JPH0270082A - 電解槽中の電極の電気調整装置及び電解槽中の電気調整方法 - Google Patents

電解槽中の電極の電気調整装置及び電解槽中の電気調整方法

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JPH0270082A
JPH0270082A JP62147165A JP14716587A JPH0270082A JP H0270082 A JPH0270082 A JP H0270082A JP 62147165 A JP62147165 A JP 62147165A JP 14716587 A JP14716587 A JP 14716587A JP H0270082 A JPH0270082 A JP H0270082A
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electrolytic cell
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Aaru Taimuueru Richiyaado
リチャード・アール・タイムウェル
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PACIFIC FUARUKON KK
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電解槽中の電解液中に浸漬している電極に対
して電気的調整をする電解槽中の電極の電気調整装置、
及び、電解槽中の電気調整方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、電気分解を行う際には、電解槽中に固定した金属
製(陽・陰)電極で水素と酸素を発生させるのが一般的
であり、これにより生産された水素と酸素は特定された
使用目的に依り使用されたり処分されたりする。
この電気分解システムとしては以下の如き各種のシステ
ムが知られている。
各電極は夫々ポテンシャルをもっており、電池から電流
を取り出し、2極間に直流電流を惹起する方法。
また外から電流を電極に加える応用法もある。
その−例はパルス直流電流を使用するもので、それは)
lorvathに対するアメリカ合衆国特許番号398
0.053号公報に示されている。しかしながら、)I
orvathに係るパルス直流信号は大電流と高周波で
あることを特徴としており、その結果このシステムは非
能率で作業上非常に危険であるとされている。しかし、
このシステムは安定であるべき酸素側の電極が不働態に
なってもH2と02を併産できるものである。
近年、安全で安価な水素の製造への要求はますます増加
している。そして、水素ガスにおいても他の軽量炭化水
素ガス(例えばプロパンガスやブタンガス等)と共に、
クリーンな燃焼エネルギー源としてますます一般になっ
て来つつある。そこて、水素製造における電力効率もま
すます重要な点となってきつつある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、現存する水素製造装置、特に小規模なものは非
常に非能率的てあり、又、高価なものである。それにも
まして、この様な従来の装置は安全性の維持を適切にモ
ニタすることが非常に困難である。
これらの数々の不利な点は、結果として電気分解の技術
で水素を商業ベースで製造する事の成功及び重要性を阻
害している。
技術的にいえば、現在これらの装置における電極として
の金属板表面には、容易に酸化物、スケール、屑及び薄
膜等が付着してしまい、これを除去するのが大変であっ
た。同様にメツキ等の処理をする為に金属板の表面を磨
く処理等も行われており、更に、他にも各種の処理加工
