JPH0269902A - 電圧依存非直線抵抗素子 - Google Patents

電圧依存非直線抵抗素子

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JPH0269902A
JPH0269902A JP63222165A JP22216588A JPH0269902A JP H0269902 A JPH0269902 A JP H0269902A JP 63222165 A JP63222165 A JP 63222165A JP 22216588 A JP22216588 A JP 22216588A JP H0269902 A JPH0269902 A JP H0269902A
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JP
Japan
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voltage
leakage current
nonlinear resistance
dependent nonlinear
resistance element
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JP63222165A
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English (en)
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Toshiki Sawake
佐分 淑樹
Nobuyuki Oya
信之 大矢
Suketsugu Funato
祐嗣 舩戸
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用、民生用のIC、センサ、電子機器
等をノイズ、高電圧パルスから保護するノイズフィルタ
等に好適に使用可能な電圧依存非直線抵抗素子に関する
[従来の技術] S rT i O3に不純物を添加して還元雰囲気下で
焼成した後、さらに再酸化処理することにより、半導体
粒子の周りに誘電体層が形成された粒界絶縁型構造を有
する半導体セラミックスが得られる。
SrTiO3系粒界絶縁型半導体セラミックスは、高容
量性と電圧依存非直線抵抗特性、すなわちバリスタ特性
とを同時に示すことから、電圧依存非直線抵抗素子とし
て、従来より、ノイズ、高電圧パルスを吸収するノイズ
フィルタ等に利用されている。特に、バリスタ電圧を低
く設定できる特徴を有することから、低電圧で使用され
る自動車用、民生用のIC、センサ、電子機器用として
好適に使用される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記用途に用いる場合、粒界絶縁型半導体セ
ラミックスに望まれる電圧−電流特性としては、電子機
器の使用電圧においては高抵抗でモレ電流が小さく、使
用電圧以上ではバリスタ動作領域となって過電圧を吸収
するのがよい。バリスタ動作領域は、除去したい高電圧
パルス等を直接吸収する領域で、バリスタ電圧(Vlm
A > 、非直線性(α)で特性付けられる。バリスタ
電圧(VlmA >は高電圧パルス等を吸収する能力に
関係し、高電圧パルス等を効率良く吸収するなめには、
バリスタ電圧(VlmA >が使用電圧の直上にあるこ
とが望ましい。
一般に自動車用、民生用のIC、センサ、電子機器は電
圧2.5〜IOVの範囲で使用されることが多く、従っ
てバリスタ電圧(VlmA >は通常10〜35Vの範
囲にあることが望ましい。また、モレ電流の電子機器へ
の影響を防止するには、使用電圧におけるモレ電流が抵
抗値にして100にΩ以上、すなわち電圧10Vであれ
ば100μA以下にモレ電流を抑えることが要求される
ところが、バリスタ電圧を低電圧側にシフトさせると、
使用電圧におけるモレ電流は逆に増加する傾向にある。
しかもモレ電流は温度による影響が大きく、温度の上昇
に伴いモレ電流は急激に増大するため、特に自動車用の
電子機器のように高温条件下で使用される場合には重大
な問題となる。
しかして本発明は、バリスタ特性に優れてノイズ、高電
圧パルスを効率良く除去し、かつ使用電圧で発生するモ
レ電流が小さく、広い温度領域で良好な電圧−電流特性
