JPH0268473A - 断熱箱体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は内箱と外箱及び両箱のフランジ部を係合する枠
部材を備えた断熱箱体の製造方法に関する。

従来の技術 冷蔵庫等の断熱箱体は、内箱をそのフランジ部が外箱の
フランジ部に当接するまで外箱内に挿入し、内箱のフラ
ンジ部を外箱のフランジ部に変形を伴なって無理矢理乗
り越え許せて外箱のフランジ部に結合するようにしてい
たが、この結合の際に多大な労力や熟練技術を要し、ま
た不良品が生じて全体の品質低下を招くことから、特公
昭５５２６３９４号公報に示すように内箱のフランジ部
を湾曲変形させながら加圧挿入して組み立てるようにす
ることが一般的となっている。

発明が解決しようとする課題 前記公報にあっては、可撓性ある内箱を外箱の開口部を
通して挿入し挿入途上で内箱のフランジ部各辺を同時に
内方へ湾曲変形させて開口部を通過さぜるようにしたた
めフランジ部全体を一度に外箱内に挿入配設でき、機械
による自動組立を実現できる。しかしながら湾曲変形さ
せるためには内箱が可撓性を有する必要があり内箱を鋼
鉄製とする場合には、その湾曲変形により箱面に外傷を
生ずる脆れがあるとともに、金属製両箱のプランジ部を
樹脂製の枠部材に係合さぜる場合にはこの製作方法の適
用ができない。

そこで本発明は、内外両箱の開口１周縁に形成されるフ
ランジ部を枠部材に係合させるにあたり金属製箱体にお
いても容易に製作することのできる断熱箱体の製造方法
を提供することをその課題と“する。

〔発明の構成〕

課題を解決するだめの手段 本発明は前記課題を解決する断熱箱体の製造方法を提供
するものであって、上下２辺の水平枠と左右２辺の垂直
枠とから成り、各粋に後向きに開口する内側係止溝と外
向きに開口する外側係止溝をそれぞれ形成した前枠体の
内側係止溝に対して内箱の開口縁端部を係止し、それぞ
れ内向さフランジを備えた天面及び両側面を有して前面
視末広がりになるように形成した外箱本体の天面の内向
きフランジを前枠体の」二側水平枠の外側係止溝に係止
し、次に両側面の内向きフランジを前枠体の左右垂直枠
の外側係止溝にＪＥ入係止し、前枠体の下側水平枠の下
側係止溝にその前端を外箱本体の後面に位置する後板に
その後端をそれぞれ固定しで内箱下面に間隔を存してユ
ニット天板を配設し、内外両箱間に発泡断熱材を充填す
るものである。

作用 内箱の開口縁端部の外向きフランジを上下左右４辺から
成る前枠体の後向きに開口した内側係止溝に差し込むだ
けで内箱の前枠体への係止が行なえる。また、天面及び
両側面を有して前面視末広がりになるように形成した外
箱本体を先の状態の内箱に上からかぶせるようにして天
面の内向きフランジを上側の水平枠の外向きに開口した
外側係１１−溝に係止した後両側面に内側用向への力を
加えつつ左右垂直枠の外側係止溝に内向きプランジを圧
入係止させることで、外箱本体の前枠体への係止がなさ
れる。モして両箱の変形を伴なうことなしに前枠体への
係止が行なわれるため、内外両箱の変形に伴なう形状変
化並びに復元不良の心配がなく、その製作が容易となる
。

実施例 以下本発明の実施例を第１図〜第８図を参照して説明す
る。

（１）は金属製の一面開口な内箱（２）と外箱（３）と
この両箱間に充填きれる硬質ポリウレタン等の発泡性断
熱材（４）とにより断熱箱本体を構成してなる冷蔵ショ
ーケースで、内箱内面と後述する摺動扉内面とで形成さ
れる庫内上部に冷却器（６）及び送風装置（７）を配設
した冷却室（８）を有し、冷却室の下方に着脱自在に配
置される網棚等の棚部材（９〉にて上下複数段に仕切ら
れた貯蔵室＜１０）を配設している。また前面開口部に
透明な摺動扉（１１）及びこの扉を案内する上下対向の
上下各レール（１２）（１３）を配設し、」−レール（
１２）の」三方に照明室く１４）、貯蔵室（１０）の下
方に圧縮機（１５）・凝縮器（１６）等を配置する機械
室（１７）を配設している。

