JPH026831A - 流体分離用半透膜の製造法ならびにミクロ濾過、蒸留および特殊織物における使用法 - Google Patents

流体分離用半透膜の製造法ならびにミクロ濾過、蒸留および特殊織物における使用法

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JPH026831A
JPH026831A JP1045016A JP4501689A JPH026831A JP H026831 A JPH026831 A JP H026831A JP 1045016 A JP1045016 A JP 1045016A JP 4501689 A JP4501689 A JP 4501689A JP H026831 A JPH026831 A JP H026831A
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solvent
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JP1045016A
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Enrico Drioli
エンリコ ドリオーリ
Soccorso Gaeta
ソッコルソ ガエータ
Marco Sogliano
マルコ ソッリャアーノ
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Separem SpA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/28Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof by elimination of a liquid phase from a macromolecular composition or article, e.g. drying of coagulum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
    • B01D71/34Polyvinylidene fluoride
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/04Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06N3/047Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds with fluoropolymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08J2327/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08J2327/12Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C08J2327/16Homopolymers or copolymers of vinylidene fluoride

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は流体分離用半透膜に関するものである。さらに
詳細に述べれば、本発明はミクロ濾過法での使用に通し
て製造される膜、また膜蒸留操作において及び/または
蒸気相の化学種により透過されるが液相化字種には透過
されない織物の作製に用いる膜の特殊な使用目的におい
て代用品として使用される膜に関するものである。
さらに、本発明は該膜を製造する方法に関するものであ
る。1つの重合物溶液がその重合物の溶媒ではないがそ
の重合物の溶媒と混合できる溶媒系と接触して置かれる
ような過程に特に該当する。その重合物混合物を凝固浴
に浸したのち、膜上の新しく形成された上層に拡散して
いる非溶媒で溶媒を抽出するのである。この過程が継続
して行なわれると非溶媒は形成される密度の高い層に拡
散して進入を続け、ついには連続的に組成が変わる基部
に到達し、最後に混合が解消する臨界値に達して2つの
液相に分かれる;その1つの相は重合物に富みゲル化過
程により多孔性層構造を構成し、他の層は主として溶媒
と非溶媒から構成され膜の内部構造に明確な空孔を生成
する。
さらに詳述すれば、本発明の分野はPVDF (フッ化
ポリビニリデン)製およびPVDFと他の重合物との混
合物から製造される半透膜に関する。
以上はこの発明の工業上の主たる利用分野の概説である
が、しかし該分野は本発明者の視野に限界を設けるもの
ではない、特に以下に記述される本発明による膜と方法
は、蒸気を選択的に通過させ、液体、特に水および水性
液相溶液、の通過を防止するために半透膜を用いる他の
同類のどの分野でも有利に利用されるであろう。
[従来の技術] 膜として、例えば、テフロン製やポリプロピレン製のも
のが知られていて、それらの薄膜を引き延ばすとそれら
に特有の多孔性が現われ、微細な孔のある表面が得られ
る。この面は膜蒸留法を実施するのに有用であり、また
蒸気相化学種は透過するが液相化学種は透過できないよ
うな織物の製作に用いるなどの特殊な使い方に役立つこ
とが知られている。しかし、これらの既知の膜には不利
益な点がある。特に、その製法がかなり複雑であり、ま
たテフロンもポリプロピレンも抗接着材料として悪評が
