JP3077909U - 汎用車輪 - Google Patents

汎用車輪

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JP3077909U
JP3077909U JP2000008350U JP2000008350U JP3077909U JP 3077909 U JP3077909 U JP 3077909U JP 2000008350 U JP2000008350 U JP 2000008350U JP 2000008350 U JP2000008350 U JP 2000008350U JP 3077909 U JP3077909 U JP 3077909U
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wheel
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support fork
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JP2000008350U
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Inventor
健男 山本
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株式会社シンセイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体のサイズアップを図ること無く強度や耐
久性を向上することが可能な汎用車輪を得る。 【解決手段】 二股状の支持フォーク2における一対の
フォーク部7,7間に、接地車輪3を回転自在に支承し
てある汎用車輪において、接地車輪3を、これの回転軸
心X方向の両側に振り分けて接地車輪3に一体装備され
た一対のボールベアリング10,10を介して支持フォ
ーク2に支承する。支持フォーク2を台枠1に回動自在
に支持するためのベアリングを外囲するスカート部5
を、台枠1に一体形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ボストンバッグ、買い物用キャリヤー、移動式ラック、イス等の移 動手段として用いられる汎用車輪に係り、詳しくは、軽快な転がり状態を長期に 亘って発揮できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の汎用車輪(キャスター構造)は、図6に示すように、支持フォーク30 における左右のフォーク部31,31に亘って通された頭付きピン形状の支軸3 2に、単一のゴム製接地車輪33を、これに一体装備されたブッシュ34を介し て回転自在に支承してあった。つまり、接地車輪33は、滑り軸受け34を介し て支持フォーク30に支承される構造であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術による汎用車輪では、構造簡単な点は好ましいのであるが、荷重 条件が厳しいとか、移動距離が長距離に及ぶといった厳しい使用状況が多くなる と、比較的容易に支軸とブッシュとの間に焼付きや変形が生じる傾向があり、早 期に壊れることがあった。
【0004】 そこで、より重い荷重に耐えることができ、又、より長距離移動にも耐えれる ようにするには、支軸及びブッシュの径や幅を大きくすることが考えられるが、 単純にそのようなサイズアップを図ると、汎用車輪全体が大きくなってしまい、 既存の取付対象に装備できなくなる等、都合が悪い。
【0005】 本考案の目的は、全体のサイズアップを図ること無く強度や耐久性を向上する ことが可能な汎用車輪を得る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 〔構成〕 請求項1の構成は、二股状の支持フォークにおける一対のフォーク部間に、接 地車輪を回転自在に支承してある汎用車輪において、 接地車輪を、これの回転軸方向の両側に振り分けて配置された一対の転がり軸 受けを介して支持フォークに支承してあることを特徴とする。
【0007】 請求項1の構成によれば、接地車輪は転がり軸受けを介して支軸に支持される ので、滑り軸受け構造のものに比べて回転の円滑さ、耐荷重、寿命のいずれの項 目においても有利なものになり、使っているうちに動きが悪くなったり、壊れて いたりすることが軽減又は解消できるようになる。
【0008】 請求項2の構成は、請求項1の構成において、接地車輪の回転軸方向での両端 部夫々に転がり軸受けを装備し、両転がり軸受けを貫く支軸を両フォーク部に支 持してあることを特徴とするものである。
