JPH0263720A - 連続ブロー成形方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロータリーブロー成形機のように、押出機の
ダイヘッドから押出されてくるパリスンを、その押出速
度に同期して移動する分割金型装置で順次挾み込み、ボ
トル等の所望の中空成形品を連続的にブロー成形し、つ
いで順次分割金型装置を開いて各分割金型装置の相互間
の部分をパリ部分にて連結したストランド状に中空成形
品を取り出すようにした連続ブロー成形方法及びその装
置に関するものである。

Ｃ従来の技術〕 上記ブロー成形方法にあっては、その型開きをしたとき
に、常に同一方向側の分割金型に仮保持し、その後これ
から離型することが、ストランド状に離型した後の成形
品を処理する上で望ましい。

ところで、上記連続的にブロー成形するブロー成形方法
に用いられる装置としては、対向する分割金型の一方の
分割金型に対して他方の金型が対向する方向に相対的に
平行移動する平行移動型か、あるいは一方の金型に対し
て他方の金型が移動方向と直交する方向に回動すること
により型締め、型開きをする、いわゆる観音片開き型と
、両分割金型を型締め位置に対して対称状に共動して型
締め、型開きをする、いわゆる観音両開き型がある。

従来の上記観音片開き型にあっては、実開昭６１−４７
１３１９号公報に示されるように、型開き時におけるス
トランド状の中空成形品を固定側の分割金型に保持させ
、その後この固定側の分割金型に備えた押上げ部材にて
押上げて中空成形品を離型するようになっている。

また」二記観音両開き型のものにあっては、その一方の
分割金型に、これに成形品を仮保持するための凹部を金
型の型締め方向にノックピンと共に設けたり、成形品内
に突出する保持棒を設けて、型開き時の成形品が上記四
部に係合し、あるいは保持棒に係止されてこれらを設け
た一方の分割金型に仮保持させ、その後それぞれノック
ピンにて突出して中空成形品を離型するようになってい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来のブロー成形方法及びその装置のうち、片開き
型の場合は、多数個連結して設けられる各組の分割金型
のそれぞれに押上げ部材を設けなければならないため装
置が大がかりになると共に、押上げ部材の作動工程も複
雑になりタイミングがずれやすい等の問題がある。また
型開き時に、成形品が必ずしも押上げ部材を設けた非移
動側の分割金型側に保持されるとは限らず成形工程が乱
れることがあった。

一方上記平行移動型や観音両開き型の場合で、一方の分
割金型に四部を、これの型締め方向にノックピンと共に
設けたもの（例えば特公昭４７−４２９３２号公報）に
あっては、上記凹部に中空成形品を仮保持する機能を持
たせるために、この四部をこれの奥側が広い、いわゆる
アンダカット状にしなければならず、このため、この部
分に突膨成形された仮保持用の耳部は薄肉になり、また
完全に硬化仕切ってない段階でこの耳部をノックアウト
ピンにて押出したときに、この耳部をノックアウトピン
にて突き破ってしまい、成形品の離型に支障をきたすこ
とがあった。

本発明は上記のことにかんがみなされたもので、観音片
開き型、観音両開き型及び平行移動型のいずれの連続ブ
ロー成形方法にあっても、型開き位置では常に決められ
た一方の分割金型に中空成形品が仮保持され、しかもそ
の後の離型が容易に行なわれて型開き工程から離型工程
にわたってタイミングがずれることなくスムーズに行な
われ、さらにエアー漏れ等の成形不良が発生することが
ない連続ブロー成形方法を提１共することを目的とする
ものである。