高く、支持用布地と安定に結合させるのが難点となって
いるので、製造した膜をその支持用布地と結合させ難い
のである。これらの材料を引き延ばしてその中に孔を生
成させる段階はその材料をさらに弱めることになる。該
既知膜の多孔度はさらに限界があると言うべきであろう
PVDF製の膜はさらによく知られていて、例えば19
80年10月27日に出願された欧州特許第50864
号、1968年8月26日出願の米国特許第36150
24号、 1979年2月14日出願の米国特許第43
16772号に開示されている。これら文書が共通に開
示することはPVDF膜をミクロ濾過または逆浸透法に
用いることであり、これらの膜はすべて親木性PVDF
で作製されていることである。“親木性PVDF”とい
う語は例えばスルホン酸基のような親木性基を付与され
たPVDFを表わしており、溶液を構成する水は液相中
に残っている膜は実質が親水性材料で構成されているの
で、その中に逆浸透によって自由に浸入するのである。
それゆえ、この種の膜はミクロ濾過、限外濾過、逆浸透
過程においてのみ用いることができる。該既知P V 
D F II@はさらに反応性の高い薬品や高温に対し
て極めて敏感であるので、それゆえに緩和な条件下での
み使用可能であり、とに・かくそれらの条件の変動に敏
感である。
[発明の目的及び効果] それゆえに、本発明のねらいは上述の不利な点を除いた
半透膜を製造して、膜蒸留における最適の機能性を与え
、織物に塗布して蒸気相化学種は透過し液相化学種は透
過させないようにし、しかも製造費用を限られた範囲に
止め、また特に簡単な製造工程によるようにすることで
ある。
この発明のさらに1つの目的は、操作効率が高く目方の
軽い膜を得るために多孔度を高めた膜を得ることである
[課題を解決するための手段] このねらいと目的その他は、本発明によって、疎水性P
VDFからなり非対称であることを特徴とする流体分離
用半透膜によって達成される。
“疎水性PVDF”という語は永続的な高度の疎水性特
性をもつPVDFを定義している。換言すれば、本発明
の疎水性PVDFの膜はその中にある孔に蒸気相の水は
通すが、液相の水が浸入するのを許さない。
“非対称“という語は膜の厚みを横切る方向について非
対称である膜を表している。言い換えれば、この発明の
非対称半透膜の1面はある密度と多孔度をもち、反対の
面では事実上具なる密度と多孔度をもつということであ
る。
この発明の好ましい実施例によれば、膜はほぼ疎水性の
PVDFで作られるが、より望ましくはほぼ純粋の疎水
性PVDFで作られることである。
100℃で重量分析的に測定した膜の平均多孔度は50
%以上で、80%以上であるのが望ましい。
本発明による膜の孔は平均直径が0.01ないし1ミク
ロンであるのが望ましく、0.1ないし0.3ミクロン
であるのがさらに望ましい。
膜の厚さは50ないし250ミクロンの範囲であり、望
ましくは70ないし120ミクロンである。
これらの値はミクロ濾過法や膜蒸留法に用いる膜に適し
た値である。 “膜蒸留“の語は疎水性多機小孔性膜を
用いるのを基本とする方法を表している。1枚の疎水性
多機小孔膜を温度の異なる2つの水溶液の間に置くと、
溶液はいくつかの成分に分離される。そこで働く力は膜
の両側の2つの溶液−膜界面における液体の蒸気圧の差
である。水蒸気は高温側から膜の孔を通って低温側に運
ばれ、そこで凝縮する。このとき液相は疎水性の障壁を
通過できないという事実がこの方法の選択性の基となっ
ている。
本発明の膜は高度に疎水性で、微小孔を持ち、低熱伝導
性で、耐薬品性と耐熱性にすぐれているが、その膜を使
用する望ましい形態では、この膜は極度に軽いことを特
徴とする衣類用の特殊の織物の製造に使われる。この膜
の疎水性は蒸気相化学種が織物を通過(通気性がよい)
して移動するのを妨げないが、液相水の透過を防ぐ(不
透過性が高い)性質がある。
本発明による膜は次にあげる諸段階を特徴とする方法に
よって製造することができる:a)  PVDFと有機
溶媒からなる溶液をつくる;b)該溶液を処理して予備
成形膜を作製する; C) 該予備成形膜に含まれる溶媒の少なくとも1部分
を蒸発によって除く; d) 該予備成形膜を凝固浴中でゲル化する:および e) 該予備成形膜を洗浄する。
望ましい実施例によれば、本発明による方法にはさらに
もう1つの熱処理段階f)が含まれる。その熱処理は7
0ないし100℃の温度で10ないし100分間行なう
のがよい。
実際に観察されたところでは、本発明の膜を使ってミク
ロ濾過法を行なったところ、熱処理の結果熱処理を行な
わない場合に比べて流量が著しく増加する。この点に関
して表3を参照されたい。
この方法の最初の実施例では、該予備成形膜を製造する
処理は段階a)で造られた溶液を支持体に塗布して平面
膜を作製することになる。
この第1の実施例で作製する膜は織物と結合させて不透
過性と併せて上述の通気性を付与するのに適している。
第2の実施例では予備成形膜製作処理は溶液を押出して
毛管状繊維を製作することである。
この第2の実施例はミクロ濾過や膜蒸留法に膜を用いる
場合に適している。
PVDFと有機溶媒の溶液を製造する段階a)は35℃
と 100℃の間の温度で行なうのがよく、40℃と7
0℃の間の温度が更に良好である。この製造の際には好
ましい有機媒体はジメチルホルムアミド(DMF)にポ
リビニルピロリドン(PVP)を添加したものである。
このようにして膜特性の制御が可能である。
