JPH026251A

JPH026251A - トラクタ用作業機のスタンド

Info

Publication number: JPH026251A
Application number: JP15576788A
Authority: JP
Inventors: Takashi Okamoto; 孝志岡本; Koji Morikawa; 森川　浩二
Original assignee: Kobashi Industries Co Ltd
Current assignee: Kobashi Industries Co Ltd
Priority date: 1988-06-22
Filing date: 1988-06-22
Publication date: 1990-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明はトラクタの後部に三点リンクヒツチ機構のよう
な昇降装置を介して装着される農作業機のスタンドに関
するものである。

【従来の技術】

近年、三点リンクヒツチ機構または三点リンクヒツチ機
構を介して作業機を連結するとき、トラクタ側から作業
機側への動力伝達をわ行う動力伝達機構を同時に連結す
るようにした。いわゆる四点リンクヒツチａｍが、トラ
クタによって独自のしツチ機構として使用されるように
なり、このため、ｔｉ体全全高低い特殊な作業機１例え
ば代掻き装置、草刈り装置（モアー）等には、各種トラ
クタのしツチ機構に対応するスタンドを設けている。そして、トラクタに作業機を装着する際にはスタンドを
使用状態にし、作業中はスタンドを収納する不使用状態
にして使用している。

【発明が解決しようとする課題】

ところで、上記スタンドの使用状態と不使用状態との切
換えは、すべて係止ピンの挿脱によって行っており、こ
のため、作業者はいちいちトラクタから降りてピンの挿
脱操作をする必要があり、面倒であるばかりでなく、場
合によっては足場の悪い圃場に降りて作業しなければな
らなかった。本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、ト
ラクタに装着された作業機のスタンドを使用状態から不
使用状態にするとき、トラクタの牽引によって自動的に
行えるようにしたトラクタ用作業機のスタンドを提供し
ようとするものである。

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために本願発明は、トラクタに昇
降装置を介して装着される作業機にスタンドを設けたト
ラクタ用作業機において、上記スタンドは、前後方向に
回動して使用状態と不使用状態とに変位可能に作業機に
枢支され、かつそれぞれの状態に弾性保持されるように
構成し、また、上記スタンドを使用状態にしてトラクタ
により作業機を牽引しなとき、作業機の移動によりスタ
ンドが不使用状態に回動するように構成し、さらに、上
記スタンドの接地部に、スタンドを使用状態にして作業
機を牽引したとき、地面との掌擦力を高める抵抗部を設
けたことを特徴とするものである。

【作　　　用】

上記の構成によって本発明は、スタンドの使用状、１か
ら不使用状態へ、また、不使用状態がら使用状態への切
換えが容易に行える。また、スタンドの使用状態から不
使用状態への移動が、トラクタにより作業機を牽引する
動作により自動的に行われる。さらに、スタンドが使用
状態から不便用状態になる際、抵抗部が地面との牽擦力
を高めてスリップすることなく不使用状態にする。

