JPH0277528A - 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉 - Google Patents

均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉

Info

Publication number
JPH0277528A
JPH0277528A JP22936988A JP22936988A JPH0277528A JP H0277528 A JPH0277528 A JP H0277528A JP 22936988 A JP22936988 A JP 22936988A JP 22936988 A JP22936988 A JP 22936988A JP H0277528 A JPH0277528 A JP H0277528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
inner cover
furnace
heating
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22936988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Beppu
芳光 別府
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP22936988A priority Critical patent/JPH0277528A/ja
Publication of JPH0277528A publication Critical patent/JPH0277528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はバンチ式加熱炉、例えば焼鈍炉に係り、特にバ
ーナー直火部のインナーカバーの偏熱をなくしてコイル
焼鈍の周方向の均一化を図ると共に、インナーカバーの
熱応力による劣化の防止をも図るバーナー直火型の均一
加熱を行うバンチ式加熱炉に関する。
(従来の技術) 加熱炉の代表例としてバッチ式焼鈍炉を例にとって以下
本発明を説明する。
従来の直火型バッチ式焼鈍炉では、第3図の縦断面図及
び第4図の横断面図に示すように、被焼鈍冷延コイル即
ち冷間圧延により得られた焼鈍すべきコイル21を、コ
ンベクタープレート22を挟んで炉床に数層に段積みし
、これにインナーカバー23をかぶせる。インナーカバ
ー23の内部に雰囲気ガスを導入し、ペースファン24
により雰囲気ガスを強制循環させる。また、インナーカ
バー23の外側に可搬式の加熱炉25をかぶせ、炉体の
円周方向に沿って加熱炉に1〜3段で取付けたバーナー
26から噴射した燃料杢、インナーカバー23と加熱炉
25との間の燃焼室28内で燃焼させ、コイル21を焼
鈍する。この燃焼の結果発生する熱エネルギーは、一部
炉体耐大物27に蓄熱されるが、大部分はインナーカバ
ー23の顕熱となり、インナーカバー23より雰囲気ガ
ス及びコイル21の外周に熱ふく射され、高温となった
雰囲気ガスにより昇温したコンベクタープレート22と
の接触を通じてコイル21に熱が伝達される。
ところが、実作業においては、コイル21、コンベクタ
ープレート22、インナーカバー23及び加熱炉25は
オーバーヘッドクレーン等の搬送機により所定位置に設
置されるが、コイル21、コンベクタープレート22及
びインナーカバー23の各々を加熱炉25に対し正確に
同軸的に設置するのは極めて困難である。このため、第
3図、第4図に示すように、インナーカバー23の周面
及びコイル21の周面と加熱炉25のバーナー26との
間の距離にバラツキが生し、焼きムラの原因となる。ま
た、第4図に明示するように、バーナー26より発生す
る燃焼炎26°がインナーカバー23を直火している部
分は、直火を受けないインナーカバ一部分よりも温度が
高く、従って直火部に対向したコイル外周部分の温度も
他のコイル外周部分の温度より高くなり、この現象も焼
ムラの原因となる。この現象は、バッチ式焼鈍炉におい
ては、バーナーからの輻射熱を最も受は易い最下段のコ
イル及びその上に積んだコイルの外周部分、ならびに直
火部に対向したコイル外周部分において顕著に現われ、
特に高炭素鋼の球状化焼鈍を行う場合は、高炭素鋼の硬
度ムラの原因となり、また、インナーカバー23におい
ては、経年的に直火部での割れが生し、る恐れがある。
高炭素鋼のコイル外周部分に発生した硬度ムラは、圧延
時の板厚変動を誘起し、歩留の低下をきたしてしまう。
このような不具合を解消するため、特開昭54−480
3号公報に記載のように、インナーカバーと加熱炉との
間に回転可能なアウターカバーを設けてインナーカバー
における直火部の局部影響を防止する方法が提案されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の方法では、バーナー直火部の
影響による焼ムラは減少するものの、コイル、インナー
カバー、コンベクタープレートと加熱炉との中心ずれ即
ち不整合による影響を完全に回避することができず、従
って、この不整合に起因するコイルの焼ムラを防止する
ことができないという問題があった。
また、アウターカバーを使用する方法では、アウターカ
バーの駆動軸を炉外に通すために加熱炉の上部に孔を設
けであるので、孔を通しての放熱によるエネルギー損失
及び孔周辺部の耐火物の寿命低下の問題もあった。
本発明の目的は、上述の従来の諸問題点や欠点をすべて
解消し、焼鈍コイルの焼ムラを完全に防止できるバンチ
式焼鈍炉を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明のバッチ式焼鈍炉は、
焼鈍すべき冷延鋼板コイルと、このコイルを収容したイ
ンナーカバーとを加熱炉内で回転させる回転手段を具備
する。
ここに、上記回転手段は、焼鈍中のコイル及びこのコイ
ルにかぶせたインナーカバーを回転させる。このため、
インナーカバーの外周部分及びコイルの外周部分はバー
ナー直火部に関して常に旋回移動し、バーナー直火部に
よる局部加熱を受けることがないので、コイル及びイン
ナーカバーが加熱炉に対して不整合状態にあっても、実
