JPH026304Y2 - - Google Patents

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JPH026304Y2
JPH026304Y2 JP1983008895U JP889583U JPH026304Y2 JP H026304 Y2 JPH026304 Y2 JP H026304Y2 JP 1983008895 U JP1983008895 U JP 1983008895U JP 889583 U JP889583 U JP 889583U JP H026304 Y2 JPH026304 Y2 JP H026304Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
surface portion
fuel
annular
Prior art date
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JP1983008895U
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JPS59115163U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遮断弁に係り、更に詳細には内燃機
関の燃料供給系に於て燃料通路を選択的に遮断
し、所謂フユーエルカツトを行う如き遮断弁に係
る。
流体通路を種々の目的のために選択的に遮断
し、前記流体通路を流体が流れることを選択的に
停止せしめる遮断弁は従来より種々のものが知ら
れており、該遮断弁は、弁座部と、該弁座部に選
択的に着座する弁要素とを有している。
自動車等の車輌に用いられるデイーゼル機関の
燃料噴射ポンプは機関停止時にフユーエルカツト
を行う燃料遮断弁を備えており、該燃料遮断弁
は、従来一般に、一つの円環状の弁座部と、先端
部にゴム状弾性体のシール部材を有し該シール部
材の先端面部にて前記弁座部に着座する弁要素と
を有している。上述の如き燃料遮断弁に於ては、
燃料噴射ポンプの製造時に生じ、燃料噴射ポンプ
内に残存している切粉(金属粉)等の異物が弁要
素のシール部材と弁座部との間に喰込むと、燃料
通路の遮断が十分に行われない閉弁不良が生じ、
フユーエルカツトが確実に行われなくなり、デイ
ーゼル機関の運転停止が良好に行われなくる。
本考案は、弁要素のシール部材と弁座部との間
に異物が喰込むことを回避し、流体通路の遮断を
確実に行うことができる遮断弁を提供することを
目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、弁ポートと前
記弁ポートの周りに形成された環状の第一の弁座
部と前記第一の弁座部の外周縁より隆起した環状
の段部に形成された第二の弁座部とを有するケー
シングと、環状の第一の弁面部と前記第一の弁面
部の内周縁より隆起した環状の第二の弁面部とを
有するゴム状弾性体のシール部材とを有し、前記
第一の弁面部が前記第二の弁座部に係合しまた前
記第二の弁面部が前記第一の弁座部に係合するよ
う前記シール部材が前記ケーシングに対し押付け
られることにより前記弁ポートを閉じる二重遮断
構造を有し、前記第一の弁座部と前記第二の弁座
部の間の段差と前記第一の弁面部と前記第二の弁
面部の間の段差とが互いに異なることを特徴とす
る遮断弁によつて達成される。
かかる構成によれば、弁ポートはその周りに二
重に構成された弁座部と弁面部との係合により二
重に遮断されるので、その遮断時にはより確実な
弁ポートの閉鎖が行われると共に、これら二重の
弁座部と弁面部との係合による流体流路の遮断
は、前記第一の弁座部と前記第二の弁座部との間
の段差と前記第一の弁面部と前記第二の弁面部の
間の段差とが互いに異なることにより、何れか一
方が先に閉じ他方が後から閉じる如く段階的に行
われるので、二重の弁座と弁面の係合部のうちの
先に係合する方を後から係合する方よりも流体の
流れ方向に沿つて見て上流側に配置して置けば、
流体中に微細な固形物状の異物が混入していて
も、それは上流側にあつて先に閉じ合される弁座
部と弁面部の間に噛み込まれることはあつても、
そのような異物が下流側にあつて後から閉じ合さ
れる弁座部と弁面部の間に噛み込まれる可能性は
極めて低く、これによつて弁座と弁面の間に弁の
遮断不良を生ずる可能性は大幅に低減される。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案による遮断弁をデイーゼル機関
用燃料噴射ポンプに設けられた燃料遮断弁として
実施した一つの実施例を示す断面図、第2図及び
第3図は各々その燃料遮断弁の要部を拡大して示
す断面図である。図に於て、1はデイーゼル機関
用の分配型燃料噴射ポンプを示しており、該燃料
噴射ポンプは、ポンプケーシング2内の燃料室3
内に供給された燃料をポンプケーシング2に設け
られた燃料通路4、燃料遮断弁5を経てシリンダ
部材6とプランジヤ7とにより郭定されたポンプ
室8内に吸入し、該燃料をポンプケーシング2に
設けられた燃料通路9及び供給弁10を経て図示
されていない燃料噴射ノズルへ圧送するようにな
つている。
燃料遮断弁5は、電磁作動式の遮断弁であり、
ポンプケーシング2に設けられた弁ポート11及
び該弁ポートの弁室12の側の開口端に設けられ
た円環状の弁座部13と、弁室12内に設けられ
た円環状部材14の端面により与えられ燃料通路
4を流れる燃料の流れで見て弁座部13より上流
側に位置するもう一つの弁座部15と、前記二つ
の弁座部に各々選択的に着座して弁ポート11を
閉じる弁要素16とを有している。
弁要素16の先端部にはゴム或いはゴム類似品
により構成されたゴム状弾性体のシール部材17
が取付けられており、該シール部材は、外側周囲
に設けられ弁室12の側周壁に摺接して弁室12
のシールを行うフランジ状のシール部18と、外
側周囲に設けられ弁座部15に選択的に着座する
フランジ状の弁面部19と、先端面部により与え
られ弁座部13に選択的に着座するもう一つの弁
面部20とを備えており、弁面部19は弁面部2
0が弁座部13に着座するに先立つて弁座部15
に着座し、然るのち弁面部20は弁面部19を弾
性変形させつつ弁座部13に着座するように構成
されている。
弁要素16は、ポンプケーシング2に取付けら
れたソレノイド装置21の電磁コイル22に通電
が行われていない時には、圧縮コイルばね23の
ばね力により図にて下方へ変位して弁面部19及
び20にて各々弁座部15及び13に着座し、こ
