JPH0276614A - スリツタ装置の丸刃のセツト方法 - Google Patents
スリツタ装置の丸刃のセツト方法Info
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- JPH0276614A JPH0276614A JP22845788A JP22845788A JPH0276614A JP H0276614 A JPH0276614 A JP H0276614A JP 22845788 A JP22845788 A JP 22845788A JP 22845788 A JP22845788 A JP 22845788A JP H0276614 A JPH0276614 A JP H0276614A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、スリッタ装置の上下の刃先間に所望のギャッ
プを設けて複数の丸刃を回転軸にセットするに際し、丸
刃の厚さとスペーサの長さとを呼称値に極めて近く加工
し且つ精密に実測しておき、それらから選別したものの
みを使用してセットすることにより、セット時間を短縮
せしめ1合わせてこのギャップが安定して変動しないこ
とから金属帯を高精度に条切りすることのできるスリッ
タ装置の丸刃のセット方法に関するものである。
プを設けて複数の丸刃を回転軸にセットするに際し、丸
刃の厚さとスペーサの長さとを呼称値に極めて近く加工
し且つ精密に実測しておき、それらから選別したものの
みを使用してセットすることにより、セット時間を短縮
せしめ1合わせてこのギャップが安定して変動しないこ
とから金属帯を高精度に条切りすることのできるスリッ
タ装置の丸刃のセット方法に関するものである。
スリッタ装置は、上下の刃先間に所望のギャップを設け
て回転軸にセットされた複数対の上下の丸刃により金属
帯を条切りする装置として広く使用されている。
て回転軸にセットされた複数対の上下の丸刃により金属
帯を条切りする装置として広く使用されている。
先ず、スリッタ装置による金属帯条切り状況及び従来行
われてきた丸刃のセット方法を図面により説明する。
われてきた丸刃のセット方法を図面により説明する。
第2図は金属帯を条切りしているスリッタ装置の概略斜
視図、第3図はスリッタ装置の1例の正断面図、第4図
は上下の丸刃による金属帯のスリット状態を示す拡大断
面説明図、第5図は条切りされた金属帯のスリット部に
生じたカエリの説明図、第6図は従来のセット方法で上
下刃先間にギャップを設けられたスリッタ装置による金
属帯条切り状態を示す断面図である。
視図、第3図はスリッタ装置の1例の正断面図、第4図
は上下の丸刃による金属帯のスリット状態を示す拡大断
面説明図、第5図は条切りされた金属帯のスリット部に
生じたカエリの説明図、第6図は従来のセット方法で上
下刃先間にギャップを設けられたスリッタ装置による金
属帯条切り状態を示す断面図である。
第2図に示す如く、ペイオフリール2から送り出された
金属帯Mは、デフレクタロール3によりパスラインの高
さに保持されながらスリッタ装置1によって連続的に条
切りされてデフレクタロール3を通過した後に、テンシ
ョンリール4に巻き取られる。このスリッタ装置1にお
いては、上下2本の回転軸5に外挿されてセットされた
上下同数の丸刃6が上下対応する対を構成すると共にそ
の刃先間に所定の僅かなギャップを設けられて軸方向の
位置を後記の如く主として円筒状のスペーサにより規制
されており、この上下の丸刃6間に金属帯Mを通板する
ことによって連続的に金属帯Mの条切りが行われるので
ある。
金属帯Mは、デフレクタロール3によりパスラインの高
さに保持されながらスリッタ装置1によって連続的に条
切りされてデフレクタロール3を通過した後に、テンシ
ョンリール4に巻き取られる。このスリッタ装置1にお
いては、上下2本の回転軸5に外挿されてセットされた
上下同数の丸刃6が上下対応する対を構成すると共にそ
の刃先間に所定の僅かなギャップを設けられて軸方向の
位置を後記の如く主として円筒状のスペーサにより規制
されており、この上下の丸刃6間に金属帯Mを通板する
ことによって連続的に金属帯Mの条切りが行われるので
ある。
スリッタ装置1を更に詳細に説明すると、第3図に示す
如く、上下の回転軸5には複数の丸刃6とスペーサ11
とが丸刃6が所定の位置となるようにセットされている
。この回転軸5の一端は軸受8を内蔵する軸受箱7で保
持され、この軸受箱7は基台9の固定スタンドlOに保
持されている。そして回転軸5の他端は、丸刃6を交換
又は位置変更するときに回転軸5から丸刃6を円筒状の
スペーサ11と共に抜き差しできるように自由端を成す
構造となっており1条切り運転中は可動スタンド15を
固定スタンド10側に移動させることによりスリーブ1
2と軸受13を内蔵した軸受箱14とを介して可動スタ
ンド15に保持されている。またこの回転軸5の自由端
側には前記丸刃6及びスペーサ11の組を固定スタンド
lO側に押圧する押圧手段16が装着されていることに
より、この組の前端は回転軸5の固定スタンド10側の
フランジ18に圧接した状態となって丸刃6は軸方向の
所定の位置に規制され、上下で対を成す丸刃6の刃先間
に生じるギャップ17を所定の大きさに保つのである。
如く、上下の回転軸5には複数の丸刃6とスペーサ11
とが丸刃6が所定の位置となるようにセットされている
。この回転軸5の一端は軸受8を内蔵する軸受箱7で保
持され、この軸受箱7は基台9の固定スタンドlOに保
持されている。そして回転軸5の他端は、丸刃6を交換
又は位置変更するときに回転軸5から丸刃6を円筒状の
