JPH0272387A - 表示板の製造方法 - Google Patents
表示板の製造方法Info
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- JPH0272387A JPH0272387A JP22517288A JP22517288A JPH0272387A JP H0272387 A JPH0272387 A JP H0272387A JP 22517288 A JP22517288 A JP 22517288A JP 22517288 A JP22517288 A JP 22517288A JP H0272387 A JPH0272387 A JP H0272387A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、石板上に所定形状の表示部を貼着する表示
板の製造方法、特にその貼着力の改善に関する。
板の製造方法、特にその貼着力の改善に関する。
[従来の技術]
従来より、第4図に示すように表札など種々の表示板と
して石板に別の材料、例えば金属によって形成された文
字板等の表示部を固定したものが広く用いられている。
して石板に別の材料、例えば金属によって形成された文
字板等の表示部を固定したものが広く用いられている。
ここで、従来の表示板は、次のような象眼とよばれる方
法で製作されていた。すなわち、第5図に示すように、
石板10に取り付けようとする文字板等の表示部12の
形に対応した孔14を形成する。そして、この孔14に
表示部12を嵌め込み、接着剤16によって固定してい
た。
法で製作されていた。すなわち、第5図に示すように、
石板10に取り付けようとする文字板等の表示部12の
形に対応した孔14を形成する。そして、この孔14に
表示部12を嵌め込み、接着剤16によって固定してい
た。
[考案が解決しようとする課題]
このような従来の表示板においては、孔14の形成が非
常に難しいという問題点があった。すなわち、孔14は
、表示部12の形状に対応して形成しなければならない
。表示部12の形状が非常に単純なものであれば、孔1
4の形成も比較的容易であるが、表示部12の形状が複
雑な場合、孔14の形成には熟練と高度な技術を要する
。孔14が小さすぎた場合には、表示部12を嵌め込む
ことができず、また孔14が大きすぎた場合には表示部
12と孔14との間隙が大きくなり見た目が悪くなる。
常に難しいという問題点があった。すなわち、孔14は
、表示部12の形状に対応して形成しなければならない
。表示部12の形状が非常に単純なものであれば、孔1
4の形成も比較的容易であるが、表示部12の形状が複
雑な場合、孔14の形成には熟練と高度な技術を要する
。孔14が小さすぎた場合には、表示部12を嵌め込む
ことができず、また孔14が大きすぎた場合には表示部
12と孔14との間隙が大きくなり見た目が悪くなる。
このため表示部12の周囲には、通常1mm程度の間隙
が均一に残るように孔14を形成している。
が均一に残るように孔14を形成している。
なお、石板10と表示部12は、通常具なる材質によっ
て構成されているため、その熱膨張係数が相違し、表示
部12の周囲には若干の間隙が必ず必要である。
て構成されているため、その熱膨張係数が相違し、表示
部12の周囲には若干の間隙が必ず必要である。
また、このような孔14の形成が非常に難しいので、孔
14を形成せず、石板10の表面に表示部12を直接接
着剤16によって接着することも考えられる。しかし、
石板に対し強固に接着できる接着剤は少なく、衝撃など
によって表示部が剥がれてしまうという問題点がある。
14を形成せず、石板10の表面に表示部12を直接接
着剤16によって接着することも考えられる。しかし、
石板に対し強固に接着できる接着剤は少なく、衝撃など
によって表示部が剥がれてしまうという問題点がある。
特に、石板の表面を磨き上げたものにあっては、その表
面構造は非常に緻密であり、接着剤は石板の内部にほと
んど入り込むことができない。このため、接着剤は石板
の表面に載っているだけであり、その接着力は非常に弱
いものとなってしまう。
面構造は非常に緻密であり、接着剤は石板の内部にほと
んど入り込むことができない。このため、接着剤は石板
の表面に載っているだけであり、その接着力は非常に弱
いものとなってしまう。
従って、衝撃に弱く、剥がれ易く、接着剤の若干の化学
変化による接着力の劣化によっても表示部が剥がれてし
まうという問題点があった。このように従来の石板表面
に直接表示部を張り付けた表示板は、到底実用に供する
ことができないものであった。
変化による接着力の劣化によっても表示部が剥がれてし
まうという問題点があった。このように従来の石板表面
に直接表示部を張り付けた表示板は、到底実用に供する
ことができないものであった。
この発明に係る表示板の製造方法は、上述のような問題
点を解決することを課題としてなされたものであり、簡
単な工程の付加によって、接着剤の貼着力を飛躍的に増
大させることを目的とする。
点を解決することを課題としてなされたものであり、簡
単な工程の付加によって、接着剤の貼着力を飛躍的に増
大させることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
石板の表面に所定形状に形成された表示部を貼着した表
示板の製造法において、表面が磨かれた石板の表面上に
柔かい材料によって構成されたシート材を貼着する工程
と、このシート材の所定の部分を切り取り石板の表示部
接着部分を露出させる工程と、この石板の表示部接着部