PVDF濃度は溶液全体について重量で5ないし30%
であるのが望ましい、 pvp濃度は溶液全体について
重量で0ないし10%であるのが望ましい。段階b)の
まえに、溶液を脱ガスおよび4Aを行なってその中の不
純物とガスの泡を除くことがさらに望ましい。
好ましくい実施例によれば、使用する添加物の相対的分
子量を変えることで膜の多孔度を制御することができる
。特に使用する添加物がポリビニルピロリドン(PVP
)である場合は、そのpvp ノ相対的分子量は10,
000から2,000,000 *で望ましくはto、
oooから400,000まで、変えることができる。
本発明の膜を織物とともに使って通気性と不透過化効果
とを達成しようとするときには、段階a)で製造された
溶液を望ましくは50ないし100g/m2の重量の繊
維状支持体の上に塗布する。さらに望ましいのは該支持
体かうね織りでぁって平織りでないことである。事実、
うね織りの方が溶液の膜への接着がよいことが観察され
た。
溶液を支持体に塗布する速度は1ないし10m/win
が好ましい。
溶媒蒸発段tilt c )の間、蒸発室の湿度は50
%ないし80%、望ましくは60%ないし70%、がよ
い。蒸発室内の諸条件は例えば箱を用いて制御し、その
箱のなかを塗布済の薄膜が連続的に通過するようにする
。成形中の@(予備成形膜)の上を流れる空気の速度も
上述の制御条件の1つである。通過時間が溶媒の蒸発時
間(SET)を決定し10秒ないし300秒の間の値を
とり得る。溶媒蒸発段階の間、重合体膜の上を流れる空
気の温度は20度から30度がよい。
予備成形膜はつぎに10分間以上の一定の時間凝固浴に
導かれる。凝固浴中にある液体は予備成形膜に対して非
溶媒となる液体である。凝固浴の液体と予備成形膜との
接触は予備成形膜をゲル化する。非溶媒というのは一般
に10度か620度の温度の水で、その伝導度は1oな
いし30ミクロシ一メンス/cmである。
次に行なわれる洗浄で予備成形膜に含まれる溶媒の痕跡
まで除去されまだ存在している添加物は完全に抽出され
る;この洗浄は膜が凝固浴槽から出るときに行なうのが
よい。低くとも18度の温度で数時間、膜の側と支持体
側の両側に水を流す。このようにして製造した膜はその
まますぐに使用できる。
[実施例] 製造のいくつかの例としてあげた次の詳細な説明は本発
明を限定しない実施例であるが、それらの例から本発明
は明らかに理解できるであろう。すべての実施例で、粘
度の測定はHakesw2粘度計を用い、温度は20t
、速度は27 rpmで行なわれている。
実施例1 分子量100,000を限界とするミクロ濾適用に適し
た膜の製造 膜として、流速100リツトル/時/m2以上、排除率
(分子量100,000のデキストランについて)90
%以上の支持体付き膜を得るために次の操作を行なった
。DMF154 gを温度40℃の浴に浸したかきまぜ
機に入れて安定な温度に達させ、PVDF重合物40g
を分子量10.OOQノPVP 6gとともにゆっくり
加えた。調製された溶液は粘度11,850センチポア
ズで、加熱環境(50℃)に置いて自然に脱ガスさせ、
つぎに10〜50ミクロンのメツシュをもつ金網で濾過
する。、それから薄膜塗布装置を使って溶液を不織布上
に、または鏡の上に、あるいは使用溶媒と反応しない平
表面上に塗布する。溶液の塗布は20℃、相対湿度55
%のもとで3 m1m1nの速度で150ミクロンの厚
さに塗布する。こうして膜ができ、10℃の脱イオン水
を入れた浴に浸す。溶媒蒸発時間は30秒である。膜は
凝固浴に10分分間−たのち、次いで水が連続的に再循
環するタンクに約1時間置かれる。こうして得られた膜
から4つの試料を取り出し、供試物のPg−jkの0.
01%に等しい量のデキストラン(分子量110,00
0 ’)を含む水溶液を使ってそれぞれの特性を調べる
。作業圧1.5気圧、温度25℃、接線供給流速は30
0リットル/時である。
供試物の1試料を取り、透過物の4試料を周期的に保取
し、ついで分光光度法で分析する。表1に掲げた特性検
査データはこのようにして得られたものである。
膜   流  速  デキストラン  作業番 号  
1/h/sq、m   排除値 (豹  時間5IPS
21  124    94      85IPS5
7  108    96      851PS16
  107    94      85IPS88 
 108    96      8実施例2 分子1500.000を限界とする膜の製造実施例1で
分子量限界値が100.000の膜を作ったが、その方
法に従って、粘度が14,400センチポアズの新しい
重合物の溶液を次のようにして製造する;フラスコ中に
DMF溶媒を154g入れ、PVDF重合物20121
0000を40gと相対的分子量44,000のPVP
6gとを次々に加える。
実施例1に類似の条件で膜を調製し濾過して塗布したの
ち、作製した膜の特性を分子量500.000のデキス
トランで調べる。関連データが表2に出ている。
膜   流  速  デキストラン  作業番 号  
1/h/sq、m   排除値 (ネ)   時間3 
1PS  6      97           
92            6.53IPS6   
  190          95        
    7.53  IPS  8      90 
         95           7.5
3IPS10  190     95     5.