スペーサ11と共に抜き差しできるように自由端を成す
構造となっており1条切り運転中は可動スタンド15を
固定スタンド10側に移動させることによりスリーブ1
2と軸受13を内蔵した軸受箱14とを介して可動スタ
ンド15に保持されている。またこの回転軸5の自由端
側には前記丸刃6及びスペーサ11の組を固定スタンド
lO側に押圧する押圧手段16が装着されていることに
より、この組の前端は回転軸5の固定スタンド10側の
フランジ18に圧接した状態となって丸刃6は軸方向の
所定の位置に規制され、上下で対を成す丸刃6の刃先間
に生じるギャップ17を所定の大きさに保つのである。
前記抑圧手段16としては、以前は回転軸5に螺合する
ナツトが使用されていたが、現在は図示する如くロック
ナツト16aにより戻りを防止された油圧発生装置内臓
のシリンダー式のものが使用されている。
ナツトが使用されていたが、現在は図示する如くロック
ナツト16aにより戻りを防止された油圧発生装置内臓
のシリンダー式のものが使用されている。
走行して来る金属帯Mが前記構成のスリッタ装置1の上
下の丸刃6間に来ると、第4図に示すように金属帯Mは
対を成している上下の丸刃6でスリットされる。このと
きの金属帯Mの切断面の状態は、スリットのほぼ前半は
きれいに剪断さ九ているが、上下の丸刃6の刃先間には
ギャップ17が存在するので残りの部分はクラック20
が発生した状態に破断され、そして最終の段階で第5図
に示すように表面よりも少し押し出されたカエリ19が
発生する。
下の丸刃6間に来ると、第4図に示すように金属帯Mは
対を成している上下の丸刃6でスリットされる。このと
きの金属帯Mの切断面の状態は、スリットのほぼ前半は
きれいに剪断さ九ているが、上下の丸刃6の刃先間には
ギャップ17が存在するので残りの部分はクラック20
が発生した状態に破断され、そして最終の段階で第5図
に示すように表面よりも少し押し出されたカエリ19が
発生する。
このカエリ19は小さい方が製品として良好であり、こ
のカエリ19を少なくするためにはギャップ17をでき
るだけ小さくするのが良いが、小さ過ぎても他の欠点(
例えば金属帯Mの内部に停留するクラックの発生)があ
るので自ら適正な範囲があり、一般的にはギャップ17
は金属帯Mの厚さの10〜20%の範囲としている。し
かし最近需要の拡大している厚さが0.3ma+以下の
極薄の金属帯Mをスリットする場合、カエリ19を小さ
くするためにはギャップ17の大きさを金属帯Mの厚さ
の10%程度のやへ小さ目にするのが好ましい、そして
−層具体的にギャップ17の大きさを定めるには、前記
説明の金属帯Mの厚さの他に、金属帯Mの材質や要求さ
れるスリット精度が考慮され、成る範囲に亘る適切なギ
ャップの設定値が定められる。そして実際にギャップ1
7の大きさを所定の設定値に精度良く合うように丸刃6
を回転軸5にセットすると共に、このギャップ17が変
わらないように維持することが必要である。
のカエリ19を少なくするためにはギャップ17をでき
るだけ小さくするのが良いが、小さ過ぎても他の欠点(
例えば金属帯Mの内部に停留するクラックの発生)があ
るので自ら適正な範囲があり、一般的にはギャップ17
は金属帯Mの厚さの10〜20%の範囲としている。し
かし最近需要の拡大している厚さが0.3ma+以下の
極薄の金属帯Mをスリットする場合、カエリ19を小さ
くするためにはギャップ17の大きさを金属帯Mの厚さ
の10%程度のやへ小さ目にするのが好ましい、そして
−層具体的にギャップ17の大きさを定めるには、前記
説明の金属帯Mの厚さの他に、金属帯Mの材質や要求さ
れるスリット精度が考慮され、成る範囲に亘る適切なギ
ャップの設定値が定められる。そして実際にギャップ1
7の大きさを所定の設定値に精度良く合うように丸刃6
を回転軸5にセットすると共に、このギャップ17が変
わらないように維持することが必要である。
ところで従来行われてきた丸刃6のセット方法は次のよ
うであった。
うであった。
すなわち、各種の長さのスペーサ11を揃えておき、適
切な長さのものを選択して所定厚さを有する丸刃6と組
み合わせてほぼ所定のスリット幅及びギャップ17とな
るようにシム紙21を使用して調整するのである。若し
シム紙21を使用しない場合、スペーサ11の精度とし
て保証できるのは工作技術上1/100+m+が限度で
あるので、それ以上の精度でギーサ11の間に所定枚数
挿入することによって丸刃6の位置を調整すると共にギ
ャップ17を所定の設定値の範囲内に入るようにしてい
たのである。
切な長さのものを選択して所定厚さを有する丸刃6と組
み合わせてほぼ所定のスリット幅及びギャップ17とな
るようにシム紙21を使用して調整するのである。若し
シム紙21を使用しない場合、スペーサ11の精度とし
て保証できるのは工作技術上1/100+m+が限度で
あるので、それ以上の精度でギーサ11の間に所定枚数
挿入することによって丸刃6の位置を調整すると共にギ
ャップ17を所定の設定値の範囲内に入るようにしてい
たのである。
以下に、スペーサ11とシム紙21とを使用する従来方
法で丸刃6を回転軸5にセットする手順を第6図により
説明する。第6図においては、一般に実施されているよ
うにスリット後の金属帯Mの各条の両側のカエリが同じ
面側に生じるように、上下丸刃6の左右の位置は隣接対
で交互に逆転している。そして現場作業をし易くするた
め、ギャップ17の調整は上側の丸刃6の位置調整によ
っている。回転軸5上における丸刃6の位置を示すには
、前記した回転軸5のフランジ18の内側面を基準面と
してそこからの距離で示す。
