JPH0269713A - レーザ光の2次元スキャン光学装置 - Google Patents

レーザ光の2次元スキャン光学装置

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JPH0269713A
JPH0269713A JP22137788A JP22137788A JPH0269713A JP H0269713 A JPH0269713 A JP H0269713A JP 22137788 A JP22137788 A JP 22137788A JP 22137788 A JP22137788 A JP 22137788A JP H0269713 A JPH0269713 A JP H0269713A
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prism
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宏夫 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光の2次元スキャンを行なわせる光学装
置に関する。
〔発明の背景〕
近年の精密加工技術の進歩により、被加工物のマイクロ
化、高密度化、高精度化が進み、微小領域に微細な2次
元パターンが作成されるよ5になってきた。それに伴い
、サブミクロン精度で形成された2次元パターンの形状
、寸法等の精密計測の必要性も高まり、光学的計測を行
なう場合、微小領域で安定した2次元スキャンが行なえ
る光学装置の実現が望まれている。
〔従来の技術〕
レーザ光を微小なスポット径に集光して2次元スキャン
を行なわせるのに次の2つの方法がよく用いられている
■ 試料を2次元的に移動してスキャンする方法。
■ レーザ光を偏向デバイスを用いて電気的制御でスキ
ャンする方法。
■の方法は、レーザ光を固定しておいて被測定物を乗せ
たステージを機械的にスキャンするもの。
■の方法は、被測定物は固定しておいてレーザ光を2次
元スキャンさせるもので、スキャンさせる偏光デバイス
としては、ポリゴンミラー ガルバノミラ−音響光学偏
向素子を用いる場合が多(、最近では音響光学偏向素子
とガルバノミラ−を組み合わせて、電気的?!11 M
でレーザ光を2次元スキャンさせる光学装置が実現され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術に記載した■の方法はスキャン速度が遅くスキ
ャンに伴う機械的振動が発生したり、0.01ミクロン
メートル(以下μmと記載する)程度の微小距離毎のス
キャン位置設定が困難である。従来技術に記載した■の
音響光学偏向素子とがルバノミラーを組み合せた方法は
、従来技術の■の方法に比べてスキャン速度は早(なる
が、ガルバノミラ−の振れ角が比較的大きいため、例え
ば数10Am領域の如き微小領域を0.01μm程度の
ステップでスキャンさせる場合には、ガルバノミラ−の
微小な振れ角を安定して設定することが困難で、微小領
域での安定した2次元スキャンには適していない。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、数10μm
程度の微小領域を0.01μm程度のスキャンステップ
で安定した2次元スキャンを行なわせる光学装置を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は次のような構成
としている。
レーザ光源から放射されるレーザ光を、第1の駆動信号
源により駆動される音響光学素子と、該音響光学素子の
光学動作を制御するレンズから成る第1の光学素子群忙
より第1の光偏向を行なわせ、第2の駆動信号源により
駆動されるピエゾトランスレータにより、入射されるレ
ーザ光をその媒質内部でV型の反射経路を起こし、入射
される方向と同一の方向に出射させる光路変換プリズム
を駆動させて、前記第1の光偏向と直角の方向に第2の
光偏向を行なわせ、前記第1の光偏向と第2の光偏向で
スキャンされたレーザ光を対物レンズを含む第2の光学
素子群により集光させて2次元スキャンを行なわせる。
さらには、レーザ光源から放射されるレーザ光を、第1
の駆動信号源で動作させられる第1のピエゾトランスレ
ータで前述した光路変換プリズムを駆動させて第1の光
偏向を行なわせ、第2の駆動信号源で動作させられる第
2のピエゾトランスレータで前述した光路変換プリズム
を駆動させて、前記第1の光偏向と直角の方向に第2の
光偏向を行なわせ、前記第1の光偏向と第2の光偏向で
スキャンされたレーザ光を対物レンズを含む光学素子群
により集光させて2次元スキャンを行なわせる。
〔作用〕
光路変換プリズムの例としてダブプリズム?用いる場合
、ダブプリズムに入射する光線位置を固定しているとき
