JPH0266284A - 開口枠の溝条閉塞装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、建物開口部等に用いられる溝条を有する開口
枠に関し、特に、その溝条を開閉体の開成時に閉塞する
開口枠の溝条閉塞装置に関する。

［従来の技術］ 開閉体の種類を問わず、例えばこれを収容する開口枠に
は溝条かその面内方向に向けて開設されていることか多
い。

上下枠或いは縦枠の開閉案内用の溝軌条がこれであり、
また、戸当り枠の封鎖用溝部がこれに該る。

そして、これらは、開閉体の開閉の如何を問わず、常時
固定的に溝条を開口枠の面内方向に用いたままとされて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、これら開口枠にあっては、溝条は常時固定的に
存在するから、開閉体が開成された状態においては、こ
れが露出し外観を損ううえ、殊に例えば床面に面一とな
るように埋め込み設置された下枠にあっては、ヒール等
が嵌り込み危険であるとともに、小石等が入り込み、開
閉体の開閉を妨げることも往々に起こっていた。

本発明は、従来の開口枠のこのような欠点に鑑みてなさ
れたもので、開閉体の開成特等不要時に溝条を閉塞し得
る開口枠の溝条閉塞装置な提供することを目的とする。

［課題を解決する手段］ 本発明は上記目的に沿い、開口枠の縦枠、横枠等の枠部
な固定枠部と可動枠部とを備えて構成し、可動枠部を固
定枠部の溝条内に収納させ、可動枠部を直交出没装置に
よって、開口枠面内外方向に直交状に垂直又は水平移動
せしめることにより固定枠部への収納状態で出没せしめ
て、開成時の溝条の閉塞をなすものとしたものであって
、即ち本発明は、溝条を開口枠面内方向に開設してなる
固定枠部と、該固定枠部の溝条内に収納された可動枠部
と、可動枠部を面内外方向に直交状に垂直又は水平移動
せしめる直交出没装置とを備え、且つ、可動枠部の移動
幅を溝条の深さと略同等又はそれ以下としてなることを
特徴とする開口枠の溝条閉塞装置に係り且つこれを要旨
としてなるものである。

［作　　　用］ 本発明の直交出没装置は、これを開閉体の開閉成動に連
動し、或いは、独自に手動操作する等して１例えば、開
閉体の開成状態で、開口枠面内方向、即ち、固定枠部の
溝条端に可動枠体を出現させてこれを閉塞し、また、開
閉体の閉成時や閉成状態等で可動枠体を面外方向、即ち
、固定枠体の溝条内に没入せしめて、その溝条としての
機能を確保し得るようにして用いる。

［実　施　例］ 以下実施例を示す図面に従って本発明を更に説明すれば
、本例は、折畳みシャッターの下枠にその開成時可動枠
部が下枠溝軌条を閉塞するようにした例を示す。

図中１は折畳みシャッターの開閉体であるシャッター本
体であり、このシャッター本体ｌは、縦長のパネル２・
・・を多数上下方向のアルミ全面蝶番１０−・・によつ
て回動自在に連結するとともに端部に固定框５及び戸当
り框６を同しく回動自在に設けて、これら各種５，６と
パネル２・・・における１つ置きの蝶番ｌＯ・・・の上
方に図示しない戸車を設けて上吊り状に上枠溝内を案内
せしめるとともに下方にガイドピース３・・・７を設け
てこれにより下枠１１内を案内せしめる一方、他の１つ
置きの蝶番部分を上下枠より室外側又は室内側に突出さ
せてパネル２・・・を折畳むことにより、開閉するよう
にしである。ところで、蝶番１０・・・の下端に設けた
ガイドピース３・・・は、その中央部が貫通状に切欠か
れている一方、戸当り框６のガイドピース７には、この
切欠部分を閉鎖状に横断する回転車による対接部８が設
けられており、また、この対接部８のパネル２側の近傍
には１戸当り框６の内部に至る中空受入部９が設置され
ている。なお１図中４・・・はガイドピース３・・・、
７の側面に設けた滑走用突起である。