法で丸刃6を回転軸5にセットする手順を第6図により
説明する。第6図においては、一般に実施されているよ
うにスリット後の金属帯Mの各条の両側のカエリが同じ
面側に生じるように、上下丸刃6の左右の位置は隣接対
で交互に逆転している。そして現場作業をし易くするた
め、ギャップ17の調整は上側の丸刃6の位置調整によ
っている。回転軸5上における丸刃6の位置を示すには
、前記した回転軸5のフランジ18の内側面を基準面と
してそこからの距離で示す。
先ず、第6図に示すように下側の回転軸5のフランジ1
8の内側面(基準面)の位置Iから下側の最初の丸刃6
bのギャップ側の面(以下、ギャップ側の面をスリット
側面と言う)の位置Jまでの距離が設定距離となるよう
にスペーサ11を選んで使用してセットする。次いで上
側の最初の丸刃6aを前記下側の丸刃6bとのギャップ
17aが設定値となるように、つまり最初の丸刃6aの
スリット側面の位置が丸刃6bの設定距離りからギャッ
プ17aの設定値を差し引いた距離となるようにスペー
サ11を選びシム紙21で微調整してセットする。以上
のような方法で、下側の丸刃6d、 6f、 6hをそ
のスリット側面の位置に、L、Nがそれぞれ設定距離E
。
8の内側面(基準面)の位置Iから下側の最初の丸刃6
bのギャップ側の面(以下、ギャップ側の面をスリット
側面と言う)の位置Jまでの距離が設定距離となるよう
にスペーサ11を選んで使用してセットする。次いで上
側の最初の丸刃6aを前記下側の丸刃6bとのギャップ
17aが設定値となるように、つまり最初の丸刃6aの
スリット側面の位置が丸刃6bの設定距離りからギャッ
プ17aの設定値を差し引いた距離となるようにスペー
サ11を選びシム紙21で微調整してセットする。以上
のような方法で、下側の丸刃6d、 6f、 6hをそ
のスリット側面の位置に、L、Nがそれぞれ設定距離E
。
F、Gとなるように順次スペーサ11でセットすると共
に、上側の丸刃6c、 6e、 6gをそれぞれのギャ
ップ17b、 17c、 17dが設定値となるように
スペーサ11及びシム紙21を用いてセットするのであ
る。
に、上側の丸刃6c、 6e、 6gをそれぞれのギャ
ップ17b、 17c、 17dが設定値となるように
スペーサ11及びシム紙21を用いてセットするのであ
る。
このようなスリッタ装置1に金属帯Mを通板せしめれば
、金属帯Mを第6図に示す如くスリット幅がA(=E−
D)、B(=F−E)、C(=G−F)(ギャップ17
により生じる誤差は無視)の各条にスリットすることが
できる筈である。
、金属帯Mを第6図に示す如くスリット幅がA(=E−
D)、B(=F−E)、C(=G−F)(ギャップ17
により生じる誤差は無視)の各条にスリットすることが
できる筈である。
しかしながら、このような従来の丸刃のセット方法によ
る場合は各ギャップ17の調整にシム紙21を使用して
おり、このシム紙21としては通常紙やフィルム等を使
用しているために加圧されると厚さが変って結局ギャッ
プ17の大きさがスリット中に変動する。その上、シム
紙21は複数枚を重ねて使用するのが難かしい、従って
丸刃6のセットにシム紙21を多用すると、第6図にお
いてフランジ18の側から最初の丸刃6aが丸刃6bと
の間に有するギャップ17aの変動はフランジ18との
間に使用されたシム紙21が1個所だけなので僅かであ
るが、2番目の丸刃6c、3番目の丸刃6eのようにフ
ランジ18から順次離れる程途中で使用されるシム紙2
1の累積枚数が多くなってギャップ17の大きさの変動
を大きくする原因となり、しかも条切りした金属帯Mの
カエリの程度や幅公差を保証しなければならないので全
体として丸刃6のセットはがなり難かしい作業であった
。
る場合は各ギャップ17の調整にシム紙21を使用して
おり、このシム紙21としては通常紙やフィルム等を使
用しているために加圧されると厚さが変って結局ギャッ
プ17の大きさがスリット中に変動する。その上、シム
紙21は複数枚を重ねて使用するのが難かしい、従って
丸刃6のセットにシム紙21を多用すると、第6図にお
いてフランジ18の側から最初の丸刃6aが丸刃6bと
の間に有するギャップ17aの変動はフランジ18との
間に使用されたシム紙21が1個所だけなので僅かであ
るが、2番目の丸刃6c、3番目の丸刃6eのようにフ
ランジ18から順次離れる程途中で使用されるシム紙2
1の累積枚数が多くなってギャップ17の大きさの変動
を大きくする原因となり、しかも条切りした金属帯Mの
カエリの程度や幅公差を保証しなければならないので全
体として丸刃6のセットはがなり難かしい作業であった
。
以上のような事情から、従来の丸刃のセット方法には次
のような種々の欠点があった。
のような種々の欠点があった。
(1)丸刃6のセットにおいてギャップ17を設定値に
極力近付けるようにスペーサ11を選定することは経験
と勘によりなされるため、1台(第6図の上下2本分)
の丸刃セットを完了するのに1時間程度の長時間がかが
る。
極力近付けるようにスペーサ11を選定することは経験
と勘によりなされるため、1台(第6図の上下2本分)
の丸刃セットを完了するのに1時間程度の長時間がかが
る。
(2)丸刃6のセットにシム紙21が使用されているた
め、スリット中にギャップ17が変動して大きなカエリ
が発生し易い。
め、スリット中にギャップ17が変動して大きなカエリ
が発生し易い。
(3)シム紙21によってギャップ17を調整するため
。
。
調整精度に限度があって金属帯Mの厚さが0.3調以下
の極薄金属帯の場合に適切な極小ギャップ17を設ける
ことが非常に難がしい。
の極薄金属帯の場合に適切な極小ギャップ17を設ける
