JPH0270839A - タンク式水洗トイレの節水装置 - Google Patents

タンク式水洗トイレの節水装置

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JPH0270839A
JPH0270839A JP22108888A JP22108888A JPH0270839A JP H0270839 A JPH0270839 A JP H0270839A JP 22108888 A JP22108888 A JP 22108888A JP 22108888 A JP22108888 A JP 22108888A JP H0270839 A JPH0270839 A JP H0270839A
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JP
Japan
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water
open
water discharge
tank
operating
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JP22108888A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Adachi
足立 利幸
Katsunori Aoki
青木 勝則
Yoshihiro Nishimura
孔宏 西村
Shoji Omura
大村 鉦次
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Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はタンク式水洗トイレの節水装置に関するもの
であり、詳しくは洗浄水量切替可能な節水装置並びに連
続洗浄防止可能な節水装置及び洗浄水量調節可能な節水
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来よりタンク式水洗トイレの節水装置に関するものと
しては、第1に手動レバーを左右別方向へそれぞれ操作
することにより大用の洗浄量(8〜14))と小用の洗
浄量(2〜3R>を選択して切替える手動レバー大小切
替型がある。また、第2には従来手動操作によりレバー
を介して弁体を引き上げていたのをソレノイドを利用し
て弁体を引き上げるようにし、このソレノイドに励磁す
る時間を変えることによって洗浄水の量を大用と小用に
切替えるソレノイド弁型がある。そして、第3には弁体
におもりを付して重くし、手動レバーを操作して使用者
が手により弁体を引き上げている状態のときだけしか洗
浄水が流れないようにする弁体荷重型などがある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、第1の手動レバー大小切替型はレバーを大用
又は小用の洗浄量に切り替える選択が使用者に委ねられ
ていたため、必ずしも適当な洗浄量が選択されるとは限
らず、確実な節水効果は得がたいという問題があった。
また、第2のソレノイド弁型は励磁したソレノイドの励
磁状態で放水をさせるために消費される電力量が多くな
り、しかも装置構造も大幅に変更しなければならないと
いう問題があった。そして、第3の弁体荷重型において
もレバー操作による弁体の引き上げ時間を使用者に委ね
ているため確実な節水効果は必ずしも得がたく、しかも
現実にはこの方法の装置は使いにくいという問題があっ
た。
また、−使用者の放水操作回数を調べてみると平均2回
であって、特にその−回目の操作は入室時における前洗
浄(エチケット洗浄)、二回目が本洗浄となっており、
前洗浄に本洗浄同様の洗浄水を放水しているという問題
があった。
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、
その第1の目的とするところは、タンク式水洗トイレに
おいて簡単な構造であり電力消費量が少なく、使用者の
使用状況に応じた適当な量に自動切替がされた洗浄水を
放水することができる節水装置を提供することにある。
また、第2の目的とするところは使用者により操作レバ
ーが断続的に操作し続けられた場合であっても所定の場
合には不必要な連続洗浄が防止され自動的に洗浄水の放
