JPH0265877A - 消火対象区画の換気装置におけるダンパー開閉制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガス系消火設備が配置された消火対するもの
である。

従来の技術 二酸化炭素、ハロゲン化物などのガス系消火剤を使用す
る消火設備は、消火剤放出に先立って区画内の換気を停
止して、消火効果を高めるべく消火設備の起動と連動し
て消火目的の区画の換気ダクトのダンパーを閉鎖する。

また、消火完了後は、区画外から手動または遠隔操作に
よりそのダンパーを開放し、火災による煙その他の悪雰
囲気を排出すべく構成されている。

発明が解決しようとする課題 区画が単独である場合、あるいは区画が複数であっても
、区画毎に別々に換気ダクトがＨＱ’ｌｌされている場
合は、消火設備の起動と連動してそれぞれの区画のダク
トダンパーを閉鎖するようにすれば換気が停止するので
、区画内に放出した消火剤が散逸せず消火効率を上げる
ことができる。しがし、複数の区画があり、これらに対
して単一の共通ダクトを設けて、それぞれの区画に開口
する別々の換気口により換気を行っている場合は、区画
と区画の境界毎にダクト通路を遮断するためのダンパー
とその開閉装置を設け、火災の際に区画間の換気流通路
を遮断するように構成しなければならない。しかるに、
この区画間のダンパーは、■の区画のみでなく隣接する
区画の火災の場合も同様に閉鎖する必要がある。この場
合、１の区画のダンパー開閉装置の開閉装置用配管と隣
接区画のそれぞれが接続されることとなるため、相互の
干渉を防止する手段をとらなければならない（ダンパー
開閉装置の配管は全区画ともつながって連通しているた
め、１の区画とこれに隣接する区間の境界のダンパーは
それぞれの区画のいずれかが火災の場合は閉鎖し、それ
以外の火災の場合の場合は閉鎖しないように、ダンパー
開閉装置の作動を制御ｎする手段が必要である）。従来
は、このために要所要所に逆止弁を設け、複雑な配管系
統を形成する必要があった。

第５図を参照してその具体例を説明する。Ａ。

ＢおよびＣは、消火設備により防護されている区画であ
り、それぞれの換気は１本の共通ダクト１に設けられた
供給口２Ａ、２Ａ、２Ｂ、２Ｂ、２Ｃ，２Ｃにより行わ
れている。区画の境界に相当する位置のダクト内に、常
時は開放状態を維持しダンパー開閉装置にガス圧力がか
かると閉鎖する構造のダンパー２ＯＡ、２０ＡＢ、２０
ＢＣ，２０Ｃが設けられている。

まず、例えば区画Ａにおいて目視あるいは火災感知器（
図示せず）により区画内の火災を発見した場合について
考える。区画で入口３Ａ附近に設置した消火設備起動押
釦スイッチ４Ａを押すと、その電気信号が電線路５を経
て制御盤６に達し、さらに電磁弁７Ａに送られる。電磁
弁７Ａが動作すると起動用ガス容器８Ａが開放して内部
の起動用ガスを送り出す。起動用ガスは、導管９を流れ
て選択弁開放装置１０Ａを動作させて選択弁を開放し、
さらに逆止弁１１Ａ′、導管９を経て消火剤ガス貯蔵容
器１２・・・の開放装置１３・・・を動作させて消火剤
ガス貯蔵容器１２・・・を開放し、これにより内部の消
火剤ガスを送り出す消火剤ガスは連結管１４・・・集合
管１５２選択弁１０Ａ、消火配管１６Ａを経て区画Ａ内
の消火配管１６Ａに取付けた噴射ヘッド１７Ａ・・・に
至り、ここより区画内に均一放射されることにより区画
内火災を鎮圧する。

このとき、同時に消火配管１６Ａの一部から分岐して逆
止弁１１ＡＩ、配管１８．逆止弁１１Ａ３を経て供給さ
れた消火剤ガスの圧力でダンパー開閉装置１９Ａおよび
１９ＡＢを動作させる。これによりダクトダンパー２０
Ａおよび２０ＡＢが閉鎖して区画の換気停止を行う。な
お、この消火剤ガスが池の区画のダンパー開閉装置や消
火配管に干渉をおよぼさないよう、逆止弁１１Ｂ３．１
１Ｂ１　１１Ｂ６等を設けた構成とする。