ことが非常に難がしい。
(4)丸刃6のセット作業の自動化が困戴である。
本発明は上記従来技術の欠点をなくし、極薄の金属帯の
スリットにも適切な刃先間の極小ギャップを設けること
ができ、またスリット中も刃先間のギャップの変動がな
いようにすることができ、且つ短時間に作業が完了する
ように丸刃のセット方法を構成することを課題とする。
スリットにも適切な刃先間の極小ギャップを設けること
ができ、またスリット中も刃先間のギャップの変動がな
いようにすることができ、且つ短時間に作業が完了する
ように丸刃のセット方法を構成することを課題とする。
本発明者は種々検討を重ねた結果、次、の手段(1)ス
ペーサ11及び丸刃6の側面に平滑な金属皮膜を施して
スペーサ11の長さ及び丸刃6の厚さを呼称値に対する
±107mの公差内にm!!する、(2)前項で得られ
たスペーサ11の長さ及び丸刃6の厚さをp単位までの
精度で測定し記録しておく、 (3)多数のスペーサ11及び丸刃6の中から記録した
長さ及び厚さによってギャップ17が設定値となるよう
に選んだスペーサ11及び丸刃6のみを使用して丸刃6
をセットする。
ペーサ11及び丸刃6の側面に平滑な金属皮膜を施して
スペーサ11の長さ及び丸刃6の厚さを呼称値に対する
±107mの公差内にm!!する、(2)前項で得られ
たスペーサ11の長さ及び丸刃6の厚さをp単位までの
精度で測定し記録しておく、 (3)多数のスペーサ11及び丸刃6の中から記録した
長さ及び厚さによってギャップ17が設定値となるよう
に選んだスペーサ11及び丸刃6のみを使用して丸刃6
をセットする。
を採用することによって前記課題を達成できることを究
明して本発明を成した。
明して本発明を成した。
以下に本発明に係るスリッタ装置の丸刃のセット方法を
図面により詳細に説明する。
図面により詳細に説明する。
第1図は本発明方法によってセットされた丸刃で金属帯
をスリットしている状態で示す断面説明図である。
をスリットしている状態で示す断面説明図である。
本発明方法においては先ず1つの呼称厚さ(七〇。
例えば10閣)に近似の厚さ(1)を有するl#複数個
の丸刃6と、複数の呼称長さCQ、、例えば10】。
の丸刃6と、複数の呼称長さCQ、、例えば10】。
30(1m、 50a、 100cm)に従って分けら
れた複数の各群(上側では4群)を構成するそれぞれの
呼称長さに近似の長さCQ)を有する各群毎に複数個の
スペーサ11とを準備し、各丸刃6の厚さ及びスペーサ
11の長さを精密に測定する。これら丸刃6及びスペー
サ11としては、既に使用されていた丸刃6及びスペー
サ11を少なくとも一部に利用することができる。
れた複数の各群(上側では4群)を構成するそれぞれの
呼称長さに近似の長さCQ)を有する各群毎に複数個の
スペーサ11とを準備し、各丸刃6の厚さ及びスペーサ
11の長さを精密に測定する。これら丸刃6及びスペー
サ11としては、既に使用されていた丸刃6及びスペー
サ11を少なくとも一部に利用することができる。
次に、これら丸刃6及びスペーサ11のうち、厚さ(1
)や長さ(12)が呼称値(toL (12゜)よりも
小さいものの一部を選んで、その側面に少なくともそれ
らを構成している地金以上の硬度を有する金属(例えば
、地金が炭素工具鋼である場合にチタン合金など)を物
理蒸着し次いでバフ研磨して各丸刃6の厚さ(1)及び
各スペーサ11の長さ(fi)をそれぞれの呼称値(t
oL CQO)に対する±10t1mの公差内に調整す
る(物理蒸着及びバフ研磨によって前記公差外となるも
のが生じても、後記−単位までの測定によって識別して
除外することができる)。
)や長さ(12)が呼称値(toL (12゜)よりも
小さいものの一部を選んで、その側面に少なくともそれ
らを構成している地金以上の硬度を有する金属(例えば
、地金が炭素工具鋼である場合にチタン合金など)を物
理蒸着し次いでバフ研磨して各丸刃6の厚さ(1)及び
各スペーサ11の長さ(fi)をそれぞれの呼称値(t
oL CQO)に対する±10t1mの公差内に調整す
る(物理蒸着及びバフ研磨によって前記公差外となるも
のが生じても、後記−単位までの測定によって識別して
除外することができる)。
物理蒸着は金属材料の表面を改質するために実施される
金属皮膜のコーティング方法の1種であって、近年急速
に行われるようになってきた技術である。この物理蒸着
は更に次の3つの方法に分かれる。
金属皮膜のコーティング方法の1種であって、近年急速
に行われるようになってきた技術である。この物理蒸着
は更に次の3つの方法に分かれる。
(1)真空蒸着法:
蒸着させたい物質例えばチタン合金を真空容器内で加熱
若しくは溶解して蒸発させ、その蒸発粒子を材料母材例
えばスペーサ11の表面で凝結・堆積させて薄膜を形成
する方法である。
若しくは溶解して蒸発させ、その蒸発粒子を材料母材例
えばスペーサ11の表面で凝結・堆積させて薄膜を形成
する方法である。
(2)スパッタリング法:
先ず蒸着させたい物質の表面付近にプラズマを発生させ
、その中のアルゴンなどのイオンをマイナスに帯電させ
たその物質に衝突させ、その衝突エネルギーによって空
間にはじき飛ばされた物質表面の粒子を母材の表面に受
は止めて堆積させ、薄膜を生成させる方法である。
、その中のアルゴンなどのイオンをマイナスに帯電させ
たその物質に衝突させ、その衝突エネルギーによって空
間にはじき飛ばされた物質表面の粒子を母材の表面に受
は止めて堆積させ、薄膜を生成させる方法である。
(3)イオンブレーティング法:
蒸発源から蒸発した成膜用の原子に色々な方法で電子を
衝突させ、そのエネルギーで原子を構成している電子の