を示す電圧依存非直線抵抗素子を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、上記課題を解決するなめに鋭意検討を行
ない、その結果、半導体粒子の粒子径、再酸化処理温度
、素子板厚、および電極面積を特定の範囲とすることに
より、所望のバリスタ特性が得られるとともに広い温度
領域でモレ電流を低減可能であることを見出だした。
すなわち、本発明の要旨は、SrTiO3を主成分とし
、La2O3、Nb2O5、Ta2O5、WO3、Nd
2O3、Y2O3、Pre Ou、Sm2O3、Eu2
O3、Dy2O3およびM n Oのうち少なくとも一
種の金属酸化物を含有するS rT i O3系粒界絶
縁型半導体セラミックスを挟んでその両面に電極を形成
してなり、半導体セラミックスの平均粒子径が30〜6
0μm、再酸化処理温度が1250〜1400℃、素子
板厚が0 、4〜1. 、 Omm、電極面積が40m
rM以下であることを特徴とする電圧依存非直線抵抗素
子に存する。
本発明において、半導体セラミックスは、5rTie3
を主成分とし、La2O3、Nb2O5、T a 2O
5、WO3、Nd2O3、Y2O3、Pr6wn、Sm
2O3、Eu2O3、Dy2O3、およびMnOのうち
少なくとも一種の金属酸化物を含有する。
SrTiO3は、焼成後のSrとTiの比が1;1ある
いはTiが過剰であってもよく、Sr/Ti(モル比〉
が0.94〜1.00の範囲となるようにする。S r
 / T iを1,00より小さくなる方向へ変化させ
ると粒子径は大きくなる方向へ変化する。またSrの一
部をBa、Ca、Mg等の他の元素で置換したもの、焼
結助剤として、5jO2、A、Q 2O3等を含むもの
であってもよい。
金属酸化物はSrTiO3の半導体化に寄与するととも
に、粒子径の制御剤として作用する。半導体セラミック
スの平均粒子径は30〜60μmの範囲にあることが重
要である。平均粒子径が30μmより小さい場合には誘
電体層の割合が大きくなり所望のバリスタ特性が得られ
ない、あるいは低容量となるので好ましくない。また平
均粒子径が60μmより大きい場合にはモレ電流が大き
くなるので好ましくない。
金属酸化物は、通常、0,1−〜3,0モル%の範囲で
添加され、この範囲で所望の粒子径となるように添加量
を調節する。金属酸化物を複数使用する場合には、合計
が上記範囲内となるようにする。例えば、La2O3は
0.5モル%で平均粒子径40μm程度、Nb2O5は
0.5モル%で平均粒子径55μm程度、Ta2O5は
0.2モル%で平均粒子径40μm程度、WO3は0.
2モル%で平均粒子径50μm程度、Nd2O3、Y2
O3 、P rer On、Sm2O3、EL12O3
、またはDy2O3はそれぞれ0,2モル%で平均粒子
径30μm程度、MnOは0.2モル%で平均粒子径4
0μm程度、MnOとNb2O5を各0.1モル%添加
した場合は平均粒子径60μm程度のものが得られる。
本発明の電圧依存非直線抵抗素子は、例えば次のように
して製造される。
まず、SrTiO3原料と金属酸化物原料とを所定量配
合して混合し、大気中、1000〜12O0℃にて仮焼
する。SrTiO3の出発原料としてはSrCO3、T
iO2等が、金属酸化物の出発原料としては、酸化物以
外に炭酸塩、硝酸塩、水酸化物等、焼成により最終的に
酸化物となるものであればいずれも好適に使用できる。
次いで仮焼物を粉砕し、パラフィン、PVA等で造粒し
た後、プレス圧0 、5〜1 、0tOn /cd!で
成形し、還元雰囲気下、1400〜1500℃で焼成す
る。
得られた焼結体は、所望の板厚にスライスした後、再酸
化処理により半導体粒子表面に誘電体層を形成して粒界
絶縁型構造とする。素子板厚は0゜4〜1.0mmの範
囲とすることが望ましく、0゜4mm以下ではモレ電流
が増加する。1.0mより大きいとバリスタ電圧が高く
なり、また、スペース、コスト面でのメリットが小さい
再酸化処理温度は、1250〜1400℃の範囲で適宜
選択され、1250℃より低い場合には不均質となりモ
レ電流が増加する。1400℃より高いとバリスタ電圧
が高くなり、コスト的にも好ましくない。また、素子の
焼結性を損なわないためには焼成温度より低い温度で処
理することが望ましく、1400’Cより高いと素子表
面の劣化が生じることがある。
その後、焼結体の両面に電極を形成して電圧依存非直線