出が止まる連続洗浄防止可能な節水装置を提供すること
にある。そして、第3の目的とするところは、弁体等の
動作を妨げることなく洗浄水の量を微妙に調節して変化
させることのできる洗浄水量調節可能な節水装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段1 前記目的を達成するために、第1の発明は給水口と放水
口とを備える洗浄タンクと、同洗浄水タンクに設けられ
、前記放水口に設けられた弁体を開閉制御する放水a横
と、前記洗浄水タンク外に設けられるとともに、前記放
水機構と連結され同放水機構を開放駆動する操作部材と
、前記操作部材を開放操作位置に保持するとともに同開
放操作位置から解放するロック解除装置を備えるロック
機構と、トイレ使用者の入退室を検知する入退室センサ
と、前記入退室センサの入室の検知に基づいて在室時間
を計測するタイマ手段と、小用の洗浄水量と、大用の洗
浄水量とを設定する放水量設定手段と、操作部材にて開
放操作されたときトイレ入室時からこの開放操作時まで
の在室時間(()と予め設定された設定在室時間(T)
とを比較し、t<Tかt≧Tかの判別に基づく信号によ
り前記放水量設定手段の設定に対応した放水量を選択的
に流すように前記ロック解除装置を駆動する制御手段と
を備えてなるものである。
また、第2の発明は給水口と放水口とを備える洗浄水タ
ンクと、同洗浄水タンクに設けられ、前記放水口に設け
られた弁体を開閉制御する放水機構と、前記洗浄タンク
外に回動可能に設けられた操作部材の開放操作により開
放操作位置まで追従動作して前記放水機構を開放駆動す
る追従部材と、前記操作部材との連係を解除するために
前記追従部材を開放操作位置に保持するとともに、所定
時間後に同追従部材を開放操作位置から解放するロック
解除装置を備えるロック機構と、前記ロック解除装置の
ロック解除駆動を行なう制御手段とを備えてなるもので
ある。
また、第3の発明は給水口と放水口とを備える洗浄水タ
ンクと、同洗浄水タンクに設けられ、前記放水口に設け
られた弁体を開閉υjIiilする放水機構と、前記洗
浄水タンク外に設けられ、前記放水機構を開放駆動する
操作レバーと、前記操作レバーを開放操作したときに係
合して開放操作位置に保持するロック機構と、前記ロッ
ク機構の操作レバーに対する係合を解除するために、前
記ロック機構と操作レバーとの少なくともいずれか一方
をロック解除方向に駆動するロック解除部材と、前記洗
浄水タンク内に配置されるフロートと、洗浄水の放水時
に下降するフロートと係合する係合部を備えるとともに
、前記フロートに対する係合部との係合位置が調節可能
に設けられ、フロートと係合部とが係合したとき、前記
ロック解除部材をロック解除方向に駆動する洗浄水量調
節部材とを備えてなるものである。
[作用1 第1の発明においては、操作部材を開放操作位置まで操
作すると操作部材はロック機構により開放操作位置に保
持され、これに伴い弁体が引き上げられるので洗浄水が
放水される。そしてトイレ使用者の在室時間に対応して
予め設定された小用の放水量と大用の放水量を切替制御
するためロック解除装置を駆動させると操作部材は初期
位置に復帰し、これに伴い弁体も放水口を閉成するので
洗浄水の放水は止まる。
第2の発明においては、操作部材を開放操作し追従部材
を開放操作位置まで引き上げると追従部材はロック機構
により開放操作位置に保持され、弁体が引き上げられる
ので洗浄水が放水される。
そして、このとき操作部材は放水機構に対し独立してい
るのでくり返し開放操作しても放水機構の放水口開閉制
御には影響がない。
第3の発明においては、操作レバーを開放操作位置まで
引き上げると操作レバーはロック機構により開放操作位
置に保持され、弁体が引き上げられるので洗浄水が放出
される。そして、放水によりタンク内水位が低下すると
フロートが水位低下にともなって下降し係合部と係合す
る。そして、フロートと係合部とが係合すると洗浄水流
量調節部材がロック解除部材をロック解除方向に駆動す
るので、操作レバーは初期位置に復帰し、これに伴い弁
体も放水口を閉成するので洗浄水の放水は止まる。
[実施例] 以下、第1発明を具体化した一実施例をWXI図〜第6
図に基づいて説明する。
第1図に示すように、洗浄水タンク1の上部には図示し
ないポールタップを備えた給水口が設置され、底面には