一部をはじき飛ばして原子そのものをイオン化し、マイ
ナスに印加された母材との電位差を利用して高いエネル
ギーで母材に衝突させ、堆積成膜させる方法である。
衝突させ、そのエネルギーで原子を構成している電子の
一部をはじき飛ばして原子そのものをイオン化し、マイ
ナスに印加された母材との電位差を利用して高いエネル
ギーで母材に衝突させ、堆積成膜させる方法である。
以上3つのいずれの方法によって物理蒸着を行っても良
いが、イオンブレーティング法が低温で密着性に勝れた
強固な膜が得られるので特に好ましい、物理蒸着終了後
はバフ研磨を行って表面を平滑にするう、このようにし
て得られる被膜の厚さは3〜10%であるが被膜の厚さ
は蒸着条件(特に時間)によって調節することができる
。
いが、イオンブレーティング法が低温で密着性に勝れた
強固な膜が得られるので特に好ましい、物理蒸着終了後
はバフ研磨を行って表面を平滑にするう、このようにし
て得られる被膜の厚さは3〜10%であるが被膜の厚さ
は蒸着条件(特に時間)によって調節することができる
。
このようにして物理蒸着後のバフ研磨により厚さ(d)
又は長さCQ)を調整されたものを含めてすべての丸刃
6及びスペーサ11のそれぞれ厚さ(d)及び長さCQ
)をp単位まで精密に測定する。このような測定値は1
例えばマイクロメータを使用して環状端面上の4点で測
定し、その平均値を求めることにより得られる。前記測
定は温度に影響される膨張による誤差をなくすため、一
定の雰囲気温度下に行うのが好ましい、この測定によっ
て物理蒸発をしたものを含めて前記準備したすべての丸
刃6及びスペーサ11の中からそれぞれ厚さ及び長さが
呼称値に対する公差±10戸以外にはみ出るものを除外
することができる。呼称値±10J1m以内。
又は長さCQ)を調整されたものを含めてすべての丸刃
6及びスペーサ11のそれぞれ厚さ(d)及び長さCQ
)をp単位まで精密に測定する。このような測定値は1
例えばマイクロメータを使用して環状端面上の4点で測
定し、その平均値を求めることにより得られる。前記測
定は温度に影響される膨張による誤差をなくすため、一
定の雰囲気温度下に行うのが好ましい、この測定によっ
て物理蒸発をしたものを含めて前記準備したすべての丸
刃6及びスペーサ11の中からそれぞれ厚さ及び長さが
呼称値に対する公差±10戸以外にはみ出るものを除外
することができる。呼称値±10J1m以内。
に入るものの測定値は、その丸刃6又はスペーサ11に
付せられた固有の記号例えばNαと共にそれぞれ呼称値
(da)、 (QO)毎の群別に記録しておく。そして
丸刃6をセットするときには、記録されている丸刃6の
厚さ(d)及びスペーサ11の長さ(R)の実長から、
丸刃6及びスペーサ11のみを使用してギャップ17が
所定の設定値範囲となるように丸刃6及びスペーサ11
を選別して回転軸5にセットするのである。このように
セットした場合、第1図に示す如くシム紙21は全く使
用する必要はない。
付せられた固有の記号例えばNαと共にそれぞれ呼称値
(da)、 (QO)毎の群別に記録しておく。そして
丸刃6をセットするときには、記録されている丸刃6の
厚さ(d)及びスペーサ11の長さ(R)の実長から、
丸刃6及びスペーサ11のみを使用してギャップ17が
所定の設定値範囲となるように丸刃6及びスペーサ11
を選別して回転軸5にセットするのである。このように
セットした場合、第1図に示す如くシム紙21は全く使
用する必要はない。
前記選別をなるべく短時間で行うには、群別に記録する
ときに各群内で呼称値(da)、 (Ω。)との誤差(
d、ここでd=d0−d又はd=Q0−Q) がプラス
かマイナスかによって2つの中群に分け、更には各中群
をldlの大きさによって複数個の小群、例えばIdl
≦5pか5IIm<Idl≦10虜かによって2つの小
群(結局この場合1つの群は、 −10In≦d(−F
BIm、−54≦d<O,O≦d≦+5 Imt+5I
1mくd≦+10声の4つの小群)に分けて記録してお
くのである。
ときに各群内で呼称値(da)、 (Ω。)との誤差(
d、ここでd=d0−d又はd=Q0−Q) がプラス
かマイナスかによって2つの中群に分け、更には各中群
をldlの大きさによって複数個の小群、例えばIdl
≦5pか5IIm<Idl≦10虜かによって2つの小
群(結局この場合1つの群は、 −10In≦d(−F
BIm、−54≦d<O,O≦d≦+5 Imt+5I
1mくd≦+10声の4つの小群)に分けて記録してお
くのである。
そうすることによってこのような呼称値(toL(Qo
)に対する誤差がプラスかマイナスかまたその誤差の
大きさldlはほぼ同程度かどうかを示す小群に着目し
て互に誤差をほぼ打ち消すように丸刃6及びスペーサ1
1を選定して組み合わせることが非常に容易となるので
ある。しかし、必ずしも呼称値(dO)、 (Q、)に
対して誤差(d)がプラスのものとマイナスのものとが
同数であって且つldlがほぼ同じ小群を同数づつ選定
する必要はなく、例えば誤差(d)がプラスでIdlが
大きいもの1つと、誤差(d)がマイナスでIdlが小
さいもの2つ又は3つを組み合わせる等、自由に応用す
ることができる。最終的には実測値を合計して刃先間の
ギャップ17が設定値の範囲内に入っているかどうかを
確認してその組合わせ決定するのが好ましい。ギャップ
17が所定の設定範囲内に入るようにする丸刃6及びス
ペーサ11の選定はそれぞれの厚さ(1)及び長さ(f
i)を各群、小群毎に記録させておいたコンピュータに
行わせることもできる。
)に対する誤差がプラスかマイナスかまたその誤差の