する需要が常に要求されている。
即ち、金属板には酸化物被覆や他の非導電性被膜が形成
されてしまう。例えば、自動車のバッテリーに於いて、
鉛極板は必要以上の(バッテリーが働かなくなるまて)
量の硫酸鉛で補助されることがある。この状態はしばし
ば不活性状態と言われ、電極は不活性になり電極間に電
流は流れない様になる。□この金属の酸化物被膜の他の
よく見られる例としては、鋼板面に発生する錆の膜であ
る。この錆の膜は使用上多くの望ましくない不具合を発
生ずる。
これらの非導電性物質の除去方法は概して非常にやっか
いで又高価なものである。それ故に効率的で安価な被膜
除去の方法が求められている。このため、ただ単に酸化
物や他の被膜を除去する事の他に、金属板の表面は使用
以前に表面処理を行い、後加工に準備万端調えておかな
くてはいけないという事情が有る。
現在この表面処理の方法としては、電解研磨と酸洗いの
2通りの方法かある。例えば、金属面を完全にクリーニ
ングする方法として酸洗いの方法が知られており、特に
鉄鋼に多くもちいられている。それは主に鉄鋼の表面に
発生し現存する酸化膜やスケールを、鈎酸例えば硫酸、
硝酸、塩酸、弗酸等で溶解処理するものである。
このように金属表面処理するのは、電蝕等から金属表面
を保護する事である。これは−船釣に陰極保護(Cat
hodic Protection)  と呼ばれ、船
体やパイブフラインの保護も含む。
[問題点を解決するための手段] 本発明はこれら種々の問題を解決することを目目 的としてなされたもので、この問題点を解決する一手段
として本発明に係る一実施例は以下の構成を備える。
即ち、電解液中に浸漬している電極を電気的調整する装
置において、該電解液中て電極が陰極部分と陽極部分を
もつ様に電解質の中に置かれた少なくとも1ケの金属電
極と、該電極の陰極部分から水素が生成し、陽極部分が
活性状態を保つような選択された特性値のDCパルス電
圧を発生させる手段と、前記電極にDC電圧信号を接続
する手段とを備える。
また、電極を電気的に調整する為の電解槽中の電極の電
気調整装置において、少なくとも一部が酸化物や他の無
機被膜で被覆された電極から成り、電極中に浸され、陰
極と陽極部分をもつ少なくとも1ケの金属電極手段と、
陽極から被膜な削除するような選択された特定のDCパ
ルス信号を発生する手段と、電極にDCパルス信号を接
続する手段とを備える。
更に、電解質の中に浸され、陰極、陽極部分をもち、陰
極部分が防蝕されている少なくとも1ケの金属電極を含
む電気調整システムと、DCパルス信号を電極に接続し
電極の陰極部分を腐蝕から防ぐように選択された特性の
DCパルス電圧シグナルを発生する手段とを備える。
[作用] 以上の構成において、全く安全に、高いエネルギー効率
で、高品質の水素を製造する事ができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説
明する。
第1図、第2図は本発明に係る一実施例の電極調整シス
テム及び電解槽とこのシステムで生成した水素の捕集室
との関係を簡略に示している。
第1図のブロック1に示されている電極調整回路は交流
電源2で作動する。導線3および4に於ける電極調整回
路1の出力はパルス直流電流であり、導線3は電解槽5
の中の一方の電極板6に接続され、導線4は他方の電極
板7に接続されている。図示の如く、6が陰極であり、
7は陽極である。
本実施例の第1図の6と7に示す電極板は、具体的には
第2図に示す如く4つのアルミニウムまたは鉄鋼の長方
形の金属板より成り、路幅43cm、厚さ0.1cm、
長さ15cmであり、電解液8の中に各々垂直に約13
.5cm位沈められている。各電極板の間隔は略1.1
cmである。陰極6で示される2つの電極板は導線9で
平行に接続され、又陽極7で示される電極板は導線10