れに対し電磁コイル22に通電が行われている時
には、第1図に示されている如く、圧縮コイルば
ね23のばね力に抗して図にて上方へ変位し、弁
面部19及び20が各々弁座部15及び13より
離間して開弁するようになつている。
デイーゼル機関の運転停止時に於て電磁コイル
22に対する通電が停止されると、弁要素16は
圧縮コイルばね23のばね力により図にて下方へ
変位する。この弁要素16の図にて下方への移動
により先ず弁面部19が弁座部15に着座する。
この時には第2図に示されている如く、弁面部2
0は弁座部13に接近するが、まだこれには着座
しない。弁面部19が弁座部15に着座すると、
この時には燃料通路4に於ける燃料の流れが殆ど
停止し、燃料の流れが殆どないことにより弁面部
20と弁座部13との間に異物が流れ込む可能性
が非常に少い。弁要素16は弁面部19が弁座部
15に着座した後も圧縮コイルばね23のばね力
により弁面部19を弾性変形させつつ図にて下方
へ変位し、これにより第3図に示されている如く
弁面部20が弁座部13に着座する。弁面部20
と弁座部13との間に異物が喰込むことは上述の
如き理由から殆どなく、従つて仮に弁面部19と
弁座部15との間に異物が喰込んでこの部分に於
ける閉弁が不完全であつても弁座部13とこれに
着座した弁面部20とによつて確実な閉弁が行わ
れる。
第4図及び第5図は各々本考案による遮断弁の
他の実施例を示している。尚、第4図及び第5図
に於て第1図乃至第3図に対応する部分は第1図
乃至第3図に付した符号と同一の符号により示さ
れている。第4図に示された実施例に於ては、弁
室12の底部が段付加工されていることにより弁
面部13と15とが共にポンプケーシング2より
与えられている。第5図に示された実施例に於て
は、シール部材17がその先端部に段付形状を有
し、その段差部によつて弁面部19が与えられて
いる。
第4図及び第5図に示された実施例に於ても、
ポンプケーシング、即ち弁ハウジングに二つの弁
座部が設けられ、また弁要素が前記二つの弁座部
に各々着座する二つの弁面部を有していることに
より第1図乃至第3図に示された実施例のそれと
同様の作用効果が得られる。
弁面部19と弁座部15はその何れか一方が弾
性変形するように構成されている必要があり、上
述し実施例に於ては、弁面部19がゴム状弾性体
により構成されているが、弁座部15を構成する
部分がゴム状弾性体により構成されていても良
い。
以上に於ては本考案を特定の実施例について詳
細に説明したが、本考案は、これらに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による遮断弁をデイーゼル機関
用燃料噴射ポンプの燃料遮断弁として実施した一
つの実施例を示す縦断面図、第2図及び第3図は
各々第1図に示された本発明による遮断弁の要部
を拡大して示す断面図、第4図及び第5図は本考
案による遮断弁の他の一つの実施例をそ要部につ
いて示す拡大断面図である。 1……分配型燃料噴射ポンプ、2……ポンプケ
ーシング、3……燃料室、4……燃料通路、5…
…燃料遮断弁、6……シリンダ部材、7……プラ
ンジヤ、8……ポンプ室、9……燃料通路、10
……供給弁、11……弁ポート、12……弁室、
13……弁座部、14……環状部材、15……弁
座部、16……弁要素、17……シール部材、1
8……シール部、19,20……弁面部、21…
…ソレノイド装置、22……電磁コイル、23…
…圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁ポート11と前記弁ポートの周りに形成され
    た環状の第一の弁座部13と前記第一の弁座部の
    外周縁より隆起した環状の段部に形成された第二
    の弁座部15とを有するケーシング2と、環状の
    第一の弁面部19と前記第一の弁面部の内周縁よ
    り隆起した環状の第二の弁面部20とを有するゴ
    ム状弾性体のシール部材17とを有し、前記第一
    の弁面部19が前記第二の弁座部15に係合しま
    た前記第二の弁面部20が前記第一の弁座部13
    に係合するよう前記シール部材17が前記ケーシ
    ング2に対し押付けられることにより前記弁ポー
    ト11を閉じる二重遮断構造を有し、前記第一の
    弁座部13と前記第二の弁座部15の間の段差と
    前記第一の弁面部19と前記第二の弁面部20の
    間の段差とが互いに異なることを特徴とする遮断
    弁。
JP889583U 1983-01-24 1983-01-24 遮断弁 Granted JPS59115163U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP889583U JPS59115163U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 遮断弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP889583U JPS59115163U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 遮断弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59115163U JPS59115163U (ja) 1984-08-03
JPH026304Y2 true JPH026304Y2 (ja) 1990-02-15

Family

ID=30140378

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP889583U Granted JPS59115163U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 遮断弁

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JP (1) JPS59115163U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49102318U (ja) * 1972-12-22 1974-09-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59115163U (ja) 1984-08-03

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