そして、消火用ガスが放出した復は、逆止弁ｌｌＡｌの
逆止作用によりダンパー開閉装置ｉ９Ａおよび１９ＡＢ
内のガスが保持されてダンパーの開閉状態を維持し完全
消火の達成と再発火防止をはかる。消火完了後区画Ａ内
の換気を行うには、常時は閉鎖されている排出弁２１Ａ
を必要時間だけ開放することにより行う。すなわち、排
出弁２１Ａを開くと、ダンパー開閉装置Ｊ１９Ａおよび
１９ＡＢ内に滞留していた消火剤ガスは、配管１８逆止
弁１１Ａ２・１１Ａ４を経て大気中に放出され、ダンパ
ー２０Ａおよび２０ＡＢが復帰即ち開放して換気が再開
される。この時点で排出弁２１Ａはｔｌ帰して閉じてお
かなければならない。なお、区画ＢおよびＣの排出弁２
１Ｂ・２１ＣｆｉＩＩにも消火剤ガスが残留しているの
で、同時に排出弁２１Ｂ・２ＩＣを操作して、消火剤ガ
スを排除する。

区画ＢおよびＣについては、消火とダンパー開閉の機能
は同一につき省略する。

上述の説明より明らかなごとく、従来技術に係るダンパ
ー開閉シスデムには、次のような問題点がある。

■逆止弁が数多く必要である。

■そのため、配管の接続が複雑で手間がかかる。

■他の区画が動作した場合でも、排出弁を操作しなけれ
ばならず、取扱いミスの原因となる。

課題を解決するための手段 本発明は、ガス系消火設備により防護されている複数の
消火対象区画の換気装置において、換気装置のダクトが
それぞれの消火対象区画に共通に使用されていて、かつ
隣接する消火対象区画の境界位置で当該ダクトの通路を
開閉できる複数のダンパーを有し、上記消火設備の起動
と連動して当該ダンパーを閉鎖するようにそれぞれダン
パー開閉装置を設け、前記ダンパー開閉装置からそれぞ
れの消火対象区画用の消火設備に至る配管の途中にシャ
トル弁を挿入する。

実施例 以下第１図を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図に示す実施例は、第５図に示す前述の従来技術と
対比して下記の点が相違する。

区画Ａ内は、４１（１の逆止弁１１Ａ１〜１１Ａ４に替
え、消火配管１６Ａから分岐する位置にただ１個の逆止
弁１１Ａを設ける。

区画Ｂ内は、６個の逆止弁１１Ｂ１〜１１Ｂ６に替え、
消火配管１６Ｂから分岐する位置にただ１個の逆止弁１
１Ｂを設ける。

区画Ｃ内は、４個の逆止弁１１Ｃ１〜］ＩＣ４に替え、
消火配管１６Ｃから分岐する位置にただ１個の逆止弁１
１Ｃを設ける。

区画ＡとＢの境界のダクトダンパー開閉装置１９ＡＢに
至る配管１８ＡＢと、区画人およびＢ用の配管１８Ａ、
１８Ｂが合流する位置にシャトル弁２２ＡＢを設け、区
画ＢとＣの境界のダクトダンパー開閉装置１１９Ｂｃに
至る配管１８ＢＣと、区１ｉＩＢおよびＣ用の配管１８
Ｂ、１８Ｃが合流する位置にシャトル弁２２８Ｃを設け
る。

上述のシャトル弁２２ＡＢ、２２ＢＣは、第１図左右方
向にいずれか一方から圧力が加わった場合にその方向と
第１図上方（ダンパー開閉装置）側とが自由な通路を形
成し、反対の方向は遮断する機能〔即ち、侵入側を左右
一対のいずれかに択一的に選択し、排出側を常に一定と
し、浸入側（供給側）を単一とし、他の浸入側への通過
を阻止する〕を有するもので、以下、第２図に示す実施
例のシャトル弁について説明する。

それぞれガス流入口Ｑｌ、Ｑ２を有する左右−対の弁金
具２３Ａ・２３Ｂと、１個所のガス流出口Ｐを有する弁
体２４とを螺着一体化してＴ型構造とし、両ガス流入口
Ｑｌ、Ｑ２およびガス流出口Ｐに通じる弁室Ｈを形成し
該弁室Ｈ内にピストン２５を挿入してピストン２５を左
右方向に摺動自在とする。

弁室Ｈは、弁金具２３Ａ・２３Ｂの軸芯方向の円筒部Ｈ
１と、該円筒部Ｈ１の中央部に形成された大径部Ｈ２と
を有し、大径部Ｈ２の巾をピストン２５の中央のボス部
２５ａの巾よりも小とするとともに、大径部Ｈ２の両側
に弁座２６を形成する。また、ピストン２５には盲孔２
５ｂおよび孔２５Ｃを形成する。第２図において、２７
は０リング、２８はガスケット、２９は押えナツトであ
る。