で平行に接続される。これらの電極板が取付けられた電
解液8は塩水である。図示したものはB、C州バンクー
バー市の水道水にウィンザー塩を溶かしたもの(1,6
000mJILの水に約36gの塩)である。
また第1図の11は抵抗、12は電流計である。この抵
抗11は必要時に回路の均衡を保つ為であり、電流計1
2は回路に流れる電流値を表示する。しかしながら、こ
れらの物は、この発明の基本的に重要な物では無い。
第2図て示している電解槽5から伸びているバイブ13
は水の一杯詰まったシリンダ又は他の容器14に接続さ
れている。下記の過程で生成した水素ガスは電解槽5か
ら13のパイプを通って排出され、シリンダ14に貯え
られる。
ここに述へたシステムにおける電解槽の構成及び生成水
素の貯蔵器具は周知であり、構造上の形状や配列は種々
変更可能なことはもちろんである。更に述べれば、電解
槽は実質的にはどのようなサイズでも良いし、特に大型
でも良い。なお、好適なる実施態様として図面に示した
電解槽の配列は単にこの発明を説明するためのものであ
り、本発明かはこれに限定されるものではない。
第1図の電極調整回路1は、第2図に示された電解槽重
5と16の端子に接続され、所望の結果を得る種制御さ
れる。ここで、スイッチ17a及び17bを閉接し、ス
イッチ1’8a、18bを開くと、一方の端子はプラス
電位になり、他方の端子はマイナス電位になる。また反
対に、スイッチ17a及び17bを開き、スイッチ18
aと18bを閉接すると結果は反対になる。従って、2
枚の電極板6及び7は夫々陽極になったり陰極になった
りする。そしてまた、個々の電極板の向い側の電極は、
夫々陽極、陰極になる、即ち、バイポーラ電極である。
電極調整回路1の詳細構成を第3図に示す。
第3図において、120ボルトの商用交流電源はセンタ
ータップ付トランス19の一次巻線20に供給される。
スイッチ21は電極調整回路1の0N−OFFを制御す
るものであり、ネオン管22は作動状態を示すものであ
る。遅動タイプのフユーズ23は過電流が流れ、回路1
が破壊されるのを保護している。
トランス19の2次側巻線24の出力は、交流の25V
であり、ダイオード25及び26によって全波整流され
、18Vのパルス直流を生成する。このパルス直流信号
はかなり大きな容量の0037μF級のコンデンサ27
によって平滑される。この信号は作動アンプ28とフィ
ードバックコンデンサ29を組み合わせた電圧調整器に
対する入力として用いられる。電圧調整器の出力は安定
化された直流(DC)12Vとして信号線30に出力さ
れる。
信号線30により電源を供給されている同調回路(Ti
ming C1rcuit)は、−船釣に単一ICチッ
プの中に2ケの同調回路を備える構成であり、本実施例
ではRadio 5hack社製TLC556と全く同
等であるInterce11社製のN E/S E 5
56により構成されている。そして、入力端子31は第
1同調回路への入力信号端子であり、この端子への人力
に応じて出力される第1同調回路の出力は方形波であり
、この出力方形波の相対的出力タイミングは可変抵抗3
2とコンデンサ33の組合せにより定まる一連のRC回
路によって定まる。
端子34に於ける方形波信号は、可変抵抗35とコンデ
ンサ36で構成される並列発振回路によって連続的に調
整され、端子34の方形波信号の立ち上がり時に短時間
幅のこぎり波形出力をつくりだす。
このこぎり波出力形は抵抗37とトランジスタ38で構
成されるワンショットマルチバイブレータに供給され、
信号の到達毎に所定時間幅のパルス信号出力を作り出す
。このパルス信号の幅は可変抵抗39、抵抗40および
キャパシタ41の各値によって制御される。本実施例に
おいては、抵抗40は220Ω、コンデンサ41は0.