、ダブプリズムの全反射を起こすプリズム底面位置を移
動させると、ダブプリズムを透過した光線は移動前の位
置に対して、移動量の2倍シフトされた位置に出射する
。従ってダブプリズムなピエゾトランスレータにより微
小量毎移動させることによってスキャンを行なわせるこ
とができる。
一方、音響光学素子は印加する電気信号に応じた微小な
回折角度の変化でスキャンを行なうことができ、音響光
学素子+ダブプリズム、あるいは、ダブプリズム+ダブ
プリズムの組み合せにより微小領域の2次元スキャンを
行なうことができる。
音響光学素子、ダブプリズムを駆動するピエゾトランス
レータ共に電気信号により駆動させるが、電気信号の単
位変化当り音響光学素子は10−3mrad、  ピエ
ゾトランスレータは10  ttm程度の変化を行なわ
せることができるため、10−3μmオーダのスキャン
精度で駆動する電気信号に応じた任意の軌跡で2次元ス
キャンが行なわれる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例な図面を用いて説明する。
(第1実施例) 第1図に本発明の第1の実施例の動作を説明するブロッ
ク図を示し、光路変換プリズムとしてダブプリズムを用
いる場合について説明する。
10はレーザ光源、11はレーザ光源10から放射され
るレーザ光で、レーザ光源10は例えば)(e −N 
e v−ザ、A r v−+t’、半s体v−ザ等が用
いられる。12は音響光学素子(以下にA・0と略記す
る)、13はA・012の光学動作を制御するための各
種のレンズから成る第1の光学素子群、14はA・01
2を駆動するための第1の駆動信号群である。A−01
2に超音波進行波を印加するとA・0媒質の光弾性効果
により媒質中に屈折率の周期的変動を生じさせるため、
光に対する回折格子として作用し、入射光を回折させる
。このときA−012の回折角度は第1の駆動信号源1
4からの電気信号によって制御される。このA−012
による光偏向を第1の光偏向と称するが、例えば偏向方
向は紙面に平行な面内のX方向である。
15はダプブIJ、(ム(DOVE  PRISM)、
16はピエゾトランスレータ、17はピエゾトランスレ
ータ16を駆動する第2の駆動信号源である。ピエゾト
ランスレータ16でダブプリズム15を移動させるが、
移動方向を例えば紙面と垂直方向のZ方向に行なわせれ
ば、同じくZ方向に第2の光偏向が行なわれるが、この
偏向量、偏向位置の制御を第2の駆動信号源17からの
電気信号によって行なう。なお第2の光偏向の偏向方向
は前述の第1の光偏向の偏向方向と直角の方向である。
18は対物レンズ19を含む第2の光学素子群で、X方
向、Z方向に2次元スキャンされるレーザ光100を微
小なスポット径に集光すると共に、この集束光を微小な
領域を2次元スキャンさせるために、レーザ光100の
偏向量を一定の比率に従って縮少する動作を行なう。点
101が対物レンズ19の焦点位置で、X−2面で集束
光点の2次元スキャンを行なう。この2次元スキャンを
行なうとき特にピエゾトランスレータ16の安定度が重
要になる。ヒステリシスが無(、移動のりニアティが良
い事及び動作速度が早いことが特に重要であるが、Qu
eensgate Instruments社のピエゾ
トランスレータ、モデルDPT/AXI OOがこのよ
うな目的に適している。またA−012にも高精度の偏
向特性が必要であるが、イントラアクション社のADM
−40が本目的に適している。
第2図にダブプリズム15による光偏向動作な説明する
光路図を示す。第2図(イ)はダブプリズム15が設定
された基準位置にある場合、第2図(ロ)はダブプリズ
ム15がピエゾトランスレータの動きに連動して基準位
置からhだげZ方向にシフトした場合である。
第2図打)において基準位置に置かれたダブプリズム1
5に入射されるレーザ光200が、ダブプリズム15の
高さ方向の中央部に入射すれば、図のような屈折経路を
進み、長さ方向の中央部201において全反射され、出
射光202は入射光200と同じ高さ方向の位置に出射
する。
ダブプリズム15の全反射面がhだけZ方向にシフトさ
れた第2図(ロ)の場合は、入射光線200はダブプリ
ズム15の高さ方向の中央部よりもhだけ下方に入射さ
れる(入射光線200の2方向位置は固定されている)
。屈折光線は図示の経路を進み、長さ方向の中央部より
も左側の位置206で全反射されるため、出射光204
は基準となる出射光202の位置に対して2hだけZ方
向にシフトされた位置に出射される。このようにピエゾ
トランスレータ16を用いて、ダブプリズム15の全反
射面をZ方向にhだけシフトさせることにより、2hの
大きさでZ方向に出射光位置を変化させて光偏向させる
ことができる。
第3図に第1図に示したブロック図の光学系の構成実捲