【0009】 請求項2の構成によれば、請求項1の構成による前記作用を有するとともに次 のような作用がある。接地車輪を回転自在に支承するための転がり軸受けを接地 車輪の左右端に装備してあるから、支軸の軸心方向に離れた広いスパンを有する 2箇所でもって接地車輪を軸支することができる。そして、接地車輪の全幅を従 来の接地車輪(滑り軸受け構造)の全幅と変わらないものにする等、支持フォー クに転がり軸受けを装備させる構造に比べて、汎用車輪としての全幅をコンパク ト化することが可能になる。
【0010】 請求項3の構成は、請求項1又は2の構成において、装着対象に取付け自在な 台枠に対して、支持フォークが縦軸心回りで回動自在に支持されるキャスター構 造に構成されていることを特徴とするものである。
【0011】 請求項3の構成によれば、支持フォークが縦軸心回りに回動できることから、 接地車輪の移動方向が常に変化することが多く、条件の厳しいキャスター車輪に おいても、請求項1又は2の構成による前記いずれかの作用を得ることができる ようになる。
【0012】 請求項4の構成は、請求項3の構成において、支持フォークを、転がり軸受け を介して台枠に回動自在に支持するとともに、転がり軸受け部分を外囲するスカ ート部を台枠に形成してあることを特徴とする。
【0013】 請求項4の構成によれば、支持フォークを回動自在に支持するための転がり軸 受け部分を外囲するスカート部を設けたので、縦軸心回りに糸屑等の他物が巻き 付くことが解消される等、キャスター構造とするための転がり軸受けにゴミ等の 他物が及び難くなる。又、そのスカート部を台枠に設けて、縦軸心に関する最外 側に固定側の部材を位置させてあるから、支持フォークにスカート部を設ける場 合に比べて、支持フォークを他物との干渉から保護する点や、強度が要求される 台枠の寸法を大きくして補強し易い点で有利である。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1、図2に本考案によるキャスター構造の汎用車輪Aが示されている。この 汎用車輪Aは、装着対象に取付自在な台枠1に対して、二股状の支持フォーク2 を縦軸心P回りで回動自在に連結し、支持フォーク2に回転軸心X回りで回転自 在に接地車輪3を支承して構成されている。
【0016】 図1〜図4に示すように、底面視が楕円形で、側面視は略逆カマボコ状を呈す る台枠1は、型成形によるポリエチレン等の合成樹脂で成り、装着対象sに対す る平な取付面4aを有するとともに、大きく窪んだ2箇所の取付用凹み4,4、 支持フォーク2を外囲するために大きく凹ませたスカート部5、及び、筒状のも のとして4箇所に配置された位置決め用突起6の夫々を一体に備えている。又、 台枠1の上面部(裏面部)には、スカート部5、取付用凹み4、位置決め用突起 6の裏側部分に繋がる補強リブrが形成してある。
【0017】 支持フォーク2は、スカート部5に入り込む筒状の付け根部5Aと、左右一対 のフォーク部7,7とを有した合成樹脂製であり、スラスト型のボールベアリン グ8を介して台枠1に縦軸心Pで回動自在に支持されている。又、一対のフォー ク部7,7間には、これらフォーク部7,7に貫通させた支軸9に回転自在に支 承される接地車輪3が配されている。
【0018】 スカート部5を台枠1に設けたことにより、これがラビリンス構造となること から、ボールベアリング8をシール構造を持たない廉価なものに設定でき、コス トダウンに寄与できるとともに、グリース等の機械油を有する機械部分が見えな いように隠すことができ、外観向上にも寄与できる利点がある。
【0019】 図4に示すように、ボールベアリング(請求項4の転がり軸受けの一例)8は 、スカート部5の上面となる基面4A側のアッパー円板11と、支持フォーク側 のロアー円板12と、これら両円板11,12の間に介装される多数のボール1 3と、ボール13用のリテーナ14とから構成されてる。基面4Aとボールベア リング8と支持フォーク2とは、これら三者を貫通する頭付きピン軸17、上下 のワッシャ15,16を用いてカシメ固定されており、嵌め殺し状態で台枠1と 支持フォーク2との相対回動が自在に構成されている。
【0020】 接地車輪3の左右両端にベアリング8,8を装備してあるので、比較的幅の狭 い支軸9を用いながらも、接地車輪3が円滑に回転する状態に安定支持できると ともに、支持フォーク2は従来と同じ物を使え、従来機種にも本考案を適用可能 となる利点がある。
