JPH026942B2 - - Google Patents
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- JPH026942B2 JPH026942B2 JP56205899A JP20589981A JPH026942B2 JP H026942 B2 JPH026942 B2 JP H026942B2 JP 56205899 A JP56205899 A JP 56205899A JP 20589981 A JP20589981 A JP 20589981A JP H026942 B2 JPH026942 B2 JP H026942B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0412—Cooling or heating; Control of temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
- F16H41/30—Details relating to venting, lubrication, cooling, circulation of the cooling medium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/68—Inputs being a function of gearing status
- F16H59/72—Inputs being a function of gearing status dependent on oil characteristics, e.g. temperature, viscosity
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は作動油温を急速に適正な温度まで昇温
できる作動油急速昇温機構を備えた車両用自動変
速機に関する。
できる作動油急速昇温機構を備えた車両用自動変
速機に関する。
車両用自動変速機は、油圧サーボにより操作さ
れる遊星歯車変速機構、Vベルト式無段変速機な
どの変速装置と、トルクコンバータ、フリユイツ
ドカツプリングなどの流体継手、およびこれらを
車両の運転(走行)条件に応じて制御する油圧制
御装置を備え、さらには車両運転条件を電気的に
検出して前記油圧制御装置を制御する電気制御装
置を備える。この自動変速機において、作動油は
油溜めからオイルポンプにより吸い上げられ、油
圧制御装置で調圧され前記変速装置および流体継
手に供給され、作動油の温度が高くなりすぎ、油
洩れの増大、比重の低下などの問題を生じること
を防止するためオイルクーラーで冷却してから油
溜めに帰還されている。一般に作動油は、温度が
低いと粘性が大きく、摩擦による伝動効率のロス
が大きくなるため、冷間始動時には摂氏80度前後
の適温に速く昇温させることが望ましい。しかる
に従来の車両用自動変速機では、作動油が適温ま
で昇温する以前においても作動油の一部がオイル
クーラーへ流入するため、作動油温の上昇が遅く
なり、とくに寒冷地では動力損失増大の原因とな
つていた。
れる遊星歯車変速機構、Vベルト式無段変速機な
どの変速装置と、トルクコンバータ、フリユイツ
ドカツプリングなどの流体継手、およびこれらを
車両の運転(走行)条件に応じて制御する油圧制
御装置を備え、さらには車両運転条件を電気的に
検出して前記油圧制御装置を制御する電気制御装
置を備える。この自動変速機において、作動油は
油溜めからオイルポンプにより吸い上げられ、油
圧制御装置で調圧され前記変速装置および流体継
手に供給され、作動油の温度が高くなりすぎ、油
洩れの増大、比重の低下などの問題を生じること
を防止するためオイルクーラーで冷却してから油
溜めに帰還されている。一般に作動油は、温度が
低いと粘性が大きく、摩擦による伝動効率のロス
が大きくなるため、冷間始動時には摂氏80度前後
の適温に速く昇温させることが望ましい。しかる
に従来の車両用自動変速機では、作動油が適温ま
で昇温する以前においても作動油の一部がオイル
クーラーへ流入するため、作動油温の上昇が遅く
なり、とくに寒冷地では動力損失増大の原因とな
つていた。
本発明の目的は作動油温の上昇が迅速にでき、
上記始動時の動力損失が低減でき、かつ高速走行
中に作動油急速昇温機構が誤作動しても、急激に
油温が上昇しないようにフエーイルセーフ機能を
も備えた、車両用自動変速機を提供することにあ
る。
上記始動時の動力損失が低減でき、かつ高速走行
中に作動油急速昇温機構が誤作動しても、急激に