質上均一に加熱され、コイル焼ムラが生じることはない
(作用) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の均一加熱を行うバッチ式焼鈍炉の縦断
面図、第2図は第1図の焼鈍炉のシール部分を示す拡大
部分断面図である。
バッチ式焼鈍炉は、コンベクタープレート2を挟んで炉
床即ちベース上に数層に段積みした冷延鋼板コイル1を
包囲収容するインナーカバー3と、このインナーカバー
3を包囲し、インナーカバー3との間に燃焼室8を画定
し、円周方向に沿って複数個のバーナー6を数段に取り
付けた加熱炉5とから成り、加熱炉5の壁は耐火物7で
構成する。
インナーカバー3の内部には雰囲気ガスを導入し、ペー
スファン4により雰囲気ガスを強制循環させる。
本発明においては、加熱炉5内でこの加熱炉に関してイ
ンナーカバー3及び冷延鋼板コイル1を回転させる手段
が設けである。詳細には、第1図に示すように、焼鈍炉
のベースは、冷延鋼板コイル1及びインナーカバー3を
設置するベース9と、加熱炉5を設置するベースlOと
に分割され、ベース9に円形状のレール11を設けると
共に、ベース10に回転可能な支持車輪12を設けてレ
ール11を支持する。更に、ベース9の下方に固定ベー
ス16を設け、この固定ベース16にベースファン4を
固定し、雰囲気ガス通路15を設ける。
更に、ベースlOに関してベース9を回転駆動するため
、ベース9に円形状のランクギア13を設けると共に、
駆動動力源としてピニオンギア14a付きのモータ14
を固定ベース16に設け、そのピニオンギア14aをラ
ックギア13に噛合させる。
また、固定ベース10、】6と回転ベース9との間の密
封を確実にするため、それぞれシールI7を設ける。こ
れらのシール17は、第2図に明示するように、例えば
、固定ベース10に1つ以上の環状のグループ18を形
成してその中に液体19を充填し、一方、回転ベース9
の端部に環状のフィン9aを設け、フィン9aをグルー
プ18の液体19内に位置させる。
なお、回転ベース9とこれに設置するインナーカバー3
との間のシール3aも同様の液体シール構造にするとよ
い。
本発明は、単式焼鈍炉はもとより、複式焼鈍炉やオーブ
ンコイルアニーラ−やパイブビレフト用ロータリーファ
ーネスや形鋼均熱炉等にも応用できる。
また、加熱方式の点では、直火型焼鈍、セミ直火型焼鈍
、ラジアントチューブ式焼鈍のいずれにも適用できる。
実施例 第1図および第3図に示す装置を使ってC:0.65%
の高炭素鋼帯の焼鈍を行った(700℃X 18Hr)
 。
本例ではコイルは2段にIii!した。いずれの段のコ
イルもコイル外径2200m5、幅1800+u+であ
った。
本発明例にあっては直径3.5mのインナーカバーとコ
イルを起動・停止を繰り返しながら、平均0.45〜0
.89 m/sinの回転速度で回転した。本発明例お
よび比較例それぞれについて炉内温度分布を第5図にグ
ラフで示す、温度測定点はいずれの場合も図中略図で示
すようにコイル外周部に均等に8ケ所設けた。
インナーカバーとコイルの回転を行なわないと測定点1
.5の温度と測定点3.7の温度との差違は40℃近く
にもなるが、本発明によればその差は10℃以内となり
実質上均一加熱が行われることが分かる。
(発明の効果) 本発明によれば、加熱炉に関して冷延鋼板コイルおよび
これを収容したインナーカバーを回転させる回転段によ
り、焼鈍中冷延鋼板コイル及びインナーカバーを常時回
転させることができるので、バーナー直火部によるイン
ナーカバー外周部分及び冷延綱板コイルの外周部分の局
部加熱がなく、またインナーカバー及び冷延鋼板コイル
は常に回転しているから、たとえインナーカバー及び冷
延鋼板コイルが加熱炉に対して不整合状態で設置されて
いても、局部加熱を生じることがない。従って、冷延鋼
板コイル及びインナーカバーは実質上均一に加熱される
ととなり、冷延鋼板コイルの焼着ムラを完全に阻止する
という作用効果を奏すると共に、インナーカバーの局部
劣化によるひび割れをも防止し、インナーカバーの長寿
命化を達成できるという作用効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るバッチ式焼鈍炉の概
略縦断面図; 第2図は、第1図の焼鈍炉のシール部分の拡大部分断面
図; 第3図は、従来の焼鈍炉の概略縦断面図;第4図は、第
3図のA−A線における断面図:および 第5図は、本発明の実施例の結果を示すグラフである。 l:冷延鋼板コイル  3:インナーカバー5;加熱炉
      8:燃焼室 9:回転ベース   10,16 :固定ベースll:
 レール     12:支持車輪13: ラックギア
   14: モーフ14a: ビニオン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃焼すべき冷延鋼板コイルを内部に収容したインナーカ
    バーと、該インナーカバーを包囲する加熱炉とから成り
    、該インナーカバーと該加熱炉との間の燃焼室でバーナ
    ー群からの燃焼ガスを対流させて前記冷延鋼板コイルを
    焼鈍する、均一加熱を行うバッチ式焼鈍炉において、 前記冷延鋼板コイル及び前記インナーカバーを前記加熱
    炉に関して回転させる回転手段を設けて成ることを特徴
    とする均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉。
JP22936988A 1988-09-13 1988-09-13 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉 Pending JPH0277528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22936988A JPH0277528A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22936988A JPH0277528A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0277528A true JPH0277528A (ja) 1990-03-16

