路、１１、１２・・・安全抵抗、１３
・・・放電回路、１３ａ・・・高速放電用抵抗、１３ｂ
・・・スイッチング素子。 Ｒ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、交流電源を整流する整流回路と、この整流回路の出
   力電圧が蓄えられる第１のコンデンサと、この第１のコ
   ンデンサの出力電圧をパルス幅制御するチョッパ回路と
   、このチョッパ回路の出力電圧が印加される第２のコン
   デンサと、この第２のコンデンサに蓄えられた直流電圧
   を交流電圧に変換するインバータ回路と、このインバー
   タ回路からの交流電圧を昇圧する高圧トランスと、この
   高圧トランスの出力電圧を整流する高圧整流回路と、こ
   の高圧整流回路で整流された高圧直流電圧が印加されて
   Ｘ線を発生するＸ線管装置とを備えてなるインバータ式
   Ｘ線発生装置において、前記第２のコンデンサと並列に
   、高速放電用抵抗とスイッチング素子の直列回路よりな
   る放電回路を接続し、Ｘ線発生後、直ちに前記スイッチ
   ング索子を閉じて、前記第２のコンデンサの電荷を放電
   させることを特徴とするインバータ式Ｘ線発生装置。