油温が上昇しないようにフエーイルセーフ機能を
も備えた、車両用自動変速機を提供することにあ
る。
そして、本発明は、例えば第1図を参照して示
すと、油圧サーボにより操作される変速装置と、
直結クラツチ31付流体継手3と、油溜め1から
オイルポンプ2により吸い上げた作動油を前記変
速装置及び直結クラツチ付流体継手3へ供給し、
車両走行条件に応じて該変速装置及び直結クラツ
チ付流体継手3を制御する油圧制御装置5と、前
記変速装置、直結クラツチ付流体継手及び油圧制
御装置から帰還した作動油の油溜め1と、作動油
の冷却用オイルクーラー4と、を備えた車両用自
動変速機において、前記直結クラツチ31付流体
継手3が、クラツチ側ポートa及び流体継手側ポ
ートbとを有し、前記油圧制御装置5が、作動油
を供給する油路12Aに連通する入力ポートc、
前記クラツチ側ポートaに第1の油路12Bを介
して連通する第1のポートd、前記流体継手側ポ
ートbに第2の油路12Cを介して連通する第2
のポートe、前記オイルクーラー4に第3の油路
12Dを介して連通する第3のポートf及びドレ
ーンポートg、並びにこれらポートを適宜切換え
るスプールSを有する直結クラツチ制御装置6を
備え、該直結クラツチ制御装置の切換えに基づ
き、前記入力ポートcと第1のポートdとを連通
すると共に前記第2のポートeと第3のポートf
とを連通することにより、前記直結クラツチ31
を解放し、また前記入力ポートcと第2のポート
eとを連通すると共に前記第1のポートdをドレ
ーンポートgに連通することにより、前記直結ク
ラツチ31を係合し、また、前記第2の油路12
Cと第3の油路12Dとの間に所定絞り状態で連
通するオリフイス12Eを介在し、そして、該第
3の油路12Dに分岐して、作動油の油温が設定
値以下のとき、該第3の油路12Dから帰還する
作動油を直接前記油溜り1に導通する作動油急速
昇温機構8を設けたことを特徴とする。
すと、油圧サーボにより操作される変速装置と、
直結クラツチ31付流体継手3と、油溜め1から
オイルポンプ2により吸い上げた作動油を前記変
速装置及び直結クラツチ付流体継手3へ供給し、
車両走行条件に応じて該変速装置及び直結クラツ
チ付流体継手3を制御する油圧制御装置5と、前
記変速装置、直結クラツチ付流体継手及び油圧制
御装置から帰還した作動油の油溜め1と、作動油
の冷却用オイルクーラー4と、を備えた車両用自
動変速機において、前記直結クラツチ31付流体
継手3が、クラツチ側ポートa及び流体継手側ポ
ートbとを有し、前記油圧制御装置5が、作動油
を供給する油路12Aに連通する入力ポートc、
前記クラツチ側ポートaに第1の油路12Bを介
して連通する第1のポートd、前記流体継手側ポ
ートbに第2の油路12Cを介して連通する第2
のポートe、前記オイルクーラー4に第3の油路
12Dを介して連通する第3のポートf及びドレ
ーンポートg、並びにこれらポートを適宜切換え
るスプールSを有する直結クラツチ制御装置6を
備え、該直結クラツチ制御装置の切換えに基づ
き、前記入力ポートcと第1のポートdとを連通
すると共に前記第2のポートeと第3のポートf
とを連通することにより、前記直結クラツチ31
を解放し、また前記入力ポートcと第2のポート
eとを連通すると共に前記第1のポートdをドレ
ーンポートgに連通することにより、前記直結ク
ラツチ31を係合し、また、前記第2の油路12
Cと第3の油路12Dとの間に所定絞り状態で連
通するオリフイス12Eを介在し、そして、該第
3の油路12Dに分岐して、作動油の油温が設定
値以下のとき、該第3の油路12Dから帰還する
作動油を直接前記油溜り1に導通する作動油急速
昇温機構8を設けたことを特徴とする。
以上構成に基づき、エンジン始動時、即ち作動
油温が低い状態にある場合、車両用自動変速機
は、アイドリング(又は定速走行)状態にあり、
直結クラツチ制御装置6は、クラツチ解放位置
(左半位置)にある。この状態にあつては、供給
油路12Aからの作動油は、入力ポートc、第1
のポートd及び第1の油路12Bを介してクラツ
チ付流体継手3のクラツチ側ポートaに供給さ
れ、直結クラツチ31を解放状態に保持しなが
ら、流体継手側ポートbから排出され、更に該排
出油は、第2の油路12C、第2のポートe及び
第3のポートfを介してその略々全量が第3の油
路12Dに帰還される。そして、該帰還作動油の
油温が、設定値以下のとき、作動油急速昇温機構
8が解放され、該大量の帰還作動油は、殆どオイ
ルクーラー4を通ることなく、専ら該作動油急速
昇温機構8を通つて直接油溜り1に導かれる。こ