7μFである。トランジスタ34よりの一連のパルス信
号出力はトランジスタ42に供給され、出力トランシス
タ43のON10 F Fが制御される。
トランジスタ43は出力電流スイッチとして作動するも
ので、トランジスタ43が’ON”°の時、パルス直流
出力が出力44と出力45に現れる。なお、抵抗46と
メータ47は、電解槽に供給される平均電流を表示する
為のものである。
出力44と45はく第1図と第2図に示されているよう
に、それぞれ電解槽に接続される。出力44及び45に
於けるピーク電圧やパルス繰返数(PRR)及び直流パ
ルス信号の周波数は上記に述べた種々な要素の調整によ
って変化する。
具体例が示している様に、これらの信号の特性、特にピ
ーク電圧及びデユーティサイクルを制御することにより
(その詳細は下記に述べる)、特定の電解液の中の特定
の電極に信号を供給すると、一方の電極で水素が生成し
、他方の電極は連続的に活性化(Depassivat
ion)することになる。
この活性化の過程の中で、酸化物や錆のような他の表面
被覆、スケールのような汚れは表面から取除かれ、露出
した電極で構成された本来の金属性を維持する。このた
め、本実施例の電極は不動態化することなく次々と連続
的なパルスの間で良好な放電状態を保ち続ける。こうし
て電極の表面を反不動態化するように溶かしたり、又腐
蝕したりする。そして、活性化した電極では酸素は殆ど
生成されない。通常電極は表面に酸化物を生成すること
で自己防護して状態改善の機会が無くなるが、この様な
状況が本実施例の表面磨きや鉄鋼の酸洗のような金属表
面の処理の用途に使用出来るようにしている。
以下、本実施例の低電流の供給で大量の水素を生成し、
かつ高いエネルギー効率、即ち高い電流効率かえられる
構成及び作用効果を以下詳説する。
第4図、第6図、第7図に示すグラフは、以上説明した
本実施例の電解槽と電極調整システムの組み合わせ及び
電極にアルミニウムの電極を使用した場合の結果を示し
ている。
第4図は一般的な第3図の電極調整回路に第6図と第7
図に示されている信号を出力した場合の水素の発生状態
を時間の経過と共に示したものである。特に第6図の場
合、電極調整回路1よりの供給電源信号はパルス幅0.
075m5でピーク時に0.7vの電圧パルスを発生す
るように制御されている。そして、継続的なパルス間隔
は0.075m5であり、その結果としてデユーティサ
イクルは約0.02としている。なお、その時の信号電
流値は第7図に示されている。
第6図に示す一連の制御においては、一方のアルミニウ
ム電極板は陰極となり、他方の電極板は陽極となる。そ
の結果、陽極ではAj2203又はA、Q(OH)3の
アルミニウム酸化物が生成され、陰極に於いては水素が
生成される。
電極調整回路1から所定間隔で供給される一連の電気パ
ルス信号による電解槽中の電極の反応は、外部からの電
力の補給無しに連続して起こっている。なお、一般に、
供給される電気パルスにより起こる水素及びアルミニウ
ム水酸化物の生成は電解放電と称されている。このよう
に、電極は実際に放電しているのである。再分極作用は
電気パルスが電極に与えられる時間間隔、つまり第6図
に示される3、39ミリセコンドの時間的間隔に起因す
る。
そして、第6図に示されている如く直流パルスを制御す
ることにより、アルミニウム電極のパッシベーションを
防ぎ、電解槽の電解放電を継続することを保証すること
が判明した。この時、電極の表面は基本的に裸(露出)
の状態であり、ごく稀にしか酸素を発生しない。実施例
に示された通り、第6図のピーク電圧の数値はAn (
OH)3を製造するのに十分な値(アルミニウム電極の
反応を維持する為の最小の運転電圧)である。これ以上
の、十分により高いピーク電圧に於いては、種々のアル
ミニウム酸化物、水酸化物又は更に水素を生成する、従
って、特殊な使用目的に使用する場合には望ましい。し
かし、電圧及び電流のレベルは、低く保ったほうがどの
使用目的に於いても有利である(エネルギー効率を最高
にして酸素を製造しない為に)。
実施例に示された陽極の反応は、 2Au−6e−→2A fl” であり、陽極に於いての反応は、 6 H” + 6 e −→3 H2 である。従って、全反応は、 2 A j2 + 6 H20→2 A I!、 (O
H) 3 + 3 H2である。
このように、本実施例においては、もし酸素が製造され
ているとしても、それは非常に少量と言える。上記に述
べたクリーニングやデバッシベーションの有利性に加え
、本実施例機器においては本来的に機器の安全性が高い
。本実施例においては、もし必要であれば運転電圧を必