また上記連続ブロー成形方法を、実施する装置として押
上げ部材やノックピン等離型のための可動部材がなく、
極めて簡単な構成で、しかも、長時間にわたって成形条
件が変わらず、補修の必要もない連続ブロー成形装置を
提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明に係る連続ブロー成
形方法は、押出機のダイヘッドがら押出されてくるパリ
スンを、その押出速度に同期して移動し、かつ一対の分
割金型よりなる多数組の分割金型装置で順次挾み込んで
所望の中空成形品を連続的にブロー成形し、ついで順次
分割金型装置を開いて各分割金型装置の相互間の部分に
て連続したストランド状に中空成形品を取り出すように
した連続ブロー成形方法において、上記型開き時の中空
成形品が、分割金型装置の一方の分割金型で、かつ型締
め作動する分割金型のキャビデイの側面にこの分割金型
の型締め方向と直角する方向に設けた四部に係合してこ
の一方の分割金型に仮保持し、ついで中空成形品を引っ
ばって連続的に離型するようにした。

また上記連続ブロー成形方法を実施する装置は、一対の
分割金型よりなる多数組の分割金型装置を所定の速度で
連続的に移動可能に設け、その移動に伴って型締め、ブ
ロー成形、型開きを行なうようにした連続ブロー成形装
置において、上記分割金型装置の一方の分割金型で、か
つ型締め作動する分割金型のキャビティの側面に、これ
の型締め方向と直交する方向に凹部を設けた構成となっ
ている。

〔作　用〕

連続的に移動する各分割金型装置にて成形された中空成
形品は、分割金型装置の型開き時に型開き動作する一方
の分割金型側に仮保持され、その後中空成形品を引っば
ることにより上記仮保持された分割金型より離型される
。

〔実　施　例〕

本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、ロータリーブロー成形機１を示すもので、こ
のロータリーブロー成形機１は、複数組の分割金型装置
２，２・・・が放射状等間隔の位置でかつ円弧状に連結
されて垂直面内で回転するようになっており、この移動
に伴って、その周方向の一部で型締めがなされて分割金
型装置２にダイヘッドＡより押出されたバリスン３が挾
まれ、また他の部分で型開きがなされ、上記型締め位置
にて型締めされて円弧上を移動する間にブロー成形され
た成形品４がこの部分で離型して取出されるようになっ
ている。

上記ロータリーブロー成形機１における各分割全装置２
は、円板状の回転基台ら側に固着された固定側の分割金
型２ａと、この固定側の分割金型２ａに対して金型の移
動方向と直交する方向に回動して型締め、型開きを行な
うようにした移動側の分割金型２ｂとからなっている。

上記分割金型装置２は第２図に示すようになっており、
固定側及び移動側の両分割金型２ａ２ｂの双方にそれぞ
れボトルの本体用キャビティ５，６と、パリ用キャビテ
ィ７．８が設けてあり、このパリ用キャビティ７．８に
ブロー用注入針を挿入する孔周の凹溝７ａ、８ａが設け
である。なお、この実施例においては、各本体用キャビ
ティ５，６とパリ用キャビティ７．８とは分離されてい
て、パリ用キャビティ７．８は後続する分割金型２の本
体用キャビティ５゜６の頭部にパリスン３を介して接続
するようになっている。

上記各分割金型装置２，２、・・・の移動側の分割金型
２ｂのパリ用キャビティ８の側面に型締め方向と直交す
る方向に四部９が形成されている。

上記のように構成された装置を用いた連続ブロー成形方
法を第３図から第５図を参照して以下に説明する。

各分割金型装置２．２．・・・はダイヘッドＡより押出
されるバリスン３の押出速度と同期して移動され、その
型締め位置において移動側の分割金型２ｂが回動して上
記パリスン３を挾み込み型締めされる。その後ブロー用
注入針を凹溝７ａ、８ａにて構成される孔に挿入して圧
力流体を注入して分割金型装置２内のバリスン３を膨脂
してブロー成形する。このとき中空成形品の本体１０は
先行する分割金型２のパリ用キャビティ７．８の部分と
ストランド状に連続して成形される。またこのとき、移
動側の分割金型２ｂ側のパリ用キャビティ８内では、こ
のキャビティ８の側面に設けられた四部９に沿って形成
された突出部１１を有するパリ用中空部１２が成形され
る。