例を示す。
60及び33はシリンドリカルレンズで各々の焦点距離
は等しくてfcとする。31及び32は凸レンズで各々
の焦点距離がf、   f、であり。
凸レンズ61と凸レンズ62の間にA・012を配置す
る。以上のレンズ群60.31.62.66がA・01
2の光学動作を制御する第1の光学素子群13である。
A−012の回折による偏向動作を最適状態で行なわせ
るために、A−012の媒質内を伝播する超音波進行波
と光波の相互作用を十分に行なわせる必要があるため、
シリンドリカルレンズ30と凸レンズ310組み合せに
より焦点距離比f、/feに応じて、レーザ光源10か
ら放射される円形状を持つ直線偏光のレーザ光11のビ
ーム径及びビーム形状を変換する。この変換されたビー
ム600はシリンドリカルレンズ60の作用によりほぼ
1次元の広がりを持つシート形状である。なお図示のビ
ーム形状は紙面に平行なX方向の面内での形状を表わし
ており、紙面に垂直なZ方向面内ではA・012の中点
位置301で焦点を結ぶビーム形状である。
シート形状のビーム300によりA・012で回折作用
が行なわれるが、凸レンズ62とシリンドリカルレンズ
66でシート形状のビームを再び変換して円形ビーム形
状に直してやる。なおシリンドリカルレンズ66の光線
屈折面は、シリンドリカルレンズ30の光線屈折面とは
垂直な方向に設定する。位置602が円形状に集光され
たビームの焦点位置で、A・012によって回折された
1次回折光と、回折されない0次光との分離を行なうが
、1次回折光を偏向ビームとして用いる。
64は偏光ビームスプリッタ−(PBS)、15は前述
したダブプリズム 65は焦点距離f3を有する凸レン
ズ、66は1/4波長板、19は焦点距tit f o
を有する対物レンズ、37はPiNフォトダイオード等
から成る光検出器、68は微小な2次元パターンを有す
る被測定物である。ここで対物レンズ19の焦点位置に
被測定物68を配置し、反射光を光検出器37で検出す
る。円形状で発散光となるビーム303の光路中に偏光
ビームスプリッタ−34とダブプリズム15を配置する
。ここでダブプリズム15は紙面忙垂直な面で移動を行
なわせ、紙面に垂直な面内(Z方向)での第2の光偏向
を行なわせる。なお前述のA−012では紙面に平行な
面内でX方向に第1の光偏向を行なわせる。
凸レンズ35で発散光306を平行光304に変換し、
対物レンズ19で直径1μm程度の微小スポット径に集
光して、焦点位置でX−2面内で微小領域を2次元スキ
ャンさせる。ここで凸レンズ65と対物レンズ19が第
2の光学素子群18である。なお174波長板を平行ビ
ーム604の光路中に配置しているが、凸レンズ35の
左側に配置してもよい 第4図に第3図に示した光学系の構成によるスキャンに
よる光路変換を説明する光路図を示し、第4図(イ)は
A・012によるX方向の光偏向を説明する光路図、第
4図(ロ)はダブプリズム15によるZ方向の光偏向を
説明する光路図である。第4図(イ)、(ロ)の両方の
図において、第3図に示したシリンドリカルレンズ30
、凸レンズ61、偏光ビームスプリッタ−34,1/4
波長板66は光路説明には関係しないから図から省略し
ている。
第4図(イ)において、A−012によって回折された
回折1次光400はθなる回折角で進行し、凸レンズ6
2によって平行光路で進行する平行光401に変換され
る。シリンドリカルレンズ66は平行光401に対して
屈折作用を持たず、更にダブプリズム15もX方向に偏
向される平行光401に対しては、X方向への光路変換
作用を持たない。平行光401は凸レンズ65で屈折さ
れ、対物レンズ19で微小スポット径に集光されて再び
平行光に変換されてX方向のスキャンを行なう。
A・012に印加される第1の駆動信号源14の駆動信
号によるA−012の回折角の変化をθdとすれば、対
物レンズ19の焦点位置における偏向量の変化DXは■
式 %式% 第4図(ロ)において、Z方向の光路についてはA−0
12では回折作用が行なわれず光ビーム402は直進す
る。ダブプリズム15において、第2図で説明した如く
光ビーム402は屈折され、基準位置からの変化りに対
して、2hだけシフトされた位置に屈折光が出射され、
平行に進行する平行光403が得られる。平行光403
は凸レンズ35と対物レンズ19によって第4図(イ)
で説明したのと同様に、微小スポット径に集光されてZ
方向のスキャンを行なう。ダブプリズム15を駆動する
ピエゾトランスレータ16に印加される第2の駆動信号
源17の駆動信号によるダブプリズム15の移動量をh
としたとき、対物レンズ19の焦点位置における偏向量
Dzは0式 %式% ■式、■式において偏向量DX  DzはCf、/f3
)によって変化させることができるため、希望する偏向
量に応じて第2の光学素子群を構成する凸レンズ65と
