JPH027613Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH027613Y2 JPH027613Y2 JP1984136697U JP13669784U JPH027613Y2 JP H027613 Y2 JPH027613 Y2 JP H027613Y2 JP 1984136697 U JP1984136697 U JP 1984136697U JP 13669784 U JP13669784 U JP 13669784U JP H027613 Y2 JPH027613 Y2 JP H027613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- case
- filter element
- supply pipe
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 50
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 16
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 7
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 239000013049 sediment Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、船舶および各種機器において、潤滑
油等の循環経路に設置される油清浄器の改良を提
案するものである。
油等の循環経路に設置される油清浄器の改良を提
案するものである。
油清浄器として、従来より第3図に示すごとき
ものが広く知られている。すなわち、図において
符号1は密封された筒状のケース、2は外部より
該ケース1の内室Aへ連通する給油管、3は該内
室Aより図示しない外部の機器へ連通する送油管
で、該送油管3の、ケース1内端部の送出口4の
周囲を被包するごとく、フイルタエレメント5が
設置されている。図示しないポンプにより、外部
から給油管2を通つて流入する油は、該給油管2
の端部に形成したフランジ6の周縁部より前記内
室A内を図上矢印方向へ流動し、フイルタエレメ
ント5内を通過する際に該油中の水分および不純
物等が濾過・分離され、清浄化された該油は送出
口4より送油管3を経て外部の機器へ送給され
る。一方、前記フイルタエレメント5により分離
された水分および不純物等は、前記内室Aの底部
7へ沈澱し、排出装置8により定期的に排出され
る。
ものが広く知られている。すなわち、図において
符号1は密封された筒状のケース、2は外部より
該ケース1の内室Aへ連通する給油管、3は該内
室Aより図示しない外部の機器へ連通する送油管
で、該送油管3の、ケース1内端部の送出口4の
周囲を被包するごとく、フイルタエレメント5が
設置されている。図示しないポンプにより、外部
から給油管2を通つて流入する油は、該給油管2
の端部に形成したフランジ6の周縁部より前記内
室A内を図上矢印方向へ流動し、フイルタエレメ
ント5内を通過する際に該油中の水分および不純
物等が濾過・分離され、清浄化された該油は送出
口4より送油管3を経て外部の機器へ送給され
る。一方、前記フイルタエレメント5により分離
された水分および不純物等は、前記内室Aの底部
7へ沈澱し、排出装置8により定期的に排出され
る。
しかし、上記従来の構成によれば、ケース1の
内室A内において、油の流動と、フイルタエレメ
ント5により濾過・分離された水分および不純物
等の沈澱とを兼ねて行なうようになつており、機
器の運転時には、前記内室Aにおける油の流動が
沈澱を妨げるだけでなく、一旦、ケース1の底部
へ溜まつた沈澱物を再び撹拌して油の中へ浮遊さ
せてしまうため、前記フイルタエレメント5の濾
過効率が低下し、また目詰まりが起こり易いとい
う問題点を有しており、該フイルタエレメント5
の寿命が短かくなる一因となつているものであつ
た。
内室A内において、油の流動と、フイルタエレメ
ント5により濾過・分離された水分および不純物
等の沈澱とを兼ねて行なうようになつており、機
器の運転時には、前記内室Aにおける油の流動が
沈澱を妨げるだけでなく、一旦、ケース1の底部
へ溜まつた沈澱物を再び撹拌して油の中へ浮遊さ
せてしまうため、前記フイルタエレメント5の濾
過効率が低下し、また目詰まりが起こり易いとい
う問題点を有しており、該フイルタエレメント5
の寿命が短かくなる一因となつているものであつ
た。
本考案に係る油清浄器は、以上の問題点を解決
して濾過効率の向上およびフイルタエレメントの
長寿命化を図るもので、密封されたケースと、該
ケースの内室に連通させた給油管および送油管
と、前記ケースの上部内周面に筒状空間を隔てて
囲まれ前記送油管の端部送出口を覆うフイルタエ
レメントとを有し、該フイルタエレメントによ
り、ケース内室を前記給油管から送油管へ向かつ
て流動する油を濾過して清浄化する油清浄器にお
いて、前記ケース内室を流動する油に、前記筒状
空間内に及ぶ渦流を生じせしめるべく前記給油管
の端部を前記ケースの内周面にそつて周方向に湾
曲させて構成したものである。
して濾過効率の向上およびフイルタエレメントの
長寿命化を図るもので、密封されたケースと、該
ケースの内室に連通させた給油管および送油管
と、前記ケースの上部内周面に筒状空間を隔てて
囲まれ前記送油管の端部送出口を覆うフイルタエ
レメントとを有し、該フイルタエレメントによ