分が露出された状態で、上方より硬質の粉体を吹き付け
るサンドブラスト工程と、サンドブラスト工程後にシー
ト材を剥離する工程と、表示部接着部分に表示部を接着
する工程と、を有し、サンドブラストによって石材表面
の表示部接着部分に微細な凹凸を形成し、接着剤による
貼着力を増大させたことを特徴とする。
示板の製造法において、表面が磨かれた石板の表面上に
柔かい材料によって構成されたシート材を貼着する工程
と、このシート材の所定の部分を切り取り石板の表示部
接着部分を露出させる工程と、この石板の表示部接着部
分が露出された状態で、上方より硬質の粉体を吹き付け
るサンドブラスト工程と、サンドブラスト工程後にシー
ト材を剥離する工程と、表示部接着部分に表示部を接着
する工程と、を有し、サンドブラストによって石材表面
の表示部接着部分に微細な凹凸を形成し、接着剤による
貼着力を増大させたことを特徴とする。
[作用]
この発明に係る表示板の製造方法は、上述のような構成
を有しており、サンドブラスト工程において石板の所定
個所に微細な凹凸を形成することができる。従って、接
着剤は石板表面に形成された凹部に侵入することができ
、その接着力は飛躍的に増大される。
を有しており、サンドブラスト工程において石板の所定
個所に微細な凹凸を形成することができる。従って、接
着剤は石板表面に形成された凹部に侵入することができ
、その接着力は飛躍的に増大される。
[実施例]
以下、この発明に係る表示板の製造方法について図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図(a)〜(f)には、この発明に係る表示板の製
造方法の一例の各工程がそれぞれ示されている。
造方法の一例の各工程がそれぞれ示されている。
石材10の表面10aは光沢を持つように磨き上げられ
ている。そして、第1図(b)に示すようにこの石材1
0の表面上に保護用のシート材20を貼着する。このシ
ート材20は通常は裏面全面に接着剤が塗布されている
ゴム製シートが用いられる。次に、第1図(C)に示す
ようにこのゴム製シート材20の所定の部分をカッタ2
2によって切り取り排除する。通常は、ゴム製シートの
貼着剤のない表面側20bに所定形状の表示板12を裁
置し、その周囲を鉛筆やボールペンなどでなぞり、表示
部12の形状をシート材2oの表面側2Ob上に描く。
ている。そして、第1図(b)に示すようにこの石材1
0の表面上に保護用のシート材20を貼着する。このシ
ート材20は通常は裏面全面に接着剤が塗布されている
ゴム製シートが用いられる。次に、第1図(C)に示す
ようにこのゴム製シート材20の所定の部分をカッタ2
2によって切り取り排除する。通常は、ゴム製シートの
貼着剤のない表面側20bに所定形状の表示板12を裁
置し、その周囲を鉛筆やボールペンなどでなぞり、表示
部12の形状をシート材2oの表面側2Ob上に描く。
そして、その描かれた図形をカッタ22によって切り取
る。
る。
このようにして石板10の表示部接着部分24が露出さ
れることとなる。
れることとなる。
次に、第1図(d)に示すように石板10の表示部接着
部分24が露出された状態で石粉を吹き付は石板10の
表示部接着部分24の表面に微細な凹凸を形成する。こ
のサンドブラスト工程は、ノズル30から石粉を高速気
流に裁せて吹き付けることによって行う。
部分24が露出された状態で石粉を吹き付は石板10の
表示部接着部分24の表面に微細な凹凸を形成する。こ
のサンドブラスト工程は、ノズル30から石粉を高速気
流に裁せて吹き付けることによって行う。
すなわち、圧縮機32から吐出された圧縮空気を混合器
34に導く。そして、この混合器34には、その上方に
設けられた貯留部36から所定量の石粉が供給されるよ
うになっている。従って、この混合器34を通過した圧
搾空気中には所定量の石粉が混っている。ノズル30の
先端より石粉が石板10の表示部接着部分24に吹き付
けられる。石板10の表示部接着部分24は吹き付けら
れた石粉によってその表層部が削り取られ微細な凹凸が
ここに形成される。ここで、粉体としては、金剛砂、カ
ーボランダム、アランダムなど硬質のものが採用される
。
34に導く。そして、この混合器34には、その上方に
設けられた貯留部36から所定量の石粉が供給されるよ
うになっている。従って、この混合器34を通過した圧
搾空気中には所定量の石粉が混っている。ノズル30の
先端より石粉が石板10の表示部接着部分24に吹き付
けられる。石板10の表示部接着部分24は吹き付けら
れた石粉によってその表層部が削り取られ微細な凹凸が
ここに形成される。ここで、粉体としては、金剛砂、カ
ーボランダム、アランダムなど硬質のものが採用される
。
なお、ブロア22から吐出される圧縮空気の圧力は、7
kg/c+J程度であり、またノズル30の先端におけ
る口径は3報〜6mm程度のものが採用されている。さ
らに、粉体その粒径が1韮のものが好適であり、ノズル
30を石板10から10国ぐらい離して吹き付け、20
秒間程度で所定の表面処理が行える。
kg/c+J程度であり、またノズル30の先端におけ
る口径は3報〜6mm程度のものが採用されている。さ
らに、粉体その粒径が1韮のものが好適であり、ノズル
30を石板10から10国ぐらい離して吹き付け、20
秒間程度で所定の表面処理が行える。
このようにして石材10の表面に微細な凹凸が形成され
ると、石材のその部分は光沢を失った艷消し状態となっ
ている。
ると、石材のその部分は光沢を失った艷消し状態となっ
ている。
従って、第1図(e)に示したシート材20を剥がした
状態で10の表面10aを見ればサンドブラスト工程に