抵抗素子とする。電極材としてはニッケル、銀、銀−パ
ラジウム、銅、アルミニウム等が好適に使用でき、メツ
キあるいは蒸着、印刷焼付は等にて電極を形成すればよ
い。電極面積は4〇mm2以下とすることが必要で、4
0nnMより大きくなるとモレ電流が増加するので好ま
しくない。また、電極面積が大きくなると素子の板厚を
大きくする必要があるため素子の小型化が難しい。
[作用] モレ電流■(Δ)は、次式(1)によって説明される。
工(Δ)=2Ioexp(−Φ/KT)  ・qV/K
T・・・・・・(1〉 式中、K;ボルツマン定数、Φ:エネルギーギャップ、
q:電荷、■:雷電圧T:絶対温度、■O:定数である
(1)式では、2 IO−qV/KTの項に対し、ex
p(−Φ/KT)の変化による影響が大きく、特にΦ、
Tの影響が大きい。Φは誘電体層により決定されるもの
であるから、温度Tの変化は、モレ電流■(Δ)に指数
関数的に影響することがわかる。
ここにおいて、本発明の電圧依存非直線抵抗素子は、平
均粒子径、再酸化処理温度、素子板厚、および電極面積
を所定範囲としたことにより、上記(1)式におけるI
O1■、Φ値を制御し、モし電流■(Δ)を最小限に抑
制する。
素子の板厚、粒子径は、第1図の構造モデルにおける誘
電体層Cの数に影響し、従って(1)式における電圧V
の変化に影響する。図において電圧Vを素子間に印加す
ると、誘電体層Cの数nよりV/nが一層当たりにかか
る電圧となり、(1)式における電圧■がV / nに
なる。従って素子板厚が厚い程(粒子径一定)、あるい
は粒子径が小さい程(素子板厚一定)、−層に加わる電
圧が小さくなり、モレ電流■(Δ)が小さくなると考え
られる。Φは誘電体層により決定されるもので、5rT
iOa系半導体セラミックスの再酸化処理温度、時間等
を変更することにより誘電体層の厚みが変化してΦが変
化する。定数IOには電極面積が関与する。
また、バリスタ動作領域において支配的なトンネル電流
は次式(2)で表わされ、ここでは素子・・・・・(2
) 式中、A:形状に比例する定数、hニブランク定数、m
:電子質量、p;空乏層の幅、d二粒子径、L;素子板
厚であり、Φ、■は(1)式と同じである。
このように、電圧依存非直線抵抗素子においては、平均
粒子径、再酸化処理温度、素子板厚、および電極面積が
、バリスタ特性およびモレ電流に大きく影響しており、
本発明においては、これら各因子がそれぞれ有効に作用
して所望のバリスタ特性を実現し、モレ電流を低減させ
るものと考えられる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はその要旨を越えない限りこれら実施例により限定され
るものではない。
実施例1 0.995SrTi03−0.005La2O3の組成
となるように、原料となるSrCO3、T i O2、
La2O3を所定量秤量して配合し、この配合原料をポ
リエチレンポットにメノウ玉石を入れたポットミルに入
れて24時間湿式混合を行なった。
得られた混合物を乾燥し、大気中、1150℃にて2時
間仮焼した。仮焼物を粉砕し、パラフィンにて造粒した
後、プレス圧]−ton/ciにて]−〇×]OX10
mmに成形しな。成形物を大気中、1]−50℃で脱バ
インダし、その後93N2−7H2の還元雰囲気下で1
−450℃で2時間焼成し、SrTiO3系半導体セラ
ミックスを得た。平均粒子径は40 )t、 mであっ
た。このときのS r T i03系半導体セラミック
ス表面の電子顕微鏡写真を第2図に示す。
次に、得られたSrTiO3系半導体セラミックスをス
ライスし、板厚1,0.0.8.0.6.0.4mmの
4種類の焼結板を得た。これら焼結板を、1250℃、
1−350°Cと処理温度を変更してそれぞれ2時間、
大気中で再酸化処理を行なった。
この再酸化処理品にニッケルの無電界メツキを行ない、
両面に電極5X4.mm(電極面積2Om1Ti)を形
成して電圧依存非直線抵抗素子を作製した。
作製した電圧依存非直線抵抗素子それぞれにつき、バリ
スタ電圧V1μA  (1μA流れた時の電圧)、バリ
スタ電圧V1mA(1mA流れた時の電圧)、およびI
OV印加時のモレ電流(25℃、125℃)を測定した
。バリスタ電圧V1μA、V 1mAは25°Cにおい
て、モレ電流は25℃、125°Cで測定しな。結果を
第1表に示す。なお、板厚1.0珊、再酸化処理温度1