り、ケース内室を前記給油管から送油管へ向かつ
て流動する油を濾過して清浄化する油清浄器にお
いて、前記ケース内室を流動する油に、前記筒状
空間内に及ぶ渦流を生じせしめるべく前記給油管
の端部を前記ケースの内周面にそつて周方向に湾
曲させて構成したものである。
上記本考案によれば、給油管の端部が周方向に
湾曲しているため、該端部よりケース内室へ流入
する油はケースの内周面にそつて旋回しながらフ
イルタエレメント周囲の筒状空間へ向かつて流動
し、換言すれば螺旋状の渦流となる。このため、
油の中に混入・浮遊している液状不純物および固
形不純物のうち比較的大きなものについては、該
渦流によつて発生する遠心分離作用により、フイ
ルタエレメントによる濾過・分離以前に分離し、
沈澱せしめることができる。しかも、前記筒状空
間内に及ぶ渦流によつて、この筒状空間において
油がフイルタエレメントに接触しつつ流動する行
程が長くなり、濾過効率が向上するとともに、フ
イルタエレメント表面への固形不純物の固着・蓄
積が抑制されるので、フイルタエレメントの目詰
まりも起こりにくくなる。また、該渦流により、
ケースの底部に溜まつた沈澱物(液状不純物およ
び固形不純物)が安定した状態に保持されるよう
になり撹拌されて送油管の送出口へ向かつて流動
する油の中へ再び混入・浮遊するようなことはほ
とんどなくなる。
湾曲しているため、該端部よりケース内室へ流入
する油はケースの内周面にそつて旋回しながらフ
イルタエレメント周囲の筒状空間へ向かつて流動
し、換言すれば螺旋状の渦流となる。このため、
油の中に混入・浮遊している液状不純物および固
形不純物のうち比較的大きなものについては、該
渦流によつて発生する遠心分離作用により、フイ
ルタエレメントによる濾過・分離以前に分離し、
沈澱せしめることができる。しかも、前記筒状空
間内に及ぶ渦流によつて、この筒状空間において
油がフイルタエレメントに接触しつつ流動する行
程が長くなり、濾過効率が向上するとともに、フ
イルタエレメント表面への固形不純物の固着・蓄
積が抑制されるので、フイルタエレメントの目詰
まりも起こりにくくなる。また、該渦流により、
ケースの底部に溜まつた沈澱物(液状不純物およ
び固形不純物)が安定した状態に保持されるよう
になり撹拌されて送油管の送出口へ向かつて流動
する油の中へ再び混入・浮遊するようなことはほ
とんどなくなる。
つぎに、本考案の油清浄器の一実施例を、図面
にしたがい説明する。第1図は本実施例の縦断面
図、第2図は第1図における−線断面図であ
り、図において、符号1は密封された筒状のケー
ス、2は外部より該ケース1内へ、図示しないポ
ンプ等にて油を流入せしめる給油管で、その先端
部には、前記ケース1の内周面1aに向かつて延
び、該内周面1aの近傍部において周方向に湾曲
してなる所要数のスパイラル管2a,2aが接続
されており、また3は前記ケース1内より外部の
機器(図示せず)へ連通する送油管、5は前記ケ
ース1の内室Aの上部にあつて、前記内周面1a
に筒状空間A′を隔てて囲まれ、送油管3の送出
口4の周囲を被包するごとく設置されたフイルタ
エレメントである。
にしたがい説明する。第1図は本実施例の縦断面
図、第2図は第1図における−線断面図であ
り、図において、符号1は密封された筒状のケー
ス、2は外部より該ケース1内へ、図示しないポ
ンプ等にて油を流入せしめる給油管で、その先端
部には、前記ケース1の内周面1aに向かつて延
び、該内周面1aの近傍部において周方向に湾曲
してなる所要数のスパイラル管2a,2aが接続
されており、また3は前記ケース1内より外部の
機器(図示せず)へ連通する送油管、5は前記ケ
ース1の内室Aの上部にあつて、前記内周面1a
に筒状空間A′を隔てて囲まれ、送油管3の送出
口4の周囲を被包するごとく設置されたフイルタ
エレメントである。
本実施例は以上のごとく構成され、したがつ
て、図示しないポンプにより、外部から給油管2
を経てケース1内へ流入する油は、該給油管2先
端のスパイラル管2a,2aにより、第2図にお
いて矢印にて示したごとく、ケース1の内周面(1)
aにそつて旋回しながら、ケース1の内室Aを、
フイルタエレメント5周囲の筒状空間A′へ向か
つて流動する。このため、油の中に混入・浮遊し
ている液状不純物および固形不純物のうち比較的
大きなものは、該旋回によつて発生する遠心力
(遠心分離作用)により、フイルタエレメント5
内を通過して濾過・分離が行なわれる以前に分離
し、筒状空間A′での旋回流動によりフイルタエ
レメント5への固形不純物の固着を抑制して、こ
れら不純物を第1図中破線で示すように沈澱せし
めるとともに、前記筒状空間A′において油がフ
イルタエレメント5と接触しつつ流動する行程が
長くなつて濾過効率が向上する。またケース1の
底部7に溜まつた沈澱物(前記液状および固形の
不純物)が安定した状態に保持されるようにな
り、流動する油により撹拌されて再び混入・浮遊
するようなことはない。なお、前記底部7に溜ま
つた沈澱物は排出装置8により定期的に排出され
る。
て、図示しないポンプにより、外部から給油管2
を経てケース1内へ流入する油は、該給油管2先
端のスパイラル管2a,2aにより、第2図にお
いて矢印にて示したごとく、ケース1の内周面(1)
aにそつて旋回しながら、ケース1の内室Aを、
フイルタエレメント5周囲の筒状空間A′へ向か
つて流動する。このため、油の中に混入・浮遊し
ている液状不純物および固形不純物のうち比較的
大きなものは、該旋回によつて発生する遠心力