【0021】 図3に示すように、接地車輪3の回転軸心X方向の両側に、一対のボールベア リング(請求項2の転がり軸受けの一例)10,10を振り分けて配置するとと もに、両ボールベアリング10,10を貫く頭付きピンで成る支軸18を両フォ ーク部7,7に貫通してから先端をカシメて固定してある。ボールベアリング1 0は、ゴム製の接地車輪3に圧入されるアウターレース19と、支軸18に直接 外嵌されるインナーレース20と、多数のボール21とで構成されている。
【0022】 参考として図5に、装着対象sの一例であるボストンバッグBにキャスター車 輪として装備された例を示す。この例では、ボストンバッグBの側面(立てた状 態では底面に相当する)の各隅部に計4個のキャスター構造の汎用車輪Aを取付 けてある。角が丸められた形状の強化プラスチック製バッグBに、同じくプラス チック製で曲面仕上げされた汎用車輪Aが違和感無くマッチングしており、機械 的で無骨なイメージ無くマイルドな見た目を醸し出している。
【0023】 〔別実施形態〕 支持フォーク2に装着対象への取付部が形成された固定式の汎用車輪に本考案 を適用しても良い。支持フォーク2の各フォーク部7,7に転がり軸受け10を 装備させ、これら転がり軸受け10,10と接地車輪3側の支軸9とが相対回転 する構造の汎用車輪でも良い。
【0024】 台枠1や支持フォーク2の材質は、合成樹脂以外に、鉄系金属製や非鉄金属製 、或いはセラミックス等、種々の変更が可能である。又、転がり軸受け8,10 としては、ニードルローラーベアリングやその他でも良い。接地車輪3はゴム以 外に、合成樹脂製や金属製でも良い。又、位置決め用突起6の無い台枠1を用い たキャスター式汎用車輪Aでも良い。
【0025】
【考案の効果】
請求項1に記載の汎用車輪では、転がり軸受けを用いて接地車輪を二股状の支 持フォークに回転自在に支持することにより、大なる荷重に耐えながらも円滑な 転がり状態を長期に亘って維持でき、耐久性、信頼性を改善することができた。
【0026】 請求項2に記載の汎用車輪では、請求項1の構成による前記効果を有するとと もに、接地車輪に転がり軸受けを装備する工夫により、性能を落とすこと無く横 幅のコンパクト化を図ることができ、より使用範囲が広がる利点がある。
【0027】 請求項3に記載の汎用車輪では、請求項1又は2の構成による前記いずれかの 効果を、接地車輪の方向が操向できて便利なキャスター構造においても奏するこ とができた。
【0028】 請求項4に記載の汎用車輪では、キャスター構造を採るべく台枠と支持フォー クとの間に介装される転がり軸受けを装備し、そのスラスト型の転がり軸受けを 外囲するスカート部を台枠に設けたので、その転がり軸受けにゴミ等が及び難く なり、接地車輪の円滑な回動作動が長期に亘って得られる信頼性に優れるものを 、強度及び外観上で有利にしながら提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャスター型汎用車輪の側面図である。
【図2】キャスター型汎用車輪の底面図である。
【図3】接地車輪の支持構造を示す断面図である。
【図4】支持フォークのs時構造を示す断面図である。
【図5】汎用車輪の使用例を示すボストンバッグの斜視
図である。
【図6】従来の汎用車輪における接地車輪の支持構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 台枠 2 支持フォーク 3 接地車輪 5 スカート部 7 フォーク部 8 転がり軸受け 10 転がり軸受け 18 支軸 X 回転軸心 P 縦軸心 s 装着対象

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二股状の支持フォークにおける一対のフ
    ォーク部間に、接地車輪を回転自在に支承してある汎用
    車輪であって、 前記接地車輪を、これの回転軸方向の両側に振り分けて
    配置された一対の転がり軸受けを介して前記支持フォー
    クに支承してある汎用車輪。
  2. 【請求項2】 前記接地車輪の回転軸方向での両端部夫
    々に転がり軸受けを装備し、両前記転がり軸受けを貫く
    支軸を両前記フォーク部に支持してある請求項1に記載
    の汎用車輪。
  3. 【請求項3】 装着対象に取付け自在な台枠に対して、
    前記支持フォークが縦軸心回りで回動自在に支持される
    キャスター構造に構成されている請求項1又は2に記載
    の汎用車輪。
  4. 【請求項4】 前記支持フォークを、転がり軸受けを介
    して前記台枠に回動自在に支持するとともに、前記転が
    り軸受け部分を外囲するスカート部を前記台枠に形成し
    てある請求項3に記載の汎用車輪。
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