JPH026949Y2 - - Google Patents

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JPH026949Y2
JPH026949Y2 JP3042786U JP3042786U JPH026949Y2 JP H026949 Y2 JPH026949 Y2 JP H026949Y2 JP 3042786 U JP3042786 U JP 3042786U JP 3042786 U JP3042786 U JP 3042786U JP H026949 Y2 JPH026949 Y2 JP H026949Y2
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dehydration
ribs
tank
auxiliary
main
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JP3042786U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、脱水槽をモータによつて高速回転
し、槽内の洗濯物等を脱水する遠心脱水機に関す
る。
(ロ) 従来の技術 この種の脱水機に於ける脱水槽は、通常は樹脂
成形品であり、成形後に脱水孔を穿設する。そし
て、穿設作業を省くために槽全体の成形時に脱水
孔を同時に形成することもあり、斯る内容は、実
公昭49−20394号公報、実公昭57−60797号公報、
特公昭59−49839号公報等に開示されている。
しかし、これらの従来例では成形金型が複雑で
あること、槽内で注水すすぎを行なう際に所定の
注水量を確保しにくいこと、脱水容積が減少する
こと等の欠点があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、従来例の欠点に鑑み、金型の簡素化
を図りつつ所定の注水量を確保でき、且つ脱水容
積も十分な脱水機を提供せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、脱水槽の周方向に互
いに間隔を置き且つ脱水回転方向に対して夫々段
階的に長さを短縮させた縦長の複数の主リブと、
各主リブの両側に隣接した低い補助リブと、各主
リブの上端部に位置する脱水孔とを一組として、
これらの複数組を上記脱水槽に一体形成し、上記
両側の補助リブの内、脱水回転方向とは反対側の
補助リブのみを脱水孔の側部から上方に延設した
構成である。
(ホ) 作用 遠心脱水回転時に水は、脱水孔から抜け出る
が、下位置の脱水孔から出られなかつたものは、
遠心力によつて補助リブの一方側に沿つて上昇
し、より上段の脱水孔から出ていくことができ
る。補助リブが主リブを補助するので、主リブは
巾広くでき、その裏側での肉を多く盗むことがで
きる。主リブの高さが数段に分けてあるので、低
段の主リブのある槽上部では内容積が増加する。
主リブと補助リブの階段状断面は脱水、注水の際
に溝の役目を果す。
(ヘ) 実施例 図面に基づいて説明すると、1は機枠2内に洗
濯槽3及び脱水外槽4を並設した二槽式洗濯機
で、機枠2の上面の後部にコントロールボツクス
5を配設している。6は外槽4内に配設された有
底円筒状の樹脂製の脱水槽であり、モータ(図示
せず)によつて高速回転され、内部の衣類を遠心
脱水する。7は洗濯槽3への注水箱、8は脱水槽
6への注水箱を兼ねるU字型の内蓋であり、これ
らにはコントロールボツクス5内の注水弁9及び
注水路10,10を介して給水される。脱水槽6
への給水は間欠時に回転する脱水槽6の停止時に
実行される。
ここで、上記脱水槽6は、上下方向に抜かれる
金型によつて成形され、槽壁には巾広で且つ縦長
の複数本の主リブ11…、12…、13…を内方
突出状に一体形成すると共に、そのリブの裏側の
肉を盗み、各主リブ11…、12…、13…の上
端には夫々角形の脱水孔14…を成形と同時に形
成している。そして、一組の主リブ11,12,
13は、脱水槽6の回転方向(平面視で時計方
向)に対して段階的に上方への高さが短くしてあ
り、その10組が槽内壁全周に配設してある。ま
た、各主リブ11…、12…、13…の両側には
主リブより小巾で且つ低い補助リブ15…、16
…が一体形成してあり、ここでの断面を階段状に
している。
この補助リブ15…、16…の内、槽回転方向
と反対側のリブ15…は、最長(上段)の主リブ
11…では脱水孔14…の少し上方まで、中、下
段の主リブ12…、13…では上段の主リブ11
…と略同じ高さまで夫々延設してある。尚、主リ
ブ及び補助リブの組合せの全巾は、型抜きの関係
で上方程狭くしている。
かくして、遠心脱水時には、衣類中の水は槽壁
を伝い、回転方向とは逆方向に相対的に流れつつ
上昇することに成る。このために水は上、中、下
段の補助リブ16…によつて上昇し、各脱水孔1
4…から抜け出る。この際に補助リブ15…は水
が脱水孔14に溜るように作用する。抜け出なか
つた水は今度は補助リブ15…に沿つて上昇し、
適宜そこを越えて隣りの補助リブ15…或いは1
6…に沿つて上昇し且つそこの脱水孔14…から
抜け出る。更に上昇した水は、上段の脱水孔14
…に集り、そこから抜け出る。こうして脱水率は
確保、或いは向上する。
遠心力による歪力は脱水槽6の上部により多く
加わるが、上部には主リブ11…だけが在り、中
下部の主リブ12…、13…の裏側から肉を多く
盗んでも強度上の問題はほとんどなく、また補助
リブ15…、16…との階段状断面が補強の役目
を果している。また、この階段状の断面形状は溝
として脱水液や供給水の通過を容易にする。そし
て、主リブ12…、13…の上部では槽の内容積
が大きく採れる。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、脱水率、強度、材料費、容量
の各点で秀れた遠心脱水機を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による遠心脱水機の脱水槽の内
面を展開した状態の断面図、第2図イ,ロは第1
図のA−A線或いはB−B線に基づく断面図、第
3図は二槽式洗濯機の切欠断面図である。 4……脱水外槽、6……脱水槽、8……内蓋、
11,12,13……主リブ、14……脱水孔、
15,16……補助リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底円筒状の樹脂製の脱水槽をモータによつて
    高速回転する遠心脱水機において、上記脱水槽の
    周方向に互いに間隔を置き且つ脱水回転方向に対
    して夫々段階的に長さを短縮させた縦長の複数の
    主リブと、各主リブの両側に隣接した低い補助リ
    ブと、各主リブの上端部に位置する脱水孔とを、
    上記主リブと補助リブとが脱水槽内方へ突出する
    よう脱水槽に一体形成し、上記両側の補助リブの
    内、脱水回転方向とは反対側の補助リブのみを脱
    水孔の側部から上方に延設したことを特徴とする
    遠心脱水機。
JP3042786U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH026949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3042786U JPH026949Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JP3042786U JPH026949Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62143490U JPS62143490U (ja) 1987-09-10
JPH026949Y2 true JPH026949Y2 (ja) 1990-02-20

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ID=30835223

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JP3042786U Expired JPH026949Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JPS62143490U (ja) 1987-09-10

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