JPH027683Y2 - - Google Patents

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JPH027683Y2
JPH027683Y2 JP1983177737U JP17773783U JPH027683Y2 JP H027683 Y2 JPH027683 Y2 JP H027683Y2 JP 1983177737 U JP1983177737 U JP 1983177737U JP 17773783 U JP17773783 U JP 17773783U JP H027683 Y2 JPH027683 Y2 JP H027683Y2
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shaft
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JP1983177737U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は比較的に軽量な機器及び家具を任意
方向に転回し、移動させるのに好適なキヤスタに
関する。
〔従来の技術〕
従来この種のキヤスタとしては、例えば特公昭
53−13866号に記載されたキヤスタがあつた。こ
のキヤスタにおいては、担体に有底孔を穿設し、
この有底孔に支軸を挿入するとともに、有底孔の
底面と支軸との間に球を介在させて担体の旋回性
能を確保していた。
また、その他実公昭48−21245号公報記載のも
のや、英国特許第1373582号明細書に記載のもの
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、特公昭53−13866号公報記載の
キヤスタは、有底孔内に塵埃が侵入し易く、塵埃
が球と支軸の間に噛み込んだときには担体の旋回
性能が阻害され、あるいは球や支軸の摩耗が顕著
になるという問題があつた。
また、実公昭48−21245号公報記載のものは、
偏荷重を支承する必要上、基軸鍔部をヨーク上部
基盤より径を大きくしなければならず、基盤上に
集積した塵埃が回転支承部に入り易いという問題
点があつた。
更に、英国特許第1373582号明細書に記載のも
のは、ボス上面から塵埃が入り込む恐れがあり、
又組立・分解が容易でないという問題があつた。
このように、塵埃が回転に伴つて、経年的に回
転支承部に侵入し、回転支承部が摩耗損傷して耐
久性が損われていたものである。
この考案の目的は、上記従来の問題点を解消す
るべくなされたもので、支軸と担体の旋回軸受筒
との軸支部に塵埃の侵入を防止したキヤスタを提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案のキヤスタ
は、被取付部材に装着する垂直な支軸と、この支
軸に回動自在に取付けられ、且つ該支軸に対して
偏位した水平な車軸を有する担体と、この担体の
両側に該車軸によつて回動自在に支承された車輪
とを備えたキヤスタにおいて、前記支軸は、円筒
形の軸部の上方外周に前記被取付部材を嵌合して
固定するカツプ状の大径頭部が設けられ、該大径
頭部の外周下端部には該軸部の外周に連続して下
方に開口した環状凹部を形成すると共に、該軸部
の外周には下向き段部が形成され、一方、前記担
体は、前記軸部を回動自在に嵌挿する垂直な旋回
軸受筒を有し、該旋回軸受筒の円筒形内面には上
向き段部が形成され、これらの支軸と担体とは、
前記下向き段部が上向き段部に当接すると共に、
前記環状凹部に旋回軸受筒の上部開放端を挿入し
て旋回可能に結合され、且つ該支軸と担体とはそ
れぞれが耐摩耗性を有する合成樹脂によつて一体
形成されたものであることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
上記構成によると、支軸の環状凹部と旋回軸受
筒の上部開放端近傍とのすき間から塵埃が内部へ
侵入しようとするが、環状凹部の開口が下向きで
あり、且つ旋回軸受筒の上部開放端が前記環状凹
部内に挿入されていることから、塵埃は前記環状
凹部と上部開放端間に形成されたわずかなすき間
の入口部分で阻止される。仮りに、前記すき間に
塵埃が侵入しても、塵埃は旋回軸受筒の上部開放
端を重力に逆つて乗り越えなければならないの
で、内部へ入ることはない。更に、支軸及び担体