350°Cの電圧依存非直線抵抗素子の容量は約10n
F/10mrtt(1kHz)であった。
また、比較のため、再酸化処理温度を12O0°Cに変
更して作製した電圧依存非直線抵抗素子につき、同様の
測定を行なった。結果を第1表に併記する。さらに、電
極面積による特性の変化を調べるため、電極を5X2m
m(電極面積10nnfi)、8X5mm(電極面積4
0−)に変更してそれぞれ第2表、第3表に示す条件で
電圧依存非直線抵抗素子を作製し、同様の測定を行なっ
た。結果をそれぞれ第2表、第3表に併記する。
第1表〜第3表より知られるように、再酸化処理温度、
板厚等を本発明で特定した範囲内とすることにより、目
標とするV1mA10〜35Vが得られ、高電圧パルス
吸収能力に優れることがわかる。また、モレ電流はいず
れも100μA以下(抵抗値で100にΩ以上)と良好
な値を示し、広い温度範囲でモレ電流を減少させること
が可能である。これに対し、再酸化処理温度12O0℃
ではモレ電流が急増し、望ましい特性が得られない。ま
た、板厚が薄くなる方向、再酸化処理温度が低くなる方
向でVlmA 、 V 1μ八が減少する傾向がある。
電極面積を10−とすると(第2表)、電極面積2OW
il(第1表〉の場合に比べ、VlmA、■1μへは若
干大きくなるが、モレ電流は半分程度まで減少する。電
極面積を40ndとすると(第3表)モレ電流は多少増
加する傾向にあるが、VlmA 、 V 1μへの低減
に有効である。
実施例2 0.995SrTi03−0.005Nb2O5の組成
となるように、原料となるSrCO3、TiO2、およ
びNb2O5を配合し、第4表に示す条件で、実施例1
と同様にして電圧依存非直線抵抗素子を作製した。また
、得られた半導体セラミックス表面の電子顕微鏡写真を
第3図に示す。
平均粒子径は55μmであり、容量は18nF/10m
ポ(厚さ1論、1350℃、2時間熱処理のもの)であ
った。
実施例1と同様にして、バリスタ電圧V1μA、Vlm
AおよびIOV印加時のモレ電流を測定し結果を第4表
に併記する。第4表に知られるように、本実施例におい
ても良好な結果が得られた。なお、平均粒子径40μm
の実施例1の結果と比べると、同一条件の場合、粒子径
が大きくなるとVlmAが低くなる傾向があることがわ
かる。
実施例3 0.998SrTi03−0.002La2O3の組成
となるように、原料となる5rCOa、T i O2、
およびLa2O3を配合し、第5表に示す条件で、実施
例1と同様にして電圧依存非直線抵抗素子を作製した。
また、得られた半導体セラミックス表面の電子顕微鏡写
真を第4図に示す。
平均粒子径は約30μmであり、容量は5nF/10m
rrf’(厚さ1m、1350’C12時間再酸化処理
のもの)であった。
実施例1と同様にして、バリスタ電圧V1μA、Vlm
AおよびIOV印加時のモレ電流を測定し、結果を第5
表に併記する。第5表に知られるように、平均粒子径3
0μmの場合も良好な結果が得られている。
実施例4 0.998SrTi03−0.002Dy2O3あるい
は0.998SrTi03−0.001Mn0−0.0
OINb2O5の組成となるように、原料となるSrC
O3、TiO2、およびDy2O3または(MnCO3
およびNb2O5)を配合し、第6表に示す条件で、実
施例1と同様にして電圧依存非直線抵抗素子を作製した
。平均粒子径はDV2O3を添加したものが30μm、
Mn0−Nb2O5を添加したものが60μmであった
バリスタ電圧■1μA 、VlmAおよびIOV印加時
のモレ電流を測定した結果を第6表に併記する。第6表
に明らかにように、金属酸化物として、D372O3 
、Mn0−Nb2O5を使用した場合においても良好な
結果が得られた。
なお、金属酸化物として、Ta2O5 、WO3、Nd
2O3、Y2O3、Pre On、Sm2O3、Eu2
O3を使用した場合、あるいはSrの一部をBa、Ca
、Mg等の他の元素で置換したり、焼結助剤として5i
n2、A、Q 2O3等を添加した場合も、粒子径、再
酸化処理温度、板厚、電極面積を本発明の範囲内とする
ことにより、上記実施例1〜3とほぼ同じような傾向が
見られ、いずれも良好な特性が得られた。
比較例1 0.998SrTiOa−0,001Mn0−〇、0O
INb2O5の組成となるように、原料となるSrCO
