JPH026719Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026719Y2 JPH026719Y2 JP15361283U JP15361283U JPH026719Y2 JP H026719 Y2 JPH026719 Y2 JP H026719Y2 JP 15361283 U JP15361283 U JP 15361283U JP 15361283 U JP15361283 U JP 15361283U JP H026719 Y2 JPH026719 Y2 JP H026719Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- coil
- band
- base paper
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスピーカ用ボイスコイルに関する。
従来の、この種のスピーカ用ボイスコイルには
第１図及び第２図で示すものがあつた。このスピ
ーカ用ボイスコイルは次の工程により作成され
る。まず、長方形のボビン原紙Ａをコイル治具に
巻き付けて両端B1，B2を突き合わせてボビンＣ
を形成する。次いで、巻線機によりボビンＣの上
にコイルＤを巻装する。最後に帯紙ＥをコイルＤ
の上部のボビンＣに巻き付けて接着し、ボビンＣ
と帯紙Ｅの間からコイルＤのリード線Ｆを引き出
すのである。
第１図及び第２図で示すものがあつた。このスピ
ーカ用ボイスコイルは次の工程により作成され
る。まず、長方形のボビン原紙Ａをコイル治具に
巻き付けて両端B1，B2を突き合わせてボビンＣ
を形成する。次いで、巻線機によりボビンＣの上
にコイルＤを巻装する。最後に帯紙ＥをコイルＤ
の上部のボビンＣに巻き付けて接着し、ボビンＣ
と帯紙Ｅの間からコイルＤのリード線Ｆを引き出
すのである。
従来のボイスコイルは以上のように構成されて
いるので、ボビンＣ材として腰の強いものを用い
た場合とか、コイルＤの上下幅に対してボビンＣ
の上下幅が可成り大きな場合には、ボビンＣにお
けるコイルＤの部分は真円であるが、ボビンＣの
上端部分は真円にならず変形してしまう。特に、
ボビンＣの合わせ目の帯紙Ｅに覆われていない部
分は鈍角的に出つぱつてしまう。従つて、このボ
イスコイルを使つてスピーカを組み立てる場合、
ボビンＣの出つぱつた部分が磁気回路のギヤツプ
にひつかかつて挿入することができない。そこ
で、この出つぱつた部分を抑えるために補強用の
帯紙を合わせ目の上端部に貼つたり、前もつてボ
ビン原紙Ａにカールの癖を持たせたりしなければ
ならないという欠点があつた。
いるので、ボビンＣ材として腰の強いものを用い
た場合とか、コイルＤの上下幅に対してボビンＣ
の上下幅が可成り大きな場合には、ボビンＣにお
けるコイルＤの部分は真円であるが、ボビンＣの
上端部分は真円にならず変形してしまう。特に、
ボビンＣの合わせ目の帯紙Ｅに覆われていない部
分は鈍角的に出つぱつてしまう。従つて、このボ
イスコイルを使つてスピーカを組み立てる場合、
ボビンＣの出つぱつた部分が磁気回路のギヤツプ
にひつかかつて挿入することができない。そこ
で、この出つぱつた部分を抑えるために補強用の
帯紙を合わせ目の上端部に貼つたり、前もつてボ
ビン原紙Ａにカールの癖を持たせたりしなければ
ならないという欠点があつた。
本考案は上記のような欠点を解消しようとする
もので、 ボビン原紙に設けた隅切部により形成されるＶ
字形状の凹部を有する円筒形のボビンと、このボ
ビンの下半部外周に巻装されるコイルと、このボ
ビンの上半分外周であつて、該ボビンの上端部の
近傍部まで巻装すると共に、ボビンのＶ字形状の
凹部の上端部を隠蔽するよう被着形成した幅広の
帯紙と、から構成され、前記ボビンと帯紙との間
からコイルのリード線を引き出すことにより、ボ
ビンの合わせ目の鈍角的な出つぱりを抑えてスピ
ーカの組み立てを容易にすることを目的としたス
ピーカ用ボイスコイルを提供するにある。
もので、 ボビン原紙に設けた隅切部により形成されるＶ
字形状の凹部を有する円筒形のボビンと、このボ
ビンの下半部外周に巻装されるコイルと、このボ
ビンの上半分外周であつて、該ボビンの上端部の
近傍部まで巻装すると共に、ボビンのＶ字形状の
凹部の上端部を隠蔽するよう被着形成した幅広の
帯紙と、から構成され、前記ボビンと帯紙との間
からコイルのリード線を引き出すことにより、ボ
ビンの合わせ目の鈍角的な出つぱりを抑えてスピ
ーカの組み立てを容易にすることを目的としたス
ピーカ用ボイスコイルを提供するにある。
以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。第３図は本考案に係るボイスコイルの斜視図
で、第４図は同ボイスコイルの構成部品を示す平
面図である。図面において、１は長方形状のボビ
ン原紙で、その両端２ａ，２ｂの線対称位置の隅
角部３ａ，３ｂは小さな角度をもつて隅切りされ
ている。次に、上記のボビン原紙１によるスピー
カ用ボイスコイルの組み立て工程について説明す
る。まず、ボビン原紙１をコイル治具に巻き付け
て両端２ａ，２ｂを突き合わせてボビン４を形成
する。この際、両端２ａ，２ｂの突き合わせ部の
上端には、隅角部３ａ，３ｂの隅切りによつて、
Ｖ形状の凹部５が形成される。次ぎに、巻線機に
よりボビン４の上にコイル６を巻装する。そし
て、帯紙７をコイル６の上部であるボビン４の上
半部分に巻装する。このとき、帯紙７の上端部は
ボビン４の上端部に近接し、かつボビン４のＶ字
形状の凹部５の上端部を隠蔽するよう被着形成し