れにより、作動油は、オイルクーラー4にて冷や
されることがなく、急速に所定温度に昇温され
る。
油温が低い状態にある場合、車両用自動変速機
は、アイドリング(又は定速走行)状態にあり、
直結クラツチ制御装置6は、クラツチ解放位置
(左半位置)にある。この状態にあつては、供給
油路12Aからの作動油は、入力ポートc、第1
のポートd及び第1の油路12Bを介してクラツ
チ付流体継手3のクラツチ側ポートaに供給さ
れ、直結クラツチ31を解放状態に保持しなが
ら、流体継手側ポートbから排出され、更に該排
出油は、第2の油路12C、第2のポートe及び
第3のポートfを介してその略々全量が第3の油
路12Dに帰還される。そして、該帰還作動油の
油温が、設定値以下のとき、作動油急速昇温機構
8が解放され、該大量の帰還作動油は、殆どオイ
ルクーラー4を通ることなく、専ら該作動油急速
昇温機構8を通つて直接油溜り1に導かれる。こ
れにより、作動油は、オイルクーラー4にて冷や
されることがなく、急速に所定温度に昇温され
る。
また、車両が高速走行状態にある場合、直結ク
ラツチ制御装置6は、クラツチ係合位置(右半位
置)にある。この状態にあつては、供給油路12
Aからの作動油は、入力ポートc、第2のポート
e及び第2の油路12Cを介してクラツチ付流体
継手3の流体継手側ポートbに供給され、直結ク
ラツチ31を係合位置に保持しながら、クラツチ
側ポートaから排出され、更に該排出油は、第1
の油路12B及び第1のポートdを介してドレー
ンポートgからドレーンされる。そして、第3の
ポートfは閉塞されているが、第2の油路12C
に供給された作動油の一部が、オリフイス12E
を介して第3の油路12Dに導かれる。この際、
一般に、作動油の油温は設定値以上にあり、作動
油急速昇温機構8は閉塞状態にあつて、前記オリ
フイス12Eで絞られた一部の帰還作動油はオイ
ルクーラー4にて冷却されるが、万一、急速昇温
機構8が誤作動して開いた状態にあつても、第3
の油路12Dに導かれる作動油は帰還作動油の中
の僅か一部であり、従つて該一部の帰還作動油が
急速昇温機構8とオイルクーラー4とに分けられ
ても、全体の作動油の昇温に対する影響は少な
い。
ラツチ制御装置6は、クラツチ係合位置(右半位
置)にある。この状態にあつては、供給油路12
Aからの作動油は、入力ポートc、第2のポート
e及び第2の油路12Cを介してクラツチ付流体
継手3の流体継手側ポートbに供給され、直結ク
ラツチ31を係合位置に保持しながら、クラツチ
側ポートaから排出され、更に該排出油は、第1
の油路12B及び第1のポートdを介してドレー
ンポートgからドレーンされる。そして、第3の
ポートfは閉塞されているが、第2の油路12C
に供給された作動油の一部が、オリフイス12E
を介して第3の油路12Dに導かれる。この際、
一般に、作動油の油温は設定値以上にあり、作動
油急速昇温機構8は閉塞状態にあつて、前記オリ
フイス12Eで絞られた一部の帰還作動油はオイ
ルクーラー4にて冷却されるが、万一、急速昇温
機構8が誤作動して開いた状態にあつても、第3
の油路12Dに導かれる作動油は帰還作動油の中
の僅か一部であり、従つて該一部の帰還作動油が
急速昇温機構8とオイルクーラー4とに分けられ
ても、全体の作動油の昇温に対する影響は少な
い。
なお、カツコ内の符号は、理解を容易にするた
めに図面と対照するものであるが、何等構成を限
定するものではない。
めに図面と対照するものであるが、何等構成を限
定するものではない。
つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明す
る。
る。
第1図は自動変速機の油圧制御回路の要部を示
す。1は油溜め、2はエンジンにより駆動される
オイルポンプ、3は直結クラツチ31付トルクコ
ンバータ、4はオイルクーラー、5は油圧制御装
置であり、51は調圧弁、52は第2調圧弁、5
3はスロツトル弁、6は前記直結クラツチ31の
制御装置を示す。作動油は、油溜め1からオオイ
ルポンプ2により吸い上げられ、油路11に吐出
され、調圧弁51によりスロツトル開度、車速ま
たは減速比に応じたライン圧に調圧され、油圧制
御装置から変速装置の油圧サーボ(図示せず)へ
供給される。調圧弁51においてライン圧に調圧
された残りの余剰油は油路12に排出され、該油
路12から第2調圧弁52へ供給され、且つ該油
路12から分枝した油路12Aを介して直結クラ
ツチ制御装置6へ供給され、さらに該直結クラツ
チ制御装置6から、直結クラツチの解放時(トル
クコンバータ状態時)は、油路12Bを経てトル
