JPH0272945A - 耐候性多層シート - Google Patents
耐候性多層シートInfo
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- JPH0272945A JPH0272945A JP22346388A JP22346388A JPH0272945A JP H0272945 A JPH0272945 A JP H0272945A JP 22346388 A JP22346388 A JP 22346388A JP 22346388 A JP22346388 A JP 22346388A JP H0272945 A JPH0272945 A JP H0272945A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐候性、耐薬品性、耐油性に優れたプラスチッ
クシートに関するものであり、特に紫外線により劣化し
ゃすい熱可塑性樹脂の表層となるシートに関するもので
ある。
クシートに関するものであり、特に紫外線により劣化し
ゃすい熱可塑性樹脂の表層となるシートに関するもので
ある。
近年、熱可塑性プラスチックの利用は、使用の簡便さ、
成形方法の発展に伴い、急速に増大してきている。しか
し熱可塑性プラスチックが屋外で使用される場合、紫外
線による物性の劣化が問題となる。ポリプロピレン系の
樹脂は特に紫外線による劣化が著しく、耐候性を向上さ
せるために、カーボンブラックを添加することが一般的
に良く行なわれているが、黒色しかできず、ファツショ
ン性に欠ける。又、表面を塗装する方法も行なわれてい
るが、表面の光沢が必要となる、場合にはかなりの工程
とコストがかかる状態であり、引き掛き性に劣り塗料が
剥れやすい欠点を有する。
成形方法の発展に伴い、急速に増大してきている。しか
し熱可塑性プラスチックが屋外で使用される場合、紫外
線による物性の劣化が問題となる。ポリプロピレン系の
樹脂は特に紫外線による劣化が著しく、耐候性を向上さ
せるために、カーボンブラックを添加することが一般的
に良く行なわれているが、黒色しかできず、ファツショ
ン性に欠ける。又、表面を塗装する方法も行なわれてい
るが、表面の光沢が必要となる、場合にはかなりの工程
とコストがかかる状態であり、引き掛き性に劣り塗料が
剥れやすい欠点を有する。
本発明の目的とするところは、耐候性、耐薬品性、耐擦
傷性及び表面光沢に優れ、内部樹脂の紫外線による劣化
をふせぐ樟な、塗装塗膜に代替し得る性能をもつ表層シ
ートを提供するにある。
傷性及び表面光沢に優れ、内部樹脂の紫外線による劣化
をふせぐ樟な、塗装塗膜に代替し得る性能をもつ表層シ
ートを提供するにある。
本発明は
ａ）ポリフッ化ビニリデン樹脂層
ｂ）紫外線吸収剤を充填したポリメチルメタクリレート
樹脂層 Ｃ）アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹
脂層 ｄ）ポリプロピレン樹脂層 の４層から成る耐候性多層シートである。
樹脂層 Ｃ）アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹
脂層 ｄ）ポリプロピレン樹脂層 の４層から成る耐候性多層シートである。
本発明の主たる構成要素は、上部表層、中間層１、中間
層２、下部表層の４層であるが、中間層２と下部表層の
眉間に接着性樹脂を介してもさしつかえなく接着性樹脂
層の内容について本発明の規定するものではない、各層
の構成比率は本発明で規定するものではないが、５〜１
０：５〜１０：６０〜８５：５〜２０にするのが望まし
い。
層２、下部表層の４層であるが、中間層２と下部表層の
眉間に接着性樹脂を介してもさしつかえなく接着性樹脂
層の内容について本発明の規定するものではない、各層
の構成比率は本発明で規定するものではないが、５〜１
０：５〜１０：６０〜８５：５〜２０にするのが望まし
い。
中間層ｌに充填される紫外線吸収剤としては例えば２−
ヒドロキシ−４−オクトキシベンゾフェノン、ジメチル
−Ｐ−メトキシベンジリジンマロネート等が挙げられ、
この場合ポリメチルメタクリレート樹脂１００重量部に
対して０．５重量部程度ブレンドするのが好ましい、ま
た下部表層のポリプロピレン樹脂層には、エチレン・プ
ロピレン共重合体樹脂や酸変性ポリプロピレンなどの他
のオレフィン樹脂を添加してもよく、またそれらを単独
で下部表層として用いてもよい。
ヒドロキシ−４−オクトキシベンゾフェノン、ジメチル
−Ｐ−メトキシベンジリジンマロネート等が挙げられ、