放水口2が設けられ放水管3を介して図示しない便器に
接続されている。また、放水口2にはオーバーフロー管
4の下端が接続されている。放水口2に形成された弁座
5の上には水より重い比重の材料により略球状に形成さ
れた弁体としての放水弁6が載置され、放水弁6の上部
にはオーバーフロー管4から突設されたガイド7により
昇降案内される鎖8が取着されている。そして、この放
水口2と弁座5、放水弁6、鎖8により放水機構9が構
成されている。
洗浄水タンク1の一側面には下部を円弧とした半円形の
固定板16が固設され、タンク1側壁と固定板16に対
し水平方向に回動軸10が回動可能に貫設されている。
回動軸10の外端部には前記放水機構9を開放駆動する
操作部材としての操作レバー11が固着されている。一
方、回動輪10の内端部には突出片12が前記回動軸1
0に対し前記操作レバー11と同方向に突設されている
。そして、その突出片12の先端には前記鎖8の上端が
取着され、この回動軸10を介して放水機構9と操作レ
バー11とが連結されている。なお、回動軸10には第
2図において時計方向に常時付勢する図示しない付勢ば
ねが巻着されている。
操作レバー11の略中央部には引張りばね14aの上端
が取着され、その引張りばね14aの下端には左側方に
延びる円弧状の掛止部材14の基端が回動自在に軸支さ
れている。掛止部材14の先端にはコロ13が回動可能
に軸支されている。
前記固定板16の左側面下部にはガイド部材17が固設
されている。そして、ガイド部材17はその上面が第2
図に示すように円弧状にかつ断面が凹状に形成され、前
記掛止部材14のコロ13が転勤して掛止部材14の移
動方向を案内するガイド溝19となっている。また弧状
の曲面をなす前記ガイド溝19の下端には、第4図に示
すように操作レバー11が開放操作位置Aに引き上げら
れたとき前記掛止部材14のコロ13が係止する段状の
係止部20が設けられている。そして、前記掛止部材1
4及びガイド部材17、係止部20とによりロック機構
15が構成されている。
前記係止部20の近傍下方であって前記掛止部材14と
交差する位置には段差部を有する小孔21が透設されて
いる。そして、前記固定板16の左側面上部にはロック
解除装置としてのソレノイド22が固定され、そのプラ
ンジャ23の先端は前記小孔21に対し第1段差部21
aまで上下動可能に挿入されている。また、前記プラン
ジせ23の先端には励磁されたとき前記掛止部材14と
係合可能な突起24が突設されている。そして、前記小
孔21の第2段差部21bには同段差部21bと係合可
能に形成された押しボタン片21cが係止され、同押し
ボタン片21cの下端は前記ガイド部材17の下方に突
出し、ソレノイド22が故障した場合等に強制的にプラ
ンジャ23を押上げ可能となっている。
また、前記固定板16の右側面上部にはリミットスイッ
チ25が設けられ操作レバー11が開放操作位11Aに
引き上げられたときに同操作レバー11によりスイッチ
オンされうるようになっている。′なお、操作レバー1
1、掛止部材14及びロック機構15は合成樹脂製で平
面を固定板16と同一に形成した保護カバーCにより被
われている。
次にこの節水装置の電気的構成について説明する。
トイレのドア周辺には使用者の入退室を検出するための
ドアスイッチまたはビームセンサ等からなる入退室セン
サ26が配置されている。そして、前記したツレ、lイ
ド22、リミットスイッチ25および入退室センサ26
は第5図に示すように制御手段としての中央処理装置(
以下、CPUと略・す)27にそれぞれ接続されている
CPLJ 27には制御プログラムが格納された読出し
専用のメモリ(ROM)28と、読出しおよび書き込み
可能なメモリ(RAM)29とが接続されている。この
実施例においてROM28には、設定在室時間Tとして
使用者が入室後前洗浄(エチケット洗浄)をするとみな
される通常の時間(この実施例では30秒)が予め記憶
設定されている。
CPLI 27は、入退室センサ26からの入室信号S
G1およびリミットスイッチ25からの放水信号SG2
に基づいて使用者が入室後に操作レバ−11を開放操作
するまでの在室時間【を計測するためのタイマ手段とし
てのタイマ回路30を備え、その計測した時間データを
RAM29に一時的に記憶させるようになっている。ま
た、CPU27には前記放水信号SG2によりカウント