0タイプ3 IPS塗布で得られた膜に熱処理を施す、
4個の試料を取り出す。うち2つは熱処理をしているが
、他の2つは元のままで比較対照物とする。熱処理では
、膜を80℃の水浴に2分間浸す。この処理後、4試料
の特性を調べ、その結果を表3に掲げる。
表3.熱処理を受けた膜の流速値 膜番号   初期流速   処理時間 I  No      281     0.51  
YES     404     0.52 No  
    255     0.52 YES     
404     0.5実施例3(比較例) 天然繊維の織物上に塗布した衣類用膜の製造粘度4,0
00センチポアズの重合物溶液を、PVDF重合物とD
MF溶液のみから、他の添加物を加えることなしに製造
する6重合物40gをフラスコに入れ、つづいてDMF
60gを加える。
40℃の環境で混合したのち、溶液から自然に脱ガスを
行ない、ついで10〜30ミクロンのメツシュをもつ金
網で濾過する。これを天然繊維(木綿100%)の織物
の支持体上に押出しにより塗布して薄膜を作製する。溶
媒蒸発時間30分をかけ、14℃の水浴中で凝固させて
、環境温度18℃、相対湿度60%において完成した厚
さが150ミクロンの膜を作る。最終製品にはその後の
処理はなされない。しかし洗浄段階で織物が溶液を吸込
み、織り目の中と繊維の中に溶液が入って一体になり、
全体が固い製品になるのが見られる。この例から分かる
ように、よい膜を得るためには織物の特性が決め手にな
ると思われる。
実施例4 合成繊維織物上に塗布する衣類用膜の製造溶液を実施例
3に従って製造する。
濾過段階と脱ガス段階を終えたのち、該溶液をポリアミ
ド布(ナイロン100%)からできた支持体上に塗布す
る。塗布膜の厚さは150ミクロン、蒸発時間は60秒
で凝固浴(脱塩水)の温度は14℃である。洗浄段階を
経た膜は次の特性を持っている。
肉眼観察による特性: 膜は織物地に完全に接着していて、両者は均一な複合物
を造り、膜は織物布の反対側にある。感触は柔らかい。
物理的特性二 織物と薄膜は完全に防空気性であるが、水蒸気に対して
は4,400gH2O/m2/24hの通気性をもって
いる。不透過性試験を行なった試料は10mの水圧に耐
えることができる。水に対して不透過性があると考えら
れる最小限度は2mの水圧である。こうして製作した膜
は防水性、防空気性および水蒸気に対する通気性を必要
とするすべての織物の応用に関して優れている。
実施例5 膜蒸留用の膜の製造 前述のように、DMF 、 PVP  (相対的分子量
44.0QO)およびPV[IFを重量比で80%、5
%および15%の割合に混合して1つの溶液を製造する
。この溶液を60℃で3時間かきまぜる。
前にあげた実施側進りに膜を製造し、60℃で45分間
熱処理する。このようにして製作された膜の特性は次の
通りである。
泡立ち点 平均孔半径(cm) 流速(水中) (1/h/m’) 0.53 2.54X 10−’ 0.58 2.83X 10”’ 0.2atm 1、Oatm この条件下で膜蒸留試験を行なって得られた結果は次の
通りである: Δ T1 (℃) 流   速 (kg/m2s) 排   除   % (0,5mol/lNaC1) 19X 10−’ 2X10”’ ΔT=T (高温側)−丁(低温側) 実施例6 本発明の膜の高温作業に対する抵抗性を調べる試験をし
た。
高温試験の結果; 実施例1,2,4.および5で得られた膜を120℃に
おける水蒸気に120時間さらして試験を行ない、つづ
いて標準状態(T=25℃、P=バール、 c =0.