て巻装される。なお、コイル６のリード線８は、
帯紙７とボビン４との間から引き出される。
る。第３図は本考案に係るボイスコイルの斜視図
で、第４図は同ボイスコイルの構成部品を示す平
面図である。図面において、１は長方形状のボビ
ン原紙で、その両端２ａ，２ｂの線対称位置の隅
角部３ａ，３ｂは小さな角度をもつて隅切りされ
ている。次に、上記のボビン原紙１によるスピー
カ用ボイスコイルの組み立て工程について説明す
る。まず、ボビン原紙１をコイル治具に巻き付け
て両端２ａ，２ｂを突き合わせてボビン４を形成
する。この際、両端２ａ，２ｂの突き合わせ部の
上端には、隅角部３ａ，３ｂの隅切りによつて、
Ｖ形状の凹部５が形成される。次ぎに、巻線機に
よりボビン４の上にコイル６を巻装する。そし
て、帯紙７をコイル６の上部であるボビン４の上
半部分に巻装する。このとき、帯紙７の上端部は
ボビン４の上端部に近接し、かつボビン４のＶ字
形状の凹部５の上端部を隠蔽するよう被着形成し
て巻装される。なお、コイル６のリード線８は、
帯紙７とボビン４との間から引き出される。
本考案は叙上のように、ボビン原紙１に設けた
隅切部３ａ，３ｂにより形成されるＶ字形状の凹
部５を有する円筒形のボビン４と、このボビン４
の下半部外周に巻装されるコイル６と、このボビ
ンの上半部外周であつて、該ボビン４の上端部の
近傍部までＶ字形状の凹部５の上端部を隠蔽する
よう被着形成した幅広の帯紙７と、から構成さ
れ、前記ボビン４と帯紙７との間からコイル６の
リード線８を引き出すようにしたものである。
隅切部３ａ，３ｂにより形成されるＶ字形状の凹
部５を有する円筒形のボビン４と、このボビン４
の下半部外周に巻装されるコイル６と、このボビ
ンの上半部外周であつて、該ボビン４の上端部の
近傍部までＶ字形状の凹部５の上端部を隠蔽する
よう被着形成した幅広の帯紙７と、から構成さ
れ、前記ボビン４と帯紙７との間からコイル６の
リード線８を引き出すようにしたものである。
従つて、従来のようにボビンを形成するボビン
原紙１を突き合わせた両端２ａ，２ｂの鈍角的な
出つぱり部分が帯紙７の上端部によつて抑えら
れ、スピーカの組み立てを容易に行うことができ
る。
原紙１を突き合わせた両端２ａ，２ｂの鈍角的な
出つぱり部分が帯紙７の上端部によつて抑えら
れ、スピーカの組み立てを容易に行うことができ
る。
第１図は従来のスピーカ用ボイスコイルの斜視
図で、第２図は同ボイスコイルに用いられるボビ
ン原紙の平面図、第３図は本考案に係るスピーカ
用ボイスコイルの斜視図で、第４図は同ボイスコ
イルに用いられるボビン原紙の平面図である。 １……ボビン原紙、２ａ，２ｂ……両端、３
ａ，３ｂ……隅角部、４……ボビン、６……コイ
ル、７……帯紙。
図で、第２図は同ボイスコイルに用いられるボビ
ン原紙の平面図、第３図は本考案に係るスピーカ
用ボイスコイルの斜視図で、第４図は同ボイスコ
イルに用いられるボビン原紙の平面図である。 １……ボビン原紙、２ａ，２ｂ……両端、３
ａ，３ｂ……隅角部、４……ボビン、６……コイ
ル、７……帯紙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ボビン原紙１に設けた隅切部３ａ，３ｂにより
形成されるＶ字形状の凹部５を有する円筒形のボ
ビン４と、 このボビン４の下半部外周に巻装されるコイル
６と、 このボビン４の上半部外周であつて、該ボビン
４の上端部の近傍部まで巻装すると共に、ボビン
４のＶ字形状の凹部５の上端部を隠蔽するよう被
着形成した幅広の帯紙７と、 から構成され、 前記ボビン４と帯紙７との間からコイル６のリ
ード線８を引き出したことを特徴とするスピーカ
用ボイスコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15361283U JPS6061896U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | スピ−カ用ボイスコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15361283U JPS6061896U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | スピ−カ用ボイスコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6061896U JPS6061896U (ja) | 1985-04-30 |
| JPH026719Y2 true JPH026719Y2 (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=30339806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15361283U Granted JPS6061896U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | スピ−カ用ボイスコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6061896U (ja) |
-
1983
- 1983-10-03 JP JP15361283U patent/JPS6061896U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6061896U (ja) | 1985-04-30 |
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