一方、下枠１１は、断面略Ｕ字状にして両端を夫々室内
外方向に張出すとともに上記ガイドピース３・・・、７
をその上方で案内する溝条１５を設けて、床面に埋め込
み状に固定された深溝状長尺の固定枠部１４と、該溝条
１５を閉塞する可動枠部１６とを備えてなる。可動枠部
１６は、断面下向きの倒コ字状に形成され、固定框５側
のシャッター本体ｌの折畳み厚さ程度を固定枠部１４よ
り短くした同じく長尺に形成されており、この可動枠部
１６は、固定枠部１４の上記溝条１５内に収納されて設
置されている。

そして、固定枠部１４とこの可動枠部１６は、直交出没
装！１１７によって連結されて、可動枠部１６が固定枠
部１４への収納状態において、面内外方向、即ち上方及
び下方に直交状に垂直移動（上昇及び降下）するように
してあり、且つその移動幅はこれを固定枠部１４の溝条
１５の深さ以下、即ちその約イとしである。

本例において直交出没装置１７は、下枠１１の長手方向
に２ケ所又はそれ以上設けたパンタグラフ状すンク装５
１１８．１８とこれらリンク装置１８．１８を連結する
連続シャフト２０及び連結シャフト２０の固定框５側端
部において、可動枠部１６より上方に突設した開閉連動
杆２１とを備えてなる。リンク装置１８．１８は各４本
のリンク棒１９・・・を用い、その上下端においてＬ字
状金Ａ２２．２２を介して固定枠部１４の底壁及び可動
枠部１６下面に夫々回動自在に固着するとともに、中間
部においては、各リンク棒１９．１９を相互に回動自在
に枢着する一方、−側端側ににおいて首振り自在に設け
たＬ字状金具２３を介して連結シャフト２０に固定し、
他側端側において、同じく首振り自在のパイプ金具２４
を介して連結シャフト２０に対してスライド自在に遊嵌
状に連結してあり、連結シャフト２０の下枠１１長手方
向の移動により、この各リンク装２１１８．１８かパン
タグラフ状に拡開伸張して固定枠部１４と可動枠部１６
の相対位置が垂直に可変となるように構成しである。

この折畳みシャッターにあっては、従って。

シャッター本体ｌを開成しようとするとき、各ガイドピ
ース３・・・、７か固定枠部１６の溝条１５により案内
されて、固定框５側に折畳まれ。

このとき５戸当り框６のガイドピース７に設けた対接部
８が開閉連動杆２１に当接して、これを押圧するととも
に連結シャフト２０を折畳み方向に引寄せ、各リンク装
置１８．１８を同時に伸張せしめることにより、可動枠
部１６か固定枠部１４の溝条１５内で垂直上昇し、固定
枠部１４の上端、即ち床面と面一の位置においてこれを
閉塞するに至る。そして、連結シャフト２０の引寄せに
よって開閉連動杆２１は斜め上方に上昇して０戸当りＭ
６の中空受入部９内に入り込み、これに係合する。

一方、シャッター本体ｌを閉成しようとすると１戸当り
框６の閉成動により、開閉連動杆２１か、中空受入部９
の内側面に当接して押圧されることにより、これが斜め
下方に下降するとともに連結シャフト２０がシャッター
本体ｌの閉成方向に押されて、各リンク装置１８．１８
かパンタグラフ状に拡開して可動枠部１６は固定枠部１
４の溝条１５内で垂直降下して溝条１５内に没入され、
上記閉塞された溝条１５が下枠１１全長に亘って形成さ
れ、各ガイドピース３・・・、７がこれに案内されるこ
とによって、この溝条１５か溝軌条としての機能を果す
に至る。

なお１図中１２．１３は左右の縦枠、２５はシャッター
本体２下方の可動枠部１６の存在しない位置において固
定枠部１４に挿脱自在に設けられた集塵ボックスであり
、固定框５のロックを外して、これを戸当り框６側にや
や寄せて、横断状に設けた把手杆２６によりこれを取り
外し得るようにされている。

ところで、本発明において閉塞すべき溝条を有するのは
、例えば開閉体を雨戸等とした横引戸用の上又は下枠の
固定枠部や、これを縦用シャッターや上げ下げ窓等とし
た縦棒の固定枠部等任意のものとし得る上、その開閉体
の種類用途を問わずにこれを適用し得る。