ガス流入口Ｑ１よりガスが流入した場合には、第４図ａ
に示すごとく、ピストン（シャトル）２５がガス流入口
Ｑ２側へ動いてガス流入口Ｑ２を閉鎖し、弁室Ｈの円筒
部Ｈ１，盲孔２５ｂ、弁座２６および大径部Ｈ２を経て
ガス流出口Ｐにガスを流す〔ガス流入口Ｑ１とガス流出
口Ｐを連通状態とする〕。逆にガス流入口Ｑ２にガスが
流入した場合は、第４図すに示すごとく、ピストン２５
がガス流入口Ｑ　１１）！ＩＩへ動いてガス流入口Ｑ１
を閉鎖し、ガス流出口Ｐにガスを流す。即ち、ガス圧が
加わった側のガス流入口を自動的に開き反対側を閉じる
。なお、ピストン（シャトル）は極めて小さい力で移動
する。（即ち、ダンパー開閉装置に供給される低圧のガ
スで十二分に作動する。）つぎに、本発明のダンパー開
閉制御装置の作用を説明する。

消火剤ガスが放出されると同時に区画Ａの逆上弁１１Ａ
を通って配管１８Ａからダンパー開閉装置！！　１９　
Ａとダンパー開閉装Ｈ１９ＡＢに圧力がかかりダンパー
２ＯＡと２０ＡＢが閉鎖することによって、区画Ａが密
閉となる。シャトル弁２２ＡＢは区画Ａ側のみ通路が形
成されるので、消火剤ガスは配管１８Ｂの侵入は阻止さ
れ区画Ｂ用には無関係となる。また、排出弁２１Ｂにも
無関係である。

放出後は逆止弁１１Ａがあるのでダンパー装置１９Ａ　
　ダンパー装置１９ＡＢの消火剤ガスはそのまま配管１
８Ａ内にあり、ダンパー閉鎖状態を維持する。

消火完了後排出弁２ＬＡを開くことにより、消火剤ガス
は大気中に抜けて、ダンパーは再び開放する。

上述の一連の動作中、排出弁を含む区画Ｂ・Ｃは全く無
関係である。

区画Ｂおよび区ＭＣについても区画Ａについて上記説明
と同一である。

発明の効果 本発明は、複数の区画が互いに隣接し換気ダクトを共通
するダンパー開閉制御装置において、シャトル弁の作用
により消火目的のダンパーのみを遮断状態とすることが
できる。従って、従来技術のごとく多数の逆立弁を設け
る必要がなく、配管が簡単で操作を容易にし現場工事を
容易にするとともに、配管接続ミス、取扱いミス等を防
ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すダンパー開閉制御装置の
回路図、第２図はシャトル弁の断面図、第３図はピスト
ンの斜視図、第４図はシャトル弁の作用説明図、ａ図は
ガス流入口Ｑ１側、ｂ図はガス流入口Ｑ２測をガス流出
口Ｐに連通ずる状態を示すものである。 第５図は従来技術のダンパー開閉制御装置の回路図であ
る。 Ａ、Ｂ、Ｃ・・・・・・区画 １１Ａ、ＩＩＢ、ＩＩＣ・・・・・・逆止弁１６Ａ、１
６Ｂ、１６Ｃ・・・・・・消火配管１９Ａ、１９ＡＢ。 １９ＢＣ，１９ｃ・・・・・・ダンパー開閉装置２ＯＡ
　　２０ＡＢ ２０ＢＣ，２０Ｃ・・・・・・ダンパー２２ＡＢ、２２
ＢＣ・・・・・・・・・・・・シャトル弁（ａ） ↑ 第４図 手続補正書 事件の表示 特願昭６３−２１７３７７号 発明の名称 消火対象区画の換気装置におけるダンパー開閉制御装置
補正をする者 事件との関係　　特許出願人 兵庫県伊丹市北本町１丁目３１０番地 １、明細書第４頁末行「送り出す消火」とあるを「送り
出す。消火」と訂正する。 ２、同第５頁下より６行目「開閉装置ｆ９ＡＪとあるを
「開閉装置１９Ａ」と訂正する。 ３、同第１０頁下より３行目「ガスは配管１８Ｂの侵入
」とあるを「ガスの配管１８Ｂえの侵入」訂正する。 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄及び図面の第１図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二酸化炭素消火設備、ハロゲン化物消火設備などのガス
   系消火設備により防護されている複数の消火対象区画の
   換気装置において、換気装置のダクトがそれぞれの消火
   対象区画に共通に使用されていて、かつ隣接する消火対
   象区画の境界位置で当該ダクトの通路を開閉できる複数
   のダンパーを有し、上記消火設備の起動と連動して当該
   ダンパーを閉鎖するようにそれぞれダンパー開閉装置を
   設け、前記ダンパー開閉装置からそれぞれの消火対象区
   画用の消火設備に至る配管の途中にシャトル弁を挿入し
   たことを特徴とするダンパー開閉制御装置。