大きさldlはほぼ同程度かどうかを示す小群に着目し
て互に誤差をほぼ打ち消すように丸刃6及びスペーサ1
1を選定して組み合わせることが非常に容易となるので
ある。しかし、必ずしも呼称値(dO)、 (Q、)に
対して誤差(d)がプラスのものとマイナスのものとが
同数であって且つldlがほぼ同じ小群を同数づつ選定
する必要はなく、例えば誤差(d)がプラスでIdlが
大きいもの1つと、誤差(d)がマイナスでIdlが小
さいもの2つ又は3つを組み合わせる等、自由に応用す
ることができる。最終的には実測値を合計して刃先間の
ギャップ17が設定値の範囲内に入っているかどうかを
確認してその組合わせ決定するのが好ましい。ギャップ
17が所定の設定範囲内に入るようにする丸刃6及びス
ペーサ11の選定はそれぞれの厚さ(1)及び長さ(f
i)を各群、小群毎に記録させておいたコンピュータに
行わせることもできる。
物理蒸着された後にバフ研磨された丸刃6及びスペーサ
11は、厚さ(d)及び長さ(Ω)が増大している。従
って前記したように準備した丸刃6及びスペーサ11の
うち呼称値(tab (Qo)よりも小さいものの一部
を選んで物理蒸着した後にバフ研磨したものは各群中の
最小値と最大値との差が小さくなるが、平均厚さ及び平
均長さは僅かであるが上昇して必ずしも呼称値とは一致
しなくなる。このような状態でもギャップ17を小さく
且つ安定させる本発明の効果は変らないが、スリット幅
を極めて厳格に実施するときの丸刃セット作業を容易と
させるためには、物理蒸着した後にバフ研磨した後の全
群の平均値を元の呼称値と同一にするのが好ましい。そ
のためには予め準備する丸刃6及びスペーサ11の厚さ
(t)、長さ(n)の平均値が呼称値(doL Cno
)よりも例えば5声程度小さくなるように且つ標準的な
分布を持つように選んでおくか。
11は、厚さ(d)及び長さ(Ω)が増大している。従
って前記したように準備した丸刃6及びスペーサ11の
うち呼称値(tab (Qo)よりも小さいものの一部
を選んで物理蒸着した後にバフ研磨したものは各群中の
最小値と最大値との差が小さくなるが、平均厚さ及び平
均長さは僅かであるが上昇して必ずしも呼称値とは一致
しなくなる。このような状態でもギャップ17を小さく
且つ安定させる本発明の効果は変らないが、スリット幅
を極めて厳格に実施するときの丸刃セット作業を容易と
させるためには、物理蒸着した後にバフ研磨した後の全
群の平均値を元の呼称値と同一にするのが好ましい。そ
のためには予め準備する丸刃6及びスペーサ11の厚さ
(t)、長さ(n)の平均値が呼称値(doL Cno
)よりも例えば5声程度小さくなるように且つ標準的な
分布を持つように選んでおくか。
又は呼称値(doL (Qa)よりも大きい側のより大
きい部分を除外しておくことが好ましい。
きい部分を除外しておくことが好ましい。
以上説明したように、本発明の最も特徴とするところは
丸刃6の厚さ(1)及びスペーサ11の長さ(12)を
物理蒸着によって呼称値に対する公差を小さくすると共
に、丸刃6及びスペーサ11の呼称別の群毎に更に呼称
値に対する誤差により小群に分けてp単位までの測定値
を記録管理しておき、丸刃6のセットに当っては丸刃6
及びスペーサ11の呼称値に対する誤差が互いに打ち消
すように組合せを選択してシム紙を使わず、丸刃6をギ
ャップ17が所定の設定範囲に入るように短時間にセッ
トすることである。
丸刃6の厚さ(1)及びスペーサ11の長さ(12)を
物理蒸着によって呼称値に対する公差を小さくすると共
に、丸刃6及びスペーサ11の呼称別の群毎に更に呼称
値に対する誤差により小群に分けてp単位までの測定値
を記録管理しておき、丸刃6のセットに当っては丸刃6
及びスペーサ11の呼称値に対する誤差が互いに打ち消
すように組合せを選択してシム紙を使わず、丸刃6をギ
ャップ17が所定の設定範囲に入るように短時間にセッ
トすることである。
以下、本発明に係るスリッタ装置の丸刃のセット方法の
実施例を第1図により更に具体的に説明する。
実施例を第1図により更に具体的に説明する。
従来使用してきた丸刃6及びスペーサ11のうち。
厚さ(1)及び長さ(fl)が呼称値(t6)t CQ
O)より小さいものの側面をイオンブレーティング法に
より物理蒸着を施した後にバフ研磨してそれぞれ厚さt
及び長さQを調整したものと物理蒸着を施さなかった呼
称値より大きいものと合わせて、−単位でし及びQを測
定し、呼称値より±110l1より大きいものを除外し
て第1表及び第2表に示す如く呼称値に基づく群及び誤
差の大小による小群に分けて各丸刃6及びスペーサ11
に固有のNαと共にそのt、12を記録した。
O)より小さいものの側面をイオンブレーティング法に
より物理蒸着を施した後にバフ研磨してそれぞれ厚さt
及び長さQを調整したものと物理蒸着を施さなかった呼
称値より大きいものと合わせて、−単位でし及びQを測
定し、呼称値より±110l1より大きいものを除外し
て第1表及び第2表に示す如く呼称値に基づく群及び誤
差の大小による小群に分けて各丸刃6及びスペーサ11
に固有のNαと共にそのt、12を記録した。
第3図に示す如きスリッタ装置1により厚さ0.1閣9
幅11050rの金属帯(ステンレス鋼帯)Mを150
mm幅に多条取りをするに当り、刃先間のギャップ17
の設定値を15IIm±5/jI+と定めた。第1表及
び第2表から、スペーサ11及び丸刃6のみの組合せに
よって刃先間のギャップ17が前記設定値の範囲となる
ように第3表に示す如くスペーサ11と丸刃6とを選定
した。この第3表に従ってスペーサ11と丸刃6とを回
転軸5に組込んで行けば、前記設定値の範囲で第1図の