クコンバータ3へ供給され、該トルクコンバータ
から油路12Cを経て直結クラツチ制御装置6に
帰り油路12Dからオイルクーラー4への作動油
の流入油路13を経てオイルクーラー4へ流入
し、直結クラツチの係合時(ロツクアツプ状態
時)は、油路12Cからオリフイス12E、油路
12Dおよび油路13を経てオイルクーラー4へ
流入し、該オイルクーラーから油溜め1に帰還す
る。7はオイルクーラー4への流入油路13に設
けられたリリーフ弁であり、油路13の油圧が設
定値以上のときオイルクーラーを介さず直接油溜
め1へ作動油を排出する。油路12から第2調圧
弁52に供給された油圧は、スロツトル開度に応
じて調圧され油路14から潤滑油として自動変速
機の潤滑必要部分へ供給され、さらに該第2調圧
弁での余剰油は油路15から直接油溜め1へ帰還
する。8は前記油路13に取付けられた作動油急
速昇温機構であり、油路13の油温が設定値(た
とえば摂氏70度)以下のとき油路13の作動油を
オイルクーラー4を介さず油路16から直接油溜
め1へ帰還させオイルクーラー4での作動油の冷
却を防止し、作動油の昇温速度を速める。
す。1は油溜め、2はエンジンにより駆動される
オイルポンプ、3は直結クラツチ31付トルクコ
ンバータ、4はオイルクーラー、5は油圧制御装
置であり、51は調圧弁、52は第2調圧弁、5
3はスロツトル弁、6は前記直結クラツチ31の
制御装置を示す。作動油は、油溜め1からオオイ
ルポンプ2により吸い上げられ、油路11に吐出
され、調圧弁51によりスロツトル開度、車速ま
たは減速比に応じたライン圧に調圧され、油圧制
御装置から変速装置の油圧サーボ(図示せず)へ
供給される。調圧弁51においてライン圧に調圧
された残りの余剰油は油路12に排出され、該油
路12から第2調圧弁52へ供給され、且つ該油
路12から分枝した油路12Aを介して直結クラ
ツチ制御装置6へ供給され、さらに該直結クラツ
チ制御装置6から、直結クラツチの解放時(トル
クコンバータ状態時)は、油路12Bを経てトル
クコンバータ3へ供給され、該トルクコンバータ
から油路12Cを経て直結クラツチ制御装置6に
帰り油路12Dからオイルクーラー4への作動油
の流入油路13を経てオイルクーラー4へ流入
し、直結クラツチの係合時(ロツクアツプ状態
時)は、油路12Cからオリフイス12E、油路
12Dおよび油路13を経てオイルクーラー4へ
流入し、該オイルクーラーから油溜め1に帰還す
る。7はオイルクーラー4への流入油路13に設
けられたリリーフ弁であり、油路13の油圧が設
定値以上のときオイルクーラーを介さず直接油溜
め1へ作動油を排出する。油路12から第2調圧
弁52に供給された油圧は、スロツトル開度に応
じて調圧され油路14から潤滑油として自動変速
機の潤滑必要部分へ供給され、さらに該第2調圧
弁での余剰油は油路15から直接油溜め1へ帰還
する。8は前記油路13に取付けられた作動油急
速昇温機構であり、油路13の油温が設定値(た
とえば摂氏70度)以下のとき油路13の作動油を
オイルクーラー4を介さず油路16から直接油溜
め1へ帰還させオイルクーラー4での作動油の冷
却を防止し、作動油の昇温速度を速める。
第2図は作動油急速昇温機構8の一実施例を示
す。81は作動油のオイルクーラー流入油路に分
岐した油路13に取付けられ油路13の油温を検
出する油温センサ、83は油路13に取付けられ
前記油路13の油温が設定値より低いとき油温セ
ンサ81の出力により弁口を開き、油路13の作
動油を油路16に流す電磁ソレノイド弁、82は
制御回路である。
す。81は作動油のオイルクーラー流入油路に分
岐した油路13に取付けられ油路13の油温を検
出する油温センサ、83は油路13に取付けられ
前記油路13の油温が設定値より低いとき油温セ
ンサ81の出力により弁口を開き、油路13の作
動油を油路16に流す電磁ソレノイド弁、82は
制御回路である。
第3図は作動油急速昇温機構8の他の実施例を
示す。
示す。
84は油路13と油路16とを連絡するよう設
けられた油路85内に設けられ、油路13の油温
が設定値以下のとき油路16の油流入口18を開
き、油路13の油温が設定値以上のとき油路16
の油流入口18を閉じるバイメタル弁である。
けられた油路85内に設けられ、油路13の油温
が設定値以下のとき油路16の油流入口18を開
き、油路13の油温が設定値以上のとき油路16
の油流入口18を閉じるバイメタル弁である。
以上説明したように、本発明によると、エンジ
ン始動時等の作動油温が低い場合、クラツチ付流
体継手3に供給される作動油の略々全量を第3の
