JPH026946Y2 - - Google Patents

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JPH026946Y2
JPH026946Y2 JP7152486U JP7152486U JPH026946Y2 JP H026946 Y2 JPH026946 Y2 JP H026946Y2 JP 7152486 U JP7152486 U JP 7152486U JP 7152486 U JP7152486 U JP 7152486U JP H026946 Y2 JPH026946 Y2 JP H026946Y2
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outer box
inspection port
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washing
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は外箱の拉げ変形防止構造を改良した洗
濯機に関する。
(従来の技術) 従来より洗濯機においては、外箱をプラスチツ
ク製の基台上に載置固定して、該外箱内に洗濯槽
等の槽体を配置し、一方その外箱の後面部には点
検口を設けたものがある。第6図及び第7図はこ
の種の洗濯機の一例を示すもので、1は基台、2
は外箱、3は点検口、4は点検口3を塞ぐ裏蓋、
5は洗い槽5a及び脱水受槽5bを一体に有する
槽体である。ところが上記のような点検口3を有
するものでは、外箱2が第7図に二点鎖線で示す
ように拉げ変形する虞れがあり、特に外箱の薄肉
化を図つたものではその傾向が強い。このため従
来では、基台1の後縁部に所定高さの補強板6を
一体に立設し、該補強板6の両側に点検口3の両
側縁部下方をねじ7で固定して、外箱2の拉げ変
形を防止するようにしていた。
しかしながら、斯る構造のものでは、点検口3
の下方部分が補強板6により塞がれてしまうた
め、基台1に取付けられる洗いモータのプーリと
撹拌翼8側のプーリ9との間にベルトを掛け渡す
場合、或は操作箱10から外箱2内に導入された
リード線11を洗いモータや脱水モータに接続す
る場合において、その作業が行いにくく、また補
修に際して洗いモータや脱水モータを交換するよ
うな場合等にあつても、同様にその作業が困難な
ものになるという問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように従来の外箱の拉げ防止構造では、
点検口の下方部が塞がれてしまうため、組立或は
補修の各作業が行いにくくなるという問題があつ
た。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、外箱の拉げ変形を防止でき、しかも
拉げ変形防止用の部材により点検口の下方部を塞
いでしまうことがなく、従つて点検口の有効利用
域を下方に大きく拡大することができて、組立或
は補修の各作業を容易に行うことができる洗濯機
を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の洗濯機は、洗濯槽等の槽体を内設する
外箱の背面にその上端部近くから下方に延びて下
端にて開放する点検口を形成し、該外箱を基台上
に載置固定して、前記点検口に裏蓋を取付けるよ
うにしたものにおいて、前記基台の後縁部に前記
点検口の左右両側縁の下方部が挿入される凹条部
を有した一対の支え部を立設して、該支え部に点
検口の左右両側縁を固定すると共に、基台の後縁
部に点検口の下方部を閉鎖する補助蓋をセルフヒ
ンジ部を介して一体成形したことを特徴とするも
のである。
(作用) 支え部に点検口の左右両側縁を固定することに
よつて、外箱の拉げ変形が防止される。
そして、支え部は略柱状であり、補助蓋はセル
フヒンジ部を介して回動できるので、点検口の有
効利用或を拡大することができる。その上、点検
口の下方部は、補助蓋により閉鎖できるから、裏
蓋は他機種のものと共通に使用できる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基
づいて説明する。
15は二槽式洗濯機の外箱で、この外箱15は
鋼板をプレスにより折曲げ成形することによつて
作製したもので、前板部16、左側板部(正面か
ら見て左側)17、右側板部18の他、この左右
の各側板部17,18から夫々端縁19a,20
aを離間させるように延出した一対の背板部1
9,20から構成してあり、一対の背板部19,
20の上端部間を枠板21により接合している。