ように組み立てることができる。
幅11050rの金属帯(ステンレス鋼帯)Mを150
mm幅に多条取りをするに当り、刃先間のギャップ17
の設定値を15IIm±5/jI+と定めた。第1表及
び第2表から、スペーサ11及び丸刃6のみの組合せに
よって刃先間のギャップ17が前記設定値の範囲となる
ように第3表に示す如くスペーサ11と丸刃6とを選定
した。この第3表に従ってスペーサ11と丸刃6とを回
転軸5に組込んで行けば、前記設定値の範囲で第1図の
ように組み立てることができる。
この組合せによれば、第3表に示すように基準面(フラ
ンジ18の内側面)からの各部の距離は最初のギャップ
17を形成する上側回転軸5の丸刃6aのスリット面が
149.H5mmで、下側回転軸5の丸刃6bのスリッ
ト面が149.999m+aとなり、従って最初のギャ
ップ17aは14I1mとなって設定値15−±5pに
対しかなり精度良くギャップが設けられた。
ンジ18の内側面)からの各部の距離は最初のギャップ
17を形成する上側回転軸5の丸刃6aのスリット面が
149.H5mmで、下側回転軸5の丸刃6bのスリッ
ト面が149.999m+aとなり、従って最初のギャ
ップ17aは14I1mとなって設定値15−±5pに
対しかなり精度良くギャップが設けられた。
同様にして2番目のギャップ17bは8戸となっている
。以下、同様にしてすべての丸刃6のセットを完了する
まで6条取りのための上下組み丸刃6のセットが約15
分という短時間で完了させることができた。そして予定
通り前記金属帯Mをスリットしたが、全長15,000
mに亘るスリット中、刃先間のギャップ17の変動は全
く認められなかった。
。以下、同様にしてすべての丸刃6のセットを完了する
まで6条取りのための上下組み丸刃6のセットが約15
分という短時間で完了させることができた。そして予定
通り前記金属帯Mをスリットしたが、全長15,000
mに亘るスリット中、刃先間のギャップ17の変動は全
く認められなかった。
第1表 スペーサの長さ(ffi)記録第1表の続き
第2表丸刃の厚さ(を席論
第3表 丸刃、スペーサの組込み順
〔発明の効果〕
本発明に係るスリッタ装置の丸刃のセット方法は、丸刃
の厚さ及びスペーサの長さを調整して一単位で測定し記
録しておき、シム紙を使用しないで丸刃とスペーサとの
みで刃先間のギャップを設定値の範囲内に入るように選
定して丸刃をセットするようにしたことにより、以下の
効果を有する画期的な方法であり、その工業的価値の非
常に大きなものである。
の厚さ及びスペーサの長さを調整して一単位で測定し記
録しておき、シム紙を使用しないで丸刃とスペーサとの
みで刃先間のギャップを設定値の範囲内に入るように選
定して丸刃をセットするようにしたことにより、以下の
効果を有する画期的な方法であり、その工業的価値の非
常に大きなものである。
(1)丸刃のセット時間が約15分でできるようになっ
た。この丸刃及びスペーサの選定をコンピュータに行わ
せれば更に時間短縮が可能となる。
た。この丸刃及びスペーサの選定をコンピュータに行わ
せれば更に時間短縮が可能となる。
(2)刃先間のギャップの変動がなくなり、カエリを小
さく且つ揃えたものとすることができる。従って金属帯
のスリット精度も向上させることができる。
さく且つ揃えたものとすることができる。従って金属帯
のスリット精度も向上させることができる。
(3)金属帯のスリット中にスリット精度が変化するこ
とがなくなったので、品質管理を行い易くなった。
とがなくなったので、品質管理を行い易くなった。
(4)シム紙を用いず丸刃の位置がスペーサと丸刃とだ
けで規制されているので、スリット中の丸刃の振れが少
なくラインスピードを早くすること(例えば300m/
分)ができて、生産能力を向上させることができる。
けで規制されているので、スリット中の丸刃の振れが少
なくラインスピードを早くすること(例えば300m/
分)ができて、生産能力を向上させることができる。
第1図は本発明に係るスリッタ装置の丸刃のセット方法
を実施した丸刃のセット状態で金属帯をスリットしてい
る状態で示す断面説明図、第2図は金属帯を条切りして
いるスリッタ装置の概略斜視図、第3図はスリッタ装置
の1例の正断面図。 第4図は上下の丸刃による金属帯のスリット状態を示す
拡大断面説明図、第5図は条切りされた金属帯のスリッ
ト部に生じたカエリの説明図、第6図は従来のセット方
法で上下刃先間にギャップを設けられたスリッタ装置に
よる金属帯条切り状態を示す断面説明図である。 図面中 1・・・・スリッタ装置 2・・・・ペイオフリール 3・・・・デフレクタロール 4・・・・テンションリール 5・・・・回転軸 6・・・・丸刃 7・・・・軸受箱 8・・・・軸受 9・・・・基台 10・・・・固定スタンド 11・・・・スペーサ 12・・・・スリーブ 13・・・・軸受 14・・・・軸受箱 15・・・・可動スタンド 16・・・・押圧手段 16a・・・・ロックナツト 17・・・・ギャップ 18・・・・回転軸の固定スタンド側のフランジ19・
・・・カエリ 20・・・・クラック 21・・・・シム紙 A、B、C・・・・スリット幅 り、E、F、G・・・・各丸刃の設定距離■・・・・基
準面の位置 J、に、L、N・・・・各下側丸刃のスリット側面の位
置 M・・・・金属帯 第5図 第6図 −Σ −
を実施した丸刃のセット状態で金属帯をスリットしてい
る状態で示す断面説明図、第2図は金属帯を条切りして
いるスリッタ装置の概略斜視図、第3図はスリッタ装置
の1例の正断面図。 第4図は上下の丸刃による金属帯のスリット状態を示す