Family

ID=16891090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22936988A Pending JPH0277528A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0277528A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129244A (ja) * 2000-08-18 2002-05-09 Chugai Ro Co Ltd ベル型焼鈍炉
KR100798077B1 (ko) * 2001-12-22 2008-01-28 주식회사 포스코 소둔로 내부커버의 압하력을 이용한 내부커버 고정장치
KR100815978B1 (ko) * 2001-11-12 2008-03-24 주식회사 포스코 배치 소둔로의 연소용 에어 예열장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129244A (ja) * 2000-08-18 2002-05-09 Chugai Ro Co Ltd ベル型焼鈍炉
KR100815978B1 (ko) * 2001-11-12 2008-03-24 주식회사 포스코 배치 소둔로의 연소용 에어 예열장치
KR100798077B1 (ko) * 2001-12-22 2008-01-28 주식회사 포스코 소둔로 내부커버의 압하력을 이용한 내부커버 고정장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4458079B2 (ja) 真空浸炭処理装置
KR100217542B1 (ko) 열 처리 방법
KR960016162B1 (ko) 로(Furnace)
CA1106168A (en) Method and apparatus for heating coils of strip
US2168028A (en) Heat treating system
CN113462881A (zh) 高温退火环形炉及高温退火方法
JPH0277528A (ja) 均一加熱を行なうバッチ式焼鈍炉
US3879167A (en) Non-warping heat shield
US3633891A (en) Method and apparatus for heating annular workpieces
JPH07234079A (ja) 熱処理炉
US4336412A (en) Heat treatment furnace
JPS6216258B2 (ja)
SU845962A1 (ru) Печь дл термической обработкиКОлЕц
CN215365920U (zh) 高温退火环形炉
CN220728909U (zh) 一种新型高温电阻炉
US1452856A (en) Heating furnace
JPS6320287B2 (ja)
RU2040753C1 (ru) Линия для термической обработки деталей
SU658386A1 (ru) Карусельна электропечь
JPH0743455U (ja) 熱処理装置
JPS5844319Y2 (ja) 加熱処理装置の保温筒
JP2010286172A (ja) 加熱炉
RU1772561C (ru) Карусельна печь с защитной атмосферой
JPS5832123Y2 (ja) 回転炉床式マツフル型連続熱処理炉
JPH06145816A (ja) ベル型焼鈍炉のインナーカバー