ついで型開き位置で移動側の分割金型２ｂが順次型開き
され、これにより中空成形品はストランド状に引張り出
される。

このときのパリ用キャビティ７．８部における様子は第
３図から第５図に示すようになり、パリ用キャビティ７
．８にて成形されたパリ用中空部１２の型締め方向と直
交する方向の側面は突出部１１にて移動側の分割金型２
ｂ側に係合されている（第３図）。従って型開き動作時
にはパリ用中空部１２は移動側のパリ用キャビティ８と
共に移動する（第４図）。これにより、このパリ用中空
部１２とパリにてつながっている中空成形品の本体１０
はこのパリ用中空部１２と共に固定側の分割金型２ａよ
り離型されて移動側の分割金型２ｂ側に仮保持される。

移動側の分割金型２ｂが移動して一定の角度に開動する
と、中空成形品はストランド状につながっていて順次引
っばられていることにより。

上記移動側の分割金型２ｂからも離型される（第５図）
。

なお上記実施例では四部９を、移動側の分割金型２ｂの
回動ヒンジ側の側面に設けた例を示したが、これを反対
側の側面や本体用キャビティ６側の側面及びその反対側
の側面に設けてもよい。

また上記実施例では、固定側の分割金型２ａに対して移
動側の分割金型２ｂを回動するようにした例を示したが
、この移動側の分割金型を固定側の分割金型に対して平
行に移動するようにした平行移動型に適用してもよい。

さらに上記実施例では分割金型装置２を構成する一対の
分割金型の一方を固定側に、他方を移動側とした片開き
型の場合を示したが、両分割金型の双方と型締め状態か
ら対称方向に移動する観音両開き型にしてもよい。この
場合、その一方の分割金型の中空部に、これの型締め方
向と直交する方向に四部９を設ける。

〔発明の効果〕

本発明に係る連続ブロー成形方法によれば、型開き位置
において、中空成形品と一方の分割金型とが中空成形品
側より突出する突部にて係止されることにより、観音お
開き型、観音両開き型及び平行移動型のいずれの場合の
連続ブロー形方法にあっても、型開き位置では常にきめ
られた一方の分割金型に中空成形品が仮保持され、しか
もその後の離型が容易に行なわれて型開き工程から離工
程にわたってタイミングがずれることなくスムーズに行
なわれ、さらにエアー漏れ等の成形不良が発生すること
がない。

また上記本発明に係る連続ブロー成形方法を実施するた
めの本発明の装置によれば、中空成形品を離型するため
の押上げ部材やノックビン等がなく、極めて簡単な構成
で、しかも長時間にわたって成形条件が変わらず補習の
必要もなくすることかできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はロータリ
ーブロー成形機の概略的な構成説明図、第２図は分割金
型装置を示す斜視図、第３図、第４図、第５図は作用説
明を示す断面図である。 １はロータリーブロー成形機、２は分割金型装置、２ａ
、２ｂは分割金型、３はパリスン、９は凹部、１２はパ
リ用中空部。 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）押出機のダイヘッドから押出されてくるパリスン
   を、その押出速度に同期して移動し、かつ一対の分割金
   型よりなる多数組の分割金型装置で順次挾み込んで所望
   の中空成形品を連続的にブロー成形し、ついで順次分割
   金型装置を開いて各分割金型装置の相互間の部分にて連
   続したストランド状に中空成形品を取り出すようにした
   連続ブロー成形方法において、上記型開き時の中空成形
   品が、分割金型装置の一方の分割金型で、かつ型締め作
   動する分割金型のキャビデイの側面にこの分割金型の型
   締め方向と直角する方向に設けた凹部に係合してこの一
   方の分割金型に仮保持し、ついで中空成形品を引っぱっ
   て連続的に離型するようにしたことを特徴とする連続ブ
   ロー成形方法。
2. （２）一対の分割金型よりなる多数組の分割金型装置を
   所定の速度で連続的に移動可能に設け、その移動に伴っ
   て型締め、ブロー成形、型開きを行なうようにした連続
   ブロー成形装置において、上記分割金型装置の一方の分
   割金型で、かつ型締め作動する分割金型のキャビティの
   側面に、これの型締め方向と直交する方向に凹部を設け
   てなることを特徴とする連続ブロー成形装置。