油路12Dに導き、該大量の帰還作動油を、専ら
作動油急速昇温機構8を介して直接油溜り1に排
出するので、前記大量の帰還作動油がオイルクー
ラー4により冷却されることを防止して、作動油
を急速に昇温でき、冷間始動時の動力損失を大幅
に低減することができる。
ン始動時等の作動油温が低い場合、クラツチ付流
体継手3に供給される作動油の略々全量を第3の
油路12Dに導き、該大量の帰還作動油を、専ら
作動油急速昇温機構8を介して直接油溜り1に排
出するので、前記大量の帰還作動油がオイルクー
ラー4により冷却されることを防止して、作動油
を急速に昇温でき、冷間始動時の動力損失を大幅
に低減することができる。
また、車両が高速にて走行している状態にあつ
ては、第3の油路12Dに導かれる帰還作動油
は、オリフイス12Eを経由した僅かな量であ
り、作動油急速昇温機構8が故障等により解放状
態になつても、前記僅かな量の帰還作動油が急速
昇温機構8とオイルクーラー4とに分けられるだ
けで、全体の作動油の昇温に対する影響は少な
く、急激に作動油が昇温することを防止でき、フ
エイルセーフ機能を奏することができる。
ては、第3の油路12Dに導かれる帰還作動油
は、オリフイス12Eを経由した僅かな量であ
り、作動油急速昇温機構8が故障等により解放状
態になつても、前記僅かな量の帰還作動油が急速
昇温機構8とオイルクーラー4とに分けられるだ
けで、全体の作動油の昇温に対する影響は少な
く、急激に作動油が昇温することを防止でき、フ
エイルセーフ機能を奏することができる。
第1図は本発明の車両用自動変速機の一実施例
を示す油圧回路図、第2図は作動油急速昇温機構
の一実施例を示す構成図、第3図は作動油急速昇
温機構の他の実施例を示す構成図。 図中、1……油溜め、2……オイルポンプ、3
……クラツチ付流体継手(トルクコンバータ)、
4……オイルクーラー、5……油圧制御装置、8
……作動油急速昇温機構、12A……供給油路、
12B……第1の油路、12C……第2の油路、
2D……第3の油路、12E……オリフイス、3
1……直結クラツチ、81……油温センサ、83
……電磁ソレノイド弁、84……バイメタル、a
……クラツチ側ポート、b……流体継手側ポー
ト、c……入力ポート、d……第1のポート、e
……第2のポート、f……第3のポート、g……
ドレーンポート、s……スプール。
を示す油圧回路図、第2図は作動油急速昇温機構
の一実施例を示す構成図、第3図は作動油急速昇
温機構の他の実施例を示す構成図。 図中、1……油溜め、2……オイルポンプ、3
……クラツチ付流体継手(トルクコンバータ)、
4……オイルクーラー、5……油圧制御装置、8
……作動油急速昇温機構、12A……供給油路、
12B……第1の油路、12C……第2の油路、
2D……第3の油路、12E……オリフイス、3
1……直結クラツチ、81……油温センサ、83
……電磁ソレノイド弁、84……バイメタル、a
……クラツチ側ポート、b……流体継手側ポー
ト、c……入力ポート、d……第1のポート、e
……第2のポート、f……第3のポート、g……
ドレーンポート、s……スプール。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 油圧サーボにより操作される変速装置と、直
結クラツチ付流体継手と、油溜めからオイルポン
プにより吸い上げた作動油を前記変速装置及び直
結クラツチ付流体継手へ供給し、車両走行条件に
応じて該変速装置及び直結クラツチ付流体継手を
制御する油圧制御装置と、前記変速装置、直結ク
ラツチ付流体継手および油圧制御装置から帰還し
た作動油の油溜めと、作動油の冷却用オイルクー
ラーと、を備えた車両用自動変速機において、 前記直結クラツチ付流体継手が、クラツチ側ポ
ート及び流体継手側ポートを有し、 前記油圧制御装置が、作動油を供給する油路に
連通する入力ポート、前記クラツチ側ポートに第
1の油路を介して連通する第1のポート、前記流
体継手側ポートに第2の油路を介して連通する第
2のポート、前記オイルクーラーに第3の油路を
介して連通する第3のポート及びドレーンポー
ト、並びにこれらポートを適宜切換えるスプール
を有する直結クラツチ制御装置を備え、 該直結クラツチ制御装置の切換えに基づき、前
記入力ポートと第1のポートとを連通すると共に
前記第2のポートと第3のポートとを連通するこ
とにより、前記直結クラツチを解放し、また前記
入力ポートと第2のポートとを連通すると共に、
前記第1のポートをドレーンポートに連通するこ
とにより、前記直結クラツチを係合し、 また、前記第2の油路と第3の油路との間に所