要なレベルまで上げることにより、酸素を製造するよう
にする事が出来る。
第5.8.9図に、電極として通常の高品質鋼を用いた
場合のタイミングを示す。
第5図は第8図に示されている電圧調整信号に対しての
時間経過に伴う水素の製造状態を示しており、第9図は
その時の対応する電流の波形を示している。
第8図においては、電気的パルス信号のピーク電圧は1
 2vであり、上述した電極としてアルミニウムを使用
した時のピーク電圧よりも幾分高い数値に設定される。
そして、パルス幅は089m5であり、アルミニウムの
電極の場合と比し、信号のデユーティ−サイクルがほぼ
同じにもかかわらず、はるかにひろく設定されている。
更に、信号の電流値もピーク電流か2,5Aであり、ア
ルミニウムの場合の1.OAに比較して大きくなってい
る。そして、エネルギー効率も100%かそれよりも大
きい数値である。
この場合の陽極に於ける反応は、 Fe−2e−−+Fe” であり、陰極に於ける反応は、 Fe+2H20→Fe (OH)2 +H2である。
従って、この場合においても、極少量の水素がピーク電
圧レベルに於いて生成しているのがわかる。
しかしながら、ピーク電圧のより高いレベルにオイテF
 e (OH) sの製造が認められ、更に、より高い
電圧値を与えると02を生成することもできる。
以上説明した如く、本実施例は非常に高いエネルギー効
率を持っている。この、本実施例の電極調整システムの
実験結果を以下に示す。
第10図は、上述した第3図の電極調整システムと電解
槽の組み合わせにおいて、第6図及び第9図に示すタイ
ミング、及び値で電極に信号を印加して試験した結果の
代表例を示している数値表であり、その時の電解槽にお
けるアルミニウム製及び鉄鋼製の電極を使用して実験し
た結果の比較データである。
第10図はまた、それぞれの場合の電流値と電圧値を使
って計算されたエネルギー効率及び電流効率をも示して
いる。
水素の製造について、電流効率の既知の計算式を表す公
式は、 であり、その中で“Ho“は特定の時間間隔(1)に於
いて゛” m fl ”で示され、モして°’Iav”
は” A ”で表示されている。
それとともに、良く知られた事であるが、fPerry
  ’  s  Chemical  Enginee
ring  t(andbook  Jによると、水素
の最高燃料値は325 BTII/ft3ト*、<って
いる。これは水素の0.00336w hr/mlと同
様値である。
従って、パーセント表示した場合のエネルギー効率” 
E E ”は下記の如くになる。
第10図図示の如く、本実施例のエネルギー効率は10
0%であり、また特定の状況では100%を越える事も
ある。なお、他の回路形式で、他の金属電極や他の電解
槽型を使うと、幾分具なった効率になる。
以上説明した如く、本実施例によれば、本発明の第1の
目的である、全く安全に、高いエネルギー効率で、高品
質の水素を製造する装置、方法が提供てきる。従って、
本実施例を用いて、高能率で生成された水素は種々の使
用法が考えられるか、その中でも水素ガスをエネルギー
効率ポータプル燃料電池が有る。
あるいは、水素の製造が簡単かつ容易に行え、従来では
水素の製造畑と消費地とが異なっている場合には、その
間を危険率の高い水素を輸送しなければならなかったが
、本実施例によれば消費地において直接水素を製造する
ことができ、水素を輸送する手間を省く事ができ、安全
性も高くなる。
更に、水素の生産の他に、電極の金属材料次第であるが
、例えは水酸化アルミニウムのような種々の金属水酸化
物、又は、酸化物の安価な生産手段としても使い得る。
このようにして生産された水酸化物/酸化物にも又、多
くの用途がある。
更に、本発明に係る他の応用の途として、エネルギー効
率即電流効率が最も大切な因子では無い様な使用用途が
考えられる。以下の作用を早く、安価に、便利に遂行さ
せる事に適用させるという事である。これらは特定の適
用目的に合うようにデユティ−サイクルやピーク電圧や
パルス繰返数等(Repitition)の信号を調整
し、最適値に設定することにより実現される。
例えば以下のととくの金属表面処理への応用である。
(1)金属板から金属酸化物または錆のようなスケール
や汚れを除去すること。
(2)鋼他金属の酸洗いに使用すること。
(3)鉛蓄電池の電極から付着硫酸鉛を除去して電池の
再生に用いること。
(4)鍍金剥し、電解研磨、エツチングで金属表面の清
浄化、即ち前処理。
(5)高エネルギー効率よりも別のファクターがもつと
大切な、例えば鍍金の後処理等に使用する。
そして更に、本発明の使用目的として電流調整によって