（２０〉は前面間「−１部に対応する硬質樹脂製の前枠
体であって、開口に対して奥行方向の面を有して方形環
状に構成されており（本例では２木の水平枠（２ＯＡ）
と２本の垂直枠（２０Ｂ）を組み合わせている）、前枠
体（２０）は、内側端に内箱の外向きフランジ（２１）
を挿入係止させる後向きに開口した内側係止溝（２２）
、外側端に内箱の外向きフランジ（２１〉よりも前方に
配置される外箱本体の内向きフランジ（２３）を挿入係
止するとともに、上下２本の水平枠（２０Ａ）・左右２
木の垂直枠（２０Ｂ＞をその端部同士で組み合わせると
きに弾性を有した環状の締着体（例えば輪ゴム）　（２
４）をとめる外向きに開口した外側係止溝（２５）を形
成しており、垂直枠（２０Ｂ）の内面には上下摺動レー
ル（１２）　（ｔ３）にて摺動自在となる摺動扉け１）
の側面からの冷気漏れを防ぐ３本のリブ（２６）が平行
に形成されている。また下側水平枠（２０Ａ）の下面に
は機械室（１７）の前面の補強のため断面口字状の鋼材
により環状に形成した補強部材としてのアングル（２７
〉が配設される。尚、締着体（２４）は外箱のフランジ
（２３〉に押圧されて充填される発泡断熱材（４）の漏
出を防止するシール部材として機能する。

一方、内外両箱（２）（３）と前枠体＜２０〉との組み
立てについて説明すると（第１図参照）、垂直枠（２０
Ｂ）と水平枠（２０Ａ＞により開口枠を形成して各枠（
２０Ａ）（２０Ｂ）の外側係止溝（２５）に輪コ゛ム（
２４〉をはめて枠体として仮止めし、内箱（２〉の開口
縁端部に形成した外向きフランジ（２１）を各枠（２０
Ａ＞（２０Ｂ）の内側係止溝（２２）に係止する。そし
て、天面及び両側面を有し前面視末広がりになるように
下底のない等脚台形状に折曲形成した外箱本体（３Ａ）
の端部に形成した内向きフランジ（２３〉のうち、まず
天面のフランジを上側水平枠（２０Ａ＞の外側係止溝（
２５）に挿入し、等脚台形の斜辺にあたる部分すなわち
外箱側面を構成する部分のフランジ（２３）が垂直枠（
２０Ｂ）の外側係止溝（２５）に臨むように外箱本体側
面を互いに内方へ押圧して折曲部分の曲げ角度を大きく
する。このとき環状のアングル（２７）を下側水平枠（
２０Ａ）の下方に位置させており、外箱本体の側面下端
部に配設した補強及び固定用の部材例えはＬ字形のアン
グルク２８）とともに環状のアングル（２７）下面を外
箱に固定する。そして、この状態のものに背方から機械
室の天井を形成するユニット天板（２９）を斜めにしな
がらその先端部を適宜位置まで環状のアングル（２７）
に挿入しく第６図参照）、挿入前に予め新曲しである折
曲片＜３０）を再び他面と同一平面に戻して環状のアン
グルの口字状部分に折曲片（３０）を臨まぜユニット天
板（２９〉がアングル＜２７）から外れないようにする
。この後このユニット天板り２９）の先端に折曲形成し
たフランジ（３１）を下側水平枠（２０Ａ＞の下端に形
成しである下向きに開口した下側係止溝（３２）に係止
させる。

そして外箱の後板（３３）を設置し、ユニット天板（２
９〉の後端を後板（３３）に固定する。

この後内外両箱間の空間及び内箱とユニット天板との間
の空間に硬質ポリウレタン等の発泡性断熱材（４）を充
填して断熱箱体となす。尚、機械室（１７）の底部は圧
縮機（１５〉、凝縮器（１６）及び送風袋置等の機械部
品を設置できればよいことから、下面全体を一枚の板体
とする必要はなく数本のアングルにて形成してもよい。

また、外側係止溝（２５）に止めた輪ゴム（２４）が外
箱本体（３Ａ〉の内向きフランジ（２３〉により押圧さ
れて弾性力に抗して変形し、前枠体（２０〉と内向きフ
ランジク２３）との密着性を増すバッキングとして機自
しするため、断熱材（４〉の発泡漏れが防止できる。