よって微細な凹凸が形成された部分が艷消し状態として
確認することができる。
状態で10の表面10aを見ればサンドブラスト工程に
よって微細な凹凸が形成された部分が艷消し状態として
確認することができる。
そして、第1図(f)に示すように、石板10の表面1
0aに微細な凹凸を持つ表示部接着部分24に接着剤を
塗布し表示部12を接着する。
0aに微細な凹凸を持つ表示部接着部分24に接着剤を
塗布し表示部12を接着する。
なお、この接着剤としては通常エポキシ系のものが採用
される。これは、表示部が金属によって構成される場合
が多く、この金属と石材の両方に充分な接着力を持つも
のとしてエポキシ系の接着剤が好適だからである。しか
し、表示部12は金属製に限らずプラスチックと各種の
材質を採用することが可能であり、その場合には接着剤
も適宜変更することが好ましい。
される。これは、表示部が金属によって構成される場合
が多く、この金属と石材の両方に充分な接着力を持つも
のとしてエポキシ系の接着剤が好適だからである。しか
し、表示部12は金属製に限らずプラスチックと各種の
材質を採用することが可能であり、その場合には接着剤
も適宜変更することが好ましい。
このように本発明によれば、石材の表面に微細な凹凸を
形成してから表示部12を石板10に接着するため、そ
の接着剤の貼着力が飛躍的に増大されており、強固な接
着が達成できる。そして、この石材表面における微細な
凹凸の形成はサンドブラストによって行っているため、
その作業が非常に容易、かつ短時間で行えるため、表示
板全体の製作工程を大幅に簡略化することができる。
形成してから表示部12を石板10に接着するため、そ
の接着剤の貼着力が飛躍的に増大されており、強固な接
着が達成できる。そして、この石材表面における微細な
凹凸の形成はサンドブラストによって行っているため、
その作業が非常に容易、かつ短時間で行えるため、表示
板全体の製作工程を大幅に簡略化することができる。
第1図はこの発明に係る表示板の製造方法の一実施例を
説明する説明図、 第2図は表示板の一例の概略構成を示す斜視図、第3図
は従来の表示板の構成例を示す一部断面図である。 10 ・・・ 石板 10a ・・・ 石板表面 12 ・・・ 表示部 20 ・・・ シート材 22 ・・・ カッタ 24 ・・・ 表示部接着部分 30 ・・・ ノズル [発明の効果〕 以上説明したように、この発明に係る表示板の製造方法
によれば、サンドブラストという非常に簡単な工程の付
加により、接着剤による貼着力を飛躍的に増大させるこ
とができ、石板表面上に表示部を強固に接着固定するこ
とができる。
説明する説明図、 第2図は表示板の一例の概略構成を示す斜視図、第3図
は従来の表示板の構成例を示す一部断面図である。 10 ・・・ 石板 10a ・・・ 石板表面 12 ・・・ 表示部 20 ・・・ シート材 22 ・・・ カッタ 24 ・・・ 表示部接着部分 30 ・・・ ノズル [発明の効果〕 以上説明したように、この発明に係る表示板の製造方法
によれば、サンドブラストという非常に簡単な工程の付
加により、接着剤による貼着力を飛躍的に増大させるこ
とができ、石板表面上に表示部を強固に接着固定するこ
とができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 石板の表面に所定形状に形成された表示部を貼着した
表示板の製造法において、 表面が磨かれた石板の表面上に柔かい材料によって構成
されたシート材を貼着する工程と、このシート材の所定
の部分を切り取り石板の表示部接着部分を露出させる工
程と、 この石板の表示部接着部分が露出された状態で、上方よ
り硬質の粉体を吹き付けるサンドブラスト工程と、 サンドブラスト工程後にシート材を剥離する工程と、 表示部接着部分に表示部を接着する工程と、を有し、 サンドブラストによって石材表面の表示部接着部分に微
細な凹凸を形成し、接着剤による貼着力を増大させたこ
とを特徴とする表示板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22517288A JPH0272387A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 表示板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22517288A JPH0272387A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 表示板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272387A true JPH0272387A (ja) | 1990-03-12 |
Family
ID=16825077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22517288A Pending JPH0272387A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 表示板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0272387A (ja) |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP22517288A patent/JPH0272387A/ja active Pending
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