船やパイフラインのカソード防食(陰極防食)を可能と
している。これは陰極エレメントの腐蝕をかなりのレベ
ルまで下げたりする。
本発明は、以上説明した実施例に限るかのではなく、本
発明の精神より逸脱しない範囲で種々の変形や修正又は
交替をすることがてきる。この場合にも本発明に含まれ
ることは勿論である。
[発明の効果コ 以上説明した如く本発明によれば、全く安全にかつ高い
エネルギー効率で、高品質の水素を製造する装置、方法
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の電極調整システムと電
解槽の組み合せを示す簡単な構成図、第2図は本実施例
の電解槽と水素を貯蔵するスペースを示す簡略図、 第3図は本実施例の電極調整システムの電気的な構成図
、 第4図は本実施例の電解槽にアルミニウム製の電極を使
用した場合の時間経過に伴う水素の製造状態を示すグラ
フ図、 第5図は本実施例の電解槽に鉄鋼製の電極を使用した場
合の時間経過に伴う水素の製造状態を示すグラフ図、 第6図は第4図の場合の時間の経過に伴う出力電圧の変
化を示すグラフ図、 第7図は第4図の場合の時間の経過に伴う出力電流の変
化を示すグラフ図、 第8図は第5図の場合の時間の経過に伴う出力電圧の変
化を示すグラフ図、 第9図は第5図の場合の時間の経過に伴う出力電流の変
化を示すグラフ図、 第10図は本実施例における電解槽にアルミニウム製及
び鉄鋼製の電極を使用した場合の実験した結果を示す比
較データ図である。 図中、1・・・電流調整回路、2・・・交流電源、34
.9,10.30・・・信号線、5・・・電解槽、6・
・・電極板、7・・・他の電極板、8・・・電解液、1
135.37,40.46・・・抵抗、12・・・電流
計、13・・・バイブ、14・・・容器、15.16・
・・端子、17a、17b  21・・・スイッチ、1
8a18b・・・スイッチ、19・・・センタータップ
トランス、20・・・−次巻線、22・・・ネオン管、
23・・・フェーズ、24・・・トランスの2次側、2
5.26・・・ダイオード、27,33,36.41・
・・コンデンサ、28・・・作動アンプ、29・・・フ
ィードバックコンデンサ、31.34・・・ピン、32
.39・・・可変抵抗、38.42・・・トランジスタ
、43・・・出力トランジスタ、44.45・・・出力
、47・・・メータである。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電解液中に浸漬している電極を電気的調整する装
    置において、該電解液中で電極が陰極部分と陽極部分を
    もつ様に電解質の中に置かれた少なくとも1ケの金属電
    極と、該電極の陰極部分から水素が生成し、陽極部分が
    活性状態を保つような選択された特性値のDCパルス電
    圧を発生させる手段と、前記電極にDC電圧信号を接続
    する手段Xを含むことを特徴とする電解槽中の電極の電
    気調整装置。
  2. (2)選択された特性値には少なくともピークパルス電
    圧とデューティサイクルの双方を含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の電解槽中の電極の電気調整
    装置。
  3. (3)電極の陽極部分で酸素の発生が殆ど起こらないよ
    うな選択された特性値であることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の電解槽中の電極の電気調整装置。
  4. (4)選択された特性値にパルス繰返数を含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の電解槽中の電極の
    電気調整装置。
  5. (5)選択された特性値がエネルギー効率を少なくも1
    00%達成できるような特性であることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の電解槽中の電極の電気調整装
    置。
  6. (6)電極の陰極側及び陽極側が少なくとも1ケの金属
    電極の隔離部で構成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の電解槽中の電極の電気調整装置。
  7. (7)電極が少なくとも2ケの電極板をもちそのうちの
    1枚は陰極部分で他方の電極板は陽極部分であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電解槽中の電極
    の電気調整装置。