この場合ポリメチルメタクリレート樹脂１００重量部に
対して０．５重量部程度ブレンドするのが好ましい、ま
た下部表層のポリプロピレン樹脂層には、エチレン・プ
ロピレン共重合体樹脂や酸変性ポリプロピレンなどの他
のオレフィン樹脂を添加してもよく、またそれらを単独
で下部表層として用いてもよい。
本発明の上表層に用いられるポリフッ化ビニリデンは耐
候性、耐薬品性、耐擦傷性の最も優れた熱可塑性樹脂の
１つであり、また表面光沢も優れている。中間層１には
ポリメチルメタクリレート樹脂が用いられているがこれ
は、ポリフッ化ビニリデンと組み合わせることにより、
同し厚みのポリフッ化ビニリデンを上表層にするのと同
様の耐候性、耐薬品性が得られ、非常に高価なポリフッ
化ビニリデン層をうずくできるため、製造コストを低く
することができる。また、紫外線吸収剤を充填している
ため、内部の樹脂が劣化するのを防ぐ、中間層２に用い
られるアクリロニトリル−フタジエン−スチレン共重合
樹脂はシートに真空成形性、機械強度、着色性を賦与す
る。下表層には内部樹脂となるポリプロピレン系樹脂と
熱融着するように、ポリプロピレン樹脂を用いている。
候性、耐薬品性、耐擦傷性の最も優れた熱可塑性樹脂の
１つであり、また表面光沢も優れている。中間層１には
ポリメチルメタクリレート樹脂が用いられているがこれ
は、ポリフッ化ビニリデンと組み合わせることにより、
同し厚みのポリフッ化ビニリデンを上表層にするのと同
様の耐候性、耐薬品性が得られ、非常に高価なポリフッ
化ビニリデン層をうずくできるため、製造コストを低く
することができる。また、紫外線吸収剤を充填している
ため、内部の樹脂が劣化するのを防ぐ、中間層２に用い
られるアクリロニトリル−フタジエン−スチレン共重合
樹脂はシートに真空成形性、機械強度、着色性を賦与す
る。下表層には内部樹脂となるポリプロピレン系樹脂と
熱融着するように、ポリプロピレン樹脂を用いている。
以下実施例をあげて説明する。
実施例−ｌ
ポリフッ化ビニリデン樹脂を上表層とし、ポリメチルメ
タクリレート１００重量部に紫外線吸収剤２−ヒドロキ
シ−４−オクトキシベンゾフェノンを０．５重量部ミキ
シングして中間層ｌとし、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂１００重量部に白色顔料３重量
部を添加して中間層２とし、ポリプロピレンを下表層と
して、多層ダイスにより本発明の構成を押し出した。各
層厚みは上表層、中間層１、中間層２、下表層がそれぞ
れ５０μ、５０μ、７００μ、２００μとした。これを
表層として、内部樹脂とするポリプロピレン樹脂に熱融
着させ白色の成形物を得た。
タクリレート１００重量部に紫外線吸収剤２−ヒドロキ
シ−４−オクトキシベンゾフェノンを０．５重量部ミキ
シングして中間層ｌとし、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂１００重量部に白色顔料３重量
部を添加して中間層２とし、ポリプロピレンを下表層と
して、多層ダイスにより本発明の構成を押し出した。各
層厚みは上表層、中間層１、中間層２、下表層がそれぞ
れ５０μ、５０μ、７００μ、２００μとした。これを
表層として、内部樹脂とするポリプロピレン樹脂に熱融
着させ白色の成形物を得た。
実施例−２
ポリフッ化ビニリデン樹脂を上表層とし、ポリメチルメ
タクリレート１００重量部に紫外線吸収［２−ヒドロキ
シ−４−オクトキシベンゾフェノンを０．５重量部ミキ
シングして中間層１とし、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂１００重量部に赤色顔料３重量
部を添加して中間層２とし、ポリプロピレンを下表層と
して、多層ダイスにより本発明の構成を押し出した。各
層厚みは上表層、中間層１、中間層２、下表層がそれぞ
れ５０μ、５０μ、７００μ、２００μとした。これを
表層として、内部樹脂とするポリプロピレン樹脂に熱融
着させ、赤色の成形物を得た。
タクリレート１００重量部に紫外線吸収［２−ヒドロキ
シ−４−オクトキシベンゾフェノンを０．５重量部ミキ
シングして中間層１とし、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂１００重量部に赤色顔料３重量
部を添加して中間層２とし、ポリプロピレンを下表層と
して、多層ダイスにより本発明の構成を押し出した。各
層厚みは上表層、中間層１、中間層２、下表層がそれぞ
れ５０μ、５０μ、７００μ、２００μとした。これを
