JPH0273156A - アルカリ骨材反応試験方法及びその供試体 - Google Patents

アルカリ骨材反応試験方法及びその供試体

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JPH0273156A
JPH0273156A JP22526888A JP22526888A JPH0273156A JP H0273156 A JPH0273156 A JP H0273156A JP 22526888 A JP22526888 A JP 22526888A JP 22526888 A JP22526888 A JP 22526888A JP H0273156 A JPH0273156 A JP H0273156A
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alkali
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cement
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Takeshi Saito
武 斎藤
Hisayoshi Ujiie
氏家 久芳
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Tohoku Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルカリ骨材反応試験方法及びその供状体に係
り、特に簡便且つ早期に骨材のアルカリシリカ反応性を
判定する試験方法及びその供試体に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート構造物の早期劣化原因のひとつとしてアル
カリ骨材反応がある。
これは、骨材中に潜在的に含まれているシリカとコンク
リートに含まれるアルカリが反応することによって生じ
た生成物が吸水して膨張し、コンクリートにひび割れ等
を生じさせるものである。
このアルカリ骨材反応試験法にモルタルバーによるもの
があり、広く一般に採用されている。
この方法は、アルカリ性の添加剤(例えば水酸化ナトリ
ウム Na0H)を用いてベースセメントのアルカリ含
有量(R20)を調整するものである。このような調整
によって、骨材、セメント。
N a OH及び水道水の組合わせで供試体としてのモ
ルタルバーを作成する。このモルタルバーの長さ変化を
測定し、6ケ月経過後の膨張率(伸び率)が0.10%
未満の場合は無害とし、0.10%以上の場合は有害で
あると判定するものである。
尚、アルカリ骨材反応試験法については、JISA  
5308(附属書8)、ASTM C−227等の規定
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記の方法は、使用するセメントのアルカ
リ含有量(R□Q)が0.6%以下の低アルカリセメン
トに限定され、これにNaOH添加によりセメントのR
,Oを1.2%に調整しなければならないという問題が
あり、また判定に長期間を要するという問題があった。
この発明の目的は上記問題点を解消するためになされた
もので、簡便で且つ早期判定の可能なアルカリ骨材反応
試験方法及びその供試体を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、モルタルバー
の長さ変化を測定することにより、骨材に潜在的に存在
するアルカリシリカ反応性を判定するアルカリ骨材反応
試験方法において、前記骨材とセメントを練りまぜて前
記モルタルバーを作成する練りまぜ水として海水を用い
ることを特徴とする試験方法を提供する。
また本発明の供試体は、前記アルカリ骨材反応試験の供
試体において、前記骨材とセメントを練りまぜる練りま
ぜ水として海水が用いられていることを特徴とするもの
である。
そしてこれらのセメントには、アルカリ量0.6%以下
(低アルカリ)あるいは0.6%を超える(高アルカリ
)ものを使用して試験することができる。更にこれらの
海水としては、天然海水はもちろんのこと、人工又は標
準海水を使用することもできる。
〔作用〕
上記構成によれば、供試体を作成するときに、練りまぜ
水として容易に入手可能な海水を用いることによってR
,O調整用のNa0H(アルカリ添加剤)が不要となり
、NaOH添加によるセメントのR,Oの調整作業も不
要となる。またセメントのR,Oの測定も必要なく、低
アルカリ又は高アルカリセメントの別に拘わらず試験す
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について表と図面を用いて説明す
る。
下記第1表に示すG1ないしG6の6種類の骨材につい
て、同一骨材を用い9本発明を実施した海水練りのケー
スと、水道水及びアルカリ添加剤(NaOH)を加えて
セメントのR20を1.2%に調整した従来のケースに
ついて、モルタルバーの伸び率の比較を行った。尚、骨
材G0.G2はアルカリシリカ反応性を有する骨材で、
G、〜G6は非反応性骨材である。
第1−表使用骨材 これらのセメン1−と骨材の練りまぜ水として、従来の
水道水を用いてNaOHを添加した場合と、本実施例に
よる海水を用いた場合の配合を下記第3表に示す。尚本
実施例では、海水に、仙台湾で採取した天然海水、及び
一般に市販されている人工海水を用いている、 第3表 配  合  表 使用したセメン1−は下記第2表に示すC1ないしC9
の5種類で、C8ないしC3が低アルカリ、C4,Cs
が高アルカリセメントである。
上記の配合によって、水道水を用い添加剤によってR,
O=1.2%に調整した供試体と、天然海水及び人工海
水を用いて作成した供試体の各骨材(a X〜as)と
セメント(Ct〜・C7)との組合わせを第4表に示す
。骨材G 1 、 G 2については高アルカリセメン
1−C,、Csを用いた場合も試験した。
但し、R,O(%) =N a z O(%)+0.6
58に、O(%)第4表 骨材とセメントとの組み合わ
せ′尚、本実施例に使用した海水の成分は第5表の通り
である。
第5表 天然海水・人工海水の成分 へに、上p;aR,o=1..2%に調整した従来の方
法と、海水を用いた本実施例による方法とによるアルカ
リ骨材反応の比較試験の結果を使用骨材別に第1図ない
し第6図に示す。
第1図は骨材G1、第2図は骨材G2、第3図は骨材G
3.第4図は骨材Gい第5図は骨材G9、第6図は骨材