対物レンズ19の焦点距離を設定すればよい。
(第2実椎例) 次にダブプリズムを2個用いた2次元スキャン光学系て
ついて説明する。第1実施例においてはX方向のスキャ
ンをA・012を用いて行なったが、A・012の代り
にダブプリズムを用いてスキャンさせることも可能であ
る。
第5図にダブプリズムを2個用いて2次元スキャンを行
なわせる第2の実症例の動作を説明するブロック図を示
す。10は前述したレーザ光源で。
レーザ光11を放射する。51は第1のダブプリズムで
X方向の第1の光偏向を行なう。52は第1のダブプリ
ズム51を移動させるための第1のピエゾトランスレー
タ(以下PZTと略記する)、53は第1のPZT52
を駆動するための第1の駆動信号源である。54は第2
のダブプリズムでZ方向の第2の光偏向を行なう。55
は第2のダブプリズム54を移動させるための第2のP
 Z T。
56は第2のPZT55を駆動するための第2の駆動信
号源である。57は対物レンズ19を含み、第1と第2
のダブプリズム51及び54の光学動作を制菌するため
の光学系である。
以上の構成において第1と第2のダブプリズム51及び
54は図示の如く、全反射を起こすダブプリズム底面の
位置が互いに垂直になるように配置し、いずれの場合も
ダブプリズム底面位置を移動させる必要があるから、第
1のPZT52はX方向、第2のPZT55はZ方向へ
の移動を行なわせるような構成とする。
第6図に第5図に示したブロック図の光学系の構成実栴
例を示す。60は凸レンズで、レーザ光源10かも放射
された円形状のレーザ光11のビーム径を拡大した発散
光600を作成する。この発散光600の光路中に前述
の第1のダブプリズム51と第2のダブプリズム54を
配置する。
61は焦点距離f3を有する凸レンズで発散光600を
平行光601に変換し、焦点距離f。を有する対物レン
ズ19で平行光601を集光して微小スポラ)K集束さ
せ、焦点位置に被測定物68を配置して2次元スキャン
を行なわせる。なお第6図においては反射光検出の際に
有用な偏光ビームスプリッタ−1/4波長板、光検出器
は省略している。
第7図に第6図に示した光学系の構成によるスキャンに
よる光路変換を説明する図を示し、第7図(イ)は第1
のダブプリズム51によるX方向スキャンの光路図、第
7図(ロ)は第2のダブプリズム54によるZ方向スキ
ャンの光路図である。
第7図(イ)において第1のダブプリズム51の全反射
を起こす底面を基準位置からhxだげX方向にシフトさ
せると、出射光700は基草位置から2hxシフトされ
る。第2のダブプリズム54はX方向に対する光路変換
作用は持たず直進して凸レンズ61により屈折され、対
物レンズ19で再び屈折させて平行に進行させる。第1
の駆動信号源53の駆動信号知よる第1のダブプリズム
51の移動量をhxとしたとき、対物レンズ19の焦点
位置における偏向量りえは0式 %式% で表ノフされる。
第7図(ロ)において、Z方向の光路については第1の
ダブプリズム51は光路変換作用を持たないので直進し
、第2のダブプリズム54の全反’N&起こす底面を基
準位置がらh2だげZ方向にシフトさせると、出射光7
01は基準位置から2h2シフトされ、第7図(イ)の
場合と同様に凸レンズ61と対物レンズ19で屈折され
て、対物レンズ19の焦点面でZ方向のスキャンが行な
われる。
第2の駆動信号源56の駆動信号による第2のダブプリ
ズムの移動量をh2とすれば、対物レンズ19の焦点位
置における偏向量Dつは0式%式% 第2の実施例の場合でも、ピエゾトランスレータによる
移動量が決まれば、凸レンズ61及び対物レンズ19の
焦点距離比を任意に設定することにより希望する量だけ
2次元スキャンが行なわれる。
次に、第1の実症例及び第2の実施例で説明した2次元
スキャンを行なう場合の駆動信号について述べる。
第8図に第1実施例で説明した場合でのラスタースキャ
ンを行なわせる駆動信号の一例を示す。
信号80は第1の駆動信号源14から発せられる信号で
A−012を駆動する。信号81は第2の駆動信号源1
7から発せられる信号でPZTl<Sを駆動する。駆動
信号80は電圧レベルがV工、〜VX2  までの範囲
で変化するランプ波で、この電圧範囲で前述したθdの
回折角変化が行なわれ、印加した電圧値に応じたX位置
にスキャンされる。駆動信号81は駆動信号80に同期
して電圧がステップ状に変化する信号で、印加した電圧
(W Vz 1、VP t 、・・・・・・に応じたZ
位置にスキャンされる。
本実施例の場合はX方向に1ラインスキヤンしたら、Z
方向の位置をシフトさせて更に1ラインスキヤンさせ、
この動作を順次くり返してラスタースキャンを行なう。
第2実施例で述べたダブプリズムを2個用いる場合でも
、第1のダブプリズム51を型動信号800ランプ状信