表層として、内部樹脂とするポリプロピレン樹脂に熱融
着させ、赤色の成形物を得た。
比較例−１
ポリプロピレン樹脂１００重量部に、カーボンブラック
３重量部を添加し射出成形して、実施例と同型の黒色の
成形物を得た。
３重量部を添加し射出成形して、実施例と同型の黒色の
成形物を得た。
比較例−２
ポリプロピレン樹脂１００重量部に白色顔料３重量部を
添加し、射出成形して実施例と同型の白色の成形物を得
た。
添加し、射出成形して実施例と同型の白色の成形物を得
た。
比較例−３
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂に
、白色顔料３重量部を添加し、射出成形して、実施例と
同型の白色の成形物を得な。
、白色顔料３重量部を添加し、射出成形して、実施例と
同型の白色の成形物を得な。
比較例−４
実施例と同型のポリプロピレン樹脂成形物を成形し、こ
れに塗料を行い、光沢仕上げとした。
れに塗料を行い、光沢仕上げとした。
実施例−１，２と比較例−１，２，３，４について下記
する各性能について試験を行った。結果を表−１に載げ
る。
する各性能について試験を行った。結果を表−１に載げ
る。
表 −ｌ
（＋１ 外観
目視で光沢、色艶の均一さと割れはじきなどの異常の有
無を観察した。
無を観察した。
（２）耐酸性
０．１規定の硫酸を０．２ミリリットル滴下したのち、
温度２０’Ｃ，１度７３％で２４時間放置し、１時間後
に割れふくれや著しい艷の減退、軟化がないか調べた。
温度２０’Ｃ，１度７３％で２４時間放置し、１時間後
に割れふくれや著しい艷の減退、軟化がないか調べた。
（３） 耐アルカリ性
０．１規定の水酸化ナトリウムを０．２ミリリットル滴
下したのち、温度２０゛Ｃ１湿度７３％で２４時間放置
し、１時間後に割れ、ふくれや著しい艷の減退、軟化が
ないか調べた。
下したのち、温度２０゛Ｃ１湿度７３％で２４時間放置
し、１時間後に割れ、ふくれや著しい艷の減退、軟化が
ないか調べた。
（４）耐油性
４輪ギヤオイル９０に２０℃で２４時間浸漬し、取り出
して、２４時間後に塗膜の軟化、艷の減退、色の変化、
フクレが著しくないかを調べた。
して、２４時間後に塗膜の軟化、艷の減退、色の変化、
フクレが著しくないかを調べた。
（５）色の変化
ウェザ−メーターで１０００時間後の色の変化を鯛べた
。
。
（６）耐擦傷性
表面硬度計を用い、表面の耐擦傷性を調べた。
本発明の耐候性多層シートは、その表層に紫外線吸収剤
を充填したポリフッ化ビニリデンを用いている。このた
め成形物の外層にこの樹脂を用いると、ポリプロピレン
樹脂などの単独成形物よりも、耐候性に優れた成形物を
得ることができる。
を充填したポリフッ化ビニリデンを用いている。このた
め成形物の外層にこの樹脂を用いると、ポリプロピレン
樹脂などの単独成形物よりも、耐候性に優れた成形物を
得ることができる。
また、表面光沢も優れており、従来の塗装する方法に比
べ省工程、低コストな方法であり、また耐擦傷性も改善
される。
べ省工程、低コストな方法であり、また耐擦傷性も改善
される。
第１図
第１図は本発明の耐候性多層シートの構成を表す断面図
である。
である。
Claims (1)
- （１）ａ）ポリフッ化ビニリデン樹脂層 ｂ）紫外線吸収剤を充填したポリメチルメタクリレート
樹脂層 ｃ）アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹
脂層 ｄ）ポリプロピレン樹脂層の４層から成る耐候性多層シ
ート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22346388A JPH0272945A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 耐候性多層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22346388A JPH0272945A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 耐候性多層シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0272945A true JPH0272945A (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=16798545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22346388A