（４０）は下側の水平枠（２０Ａ）の排水溝（４１）の
適所に形成された排水口（４２〉に対応させて形成した
排水管、（４３）は内箱底面上に載置される床敷であっ
て、その前部に下方へ折曲形成され排水溝（４１）内に
臨み後述する下レール上面を抑圧保持する押え桟（４４
〉を有した脚部（４５）を設けている。下レール（１３
）は、内外案内リブ（１３Ｂ）（１３Ｃ）及び突状（１
３Ｄ）をその上面に、排水溝（４１）に挿入され押え桟
（４４〉にて押圧保持されたときレールの浮き上がりを
防止する挿入リブ（１３Ｅ）をその下面に形成しており
、下側の水平枠（２０Ａ）上に着脱自在に載置させてい
る。（４６）は冷却室（８）における冷却器（６）の下
方に配設した露受皿（８Ｂ）の排出口に接続し、内箱背
面に沿って垂下し内箱底面と床敷との間を前方へ延び、
先端を床敷（４３）の脚部（４５）に形成した弓掛部（
４７〉に引っ掛ける可撓性の排水バイブである。尚、排
水バイブ（４６〉の先端を引掛部（４７）に引っ掛けた
とき、確実に先端部１」が下方へ向けられるようにしで
ある。特に本例では下側の水平枠（２０Ａ）の後部及び
引掛部〈４７〉を上方へ傾斜させていることから排水バ
イブ＜４６）の先端を傾斜許せやすい。また排水バイブ
（４６〉が断熱材層に埋没していないので、その着脱は
容易に行なえ貯蔵室（１０〉及び冷却室＜８）の掃除及
び保守点検が簡単に行なえる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれは、内箱を前枠体の内
側係止溝に係止した状態で、前面視末広がりの外箱本体
を幅広側から内箱天面及び両側面を覆うように移動させ
、この外箱本体のフランジを前枠体の外側係Ｉ）−溝に
圧入さぜれけよいことから、内箱に何ら変形をさせるこ
とがなく外箱と内箱の設置が行なえ、組み立て作業が頗
る容易になるとともに内箱の変形による外傷が生じるこ
とはない。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の一実施例を示し、第１図は外箱本体の前
枠体への組付けを説明するだめの斜視図、第２図は冷蔵
ショーケースの外観斜視図、第３図はショーケースの縦
断面図、第４図及び第５図はそれぞれ第３図のＡ部及び
Ｂ部拡大断面図、第６図及び第７図は環状のアングルへ
のユニット天板の組付けを説明する外観斜視図、第８図
は摺動扉を外した状態のショーケース外観斜視図である
。 （１）・・・ショーケース、　（２）・・・内箱、　（
３）・・・外箱、　（４）・・・発泡断熱材、　（２０
）・・・前枠体、　（２０Ａ〉・・・水平枠、　（２０
Ｂ＞・・・垂直枠、　（２１〉・・・外向きフランジ、
　（２２）・・・内側係止溝、　（２３）・・・内向き
フランジ、　　（２５）・・・外側係止溝、　（２７）
・・・アングル（補強部材）、　（２９）・・・ユニッ
ト天板、　（３０）・・・折曲片、　（３２）・・・下
側係止溝、　（３３）・・・後板。 ＋＋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上下２辺の水平枠と左右２辺の垂直枠とから成り、
   各枠に後向きに開口する内側係止溝と外向きに開口する
   外側係止溝をそれぞれ形成した前枠体の前記内側係止溝
   に対して内箱の開口縁端部を係止し、それぞれ内向きフ
   ランジを備えた天面及び両側面を有して前面視末広がり
   になるように形成した外箱本体の前記天面の内向きフラ
   ンジを前記前枠体の上側水平枠の外側係止溝に係止し、
   次に前記両側面の内向きフランジを前記前枠体の左右垂
   直枠の外側係止溝に圧入係止し、前記前枠体の下側水平
   枠の下側係止溝にその前端を前記外箱本体の後面に位置
   する後板にその後端をそれぞれ固定して、前記内箱下面
   に間隔を存してユニット天板を配設し、内外両箱間に発
   泡断熱材を充填する断熱箱体の製造方法。