この結果、外箱15の背面部には一対の背板部1
9,20並びに枠板21によつて画された空間部
が形成され、この背面部下端にて開放する空間部
を点検口22としている。そして、点検口22の
左右両側縁下方部、即ち一対の背板部19,20
の端縁19a,20aの下方部には外箱15内に
若干窪む取付片部19b,20bを形成すると共
に、この取付片部19b,20bの上方に隣接し
て係着片部19c,20cを形成している。2
3,23は取付片部19b,20bにバーリング
加工により形成した取付孔、24,24は係着片
部19c,20cに形成した係合孔である。25
は点検口22を閉鎖する薄鋼板製の裏蓋、26は
外箱15内に配置される槽体であり、この槽体2
6は洗濯槽27及び脱水受槽28を一体に有して
いる。29は洗濯槽27の底部に挿通支持した洗
い軸で、これの下端部にはプーリ30を取着し、
また洗濯槽27の内底部に突出する上端部には撹
拌翼31を直結している。32は外箱15を載置
するプラスチツク製の基台で、この基台32の両
側にはモータ取付部33,34が一体に形成され
ている。35は一方のモータ取付部33に取付け
られる脱水モータ、36は他方のモータ取付部3
4に取付けられる洗いモータであり、洗いモータ
36の回転軸36aにはプーリ37が取着されて
いる。38,38は一対の支え部で、これら支え
部38,38は基台32の後縁部左右方向に所定
の間隔をもつて一体に立設してあり、各支え部3
8,38には互に逆向きに開放する凹条部39,
39を形成している。上記凹条部39,39には
外箱15の点検口22の左右両側縁下方部即ち一
対の背板部19,20の取付片部19b,20b
が挿入される。40,40は各支え部38,38
に形成されたセルフタツピンねじ41,41用の
通し孔である。42,42は各支え部38,38
の凹条部39,39の一方の内面部に形成した突
条部で、この突条部42,42は凹条部39,3
9の他方の内面部との間に取付片部19b,20
bの板厚と略同等の小〓間43,43を形成して
いる。尚、突条部42,42は凹条部39,39
の両内面部間全体を取付片部19b,20bの板
厚と略同等の間〓幅に成形することが困難である
ため、局部的にそのような〓間幅にすべく設けた
もので、上記の如き成形が可能ならば突条部4
2,42を設ける必要はない。44は基台32に
一対の支え部38,38間を連接する如く突設し
た高さの低いリブ、45は外箱15の両背板部1
9,20の端縁19a,20a及び枠板21の下
端縁に間欠形成した小孔であり、この小孔45に
は裏蓋25取付用のセルフタツピンねじ46が螺
着される。47は補助蓋で、これは基台32の後
縁部にセルフヒンジ部48を介して連接するよう
に一体成形したもので、先端縁の左右両側には前
記係合孔24,24に対応する弾性係合爪49,
49を一体に突設している。また、補助蓋47の
先端縁には、裏蓋25取付用のセルフタツピンね
じ46を螺着するための小孔50が間欠的に形成
されている。
次に組立手順を説明する。まず基台32のモー
タ取付部33,34に夫々脱水モータ35、洗い
モータ36を取付け、次に外箱15を基台32上
に載置する。この載置過程において、外箱15の
取付片部19b,20bを支え部38,38の凹
条部39,39に挿入するものであり、この挿入
により基台32上における外箱15の位置決めが
なされる。この状態で、外箱15をねじ51によ
り基台32に固定すると共に、セルフタツピンね
じ41,41を取付孔23,23に螺着して取付
片部19b,20bを支え部38,38に固定す
る。そして、槽体26を外箱15内に収納してね
じ52により固定し、両プーリ30,37間に図
示しないベルトを掛け渡す。この後、図示しない
脱水篭を脱水受槽28内に収納してこれを脱水モ
ータ35に連結し、また外箱15の上部には操作
箱53を配設固定し、その図示しないリード線を
外箱15内に導入して両モータ35,36に接続
する。
而して、外箱15内での組立てを終了した後、
まず補助蓋47をセルフヒンジ部48を中心に上
方に回動して、その弾性係合爪49を係合孔24
に係合させ、以て、補助蓋47により点検口22
の下方部を閉鎖すると共に、該補助蓋47をその
閉鎖状態に係着保持する。この後、裏蓋25をセ
ルフタツピンねじ46により取付けて点検口22
全体を閉鎖する。
このように本実施例によれば、外箱15の取付
片部19b,20bを基台32の支え部38,3
8に固定したので、外箱15の拉げ変形をこの支
え部38,38によつて効果的に防止できる。し
かも支え部38,38は柱状のものであり、補助
蓋47はセルフヒンジ部48を中心に下方に回動
できるから、従来の補助板6とは異なり点検口2