を開始し小用の洗浄水(この実施例では約3))を放水
するための時間(この実施例では2秒)又は大用の洗浄
水(この実施例では約8))を放水するための時間(こ
の実施例では7秒)をカラン1〜する放水量設定手段と
してのカウント回路31が備えられている。
そして、CPLI 27はカウント回路31による前記
いずれか一方の放水時間のカウント終了後に駆動回路3
2に駆動信号SG3を出力して前記ソレノイド22を励
磁するようになっている。
次に、以上のように構成された節水装置の作用を第6図
のフローチャートに従って説明する。
さて、節水装置の電源が投入されると、CPU27は初
期化が行われ(Sl)、使用者の入室を持つ(S2)。
入退室センサ26により使用者の入室が確認されると、
その入室信号SG1に応答し、CPU27はタイマ回路
30により使用者の在室時間(【)の計測を開始しく8
3)、その状態で使用者が操作レバー11を開放操作す
ることにより(S4)、リミットスイッチ25がオン動
作されるのを待つ(S5)。
そして、第1.2図において使用者が操作レバー11を
開放操作位置Aまで回動操作すると、回動軸10を介し
て突出片12が一体に回動し鎖8を引き上げるため放水
弁6が弁座5から離間し放水口2が開放される。一方、
掛止部材14は操作レバー11の回動操作に追従動作し
、その先端のコロ13はガイド部材17のガイド溝19
を回転しながら下降する。そして、操作レバー11が開
放操作位置Aまで引き上げられると、前記コロ13は段
状の係止部20に係止し、そのため掛止部材14は時計
回り方向への巻ばねの付勢力に抗して操作レバー11を
開放操作位置Aに保持する。
したがって、操作レバー11と連結する放水機構9の放
水口2は開放されたままの状態にロックされる。
このように、前記操作レバー11が開放操作位置Aまで
回動操作されることによりリミットスイッチ25がスイ
ッチオンされCPU27へ放水信号SG2が出力される
。すると、CPU27はカウント回路31により放水量
設定のためのカウントを開始する(S6)とともに、前
記使用者が操作レバー11を開放操作するまでの在室時
間tとROM28から読出した設定在室時間Tとを比較
しくS7)、入室から開放操作までの在室時間tが設定
在室時間1未満のときには、CPU27は前記カウント
開始(S6)から2秒後に(S8)、また在室時間tが
設定在室時間T以上のときにはCPU27は前記カウン
ト開始(S6)から7秒後に(S9)、駆動回路32へ
駆動信@SG3を出力してソレノイド22が励磁される
(510)。
すると、第4図においてプランジャ23が上昇しその先
端の突起24が掛止部材14と係合し、係止部20に対
する掛止部材14の係止を解除するので掛止部材14及
び操作レバー11は図示しない巻ばねの付勢力により第
2図において時計方向へ回動し同図に示す初期位置Bへ
戻る。そして、この操作レバー11の開放操作位置Aか
ら初期位置Bへの回動に伴いリミットスイッチ25がス
イッチオフされる(811)。なお、この場合ソレノイ
ド22の励磁時間は、係止部20に対する掛止部441
4の係止を解除するための時間だけでよいため、瞬時的
に励磁するように設定されている。
又、励磁解除後はプランジt−23はソレノイド22に
内装されたバネにより小孔21の第1段差121aに復
帰する。
操作レバー11が初期位置Bへ戻ると、回動輪10を、
介して突出片12も一体に回動し、引き上げられていた
鎖8が下降するため、放水弁6が弁座5に当接し、放水
口2が開成され、洗浄水の放水が止まる。ソレノイド2
2の励磁動作後においてリミットスイッチ25の不具合
を検知するため、カウント開始から9秒後にカウントが
継続されているか否かを判別しく812)、継続してい
る場合には警報信号を発生しく813)、ブザー等にて
故障表示する。そして、リミットスイッチ25がスイッ
チオフされているかどうかを判別しく514)、オフさ
れていない場合は再度S11にもどり、オフされている
場合には警報を停止しく515)、カウント回路を停止
する(816)。なお、カウントがカウント開始から9
秒後に継続されていない場合には、警報の開始及び停止
はされずにカウント回路を停止する(816)。
なお、本実施例にあって制御手段としてCPUを使用し
ているが、ロジック回路にて構成してもよい。そして、
使用者が退室したかどうかを判別しく517)、判別結