定絞り状態で連通するオリフイスを介在し、 そして、該第3の油路に分岐して、作動油の油
温が設定値以下のとき、該第3の油路から帰還す
る作動油を直接前記油溜りに導通する作動油急速
昇温機構を設けたことを特徴とする、 車両用自動変速機。 2 前記作動油急速昇温機構は、前記第3の油路
からの帰還作動油の油温を検知する油温センサ
と、該センサにより作動される電磁ソレノイド弁
とからなり、前記帰還作動油温が設定値以下のと
き、該作動油を該ソレノイド弁の弁口から直接前
記油溜めへ帰還させることを特徴とする、 特許請求の範囲第1項記載の車両用自動変速
機。 3 前記作動油急速昇温機構は、前記第3の油路
からの帰還作動油の油温に応じて変形するバイメ
タルと、該バイメタルの変形により弁口を開閉す
る弁とからなり、前記帰還作動油温が設定値以下
のとき、該作動油を前記弁口から直接前記油溜め
へ帰還させることを特徴とする、 特許請求の範囲第1項記載の車両用自動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205899A JPS58106254A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 車両用自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205899A JPS58106254A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 車両用自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58106254A JPS58106254A (ja) | 1983-06-24 |
JPH026942B2 true JPH026942B2 (ja) | 1990-02-14 |
Family
ID=16514584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56205899A Granted JPS58106254A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 車両用自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58106254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0446290U (ja) * | 1990-08-24 | 1992-04-20 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6152462A (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-15 | Aisin Warner Ltd | 直結クラツチ付自動変速機の油圧制御装置 |
DE102008042704A1 (de) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Zf Friedrichshafen Ag | Kühlkreislauf eines Getriebes |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5012719A (ja) * | 1973-06-05 | 1975-02-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53136482U (ja) * | 1977-04-05 | 1978-10-28 |
-
1981
- 1981-12-19 JP JP56205899A patent/JPS58106254A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5012719A (ja) * | 1973-06-05 | 1975-02-10 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0446290U (ja) * | 1990-08-24 | 1992-04-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58106254A (ja) | 1983-06-24 |
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