G、を用いたモルタルバー(2,54は×2.54(2
)×28゜58(!II)の伸び牢の経時変化で、横軸
に材令T(月)、縦軸に伸び率E(%)を示している。
図中、2はR,0=1.2%に調整した従来の方法によ
るモルタルバーの伸び率、4は低アルカリセメントC1
又はC4を使用した天然海水練り、6は高アルカリセメ
ン!・C9を使用した天然海水練り、8は低アルカリセ
メン1−02を使用した人工海水練り、〕0は高アルカ
リセメントC,を使用した人工海水練りの、それぞれの
モルタルバーの伸び率を示ず。尚、12は、JIS、A
STM等で規定される限界伸び率である。
第1図に示す反応性骨材G、を用いた場合、本実施例に
よる伸び率4.6.8,10は、従来の方法による伸び
率2よりも大きいか、もしくは同様の値を示す。
また、第2図に示す反応性骨材G2を用いた場合も本実
施例による伸び率4.6.10は上記の骨材G工の場合
と同様である。尚、骨材G2のなかで低アルカリ人工海
水練りによる伸び率8は、他のケースの伸び率より小さ
いが限界伸び率12よりも大きく、他のケースと同様に
有害と判定することができる。
非反応性骨材G、〜G、を用いた場合は第3図ないし第
6図に示すように1本実施例による伸び率4.8と従来
の方法による伸び率2は同条の値を示す、高アルカリセ
メントを使用した伸び率は、現在の実験において、材令
3ケ月まで従来例とほぼ同様の値を示している。
尚、天然海水のうち所定の成分を有するものを標準海水
として用いれば、場所と時期に関係なく同一条件による
比較試験を行なうことができる。
以上の試験結果から本実施例によれば、次のような効果
がある。
(1)セメントのR20を限定しないので、従来のよう
にN a OH添加によるセメントのR20の調整が不
要となるばかりか、セメントのR,Oの測定も省略でき
るので、極めて簡便に試験をすることができる。また、
低アルカリ又は高アルカリセメントに拘わらず試験する
ことが可能となる。
(2)非反応性骨材の場合、供試体の伸び率は従来の方
法とほぼ同様の傾向を示すので、本実施例の信頼性は従
来例と変らない。
(3)反応性骨材の場合、供試体の膨張(伸び)が促進
される傾向にあるため、従来の方法より早期の判定が可
能となる。
(4)容易に入手できる海水を用いることによって、信
頼性を損わずに低コストの試験を実施することができる
(5)海水に標準海水を用いることによって、統一的な
試験判定が可能である。
〔発明の効果〕
上述の通り本発明の試験方法又は供試体によれば、練り
まぜ水として海水を用いることによって簡便で早期判定
の可能なアルカリ骨材反応試験をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例と従来例の伸び率
の比較を示し、それぞれ使用骨材別の伸び率の経時変化
を表わすグラフである。 2・・・R20=1.2%調整の従来例の伸び率、4・
・・天然海水練り(低アルカリ)伸び率、6・・・天然
海水練り(高アルカリ)伸び率、8・・・人工海水練り
(低アルカリ)伸び率、10・・・人工海水練り(高ア
ルカリ)伸び率、12・・・限界伸び率。 第1図 T 勿ノ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モルタルバーの長さ変化を測定することにより、骨
    材に潜在的に存在するアルカリシリカ反応性を判定する
    アルカリ骨材反応試験方法において、前記骨材とセメン
    トを練りまぜて前記モルタルバーを作成する練りまぜ水
    として海水を用いることを特徴とするアルカリ骨材反応
    試験方法。 2、前記セメントは、アルカリ量が0.6%以下のもの
    である請求項1記載の方法。 3、前記セメントは、アルカリ量が0.6%を超えるの
    ものである請求項1記載の方法。4、前記海水は天然海
    水である請求項1記載の方法。 5、前記海水は人工海水である請求項1記載の方法。 6、前記海水は標準海水である請求項1記載の方法。 7、骨材とセメントを練りまぜて作成し、該骨材に潜在
    的に存在するアルカリシリカ反応性を判定するアルカリ
    骨材反応試験の供試体において、前記骨材とセメントを
    練りまぜる練りまぜ水として海水が用いられていること
    を特徴とするアルカリ骨材反応試験の供試体。 8、前記セメントは、アルカリ量が0.6%以下のもの
    である請求項7記載の供試体。 9、前記セメントは、アルカリ量が0.6%を超えるの
    ものである請求項7記載の供試体。 10、前記海水は天然海水である請求項7記載の供試体
    。 11、前記海水は人工海水である請求項7記載の供試体
    。 12、前記海水は標準海水である請求項7記載の供試体
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102565311A (zh) * 2011-12-27 2012-07-11 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 评价水工混凝土碱骨料反应实际风险的试验方法
CN105004655A (zh) * 2015-08-07 2015-10-28 辽宁省水利水电勘测设计研究院 一种碱骨料活性反应实时测量装置
WO2020136152A1 (de) 2018-12-28 2020-07-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Prüfverfahren zur bestimmung des gefährdungspotentials für alkali-kieselsäure-reaktion in mineralischen baustoffen

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DE102018251789A1 (de) 2018-12-28 2020-07-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Prüfverfahren zur Bestimmung des Gefährdungspotentials für Alkali-Kieselsäure-Reaktion in mineralischen Baustoffen

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