3、TiO2、MnCO3およびNb2O5を配合し、
第6表に示す条件で(ただし、N2−N2での焼成は1
550℃で4時間とし、粒成長をさらに促進させた)、
実施例1と同様にして電圧依存非直線抵抗素子を作製し
た。平均粒子径は1450℃、2時間では60μmであ
ったものが(実施例4試料Nα44.45)さらに粒成
長し約70μmであった。
バリスタ電圧■1μへ、VlmAおよびIOV印加時の
モレ電流を測定した結果を第6表に併記す第6表に明ら
かなように、平均粒子径が60μmより大きい場合には
高温におけるモレ電流が大きく望ましい特性が得られな
い。
比較例2 SrTi03組成となるように、原料となるSrCO3
、TiO2を配合し、第7表に示す条件で、実施例1と
同様にして電圧依存非直線抵抗素子を作製しな。平均粒
子径は約2Oμmであった。
バリスタ電圧■1μA 、VlmAおよび10■印加時
のモレ電流を測定した結果を第7表に併記する。第7表
に明らかなように、平均粒子径が30μmに満たない場
合には、■1μA 、VlmAが高すぎ、自動車電子機
器用としては不適当である。
再酸化処理温度1350℃ではバリスタ性が見られない
口戸園 実施例5 上記のようにして作製した本発明の電圧依存非直線抵抗
素子を、第5図に示す構造の圧カセンザ用ノイズフィル
タQこ適用した。
図において、1は円板形にスライスされなS 1−Ti
O3系粒界絶縁型半導体セラミックスであり、該半導体
セラミックス1には、中心にセンサ取付げ用の嵌合穴1
1を形成するとともに、所定位置に端子取出し用の貫通
孔12、外部端子シールド穴]−3を形成し、さらに、
上下面の所定位置には電極2を形成してノイズフィルタ
Fとする。
このようにして作製したノイズフィルタFは、第6図に
示ず圧力センサ本体3の圧力導入部31を上記嵌合穴1
1内に嵌挿し、端子入出力部近傍に取付けて使用される
。図中、32は外部端子、33はV、O,G端子、34
はシール部材である。
ノイズフィルタFを装着した圧力センサ本体3は、圧力
センサハウジング4内に挿入配設され、上方よりコネク
タ5を装着してノイズ、光電圧パルスから保護された圧
力センサとなる(第7図)。
「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、バリスタ電圧V1mA
が1−〇〜35Vの範囲にあり、かツ]、 OV印加時
のモレ電流が小さい電圧依存非直線抵抗素子を得ること
ができる。特にモレ電流は25〜125℃の広い範囲で
100μA以下と優れた特性を示し、温度Gこよる影響
が小さいので、自動車用の電子機器等、使用温度領域が
広範囲に及ぶ場合にも好適に使用することができ、優れ
た機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はSrTiO3系半導体セラミックスのm遣モデ
ルを示す図、第2図〜第4図はS r T iO3系半
導体セラミックスの結晶構造を示す電子顕微鏡写真、第
5図は本発明を適用したノイズフィルタの全体構成図、
第6図および第7図はノイズフィルタを装着した圧力セ
ンサの部分拡大図および全体構成図である。 ]−・・・・・・S rT i 03系粒界絶縁型半導
体セラミックス 2・・・・・・電極 第2図 50戸m 第5図 第7回 囮−四 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SrTiO_3を主成分とし、La_2O_3、Nb_
    2O_5、Ta_2O_5、WO_3、Nd_2O_3
    、Y_2O_3、Pr_6O_1_1、Sm_2O_3
    、Eu_2O_3、Dy_2O_3、およびMnOのう
    ち少なくとも一種の金属酸化物を含有するSrTiO_
    3系粒界絶縁型半導体セラミックスを挟んでその両面に
    電極を形成してなり、半導体セラミックスの平均粒子径
    を30〜60μm、再酸化処理温度を1250〜140
    0℃、素子板厚を0.4〜1.0mm、電極面積を40
    mm^2以下としたことを特徴とする電圧依存非直線抵
    抗素子。
JP63222165A 1988-09-05 1988-09-05 電圧依存非直線抵抗素子 Pending JPH0269902A (ja)

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