01%、相対的分子量70,000ドルトンのデキスト
ランの重量パーセント)において特性を調べた。
結果を次に掲げる: 膜    流    速   排除量 (kg/h/m2)      % SP  29A          32      
     945P  29B          3
2           94SP  29[;   
       32           94SP 
 29D          32         
   94これらの結果から、膜は高温に耐え、その流
速と排除特性を維持することができることを示している
実施例7 実施例1,2,4,5.および6によって得られた膜の
力学的抵抗力をインストロン1122によって試験する
。試験条件は次の通りである:引張り速度    10
0mm/min試料の長さ    150mm 試料の幅     15mm 止め金の距離   100mm ン温    度          25 ℃得られた
結果は次に示されている; 膜    破壊荷重  伸  び (Newton)     % SP  29/A      151 SP  29/B       151SP  29/
C121 SP  29/D      120

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体分離用半透膜において、該半透膜が疎水性PV
    DFを含み、かつ非対称的であることを特徴とする流体
    分離用半透膜。 2 請求項1に記載の膜において、事実上純粋な疎水性
    PVDFからなり、その平均多孔度が50%以上、望ま
    しくは80%以上、であることを特徴とする膜。 3 請求項1に記載の膜において、その膜厚が50ない
    し250ミクロンの間、望ましくは70ないし120ミ
    クロンの間、にあることを特徴とする膜。 4 請求項1に記載の膜において、平均直径が0.01
    ないし1ミクロン、望ましくは0.1ないし0.3ミク
    ロン、であることを特徴とする膜。 5 請求項1に記載の膜において、膜蒸留またはミクロ
    濾過過程で使用されることを特徴とする膜。 6 請求項1に記載の膜において、蒸気に対しては透過
    性があるが水に対しては透過性を持たない隔壁を構成す
    るために、織物とともに使用されることを特徴とする膜
    。 7 請求項1に記載の膜を製造する方法において、次の
    諸段階: a)PVDFと有機溶媒からなる溶液をつくる; b)該溶液を処理して膜を予備成形する; c)該予備成形膜に含まれる溶媒の少なくとも1部分を
    蒸発によって除く; d)該予備成形膜を凝固浴中でゲル化する; e)該予備成形膜を洗浄して溶媒を抽出する、 からなることを特徴とする方法。 8 請求項7に記載の方法において、さらに1つの熱処
    理段階を含むことを特徴とする方法。 9 請求項7に記載の方法において、該予備成形膜を製
    造する該処理で該溶液を支持体に塗布して平面状膜を製
    造することを特徴とする方法。 10 請求項7に記載の方法において、該予備成形膜を
    製造する該処理で該溶液を押出して毛管状繊維を製造す
    ることを特徴とする方法。 11 請求項7に記載の方法において、PVDFと有機
    溶媒の該溶液の製造が35℃と110℃の間、望ましく
    は40℃と70℃の間、の温度で行なわれることを特徴
    とする方法。 12 請求項7に記載の方法において、該有機溶媒がD
    MFからなり、望ましくはそれにPVPを添加して膜の
    輸送特性を制御できることを特徴とする方法。 13 請求項7に記載の方法において、PVDFの濃度
    が5ないし30重量%であることを特徴とする方法。 14 請求項13に記載の方法において、PVPの濃度
    が0ないし10重量%であることを特徴とする方法。 15 請求項7に記載の方法において、該溶液が該b)
    段階の前に完全に脱気され、かつ濾過されることを特徴
    とする方法。 16 請求項9に記載の方法において、1m^2あたり
    50ないし100gの重さの繊維状支持体に該溶液を塗
    布することを特徴とする方法。 17 請求項16に記載の方法において、該支持体がう
    ね織りであって、平織りではないことを特徴とする方法
    。 18 請求項9に記載の方法において、該塗布の速度が
    1ないし10m/minの間であることを特徴とする方
    法。 19 請求項7に記載の方法において、該溶媒蒸発段階
    c)における蒸発部位の湿度が50ないし80%の間、
    望ましくは60ないし 70%の間、であることを特徴とする方法。 20 請求項7に記載の方法において、該洗浄段階e)
    で該予備成形膜から溶媒を完全に抽出する結果になるこ
    とを特徴とする方法。 21 請求項8に記載の方法において、該熱処理が70
    ℃ないし100℃の温度で10ないし100分間行なわ
    れることを特徴とする方法。 22 請求項1ないし21のいずれか1つに記載の膜を
    膜蒸留法に使用すること。 23 請求項1ないし22のいずれか1つに記載の膜を
    使い、疎水性で気体や蒸気は透過するが水をはじく織物
    を作ることを特徴とする膜の使用法。 24 請求項1ないし23のいずれか1つに記載の疎水
    性PVDFからなることを特徴とする流体分離用半透膜
    。 25 請求項1ないし24のいずれか1つに記載のPV
    DFからなることを特徴とする流体分離用半透膜の製造
    法。
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