はそれぞれ耐摩耗性を有する合成樹脂、例えばポ
リアセタールによつて一体成形されているため、
軽量であり且つ移動方向への転回が円滑に行なわ
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図
に基づいて説明する。
本実施例のキヤスタは第1図ないし第3図に示
すように、被取付部材に装着する垂直な支軸1
と、この支軸1を担体2に設けられた旋回軸受筒
4に回動自在に嵌装し、この旋回軸受筒4から偏
位して設けられた水平な車軸5に車輪3,3′を
取付けたものである。そして、キヤスタの構成部
品である支軸1、担体2及び車輪3,3′はそれ
ぞれが耐摩耗性の合成樹脂、例えばポリアセター
ル、ナイロン等によつて一体成形されている。
第4図及び第5図は本実施例の要部を明らかに
するもので、それぞれ第2図のA−A線断面図及
びB−B線分解断面を示すものである。
図において、支軸1は、円筒形の軸部6の上方
外周に被取付部材を嵌合して固定するカツプ状の
大径頭部7が設けられ、大径頭部7の外周下端部
には軸部6の外周に連続して下方に開口した環状
凹部8を形成すると共に、軸部6の外周には下向
き段部14が形成され、一方、担体2は、軸部6
を回動自在に嵌装する垂直な旋回軸受筒4を有
し、旋回軸受筒4の円筒形内面には上向き段部2
3が形成され、これらの支軸1と担体2とは、下
向き段部14が上向き段部23に当接すると共
に、環状凹部8に旋回軸受筒4の上部開放端を挿
入して結合した構造になつている。
即ち、支軸1は旋回軸受筒4に挿入される軸部
6、及び内部に機器、家具などの被取付部材30
を嵌合固定するためのカツプ状の大径頭部7とか
らなつている。この大径頭部7の下方には下方に
開口した環状凹部8が形成され、また大径頭部7
の内部には被取付部材を嵌合固定する手段である
上下方向に延びた複数のリブ9の形成された内筒
10が、第2図に示すように外筒11に同心状に
設けられている。
そして軸部6には、旋回軸受筒4の内部に形成
された大径と小径の円筒面21,22及び上向き
段部23に摺接する大径軸部12と小径軸部13
及びこれら両軸部間に下向き段部14が形成され
ている。
更に、支軸1の中心には小径軸部13を貫通す
るクリツプ挿入孔15及び前記挿入孔15より大
きい径の貫通孔16が穿設され、これら両孔間に
クリツプ24の先端を係止する係止部17が設け
られている。
一方担体2は略半円の支壁18の左右壁面から
外方へ突出した車軸5と、支壁18上端から車軸
5の軸線に平行な方向に延びた略半円の水平部1
9と、車軸5から一定距離隔てた位置に設けられ
た垂直な旋回軸受筒4とを一体成形している。
この車軸5には、第1図に示すように同じクリ
ツプ挿入孔15′が穿設され、この孔の中心線上
の支壁18下部に下面が開放した凹所20が設け
られている。また、旋回軸受筒4は、前述のよう
に大径円筒面21と小径円筒面22及び前記両円
筒面間に上向き段部23が形成されている。水平
部19の表面は車輪3,3′の走行面と略同じで
ある。
なお、支軸1及び車軸5のクリツプ挿入孔1
5,15′は同じ長さになつている。
クリツプ24は可撓性を有する合成樹脂で形成
され、その軸部25の先端に膨出部26及び基端
に円板状の頭部27を有し、膨出部26と軸部2
5に跨がり且つ直径方向に貫通した長孔28が穿
設されている。
つぎに本実施例のキヤスタの組み立て及び作用
を説明する。
担体2の車軸5に車輪3,3′を嵌め、外方か
らクリツプ24をクリツプ挿入孔15′に差込ん
でクリツプの膨出部26を凹所20の壁面に係止
する。このときクリツプ24の膨出部26、頭部
27は軸径よりも大きいので、突出した膨出部2
6、頭部27によつて車輪3,3′の脱落を阻止
する。
そして、旋回軸受筒4に支軸1の軸部6を嵌入
し、両部材の段部14,23を当接させ且つ旋回
軸受筒4の上部開放端を支軸1の環状凹部8に挿
入せしめる。この状態で支軸1のクリツプ挿入孔
15にクリツプ24を挿入すると、その膨出部2
6が係止部17に係止され、その頭部27が旋回
軸受筒4の下方開放端面に当接して支軸1と担体
2が旋回可能に一体結合される。
この様にして組み立てたキヤスタを機器あるい
は家具に取付けるには、被取付体側に固定された
管状部材30を、支軸1の大径頭部7の内部に設
けられたリブ9と外筒11との間aに嵌合するだ
けで、リブ9が管状部材30の内面に弾性的に当