このとき、固定枠部と可動枠部を必須とするが固定枠部
はその一部又は全部が開口枠を形成した折、建物等開口
端に現場施工により設けた溝条であってもよく、必ずし
も、アルミニウム、ステンレス等でこれを構成する必要
はない、また、固定枠部の内側等に摺接案内部を設けて
、これに可動枠部の突条等を嵌合摺接せしめるようにし
て、その出没をより確実化したりする一方、可動枠部は
これを平板状のもの、Ｌ字状断面のもの等ともなし得る
。なお、固定枠部か複数の開閉体を複合状に備えるとき
、その一部に可動枠部を設置してもよい。

また、本発明において可動枠部は直交出没装置によって
上又は下枠にあっては面内外方向に垂直に、Ｉ！１枠に
あっては水平に移動するものとされるが、その移動幅は
固定枠部の溝条深さと略同等又はそれ以下として、夫々
の場合に、固定枠部から、これか大きく突出したりして
外観を損いまた通行等に危険な段差を生じたり又は溝条
か実質的に残されたりしないようにするものとする。

直交出没装置は、上記リンク装置を用いたものの他、例
えば、戸当り框に設けた傾斜ガイドアームに沿って可動
枠部の横断ビンが上下垂直又は水平動するもの、また、
縦枠等信の枠に−端を固定したワイヤーや連結杆を可動
枠部に連結して、その巻取りや上下動（水平動）等で可
動枠部を移動せしめるもの等とすることも可能である。

また１例えば対向する可動枠部を他の枠部に内蔵せしめ
たリンク装置等で直接連結して、同時連動状にこれらを
出没せしめるようにしたりもてき、更に、可動枠部と固
定枠部間に垂直又は水平のガイド装置（案内溝を有する
ブロックとビン、戸車等を組合わせたもの）を設置して
その移動を確実にしたり、これらの間にスプリングを介
設して面内外方向一方に可動枠部を付勢せしめて直交出
没？ｃｌｌの補助的又は構成のファクターとせしめたり
することも可能であり、これらは、以上の説明から、当
業者に様々になし得ることか容易に知得されよう。

直交出没装置はこれを上記例の如く、開閉体の開閉成動
に連動せしめ、或いは出没の状態を保持するロック機構
等を付加し得るか、上記開閉体に連動せしめるに際して
は、夫々の具体的に設置する直交出没装置の作動を確実
に行わしめるようにすればよく、ままこれを様々になし
得ることも当業者に明らかであろう。

もとより、直交出没装置は１例えば開閉成やこれに先立
つて、レバー操作等手動的に作動せしめるものとし得る
。

本発明はこのように、各開閉体に合わせて。

これに適した構成とすることができるから、固定枠部、
可動枠部、直交出没装置等の各具体的構造、形状等々は
発明の要旨に反しない限り様々になし得る。

〔発明の効果］ 本発明の開口枠の溝条閉塞装置は、溝条を開口枠面内方
向に開設してなる固定枠部と、該固定枠部の溝条内に収
納された可動枠部と、可動枠部を面内外方向に直交状に
垂直又は水平移動せしめる直交出没装置とを備え、且つ
、可動枠部の移動幅を溝条の深さと略同等又はそれ以下
としてなることを特徴とするから、開閉体を開成したと
き、開口枠に残される開閉用溝条を固定枠部と面−又は
これに近い状態に閉塞し得て、不要時に溝条のまま残存
して外観を損ったり、或いは、下枠等にあって、ヒール
等の嵌り込みを防止することが確実になし得て、その安
全性を確保し得ることが可能とされ、開閉体の種類の如
何を問わずにその商品価値を飛躍的に高めることかでき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を折畳みシャッターの下枠に適用した実施
例を示し、第１図は可動枠部を固定枠部の溝条内に没入
した状態を示す一部切欠正面図、第２図は可動枠部を溝
条上端に出現した状態を示す同じく一部切欠正面図、第
３図は第１図Ａ−Ａ線縦断面図、第４図は第２図Ｂ−Ｂ
線縦断面図。 １８・・・リンク装置 ２１・・・開閉連動杆 ２０・・・連結シャフト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溝条を開口枠面内方向に開設してなる固定枠部と、該固
   定枠部の溝条内に収納された可動枠部と、可動枠部を面
   内外方向に直交状に垂直又は水平移動せしめる直交出没
   装置とを備え、且つ、可動枠部の移動幅を溝条の深さと
   略同等又はそれ以下としてなることを特徴とする開口枠
   の溝条閉塞装置。