果がNoの場合には次のレバー操作を待ち(84)、Y
ESの場合には前記CPU27のRAM29に記憶され
た在室時間【をクリアしたのち(S13)、次の使用者
の入室を待つ(S3)。
使用者が操作レバーを開放操作した時点におけるトイレ
内在室時間tを基に設定在室時間下と比較することによ
り、−使用者に対し開放操作時がt<1”の場合には、
前洗浄(エチケット洗浄)とみなして少1(3梁)の放
水を行い、また、t≧Tの場合には本洗浄とみなして多
量(8))の放水を行うことができ、使用者が従来と同
じレバー操作をするにもかかわらずその時々に応じ、放
水量が自助的に選択されるものである。従って、従来1
1!タンクで前洗浄と本洗浄の2回分、計22ノが放水
されていたのに比べて、前洗浄で3そして本洗浄で8ノ
の計11ノと50%の節水を図ることができる。
次に、第2発明を具体化した一実施例を第7〜第9図に
基づいて説明する。なお、前記第1発明の実施例と相当
又は同一の部材については同一符号を付し、その説明を
省略することとし、前記実施例と相違する点についての
み以下に説明する。
第7図に示すように、洗浄水タンク1の側面には水平方
向に回動輪10が回動可能に貫設され、その回動軸10
には第9図において時計回り方向へ回動付勢する巻ばね
10aが巻装されている。
前記回動輪10の外端部には操作部材としての操作レバ
ー11が同回動軸10に対し回動可能に支持されている
。そして、同操作レバー11より外側方の前記回動軸1
0の外端部には追従部材としての連結レバー33が固定
されており、同連結レバー33の略中央部には引張りば
ね14aの上端が取着され、その引張りばね14aの下
端には掛止部材14の基端が回動可能に軸支されている
そして、この連結レバー33と回動軸10により掛止部
材14は放水機構9と連結されている。
方、前記回動輪10の洗浄水タンク1内部における端部
には、突出片12が前記回動輪10に対し前記連結レバ
ー33と同じ方向に延設されている。
第9図に示すように、操作レバー11の略中央部分には
操作レバー11の長手方向に略長方形の長孔34が透設
されている。そして、同長孔34内には第7図に示すよ
うに断面略し字状の係止片35が前記回動軸10と直交
する方向において軸35aにて回動可能に支持されてお
り、さらに同係止片35は前記軸35aに巻装されたね
じりコイルばね36により、その上端に設けた係合部3
5bを常に前記操作レバー11に透設した長孔34から
係止部材14側へ突出するように回動付勢され、前記係
合部35bが連結レバ−33下部左側面に対し操作レバ
ー11が回動操作されたとき係止可能になっている。ま
た、固定板16右上部周縁において操作レバー11の開
放操作位置Aの手前位置には、前記係止片35の下部ガ
イド面35Cが当接する隆起突部37が設けられその下
端面には前記下部ガイド面35Cがのりあげる斜状のガ
イド面37aが形成されている。
この実施例における電気回路について説明すると、リミ
ットスイッチ25がオン動作されると図示しない制御回
路は、所定時間(この実施例では大用の水量8xを流す
に必要な時間)後にソレノイド22を励磁するようにな
っている。
次に、以上のように構成された節水装置の作用について
説明する。第9図において使用者が操作レバー11を開
放操作位置Aに向けて回動操作すると、係止片35が連
結レバー33と係止するため、これに伴い連結レバー3
3も回動軸10に巻装された巻ばね10aの付勢力に抗
して同様に回勤され、同連結レバー33と連結する放水
機構9は放水口2を開放する。又、掛止部材14もガイ
ド溝19に冶って移動する。そして、操作レバー11が
開放操作位置Aまで回動すると、係止片35は下部ガイ
ド面35cがガイド而37aを介して隆起突部37に乗
り上げるため、同係止片35はねじりコイルばね36の
付勢力に抗して第7図に矢印方向に回転し係止片35の
係合部35bは長孔34内に没入するため連結レバー3
3に対する係止が解かれ、操作レバー11は第9図に二
点鎖線で示すように開放操作位置Aにおいてリミットス
イッチ25をスイッチオンする。一方、この状態におい
ては掛止部材14は係止部20に係止されるため、同掛
止部材14と連結する放水機構9の放水口2は開放され
たままの状態に保持される。
又、この状態において使用者が操作レバー11への操作
力を解除すると回動軸10に設けた巻ばね10aの付勢