接し、その脱落は防止させる。
このキヤスタは車輪3,3′を支持する担体2
が車軸5に対して偏位した位置で支軸1に回動自
在に取付けられているため、方向変換がし易く且
つ移動中の安定した走行が得られる。特に、方向
変換時には支軸1の水平移動に対して左右の車輪
3,3′が互に逆方向に回転するために走行面と
の摩擦が少なく、任意方向への向き換えが極めて
容易で且つ円滑にできる。
使用時、塵埃が旋回軸支部分に侵入すようとす
るが、旋回軸受筒4の上部開放端は支軸1の大径
頭部7に設けられた下方に開口した環状凹部8に
挿入されているから、塵埃は前記環状凹部と上部
開放端間に形成されたわずかなすき間の入口部分
で阻止される。仮りに、前記すき間に塵埃が侵入
したとしても、塵埃は旋回軸受筒4の上部開放端
を重力に逆つて乗り越えなければならないので、
内部へ入る様なことはない。
〔考案の効果〕
前述のとおり、本考案によれば、組立、分解が
容易で部品の交換が簡単にできる構造であり、且
つ支軸と旋回軸受筒との軸支持部分への塵埃の侵
入を阻止し、更に主要部分を耐摩耗性を有する合
成樹脂で一体成形したことにより軽量且つ長期に
亘つて滑動性能が損なわれることがなく、常に安
定した走行及び旋回ができるなど実用的に優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキヤスタの部分破断の側面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の
正面図、第4図は第2図のA−A線断面図、第5
図A,B,Cは第2図のB−B線分解断面図であ
る。 1……支軸、2……担体、3,3′……車輪、
4……旋回軸受筒、5……車軸、6……軸部、7
……大径頭部、8……環状凹部、14……下向き
段部、23……上向き段部、24……クリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被取付部材に装着する垂直な支軸1と、この支
    軸1に回動自在に取付けられ、且つ該支軸1に対
    して偏位した水平な車軸5を有する担体2と、こ
    の担体2の両側に該車軸5によつて回動自在に支
    承された車輪3,3′とを備えたキヤスタにおい
    て、 前記支軸1は、円筒形の軸部6の上方外周に前
    記被取付部材を嵌合して固定するカツプ状の大径
    頭部7が設けられ、該大径頭部7の外周下端部に
    は該軸部6の外周に連続して下方に開口した環状
    凹部8を形成すると共に、該軸部6の外周には下
    向き段部14が形成され、 一方、前記担体2は、前記軸部6を回動自在に
    嵌装する垂直な旋回軸受筒4を有し、該旋回軸受
    筒4の円筒形内面には上向き段部23が形成さ
    れ、 これらの支軸1と担体2とは、前記下向き段部
    14が上向き段部23に当接すると共に、前記環
    状凹部8に旋回軸受筒4の上部開放端を挿入して
    旋回可能に結合され、且つ該支軸1と担体2とは
    それぞれが耐摩耗性を有する合成樹脂によつて一
    体形成されたものであることを特徴とするキヤス
    タ。
JP17773783U 1983-11-17 1983-11-17 キヤスタ Granted JPS6085201U (ja)

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JP17773783U JPS6085201U (ja) 1983-11-17 1983-11-17 キヤスタ

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JP17773783U JPS6085201U (ja) 1983-11-17 1983-11-17 キヤスタ

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JPS6085201U JPS6085201U (ja) 1985-06-12
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JPS4821245U (ja) * 1971-07-17 1973-03-10

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