JPH027729Y2 - - Google Patents

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JPH027729Y2
JPH027729Y2 JP1070084U JP1070084U JPH027729Y2 JP H027729 Y2 JPH027729 Y2 JP H027729Y2 JP 1070084 U JP1070084 U JP 1070084U JP 1070084 U JP1070084 U JP 1070084U JP H027729 Y2 JPH027729 Y2 JP H027729Y2
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JP
Japan
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foam layer
porous material
molding
layer
foamed
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JP1070084U
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JPS60123231U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は内部に発泡層を有し、外表面に非発
泡層を有する合成樹脂モールデイングに関するも
のである。
〔従来技術〕 自動車用のサイドモールデイングなどに、内部
に発泡層、外表面に非発泡層を有する長尺の合成
樹脂モールデイングが使用されている。このよう
なモールデイングは二重押出成形によつて製造さ
れているが、押出直後に非発泡層におけるガスの
集合により外表面にふくれ等の変形が発生するの
を防止するために、発泡層および非発泡層の境界
付近にガス非透過性のシート状材料を設けること
が提案されている(実開昭58−164737号)。
第1図は車両用モールデイングの例を示す斜視
図、第2図は従来のモールデイングを示すA−A
断面図、第3図はB−B断面図である。図面にお
いて、1はモールデイングで、内部に形成された
発泡層2、これを被覆するように外部に設けられ
た非発泡層3、および両者の境界付近に設けられ
たアルミニウム箔、樹脂フイルム等のガス非透過
性のシート状材料4からなる長尺材5の端末にエ
ンドキヤツプ6が形成されている。
しかしながら、このような従来のモールデイン
グ1は、両面粘着テープまたは接着剤により車体
に取付けて使用されるが、シート状材料4は押出
直後の短時間におけるガスの集合による変形を防
止する強度のものが使用されているので、酷暑の
条件下(例えば80〜90℃)に長時間置かれると、
発泡層2内に貯留したガスが膨張するとともに、
外部の非発泡層3が軟化するため、ガスの圧力に
より、シート状材料4とともに外表面側に押し上
げられ、第4図に示すようにふくれ7等の変形が
発生し、美感を損うという問題点があつた。
また上記シート状材料4に代えて境界部に中空
部を形成することも提案されているが(実開昭58
−164738号)、この中空部は非発泡層3の上部全
域にわたつて形成されるので、モールデイング1
を車体に取付ける際圧着により外表面が変形する
ために均一な圧着力を加えることができないとと
もに、中空部はエンドキヤツプ6によつて封着さ
れるため、酷暑の条件下では膨張により全体がふ
くれるという問題点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記問題点を解決するためのもの
で、発泡層および非発泡層の境界付近の発泡層と
接するように、連続通気孔を有する多孔質材料を
長手方向に設けることにより、発泡層内のガスを
排出し、酷暑の条件下でも変形が発生しないモー
ルデイングを提供することを目的としている。
〔考案の構成〕
この考案は、内部に形成された発泡層と、この
発泡層を被覆するように外部に形成された非発泡
層と、上記発泡層および非発泡層の境界付近の発
泡層と接するように長手方向に設けられかつ連続
した通気孔を有する多孔質材料と、この多孔質材
料によつて形成される通気孔を外部に連通させる
通連孔ととを備えたことを特徴とする発泡層を有
する合成樹脂モールデイングである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。第5図はこの考案の一実施例によるモールデ
イングを示す第1図のA−A断面図、第6図はそ
の部分拡大図、第7図は第1図のB−B断面図、
第8図はその部分拡大図、第9図は裏面から見た
斜視図、第10図は製造方法を示す正面図であ
り、第1図ないし第4図と同一符号は同一または
相当部分を示す。
モールデイング1は第1図ないし第4図のもの
とほぼ同様の構造となつているが、発泡層2およ
び非発泡層3の境界付近の発泡層2内には長手方
向に連続した複数の多孔質材料8が設けられてい
る。多孔質材料8は多数の連続通気孔を有する材
料であり、多数の繊維が集合して内部に多数の微
小の通気孔が形成されているものが好ましく、実
施例では細ひもが使用されている。多孔質材料8
は複数が境界付近にほぼ均一に分散して配置され
ており、多孔質材料8によつて形成された通気孔
が発泡層2の端末部においてエンドキヤツプ6と
の間に形成された連通孔9を介して外部に連通し
ている。長尺材5の外表面の一部には装飾フイル
ム10が両側縁を埋込まれており、これに対応す
る部分におけるガス非透過性のシート状材料4は
省略されている。多孔質材料8はシート状材料4
に近接して設けられている。
以上のように構成されたモールデイング1は、
第10図に示すように、シート状材料4、多孔質
材料8および装飾フイルム10を押出成形型11
に供給して発泡樹脂および非発泡樹脂の二重押出
成形によつて長尺材5が成形され、所定寸法に切
断後端末部にエンドキヤツプ6を射出成形によつ
て形成して製造されるが、押出成形の際多孔質材
料8が埋込まれ、付近に集合するガスは、この多
孔質材料8の通気孔および連通孔9を通つて排出
されるので、成形直後におけるガスの集合による
ふくれ等の変形は防止される。