力により操作レバー11は開放操作位置Aから初期位置
8まで復帰回動する。この復帰回動のとき、係止片35
の係合部35bは長孔34内に没入しているので、係止
片35が連結レバー33に係合することはない。又、係
止片35は隆起突部37から離間すると、ねじりコイル
バネ36により回動され、係合部35bが長孔34から
係止部材14側へ突出した状態に復帰する。なお、操作
レバー11はこの後も開放操作位i1Aまで回動操作す
ることができるが、この操作レバー11と放水機構9と
は分離されているため、放水量の制御状態にある放水機
構9に何等支障を与えることは無く、たとえ使用者が操
作レバー11を開放状態に保持しても、−回目の操作に
対応した放水動作のみを行い無駄な放水が避けられるも
のである。そして、リミットスイッチ25がオン動作さ
れた後、所定時間後に制御回路から制御信号によりソレ
ノイド22が励磁されるため、掛止部材14は係止部2
0から解除され、その後、巻バネ10aにより第9図に
実線で示す位置に復帰する。
なお、第10.11図に示すように係止片35、ねじり
コイルバネ36、隆起突部37に変えて操作レバー11
の中央部−側面に前記連結レバー33と係止可能な突部
38を突設し、開放操作位置Aまで連結レバー33を回
動し係止部20に掛止部材33を係止させた後は、第1
1図において時計回り方向に付勢する巻ばね(図示しな
い)の付勢力により使用者の操作によらずに操作レバー
11を初期位i1Bへ戻るようにしてもよい。
また、本実施例では制御回路の所定時間を大用の水量に
対応させているが、使用者の放水操作に対し、例えば操
作時の在室時間及び操作回数を考慮し、大用の放水量あ
るいは小用の放水量に選択的に設定することも可能であ
る。
次に、第3発明を具体化した一実施例を第12図〜第1
4図に基づいて説明する。なお、前記実施例の構成部材
に相当又は同一の部材に係るものについては同一符号を
付し、説明を省略する。
第12図に示すように、洗浄水タンク1の側面には水平
方向に管状の回動輪10が回動可能に貫設されている。
そして、その回動軸10の洗浄水タンク1外部に突出し
た外端部には操作レバー11が固定され、内端部には先
端に鎖8を取着した突出片12が前記回動輪10に対し
前記操作レバー11と同じ方向に延設されている。前記
回動輪10内には流量設定軸49が回動可能に貫通支持
され、前記操作レバー11よりも外側方に突出した外端
部には係合レバー39が固定支持されている。第13図
に示すように、保合レバー39はその先端部に同係合レ
バー39の長手方向に対して垂直に貫通孔40が透設さ
れ、同質通孔40には上端に係止フランジ41を有しか
つ下端に掛止部材14と係合可能な突起24を有する棒
状のロック解除部材18aが遊挿されている。そして、
ロック解除部材18aの下端はガイド部材17に設けら
れた小穴50に対し挿脱可能となっている。
一方、前記流量設定軸49の内端部は前記回動輪10内
端部よりもさらに延出され、その端部には支持片42が
流量設定軸49に対し第14図に示すように前記係合レ
バー39と180度反対の方向に延設されている。
第12図に示すように支持片42の先端には図示しない
小孔が透設され、同小孔には胴部に雄ねじ部43を刻設
したねじ棒44が二個のナツト45により取付けられて
いる。そしてさらに、ねじ棒44の下端にはフック部が
設けられ、そのフック部には環状の取付部にて取着され
る洗浄水量調節部材としての吊下棒48が吊下されてい
る。
吊下棒48の調部にはフロート46が遊嵌されるととも
に下端に前記フロート46と係止可能な係合部としての
係止突部47が設けられている。そして、前記二個のナ
ツト45を回動させることによりねじ棒44及びこれと
連結される吊下棒48は上下方向へ取付位置調節可能に
なっている。
又、前記フロート46はタンク1内が貯水時には第12
図に示す位置に浮上するとともに、放水時に係°止突部
47に係止すると、流量設定軸49を回動し得る重量を
備えている。なお、ナツト45は支持片42の上側に一
個だけでもよく、また前記小孔内壁に雌ねじ部を刻設し
てもよい。
次に以上のように構成された節水装置の作用について説
明する。操作レバー11が初期位置から操作され、第1
3図実線で示すように開放操作位置Aまで回動すると、
掛止部材14は係止部20に係止されてロックされる。