Pending JPH0272945A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 耐候性多層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0272945A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GR920100585A (el) * | 1992-12-31 | 1994-08-31 | Plastika Makedonias A E | Πλαστικό φύλλο επικάλυψης ?ερμοκηπίων τεσσάρων ή περισσοτέρων στρώσεων. |
| US5714223A (en) * | 1995-05-12 | 1998-02-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Retroreflective sheet and article having retroreflectiveness |
| KR100321657B1 (ko) * | 1997-10-21 | 2002-05-09 | 나카무라 하사오 | 폴리비닐알코올필름 |
| WO2013108816A1 (ja) * | 2012-01-17 | 2013-07-25 | 電気化学工業株式会社 | 多層シート、太陽電池用バックシート及び太陽電池モジュール |
| WO2015016147A1 (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-05 | 電気化学工業株式会社 | 多層シート及びその製造方法、太陽電池用バックシート並びに太陽電池モジュール |
-
1988
- 1988-09-08 JP JP22346388A patent/JPH0272945A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GR920100585A (el) * | 1992-12-31 | 1994-08-31 | Plastika Makedonias A E | Πλαστικό φύλλο επικάλυψης ?ερμοκηπίων τεσσάρων ή περισσοτέρων στρώσεων. |
| US5714223A (en) * | 1995-05-12 | 1998-02-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Retroreflective sheet and article having retroreflectiveness |
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| WO2013108816A1 (ja) * | 2012-01-17 | 2013-07-25 | 電気化学工業株式会社 | 多層シート、太陽電池用バックシート及び太陽電池モジュール |
| CN104066577A (zh) * | 2012-01-17 | 2014-09-24 | 电气化学工业株式会社 | 多层片、太阳能电池用背板以及太阳能电池组件 |
| JPWO2013108816A1 (ja) * | 2012-01-17 | 2015-05-11 | 電気化学工業株式会社 | 多層シート、太陽電池用バックシート及び太陽電池モジュール |
| US9450129B2 (en) | 2012-01-17 | 2016-09-20 | Denka Company Limited | Multilayer sheet, back sheet for solar cells and solar cell module |
| WO2015016147A1 (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-05 | 電気化学工業株式会社 | 多層シート及びその製造方法、太陽電池用バックシート並びに太陽電池モジュール |
| JPWO2015016147A1 (ja) * | 2013-07-30 | 2017-03-02 | デンカ株式会社 | 多層シート及びその製造方法、太陽電池用バックシート並びに太陽電池モジュール |
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