またモールデイング1は裏面に両面粘着テー
プ、接着剤等を介して車体パネル等の被取付面に
取付けて使用されるが、酷暑の条件下において使
用しても、発泡層2および非発泡層3付近のガス
は多孔質材料8の通気孔を通つて連通孔9から外
部に排出されるので、ガスの膨張によるふくれ等
の変形は発生せず、優れた外観を維持する。また
ガス非透過性のシート状材料4があるときは、そ
の付近におけるガスの膨張による変形が抑制され
るので、膨張したガスの通気孔からの排出が促進
され、変形の発生はさらに少なくなる。装飾性フ
イルム10があるときも同様である。
第11図は他の実施例の断面図であり、この実
施例ではシート状材料4および装飾フイルム10
が省略されており、これらは必ずしもなくてもよ
い。
なお、以上の実施例では多孔質材料8として細
ひもの場合を示したが、内部に通気孔を有してい
れば他の材料でもよく、その形状もひも状に限ら
れず、テープ状、網状、織布状でもよく、発泡層
2の幅方向の全長にわたつて連続していてもよ
い。また多孔質材料8は発泡層2および非発泡層
3の境界に設けてもよい。前記実施例では連通孔
9は、発泡層2の端末部においてエンドキヤツプ
6の間に形成されているが、他の部分に形成して
もよい。モールデイング1、発泡層2、非発泡層
3およびエンドキヤツプ6等の形状、構造等も図
示のものに限定されない。さらに本考案はサイド
モールデイングに限らず、発泡層を有する他の車
両用モールデイングにも適用可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、非発泡層との境界付近の発
泡層に接するように、連続した通気路を有する多
孔質材料を設け、上記通気路を連通路により外部
に連通させたので、発泡層内のガスは外部に排出
されて、発泡層におけるガス圧力の局部的な上昇
を防止でき、酷暑の条件下でもモールデイング外
表面におけるふくれ等の変形の発生を防止し、優
れた外観を維持することができる。また多孔質材
料は芯材としての機能も有するため、高温時にお
けるモールデイングの膨張を抑え、寸法安定性を
高くできるとともに、通気路を完全な状態で確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両用のモールデイングの斜視図、第
2図は従来のモールデイングを示すA−A断面
図、第3図はB−B断面図、第4図は不具合発生
状態を示す斜視図、第5図はこの考案の一実施例
によるモールデイングを示す第1図のA−A断面
図、第6図はその部分拡大図、第7図は第1図の
B−B断面図、第8図はその部分拡大図、第9図
は裏面から見た斜視図、第10図は製造方法を示
す正面図、第11図は他の実施例の断面図であ
る。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1はモールデイング、2は発泡層、3は非発
泡層、4はシート状材料、6はエンドキヤツプ、
8は多孔質材料、9は連通孔、11は押出成形型
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に形成された発泡層と、この発泡層を被
    覆するように外部に形成された非発泡層と、上
    記発泡層および非発泡層の境界付近の発泡層と
    接するように長手方向に設けられかつ連続した
    通気孔を有する多孔質材料と、この多孔質材料
    によつて形成される通気孔を外部に連通させる
    通連孔とを備えたことを特徴とする発泡層を有
    する合成樹脂モールデイング。 (2) 多孔質材料が繊維を集合したものである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の発泡層を有す
    る合成樹脂モールデイング。 (3) 多孔質材料がひも状、テープ状、網状または
    織布状である実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の発泡層を有する合成樹脂モー
    ルデイング。 (4) 多孔質材料が発泡層内に設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の発泡層を有する合成樹脂モールデ
    イング。
JP1070084U 1984-01-27 1984-01-27 発泡層を有する合成樹脂モ−ルデイング Granted JPS60123231U (ja)

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JP1070084U JPS60123231U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 発泡層を有する合成樹脂モ−ルデイング

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JP1070084U JPS60123231U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 発泡層を有する合成樹脂モ−ルデイング

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Publication Number Publication Date
JPS60123231U JPS60123231U (ja) 1985-08-20
JPH027729Y2 true JPH027729Y2 (ja) 1990-02-23

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JP1070084U Granted JPS60123231U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 発泡層を有する合成樹脂モ−ルデイング

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JPS60123231U (ja) 1985-08-20

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