一方、操作レバー11の回動により回動軸10が一体に
回動されるため、放水口2が開放され洗浄水が放水され
る。
そして、洗浄水タンク1内の水位W1が次第に低下し、
これに伴いフロート46も下降する。そして、水位がW
2の位置まで低下するとフロート46は係止突部47に
係止し、その下降動作は規制される。そしてさらに水位
が低下するとフロート46の重量により、ねじ棒44を
介して吊下棒48を支持する支持片42は下方に傾き、
これに伴い流量設定軸49が回動され180度反対の方
向に延設した係合レバー39は流量設定軸49の回動に
より上方に傾(。すると、係合レバー39が係止フラン
ジ41に押圧係止し第13図においてロック解除部材1
8aを上方へ駆動する。その結果突起24が係止部20
に係止している掛止部材14の係止を解除するので、掛
止部材14と操作レバー11は回動軸10に巻装した巻
ばねの付勢力により初期位置Bに戻る。そして、操作レ
バー11が初期位置Bに戻ると回動軸10を介して突出
片12も同様に回動し、引き上げられていた鎖8が下降
するので放水弁6により放水口2が閉成され洗浄水の放
水が止まる。
以上のように、この実施例においては、ねじ棒44の支
持片42への取付位置を調節することにより洗浄水の放
水機を微調整することができ、予め設定した量の放水を
すると簡単な機構で自動的に放水口2が閉成される。
なお、この発明は前記した実施例に限定されるものでは
なく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更す
ることも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように第1発明においてはタンク式水洗ト
イレにおいて簡単な構造でありかつ電力消費量が少なく
、使用者の在室時間の長短により小用の放水量と大用の
放水量を自動切替して洗浄水の放水量を制御し節水を図
ることができる。
そして、第2発明においては使用者により操作部材が断
続的に操作しつづけられた場合であっても操作部材は放
水機構と連結していないので不必要な連続放水が防止さ
れ節水を図ることができる。
また、第3発明においては弁体等の動作を妨げることな
く予め洗浄水の量を微調整して設定することができ、設
定した洗浄水の放水がなされると簡単な機構で自動的に
放水の制御をすることができ節水を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明を具体化した一実施例を示す節水装置
の初期状態の側断面図、第2図は同じく要部正面図、第
3図は同じく開放操作状態の側断面図、第4図は同じく
開放操作状態の要部正面図、第5図は同じく電気回路図
、第6図は同じくその作用を示すフローチャート図、第
7図は第2発明を具体化した一実施例を示す節水装置の
初期状態の要部側断面図、第8図は同じく要部平面図、
第9図は同じ(要部正面図、第10図・第11図は第2
発明の他の実施例を示す節水装置の要部正面図、第12
図は第3発明を具体化した一実施例を示す節水装置の開
放操作状態の側断面図、第13図は同じく要部正面図、
第14図は同じく要部破断背面図である。 洗浄水タンク1、放水口2、弁体としての放水弁6、放
水機構9、操作部材としての操作レバー11、追従部材
としての掛止部材14、ロック機構15、ロック解除装
置18、ロック解除部材1881人選字センサ26、制
御手段としてのCPU27、タイマ手段としてのタイマ
回路30、放水量設定手段としてのカウント回路31、
フロート46、係合部としての係止突部47、洗浄木場
調節部材としての吊下棒48゜ 特許出願人   エナジーサポート株式会社代  理 
 人     弁理士   恩  1) 博  宣第8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、給水口と放水口とを備える洗浄水タンクと、同洗浄
    水タンクに設けられ、前記放水口に設けられた弁体を開
    閉制御する放水機構と、 前記洗浄水タンク外に設けられるとともに、前記放水機
    構と連結され同放水機構を開放駆動する操作部材と、 前記操作部材を開放操作位置に保持するとともに同開放
    操作位置から開放するロック解除装置を備えるロック機
    構と、 トイレ使用者の入退室を検知する入退室センサと、 前記入退室センサの入室の検知に基づいて在室時間を計