2の下方部を塞ぐようなことはない。従つて、点
検口22の有効利用或が下方に大きく拡がり、ベ
ルトを両プーリ30,37に掛け渡したり、リー
ド線を両モータ35,36に接続したり、或いは
脱水篭を脱水モータ35に連結したりする組立作
業を容易に行ない得ると共に、補修に際して脱水
モータ35や洗いモータ36を交換する場合等に
あつても、同様にその作業を容易に行なうことが
できる。その上、支え部38,38に凹条部3
9,39を形成して、該凹条部39,39に外箱
15の取付片部19b,20bを挿入するように
したから、この挿入により外箱15を基台32に
載置固定する際の作業が非常に簡単になる。
ところで洗濯容量が大きくなると、それに伴つ
て外箱も幅及び高さの各寸法が大きくなる。この
場合、枠板21及び裏蓋25は洗濯容量とは関係
なく、機種間で共通のものを使用したいという要
請があるがこのようにすると、縦寸法が増大化し
た点検口を裏蓋25によつて完全に閉鎖できなく
なつてしまう。
このことに関し本実施例によれば、裏蓋25の
閉鎖から残された点検口22の下方部を補助蓋4
7により閉鎖することができるので、外箱15の
背丈が高くなつても、背丈の低いものと同じ枠板
21及び裏蓋25を使用でき、それらの機種間で
の共通化を図ることができる。しかも裏蓋25を
外して、補助蓋47を下方に回動させれば、点検
口22全体を開放することができるので、補助蓋
47により点検口22を狭めることにはならな
い。
また補助板47を基台32に対して第5図に二
点鎖線で示す如き状態で一体成形することによ
り、成形型を単純な上下二分割形のもので済ます
ことができると共に、型合わせ及び型抜きのスト
ロークも短かくて済むから、生産性が向上する。
その上、基台32をその成形後組立工場に搬送す
る際には、補助蓋47を第5図に二点鎖線で示す
ように回動して、この状態で基台32を積重ねる
ことができるから、補助蓋があつても基台32を
一度に多数積重ねて搬送できる。
尚、裏蓋25により点検口22を閉鎖した状態
では、第4図に示すように裏蓋25が補助蓋47
の外側に重ねられるので、係合孔24及び弾性係
合爪49はなくとも支障はない。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように、基台の後縁部に
点検口の左右両側縁の下方部が挿入される凹条部
を有した一対の支え部を立設し、該支え部に点検
口の左右両側縁を固定する構成としたので、外箱
の拉げ変形を防止できる上に、点検口の有効利用
域を下方に大きく拡大できて組立域は補修の各作
業を容易に行うことができ、しかも外箱を基台上
に載置する際、支え部の凹条部が外箱の位置決め
として機能するから、外箱の載置固定作業が容易
になり、更に基台には点検口の下方部を閉鎖する
補助蓋がセルフヒンジ部を介して一体成形されて
いるから、裏蓋を他の機種のものと共通に使用で
き、コストの低減化を図ることができる等の優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は要部の分解斜視図、第2図は全体の分解
斜視図、第3図は背面図、第4図は要部の拡大縦
断面図、第5図は基台の部分縦断面図である。ま
た、第6図は及び第7図は従来構造の一例を示す
分解斜視図及び背面図である。 図中、15は外箱、21は枠板、22は点検
口、25は裏蓋、26は槽体、32は基台、38
は支え部、39は凹条部、47は補助蓋、48は
セルフヒンジ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽等の槽体を内設する外箱の背面にその上
    端部近くから下方に延びて下端にて開放する点検
    口を形成し、該外箱を基台上に載置固定して、前
    記点検口に裏蓋を取付けるようにしたものにおい
    て、前記基台の後縁部に前記点検口の左右両側縁
    の下方部が挿入される凹条部を有した一対の支え
    部を立設して、該支え部に点検口の左右両側縁を
    固定すると共に、基台の後縁部に点検口の下方部
    を閉鎖する補助蓋をセルフヒンジ部を介して一体
    成形したことを特徴とする洗濯機。
JP7152486U 1986-05-13 1986-05-13 Expired JPH026946Y2 (ja)

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JPS61205486U JPS61205486U (ja) 1986-12-25
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