(遠心分離作用)により、フイルタエレメント5
内を通過して濾過・分離が行なわれる以前に分離
し、筒状空間A′での旋回流動によりフイルタエ
レメント5への固形不純物の固着を抑制して、こ
れら不純物を第1図中破線で示すように沈澱せし
めるとともに、前記筒状空間A′において油がフ
イルタエレメント5と接触しつつ流動する行程が
長くなつて濾過効率が向上する。またケース1の
底部7に溜まつた沈澱物(前記液状および固形の
不純物)が安定した状態に保持されるようにな
り、流動する油により撹拌されて再び混入・浮遊
するようなことはない。なお、前記底部7に溜ま
つた沈澱物は排出装置8により定期的に排出され
る。
本考案の油清浄器は、以上説明したとうり、ケ
ース内室に油を流入する給油管の端部を、前記ケ
ースの内周面にそつて周方向に湾曲して形成する
ことにより、前記ケース内室に渦流を生じせし
め、該渦流の遠心分離作用により、ある程度の不
純物の分離を行ない、しかもフイルタエレメント
への不純物の固着を抑制するとともに、フイルタ
エレメントとの接触流動行程が長くなり、さらに
沈澱物が再び撹拌されるのを防止することができ
るので、フイルタエレメントの長寿命化および濾
過効率の向上を達成できるものである。
ース内室に油を流入する給油管の端部を、前記ケ
ースの内周面にそつて周方向に湾曲して形成する
ことにより、前記ケース内室に渦流を生じせし
め、該渦流の遠心分離作用により、ある程度の不
純物の分離を行ない、しかもフイルタエレメント
への不純物の固着を抑制するとともに、フイルタ
エレメントとの接触流動行程が長くなり、さらに
沈澱物が再び撹拌されるのを防止することができ
るので、フイルタエレメントの長寿命化および濾
過効率の向上を達成できるものである。
第1図は本考案の油清浄器の一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図における−線断面
図、第3図は従来の油清浄器の一例を示す縦断面
図である。 1……ケース、2……給油管、2a……スパイ
ラル管、3……送油管、5……フイルタエレメン
ト、A……内室。
断面図、第2図は第1図における−線断面
図、第3図は従来の油清浄器の一例を示す縦断面
図である。 1……ケース、2……給油管、2a……スパイ
ラル管、3……送油管、5……フイルタエレメン
ト、A……内室。
Claims (1)
- 密封されたケースと、該ケースの内室に連通さ
せた給油管および送油管と、前記ケースの上部内
周面に筒状空間を隔てて囲まれ前記送油管の端部
送出口を覆うフイルタエレメントとを有し、該フ
イルタエレメントにより、ケース内室を前記給油
管から送油管へ向かつて流動する油を濾過して清
浄化する油清浄器において、前記ケース内室を流
動する油に、前記筒状空間内に及ぶ渦流を生じせ
しめるべく前記給油管の端部を前記ケースの内周
面にそつて周方向に湾曲させてなることを特徴と
する油清浄器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984136697U JPH027613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984136697U JPH027613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151915U JPS6151915U (ja) | 1986-04-08 |
JPH027613Y2 true JPH027613Y2 (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=30695143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984136697U Expired JPH027613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH027613Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5396959A (en) * | 1977-02-05 | 1978-08-24 | Sumitomo Metal Mining Co | Cobalt powder manufacturing process by electrolysis |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5296959U (ja) * | 1976-01-20 | 1977-07-20 |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP1984136697U patent/JPH027613Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5396959A (en) * | 1977-02-05 | 1978-08-24 | Sumitomo Metal Mining Co | Cobalt powder manufacturing process by electrolysis |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6151915U (ja) | 1986-04-08 |
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