    測するタイマ手段と、 小用の洗浄水量と、大用の洗浄水量とを設定する放水量
    設定手段と、 操作部材にて開放操作されたとき、トイレ入室時からこ
    の開放操作時までの在室時間(t)と予め設定された設
    定在室時間(T)とを比較し、t<Tかt≧Tかの判別
    に基づく信号により前記放水量設定手段の設定に対応し
    た放水量を選択的に流すように前記ロック解除装置を駆
    動する制御手段と を備えたことを特徴とするタンク式水洗トイレの節水装
    置。 2、給水口と放水口とを備える洗浄水タンクと、同洗浄
    水タンクに設けられ、前記放水口に設けられた弁体を開
    閉制御する放水機構と、 前記洗浄タンク外に回動可能に設けられた操作部材の開
    放操作により開放操作位置まで追従動作して前記放水機
    構を開放駆動する追従部材と、前記操作部材との連係を
    解除するために前記追従部材を開放操作位置に保持する
    とともに、所定時間後に同追従部材を開放操作位置から
    解放するロック解除装置を備えるロック機構と、 前記ロック解除装置のロック解除駆動を行なう制御手段
    と を備えたことを特徴とするタンク式水洗トイレの節水装
    置。 3、給水口と放水口とを備える洗浄水タンクと、同洗浄
    水タンクに設けられ、前記放水口に設けられた弁体を開
    閉制御する放水機構と、 前記洗浄タンク外に設けられ、同放水機構を開放駆動す
    る操作レバーと、 前記操作レバーを開放操作したときに係合して開放操作
    位置に保持するロック機構と、 前記ロック機構の操作レバーに対する係合を解除するた
    めに、前記ロック機構と操作レバーとの少なくともいず
    れか一方をロック解除方向に駆動するロック解除部材と
    、 前記洗浄水タンク内に配置されるフロートと、洗浄水の
    放水時に下降するフロートと係合する係合部を備えると
    ともに、前記フロートに対する係合部との係合位置が調
    節可能に設けられ、フロートと係合部とが係合したとき
    、前記ロック解除部材をロック解除方向に駆動する洗浄
    水量調節部材とを 備えたことを特徴とするタンク式水洗トイレの節水装置
JP22108888A 1988-09-02 1988-09-02 タンク式水洗トイレの節水装置 Pending JPH0270839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6226807B1 (en) 1999-06-04 2001-05-08 Mag Aerospace Industries, Inc. System and method for a reduced water consumption vacuum toilet
US11091903B2 (en) 2016-07-07 2021-08-17 As America, Inc. Systems to automate adjustment of water volume release to a toilet bowl to correspond to bowl contents, toilets including the system and related methods

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6226807B1 (en) 1999-06-04 2001-05-08 Mag Aerospace Industries, Inc. System and method for a reduced water consumption vacuum toilet
US11091903B2 (en) 2016-07-07 2021-08-17 As America, Inc. Systems to automate adjustment of water volume release to a toilet bowl to correspond to bowl contents, toilets including the system and related methods

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