【実　施　例】

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。第１図において、符号１はロータリ代掻き装置で、この
代掻き装置１は、図示省略したトラクタの後部に三点リ
ンクヒツチ機構を介して昇降可能に装着されるもので、
トラクタ、三点リンクヒツチ機構を含め周知のものと同
様のものである。ロータリ代掻き装置１の本体フレーム
２の左右両側部には、Ｌ字型をしたスタンド３がビン４
により前後方向に回動自在に枢支されている。このスタ
ンド３の回動範囲は、スタンド３が実線で示す使用状態
のとき当接する下部ストッパ５と、スタンド３が仮想線
で示す不便用状！ＩＱ（収納状態）のとき当接する上部
ストッパ６との間である。また、スタンド３の基部に設
けたばね係止ピン７と本体フレーム２に設けたばね係止
ピン８との間にトグルばね９が張設されている。上記ビン４．下部ストッパ５．上部ストッパ６等は、第
２図および第３図に示す取付板１０に取付けられ、取付
板１０は本体フレーム２に固定されている。またビン４
は、鍵形をして取付板１０に固定されたブラケット１１
と取付板１０を貫通し、スペーサ１２．ワッシャ１３等
を介装して抜は止めされている。また、スタンド３の先
端下部（第１図の使用状態で）にはゴム板１４が添着さ
れている。なお、上部ストッパ６のスタンド３との当接
部分には、ゴムのようなＨ＆材を設けておくとよい。このような構成のトラクタ用作業機のスタンドにおいて
は、トラクタの三点リンクヒツチａ楕に代掻き装置１を
装着するときは、スタンド３を第１図で実線で示す使用
状態にしておいて三点リンクヒツチ機構に連結する。そ
して、代掻き作業を行うときは、三点リンクヒツチｉ構
のロアリンクを上下動させる油圧シリンダをフリーにし
てトラクタを前進させて代掻き装置１を牽引すると、ス
タンド３がその先端のゴム板１４の摩擦によって地面を
滑ることなくピン４を中心に後方に向は回動し、代掻き
装置１をやや押し上げなからトグルばね９を伸ばしつつ
回動してトグルばね９がピン４の中心Ｏを越えて支点越
えすると、スタンド３はトグルばね９の収縮作用によっ
て跳上げられて上部ストッパ６に当接し、第１図で仮想
線で示す不使用状態となる。従って、トラクタの操縦者
はトラクタから降りることなくスタンド３を使用状態か
ら不使用状態に自動的に変位させられる。そして、直ち
に代掻き作業を行うことができる。なお、スタンド３と
上部ストッパ６との当接部分に緩衝材が配設されている
と、機体振動による騒音を防ぐことができる。代掻き作業を終了しなときは、三点リンクヒツチ機構に
より代掻き装置１をやや高く持上げておき、手によりス
タンド３を使用状態に回動してやればよい。なお、上記ゴム板１４はスパイク状のものにしてもよく
、要するに地面との間に摩擦力が発生する構造のもので
あればよい。

【発明の効果】

以上説明したように、本発明のトラクタ用作業機のスタ
ンドによれば、スタンドをトグルばねにより使用状態と
不使用状態とに保持するようにしたので、その使易性が
極めて良好である。また、スタンドを使用状態にしてトラクタにより作業機
を牽引するだけでスタンドが不使用状態となるので、作
業者はトラクタから降りることなく作業ができ、能率的
であると共に、水田等の足場の悪い圃場に降りる必要が
ない。さらに、スタンドの接地部に抵抗部を設けなので、スタ
ンドを使用状態にしてトラクタにより作業機を牽引して
スタンドを不使用状態にするとき、抵抗部の地面に対す
る摩擦によりスタンドがスリップすることなく確実に回
動し、スムーズに不使用状態にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は代掻き装置にスタンドを装着した側面図、第２
図はスタンド装着部の拡大側面図、第３図はスタンド装
着部の拡大断面図である。１・・・代掻き装置、２・・・本体フレーム、３・・・
スタンド、４・・・ピン、５・・・下部ストッパ、６・
・・上部スＩ・ツバ、７，８・・・ばね係止ピン、９・
・司−グルばね、１０・・・取付板、１１・・・ブラケ
ット、１２・・・スペーサ、１３・・ワッシャ、１４・
・・ゴム板。特許出願人　　　　小檎工業株式会社代理人　弁理士　　小　橋　信　淳

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トラクタに昇降装置を介して装着される作業機に
スタンドを設けたトラクタ用作業機において、上記スタ
ンドは、前後方向に回動して使用状態と不使用状態とに
変位可能に作業機に枢支され、かつそれぞれの状態に弾
性保持されるように構成したことを特徴とするトラクタ
用作業機のスタンド。
（２）上記スタンドを使用状態にしてトラクタにより作
業機を牽引したとき、作業機の移動によりスタンドが不
使用状態に回動するように構成したことを特徴とする請
求項（１）記載のトラクタ用作業機のスタンド。
（３）上記スタンドの接地部に、スタンドを使用状態に
して作業機を牽引したとき、地面との摩擦力を高める抵
抗部を設けたことを特徴とする請求項（１）および（２
）記載のトラクタ用作業機のスタンド。