拡大断面説明図、第5図は条切りされた金属帯のスリッ
ト部に生じたカエリの説明図、第6図は従来のセット方
法で上下刃先間にギャップを設けられたスリッタ装置に
よる金属帯条切り状態を示す断面説明図である。 図面中 1・・・・スリッタ装置 2・・・・ペイオフリール 3・・・・デフレクタロール 4・・・・テンションリール 5・・・・回転軸 6・・・・丸刃 7・・・・軸受箱 8・・・・軸受 9・・・・基台 10・・・・固定スタンド 11・・・・スペーサ 12・・・・スリーブ 13・・・・軸受 14・・・・軸受箱 15・・・・可動スタンド 16・・・・押圧手段 16a・・・・ロックナツト 17・・・・ギャップ 18・・・・回転軸の固定スタンド側のフランジ19・
・・・カエリ 20・・・・クラック 21・・・・シム紙 A、B、C・・・・スリット幅 り、E、F、G・・・・各丸刃の設定距離■・・・・基
準面の位置 J、に、L、N・・・・各下側丸刃のスリット側面の位
置 M・・・・金属帯 第5図 第6図 −Σ −
Claims (1)
- 1 上下の各回転軸に円筒状のスペーサにより軸方向の
位置を規制してセットされた複数の丸刃の上下対応する
刃先間に僅かなギャップが設けられていて走行して来る
金属帯を前記上下の丸刃で複数条にスリットするスリッ
タ装置に前記ギャップを設けて丸刃をセットするに当り
、1つの呼称厚さに近似の厚さを有する1群複数個の丸
刃と複数の呼称長さに従つて分けられた複数の各群を構
成するそれぞれの呼称長さに近似の長さを有する各群毎
に複数個のスペーサとの、呼称値よりも小さい少なくと
も1部の各側面に地金以上の硬度を有する金属を物理蒸
着した後バフ研磨して各群内全体の丸刃の厚さ及びスペ
ーサの長さをそれぞれ呼称値に対する±10μmの公差
内に調整したものをμm単位まで実測して記録しておき
、丸刃及びスペーサのみを使用して上下刃先間のギャッ
プが所定の設定値範囲となるように丸刃及びスペーサを
選定して回転軸にセットすることを特徴とするスリッタ
装置の丸刃のセット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63228457A JP2512322B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | スリツタ装置の丸刃のセツト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63228457A JP2512322B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | スリツタ装置の丸刃のセツト方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0276614A true JPH0276614A (ja) | 1990-03-16 |
JP2512322B2 JP2512322B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16876790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63228457A Expired - Lifetime JP2512322B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | スリツタ装置の丸刃のセツト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512322B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042514U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-10 | ||
KR20130093192A (ko) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 판재 슬리팅 모사 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62147488U (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-17 | ||
JPS6353618U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP63228457A patent/JP2512322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62147488U (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-17 | ||
JPS6353618U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042514U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-10 | ||
KR20130093192A (ko) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 판재 슬리팅 모사 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512322B2 (ja) | 1996-07-03 |
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