号で駆動すればよい。更には希望するスキャンの形式に
合わせて駆動信号の電圧を設定すればよい。
以上光路変換プリズムの実施例としてダブプリズムな用
いる例を説明したが、光路変換プリズムの他の実症例を
第9図に示す。91は各々の頂角が60°で、断面形状
が正三角形をなす第1のプリズム、92は頂角が30’
   60’   90″″の角度をなす第2のプリズ
ムで、以上の2つのプリズムを図のように重ねて用いる
。第1のプリズム91に入射されるレーザ光96は、第
1のプリズム91に垂直に入射され、その媒質内部でダ
ブプリズムの場合と同様にV型の反射経路を起こし、第
2のプリズム92から出射されるレーザ光94は、第2
のプリズム92の垂直な面から入射される方向と同一方
向に出射される。
本実施例の場合もダブプリズムの場合と同様にピエゾト
ランスレータで、駆動すれば、移動量の2倍だけ入射光
線と出射光線の位置がシフトされる。
本実施例のプリズムを用いる場合の光学系は前述した光
学系のダブプリズムと置き換えればよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな如(、本発明によれば簡素な光
学系の構成で微小領域を安定して2次元スキャンを行な
わせることが可能で、微小な2次元マイクロパターンの
形状、寸法等を高精度に検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一本発明の第1の実施例を説明するブロック図
、第2図はダブプリズムによる光偏向の動作を説明する
光路図、第3図は第1図に示したフロック図の光学系の
構成例を示す光路図、第4図は第3図に示した光学系に
よる光偏向の光路を説明する光路図、第5図は本発明の
第2の実施例を説明するブロック図、第6図は第5図に
示したブロック図の光学系の構成例を示す光路図、第7
図は第6図に示した光学系による光偏向の光路を説明す
る光路図、第8図は堅動信号の例を示す波形図、第9図
は光路変換プリズムの第2の実楕例を説明する光路図で
ある。 10・・・・・・レーザ光源、 12・・・・・・音響光学素子、 15・・・・・・ダブプリズム、 16・・・・・・ピエゾトランスレータ。 19・・・・・・対物レンズ、 51・・・・・・第1のダブプリズム、54・・・・・
・第2のダブプリズム。 91・・・・・・第1のプリズム、 92・・・・・・第2のプリズム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光源から放射されるレーザ光を、第1の駆
    動信号源により駆動される音響光学素子と、該音響光学
    素子の光学動作を制御するレンズから成る第1の光学素
    子群により第1の光偏向を行なわせ、第2の駆動信号源
    により駆動されるピエゾトランスレータで、入射される
    レーザ光をその媒質内部でV型の反射経路を起こし、入
    射される方向と同一の方向に出射させる光路変換プリズ
    ムを駆動させて、前記第1の光偏向と直角の方向に第2
    の光偏向を行なわせ、前記第1の光偏向と第2の光偏向
    でスキャンされたレーザ光を、対物レンズを含む第2の
    光学素子群により集光させて2次元スキャンを行なわせ
    ることを特徴とするレーザ光の2次元スキャン光学装置
  2. (2)レーザ光源から放射されるレーザ光を、第1の駆
    動信号源により動作させられる第1のピエゾトランスレ
    ータで、入射されるレーザ光をその媒質内部でV型の反
    射経路を起こし、入射される方向と同一の方向に出射さ
    せる第1の光路変換プリズムを駆動させて第1の光偏向
    を行なわせ、第2の駆動信号源により動作させられる第
    2のピエゾトランスレータで第2の光路変換プリズムを
    駆動させて、前記第1の光偏向と直角な方向に第2の光
    偏向を行なわせ、前記第1の光偏向と第2の光偏向でス
    キャンされたレーザ光を対物レンズを含む光学素子群に
    より集光させて2次元スキャンを行なわせることを特徴
    とするレーザ光の2次元スキャン光学装置。
JP22137788A 1988-09-06 1988-09-06 レーザ光の2次元スキャン光学装置 Expired - Lifetime JP2690111B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0720403A (ja) * 1993-07-06 1995-01-24 Nec Corp レーザ光位置制御装置
CN113260899A (zh) * 2019-04-26 2021-08-13 松下知识产权经营株式会社 光学系统

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