  8. (8)電源と電極の陰陽両部分の間の極性を選択的に逆
    転させるスイッチ手段を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の電解槽中の電極の電気調整装置。
  9. (9)一連の方形波パルスの発生手段と、該方形パルス
    の継続時間、繰返数の調整手段と、各方形波の選択され
    たエッジに符合する電圧スパイク信号の生成手段と、電
    圧スパイク信号を使つて前記電極に電圧源を接続する制
    御手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の電解槽中の電極の電気調整装置。
  10. (10)電源はセンター・タップ変成器から成り、かつ
    変成器の1次側は交流電源に選択的に接続し、二次側は
    方形波発生手段に入力シグナルと電圧源を提供し、電極
    への接続が与えることにより電圧スパイク信号によつて
    制御されることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載
    の電解槽中の電極の電気調整装置。
  11. (11)電極を電気的に調整する為の電解槽中の電極の
    電気調整装置において、少なくとも一部が酸化物や他の
    無機被膜で被覆された電極から成り、電極中に浸され、
    陰極と陽極部分をもつ少なくとも1ケの金属電極手段と
    、陽極から被膜を削除するような選択された特定のDC
    パルス信号を発生する手段と、電極にDCパルス信号を
    接続する手段とからなることを特徴とする電解槽中の電
    極の電気調整装置。
  12. (12)陰極側から水素が発生されることを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の電解槽中の電極の電気調
    整装置。
  13. (13)選択された特性値には少なくともピークパルス
    電圧と信号のデユーテイサクルを含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の電解槽中の電極の電気調
    整装置。
  14. (14)選択された特性値が陽極部分は活性状態に保持
    され且つ陽極部分に酸素が殆ど発生しないような特性値
    であることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の
    電解槽中の電極の電気調整装置。
  15. (15)電極は鋼板性で、シグナル特性は鋼の無酸素洗
    いの出来るようなものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第11項記載の電解槽中の電極の電気調整装置。
  16. (16)電源と該電極の陽と陰の極性を選択的に逆転さ
    せスイッチ動作を可能とするスイッチ手段を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第11項記載の電解槽中の電
    極の電気調整装置。
  17. (17)電極は普通の鉛蓄電池からの鉛板であり、被膜
    は硫酸鉛であり、シグナル特性として電極から硫酸鉛被
    膜を除去して電極を活性化するような特性が選択されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の電
    解槽中の電極の電気調整装置。
  18. (18)電解質の中に浸され、陰極、陽極部分をもち、
    陰極部分が防蝕されている少なくとも1ケの金属電極を
    含む電気調整システムと、DCパルス信号を電極に接続
    し電極の陰極部分を腐蝕から防ぐように選択された特性
    のDCパルス電圧シグナルを発生する手段とを含むこと
    を特徴とする電解槽中の電極の電気調整装置。
  19. (19)特性値には少なくもピーク・パルス電圧とデュ
    ーティ・サイクルの双方を含むことを特徴とする特許請
    求の範囲第18項記載の電解槽中の電極の電気調整装置
  20. (20)電解流中に浸漬している電極を電気的に調整す
    る方法において、直流パルス電圧シグナルを発生させる
    電気調整回路を設け、該電気調整回路によつて陰極から
    水素を発生させ、一方陽極は活性状態を保つような特性
    のDCパルス・シグナルを発生させることを特徴とする
    電解槽中の電極の電気調整方法。
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